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2011年7月10日 - 2011年7月16日

2011.07.15

■『ヤノベケンジ EXPO'03 誇大妄想の都へ』


YouTube - ‪ヤノベケンジEXPO'03 誇大妄想の都へ 4/4
 YouTube - ‪TheTorayan さんのチャンネル
 ドキュメンタリー映像03(MBSテレビ)

"■誇大妄想の都へ〜ヤノベケンジ EXPO’03
8月17日(日)24時30分〜25時30分
ヤノベケンジ、1965年大阪府茨木市生まれ。
「タンキング・マシーン」「征服兵器ゴジラ足」「ラディエーションスーツ・アトム」……、新進気鋭の造形作家のモチーフは瞑想、原子力、戦争など多岐にわたるが、子供のころ大阪万博の取り壊し現場で遊んだことが創作活動の原点になっている。彼が「未来の廃虚」 と呼ぶその万博跡地では、今年初め最後のシンボルのひとつエキスポタワーが解体された。
来年には万博美術館(現・国立国際美術館)の取り壊しも決まっている。そんな折、ヤノベはその万博美術館でこれまでの活動の集大成ともいうべき展覧会を開く。再構築された万博の幻影が出現する不思議な空間だ。番組では解体されたエキスポタワーの廃材を貰い受けて加工するなど、ヤノベ独特の制作現場に密着。ヤノベ自身が「ものづくりの神様が降りてくる」と語る創造の瞬間に迫る。"

 震災後、精力的に動画をアップしているThe Torayanさん(ヤノベケンジ公式チャンネル(たぶんw))の新しい動画。
 調べてみると、上のMBSテレビのリンク先にあるように、関西ローカルのドキュメント番組である。1/4〜4/4の4本がYoutubeにアップされており、約60分の番組。そして上に埋め込み動画としたのは、その中でもクライマックスとなる03年大阪万博記念公園にあった国立国際美術館のヤノベケンジの大規模な個展"MEGALOMANIA展"の準備風景とオープニングの映像(半分くらいのところからオープニングシーン)である。
 ファンには全部を御薦めだけれど、時間のない方は、こちら4/4のみ御覧下さい。

■ドキュメント全体についてのメモ
・番組のスタート(1/4)はEXPOSE2002@大阪キリンプラザから始まる。磯崎新との共同展示で、未来の廃墟がテーマ。磯崎との居酒屋で万博をめぐる対話も興味深い。そして映像は、スタンダ、サヴァイバルトレインと合わせて、磯崎の大阪万博巨大ロボット"デメくん"を模したヤノベ作品が映し出される。

・万博会場跡地でアトムスーツを着るヤノベ。このスーツを着ると、遠いところから地球を淡々と見ている存在になったような気がするという。そしてエキスポタワーの解体。「かっこえぇ」と子供のように見上げているヤノベ。まさに幼少時に廃墟となった未来である万博の姿を見た少年ヤノベがここに蘇っている。この稚気がヤノベ作品の本質だろうと思うのが、僕のヤノベ作品観である。

・エキスポタワー展望室が巨大クレーンで吊るされて降下される。これをヤノベは、落下する未来と表する。まるで空から新たな生命の種子が降ってくるようだと。解体工事から受け取るインスピレーションがこの後の作品に影響を及ぼす。
 黒い太陽ULTRAと展望室の造形の相関とか。

・まさかの大村崑とヤノベのミニ対談。万博でピエロの格好をしてデメと共演したという。芸能人生の中でも楽しい苦しい経験だったとか。誰も認めてくれないけれど「こうしてあんたが来てくれてごっつう嬉しい」とこんチャン。ヤノベはミーハーして自分持ちのオロナミンのホーロー看板にサインをもらっている。

・万博会期中に太陽の塔にのぼった「目玉男」こと、北海道の佐藤英夫氏。死んだら万博がしらけていただろう。水がなかったのが苦しかったと語る。そして下から見上げていた岡本太郎は憮然とした顔で写真撮ってた。赤ヘルと塔の顔がコントラストがいい、と言ったとか。

・真面目な"MEGALOMANIA展"打合せの横で腹話術するヤノベの父。マサノベッチ.ヤノベスキーを名のるとか、かなりノリノリで良い(^^;)。その後、アーチストとして独り立ちする時の親の不安を語る矢延正信。黙って聴くヤノベ。Photo_3

・3/4の中盤。岡本太郎記念館での岡本敏子氏との対談。「太陽の塔 乗っ取り計画」宣言。「おもしろがってけしかけてるの」という敏子さんの笑顔がいい。そしてここに出てくる映像に吃驚。右の画像だが、ヤノベの手にあるスケッチは太陽の塔がアトムスーツを着ている図。巨大アトム・スーツ構想があったのですね。これは、今からでも是非観たい!!

