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2011年10月16日 - 2011年10月22日

2011.10.21

■情報 mantam presents『ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲II《愛をこめて》』

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ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲II《愛をこめて》

"mantam presents
ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲II《愛をこめて》
日本人作家によるヤン・シュヴァンクマイエル監督へのオマージュ展II

2011年4月、チェコセンター東京で好評を博した展覧会から6ヶ月。
新たにメンバーを増強してパラボリカ・ビスに登場!

●参加作家:プロフィールはこのページの下をご覧下さい。順次掲載していきます。
衣倆有賀真澄三浦悦子neqroマンタム
mican児嶋 都菊地拓史森 馨林 美登利渡邊光也

『デディケイト トゥ シュヴァンクマイエル展』より参加
川島 朗黒田 武志

●会場音楽:難波 研 ●BGM映像:寺嶋真里

同時開催●小野塚 誠・写真展「平成舞姫」

2011年10月28日[金]〜11月21日[月]

■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■水曜日休館(会期中、臨時休館を頂く場合もございます)
■入場料:500円
■展覧会 会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2-18-11 ■TEL: 03-5835-1180"

 独特の造形作品で我々を魅了する、あのマンタムさんがプロデュースするヤン・シュヴァンクマイエルへのオマージュ展示会。

 各作家のプロフィールは、上記パラボリカ・ビスHPに掲載されている。ただ随時掲載中で、まだ全作家が紹介されているわけでないので、各作家のHPへのリンクを調べて、上の作家名のところにリンクを貼りました。どのような作品を作られる作家か、ここからある程度、観ることができます。

 僕は、特に菊地拓史さん、有賀真澄さんのHPが刺激的で良かった。
 御薦めですw。

 そして合わせて次のようなイベントも開催される。期待!

"★★★SPECIAL EVENT★★★

●11月6日[日]open 19:00/start 19:30
本原章一 :ダンスライブ
「着席の手順と、朝食への作法について。」
料金■前売り・予約:2000円/当日:2500円

選曲:今野裕一  美術:マンタム  照明:岡野昌代
宣伝美術:庄司瞳  撮影:御代田直樹"

 「夜想」の今野裕一さんの選曲と、マンタムさんの美術のライブイベント!!
 凄いステージが、11月の東京の街に現出する予感。

 にしても、どちらも東京(…ため息)。

 僕は、残念ながら、遠く東海の地から東の空を恨めしげに眺めるしかないのでした…。

◆関連リンク
小野塚誠・写真展/ハンス・ベルメール作品&資料展
情報 『デディケイト トゥ シュヴァンクマイエル展』Dadicated to Svankmajer@京都・大阪
当Blog マンタムさん関連記事 Google 検索
当Blog シュヴァンクマイエル 関連記事

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2011.10.20

■感想 たけし☆アートビート "ベネチア・ビエンナーレ" 束芋「てれこスープ」: "TABAIMO teleco-soup"

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NHKオンデマンド | たけしアート☆ビート 「ベネチア・ビエンナーレ」

"現代アートの祭典、ベネチア・ビエンナーレにビートたけしが潜入!日本館代表・束芋、フランス館代表クリスチャン・ボルタンスキーに会い、現代アートを楽しむ秘密に迫る!たけしは束芋の独特の世界観に感動。"

 最近、平日は深夜に帰る生活で、日曜に録り貯めたハイビジョン美術番組で、家でいろんな美術展w巡り。(田舎ライフは、東京と違って本物を観る機会が格段に少ないのですw)
 
 その中でも、この番組はなかなか良かった。
 昨年、観た展示 束芋:断面の世代 @ 大阪国立国際美術館 が良かったので、期待してたのだけれど、今回のヴェネチア・ビエンナーレの束芋「てれこスープ」の映像空間は素晴らしい。

 テーマは、壮大な井の中の蛙の世界。
 会場の中心に開けられた地下の穴。ここの底に青空が描かれている。つまりこの空間を天地逆転した井戸の中と設定しているのだ。
 そして、井戸の底に見立てられた展示会場には、湾曲したスクリーンと鏡により、広大な束芋映像世界が広がる。鏡で作られた鏡像の立体感のあるイドの空間がいい! まるで潜在意識の迷宮wのようである。

