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2010年11月

2010.11.30

■空中浮揚メカニズム探索 テンヨー製「浮宙儀」「ファンタジーユニバース ゼウス デュオ」 : Levitation Mechanizm



 昨日の記事 ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」関係で、磁力による各種浮遊物を調べた。このリンク先によると、地球儀やコマからジンベイザメ(!)まで、磁力で浮遊するグッズが、いくつかあるようだ。
 リンク先に掲載されているもので、特に興味を持ったのが、斥力だけで下から直径14cmの地球儀を浮かせてるテンヨー製「浮宙儀」!
 これはヤノベケンジの個展「レヴィテイション」における作品「黒い太陽」とかなり近いものと見受けられる。
 そこでそのテンヨー製「浮宙儀」の作動原理の謎を探索!

テンヨー製「浮宙儀」

"世界初!永久磁石による連続長時間浮遊!
誰もが夢見た物体の浮遊装置がついに完成!
上からのささえがなく、台に入ったマグネットの反発だけで物体が宙に浮く。 そして、一度浮いた物体は、そのまま浮き続ける。
この世界初の技術は、フランスの物理学者、シムレー博士とそのチームが完成させた。
【同梱内容】 専用地球儀(直径14cm),強磁石ベース,ACアダプター,取扱説明書"

テンヨー|ファンタジーユニバース デュオ/ゼウス
 株式会社テンヨー

"テンヨーの前身は1960年に設立された天洋奇術研究所。それまで専門家だけのものだった手品の道具を、一般の人に向けて販売することからスタートしました。当時は、プロのマジシャンになりたいという人が多く集まり、初代の引田天功さんもここから育っていきました"

 テンヨーは、手品グッズとかジグソーパズルのメーカ。そしてあの引田天功も関係していたらしい。

 そしてテンヨー製「浮宙儀」について、上の文章から明らかに磁力利用の浮揚のようだが、ACアダプター付なので制御してそう。大きさは直径14cm、ヤノベケンジ「黒い太陽」は10cmとそれよりは小ぶりである。

テンヨー「浮宙儀」デモ動画

 こちらの動画、フランスの物理学者シムレー博士が実演(なんか怪しげな博士(^^;))。なんと地球儀だけでなくワイングラスが縦に浮いている。しかもワインを注げる!

後継機「ファンタジーユニバース ゼウス FU-02」(Amazon)

 こちらは直径8.5cm。こちらは浮上とともにLEDで電池レスで光る! 回っているのでベースにつながったACアダプタの電力で回転させ地球儀内部で発電させているかも。
 これがあれば、まるで青い地球を我が手にしたかのようだ。気分は地球侵略者(^^;)。

テンヨー製浮遊地球儀「ファンタジーユニバース ゼウス FU-02」動画

 なかなか幻想的! 回るスピードはヤノベケンジ「黒い太陽」とほぼ同等に見える。

[WBS]トレたま 浮く地球儀:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

"宙に浮き、自転のように回る地球儀。地球儀と土台、両方に仕組まれた磁石の反発力を利用している。浮かすのに少しコツがいるが、一度浮かせば半永久的に浮かぶ"

 そしていよいよ謎が解明された。

Photo_2

 これはワールドビジネスサテライト2009.1/4のトレたまコーナーの映像からの引用。
 テンヨー浮遊地球儀「浮宙儀」「ファンタジーユニバース ゼウス 」のメカニズムについて、分解映像とテンヨー開発部 小田肇氏の言葉で説明されている。詳細は動画を見てもらうとして、ベースに搭載されたセンサと4つの小さな電磁石で、磁石が傾いて付けられた円盤を浮かせている構造。この円盤が地球儀に仕込まれている。
 回転は、最初に地球儀を置いた時に、手でトルクを与えて、後は惰性で回るようになっているようだ。接触部がなく、空気抵抗だけなので、かなり長時間回転し続けると考えられる。
 たぶんヤノベケンジ作品も同原理ではないかと邪推する。
 これによりヤノベ作品の驚異が減じられる物ではないと思う(^^;)。こうしたメカニズムが浮揚のひとつの例だと考えていただきたい。

◆関連リンク
『ファンタジーユニバース デュオ』(Amazon)
 こちらはもう一つのテンヨーの製品。
 ポイントは、地球だけでなく、付属の円盤を仕込むと、150g以下のものなら何でも浮揚させられること! 僕は思わずコレをポチってしまった!!
支えなしで浮遊回転する不思議な地球儀「ファンタジーユニバース」 - GIGAZINE
Levitation Arts社
 ここは別方式なのか、アメリカでのPatentを3本所有とか。
YouTube - Magical GRAVITRON Levitation Technology From Levitation Arts
 Levitation Arts社のデモビデオ。いろいろなものが浮遊している!

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2010.11.29

■感想 ヤノベケンジ個展「Levitation:レヴィテイション」@山本現代

Photo     (写真は、下記の山本現代公式ブログより転載)
YAMAMOTO GENDAI : ヤノベケンジ個展「Levitation」@山本現代

"ヤノベの初期作品を思わせる禍々しい彫刻作品が、宙に浮いております。 (ワイヤーで下の台座に引き留められています。) なぜ、この生き物らしきものが座禅を組んでいるのか? 腹部に抱えている太陽は何を表しているのか? 様々な疑問が湧き出てきます。"

 ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」を観た。空中浮遊する70cmほどの作品"レヴィテイション"が電磁石の切り替えで、すーっと動くのに魅了され50分ほど佇む(^^)。いつもヤノベ作品を見るとその空間に何故だか居続けたくなるのだけれど、今回もそんな衝動は同じであった。

 ギャラリー受付で写真撮影の可否を聞いたら、作家に確認しないといけないけれど電話でつかまるかどうか。写真が必要であれば、山本現代の公式ページの写真はクレジット付ならBlogで使用してもらって構いませんと言われたので、冒頭に転載させていただいた。

■「レヴィテイション(空中浮揚)」

 個展最大の作品はその名も「レヴィテイション(空中浮揚)」(写真右側)。
 展示はガラスのない展示台の枠の中、天井に4つの電磁石、そして下からワイヤ2本で固定。彫像作品は鉄板の溶接で中は空洞。その頭頂内部に磁石か鉄の固まりが入っていて、磁力で吊上げてある。磁力による風船のような形態である。
 作品に近づくと、電磁石のブーンという微かな高周波励磁音が聴こえる。

 そして、当研究所分室(^^;)shamonさんのひねもすのたりの日々レポートに詳細があるが、この70cm程の作品は実は動く!

「ヤノベケンジ”レヴィテイション"」 in 山本現代: ひねもすのたりの日々

"定期的に前へ後へと交互に動く んですよ(^^;。 DVDを見ててガタガタガタッと音がしたので振り返ったら 位置が変わってる!!!!アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! びっくりしたよ、もう(^^;。 説明してくださったギャラリーの方によると 「天蓋に設置した装置(4つあり、遠目に各々20cm四方?)に長い間通電できない」 ので、5分おきに動かさざるを得ないそうです"

 頭上の電磁石は前後の2セットが、5分ごと切替えられる。
 その様に胸が騒ぐ。何の前触れもなくスルっと像が20cm程前後へ転位した後、ワイヤと像の共振でガクガクと音がして、像は5cmほど揺れる。
 しばらくして振動は 減衰し静止したかに見えるが、わずかな揺れが残っている。間近で食入るように観ていると、動いた時に枠からはみ出てくるような禍々しさがある。もし枠の中に頭を入れてみていたら、きっとぶつかるだろう(^^;)。

 静止している時より動いている時が(つまり飛行!!)、特に動悸を誘発される。
 この機構で頭上の電磁石を長ーく並べれば、浮いて飛んで行くわけで、これも観たいww!

