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2010年3月7日 - 2010年3月13日

2010.03.12

■雑誌メモ キネ旬 滝本誠『セルロイドの画集シネマ・アート・ランダム』
 ダ・ヴィンチ 漫☆画太郎「世にも奇妙な京☆極夏彦」

『キネマ旬報 2010年 3/15号』

 「キネマ旬報」3月下旬号で滝本誠師(^^;)の新連載がスタートした。
 題して『セルロイドの画集シネマ・アート・ランダム』。氏得意の絵画と映画の関係を書かれていくという。

 まず第1回は「ルオー<ヴェロニカ>×井上昭『勝負は夜つけろ』」。
 ヴェロニカと女優久保菜穂子について。

『ダ・ヴィンチ 2010年 04月号』

ダ・ヴィンチで漫☆画太郎先生「世にも奇妙な京☆極夏彦」描く
(コミックナタリー)

ダ・ヴィンチ4月号 第2特集「あなたの知らない京極夏彦」に、漫☆画太郎の描き下ろしマンガ「世にも奇妙な京☆極夏彦」が掲載されている。
 このコラボレーションは、京極本人からのラブコールで実現した企画。京極にまつわる七不思議を、「京極堂」を訪れたババアと京極の掛け合いを軸にカラー2ページで描いている。

 これは強烈。いくら本人の希望とはいえ、ここまでデブで自堕落に作家を漫画化していいんでしょうか。女性ファンが見たら、怒りそうなくらいの凄い出来。是非、京極ファンは手に取ってみて下さい。卒倒しても知りませんが、、、(^^;)。

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2010.03.11

■マイクロソフトの2画面タブレット Courier

Microsoft_courier

マイクロソフトの極秘タブレット「Courier」

Courier のユーザーエクスペリエンスは、みんながAppleタブレットに求めるものとは対極にあり、複雑です。スクリーンは2つ。ペン入力主体のインターフェイス にマルチタッチの指ジェスチャー認識を幾通りかマッシュアップしており、高度なグラフィックスを駆使したテーマ、モード、アプリも取り揃えてます

 昨年9月の情報だけど動画がありました。これは究極の手帳ですね。メモ魔な僕は見てるだけで文字を書きたくなります(^^;)。ページ数無限大が魅力!
 そしてマンマシンインターフェースがなかなか素晴らしい。
 クリエイティブに使えそう。手書きが本当にこの動画くらい使いやすければ、仕事でしっかりメモがとれそうだ。

マイクロソフトの2画面タブレット Courier 詳細判明&UI ギャラリー

 詳細スペックが掲載されている。畳んで130x180x25(開いて260x180x12.5)mm、重さ 約500g。iPad 243x189x13mm 約700g。これはまさしく、狙ったようにiPadを二つ折りにした大きさだw。

 本や手帳と同じに折り畳めるのがいい。iPadはさすがに電車で持っているのは大きすぎるので、、、。

 これでiPadとの大きな差は、映画を観たりする時の画面の大きさ。
 映像を観る時に開いた液晶の中央が繋がって大画面になれば最強なんでしょうね、iPad危うしww!

◆関連リンク
http://bit.ly/5Bklop こちらにもCourierビデオ。
YouTube - Microsoft Tablet Prototype "Codex"
 こちらはの無骨なCourierのプロトタイプ。既存の液晶ディスプレーをむりやり繋いだ大きさが、いかにも予算がない初期開発をイメージさせて、たまりません。 

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2010.03.10

■新刊メモ 『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』『機械仕掛けの歌姫』
 『ビッチマグネット』『歪み真珠』

 ひさびさの新刊メモ。最近、twitterで読書量がさらに落ちているので、いつ読めることか(^^;)。

押井守『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』
ラジオドラマ ケルベロス鋼鉄の猟犬(公式HP)

