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2011年5月22日 - 2011年5月28日

2011.05.27

■新作BDメモ トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』エクステンデッド版

Bd

トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』
 【コンプリート・エディション3枚組】

"2011.6/22発売
【Disc2】 特典映像(DVD)
・メイキングその1<キャスト編>(約43分)
・メイキングその2<撮影編>(約28分)
・イベント映像集(約40分)
・未公開カット集
【Disc3】(Blu-ray) エクステンデット版本編(150分)"

映画「ノルウェイの森」BD化。16分長い特別版 -AV Watch

"小川真司プロデューサーからのコメント

 映画『ノルウェイの森』には完成バージョンが二つ存在する。
 製作された順を時系列で追うと『エクステンデッド版』が先に仕上げられ、『劇場公開オリジナル版』が後に編集された。(略)
 監督はそれぞれのバージョンを完全に異なった方針に基づいて編集を行った。それは非常に繊細な編集におけるニュアンスの部分における選択の方針なのでひとくくりに説明するのは難しいが、あえて結果のみの印象を比べると『劇場公開オリジナル版』はより主人公たちのエモーショナルな部分が強調されており、『エクステンデッド版』はより映画全体の雰囲気、世界観を重視した構成だといえる。(略)

 あの冷たく深い森がさらに豊穣に紡がれるとは!
 僕は以前に感想として述べたように、ユン監督が創り出した映画全体の雰囲気に強く惹かれたので、そこがさらに拡張されるバージョンが世に出るのは、とても楽しみ。

 近頃、これだけディスクの発売が待ち遠しい映画も珍しい。6/22が楽しみである。

◆関連リンク
YouTube - インテル 最新 TV CM 「建築家」編
 水原希子が、浜辺でノコギリを引いて東京タワーを作っているintelのCM。いたずらを企てるあの笑顔がいいですね(^^)。

当Blog記事
感想 トラン・アン・ユン監督 村上春樹原作『ノルウェイの森』

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2011.05.26

■DOMMUNE 映画公開記念番組「『アトムの足音が聞こえる』マニュアル」大野松雄氏 TALK&LIVE!

Dommune_ohno

Twitter / @UKAWA NAOHIRO™ #DOMMUNE

"19時〜映画公開記念番組「『アトムの足音が聞こえる』マニュアル」TALK&LIVE!!:大野松雄、冨永昌敬(映画監督)、パードン木村、田中雄二 なんと大野さん80歳で人生2度めのオープンリールLIVE!!です!!神配信確定!!"

Togetter - 「DOMMUNE『アトムの足音が聞こえる』TALK&LIVE 大野松雄」

 5/21に公開された冨永昌敬監督のドキュメンタリー『アトムの足音が聞こえる』(公式HP)で取りあげられた音響デザイナー・大野松雄氏の記念トークとライブが、宇川直宏氏が主宰するライブストリーミングスタジオDOMMUNEで開催され、その様子がUstreamで生放映された。
 大野氏の生のべらんめぇと「この世ならざる音」のライブを聴けて、とても刺激的な放送だった。

 5/25には、大野松雄氏の新作CD『YURAGI #10』も発売される。
 大野氏は80歳という高齢にも関わらず、電子音の最先端をいまだ切り拓いて行こうという気概が垣間見える。素晴らしい姿勢であると思う。
 オープンリールテープをその手でスクラッチする様を生(放送)で見られて、その気概の一端がこちらにも流れ込んでくるようなのであった。

 詳細は、放映当日にtwitterの皆さんのつぶやきを、僕が拾い出してまとめたtogetterのリンク先をご覧下さい。そのパワーに魅せられた皆さんの感激の声が溢れています。

◆関連リンク

YouTube - 『アトムの足音が聞こえる』予告編
 この動画は予告篇です。本記事の大野松雄氏TALK&LIVEの映像ではありませんので、ご注意を。
大野松雄『YURAGI #10』 新作CD

1. Yuragi #10(version 1) 2. Yuragi #10(version 2) 商品の説明 内容紹介 1963 年に放映がはじまった日本初のTV アニメ『鉄腕アトム』の音響デザイナーとして今なお多くの電子音響ファンを魅了し続 ける大野松雄。 2011 年5 月にはその大野を主役に据えた冨永昌敬監督によるドキュメンタリー映画『アトムの足音が聞こえる』が劇場公開される(ユーロスペースほか全国順次公開)。 この映画公開に合わせ、2005 年の『大野松雄の音響世界3「はじまり」の記憶』以来となる新作アルバムをリリース。 2009 年7 月に草月ホールで行なわれた公式としては初のライヴ・パフォーマンスで試みた表現を再構築した音源を使用。


当Blog記事
感想 シネグリーオ製作・冨永昌敬監督『アトムの足音が聞こえる』

"ラストで80歳になった大野氏の映像にナレーションがかぶる。
「一度掴んでしまったらその音はこの世に存在する音になってしまう。存在する音に僕は興味がない」"