 そしてオブジェについて。
 赤い光の丸い眼、鎧のように見える体と、錆と黴を模したような塗装の表面テクスチャ。禍々しいが、この丸い眼の穏 やかな表情により、奇妙なアンヴィバレンスなイメージ。写真よりも不思議な雰囲気が漂う。この雰囲気は視覚だけでなく、もしかすると、強烈な電磁波を三半規管が感知しているのか!?(^^;

 「レヴィテイション」が手にしているのは金色の太陽。これは体から支柱で支えられている。テスラコイルで内部に光電を発した巨大な半球 「ULTRA 黒い太陽」からの系譜である。

■「黒い太陽」

 そしてもうひとつの今回の作品、磁力で1cmほど浮上しながら回転する10cmの「黒い太陽」。これは『ヤノベケンジ―ウルトラ』展の作品「ウルトラ-黒い太陽」が巨大な半球に円錐のトゲが出ていたのに対して、全球に同様の円錐のトゲが付いたもの。

 これが、1秒に約4回転のスピードで水平に回っている。これは「レヴィテイション」と異なり下に仕組まれた電磁石と、作品に内蔵された永久磁石の反発力と、自重のバランスで浮いているようだ。よーく観ると時々僅かにミソスリ運動をして、すぐ後に安定。この運動を見る限り、たぶん電子制御が入っているのだろう。

 もしこれが巨大で浮揚する作品で、さらにテスラコイルから放電を受けたら凄い迫力になるのではないか。
 太陽はヤノベアートではチェルノブイリの廃墟になった幼稚園の太陽の絵が原点なのだと思う。
 放射能の悲劇の象徴と光の希望。これを黒い禍々しい像と放電の光で巨大なものとして表現されたら....。どういうイメージが脳内に展開するのか想像するとワクワクする。

■『MYTHOS ミュトス展』の記録映像

 今回の個展のもうひとつの収穫は、この8分のビデオが観られた事。

 「放電」のシーンでテスラコイル上空の数十cmの「黒い太陽」に雷光が飛んでいるのを発見! 今までネットでいくつか動画を見ていたのだけれど、暗闇と電光でこの黒い太陽を見逃していた。
 先日ツィートしたヤノベケンジ公式HPに現れる、全球黒い太陽はこれだったみたいだ。

 ということでヤノベケンジ個展について、興奮のリポートでした。
 興味のわいた皆様、開催は港区白金のギャラリー山本現代にて12/4まで。
 今回 shamonさんに教えてもらったが、都営バス「光林寺前」バス停下車が便利です。(地図 http://bit.ly/eVvvio)

■そして、明日の記事「空中浮揚メカニズム探索」に続く(^^;)。

◆関連リンク
review:ヤノベケンジ個展「レヴィテイション」: ex-chamber museum
 こちらのページでいろんな角度からの写真が観られます。

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2010.11.26

■コンゴのアーティスト ボディス・イセク・キンゲレス:Bodys Isek Kingelez 超模型未来都市

Photo

Bodys Isek Kingelez Biography - Pigozzi Collection 2010 - Contemporary African Art Collection.
 昨日のメビウス展の情報を探索していて見つけたコンゴのアーティスト Bodys Isek Kingelez の作品。
 カラフルな未来都市アートが楽しい。僕らの世代だと、このビジュアルは、円谷のセンス。科特隊魂、炸裂(^^;)って感じですね。
 色とデザインがとても良い。

 そしてこの色とデザインから、以前に展示会を見たフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーとかも思い出す。どこかで通底してますよね。

◆関連リンク
THE MAGAZINE | Bodys Isek Kingelez

"自ら「究極の建築」「超模型」と称する作品(理想と空想の都市)を制作してきた彼独特のプロポーションバランスに保たれた複合建築物は、誰のマネでもない、自分達の価値観や文化に従い、民俗生活がおくれる様に設計された、ある種真面目な建築デザインと言える"

Isek Kingelez - Google 検索
Bodys Isek Kingelez - Wikipedia, the free encyclopedia
Y'not Report Revival: たくさんの目玉--カルティエ現代美術財団コレクション展.

"ボディス・イセク・キンゲレス(Bodys Isek Kingelez)の「第3千年世紀のキンシャサのためのプロジェクト」(1997年)。自ら「究極の建築」「超模型」と称する作品(理想と空想の都市)を制作してきた"

 今年開催された東京都現代美術館の「カルティエ現代美術財団コレクション展」でも、作品が展示されていたのですね! 調べてみると、この展示の公式HPに、「大3千年紀のキンシャサのためのプロジェクト」(1997)という作品である事がわかります。(公式HP 主な展示作品の3F大きな●をクリック)

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2010.11.25

■カルティエ財団美術館 メビウス展 "MOEBIUS-TRANSE-FORME"

(Découvrez Moebius à la Fondation Cartier : portrait d'un dessinateur de rêves sur Culturebox !)

MOEBIUS-TRANSE-FORME.COM - La ligne qui danse(公式HP)
Twitter / @藤原カムイ経由

"「MOEBIUS-TRANSE-FORME」図録リミテッドエディションがどうやら30部ほど残っているらしい。350€ 日本円で4万近い…リトグラフとシリアルナンバー付き。むう…"

 パリのカルティエ財団美術館で2010.10/12〜2011.3/13まで開催されているメビウスの今までで最大規模の展示会「MOEBIUS-TRANSE-FORME」。
 公式HPのトップ頁では、メビウスのイラスト制作動画が観られます。
 藤原カムイ氏がため息とともに紹介している図録は→ http://bit.ly/cNpan1
 これは確かに涎垂!!リンク先でインタラクティブに閲覧できるので、お試しあれ。

 それにしてもメビウス、インタビュー映像を見ると、ますます風貌も神!!

◆関連リンク
パリ カルティエ財団美術館 トランスフォーメーションでの作品上映

 "Les Possibilités du dialogue" Jan Svankmajer - "Well, That's Glasses" Atsushi Wada - "Dimension Bomb" Koji Morimoto

 和田淳,森本晃司,そしてシュヴァンクマイエルは「対話の可能性」!
Moebius “TRANSE-FORME” l’expo à fondation Cartier メビウス ”トランス-フォルム” カルティエ財団美術館にて « dekobot.

"おもにメビウスとして彼が50年以上も 追いかけ続けたテーマ、”メタモルフォーゼ”を主題に集めた展覧会で、GIRとしての作品も含めた数々の漫画の原画、油絵、デッサンなどの展示と、なによ り、今回自ら短編監督として、パリの有名な3DプロダクションBUFと今年製作した、”la planete encore”の上映、メビウスについて同じく今年に撮られたドキュメンタリーなど"

Artskills » Blog Archive » MOEBIUS-TRANSE-FORME
 展覧会のレポート。画像多数。
http://bit.ly/cNpan1
 パリのカルティエ財団HPにデイヴィッド・リンチのコペンハーゲンでのThe Air is on Fire展の紹介を発見。メビウスの頁と同じくインタラクティブにリンチの絵画が観られる。

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2010.11.24

■ウィリアム・S・バロウズ ドキュメンタリー映画 予告篇 Yony Leyser監督"William S. Burroughs A Man Within"

YouTube - William S. Burroughs A Man Within TRAILER
Welcome - William S. Burroughs: A Man Within(公式HP)

 公式HPには別バージョンの予告篇がある。
 老齢のバロウズ自身の他に、クローネンバーグ、ジョン・ウォーターズ、イギー・ポップ他が予告篇に登場している。

 老齢の枯れた風貌のバロウズが、ショットガンを撃ち、カットアップやペインティングの様子がイメージ映像としてインサートされている。

 はたしてどのようにバロウズを切り取った映画になっているか、興味深い。
 日本ではDVD発売くらいはあるのだろうか。

ウィリアム・S・バロウズ - Wikipedia

"出演(ドキュメンタリー映画)
『バロウズ』Burroughs(1984)    
『ケルアックに何が起こったのか?』WHAT HAPPENED TO KERUAC?(1985)    
『ローリー・アンダーソン 0&1 トップ』Home of the Brave(1986)
『ヘビー・ペッティング』Heavy Petting(1988)    
『アインシュタインの脳』EINSTEIN'S BRAIN(1994)    
『SEPTEMBER Songs 9月のクルト・ヴァイル』SEPTEMBER SONGS(1995)
『シェルタリング・スカイを書いた男 ポール・ボウルズの告白』LET IT COME DOWN: THE LIFE OF PAUL BOWLES (1998)
『ビートニク』The Source(1999)"

 バロウズの出ているドキュメンタリーってこれだけあるんですね。
 あの独特の風貌は映像に向くからなー。
Yony Leyser (burroughsmovie) on Twitter
 本作品監督のヨニイ・レイサーのつぶやき。
Yony Leyser - IMDb
 映画ははじめてのようですね。ここの顔写真、ちょっと眼が泳いでる(^^;)。

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2010.11.23

■CTスキャン3Dデータアート Rodolph Von Gombergh "Virtual life art"


Découvrez Rodolph Von Gombergh, roi du "Virtual life art" sur Culturebox !

