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2011年1月9日 - 2011年1月15日

2011.01.14

■感想 トラン・アン・ユン監督『青いパパイヤの香り』Trần Anh Hùng "Mùi du du xanh"

Photo

青いパパイヤの香り - Wikipedia

"『青いパパイヤの香り』(あおいぱぱいやのかおり、ベトナム語題: Mùi du du xanh, フランス語題: L'odeur de la papaye verte , 英題: The Scent of Green Papaya)は1951年のサイゴンを舞台とした、ベトナム・フランス共同制作の映画。トラン・アン・ユン監督のデビュー作で、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)・セザール賞新人監督賞を受賞したほか、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。"

トラン・アン・ユン - Wikipedia.

"トラン・アン・ユン(チャン・アィン・フン、クオック・グー:Trần Anh Hùng, 漢字:陳英雄, 1962年12月23日 - )はベトナム出身の映画監督・脚本家である"

 『ノルウェイの森』の予習で(^^)トラン・アン・ユン監督の長編デビュー作『青いパパイヤの香り』を観た。
 ハリウッドでも日本でも中国でもない独特の文法の映画。セリフをミニマムにして、カメラはグッと被写体に迫って、静かに深く対象に迫る映像と物語がなかなか。
 一瞬、小津安二郎を思い出したけれど、あの架空の昭和初期と比べると、やはり随分と異なる。

 そして村上春樹の作風と近いかというと、これも明らかに異なる。
 けれどもどこか通底している...。この監督は12歳でベトナムからフランスへ移住したとのことだが、ベトナム映画の文脈とはどんな風に接続しているのか気になる。ベトナム映画一本も観たことないのでww。

 小津を思い出した要因のひとつが、『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』に通じるいたずら坊主の三男の存在。物語では触れられなかったが、彼の消息が知りたいw。

DVD『青いパパイヤの香り』

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2011.01.13

■iPhone立体3Dスキャンアプリ『Trimentional』

iPhoneのカメラで立体の3Dスキャンができるアプリ『Trimentional』
  Touch Lab - タッチ ラボ
(Twitter / @日下部むのるさん経由)

"iPhoneのカメラを使い立体から3Dの物体を合成する「3Dスキャナー」。撮影した物体の正面だけでなく角度を変えて表示することができます"

 iPhone立体3Dスキャナーアプリ"Trimentional"。
 リンク先の記事を見ていただくとわかるが、一回のシャッター操作で、iPhoneの画面の光を四方から当てるようにして、画面側のカメラで撮影。その四方の光による陰影から被写体の奥行きを計算し、3Dモデルを自動作成するアプリ。

 さっそくインストールして試してみたので、ご報告。

Trimentional_dog_5_picies2

 まず家人が作成したぬいぐるみを撮影した結果の3Dモデル。
 本来はiPhone上で、指で動かしてグリグリといろんな角度からの映像が見られるのだけれど、ここでは写真のようにその画面キャプチャーの静止画で雰囲気を見てもらいたい。

 さすがに簡易的なスキャナーなので、なかなか凹凸をバッチリは認識できないw。それでもそれなりに3Dグリグリ感があるので面白い。以下、参考にさらにいくつか撮った結果。

Trimentional_pappet_pig

 上はチェコのパペット。下がブタの加湿器(^^;)。
 なかなかそれらしくモデル化されているが、でもやはり黒い部分があると、なかなか凹凸が正確に把握されていない。

Trimentional_muffin

 次は生物(動く被写体で撮りにくいw)。
 うちの愛犬マフィンを撮ってみたら、本当は鼻の高い美人なのだが、こんないびつな顔に(^^;)。鼻が黒いので凹と認識してしまうんですね。陥没した顔が痛々しい!!

Trimentional_dog_wire2

 このようにワイヤフレームにも簡単に変換できる。

 今後は、このアプリ、基本の3Dデータ取得性能向上と、撮った3Dモデルを公開できる仕組みが出来ると良いね。
 このように今回紹介しているが、これは本来、アプリでモデルを指で動かして観ないと本当のところは解らないからw。

 最後に蛇足。
 3Dデータモデルをグリグリ動かして、家人に見せたら「マックスヘッドルームみたい。でもそんな映画を覚えているのは記憶の無駄遣いだわっ」w。最近、 究極映像探求に家人はまるで無関心(否定的)なのは何故だろう(^^;;)と胸に手を当てて考えるw