・"未知の領域へ踏み込んで行った時に人間がどう変わって行くか、自分がどうなって行くか試したい" と、太陽の塔の目玉にアトム・スーツで登って行くヤノベ。黄金色の太陽の塔の顔とイエロースーツの色が近いため、コントラストがいまいちw。レッドスーツだったら……。

・国立国際美術館学芸員との相談。制作費もギャラも出ない。しかし千歳一隅のチャンス。楽しいから、面白いからやるだけ。その新作は「タワー・オブ・ライフ(生命の塔)」。自身の子供へ「今からお父ちゃんこれに乗って運転するよ、仕事やから」と語りサヴァイバルトレインに乗り込むヤノベ氏。子供の頃の未来の廃墟に衝撃を受け忘れられない稚気に溢れた子供がひとり。これはお子さんに羨ましがられること必至っす。

・タンキングマシーンで妄想のスイッチが入りましたというナレーション。そして太陽の塔をバックに、アホですよねー、と語るヤノベ。妄想の強固な砦が構築されて行く過程がここに記録されている。

 2003年の"MEGALOMANIA展"。あー、なんで知らなかったんだろう。行きたかった。何度もずっーと後悔しているw。ファンだったのに気づいてなかったのが悔やまれてならない。

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2011.07.14

■プロジェクションマッピング フェイス投影他


YouTube - ‪Schenke Leben, spende Blut
( ブログタイムズ BLOG 経由 )
 今までもプロジェクションマッピング作品をいくつか紹介してきたが、今回の新規点は人体への投影であること。
 顔の表情の変容と顔面の曲面を用いた新しい映像世界をご覧下さい。

 前も書いたけれど、次はいよいよ、人体全体のパフォーマンスとプロジェクションマッピングとのコラボレーションではないか、と思うのです。どこかのパフォーマンスアーティストに実現してほしい。
 課題は、まさに動く人体と投影映像のマッピング。3Dモーションキャプチャー技術を使って、そのリアルタイム処理でもしかして実現できる可能性があるのではないか。


プリウスα「Feel α篇」 メイキング
  (Twitter / @kenwaternaviさん経由)

"新型プリウス1年待ちという噂も出ているなか、これも3D Projection Mapping とCGの組み合わせ。とにかく色彩が美しい。テレビでのオンエアはされていないようです。-- プリウスα CM 「Feel α篇」"

 こちらも斬新。
 プロジェクションマッピングと撮影された映像へのCG合成。
 とてもシャープな光の乱舞。こちらももっといろいろな可能性が溢れているのではないだろうか。

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2011.07.13

■動画『展覧会「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲」‬‏』


YouTube - ‪ヤン.シュヴァンクマイエル氏への逆襲‬‏
(Twitter / @mantamu(田村秋彦)さん経由)

"ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲展がYou Tubeにありました。おそらくチェコセンターで作られたものだと思われます。観に行けなかった人必見です。"

展覧会「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲」
(会期: 2011.4.15.-5.25.) - Tokio

"展覧会「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲」
~日本人作家によるヤン・シュヴァンクマイエル監督へのオマージュ展~
清水真理+三浦悦子+綺朔ちいこ+マンタム+Neqro+山本タカト+建石修志
私たちはシュヴァンクマイエルに会っていなかったら今は何を見ているのだろう?
会期: 2011年4月15日(金)~5月25日(水)
場所: チェコセンター 入場: 無料"

 既に終了した展示会であるが、Youtubeにて、展示の模様が動画で紹介されたということで掲載。
 音楽もなかなか素晴らしい雰囲気で、展示品のムードを高めている。一見の価値あり。

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2011.07.12

■アーティスト西野達:TATZU NISHI 作品

Engelhorz

THINK PIECE|honeyee.com Web Magazine

"ベルリンと東京を拠点に活動する現代美術作家、西野逹。 観客を巻き込み、あっと驚くような大胆な仕掛けが組み込まれた作品は、一度体験するとやみつきになるとか。 3月から開催された「シンガポール・ビエンナーレ」で西野逹は、新作〈マーライオンホテル〉を発表…"

 昨日レポートした「『おおさかカンヴァス』オモシロアートの世界 アート座談会」でその語り口と作品写真がとても面白かったので、西田達氏の作品について、少し調べてみた。