 CTスキャンで撮った人体や果実の3Dデータを用いたアート作品"Virtual life art"。着眼点が凄く面白い。でもアートとしてはいまいちかなー。なんだろう、もっと発展性があるコンセプトだと思うのだけれど、、、。

 プロジェクション・マッピングと組み合せるとか(すみません、最近、こればっかで(^^;))、もっとリアルへ切り込んで来ると面白いのかも。

◆関連リンク
Rodolph Von Gombergh - Google 検索
YouTube - Olivia Adriaco - Femmes Transparentes.

VIRTUAL LIFE ART by RODOLPH VON GOMBERGH. Music Cool by OLIVIA ADRIACO.

 後半の断面図を動かしているところがちょっと面白い。
YouTube - Femmes Transparentes
 これも上に続き、女性の体。少し視線がヤバいかなって映像。
mep-fr.org - maison européenne de la photographie / ville de Paris

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2010.11.20

■CALF 和田淳特集上映@シアター・イメージフォーラム

CALF|和田淳特集上映

"劇場:シアター・イメージフォーラム
プログラムA 11/20(土)、22(月)、24(水)、26(金)21:00-
◆和田淳の作品
『夢現』2002、『笛』2002、『蠕虫舞手』2004、『係』2004、『やさしい笛、鳥、石』2005『鼻の日』2005、『春のしくみ』2010
◆世界の作品
『PLAYGROUND』 水江未来(日本)2010、『サムのホットドッグ』デイヴィッド・ロペズ・レタメロ(イギリス)2009、『悩ましい愛撫』ジェレミー・ブラー(フラン ス)2009、『オオカミたち』ラファエル・ゾンマーハルダー(スイス/イギリス)2009、『View』ナユン・リー(韓国)2009、『ミラマーレ』 ミカエラ・ミュラー(クロアチア/スイス)2009

プログラムB 11/21(日)、23(火)、25(木)21:00 START
◆和田淳の作品
『このマヨネーズはゆるすぎる』2002、『kiro no hito』2003、『子供の廻転の事』2004、『声が出てきた人』2006、『そういう眼鏡』2007、『わからないブタ』2010
◆世界の作品
『ホーンテッド・ハート』ウィノナ・リーガン(アメリカ)2009、『小さな家』クリスチャン・ホルム(エストニア)2009、『ベニーニ』エリ・ヴォリネン、 ジャスミーニ・オッテリン、ピンジャ・パルタネン(フィンランド)2009、『指を盗んだ女』銀木沙織(日本)2010、『野生』ポール・カボン(フランス)2009、『生命線』アンジェラ・シュテフェン(ドイツ)2009、『オルソリャ』ヴェラ・セデルケニイ(ハンガリー)2009
20日(土) 和田淳による舞台挨拶
21日(日) 鈴木卓爾さん(映画監督)
22日(月) 水江未来さん(Aプログラム 『PLAYGROUND』監督)
23日(火) 藤幡正樹さん(メディアアーティスト)
24日(水) 古川タクさん(アニメーション作家)
25日(木) 銀木沙織さん(Bプログラム 『指を盗んだ女』監督)
26日(金) しりあがり寿さん(漫画家)"

 和田淳さんの作品は、ふらっとアニメーションで『わからないブタ』しか観ていないのだけれど、そのシュールな作風は凄かった。冒頭に掲載した公式の予告篇を是非観て下さい。羊の出て来る「そういう眼鏡」なんて、このトレーラーのシーンだけしか観た事はないのだけれど、絶品ですね。
 初の回顧展ということで、まとめてみられるので、東京の方にはお薦め。
 僕は、CALFショップで12月に発売予定のDVD「和田淳作品集2002-2010」を購入して、来月鑑賞したいと思う。

◆関連リンク
・和田敦氏が大山慶氏と作った水木キャラのアニメーションも楽しみな映画、鈴木卓爾監督『ゲゲゲの女房』。予告篇にも鬼太郎で出ます。
CALF
和田敦twitter
・当Blog記事
 感想 ふらっとアニメーション CALF in 春日井

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■第15回 アートフィルム・フェスティバル

Photo 第15回 アートフィルム・フェスティバル プログラム
 (Twitter / さん経由)

"2010.11/19(金)~24(水)、30(火)~12/5(日)
*11/25(木)~28(日)は「第32回ぴあフィルムフェスティバルin名古屋」を開催。
*11月22日(月)、29日(月)は休館
会場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
料金:入場無料・申込不要(当日来場可)

<日本アニメーション・セレクション>
大山慶『HAND SOAP』、和田淳『わからないブタ』、北村愛子『服を着るまで』、石田祐康『フミコの告白』 、村本咲『サキのそばかす』

<ドキュメンタリー 友久陽志『或る音楽』+高木正勝新作『Ymene』>
他 多数"

 名古屋で開催されているアートフィルム・フェスティバル。
 プログラムを是非ご覧下さい。多彩なフィルムが目白押し。
 僕も行きたいんですが、いろいろと所用があって、行けますか、どうか。せっかくの名古屋での貴重な機会なんだけれどなー。

 まずは告知という事で、簡単ですが、御紹介まで。近郊の方は是非。

◆関連リンク
第32回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)  鈴木卓爾、矢口史靖監督『ワンピース2010夏』

"10作品/約60分 監督:鈴木卓爾、矢口史靖 出演:田中要次、唯野未歩子、森下能幸、寺十 吾、宇野祥平、猫田 直、塩野谷恵子 他 1つの場面をワンカットで、カメラを動かさずに撮影する。その上編集・アフレコも一切しない、というミニマムな作業量で作り上げられた短編作品群、『ワンピース』"

 11/25(木)19:00 - 平日では行けません! 観たいのに。

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2010.11.19

■ビクトリア朝スチームパンク『ボイラープレート:BoilerPlate』予告篇

BOILERPLATE: History of a Victorian Era Robot(公式HP)
 (付録部 blog-buさん経由)

"ビクトリア朝時代 1880年代にアーチボルド・キャンピオン Archibald Campion 教授によって開発されたロボット、ボイラープレート Boilerplate が発表されたのは1893年のコロンビア博覧会でのこと"

 素晴らしいスチームパンク。ロボットの名はBoilerPlate:BP、仲間だ(^^;)!という冗談はともかく、動画も公式HPも架空の歴史を見事に表現していて面白いので御紹介。

 twitterでつぶやいたら、下記のような情報をいただきました。

Twitter / @クリハラさん

"@butfilp これ、JJエイブラムスが映画化権取得してるんですよね。近日大公開かもしれません"

 JJ Abrams To Produce "Boilerplate" - Comic Book Resources等に情報があります。
 IMDbには、J.J. Abrams : J.J.エイブラムスBoilerplate (2013)には2013年公開予定という他、ほとんど情報がない。