◆関連リンク
・アプリのデモ動画。不気味なおじさんの顔を見たくない人は、クリックしちゃ駄目ww。

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2011.01.12

■クリス・クゥクシ:KRIS KUKSIアートブック "Divination And Delusion"

Kriskuksibookdivinationanddelusion

KRIS KUKSI: Divination And Delusion

 骸骨彫刻他で刺激的な作品を作り続けているアメリカのアーティスト クリス・クゥクシの本。
 タイトルの"Divination And Delusion"は「予言と妄想」と訳せるのだけれど、まさに彼のアートにはピッタリだと思う。(残念ながらAmazonでの取り扱いはないため、購入は直接上のリンクで申し込む方法しかないようだ)

 以前、2007年に"Kris Kuksi : クリス・クゥクシ 骸骨による戦争アート"という記事で紹介したことがあるのだが、この作家のHPがアップデートされており、さらに2010年までの最新作品も掲載されているので、改めて、下記御紹介。

Kris Kuksi : Home Artworks Sculpture
 2010年、最新の傾向としては骸骨が減っているように見える。
 各作品をクリックして画面一杯に画像を開き" > " をクリックすると、作品のディテイルを観ることが出来る。細部がまた素晴らしいので、是非クリックを。

◆関連リンク
・ "iPhone4用スキンシール Deadly Sins/Kris Kuksi:クリス・クゥクシ コラボモデル"
 こんな物があって小驚愕(^^;) これを貼れば、骸骨彫刻アート仕様のiPhoneの出来上がり!
Kris Kuksi : クリス・クゥクシ 骸骨による戦争アート
 2007年の記事。

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2011.01.11

■謎のHP、ウルトラQ coming soon と www.ultraq-color.com

Q_coming_soon

ウルトラQ(http://m-78.jp/q/)
円谷プロ公式サイト
 (付録部 blog-buさん : 【特撮】謎のホームページ、ウルトラQ coming soon....経由)

 1966/1/2『ウルトラQ』放映開始で、先日45周年を迎えたとのこと。これに関係したイベントのようだが、何が起こるかワクワク!
 『ウルトラQ』は幼少期に観て完全に刷り込みがなされているので、郷愁やらなにやらで冷静な判断ができないのだけれど(^^;)、やはり僕ら60年代世代の奇想映像のオリジンであることは間違いないww。
 僕らの世代はシュルレアリスムを円谷作品で知った世代!(^^;)怪獣たちに込められた成田亨、高山良策ほかの美術家のシュルレアリスムの直撃を受けた世代にとって、このガラモンの写真だけでドキドキと鼓動が高まる。

ウルトラQカラーテスト映像?!Blog [特撮ヒーロー作戦!]さん

"ニコニコ特撮でなんとウルトラQのカラー映像がテストアップされていた!"

 09.4/1に一日だけ円谷プロ公式名で公開されたという。
 そしてここに書かれているカラー化プロジェクトの噂。これが「ウルトラQ coming soon」の正体ではないかというのがtwitterでの各所の予想。

Ultraqcolor_com_3

 で、調べてみたら、円谷プロによって、こんなサイトも用意されていた!
http://www.ultraq-color.com/(右写真)

CyberSyndrome : Whois

"Domain Name: ultraq-color.com
Created On: 2009-06-04 15:39:35.0
Last Updated On: 2009-06-09 11:20:35.0
Registrant Organization: TSUBURAYA PRODUCTIONS CO.,LTD."

 ドメイン名からサーバ運営者を調べるサイトによると、このサイト、円谷が09.6月に取得したサイトであるらしい。
 これはカラー化、間違いないかも?!

 カラー化によって怪獣シュールレアリスムがどんな跳躍を果たすか、恐いもの見たさw。どうせなら3D化も期待したい。ガラモン立体視、見たいw。

◆関連リンク
http://bit.ly/gsrUh0
 ウルトラマンシリーズ45周年記念サイト、こちらも楽しめます。
成田亨 - Wikipedia
ウルトラマン・アート!展 | ウルトラマンシリーズ45周年記念サイト.

