« 2011年6月12日 - 2011年6月18日 | トップページ | 2011年6月26日 - 2011年7月2日 »

2011年6月19日 - 2011年6月25日

2011.06.24

■Doze Green(ダズ・グリーン)「The GODDESS(ザ・ゴデス)」

Goddess_3

Kidrobot Black
飛騨高山 留之助商店 店主のブログ : The GODDESS by Doze Green、公開。

"Doze Green(ダズ・グリーン)のThe GODDESS(ザ・ゴデス)がついにベールを脱いだ。 オーガニックとメカニックが有機的に結び付いた形容し難い神々しさ、宇宙のすべてを包み、癒し、愛する永遠の母の姿である。 角の先から足元まで高さは20インチ(51センチ)、$500.00 + 送料、kidrobot blackで発売開始(略)"

 中子真治さん絶賛のアート・フィギュア。是非、上記留之助商店のBlog記事にある写真全部をご覧下さい。
 巨大感とアンバランス感が素晴らしい!
 下のリンク先にある、このオブジェモチャの原型になったと思われるダズ・グリーンの壁画とは、色やリアリティが違いますが、こちらの存在感は元絵を超えた素晴らしい出来。

留之助商店Blog、The GODDESS似のデザイン画
 痺れるぅー(^^;)。アフリカの原始的造形芸術の流れを感じますね。

"Doze Green Teaser :: Off The Wall" (Youtube)
 ダズ・グリーンのファンキーな制作風景! 他にもいくつも動画があります。

◆関連リンク
Doze Green画像検索ダズ・グリーンの作品群。
Doze Green, Dave Ellis『Shaft』
P. Michael, Doze Green『Seed』

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.06.23

■「千年の土産 今 敏 回顧展」開催 @ 新宿眼科画廊

Photo

「千年の土産 今 敏 回顧展」開催 - KON'S TONE

"あの日から1年――。 2010年8月24日に46歳で急逝した 今 敏 の回顧展が、3年前の「十年の土産」展と同じあの空間で再び。
2011年8月12日(金)〜24日(水)12:00〜20:00
* 8月18日(木)は休廊です
* 初日(8月12日)は18:00まで、最終日(8月24日)は17:00まで
*入場無料

場所 新宿眼科画廊 東京都新宿区新宿5-18-11
03-5285-8822
http://www.gankagarou.com/sche/201108konsatoshi.html

今 敏 がアニメーション作品のために制作したイラストレーション、監督デビュー以前に描いた漫画作品の原画、さらには私的なスケッチなど貴重な作品も展示します。(略)
会期中はギャラリーにおいて『今 敏 画集BOX』100セットを先行販売します"

 亡くなって一年の今 敏さんの個展が開かれる。
 『パーフェクト・ブルー』の絵だろうか。個展のチラシがとても良い。この原画が見られるとしたら、是非、行ってみたいもの。
 あと願わくば、今監督の描かれた緻密なレイアウト図の展示を是非に御願いしたい。あの細密画は、原画で拝んでみたいもの。
 映画の原型がまさに詰まっているレイアウト画で今 敏監督が込めようとしたものを生で体感したいものである。

 残されている膨大なレイアウト画を中心にして、大規模な展覧会も今後実施されることを希望したい。海外で人気と評価の高かった監督なので、もし日本でそうした試みが企画されないとしたら、是非とも海外でもいいので、実現してほしいものである。

『今 敏 アニメ全仕事』刊行 - KON'S TONE

"2011年6月15日発売予定(電子書籍版も同時発売) 1260円(税込) 編集・発行: 株式会社G.B.
作品解説: 氷川竜介 インタヴュー / 寄稿: 林原めぐみ、岩男潤子、能登麻美子、山寺宏一、石川光久、沖浦啓之
http://www.gbnet.co.jp/ "

 そしてこういった本も出版が予定されている。
 上の引用にある『今 敏 画集BOX』がどんなものか、特に気になるが…。

◆関連リンク
新宿眼科画廊 今 敏 個展「十年の土産」(公式アーカイブ)
ジービー, マッドハウス〈協力)、KON'STONE(協力)『今 敏アニメ全仕事』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.06.22

■古川日出男 ニューヨークの朗読 @ 『モンキービジネスの英語版』イベント

Japansocietymonkey00

japanamerica: Me on Monkey in Daily Yomiuri(Roland Kelts氏のBlog"japanamerica"より)

"American novelist Steve Erickson and Japanese novelist Hideo Furukawa to talk about storytelling.