 上のトレイラーは、もちろんJ.J.エイブラムスのものではないが、このテイストを是非映画でも活かしてほしいものである。これを大画面で観たい(^^;)。

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2010.11.18

■地球侵略SF映画 "Battle: Los Angeles" "Seres: Genesis" "Skyline"

Sf

 アメリカで地球侵略映画の公開ラッシュ。

 子供の頃、60年代SF映画によって、宇宙人が地球侵略をする光景を何度か体験し、そんな光景をいつか現実に観たいと思ったのは僕だけではないはず(^^;)。
 おそらく生きている間に、それが現実に起こる可能性がゼロである事は、宇宙人の経済効率を考えると、残念ながら確実であるw。

 ということで、60年代とは桁外れにフォトリアルで現実に近い侵略映像が作れるようになった現在、疑似体験としてのインパクトが子供時代に勝るかどうかはともかく、少なくとも映像のリアル度として、下記の3本の日本公開を楽しみに待ちたいものである。

Jonathan Liebesman監督
 Battle: Los Angeles - Movie Trailers - iTunes
 http://www.battlela.com 公式HP
 11.3/11 米公開

"For years, there have been documented cases of UFO sightings around the world - Buenos Aires, Seoul, France, Germany, China.  But in 2011, what were once just sightings will become a terrifying reality when Earth is attacked by unknown forces.  As people everywhere watch the world's great cities fall, Los Angeles becomes the last stand for mankind in a battle no one expected.  It's up to a Marine staff sergeant (Aaron Eckhart) and his new platoon to draw a line in the sand as they take on an enemy unlike any they've ever encountered before."

Angel Mario Huerta監督
 Seres: Genesis - Movie Trailers - iTunes
 http://www.seresmania.com 公式HP
 10.10/29 米公開

"When a young girl is found amid the wreckage of an accident caused by an alien craft, Mariel (Alejandra Barros), head of a secretive task force investigating the paranormal, must solve the riddle of a frightening message the girl delivers which suggests humanity is on the verge of extermination by a hostile alien force."

Colin Strause, Greg Strause監督
 Skyline - Movie Trailers - iTunes
 http://www.iamrogue.com/skyline/ 公式HP
 10.11/12 米公開

"In the sci-fi thriller Skyline, strange lights descend on the city of Los Angeles, drawing people outside like moths to a flame where an extraterrestrial force threatens to swallow the entire human population off the face of the Earth."

◆関連リンク
当Blog記事
感想 S・スピルバーグ『宇宙戦争』WAR OF THE WORLD

 

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2010.11.17

■新刊メモ 『エステルハージ博士の事件簿』『異星人の郷』『黒沢清、21世紀の映画を語る』

アヴラム・デイヴィッドスン『エステルハージ博士の事件簿』
 (河出書房新社)

"架空の小国で起こる難事件を、博覧強記のエステルハージ博士が解決。唯一無二の異色作家による、ミステリ、幻想小説、怪奇小説を超えた傑作事件簿。世界幻想文学大賞受賞。解説:殊能将之"

 奇想コレクション『どんがらがん』が衝撃的だったアヴラム・デイヴィッドスンの作品が翻訳される。これは必読(^^)。

マイクル・フリン『異星人の郷 上』

"14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。灰色の肌、鼻も 耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。かれらは悪魔か?だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト"

マイクル・フリン『 異星人の郷 下』

"現代のフィラデルフィアで、統計歴史学者のトムは、14世紀に忽然と消えた小村の謎を追っていた。同居する宇宙物理学者のシャロンは、光速変動理論を調べるうち、ひとつの宇宙論に到達した。二人の研究によって見出された真実とは。黒死病の影が忍び寄る中世の生活と、異なる文明を持つ者たちが相互に影響する日々を克明に描き、感動を呼ぶ重厚な傑作。ヒューゴー賞最終候補作"

 表紙とあらすじを読んでワクワク。
 「黒死病の影が忍び寄る中世の生活と、異なる文明を持つ者たちが相互に影響」ってところが特に。

『黒沢清、21世紀の映画を語る』

"映画とは何か、映画監督とは誰か、映画館とはどんな場所か? 20世紀のスクリーンに掛けられたそんな巨大な疑問符に向けて、黒沢清が語りつくす21世紀の映画論。 ソウルやアメリカ・イェール大学など、海外での講演を含め、2006年から09年までに行った12の講演を載録。 小津安二郎、大島渚からスティーヴン・スピルバーグ、フェデリコ・フェリーニまで、東西の監督たち、映画たちについてひとりの監督の立場から語りつつ、映画の未来を見据える講演集"

 Amazonで『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』 を買った人の多くが『黒沢清、21世紀の映画を語る』を買っているとリコメンドされたので、この本の存在を知った。バラードと黒沢清の関係は謎だ。

 そういえば、黒澤清の新作情報を聞かないが、どうなってるんだろうか。早く次回作を!

 

◆関連リンク
・殊能将之氏のアヴラム・デイヴィッドスン短編考課表
どんがらがん』インタビュー:殊能将之先生(Anima Solaris)
 『エステルハージィ博士の事件簿』についても語られている。
アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』
一峰 大二『どんがら がん坊〔完全版〕』

"<どんがら がん坊> 時は戦国、世は乱れに乱れていた頃——、 この騒ぎを鎮めて天下を取ることを志す少年豪傑 どんがら がん坊が嵐を巻き起こす! つぎつぎ現れ る悪の忍者、科学者、そしてがん坊と同様に天下取りを目指す悪人たちに、 負けるな! どんがら がん坊!!"

 単にタイトルつながりですが(^^;)、アヴラム・デイヴィッドスンで読みたいストーリーw。

マイクル・フリン著作一覧|東京創元社

当Blog記事
感想 アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』bumberboom

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2010.11.16

■「テオ・ヤンセン展~生命の創造~」@日本科学未来館 シアメシス
 & 大人の科学「テオ・ヤンセンのミニビースト」

Siamesis 2010 from Strandbeest on Vimeo

企画展『「テオ・ヤンセン展~生命の創造~」物理と芸術が生み出した新しい可能性』 | 日本科学未来館.

"本展では新旧計13体の「ビーチアニマル」を展示。世界初公開となる「シアメシス」(体長15メートル)をはじめとする、巨大作品2体と小型作品(体長4メートル)2体が、会場内で巧妙な動きを披露します。

開催期間     2010年12月9日(木)~2011年2月14日(月)
開催場所     日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンb
開館時間     午前10時~午後5時(入館は閉館時間の30分前まで)
休館日     毎週火曜日(ただし、1月4日は開館)"

 昨年年初の日比谷『-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展』に続き、オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンの大規模な展示会が日本科学未来館で開催される。世界初公開の「シアメシス」(体長15メートル)の巨体が圧倒的ではないかと予想される。
 そして調べてみたら、新作「シアメシス」(体長15m)の動画があった(冒頭)。綴りは、Siamesis。思ったよりダイナミックだけど、個々の脚の動きは繊細だ。動力も電子制御装置も持たずにこの精緻な動きは驚異的だ。

 でも生物を名のるなら、神の創造物なのだから、精緻で当たり前かも(^^;)。

 シアメシス:Siamesisの語源は、Siamese:「シャムの」。
 wiki 結合双生児によると「シャム双生児」という言葉使いは本来結合双生児には適切ではないが、通称で定着してしまっているから使用したのか。
 で、そこから本来の日本語はシアメシス→シャムシスが正しいのかも?

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テオ・ヤンセンのミニビースト | 大人の科学マガジン 動画

" テオ・ヤンセン氏監修のもと、風で動く小型のストランドビーストがふろくに登場。試作を見たヤンセン氏は、ふろくにAnimaris Ordis Parvus[小さい(パルビス)オルディス型(Ordisはヤンセン氏の作品群の名称)のアニマリス(ラテン語で動物)]の名を与えた。

A4変型判/100ペ ージ/2011年1月発売予定
予価:3,500円(税込)"

 そしてタイミングを合わせて、大人の科学がまたしてもやってくれます!
 リンク先の動画を観ると、まさにあの動きを再現してくれています。しかも動きがスムーズ。
 あ、でもスムーズなのは当たり前か、テオ・ヤンセンが廃物で作っているところを玩具とはいえ、しっかりした工業製品として製造しているわけだから。
 これは期待できます!