 舞台は、一九四二年、第二次大戦下のソ連。“独裁者”が暗殺され、ナチス政権が崩壊、生まれ変わったドイツは、凍てつく東部戦線で泥沼の戦いを続けてい た。女性将校マキ・シュタウフェンベルクは、甲冑を身に纏った異形の装甲猟兵大隊「ケルベロス」の姿を記録映画に収めるため、最激戦区のスターリングラードへ旅立つ。滅びゆくことを知りながらも、孤立無援の最前線で奮闘する兵士たち。その哀しき宿命を目にしたマキの胸に去来するものとは—。巨匠押井守が描く、もうひとつの第二次大戦。

 ラジオドラマは聴けなかったので、これは読んでみたい。でも本当はラジオ版をなんらかの形で世に出してほしいのであった。

フェリシア・ミラー フランク
『機械仕掛けの歌姫―19世紀フランスにおける女性・声・人造性』

 本書は人造美女/独身者の機械というきわめて今日的なテーマに対し、「声」の表象に光を当てた先駆的研究である。精神分析とフェミニズムの議論をふまえなが ら、プルーストやルソーをはじめ、ジョルジュ・サンド、バルザック、ネルヴァル、ボードレール、ホフマン、そしてヴィリエ・ド・リラダンらの作品を通して、歌声と女性とテクノロジーの関係を鮮やかな手さばきで検証していく。聴く者を虜にする、この世のものと思われない精妙な歌声の表象がもたらすものは何か。そこには近代を特徴づける「崇高」の美学的体験が息づいている。

 これは面白そうなテーマの本。声の聴覚への影響って、確かに「崇高」の美学がありますよね。映像研だけど、五感が受け取るもの全般の秘密が知りたいので、音にも当然興味津々。

舞城王太郎『ビッチマグネット』

なんだか妙に仲のいい、香緒里と友徳姉弟。浮気のあげく家出してしまった父・和志とその愛人・花さん。そして、友徳のガールフレンド=ビッチビッチな三輪あかりちゃん登場。成長小説であり、家族をめぐるストーリーであり、物語をめぐる物語であり…。ネオ青春×家族小説。

 最近、舞城王太郎もとんとご無沙汰。
 この概要だけ見ると、いつもの舞城って気がするけれど、、、。

山尾 悠子『歪み真珠』

あの『ラピスラズリ』に続く山尾悠子待望の新作は、バロックなイメージが渦巻く15の幻想掌篇小説集。

ゴルゴンゾーラ大王あるいは草の冠
美神の通過
娼婦たち、人魚でいっぱいの海
美しい背中のアタランテ
マスクとベルガマスク
聖アントワーヌの憂鬱
水源地まで
向日性について
ドロテアの首と銀の皿
影盗みの話
火の発見
アンヌンツィアツィオーネ
夜の宮殿の観光、女王との謁見つき
夜の宮殿と輝くまひるの塔
紫禁城の後宮で、ひとりの女が

 タイトルがまんまバロック。これは期待しないわけには行きませんね。
 短編の表題を並べただけでイメージが拡大するこの感覚は気持ちいい!

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2010.03.09

■ウェタ デジタル『アバター』メイキング映像
  Weta Digital AVATAR MAKING

Avatar_pandora02

Weta Digital/features/avatar1/

 WETA DIGITALに『アバター』のメイキング映像の動画が6本公開されている。
 『AVATAR』が凄いのは先日の記事でも書いたけれど、もちろんIMAX他による鮮明な立体視のできるステレオ映像も素晴らしいが、さらに特筆すべきはパンドラのナヴィ世界の全てが3D-CGで描かれているということ。
 まさに全ての映像が人間の手で、スタジオではなくデスクトップで作成されているのだ。

 もちろんそれまでにもWETA DIGITALの過去の業績として紹介されているように、『ロード・オブ・ザ・リング』や『キング・コング』で3D-CGのみで生成された世界が我々の眼前に展開していた。しかしそれらはあくまでも映画の一部で採用されていたにすぎない。それが『アバター』ではほとんど全体の2/3の時間を占め、さらにそのナヴィ世界の日常描写含めた映像が実写よりも、リアルな世界として違和感なく描かれているのだ。先日の繰り返しになるが、これは画期的と言っていいと思う。