TABAIMO teleco-soup - Google 画像検索
 こちらに多くの画像がある。
 番組で初めて知ったのは、作品への独特の色の付け方。
 PCに北斎の60枚の浮世絵を取込んで、その背景等から色をテクスチャとして拾い上げ、自分の手描きの絵に貼付ける。
 あの淡い不思議な色合いは、浮世絵だったわけだ。なんだかあの落ちつく色の秘密に納得。

◆関連リンク
tabaimo teleco-soup - Google 検索 動画
 これは、という良く撮れたものはないみたい。撮影自由のようなので、僕も立体感を活かせるHDR-TD10をぶら下げて、あの空間へ行ってみたい。
Tabaimo: teleco -soup pavillon japonnais biennale Venise 2011 - YouTube
 例えば、この動画で雰囲気はわかります。
La Biennale di Venezia - Entry page per l'arte
 (ヴェネチア・ビエンナーレ公式HP)
 公式HPのトップの画像の一枚に束芋空間が使われている。開催期間 4th June > 27th November 2011って、凄く長いんですね。
The Venice Biennale Pavilions 2011: Japan - International Art Portal Huma3
Tabaimo to Represent Japan at 2011 Venice Biennale - International Art Portal Huma3
 海外サイトの記事。冒頭の写真はこのサイトから引用させていただきました。

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2011.10.19

■3D情報 エプソン 3DフルHDプロジェクタ EH-TW6000W/TW6000,TW8000W/TW8000

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エプソン、Wireless HD採用の3DフルHDプロジェクタ -AV Watch

" エプソンは、3D対応の液晶プロジェクタ4モデルを10月27日より順次発売する。0.74型の3D対応透過型高温ポリシリコン(HTPS)TFT液晶パネルを採用した「EH-TW8000W/TW8000」と、0.61型の3D対応パネルを採用した「EH-TW6000W/TW6000」の4モデルをラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19万円台後半~32万円台後半。"

新商品3D対応モデルプロジェクター 1万人体験イベント
(エプソン ドリーミオ公式HP イベント)

"新商品3D対応モデルプロジェクターをご体験いただくため、1万人体験イベントを開催いたします。札幌を皮切りに全国11都市で体験キャラバンを実施するほ か、東京・品川、大阪・心斎橋では11/19(土)から1ヶ月間、六本木ヒルズでも11/6(日)から15日間、展示を行います。 魅力的な3Dコンテンツをご用意しておりますので、ぜひこの機会に大画面で迫力ある3D映像をご体験ください。

愛知 AEON MALL 東浦 11.11/20(日)"

EH-TW6000W | ドリーミオ|ホーム プロジェクター|製品情報|エプソン
EH-TW8000W | ドリーミオ|ホーム プロジェクター|製品情報|エプソン

 まだまだ高嶺の花だけれど、ついに20万円を切る、フルHDの3Dプロジェクターが登場した。
 時代の進化は素晴らしいものである。
 家庭で立体映画が観られる時代が、こんなに早く来るとは! (まだ買えないけれど、、、)。この半分くらいの値段になるのは、いったいいつなのだろうか(^^;)。

 愛知県なら行けるので、体験イベント、行ってみたいのでメモメモw。

◆関連リンク
HD有機ELパネル搭載 3D対応ヘッドマウントディスプレイ SONY HMZ-T1
 まず値段的にはこちらですかねw。
『SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1』
『EPSON dreamio ホームプロジェクター EH-TW6000』
『EPSON dreamio ホームプロジェクター EH-TW6000W』

『EPSON dreamio ホームプロジェクター EH-TW8000』
『EPSON dreamio ホームプロジェクター EH-TW8000W』

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2011.10.18

■感想 "NHK世界遺産 | 時を刻む 祭〜夢をつなぐ仮面〜" & バンシュ仮面博物館:BINCHE MASK MUSEUM

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NHK世界遺産 | 世界遺産 時を刻む

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" ベルギーの小さな町・バンシュ。町に春の訪れを告げる祭りが世界無形文化遺産『バンシュのカーニバル』です。ヨーロッパで最古の祭りのひとつです。3日間の祭り期間中、町の人口3万人の10倍を超える見物客が押しかけます。
  このカーニバルの主役は奇妙な容姿風貌をした『ジル』。帽子、木靴、そしてメガネとひげという風変わりな表情の仮面…全員まったく同じ格好で、総勢800 人の男たちが16時間ステップを踏み続けるのです。費用はすべて市民の自腹。家によっては衣装代や祝いのシャンパン代に年収の9割もの金を使います。"