◆関連リンク
テオヤンセン日本オフィシャルサイト
STRANDBEEST
Ventosa Siamesis | Flickr - Photo Sharing!
 シアメシスを上から見た写真。構造がわかります。

Theo Jansen - Google ビデオ
Dailymotion - TEDTalks_ Theo Jansen (2007), a video from tedtalks. www.ted.com, Tedtalks, biomechanics, Theo, creatures.ヤンセンが解説
Theo Jansen『The Great Pretender』

当Blog記事
・見学記 2009.1『-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展』-1
・見学記 2009.1『-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展』-2
・Theo Jansen- テオ・ヤンセン展

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2010.11.15

■JGバラード「クラッシュ」展@ロンドン ガコジアンギャラリー Crash: art and JG Ballard collide at the Gagosian gallery

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Twitter / @滝本誠

"ロンドン、ガコジアンギャラリーのJGバラード「クラッシュ」展カタログを横に置いて、「人生の奇跡JGバラード自伝」(東京創元社)に読み耽る"

 滝本誠さん(@noirtaki) がつぶやかれたバラード「クラッシュ」に関するアート展について、調べてみた。

JGバラード「クラッシュ」展:Crash@Gagosian gallery in London 公式HP
 展示は「クラッシュ」に関係して自動車事故を扱ったウォーホールや、ポール・デルボーの作品もあったようだ。
 そして右が、「クラッシュ」のポスターイメージ。
 やはり2枚目のマリリン・モンローとおぼしき写真が強烈な印象を残す。(ぬさんにご指摘いただきました。ここはマリリン・モンローでなく、Jayne Mansfield:ジェーン・マンスフィールドが正解のようです。バラードの短編版「クラッシュ!」にはジェーン・マンスフィールドに関する記述があるようですし、クローネンバーグの映画でも言及されているとのこと(既に忘却の彼方。ネットで今、調べました)

 その他、下記リンクに作品の写真等が紹介されている。かなり刺激的な写真もあるので、気の弱い方は御注意を。

Crash: art and JG Ballard collide at the Gagosian gallery | Art and design | guardian.co.uk

Private view podcast: Adrian Searle describes Crash, art's homage to JG Ballard at the Gagosian | Culture | guardian.co.uk

JG Ballard | Books | guardian.co.uk

◆関連リンク
Crash! (1971): 映画評論家緊張日記.

" 『残虐行為展覧会』に収録されている「衝突!」crash!という短篇だ。(略)あまり知られていないのだが、実は本作は映像化されている。ハーレー・ コークリスというBBCのディレクターが作った実験映画のようなものである。長年見たいと思っていたのだが、ひょんなことからyoutubeにあるのを発 見した。
 若き日のバラード本人(ナレーションも)ももちろん見所だが、注目は相手役を務めている女優。これなんと、ガブリエル・ドレイク。『謎の円盤UFO』のエリス中尉である!"

・そしてそのYoutubeの動画"crash!"
  YouTube - Harley Cokliss"Crash!" (1971)
 バラードが車を運転し、事故の残骸を見て歩く。そして並行してミニスカートのエリス中尉の幻影を観る。一見の価値あり。17分の作品。
『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』
 上海のバラード少年が表紙。リアル『太陽の帝国』ですね。
Gagosian Gallery (Gagosian) on Twitter
mixi Gagosian Gallery コミュ
 バラード展の情報は残念ながらない。

・当Blog記事
 サム・スコギンズ監督 J・G・バラード原作『夢幻会社』 Sam Scoggins: 'Unlimited Dream Company' Film
 自主制作の『無限会社』。
フセイン・チャラヤン展:Hussein Chalayan

"ドレスの胸元には割れた車のフロントガラスが取り付けられている。最後のドレスは、まさに衝突の瞬間をあらわしている。スピードの真っ只中にあり、衝突の 原因と結果を同じ時空間に包含する。これら三着のドレスには大破した車やナンバープレートのイメージがあしらわれている"

 『クラッシュ』みたいだ。

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2010.11.12

■ヤン・シュヴァンクマイエル『サバイビングライフ』メイキング

Photo_2

Přežít svůj život pracovní foto(アタノオル公式サイト)

 先週、2010.11/4にチェコで公開されたヤン・シュヴァンクマイエルの新作長篇"サバイビングライフ Surviving Life:Přežít svůj život"。制作風景スナップ41点が制作プロダクションであるアタノオルのサイトで公開された。やはりアナログな切り絵アニメート。一部PCを覗いている写真もあるので、なんらかの形でディジタルがシュヴァンクマイエルのスタジオにも入って来たようだ。

 今回、特徴的なのが街の写真を背景に、人物の写真の切り抜きを多用しているところ。予告篇に観られるようにこの手法によって画面にコミカルな雰囲気が横溢している。

◆『サバイビングライフ』メイキング映画
 Presit svuj sen (Oralne variacie na sen/film Jana Svankmajera) (2009) - IMDb.

"An Agnes Dimun's graduate documentary film capturing Jan Svankmajer during the making of his new film Surviving Life. A mosaic pieced together from fragments of film shooting plunges the viewer into the depths of the maestro's alchemy of creation, incessantly oscillating between dream and reality."

 IMDbによると、この新作のメイキングドキュメンタリーが昨年作られていたようだが、どんなものか、詳細情報が見つかりません。(関連リンクに一部情報らしきものを掲載)

◆ヤン・シュヴァンクマイエルとエヴァ・シュヴァンクマイエロバー作品展示
 Exhibitions Eva Švankmajerová (アタノオル公式サイト)

10/08/2010 – 12/12/2010 Sala Expo La Alhondiga Segovia: Possibilities of dialogue SEGOVIA, SPAIN

10/22/2010 – 01/23/2011 Luc Tuymans: A vision of Central Europe BRUGGE, Groeningemuseum, BELGIUM

March 2011 – 05/31/2011 PRAGUE, Dům U Kamenného zvonu, CZECH REPUBLIC

04/15/2011 – July 2011 Diaf, German Institute for Animated Film RESDEN, GERMANY

June 2011 – September 2011 Kunsthalle Karlsruhe and Wien WIEN, AUSTRIA

 ヤン・シュヴァンクマイエルの新作を紹介しているこのアタノオルのサイト、他にも展覧会情報他、盛りだくさんのコンテンツ。
 嬉しいのはヤンとエヴァ・シュヴァンクマイエロバーの展覧会についても紹介されていること。そして彼女の傑作メディアム・ドローイングの絵が掲載されている!
 検索してもなかなかこれ以上の情報が見つからないが、メディアム・ドローイングがどこかで公開されているとしたら、あの魔的な世界を観られる観客は幸せである。

◆関連リンク
DL-Access.

