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2011年6月5日 - 2011年6月11日

2011.06.10

■ヤノベケンジ個展「アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ」@山本現代

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未曾有の現実の中、放射線を視覚化したアート|イズムコンシェルジュ

" 7月2日から東京・白金のギャラリー山本現代にて、ヤノベケンジ氏の個展「アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ」が開催される。30日まで。

ガイガー・アンテナを持つ数体のアトムスーツ人形が放射線をキャッチし、作品中央には空也上人像を模した等身大のヤノベケンジ人形がたたずんでいる。

「アトムスーツ」は、放射性物質による人体表面の汚染と体内被爆から人体を防護するための必要最低限の機能を備えた特殊な全身スーツです。表面は付 着物質をすぐに除染できるウォータープルーフ素材でできており、眼球、生殖器、臓器など重要器官部にガイガー・ミュラー・カウンターが装着されています。 90年代、「終末世界」を生き残るために制作された“サヴァイバルマシーン”の重量化から脱却するために作られた身軽なこのスーツは、ヤノベを「妄想」の 世界から旅立たせ、「現実」に立ち向かわせた重要な作品でもあります。(プレスリリースより)"

 来月、あのアトムスーツが復活。
 東京のビルの一室にあるギャラリー・山本現代で、放射線の検出がどの程度なされるのか、わからないが、緊迫のアートになるだろう。

空也上人立像とヤノベケンジ「大地のアンテナ」 時代生きる民衆の中へ(2000)

" 布教のために始めた踊り念仏など民衆の心とともに生きた空也の姿が今も生き生きと脈打つのが空也上人立像だ。空也が生きた時代から約 300年後の鎌倉時代につくられた像は、運慶の四男にあたる仏師、康勝の作。わが国の木造肖像彫刻の最高傑作の一つとして名高い。胸に金鼓を下げ、右手に は鉦(かね)を鳴らす撞木(しゅもく)、左手には鹿の角を載せた杖(つえ)。空也上人の生前の姿を生き写したような写実的な表現。

「小学校の教科書で初めて空也上人像を見たとき生身の生きた姿のように思いました。彫刻家として見ても、この像は素晴らしいし、常に 民衆の中に入って布教し、人々を救済した空也の生き方にもひかれます。踊り念仏を始めたり、ときにユーモアも取り入れたパフォーマンスで人々をひきつけた 姿勢は、森村泰昌さんとかボクとか関西の現代美術家とも共通したものも感じます」とヤノベは話す。"

 

 そしてこの記事は、この空也上人像を模した等身大のアトムスーツを着込んだヤノベケンジ人形の登場時(2000年)のレポート。

ヤノベケンジ 「核時代のサヴァイバル/リヴァイバル」 « 戦争と芸術Ⅳ-美の恐怖と幻影-(2009)

"制作の動機である「未来の廃墟」からチェルノブイリを訪問した理由、そしてチェルノブイリでヤノベさんが見たもの、その後のアーティストしての葛藤など、普 段は聞くことの出来ない大変興味深い話を聞くことが出来ました。これまでの講演や同時期に大阪で行われていた水都大阪などで見せていた表情とは、また違っ た表情のヤノベさんを垣間みることができたのではないかと思います。"

 続いて、2009年に京都造形芸術大の「戦争と芸術Ⅳ-美の恐怖と幻影-」において、展示された同作品の記事。 

◆関連リンク
空也上人 - Wikipedia
Atom Suit Project - Antenna of the Ground - /// YANOBE KENJI ART WORKS(ヤノベケンジ公式HP)

当Blog記事 ヤノベケンジ  Google 検索
ヤノベケンジ 震災後 の 胎動 − 1: ★究極映像研究所★

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2011.06.09

■ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 : Lucky Dragon


YouTube - ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 1/5
【TV放映】水都大阪2009 ヤノベケンジ密着ドキュメント

"MBS 「映像’09 ラッキードラゴンの伝説-ヤノベケンジ×水都大阪2009-」
10月18日(日)深夜(19日午前)24:50-25:50
大阪出身の現代美術作家、ヤノベケンジさんはこの夏、新作に挑んだ。その名はアート船「ラッキードラゴン」。水の都の復活を掲げたイベント「水都大阪 2009」のために制作されたこの巨大な竜は、ナニワの水辺を縦横に走り回っては火や水を噴くパフォーマンスで観客を魅了した。番組では、総勢100人を 超える人たちが関わった、5ヶ月に及ぶ制作過程に密着しながら、彼の発想の原点と作品に込めた思いを探る。"