 ベルギーバンシュのカーニヴァル。同じ仮面をかぶった奇妙な風貌の800人の男『ジル』のパレード。1394年〜続く、世界でも珍しい仮面の祭とか。映像はなかなか不気味で滑稽(^^;)。

 

 仮面の意図は以下のように紹介されました。

 仮面の祭が登場した1394年当時、黒死病で欧州の1/3の人が死に、その原因として衣類に付く蚤が感染源という説が流布していた。
 これにより、バンシュの街を支える産業だった織物業が大打撃を受け、王侯貴族は街を去り、貧しい職人だけが残された。

 この民衆達が、去っていった支配階級に成り代わり、街を復活させるということで、この仮面が生まれた。
 仮面の眼鏡は当時珍しく、支配階級の修道士や学者と言ったインテリ層を象徴。手入れされた髭の絵は、金持ちのシンポル。
 カーニヴァルは、民衆が王になる機会として始まった。

 "ジルに複数形はない。何人いてもひとりのジル"とは街の人が語った言葉だったけれど、まさに800人の民衆で王の代理を務める象徴的な意味があるんでしょうね。

 以来、ナチスに支配された時代も収容所で看守と交渉してカーニヴァルを開催していたそうで、この歴史の重みを知ると、さらに仮面が味わい深いものに、、、。

 そして祭の街に垂れ幕が。"PLVS VLTRE" 。 "究極の更に上へ"という意味のようで、地元のお祭りが世界最高という意味。こんな祭のある街に住んでみたいものである(^^)。

MUM  : 仮面博物館

 さらに、この番組で登場したベルギーの民俗学者サミュエル・グロッツが作った、バンシュの街の仮面博物館に興味津々w。
 TVに出てきた展示品が素晴らしい。
 公式HPでは収蔵品をしっかり見えないのが残念。

INTERNATIONAL CARNIVAL AND MASK MUSEUM

BINCHE MASK MUSEUM - Google 検索

 

◆関連リンク
『人文科学年報』バックナンバー

"サミュエル・グロッツ「バンシュのカーニヴァルと市の古文書」 樋口 淳「バンシュのカーニヴァルとサミュエル・グロッツ氏の業績」"

スペインの国旗 - Wikipedia

"ラテン語でPLUS ULTRA(PLVS VLTRA;「より彼方へ」という意)と記されている。"


 

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2011.10.16

■感想 NHK「極上美の饗宴 激情ほとばしる像の秘密 ウクライナ・祈りの彫刻は語る」ヨハン・ピンゼル:Johann Georg Pinzelと金田伊功の共通性についてのメモ

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【極上 美の饗宴】NHK BSプレミアム
   極上 美の饗宴|NHK

"10月10日(月) 午後9時00分~9時58分 激情ほとばしる像の秘密「ウクライナ・祈りの彫刻は語る」 あまりにも生々しい表情。信じがたいほど誇張された衣装。無名だった彫刻家の作品が、いま注目を集めている。ウクライナで18世紀に活躍したヨハン・ゲオルグ・ピンゼル。過剰なまでの感情表現が見る者を圧倒する。作品は、もともと教会の祭壇を飾っていたものだった。なぜ、それほど激しい彫刻が作られたのか? そこには、ウクライナがたどった歴史が深くかかわっていた。日本のテレビ初公開の傑作の魅力をひもときながら謎に迫る"

Publisher Michitani 未知谷のホームページ


"未知谷刊行20周年記念企画
西洋彫刻史に波紋を起こす未踏のバロック
天才彫刻家ピンゼル作品集!