"Presit svuj sen Oralne variacie na sen film Jana Svankmajera.FullVersion"

 ここでメイキング・ドキュメンタリーをダウンロードできそうなのに、サインアップしようとすると有料に。よくわからないので、有料サインアップしていません。本当に落とせるかどうかも不明なので、皆様、お気をつけて、自己責任でお願いします。もしうまく行ったら教えて下さい。
これからの上映 « 豆風ライブハウス 代官山「晴れたら空に豆まいて」

"「ヤン・シュヴァンクマイエル ナイト」 2010.11.15.月.
【上映】 「ヤン・シュヴァンクマイエルのキメラ的世界」 「2004 年大回顧展「フード」の記録映像」"

 この回顧展「フード」の記録映像も大いに興味があります。これについても情報があればご教示を。

・当Blog記事
 『GAUDIA(ガウディア)造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル』
  エヴァさんのメディアム・ドローイングについて

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2010.11.11

■感想 ピート・ドクター, ボブ・ピーターソン監督"UP:カールじいさんの空飛ぶ家"

Angel_falls

ディズニー 「カールじいさんの空飛ぶ家」公式サイト

 ピート・ドクター,ボブ・ピーターソン監督"UP"をレンタルBlueRayで観た。
 3D定番の飛行映画。立体映画として劇場へ行かなかったことを後悔。
 素晴らしいCG映像、そして南米ギアナ高地。メインスタッフがベネズエラにロケハンした成果が生々しく活きている。(ブルーレイディスクに特典映像として入っているのが、「南米ベネズエラ冒険記」。ギアナ高地という言葉は何故か出てこない。映画の「パラダイスフォール」はテーブルマウンテンのアウヤンテプイ(Wikipedia)エンジェルフォール(Wikipedia)がそのモデル。実物のエンゼルフォールの3倍の高さ。)

 あの奇想な場所へ多分初めて芸術家が立って感じたことが画面の隅々に活きている。アーティストによる自然の景観の受容と表現。月とかも含めて、もっとこうしたアプローチが実施されるといいと思う。
 (引用写真 左がギアナ高地エンジェルフォール、右が"UP")

 しかしPIXARのCG、質感がますますUpしてますね。うちでは、これを立体視できないのが残念でたまらない。あとジョン・ラセターのもとで、彼より少し若い監督が頑張っている。

 物語について。今はうちの子供達は大きくなって親父とはいっしょに観てくれないのだけれどw、最高の家族映画ですね。

 あ、"UP"も良かったけれど、一度ギアナ高地を、IMAX 3D とか、立体映画で観てみたい。ハイビジョンでは何度もBS等で見ているのだけれど、あの景観を実写でも立体視したい!

◆関連リンク
BD『カールじいさんの空飛ぶ家 コレクターズ・ボックス』

●『カールじいさんの空飛ぶ家 ブルーレイ(本編DVD付)』
●「THE ART OF カールじいさんの空飛ぶ家」(徳間書店刊)(豪華装丁アートブック)
●スカイドーム(スノードーム)(サイズ:高さ約70mm×直径約83mm)

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2010.11.10

■デイヴィッド・リンチ AFI Fest 2010映像 & リトグラフ展 "David Lynch Lithos 2007-2009"

 デイヴィッド・リンチ二題。
American Film Institute

AFI News » Blog Archive » David Lynch Announced As First-Ever Guest Artistic Director Of AFI FEST 2010 presented by Audi.

Lynch Creates Art for the Festival to Serve as the Official Image and will Program Films that Influence and Inspire Him

AFI Fest 2010 Presented By Audi (Featuring David Lynch)

 AFIのフェスティバル映像をリンチが撮っている。
 最近のアート寄りの活動から、なかなかまとまった映像が観られないのはフラストレーションをつのらせるのだが、今回はアート作品と映像の合体。
 フェス自体は、リンチ作品は『イレイザーヘッド』だけの上映らしいが、この動画はいつもの音と映像で、リンチを堪能できる。

◆リトグラフ展 "David Lynch Lithos 2007-2009"

PhotoExposition David Lynch

 デイヴィッド・リンチのパリでのパリグラーベェリンギャラリー(Le musée de Gravelines)での、リトグラフ展 "David Lynch Lithos 2007-2009"。開催期間は、2010.6/27-10/17と先月まで。

David Lynch Adds Lithography to His Otherworldly Oeuvre - ARTINFO.com.

"The exhibition in Gravelines, which will be on view through October 17, includes 12 red, yellow, and black prints made from zinc plates. A larger series of 62 black-and-white works on Japan paper includes “I See Myself,” the piece that gave its name to Lynch’s previous exhibition, As in his films, Lynch meticulously frames his images and explores themes familiar to viewers of his movies: loneliness, love, eros, dreams, and death. The museum is also showing his first three short features, “The Alphabet,” “The Amputee,” and “The Grandmother.” Then, for those who still can’t get enough of David Lynch’s eerie world, the Frank Gehry-designed Cinémathèque Française in Paris will hold a retrospective of all of the director’s films in October."

 ここのニュース記事によると、12の亜鉛板を用いた赤と黒と黄の作品。62点の白黒の和紙を用いた作品が展示されたようである。
 そしてフランスでの制作風景の写真が掲載されている。
 で、以下はさらにその動画。

Dailymotion - EclectiK - David Lynch - une vidéo Cinéma.
 デイヴィッド・リンチが紹介するフランスでのリトグラフ制作スタジオの様子(動画)。最初のシーンでリンチがフランス語で語る、これがチャーミングwwである。

 それにしても、最近のリンチの活動はヨーロッパ、特にフランスに集中して来ている。日本のファンにとっては、寂しい限りである。

◆関連リンク
ArtSlant - June 27th Sunday - October 17th Sunday, Musée du Dessin et de l’Estampe Originale de Gravelines, David Lynch.
 ここにも、関連記事。

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2010.11.09

■滝本誠評論活動20周年記念読者感謝祭『余命反展 ―EXHIBITION?:TAKIMOTO×LY』

滝本誠評論活動20周年記念読者感謝祭『余命反展 ―EXHIBITION?:TAKIMOTO×LY|21世紀のポップ中毒者(川勝正幸氏Blog)

"ふだんは<黒く濁る家>に秘蔵されているデイヴィッド・リンチ・コレクション計7点(絵画5点、写真1点、リトグラフ1点)を、読者のみなさまにご覧いただくことができる場を持とう! という運びになりました。

開催:2010年12月1日(水)~12月5日(日)
開館:15時~20時 ※初日12月1日のみ、17時よりオープン!
会場:三鷹天命反転住宅  3F 気配コーディネーティングの部屋

入場方法:①部屋のスペースの関係もあり、みなさまにごゆっくり作品を観ていただけるよう、完全予約制にいたします。お手数ですが、事前にメールにてご予約をお願いします。ご予約に関しましては、11月15日(月)頃オープン予定の、<滝本誠公式ホームページ>の予約フォームよりお申し込みいただければ、幸いです(略)"

 以前から滝本誠さんのtwitterで予告されていた三鷹天命反転住宅でのイベントが、ついに正式告知された。
 しかしこの開催器官じゃないや期間に、果たして僕は三鷹へ赴くことが出来るのだろうか。この一週前だったら、実は本業で三鷹の某社へ出張する予定なのだけれど、、、。無理だろーなー。

◆関連リンク
<滝本誠公式ホームページ>(http://takimotomakoto.com/)

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2010.11.08

■感想 上田 早夕里『華竜の宮』

上田 早夕里『華竜の宮』 ハヤカワ・オンライン

"陸地の大半が水没した25世紀、人工都市に住む陸上民の国家連合と遺伝子改変で海に適応した海上民との確執の最中、この星は再度人類に過酷な試練を与える。黙示録的海洋SF巨篇!"

