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2010年8月29日 - 2010年9月4日

2010.09.03

■アルスエレクトロニカで金田伊功紹介!
 Japan Media Arts Festival | Ars Electronica Festival 2010 "ROBOT-ISM"

Twitter / 阿部芳久さん

@butfilp アルスエレクトロニカでのメディア芸術祭展示では、金田伊功氏が手がけられた『ザンボット3』や『ブライガー』などの映像や、絵コンテや原画などをパネル化して氷川竜介氏の解説によって紹介しています。

Japan Media Arts Festival | Ars Electronica Festival 2010

ARS ELECTRONICA 2010, "ROBOT-ISM"
Storyboard by Mr. Kanada Yoshinori
Full-scale Gundam
Movies: Evangelion: 1.0

 Twitterで阿部芳久さんに教えていただいたオーストリアリンツ市のアルスエレクトロニカのメディア芸術祭展示の情報。「ロボットイズム」と名付けられた展示らしい。
 金田伊功のあのアニメートがメディア芸術として紹介される。大きな反響を呼ぶ事を望みたいが、どれだけの規模の展示か、気になる。
 おそらく平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭 功労賞 金田 伊功(文化庁メディア芸術プラザ)の展示パネルあたりがベースになっているのではないだろうか(推定)。

◆関連リンク
・「メディア芸術祭イスタンブール展
 川瀬浩介氏BearingsGlocken2, 児玉幸子氏Morph Towerとか細田守監督の『サマーウォーズ』絵コンテ等々、こちらも充実!

当Blog過去記事
第13回文化庁メディア芸術祭 金田伊功 特別功労賞HP
第13回文化庁メディア芸術祭 特別功労賞 金田伊功氏受賞

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2010.09.02

■ヤン・シュヴァンクマイエル Beginner's Fair@下北沢GAoh! Jan Svank

1008biginner

企画展・イベント情報|下北沢GAoh!(ガオ)

2010.8/31-9/19
"いよいよ2011年夏、シュヴァンクマイエルは新作映画と数々のドローイングやオブジェを携え、日本全国の美術館などで展覧会、上映会が行われます。それに先駆け、巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルを知りえる入門編ともいえるフェアをここ下北沢GAoh!で開催いたします"

上の情報はTwitter / 松本里美さん経由

シュヴァンクマイエルの新作映画は来年上映らしい。ワーオ。下北沢GAoh!でこんなのもある。蔵書票も展示されるんだなあ。これはリトですね。チェコ大使館で見たコラージュアリスの流れのようです。

 07年制作のジークレと蔵書票の展示。
 海洋堂のアリスフィギュア!というのも掲載されている。一瞬、シュヴァンクマイエルのアリスがフィギュア化と驚いたが、ティム・バートン版だった。残念。

 そしてもうひとつの情報、シュヴァンクマイエルの新作『Surviving Life』について。日本上映は来年になるようだ。

Surviving Life - Wikipedia, the free encyclopedia.

Release date(s) Venice Film Festival: September 2010 (2010-09) Czech Republic: 4 November 2010

 チェコでは2010.11/4公開予定。 エヴァ・シュヴァンクマイエロバー亡き後の新作の変貌はいかに。

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2010.09.01

■新作情報 ブラザーズ・クエイ監督 『マスク』(スタニスワフ・レム原作) Brothers Quay "MASKA" Stanislaw Lem

Maska

Twitter / Image Forum: 再びソウルより。ブラザーズ・クエイの新作『MASKA ....

"再びソウルより。ブラザーズ・クエイの新作『MASKA』を観る。ポーランドで製作したからか、初期の作品に近いテイストの作品だった。心を宿した殺人人形の話。原作はスタニスワフ・レムの短編、音楽:クシシュトフ・ペンデレツキ。Y"

 ブラザーズ・クエイの新作情報。そしてなんとポーランドのSF作家スタニスワフ・レムとのコラボレーション! これは素晴らしい取り合わせかもしれない。
 未知の人類とは全く違う知性体を描き続けたレムと、孤高のダークな映像作家ブラザーズ・クエイ。二人の組み合せによる異界の映像化に期待が高まる。

 動画はないけど、Googleに画像がいろいろある→Brothers Quay "MASKA"
 いぶし銀な映像! 暗く匂い立つような奇想が染み出ている。

◆関連リンク
Film premiere from award-winning animators the Quay Brothers • Blog • Serious.