18世紀半ば、ポーランド・リトアニア共和国(現ウクライナ)に
忽然と現れた天才彫刻家ピンゼル
どこで生まれ、技術を磨き、なぜやって来たのか
10年ほどの足跡は、すべて謎、謎、謎……
見よ! 視線、指先、衣服のひだの大胆さ
見よ! キュビスムのごとき多面性
ソビエト体制下、歴史と政治に埋もれかけたが 1960年代半ばボリス・ヴォズニツキにより収集・修復
来年秋、ルーヴル美術館で西ヨーロッパ初の展覧会開催!
世界にさきがけた本作品集は時代精神の顕現、図版97点収録"

■ヨハン・ピンゼル「イサクの犠牲」が凄い。

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 冒頭に引用したのが代表作「イサクの犠牲」を捉えたNHKのハイビジョン映像からの画像。
 まさに感情表現の極北って感じの、鋭くもダイナミックで哀切に満ちた彫刻。動きと感情の瞬間の躍動感が素晴らしい。

 番組で紹介されていたのは、ピンゼルが生きた18世紀のウクライナのリビフとブチャチの街は、ポーランドとの国境付近。
 キリスト教的には西のカソリックと東の東方正教会との狭間で、もともとイコンの絵画のみが飾られていたウクライナの東方正教会に対して、西からカソリックがベルニーニ等のバロック彫刻を持ち込んで、宗教的な領土の拡大を計っている時代に当たるらしい。そしてそこで重用されたのが、西の国で彫刻を学び、バロックにも精通していたヨハン・ピンゼムだという。

 あのダイナミックさは、カソリックのエッジを広げるために、強烈な印象を民衆に与えるための手段のひとつだったというような位置づけが成されていた。そして………。

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 ヨハン・ピンゼム「イサクの犠牲」について、東京芸大 田辺幹之助氏が語るのは、従来の、解剖学的に成立したカソリックバロック彫刻からの脱却をピンゼムがはかっていたのではないかという指摘。まさに下半身と、腰から上、顔の向きと表情が解剖学を逸脱している。
 そして番組では、俳優で再現不可を実証。人間の意志と肉体では、表現しきれないものを木彫りの彫刻のあの独特の造形で表していたのだということが、番組で分析されていく。

■金田伊功アニメートとの近似
 このBlogを読んでいただいている映像ファンなら、このポーズとレイアウトは観たことがあるはず。そう往年の名アニメーター金田伊功の作画に酷似w。

 素晴らしかったのは、もちろん彫刻もだけれど、それを捉えるハイビジョンカメラの回り込みのショット。絶妙に金田伊功のレイアウトそのものの画が再生されていた。もしかしてNHKスタッフが金田に意識的ではないか、と邪推(^^;;)したくなるほどの近似w。

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 ルーヴル美術館で開かれるという展覧会で、今後、ピンゼルは西欧美術界で大きく評価されていくんだろうけれど、、、

 まじめな話、僕には金田伊功研究にとって凄く重要な作家だと思うw。3Dの彫刻作品との近似は、まさに金田原画が立体を強く意識したものだったという証左になるのではないか。

 村上隆氏が従来から金田伊功分析で書かれている日本の2D(絵画)からの文脈で読み解くのは、僕としては限界があると思っていたので、この立体での情動の表現の文脈からの分析は貴重になると思う。

 もうひとつの作品、このキリストの姿勢もとても金田伊功っぽいw。

■3D-CG映像の可能性
 番組ではさきほども書いたが「イサクの犠牲」をワダエミの衣装と俳優石丸幹二で再現をトライ、実現できないことが判明。
 これにより、この作品の芸術的な魅力がさらに拡大したのだけれど、これって3D-CG映画の可能性を示しているのではないだろうか。

 俳優の体と意識の限界で出来ない情動的な表現が解剖学を無視したCGで可能になるw。特に印象的だったのは、俳優が語る、自らの意識とこのポーズは乖離していて、あの顔と体の形態は同時に取り様がない、と言うコメント。
 体と意識について、重要な認識ではないかと思う。

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 俳優はその形態を自分の意識と体の動きの変わり目の瞬間を切り出すことで実現しようとしたのだけれど、それは現実には無理だった。
 意識と形態の順番が逆だったのではないだろうか。
 言語による思想的な息子殺しという高いハードルをアブラハムが取ろうとした時、最初に意識上で表情が変わって、その後に体が動きだすのなら、あの形態はむしろ実現できたかもしれない。しかしピンゼルの像は、顔が殺しを決断した表情になっていないので、体が現実には動かし様がない形態なのかもしれない。
 逆ならできたかどうか、石丸幹二氏に質問してみたいものである。