 先日、新刊メモで取り上げた上田早夕里『華竜の宮』を読了。
 イマジネーションとそして以下に述べる想いに溢れた熱い作品。

◆総論

 『日本沈没』『消滅の光輪』につながる破滅/救出SFの王道をゆく作品。
 破滅を描くSFのアプローチと、そして何よりも救出へ向けた主人公たちの知恵と熱い意志の物語。
 特に救出の意志については、小野寺俊夫、司政官マセ・PPKA4・ユキオの正統な後継である主人公の公使 青澄・N・セイジの強い救出への意志に心動かせられる力作になっている。(そして桂大使ほか官僚と、海のオサ ツキソメ)

 『日本沈没』『消滅の光輪』の対象が、日本/ひとつの恒星系であるのに対して、本作では地球、特に海洋世界の人類の救出がメインテーマである。僕は『日本沈没』と『消滅の光輪』にひときわ強い思い入れがあるので、この救出の物語部分にまず痺れました。P452で青澄が語る意志、ここで強くこれら二つの作品との共鳴が自分の中に沸き起こって熱くなった。

 丹念に描かれた青澄の物語、それによりエピローグで描かれる世界の様は、黙示的で悲劇的なのだけれど、その中で青澄に続く無数の名もなき意志の持ち主達が、それぞれの立場で、全力で破滅に対抗すべく動いている様が想像されて、奥深いエピローグとなっている。

 この小説は長編としての背骨部分の力点は、上記に書いたメインテーマに置かれているのだが、それ以外にも非常に多くのイマジネーションが投入されている。これが作品に、さらに重厚で豊潤なSFイメージを与えている。

◆溢れたSFイメージ

・やはり白眉は、水没後200年の地球生態系の描写。
 魚舟と獣舟、ムツメクラゲと病潮といった海の生態。ツキソメとエドが見る袋人といった新生物。大変革後の地球での新たな進化/人類の介入描写が異様な世界観で描かれている。

・人の副脳として常に寄り添って支援する人工知性体。「僕」という一人称で語られる彼らの物語も、もうひとつの骨格である。僕とR・Rとナンシーを描いている電脳情報戦描写にも興奮する。外交官の人工知性体同士の主人を客観視した会話とか面白い。

・プルームテクトニクス理論を用いた水没する地球。そして「華竜の宮」を想像して描かれるデザスターシーンの映像的な描写。ここは東宝特撮の衛星軌道からの映像と3D CGでのメカニズム説明を立体映画で観てみたい(^^;)。

・L計画:極限環境適応計画というのは『日本沈没』のD計画、人工知性体は『消滅の光輪』のロボット官僚SQ1をどうしても想起してしまう。まさに先行作品のオマージュ。

・月牙:ユエヤーとタイフォンの関係を描く部分は魚舟の設定が見事に活きている。そのラスト 深海底の甲殻類やウナギが死骸を食む描写(P428)もクールで凄絶。

・ツキソメのユズリハとの最後の歌、映像的というより音楽的なシーン(P547)。魚舟とのコミュニケーションが歌である、というのは物語に深い味わいをもたらしている。



◆ネタばれ

 ★★★★ネタばれ注意 読後の方のみお読み下さい★★★★

・ルーシィという雌雄同体への変異と疑似人間への進化による種の存続。
 人類が生き延びる手だてが涙を誘う。種を継続させるのって、強い衝動は本能的に感じるけれど、生命体にとって当たり前のことなんだろうかって単純な疑問も浮かぶ。
 青澄がポツリと述べる言葉(P433末尾)に受ける感慨は、案外、ベーシックに人が持つそんな疑問なのかもしれない。

・大団円を迎えたはずの物語に、青澄の実務上の重荷を背負わせた描写。これも物語はクライマックスとともに終わるのではなく、継続している、という強いベクトルを作り、エピローグに深みを与えている。

・「僕」が宇宙を行くシーン。
 この世界での別の物語をいろいろと想起させる広がりのある世界観の提示になっている。是非、宇宙へ向かった人工知性体と疑似人間(P571)の物語を読ませていただきたい。

・P496 ツキソメ「言語が私を作った」。疑似人間と言語の関係は、このツキソメの言葉に象徴的である。獣舟人の脳内に埋め込まれた言語回路。この辺りが異様な疑似人類世界を宇宙の何処かで構築される場合のキーイメージになっていくのかもしれない。SF的な想像力を夢想暴走させるキーイメージである。

◆関連リンク
『 S-Fマガジン 2010年 12月号』
 『華竜の宮』刊行記念・著者インタビュウが掲載
日本沈没 - Wikipedia
眉村 卓『消滅の光輪 上』

上田 早夕里『魚舟・獣舟』

"現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。そこに存在する魚舟、獣舟と呼ばれる異形の生物と人類との関わりを衝撃的に描き、各界で絶賛を浴びた表題 作。寄生茸に体を食い尽くされる奇病が、日本全土を覆おうとしていた。しかも寄生された生物は、ただ死ぬだけではないのだ。戦慄の展開に息を呑む「くさびらの道」。書下ろし中編を含む全六編を収録する"

当Blog記事
新刊メモ 上田 早夕里『華竜の宮』
『日本沈没』スクラップNo.3 『トリツカレ男』のスクラップ帳

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2010.11.04

■ヤン・シュヴァンクマイエル回顧上映@パリ Intégrale Jan Švankmajer | Forum des Images

Vankmajers_retrospective_forum_des_

Paris to present Czech film-maker Švankmajer's retrospective | Prague Monitor.

The first French retrospective of films by Czech surrealist artist and film-maker Jan Svankmajer will be held in the prestigious Forum des Images in Paris in cooperation with Czech centres on October 26-31, Ivana Siglerova, from the Czech Centres' Administration, told CTK Friday. Svankmajer, 76, will attend the event. "The screening of Svankmajer's complete retrospective from 1964-2010 is an exceptional event in France," Siglerova said.

 月曜日の記事 ヤン・シュヴァンクマイエル監督 新作長篇『Surviving Life』予告篇 にて紹介させていただいたTamaki Okamotoさんのtwitter10/28〜10/30分で触れられていたパリで開催されたヤン・シュヴァンクマイエル回顧上映会について、ネットで調べてみた。
 この記事に掲載されているように、2010.10/26-31にForum des Imagesにて、チェコセンターの協力のもと、全作品の回顧上映がはじめてフランスの地で実施された。
 プログラムは、下記のForum des ImagesのHPに掲載されているが、フランス語なので、なんとなく、あの作品かな、というくらいしか私にはわからない(^^;)。

Intégrale Jan Švankmajer | Forum des Images.

Séances du programme
26 Oct 2010 - 19h30 l Survivre à sa vie (Théorie et pratique) de Jan Švankmajer Soirée d'ouverture
27 Oct 2010 - 19h00 l Rencontre avec Jan Švankmajer animée par Pascal Vimenet
27 Oct 2010 - 21h00 l "Morphologie mentale" de Jan Švankmajer programme de courts métrages
28 Oct 2010 - 19h00 l "Lucifer" de Jan Švankmajer
28 Oct 2010 - 21h00 l "Gaïa" de Jan Švankmajer
29 Oct 2010 - 21h00 l "Autour de Lewis Caroll" de Jan Švankmajer
30 Oct 2010 - 16h30 l Autour de Švankmajer...
30 Oct 2010 - 19h00 l "Cannibalisme" de Jan Švankmajer programme de courts métrages
30 Oct 2010 - 21h30 l "Eros" de Jan Švankmajer
31 Oct 2010 - 14h30 l "Terreur(s)" de Jan Švankmajer programme de courts métrages

YouTube - Jan Švankmajer sur l'art tactile 1
 そしてTamaki Okamotoさんが参加されたティーチインの映像(たぶん)がYoutubeにアップされている。是非フランス語の堪能な方、解読して、情報を御知らせ下さい。

 というわけで、今日は、情報の少ないリンクのみの記事になりましたが、ご容赦を(^^;)。

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2010.11.03

■展覧会等 情報 「生誕百年 映画監督 黒澤明」「高木正勝Ymene(イメネ)」「自然を楽しむ科学の眼@岐阜県博物館」

Photo_2

 昨日記事にした陶芸美術館で、眼にした展覧会の情報をまとめた。主にチラシのデザインに引き寄せられたもの(^^;)。

上映会情報 生誕百年 映画監督 黒澤明(NFC公式HP)

"●第1期:2010年9月17日(金)-10月31日(日)
●第2期:2010年11月9日(火)-12月26日(日)
本上映会では、遺作『まあだだよ』(1993年)にいたる30本の監督作品のほか、他の監督たちによって映画化された脚本作品20本を加えた計50本の上映を通して、日本が誇る「世界のクロサワ」の足跡を回顧します。