 これはMBSで関西ローカルとして放映された番組 (約60分)を、ヤノベケンジのYoutube公式(たぶん)チャンネルTheTorayanが5本の動画、1/5〜5/5に分割して公開したものである。

 禍々しい《ウルトラ―黒い太陽》の映像から始まる水都大阪2009、第五福竜丸に起源を持つヤノベ作品建造と公開の物語。
 これは現実の日本にチェルノブイリと同じ忌まわしいゾーンが生成されてしまった現在、ヤノベファン必見のビデオである。

YouTube - ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 4/5
 森の映画館で描かれた核の恐怖。第五福龍丸の横で語るヤノベケンジ。

"人類の負の遺産を語り継ぐ船を全く違う次の新しい何かを創るためのイマジネーションの化けものに造り変えようとして今のラッキードラゴンが完成"

YouTube - ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 5/5
 今後のラッキードラゴンについて質問されてヤノベケンジ。

"伝説が現実に繋がるようなことになるかもしれませんね"。

絵本の語り
"心で想うことはいつか本当に起こるんや。本当にできるんだから、まあちゃんのふしぎなおはなしをみんなに教えてあげるんや"


YouTube - 「トらやんの世界」2004(『森の映画館』上映作品)

"ヤノベケンジ「森の映画館」(2004)での上映映画です。(13分) http://www.yanobe.com/aw/aw_cinema_in_the_woods.html"

 都立第五福竜丸展示館で福竜丸の横に展示された核シェルター『森の映画館』で上映された映像作品。
 大阪コテコテファーストシーン(^^;)を越え、チェルノブイリの赤い森と放射線の恐怖が描かれる。これはヤノベケンジが自身の父親をトリックスターとして写しながら、自分の二人の幼子の命を核の脅威から守ろうとして描いた、根源的なサバイバルの映像である。

 ここを起源として、"ラッキードラゴンの伝説 2009"の第五福龍丸の再構築が図られたのである。

内田 樹, 中沢新一, 平川克美『大津波と原発』

"人間の人間性を基礎づけるもっとも根源的な能力は「なんだかわからないけど、恐ろしいものが切迫してきている」ことを感知できる力(内田樹)"

 内田樹があとがきで書いているのは、この人間に原初的に備わった感覚と、それを矮小化する薄っぺらな現代の合理主義の否定である。

 ヤノベケンジが反原発を軽々しく口にせず作品で描くサヴァイバルの本質はこれかもしれない。

 そして6/4ヤノベケンジが以下のようなつぶやきを。
 ラッキードラゴンを用いたヤノベの震災後、原発事故後の活動が本格的にスタートする予感である。

Twitter / @ヤノベケンジ氏

"「福竜丸」の命を受けた「ラッキードラゴン」船。今年再び現れるかも。http://bit.ly/mdItUS(上のビデオへのリンク)"

◆関連リンク
Twitter / @Taro Kiguma/木熊太郎氏

"7月2日からヤノベケンジさんが個展をやるそうです。もちろん、あのスーツ、アトム・スーツプロジェクト! 未曾有の現在進行形の事象の中でのメッセージは必見以外の何物でもない。山本現代にて。"

 そして封印されていたあのアトム・スーツが再び立ち上がる!!

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2011.06.08

■ロシアの異様な建造物 巨大球体&高電圧建造物 Russia strange Ball & Structure

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Panoramio - Photo of акустический аттракцион
 (ロシア西部の森林にある謎の巨大球体に放射能の影? - GIGAZINE経由)

"かなり以前からあるというその球体は、いったい何のために作られたのかすら不明な上に、謎のカギ穴があったり、放射能に対する注意を促すマークが描かれています。なんですかこれは…。"

 GIGAZINEに興味深い記事が掲載されていたので、ネット検索して調べてみた。
 結果は正体不明。だけれどもGIGAZINEの記事に掲載されていない写真を見つけたので掲載。ロシアのトベリという場所に存在するらしい。Googleマップでも確認できる。
 内部とか構造についてはGIGAZINEの記事に掲載された写真を参照下さい。

Photo
 Google マップには何人もの方が写真掲載しているので、割とロシアでは有名なスポットなのかも。車や自転車が写っているとストレンジ感は減退しますねw。

■ストレンジ・ストラクチャー

Strangestructure

Strange Structure In Russia

"Some Russians stumbled upon some strange structures in the Russian forest. It is said that these are high voltage generators that measures lightning strikes to run experiments on it though I’m not so sure what to make out of it. Check out these strange structures in Russia with 7 more pics after the jump."