 その映像の仕組みの一端が垣間みられるのが、今回紹介するWETAが公開した映像。右の引用画像にあるように、パンドラの世界がまさにセルを重ねるように、みるみるCGを多層に連ねて構築されていくのがはっきりと示されている。
 背景から全ての映像がCGとして生成され重ねられている。そして面白いのは、雲や大気の表現。これが丁寧に描かれて重ねられることでリアリティが獲得されていく過程が興味深い。(ただこれだけではいったい何が画期的なのかわからない。あのフォトリアルなCGの秘密はモーションキャプチャー以外にもあるはずで、そこが激しく知りたい!)

 またわかりにくいが完成画像になったところで、右目用と左目用の二つの映像が並べて表示されているのもわかる。

 最後にその映像を掲載。

 これ、平行視で合成してあるので、眼を寄せてみると、きっとあの画面の奥行きがPCモニタに現れるはずです。(といいつつ、僕はこの横幅だとちゃんと立体視できませんでした(泣))

◆関連リンク
世界の巨匠・押井守監督が“日本敗北宣言”!

「向こうは予算600倍だよ!仮に同じ予算があっても僕には出来ない。日本では出来ない!」と語る監督。「ジェームス・キャメロンは終わってなかった。あの映 画のためにカメラから作って、3Dの方法論を作った。『T2』や『タイタニック』での積み重ねが生きているのが観ててわかる」と、作品を高く評価。

 かつて制作に乗り出した『G・R・M(ガルム戦記)』に触れ、「ガルムでやりたかったこと、“実写と同じ情報量を持ったキャラクターを使って、アニメーションと同じ画作りをする”ことを、『アバター』はやった」と語った。

 押井守の構想 CGで実写のようなアニメーションを作る、というのを、キャメロンは先にやってしまったわけで、悔しいでしょうね。

Avatar_stereo

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2010.03.08

■国際シンポジウム「クール・ジャパノロジーの可能性
 日本的未成熟をめぐって」twitter参戦記

Cool_japanology

クール・ジャパノロジー‐ニコニコ動画
 音声のみ。
Togetter - まとめ 国際シンポ
「クール・ジャパノロジーの可能性」
 2日目のTLより」

3/6 14:00〜17:00「日本的未成熟をめぐって」
日本文化を貫く「未成熟」の問題に迫る2日目
●登壇者 東浩紀(批評家) 黒沢清(映画監督) 宮台真司(社会学者) 村上隆(現代美術家) キース・ヴィンセント(比較文学者)
●詳細: http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=12

 3/6(土)東工大で開催されたシンポジウムに、USTREAMとtwitterでヴァーチャル参加しました。いえ、USTREAMの中継動画をPCで観ながら、twitterで引用や感想をつぶやき(tsudaり)、知ってる人や初対面の人と、いろんなことを語り合ったわけです。

 3/6の朝にこのイベントを東浩紀氏や村上隆氏のtwitterで知り、黒沢清監督の名を見て、凄く参加したくなったのだけれど、東海地方から東工大はあまりに遠く、当然出席なんか出来るわけがない。それがちょっと貧弱な映像で発表のスライドや会場の様子を見ながら、ネットで疑似参加できたわけだから凄い!

 テーマ「日本的未成熟をめぐって」から、話題はうちのBlogでもよく取りあげているサブカルチャーである映画やアニメやアートに集中。宮崎駿、黒沢清、村上隆等々の作品への言及、少々対話は噛み合っていない印象はあったけれど、とてもエキサイティングなシンポだった。

 ということで感想でしたが、以下、そこで交わされたつぶやきと会話を、自身のtwitterから引用しておきます。長文でダラダラと文章が続きますが、各パネリストの興味深いコメントの引用とtwitterで参加された方々の意見が、ライブ感(出たとこ勝負^^;)とともに楽しめるかと。よろしければ「続きを読む」をクリックください。

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