2010年9月17日(金)―10月17日(日)
『用心棒』で三船敏郎が使用した刀(「漆塗印籠刻鞘大小刀」)を、開幕から1か月間限定で展示します"

 東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される黒澤明の生誕百年の回顧展。
 全監督作品と、脚本作品の一大回顧展。黒澤作品は『続姿三四郎』以外、全てDVD等で観ているので、むしろ脚本作品に興味がいく。
 いずれにしても東京なので観には行けないが、DVDになっていないような脚本作品、他の監督と黒澤の共同の成果がスクリーンで観られるのは貴重。

 ◆関連リンク 当Blogt過去記事
 ・黒澤明監督 デジタルアーカイブ@龍谷大 blueSKY
 ・田草川 弘『黒澤明vs.ハリウッド 『トラ・トラ・トラ!(虎 虎 虎)』その謎のすべて』

Ymene

高木正勝「Ymene(イメネ)」ピアノソロコンサート・ツアー

"2010年11月16日(火) / 札幌 Sapporo Concert Hall Kitara
11月20日(土) / 高知 高知県立美術館
11月23日(火・祝) / 兵庫 神戸芸術センター
11月24日(水) / 愛知 名古屋市芸術創造センター
11月27日(土) / 沖縄 那覇 桜坂劇場
12月16日(木) / 東京 めぐろパーシモンホール
12月17日(金) / 東京 めぐろパーシモンホール"

"「Ymene(イメネ)」(「夢の根」という意味の造語)というタイトルで、今回は一転して一人でピアノに向き合います。ピアノと映像というツールから紡ぎ出される夢の物語を初のピアノソロツアーという形で全世界で披露します。"

 映像作家であり音楽家でもある高木正勝氏のコンサート。
 名古屋市芸術創造センターでも11/24に開かれるので、行ってみようかと思案中。まだ映像のDVD作品も観たことないんですがね、、、。

 ◆関連リンク
 ・高木正勝(公式HP)
 ・Works 2004 - 2005 pia flies / light pool / WAVE / Bloomy Girls
 ・高木 正勝 プロフィール

 当Blog記事
 ・映像作家/音楽家 高木正勝

Photo

自然を楽しむ科学の眼2010-2011@岐阜県博物館

 チラシはウェブに見当たらないが、展覧会の公式HPから引用した、左の写真がチラシにでかでかと掲載されている。
 「カリフォルニアアシカの子供」と題された天明良恵氏撮影の作品。
 まるでCGのようにカワイイ表情のアシカの子供の顔。自然が作り出した見事なキャラクタである。撮影のアングルとタイミングが絶妙だ。素晴らしい。

 ◆関連リンク
 ・写真のある生活 写真家 天明良恵氏 公式Blog
 ・オリンパス OLYMPUS PEN E-P1による女性写真家展 天明 良恵
 ・天明良恵 - Google 画像検索

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2010.11.02

■感想 ハンス・コパー展 @ 岐阜県現代陶芸美術館

Img_1800

岐阜県現代陶芸美術館[展覧会情報]

"リーやコパーの作品は、都会的なモダンデザインや建築空間を意識した作品であるといえるでしょう。とりわけコパーの作品は、洗練された彫刻作品のたたずまいをみせ、うつわを超えて陶芸の新しい可能性の発見へと領域を広げ、陶芸の美的価値に新たな局面を開いたのです。"

ハンス・コパー展

"モダンデザインの建築やインテリアとの関係が強く感じられる点に大きな特徴があります。とりわけコパーの作品においては、やきものに深く結びついたうつわの造形が、20世紀美術の中心課題のひとつである空間の問題として示されています。これによって、コパーはうつわを超えた陶芸の可能性を導き、新たな美的価値を拓いた作家として、イギリスないしヨーロッパ陶芸の展開に大きな足跡を残したといえます。"

 「ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新」観てきた。端正で控えめで深みのある陶磁器を堪能。陶芸について詳しくないので何が革新なのかはわからないが、奇を衒ったわけではないのにちょっと奇想な形状とその表面の掻き落とし技法だろうか。
 この表面のテクスチャーと形状を眺めていると、どうしてか、とても気持ちが和む。ハンス・コパーさんがどんな方か、よく知らないのだけれど、きっとその人柄が出ているのではないか、と思えるような深みのある造形。

◆関連リンク
ハンス・コパーGoogle画像検索
 作品はこちらをご覧下さい。
ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新 - Biting Angle

"大理石や花崗岩、そしてブロンズを思わせる表面仕上げには、古代の建築や彫刻作品と どこか似通った印象を受けるところがあります。 これらも、古代美術に惹かれていたというコパーならではの表現と言えそうですね。"

 青の零号さんの感想。陶芸素人の私には、とても参考になります。
 この多治見の美術館は、垂れ幕も入り口も写真撮影は怒られませんでしたよ(^^;)。

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2010.11.01

■ヤン・シュヴァンクマイエル監督 新作長篇『Surviving Life』予告篇

Přežít svůj život | Bontonfilm(公式HP(?))
 やっとシュヴァンクマイエル監督の新作『Surviving Life:サバービング・ライフ』の予告篇が公開された。あいかわらずのシュヴァンクマイエル節だけれど、近作の深刻さがなく、突き抜けたシュヴァンクマイエルが楽しめそうですね。
 で、映像は、デジタル合成かもと思っていたけれど、予告編によると、どうやら写真の切り絵アニメーション!!
 やはり、手による触覚の芸術は踏襲されているようだ。

 またフランスでは、先週末にプレミア上映会とティーチインが開催されたとのことで、フランス在住の"映画の伝道師"Tamaki Okamotoさんが、その模様をtwitterでつぶやかれているので、以下新情報を引用させていただきます。その他、詳細はTamaki Okamotoさんのtwitter10/28-30分を参照下さい。

Twitter / @tmk_kmt : Tamaki Okamotoさん 『Surviving Life』フランスプレミア上映

"ヤン・シュヴァンクマイエルの『Surviving Life』フランスプレミア上映を観に行った。本人が実際に見た夢から発展した企画だったそう"

Twitter / @tmk_kmt さん 2月に日本へ

"ヤン・シュヴァンクマイエルの新作長篇『Surviving Life』の日本での劇場公開は来年。2月に日本へ行くとおっしゃってました☆ http://ow.ly/i/4X7T"

 前作、『Lunacy:ルナシー』公開時と同様、シュヴァンクマイエルが来日とのこと。2007年6月の来日時のように、美術展とか公開講座が開催されるのを楽しみに待ちたい。
 twitterで下記のような情報もいただいているので、期待したい。 

Twitter / @HiWaPlus:樋渡博之さん

"新作公開日は不明ですが、美術展等期待できると思いますよー。"

Twitter / @tmk_kmt さん デヴィッド・リンチ

"好きな作家や映画はと聞かれ、(やっぱり)デヴィッド・リンチと答えてたシュヴァンクマイエル。「というか、リンチ以外に思い浮かばない」とおっしゃってましたw"

 さらにこの情報! 今までシュヴァンクマイエルが、デイヴィッド・リンチについて語ったのは他で見たことがないと思うのだが、やはりこの御二人の監督は、暗黒の地下水脈で繋がっていたようだ。
 逆にリンチにも、シュヴァンクマイエルについて、語ってほしいところである。

◆関連リンク
ヤン・シュヴァンクマイエルの5年ぶりの新作は『サバイビング・ライフ(理論と実践)』! Blog 海から始まる!?
 たぶん日本で最も詳しい『サバイビング・ライフ』の記事

当Blog過去記事
ヤン・シュヴァンクマイエル公式サイト+新作『サバイビング・ライフ(理論と実践)』情報
ラフォーレミュージアム原宿 シュヴァンクマイエル展& ヤン・シュヴァンクマイエル氏と語ろう
ヤン・シュヴァンクマイエル監督『ルナシー:Lunacy』Svankmajer's "Sileni"
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