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2010年4月18日 - 2010年4月24日

2010.04.23

■樋上晴彦写真展 「“凛”なる島」-Land scape of IRELAND-

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樋上晴彦写真展 「“凛”なる島」-Land scape of IRELAND-
 (押井守情報:野良犬の塒経由)

4月26日(月)〜5月7日(金) @コダックフォトサロン
出展予定点数 カラー 約40点

 アニメーション映画などの素材となるシチュエーションやモチーフの撮影のため、ヨーロッパを中心に行き来していたという樋上氏。

 映画『GRM』(ガルム 未完成作品)ロケハンの為1990年代末に初めてアイルランドに行った。荒凉とした風景をテーマに、当初北ヨーロッパ各地が候補として挙げられ、いろいろな条件の中、最終的にアイルランドを選択することになった。

 押井守監督『GRM』のイメージの一端が公開されるという。
 押井作品に協力してきた写真家の樋上晴彦氏の作品展。他にも押井映画関連写真などを下記の氏のサイトで見ることが出来る。

彷徨えるコンセプト・フォトの旅*HIGAMI  HARUHIKO official blog(公式サイト) コンセプト・フォトって

とあるきっかけからアニメと実写映画のためのコンセプト・フォト撮影に 参加。国内から香港・台湾・中国を中心に東アジア、アメリカ・ヨーロッパ 東欧などを巡って風景・風俗・人々を撮り続けた日誌を時期・場所の前後の 脈絡なく思い出す順に写真とともに載せていきます。

 ワルシャワの兵器、アイルランドの犬、台湾の迷路の街、、、。暗いトーンと独特の色あい。押井作品への影響とともに、単独の写真としても大変味わいのある作品群となっているのでお薦めです。

◆関連リンク
樋上晴彦 - Wikipedia
樋上晴彦 - Google Image検索
 残念ながら撮られた写真は、公式サイト以外ではあまりネットにありませんね。著作権上はこれが正しい姿なのですが、、、。

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2010.04.22

■イメージフォーラム・フェスティバル2010
 Don Hertzfeldt ドン・ハーツフェルト特集

2010don

映像アートの祭典
 イメージフォーラム・フェスティバル2010
 24th Image Forum Festival

特集 手への回帰:ドローイング・アニメーションの力2
ドン・ハーツフェルト特集 7作品74分 _ アメリカ
5/1 17:45〜、5/5 15:30〜

 『リジェクテッド』がアカデミー賞にノミネートされ、現在まで150以上の賞を受賞。ドローイング一本のスタイルを貫き、配給、販売まで作者自身がこなしている。ドン・ハーツフェルトの作品を日本初紹介。アメリカのインディペント映画への影響力、ポップカルチャーにおける人気は絶大。今年のサンダンス映画祭で上映されたばかりの最新作も上映する。

人生の意味       [35ミリ(ビデオ版)/12分/2005/アメリカ]
リジェクテッド       [35ミリ(ビデオ版)/9分/2000/アメリカ]
ビリーの風船       [35ミリ(ビデオ版)/6分/1998/アメリカ]
何もかもうまくいく       [35ミリ(ビデオ版)/14分/2006/アメリカ]
三次元は休憩 (「ジ・アニメーション・ショー」より)
           [35ミリ(ビデオ版)/8分/2007/アメリカ]
あなたは私の誇りよ       [35ミリ(ビデオ版)/22分/2008/アメリカ]
親不知       [35ミリ(ビデオ版)/3分/2010/アメリカ]

Twitter / Nobuaki Doi (土居伸彰氏twitter)

みなさんほんとにイメージフォーラムフェスティバルのハーツフェルト特集みにいってくださいね。

 土居伸彰氏のtwitterで知った作家ドン・ハーツフェルト。
 配給販売も自身でされている作家の作品をネットで観るのは掟破りと知りつつ、Youtubeで2本観てみた(あとでリンクする彼のサイトでDVDを買おうと思っています)。原初的描線で根源的な破壊をしていて、正にラディカル!