シネグリーオ製作・冨永昌敬監督『アトムの足音が聞こえる』試写会

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2011.05.25

■感想 マイケル・マドセン監督『INTO ETERNITY:地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~』

Into_eternity

2/16 NHK BS1 地下深く 永遠(とわ)に
 ~核廃棄物 10万年の危険~:kayophoto info

"NHK BSドキュメンタリー 「地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~」 アップリンクが配給している、原題:INTO ETERNITYが50分バージョンでNHKで放送されるそうです。"

映画『100,000年後の安全』公式サイト
トーキョーノーザンライツフェスティバル2011 [2011年2月12日〜20日 渋谷ユーロスペース / アップリンク]

"100,000年後の安全  原題:INTO ETERNITY
■ 監督:マイケル・マドセン ■ 出演:マイケル・マドセン
■ 2009年 デンマーク/フィンランド/スウェーデン/イタリア
■ 75min ■ 言語:English ■ 提供:アップリンク                                                                                                                
【受賞】2010年 パリ国際環境映画祭グランプリ、2010年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭・最優秀グリーン・ドキュメンタリー賞、2010年 コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭・有望監督賞

 フィンランドに建設が決定した、世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場。埋設後、その巨大システムは10万年間保持されるように設計される予定だが、果たして 10万年後の人類にその危険性を伝えることはできるのだろうか?(略)
 地下400mに作られるまるで要塞都市のような巨大システムの中で、廃棄物は人工バリアに入れられ10万年は隔離されるという。(略)
 照明を反射する岩盤、施設内にひしめく数々の調査機器、なめらかに動く掘削重機、それらのフォルムを美しく捉えた、まるでSF映画と見紛う近未来的な映像美で観る者の度胆を抜きながら、映画はプロジェクトの実行を決定した専門家たちの言葉を丹念に拾い出し、未来の子孫の安全性について問いかけてゆく。人類の負の遺産をめぐる衝撃のドキュメンタリー。 (栗本)"

Twitter / @Uotuki-tsukuyo: ETV特集 地下深く永遠に Twitter / @Uotuki-tsukuyo 十万年後の人類に Twitter / @Uotuki-tsukuyo

"そしてさらに凄いのが十万年後の人類に、それが危険なものであることを伝える方法……。これはみてもらわないとわからないのだけど、ブレードランナーか指輪物語かベクシンスキかみたいなオブジェをつくることで、そこが危険な場所であることを伝えるというもの……。そのビジュアルは絶景……。"

 魚月さんのツイートで教えていただいたNHK ETV特集にて短縮版が放映されたフィンランドの放射性廃棄物 地下処分所 ONKALO(フィンランド語で「隠し場所」の意味)のドキュメント。

 もちろん僕の関心は、上で引用させていただいた危険であることを10万年後の人間にどう伝えるか、危険を示すオブジェを作る、という部分。

 10万年後の未来にも通じる普遍的な恐怖のマーカーの模索。番組中では、上に引用したいくつかのラフ画紹介とムンクの叫びが例として語られていた。もし10万年後にこれを観る者が、もしも人間なら危険とわかるはずだ、という推測。

 番組ではまだ結論が出ておらず、こうしたマーカーで積極的に施設の危険性を明示するという案と、逆に絶対に気づかないようにひっそりと隠してしまうという案の二つの間で結論がついていないと言っていた。
 これは、どういう決着をするか。そして恐怖のマーカー案を選択した時に、どんなヴィジュアルが選択/作成されるか、というのがとても興味深い。

 まさに、幻惑的な命題だ。
 10万年後の「人間」っていったいどうなってるのか。そして果たして彼らはムンクの「叫び」から恐怖を読み取れるのか。
 異星人の恐怖感覚を想像するくらい久遠の命題担っていると思う。

 僕なら、恐怖のマーカーに使用する作家として、魚月さんが書かれているベクシンスキーの他に、深井克美エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーオリビエ・デ・サガザンあたりを挙げると思う。うちのblogを継続的に読んでいただいている方には、またか、と言われそうですが、、、。

 いずれにしても、この興味深い取り組みの今後を見守りたいと思います。

■10万年の未来

 エジプトのピラミッドですら、建造は紀元前2500年頃と言われており、作られたのは今から5000年弱前。10万年というとその約20倍の気の遠くなるような時間である。おそらくこの10万年という設定は(番組でも詳細は触れられていなかったと思う)、プルトニウムの半減期2.4万年に由来していると思う。
 10万年後にはプルトニウムが崩壊して(1/2)^4=1/16になることから、設定された数字だろう。

 0.5万年前のピラミッドですらどんな意図で作られたのかが、記録として全く残されていないのに、さらにその20倍の期間先の未来に、どうやって正確なメッセージを残すのか、大変な命題である。