 そして先に述べたCGの可能性。これは俳優の意識と体の動きの限界を超えた表現がもちろん可能である。こうしたピンゼルの像のダイナミックで哀切に満ちたような、アンヴィヴァレントな表現をフォトリアルなCGが獲得したとしたら…、その時は俳優の演技をCGが超える時なのかもしれない。

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■朽ち果てた教会の廃墟映像
 彫刻以外でもソ連による教会弾圧で朽ち果ててしまいそうになったピンゼムの彫刻の、ボリス・ヴォズニツキイ氏による救出と、その廃墟となった教会の現在の映像が、素晴らしかった。まさにダイナミックで、そして虚無感のある作品と現実のドラマのシンクロ。

極上美の饗宴 ヨハン・ピンゼム再放送
 再放送は今日10/16(日)13:00-13:58とのことで、既に終了してしまった。
 NHKオンデマンド | 極上美の饗宴 激情ほとばしる像の秘密 「ウクライナ・祈りの彫刻は語る」 こちらで有料だけれど、アーカイブを観ることができます。

参考画像として、NHKのTV画面を、iPhoneで撮影しw、引用させていただきました。(日本の映像文化の分析(おおげさ)のためですので、引用、御許し下さい)

◆関連リンク
本邦初のピンゼル作品集!(片山ふえさんのBlog ムーザの小部屋)

"拙著『オリガと巨匠たち』を出してくださった縁で、すっかりピンゼル・ファンになられた出版者未知谷の飯島社長が、大赤字覚悟でピンゼルの作品集の出版を決められたのは、今年のはじめのことでした。 その後、写真データを私がヴォズニツキー先生からいただいて来るも、画質が不十分で使えなかったり、いろいろと出版上のご苦労があったようです。 そして、その作品集がやっとできあがったのが、NHKの放送で世間の注目がピンゼルに集まり始めたちょうど今だというのですから、これまた「運命の女神」の巧みな采配を感じます。"

ムーザの小部屋 ピンゼル・ブーム、来るか?

"2011年11月から2012年1月まで、パリのルーブル美術館で「ピンゼル展」が開かれるのです。"

ムーザの小部屋 ヨハン・ピンゼル Pinzel関連記事
 ピンゼルについて、日本で最初に紹介された片山ふえさんのBlog。
 最も早く詳しい情報が掲載されています。
片山 ふえ『オリガと巨匠たち―私のウクライナ紀行』
 こちらの本でウクライナでピンゼルに出会われた衝撃が語られている、とのことです。

Exhibitions | Louvre Museum(ルーブル美術館公式HP)
 将来の展覧会の頁にも、今のところ、Pinzelの名前がない。
Johann Georg Pinzel - Google 画像検索
田邊幹之助 - 東京芸術大学(公式)
イサクの燔祭 - Wikipedia
 キリスト教でのアブラハムとイサクの逸話について。

ヨハン・ゲオルク・ピンゼル画集『ピンゼル 』(Amazon)
Publisher Michitani 未知谷のホームページ

"未知谷刊行20周年記念企画
西洋彫刻史に波紋を起こす未踏のバロック
天才彫刻家ピンゼル作品集!

18世紀半ば、ポーランド・リトアニア共和国(現ウクライナ)に
忽然と現れた天才彫刻家ピンゼル
どこで生まれ、技術を磨き、なぜやって来たのか
10年ほどの足跡は、すべて謎、謎、謎……
見よ! 視線、指先、衣服のひだの大胆さ
見よ! キュビスムのごとき多面性
ソビエト体制下、歴史と政治に埋もれかけたが 1960年代半ばボリス・ヴォズニツキにより収集・修復
来年秋、ルーヴル美術館で西ヨーロッパ初の展覧会開催!
世界にさきがけた本作品集は時代精神の顕現、図版97点収録"

 こちらの2011年の記事には、来秋(2012年)と記されています。

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