It also includes Furukawa's spastically apocalyptic short story,
"Monsters" in which the eponymous creatures have overtaken Tokyo's most famous neighborhoods, Ginza and Shibuya, and express deep longing and exasperation about what the humans have left behind. And Furukawa's conversation with Murakami is the centerpiece of a thrilling manuscrip"
[translator Chisato, Hideo Furukawa, Steve Erickson, Motoyuki Shibata, Roland Kelts in NYC](引用写真のキャプション)

japanamerica: Monkey Business Tokyo launch event, June 12
(Roland Kelts氏のBlog"japanamerica")

"ユニークな文芸誌『モンキービジネスの英語版』が生まれました!
ブルックリンの人気文芸誌『A Public Space』の協力で、年一回、 日本版のなかからベストの作品を選りすぐって刊行。第1号は4月に ニューヨークの書店に登場、ゴールデンウィークには小澤實、川上弘美、 古川日出男、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、といった面々が 参加して刊行記念イベントが行われ、大好評を博しました。"

 古川日出男、柴田元幸他「モンキービジネス」のニューヨークでのイベントについては、このRoland Kelts氏のBlog "japanamerica" の記事が詳しい。 日本の読売新聞の記事もクリップしていて、日本のどのサイトより詳細。
 その記事から以下、書き起こし。

日米の作家 新鮮な共鳴 柴田元幸 (2011.5/10 読売新聞)

" 5/1 は、マンハッタンに変わって新しいニューヨークの文化の拠点と化した感のあるブルックリンの書店<ブックコート>での、刊行記念パーティを兼 ねた気楽なイベント。川上、スティーヴ・エリクソン、小澤、ブラウン、古川日出男の面々が、少ししゃべってから自作を読むという豪華企画である。淡々とし た話あり劇的な朗読あり、自句への自解あり、それぞれ持ち味を発揮して大いに盛り上がった。
 5/3(略)午後にNPR(全米公共ラジオ)に出演した時もそうだったが、黙示録的な想像力を発揮してきた古川が福島県出身でもあることから、震災前後で想像力の役割がどう変わるかといった話題がやはり聞き手を惹きつけ、それがエリクソンの小説『アムジニアスコープ』などで幻視される黙示録的ロサンゼルスにもつながり、話はいっそう興味深くなった"

 ここで述べられている朗読が聴きたくてネットを探索してみた。
 見つからない、と思ったら、結局Roland Kelts氏のBlog japanamerica: May 2011 に情報がありました(^^;)。Monkey Business showcases contemporary Japanese writing | 89.3 KPCC ←こちらのHP、左上のDownloadをクリックするとMP3ファイルが再生されます。

古川日出男ニューヨークでの朗読(音声ファイル)
 5/3NPR(全米公共ラジオ)に出演時のインタビューと朗読(中央少し前から)。
 いままで幾つかの古川の朗読を聴いたが、この奥底から絞り出すような黙示録的な朗読は凄い。

"怪物は語る。

おれはいまここに必死に停まろうとしている。
時間はどんどん過ぎ去る。
わかるか?
渋谷は廃れた。
銀座は錆びた。
お前は未来だけを見ている。おれとは違う。
わかるか?
わからないだろ。
お前のいる場所に、もはやおれはいないからだ。おれが降りたからだ。ここはそこではないからだ。本当のことを言おうか? おれも降りずにそこにいたかった。未来が訪れる場所に。おれだって意志など持たずにいたかった。
しかしおれは降りて、ここに。
現在が "過去" にしかならないここに。
わかるか?
未来がこの現在を置き換えないここに。
わからないだろ。"

 朗読された作品は『TYOゴシック』P10の「怪物は語る」の冒頭部分。
 この小説は「モンキービジネス」2008年vol.1に掲載されたものであるが、震災後の朗読として、凄みのある古川の声で聴くと、いろんなことが想起される。
 古川の日本語に続いて英訳の声が入るので、それによる途絶が気になるが、これもまた別のイメージをもたらしている。