 10万年。人類の言語他のコミュニケーション手段や文化形態が大きく変貌を遂げているかもしれない未来。そして人類は存続しているかどうかすらも怪しい。
 人類が生み出した放射性廃棄物のとんでもなさが、ここからも気が遠くなるように想定できる。東電や原発を持つ電力会社、推進した政治家や大学研究機関が、こんな想像力を持っていたら、現在の状況はなかったのかもしれない。これは彼らの政策を許容し続けてきた我々日本人の大部分に帰ってくる言葉なのだと思うが、、、、。

◆関連リンク
論文 「フィンランドにおけるONKALO建設の近況」(日本語PDF)
"地下深く永遠に:Into Eternity"予告篇

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2011.05.24

■新刊メモ S.R.ディレイニー『ダールグレン:Dhalgren』 大森 望編『NOVA 4』

サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン (1) (2)』
 国書刊行会−−これから出る本

"サミュエル・R・ディレイニー 大久保譲訳
四六判・上製 定価3360円/3570円

「20世紀SFの金字塔」「SF界の『重力の虹』」と賞される伝説的・神話的作品がついに登場! 異形の集団が跋扈する迷宮都市ベローナを彷徨し続ける孤独な芸術家キッド──性と暴力の魅惑を華麗に謳い上げた最高傑作。2冊同時刊行 5/24日発売6/20発売予定(5/28時点修正)"

 ついに国書刊行会の新刊案内と、Amazonにサミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン (1) (2)』が登場、予約可能になっている。
 本当に発売されるんですね! Amazonでは、国書刊行会のHPの5/24発売と異なり、何故だか発売日は5/31になっている。予約したけど、何故だか不安だ(^^;)

◆関連リンク
当Blog記事
・11.7/18追加 感想 サミュエル.R.ディレイニー『ダールグレン:Dhalgren』
S.R.ディレイニー『ダールグレン:Dhalgren』舞台化 Jay Scheib "Bellona, Destroyer of Cities"

大森 望編『NOVA 4---書き下ろし日本SFコレクション』
 河出書房新社|NOVA 4

●京極夏彦「最后の祖父」
●北野勇作「社員食堂の恐怖」
●斉藤直子「ドリフター」
●森田季節「赤い森」
●森深紅「マッドサイエンティストへの手紙」
●林譲治「警視庁吸血犯罪捜査班」
●竹本健治「瑠璃と紅玉の女王」
●最果タヒ「宇宙以前」
●山田正紀「バットランド」

『NOVA4』(河出文庫)刊行記念「大森望のSF漫談」VOL・12
ゲスト:山田正紀さん (WEB本の雑誌)

"開催日時  2011年5月26日(木)19:00~
会場 青山ブックセンター六本木店
参加方法 青山ブックセンター六本木店の店頭もしくはお電話にてご参加予約を承ります。 トーク終了後にサイン会がございます。同じく2011年5月8日(日)朝10時より、青山ブックセンター六本木店にて『NOVA4』(河出文庫 税込み・ 998円)を御買い上げの方に、サイン会整理券を差し上げます。『NOVA4』に大森さん&山田正紀さんのWサインが入ります。"

 順調に刊行されている大森望氏の『NOVA』も既に4巻。
 まだ『NOVA3』も積ん読なのに、これはいかん、読まねば(^^;)

 山田正紀氏との漫談、楽しそうですね。関東の方は、是非。

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2011.05.23

■スタート! 福島県立美術館「トらやんの方舟計画(プロジェクト)」

110518torayan

福島県立美術館

"常設展示では「トらやんの方舟計画」がスタートします。こちら(PDF)をご覧ください。

2011.5/18(水)〜8/28(日) 9:30-17:00(入館 〜16:30)月曜日休館
■プロジェクト趣旨
福島県立美術館の常設展に展示されているヤノベケンジ作品《ラッキードラゴン構想模型》。《ラッキードラゴン》とは、1954年アメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で被曝した静岡県焼津のマグロ漁船・第五福竜丸のこと。ヤノベは被害者である《ラッキードラゴン》を大きな太陽を掲げて船出する"希望の船"へと変身させました。
「さぁ次は、みんながこの"希望の船"に乗り込み、私たち自身の力で未来の世界へと船出する番だ!」私たちとトらやんの方舟はプロジェクトの発進です"

Twitter / @ヤノベケンジ氏(11.5/21, 9:36)

"今福島県立美術館に作品を展示しています。その作品を使って福島に住む方がこんなプロジェクトを始めてくれました。楽しみ!"

 ヤノベケンジ氏の福島県美術館 常設展示作品《ラッキードラゴン構想模型》を用いて、新たなプロジェクトがスタートしたとのこと。

 詳細は、公式HPにもテキスト化されていないので引用はしませんが、上記PDFをご覧下さい。

 この方舟が、福島の原発事故の"希望の船"になるといいのですが、、、。

◆関連リンク
究極映像研 ヤノベケンジ関連記事 - Google 検索

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