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2011.12.02

■感想 アダム・エリオット監督『メアリー&マックス』

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映画『メアリー&マックス』公式サイト

 アダム・エリオット監督『メアリー&マックス』DVDを観た。
 精神疾患を扱った人間の物語とそれにマッチした人形アニメ。人間以上に人間くさいパペット、誇張による映像効果が最大限発揮されて感動!
 まるでシンプソンズのような(?)下膨れの人形達のおりなす、不器用で不自由な物語。

 白眉は、ニューヨークの街の描写、摩天楼群の陰鬱な造形とモノクロの映像でしょう。アスペルガー症候群の孤独な中年男マックスの心象風景を映し出した様な感情のトーンを抑えられた、内相的な世界。
 タイプライターで打ち出される不思議な文章と人形のぎこちない動き。映像とこの独白的なタイプの言葉が、マックスの精神活動を観客に追体験させ、映画を観る観客の心へ浸食してくる。

 ニューヨークの最後のシーンの感動は、まさにマックスの一生を疑似体験した、他にはない種類の感覚だった。

 この作品は、2009年アヌシーで最優秀長篇賞を傑作『コララインと魔法のボタン』と同時受賞しているとのこと。僕はどちらかと言えば、『コララインと魔法のボタン』が好きなのだけれど、本作も人形アニメの中でも映像表現と物語が見事に融合した秀作である。劇場公開時に見逃していたことを悔やんだw。

◆関連リンク
当Blog記事
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アダム・エリオット監督『メアリー&マックス』

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