 古川日出男ファンであれば、必聴である。
 ということで、こっそりと 。時間のない方はこちらをどうぞ。

◆関連リンク
古川日出男『TYOゴシック』
Blog うまくいってる? 「古川日出男ナイト VOL.6」

"〜青山ブックセンター六本木店リニューアル2周年記念イベント〜
『ベルカ、吠えないのか?』文春文庫化記念 古川日出男ナイト VOL.6
朗読 『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男
『アムニジアスコープ』スティーヴ・エリクソン
2008.6.7 青山ブックセンター六本木店"

 古川がスティーヴ・エリクソン『アムニジアスコープ』を朗読した痕跡。
 だが音声はない。
 ここにあるのは、向井秀徳との朗読ギグ。"TUESDAY GIRL" "USODARAKE" "6本の狂ったハガネの振動" "ベルカ、吠えないのか?" 以前記事にしたが、特に後半2本が凄い。
古川日出男の100字レビュー:旅と現代文学。
 twitterでつぶやかれる古川日出男の関連ツイートが即座に掲載されている。
柴田元幸 責任編集『モンキービジネス』 | 株式会社ヴィレッジブックス

 

・当Blog記事
 熱い!古川日出男×向井秀徳 朗読ギグ ビデオ DAX配信中
 古川日出男 関連記事

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.06.20

■感想 ブラザーズ・クエイ監督 『マスク』(スタニスワフ・レム原作) Brothers Quay "MASKA" Stanislaw Lem

Photo

M:アニメーション・セレクション 1 « ImageForumFestival2011

"アニメーション・セレクション1 秘密の機械 5作品65分(オーストリア、ドイツ、ポーランド)

クエイ兄弟の新作『マスク』では、生命を与えられた殺人人形の恐ろしい悲恋劇が語られる。

マスク
ブラザーズ・クエイ/ポーランド/24分/35ミリ(ビデオ版)/2010
音楽:クシシュトフ・ペンデレツキ"

イメージフォーラムHPのPDF

 イメージフォーラムフェスティバル2011@名古屋にて、ブラザーズ・クエイ「MASKA:マスク」。
 冒頭の幻惑的な映像が素晴らしい。あの暗く黄昏れた光はクエイ作品でも更に先鋭化されてるのではないか。そして宮廷の人形達の爛れた色と形態。何処にもない光に息を呑む。

 原作のスタニスワフ・レムの短編と比べると、流石に24分では機械知性体の脳内を描いた深みのある描写はクエイと言えど表現できていない。
 多分後半の蠍形態の造形の深みが足りなかったせいもあるかと思う。ナレーションをもっと増やして、押井守的に衒学目くらましでも良かったかも。

 真面目に、この2倍の時間を確保して、レムの原作にあったアクションシーンも描いて、丁寧に映画化をして欲しかった。クシシュトフ・ペンデレツキの音楽で凄みのある昏い空間を創り上げていたので、そこまでやっていたら、クエイとして画期的だったかも。良くも悪くもクエイらしい秀作であった。

■原作短篇の迅速な出版希望

 @31two さんからメールでいただいていた感想に、原作と映画を両方楽しむべき作品とあった。まさにそんな作品、早く国書刊行会からレムの短編集が出ることを望みたい。

 もともとは、昨年秋に出る予定だったスタニスワフ・レムコレクション『短篇ベスト10』での短編集の早い刊行を嘆願。『ダルグレン』がいよいよ本当に出るようなので、次はレムを是非!国書刊行会公式twitter @KokushoKankokai‎ さんにみんなで御願いしましょうw。

◆関連リンク
News: The Brothers Quay Do Stanislaw Lem In MASKA
 検索したら何とクライマックス1分間の動画。未見の方でこの映画をしっかり観たい方は絶対にクリックしない方がいいです。予告篇とは描かれているけれど、しっかりとクライマックスが映し出されるので。

当Blog記事
新作情報 ブラザーズ・クエイ監督 『マスク』(スタニスワフ・レム原作) Brothers Quay "MASKA" Stanislaw Lem
感想 スタニスワフ・レム「マスク」: Stanislaw Lem "MASKA" (ブラザーズ・クエイ映画化作品)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年6月12日 - 2011年6月18日 | トップページ | 2011年6月26日 - 2011年7月2日 »