「Rejected」
 これのラスト。アニメーションを内側(外側?)から食い破る迫力があります。何でしょう、この怖さは。

 他の作品も観た上で、また感想書きますね。

◆関連リンク
Don Hertzfeldt - Google 動画 検索
Animations Blog ドン・ハーツフェルトがついに日本で!!
 (Animations Blog 土居伸彰ブログ)

東京では 5/1(土)17:45〜、5/5(水・祝)15:30〜です。京都では5/15(土)17:20〜。

 名古屋ではやらないのかなー。
・DVD『would you like a dvd?』(bitter films)
 「AH, L'AMOUR」、「GENRE」、「LILY AND JIM」、「BILLY'S BALLOON」、「REJECTED」、「THE MEANING OF LIFE」の6本を収録。
Don Hertzfeldt - Wikipedia

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2010.04.21

■モンティ・パイソン結成40周年公演
 「Not The Messiah: He's A Very Naughty Boy」予告篇

Not_yhe_messiah

NOT THE MESSIAH TRAILER
     (Youtube)

 モンティ・パイソン結成40周年公演「Not The Messiah: He's A Very Naughty Boy」のDVD予告篇。今年、40周年イベントがあったんですね、知らなかった!  (Twitter / Fantasium経由)

 予告篇から引用したのが右の写真。パイソンの雰囲気が漂いつつ、オーケストラが豪華。

 エリック・アイドルのコメディーオラトリオ『Not the Messiah (He's a Very Naughty Boy)』 - YAMDAS現更新履歴

 今回新年に BBC Radio 3 で放送されたのは、モンティ・パイソン結成40周年を祝った2009年10月の公演で、アイドルの他にマイケル・ペイリン、テリー・ジョーンズ、テリー・ギリアムが参加している。

 こちらの記事によると、これ、エリック・アイドルのコメディーオラトリオというらしいですね。オーケストラのコメディ。BBC Radio 3で公開されていたらしい。

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2010.04.20

■新刊メモ 古川日出男、久々の長編小説『MUSIC』

古川日出男『MUSIC』(新潮社)

響き、響き。き、キキキ。聞こえてくるよ、猫笛、祝祭、大地の歌声。喪失を抱えた猫と人間たちは、音楽に導かれ、東の都 東京から西の都 京都へと失踪/疾走した。流れる季節、 刻まれる時、光と闇。二都を駆け抜け、時間と空間を繋ぐ、痛快で壮大な書下ろし長篇小説。

判型 : 四六判 頁数 : 352ページ
発売日 : 2010/04/30

 大作『聖家族』以来、1年半ぶりの古川日出男の新作長編が出版される。
 僕は上の情報しか知らない。ここから連想されるのは、初期の古川作品である『沈黙』『アビシニアン』といった作品。もちろん常に新たな作風を開拓し続ける古川日出男なので、それら作品とは大きく異なることと思うが、それらの(特に『アビシニアン』が)好きな僕は、あのムードを楽しみにしていたりする(^^;)。

 古川日出男のメルマガにさらに新作の情報があった。今だタイトルも明らかにされてないが、こちらも期待。

 その執筆の最終段階は『聖家族』よりはるかに苛酷で、むしろ凶暴なまでに強靭で、俺を打ち据えて、脱稿前日は朝8時から夜10時半まで書き、緊張という よりも“恐怖”からまともに眠れない日々も過ごし、そして誇るに足る原稿が上がった...活字になるのは6月頃だと思う。雑誌に一挙に載る。本にはしばらく、ならない。自分が作家なのだと確信しつづけられる、壮絶だけれども納得しか存在しない、執筆のための異界の日々だった。

 雑誌買わないと、しばらく読めないようですね。これは買わねば!
 古川日出男のメルマガ申し込みはここから →4444 古川日出男|河出書房新社

◆関連リンク
フルカワヒデオプラス, 古川日出男 CD『MUSIC:無謀の季節』
 こういう音楽CDがあったんですね。知らなかった。

当Blog記事
■レビュウ 古川日出男 『聖家族 生まれちゃったんだよ、俺たち。』

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2010.04.19

■「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」展
  @神奈川県立近代美術館<葉山館>

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「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」@神奈川県立近代美術館<葉山館>

 寡聞にして知らなかったのですが、この展示会、美術担当のノルシュテイン夫人ヤールブソワさんの作品がかなりのボリュウムを占める。ノルシュテインの映画は、彼女の絵の世界がとても色濃く出ているのですね。不勉強を恥じるばかりです。