# 北海道旭川美術館 (2010/09/18~11/28)※終了致しました
# 岩手県民会館 (2011/01/07~02/13)
# 鹿児島市立美術館 (2011/03/30~05/08)
# 福井市美術館 (2011/07/16~08/21)
# 茨城県近代美術館 (2011/11/03~2012/01/15)[予定]
# 長崎県美術館 (2012/01/27~03/31)

Togetter - 「2011年1月1日「ぼくらのウルトラマン伝説」
 「ぼくらのウルトラマン伝説」成田亨氏の功績にかなり時間がとられていて絵も多く紹介された。
 なんとあのメトロン星人のちゃぶ台が展示会場に再現されている(写真)。凄い! そこに座りたい。一番近くても福井かぁー。
徹底検証『ぼくらのウルトラマン伝説』再放送決定!
  (Blog アンヌ隊員のひとりごと経由)
 2/12(土)13時~15時、BS日テレで再放送。お見逃しなく!!
「ウルトラマン幻想譜」INDEX:4 (Twitter / @Uotuki-tsukuyoさん経由)

"「(略) 私は、さしあたって乙女座 のM87星雲−反宇宙が存在するというそのあたりへ旅立って、おずおずとこの本を差し出すほかない。これは、いわば反地球での反人間のための物語である」
 この文章で語られた、現実の背後の「想像を絶した奇怪な非現実的世界」、これはウルトラQシリーズのテーマそのままではないか。(略)
 これは実は、中井英夫『虚無への供物』(一九六四年、初版時ペンネームは塔晶夫)の 初版あとがきの一節である"

 ウルトラマンのM78星雲は、中井英夫『虚無への供物』からとられたのではないかという論考。ウルトラマン-怪獣による大量死の無意味の連鎖。『虚無への供物』を原案にした怪獣映画を夢想してしまう。

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2011.01.10

■TAKE IT EASY!×末満健一 舞台版『千年女優』(今 敏原作)東京・大阪で再演

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舞台版『千年女優』 公演概要(公式HP)
舞台版『千年女優』東京・大阪で再演 - KON'S TONE.

"TAKE IT EASY!×末満健一 2011
脚本・演出: 末満健一 原作:今 敏
脚本・演出:末満健一[ピースピット]
音楽:和田俊輔[デス電所]
出演:清水かおり 中村真利亜 前渕さなえ 山根千佳 立花明衣
[大阪公演] 会場:HEP HALL 公演日程:2011年1月20日(木)〜24日(月)
[東京公演] 会場:シアターグリーン BIG TREE THEATER 公演日程:2011年2月17日(木)〜21(月)
[福岡公演] 会場:ぽんプラザホール
2011年4月9日(土)〜10日(日)"

千代子讃江・その1 - KON'S TONE
(今 敏  舞台版『千年女優』感想)

"すべて可愛い。
この喜び方に近いものを世間に探すとすると、こういうことに似ているのではないか。
「孫が可愛い」
孫を持った経験などないが、きっと、そうだ。 これは初孫を見るような気持ちに違いない。 無論、娘であるアニメーション版『千年女優』だって可愛いが、映画における一番の責任者である者にとってはおのれの不明による出来の悪い面がクローズアップされてしまい、無条件に可愛いというわけにはいかない。 (略)

しかし「娘」から生まれた「孫」は可愛いのである"

 上は2009年の名古屋公演の今 敏氏の感想。
 2011年大阪、東京、福岡で再演されるとのこと。

Twitter / @水口美佳さん

"今さんにも「あんな法螺話をどうやって舞台に?」と驚かれました。映画と全く同じ展開でノーカット90分でお届けします"

 この舞台のプロデューサーの水口さんのつぶやきです。全く同じ展開、というのがとても興味深い。あの映画と同等の時間進行で再現される舞台。
 もともと演劇は、同一の舞台でも時空を超えることが容易なメディア。
 あの時空縦横無尽の今 敏監督の映画をどのように芝居にしているのか、とても観てみたい。

YouTube - TAKE IT EASY!×末満健一 2011 舞台版『千年女優』予告
 YouTube - 舞台版 千年女優ー劇中歌『数え歌 無限千年回廊』
 YouTube - 舞台版「千年女優」(2009年版) のみどころ紹介!

"2009年に舞台化された、今 敏原作の人気アニメ『千年女優』。「立体化不可能」の声を覆した伝説の作品が、圧倒的な支持を受け待望の再演決定!"

 ここで2011年版の予告篇、芝居の一部が見られます。
 また、2009年版を見ると、女優5人が千代子役、それによる入れ子構造の表現になっているとのことです。

◆関連リンク
今 敏監督への追悼文(ピースピット│末満健一氏のナイトメアビフォアまんとなく日記)
 演出家の末満健一さんのBlog記事。これによると『東京ゴッドファーザーズ』の舞台化も今 敏監督にお願いするつもりだった、と記されています。

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