 冒頭の写真はスイスのバーゼルの街の大聖堂。
 大聖堂の尖塔の先にある天使像。その周りに足場を組んで部屋を作った。そして部屋の中には、その天使がまるで舞い降りたかの様に、リビングが存在する。
 リビングに本物の天使が出現した、というコンセプトのアート。
 まさに一発アイディアを力技でアートとして昇華した作品。
 人によっては、ふざけるな、と言いたくなるような(^^;)独特のアート作品。
 僕は、外観のバラック感覚は今ひとつなのだけれど、完成した室内に現れる何処でも観たことのない風景には、とても興味がある。おそらく想像しているよりも実物は何か訴えかけてくる物が現出しているように思うのは、僕だけであろうか。

 他にも、愛知県美術館でピカソの絵の周りに、日本の昭和のアパートの個室を設えて、醤油や調味料の並んだ台所にピカソが、という作品。
 海外の有名観光名所の彫像の周りに部屋を作った作品など、同一コンセプトの作品がいくつもある。

TATZU NISHI - Google 画像検索

tatzu nishi - Google 動画検索

20110707_204237

"Behind the scene: The Merlion Hotel - Tatzu Nishi (Japan) "
 マーライオンの周りに部屋を作り…。「マーライオン・ザ・ホテル」ビハインド・ザ・シーン動画。一泊9千円なら是非泊まりたい!

◆関連リンク
tatzunishi.net(公式HP)
 こちらに各種作品の写真がある。
ARATANIURANO 西野達
 USTで語られていたが、右上のマーライオンのイメージ画は、こちらのギャラリーへ申し込むと購入できるそうです。

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2011.07.11

■『おおさかカンヴァス』オモシロアートの世界 アート座談会

Photo

Ustream.tv: ユーザー kansaiwalkers: 「おおさかカンヴァス」アート座談会オモシロアートの世界1, Kansai Walker TV01(関西ウォーカーTV01) 07/07/11(USTアーカイブ動画)
Togetter - 「『おおさかカンヴァス』オモシロアートの世界 アート座談会」

出演: ヤノベケンジ,西野達 司会:玉置泰紀(関西ウォーカー)。

 ヤノベ氏が出演ということで、twitterで実況中継しながら、togetterで座談会の様子をまとめてみました。
 特にアートを当初、全然理解していなかった橋本知事を攻略する、ヤノベ氏の水都大阪話の語り口! そして西野氏が語る自作のエピソードが面白かった!
 詳細はここに引用しませんので、そちらをみていただきたく。

 常識を破って審査員であっても応募して下さい、とヤノベをそそのかそうとする西野がとても印象的だった。こういうパワーのあるアーティストの姿勢はとてもいいですね(^^;)。

 そして応募要項を下記引用しますので、興味を持たれたアーティストの方、是非、楽しい作品で大阪を熱いアートの街に!!

◆ラッキードラゴン復活の危機

 ただ一点のみ、拡散のために書く。ヤノベケンジ氏がUSTで語ったところによると、ラッキードラゴンの復活に対して、電力会社の圧力がかかっているらしい。
「おおさかカンヴァス」アート座談会オモシロアートの世界6 (3'30"〜5'20")

" 同時期に水都大阪が復活する。それに合わせてラッキードラゴンも復活させたい…シビアな話、こういう問題が世の中に起こってしまって、僕自身は20年前から核の問題とかを提示しながら作品を作ってきたんですが、2年前にも福竜丸のあれとして大阪の街にラッキードラゴンを作った。そして今でこそ、もう一度現れてほしい。
 お金がないのと、プラス沢山の人の協力がいる。雲行きが怪しいのは、ある電力会社の圧力によって封印されようとしている。いま、そういうメッセージを送ってもらっては困ると思われる人もいる。それが実現できるのか。それを阻むある勢力がある場合、それをどう世の中が受け止めてくれるのか、というのを透けて見える作品として楽しみに思っている。"

 今後の展開を注意深く見守りたい。
 それにしても、電力会社のなんという放漫と慢心。
 こうした場合、抗議行動を取りたくても、僕らが不利なのは電力会社を選定できないところ。
 普通なら不買運動とかの手があるのだけれど、電力はそういうわけにはいかない。自由化が必要なのは、こうしたところからも明らかであろう。

Osaka_canvas_2011

おおさかカンヴァス推進事業 作品募集案内

"制作予算 作品制作にあたっては、300万円を上限に制作支援…
応募受付:2011.6/6(月)~7/22(金)必着
結果発表:2011.8月下旬
作品展示・発表:10月下旬から2012.2月までの期間
(作品により異なります)"

◆関連リンク
「おおさかカンヴァス」アート座談会オモシロアートの世界5(動画)
 ここの7'20"〜ヤノベ氏の水都大阪話。そして28'25"〜西野達氏の自作紹介。
おおさかカンヴァス推進事業 2010作品一覧

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