"Maska synopsis:
‘It’ is created piece by piece, limb by limb, and then with a sudden ‘rush of gender’ takes the shape of an automaton disguised as a beautiful female Duenna sent on a mission into a courtly kingdom to mercilessly track down a prince and kill him. Although she is programmed to kill, she is also capable simultaneously of questioning this programation and it is this friction between the soul and the machine that keeps one suspended between belief and disbelief."

 2010.3/17にワールドプレミアが開催された、とのこと。日本公開情報はまだないようだ。どなたかご存知なら教示下さい。
 シノプシスは、殺人をプログラムされた美女オートマトン。確信と不信を浮遊する魂とマシーンとか、レムと、クエイの今までの作品を彷彿とさせる。

Maska2_2

Brothers Quay Animation Event | What's On | Edinburgh International Film Festival 2010

"A conversation with the enigmatic twin duo behind some of the finest animated films ever made."

スタニスワフ・レム(Stanislaw Lem)著作リスト

"「マスク」 Maska (1977)   
Tr:深見弾(Dan Fukami) S-Fマガジン(S-F Magazine)1981/9 No.277 Ill:岩淵慶造(Keizo Iwabuchi)"

 邦訳「マスク」はSFM277号訳出とのこと。
 原作が掲載されたSFマガジン、持っているはずなので、発掘して読んでみよう、と思っていたが発掘失敗。僕の積読SFMはどこに埋もれたんだぁー!
スタニスワフ・レム・コレクション 短篇ベスト10 9月刊行予定
 関口時正・沼野充義・芝田文乃ほか訳

" 2000年にポーランドで刊行されたベスト短篇集をもとに、『ロボット物語』や泰平ヨンものから「三人の電騎士」「マスク」「テルミヌス」「ドンダ教授」「泰平ヨン第二十一回の旅」など十篇を集成した新訳アンソロジー。"

 調べたら、映画にあわせてか(?)、「マスク」を収録したアンソロジーが今月刊行予定とのこと!
ブラザーズ・クエイ - Wikipedia
Brothers Quay - Wikipedia, the free encyclopedia

 

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2010.08.31

■感想 今 敏監督 BD『パーフェクトブルー』

Bd

今 敏監督 BD『パーフェクトブルー』

"アイドルグループを脱退し、新人女優として活動を始めた未麻は、自分の意向とは裏腹に舞い込む、過激なグラビアやTVドラマの仕事に戸惑いを隠せない。だが、彼女の周囲でその関係者を標的とした殺人事件が次々と発生し始めて——。
【特典映像】 パーフェクトブルー講座(ロングバージョン/新録/約116分) 、メイキングビデオ「into the BLUE」 他"

 先週急逝された今 敏監督の長編初監督作品『パーフェクト・ブルー』を観た。今まで録画してあったけれど、何故か観ていなかったので初見。これで、今 敏監督映画作品としては残すは半分くらいしか観てない『妄想代理人』を残すのみ。本当に残念で仕方ない。twitterではいろいろ書いたけれど、再度ここで御冥福を祈ります。(twitterはこちらBP@究極映像研(@butfilp) 2010.8/25 - 8/26 Twilog)

 で、感想。これはなかなかの傑作。

★★★★ 以下、ネタばれ含みます。未見の方は読み飛ばして下さい ★★★★

 特にゾクゾクしたのは、後半でチラッと出てくる本物の精神科医が語った部分。
 たぶん、このシーンが映画で唯一の現実。他は冒頭からクライマックス、ラストまで全部幻想ではないだろうか!?
 全部がひっくり返るこのシーンには本当にゾクゾクした。
 そして物語は、ブラフの真相へ。これによりネットをアチコチみても、誤解した感想が多い。