 そして上記、謎の巨大球体を調べていて見つけた、同じロシアの奇妙な建造物。
 こちらも正体は残念ながら(嬉しいことに(^^;))不明。
 高電圧の発電機か、落雷の測定装置か、とリンク先には書かれているが、確かに電力関連設備であるように見受けられる。
 関連リンクに掲載した- 社会科見学に行こう!本の表紙、高エネルギー加速器研究機構の高電力設備の写真が近いと言えば近い。
 どなたか我と思わん、ロシア語に堪能な方は、是非、これらの物体の正体を暴いて下さい。コメント、お待ちしています。

 それにしてもロシアって奥深い。

◆関連リンク
小島 健一『社会科見学に行こう!』
小島 健一『見学に行ってきた。—巨大工場、地下世界、廃墟…』
Five-Story Steel Ball Makes Novel Hospital
 構想された球体の病院。
謎の球体、次々発見される—ロシア - EUROPA(エウロパ)

"この謎の球は、ロシアのボルゴグラード草原で発見された。 成分はシリコン、砂、および金属だというが、この物体がいったいなぜ このようにして生まれるのかは、全くの謎だという。"

 別の謎の球体。写真のインパクトは小さい。

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2011.06.07

■アルゼンチンのシュルレアリスト Santiago CARUSO:サンティアゴ・カルーソー

Santiagocaruso

s-caruso's deviantART gallery (deviantart)
Santiago CARUSO - Illustrator: Retrato del Delito / Crime Portrait
Santiago CARUSO - Artist & Illustrator - GALLERIES
(Picture of the Day – A Portrait of Crime経由)

 ネット徘徊で見つけたアルゼンチン出身のシュルレアリストの凄みのある絵。
 プロフィールにはイラストレーターとあるけれど、この作風を見ているとシュルレアリストと呼んで全く問題ないと考えるのは僕だけでしょうか。

 数百点の絵がリンク先に掲載されているが、作品の鑑賞をしやすいのはトップに置いたdeviantartのHPが、お薦めです。
 このアーティスト1982年生まれ。Caras y Caretas magazineの表紙イラスト,本の挿絵が仕事の場になっているようです。
 とても若いので今後の活躍が期待できます!

 僕の好みは、上左の "Portrait of Crime"と名付けられたアルチンボルト風と、H.P.ラブクラフト "The Dunwich Horror"を描いたイラスト(上右, 下左)

Horz

◆関連リンク
The Dunwich Horror - Santiago CARUSO - Galleries -
 Illustrated Book : ''El Horror de Dunwich'' 2008の作品。

YouTube - Santiago Caruso - Ilustraciones de La Condesa Sangrienta
 絵を描いているところの動画。この手から異界が生み出されている。
Santiago CARUSO | Facebook
 アーティスト本人のフェースブック

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2011.06.06

■オーストラリア メルボルン"4歳の天才画家"Aelita Andre:アリータ・アンドレ


YouTube - Aelita Andre - Prodigy of Color Exhibition in New York City
アリータ・アンドレ:Aelita Andre公式HP
(Aelita Andre (アリータ・アンドレ) - 関心空間経由)

 2011.6/5(日)NHKの夜7:00のニュースで紹介されたオーストラリア、メルボルン4歳の天才画家アリータ・アンドレ:Aelita Andreちゃん。
 ニューヨークでの個展とのニュース。作品と制作風景が放映されたが、なかなか素晴らしい色彩感覚。 
 上のプロモーションビデオも素晴らしい。自由奔放に4歳児にこうした環境を与えているのが凄い。
 天才のアトリエでの超絶な制作風景である。既に巨匠の風格(^^;)。
 そして動画の構成と造りも素晴らしくかっこいいです(^^;)。親のプロモーションが凄いのかも。

The_leopard_or_the_luck_dragonhorz 左:The Leopard or the Luck Dragon、右:Pangea。
 彼女には世界はこのように見えているのだろうか。

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