 フランチェスカ・ヤールブソワのユーリ・ノルシュテイン作品に占める作品全体への影響度は、同じ葉山で夫妻展の開かれたエヴァ・シュヴァンクマイエ ロバーとヤン・シュヴァンクマイエルでのエヴァの影響より、随分大きいように思う。(参照:シュヴァンクマイエル展 記事)

 この展示会はフランチェスカ・ヤールブソワさんの絵画作品がアニメーションより前面に出ている。「ノルシュテイン展」と呼ぶのは実は失礼で、むしろヤールブソワ展(+ノルシュテイン展)だ、と感じた。

◆「話の話」と「霧の中のハリネズミ」

 作品では、やはり「話の話」と「霧の中のハリネズミ」が圧巻。素朴で、そしてとろけるような「話の話」の世界に浸りました。
 特にこれらの作品を展示品としてまとめた、マケットと呼ばれるガラスによるマルチプレーンの立体画が素晴らしい。4〜5枚のガラスに映画撮影当時のセルを貼付けて箱に収め、上から蛍光灯の光で照らし出した作品。霧にかすむあの映像世界が眼前に。
 ヤールブソワさんの描かれた絵とともに、正に会場はあの独特の空間に転移している。

◆「外套」

 今だ完成せざる大作「外套」の絵画とスケッチも膨大な量の展示があった。30年の堆積。1982年に一時、ヤールブソワさんが制作から抜けられたとの記述があった。再度合作になっているようだけど、お二人にも夫婦で仕事というと、いろいろあるのかな、と邪推してしまうw。

 「外套」の20分ver.を会場で上映会をやっているのだけど、これは既に上映時間を過ぎていて、閉館1時間前に滑り込んだ僕は観られなかった。
 ただ、会場の液晶モニタでもその映像が流れている。これで観るアニメーションのシーンが超絶。あの絵画が連続した映像として流れた時に、コマ間で脳内に補完されて立ち上がるあのイメージの、どこにもない溶け込むような感覚は何なのだろう。

 映像はわずか十数インチの液晶モニタであっても、ヤールブソワさんの描かれた絵以上のイメージをそこに創出している。コマ間を繋ぐ脳内映像の成果であろう。ノルシュテインも撮った映像がどんな補完をされたか映像で確認して、それの修正をかけるんだろうか。それともそこが天才の一度撮りなのか?知りたい。

◆神奈川県立近代美術館 図録『Tale of Tales』

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 「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠」 展の図録。P183カラー2/3。出展作品がスケッチ、絵コンテ含めかなり(全部?)掲載されて圧巻。でもディテールは実物に比べようがない。これも脳内補完して眺める(^^;)。

 中でもマケットは立体作品。これは図録の平面写真では再現できない。あの本当に素晴らしい立体は実物でなくては味わえない作品だ。欲しくてたまらない。まねして自分で作るしか手はないですね(^^;)。

◆その他

・神奈川県立近代美術館 葉山、海沿いで、素晴らしい環境の美術館。一日中、近所をぷらぷらしてたい(^^;) が、今回も本業出張の帰りに寄ったので、閉館ギリギリ。前のシュヴァンクマイエル展の時もそうだった。時間の流れが他と異なるようなあの環境の美術館に、二度も閉館間際で短い時間でバタバタと鑑賞した自分が悲しい。

・「話の話 ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ」展の図録から各地の開催時期。2010.4/10-6/27 神奈川県立近代美術館。7/18-9/26 高知県立美術館。10/16-11/28 福岡三菱地所アルティアム。12/11-11.1/23 足利市立美術館

◆関連リンク
"Good Night, Children"
 「話の話」展で触れられていなかった近作。「外套」の暗くて重いトーンも好きだが、子供たちがウキウキするようなこの絵柄もいい。
CM "Russian Sugar:ロシア砂糖" 動画
 「話の話」展で触れられていなかったもうひとつ、角砂糖の30秒CM3本。

・当Blog記事
 GAUDIA EVAŠVANKMAJERJAN ― 造形と映像の魔術師シュヴァンクマイエル展 幻想の古都プラハから

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