 上のシーンで僕が即思い出したのは、リンチの『マルホランドドライブ』。女優の人生を描き、その現実と幻想を転倒させたリンチのこの映画は2001年。
 『パーフェクトブルー』はそれより3年前だけれど、テーマが一部被っている。そして映像はともかく、ストーリー的には今 敏監督の方がひねっている。
 ひねっているのは、映画をエンターテインメントへ回収するための捻り方なんだけれど、、、。物語はより巧妙である。

 今 敏監督、こうした仕掛けから考えると、当初はこの精神科医のシーンをラストに持ってきて、観客を幻想にたたきこむことも考えたのではないか。しかしそれをあくまでもサイコ・スリラーの枠にとどめてエンタテインメントとして仕上げた。この手腕には舌を巻くしかない。

◆関連リンク
『PLUS MADHOUSE(プラス マッドハウス) 1 今敏』
竹内 義和『パーフェクト・ブルー 1998』
パーフェクトブルー wiki 英語版wiki

パーフェクトブルー戦記 (Twitter / クリハラさん経由)

"今監督サイトにある製作ドキュメント「パーフェクトブルー戦記」、オススメです!"

 今 敏監督による凄いボリュウムのメイキング日記。原稿用紙にしたら500枚くらいあるんじゃなかろうか。僕にとって、これはネットで読んだ最長の文章になったかも。
 今 敏監督のレイアウトと同じで、細部まで鮮明で克明。アニメ監督の制作日記としてここまで詳細に書かれたものは他で観た事がない。素晴らしく貴重。そして文章がとても面白い。制作後に思い出して書かれているので、怒りのシーンでもユーモアに溢れた文体がとても魅力。今 敏さん、死去とともに公開された最後の日記でも名文家であることがよくわかったが、素敵な文体の持ち主です。

 以下、面白かったところ、興味深かったところの引用。
 昨日の黒澤監督の資料とともに、こちらも映像制作(特にアニメ)をめざす方にお薦め。

続きを読む "■感想 今 敏監督 BD『パーフェクトブルー』"

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2010.08.30

■黒澤明監督 デジタルアーカイブ@龍谷大 blueSKY

Photo

黒沢監督の記録デジタル化 龍谷大がネット公開(47NEWS)

" 龍谷大(京都市伏見区)は、故黒沢明監督の作品の写真や台本など約2万7000点をデジタル化して保存する作業を終了、うち約2万点を26日、インターネット上で公開した。若原道昭学長と監督の長男で黒沢プロダクションの黒沢久雄社長が記者会見し、明らかにした。
 デジタル化したのは、黒沢プロが管理していた「羅生門」や「七人の侍」など監督の代表作の場面写真、台本、創作過程を記したノートなど。"

黒澤明監督 デジタルアーカイブ 『七人の侍』創作ノート(blueSKY)

 これは凄い。こんなアーカイブがあるのを今まで知らなかった。
 作品データからプライベートの写真まで、2万点が閲覧できる。著作権上公開できないものが、あと7000点あるという。

日本映画の巨匠・黒澤明監督に関する資料をデジタル化 世界のクロサワ・再び (龍谷アカデミックラウンジ) 
 岡田至弘 理工学部教授 × 映画評論家 春岡勇二

"例えばシナリオの直筆原稿なら、読めることはもちろんですが、文字を書くペン運びの勢いまで見えて、これを書かれたときの黒澤監督の様子までが想像できる、そのレベルを目指しています。"

 全6回に渡ってアーカイブについてのインタビュー記事が掲載されている。
 これを読むと、明確に黒澤明の創作の現場を克明に再現し、研究する事に主眼が置かれていることがわかる。
 黒澤研究としても重要だが、さらには映像制作をめざす人にとっては貴重な勉強材料となるだろう。

 今のところ、この龍谷大のHPでしか見られないが、iPhone、またはiPad用に電子ブック化してほしいのは、僕だけではないはず。

◆関連リンク
『黒澤明「七人の侍」創作ノート(全2冊)』
 絵コンテと創作ノートがこのような形で出版されたが、これらもアーカイブで見られる。

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