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2011年11月20日 - 2011年11月26日

2011.11.25

■感想 Dave McKean:デイブ・マッキーン監督 短編集 "KEANOSHOW A Collection Of Short Films"

Keanoshow

メトロギャラリー飯田・Metro Gallery:
「KEANOSHOW」 Dave Mckean 幻の映像美!

"映画「ミラーマスク/Mirror Mask」の監督・アーティスト・画家 Dave Mckean、やっと幻の映像短編集「KEANOSHOW」を入手した。全作品、めくるめくイメージの洪水はやはり凄いの一言!!ブラザーズクエイ・Brothes Quayの映像短編集同様、何度観ても飽きのこない映像美です!
The Week Before 23分  1998
N[eon]               25分  2002
Displacements     22分  2000/2006
Whack!             14.5分  1995/2006 
Dawn                 9分  2006"

 いつもBlogとFacebookで御世話になっているメトロギャラリー飯田さんに見せていただいたデイブ・マッキーンの短篇集。

The Week Before
 マスクをした男のパントマイム劇。
 不思議な地上の城塞と、地下の個室の男。不思議な空間感覚が面白い作品。

N[eon]
 東欧の街を思わせる静かで暗い雰囲気のモノクロームの街。マネキンの前で何かを待つ男と現れる幽玄の女。
 この女の風情が素晴らしく、僕はこの短編集で一番好きな作品になりました。

Displacements
 奇妙なネコのパペットと文字のディジタル合成。
 この作家の幅を感じさせる小品。

Whack!
 実写のピエロと、CG空間の赤い悪魔的フィギュアとそこに取込まれたピエロ。
 この作品が、ディジタル時代のクエイってイメージです。

 特に最後の作品で感じられるように、今後、パペットでなくこうした仮想空間上の3D人形により、このように幻想的な手触りのある作品を作る作家が増えてくることでしょう。
 手で触るのと、触覚レスで作るものが、映像の肌触りとしてどのように変わってくるか、興味深いところ。もちろん、そのうち触覚提示デバイスが進化/深化して、その壁は早晩クリアされる可能性も高いわけですが、、、。

◆関連リンク
KEANOSHOW Dave Mckean - Google 検索
The Art Of Dave McKean
 UKにある公式HP。イラストレーターでニール・ゲーマンとのコラボがいろいろ。
Dave McKean『KEANOSHOW A Collection Of Short Films』

当Blog過去記事
映画制作情報 デイブ・マッキーン : Dave Mckean「Luna」
 次回作として予定されているこの作品の完成が待ち遠しいです。

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2011.11.24

■動画 フラップター of 宮崎駿『天空の城ラピュタ』 Flaptter


フラップター of 天空の城ラピュタ Flaptter 19-2 Second test Flight - YouTube

"Flaptter 19-2 of LAPUTA (Hayao Miyagaki 's animation) This is in making. Second test Flight. Flight time was increased."

 宮崎駿『天空の城ラピュタ』のフラプターが、実際に飛べることを証明した、動画の記録。これは凄いです。欲を言えば、もっと飛んでいるところのアップ動画が観たいところ。

 まさかあの形状が飛べるわけない、宮崎アニメーションのマジックだ、と思っていたので、これはとにかく感動です
 これ、市販できますよね(^^)。

◆関連リンク
羽ばたき機 羽ばたき Ornithopter  Pterosaur 翼竜 鳥 bird 超小型飛行機と羽ばたき機 フラッパーの制作者 角田和彦氏のHP。
 他にも『風の谷のナウシカ』のメーヴェ、ガンシップ他、いろんな飛行機が展示されている。特に羽ばたき飛行機がたくさんあって、フラッパーはその研究成果のようである。

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2011.11.23

■新刊メモ 小松左京『虚無回廊』『小松左京---日本・未来・文学、そしてSF』『完全読本 さよなら小松左京』『小松左京セレクション1』

小松左京『完全読本 さよなら小松左京』

"ベストセラー『日本沈没』などの執筆活動だけにとどまらず、大阪万博のプロデュースはじめ、TV・ラジオへの出演、シンポジウム、さまざまなイベントの仕掛 け人でもあった故小松左京。そんな稀有な知的・行動的作家の全貌を伝える一冊。新発見の短編小説やデビュー前の漫才台本などの収録に加え、筒井康隆・石毛 直道・萩尾望都などの多彩な人物が語りつくす小松左京像が満載。イベント会場限定だった手塚治虫との貴重な対談をCDとして添付"

20111123_10844

 巻頭に置かれた生頼範義氏による老年期の小松左京のイラストが素晴らしい。宇宙と地球を想う透徹した哲学者のような凄絶な風貌。僕らが作品から感じている小松の実像が見事にビジュアル化されている。
 この生頼イラストは、本書の表紙でも良かったのに。凄い迫力の書になったと思うので残念。

 画像でググったら、このイラストは、08年1/28号の小松左京マガジンの表紙だったんですね。こちらに歴代小松左京マガジンの表紙 いろんな絵描きさんの小松左京像が見られます。
 でも生頼範義氏のものがベスト。

小松左京『虚無回廊』 徳間書店

"「ここは、銀河系の中でも、とても知的存在の密度が濃いのよ。おそらく、広大な空間のあっちこっちから集まってきているんだわ。まるで宇宙の誘蛾灯のように…」地球から五.八光年の宇宙空間に忽然と現れた巨大円筒形物体“SS”。長さ二光年、直径一.二光年と、途轍もない規模をもつこのSSへの探査は、空間的にも時間的にも、生身の人間には到底不可能なタスクであった。そこで、若き研究者・遠藤秀夫の開発した、AE(人工実存)に白羽の矢が立った。 AI(人工知能)に、開発者遠藤の分身として言わば彼自身の魂を込めたAEは、長い旅路の末、SSに到着する。そこには、様々な地球外知的生命体がひしめき、共生と抗争を繰り広げていた…。戦後日本の知を代表する巨匠・小松左京が、宇宙を舞台に、「生命」「知性」「文明」「進化」の意味を問いかける、本格 SF巨篇。全“知的存在”、必読の書。"

地球から五・八光年の宇宙空間に突如出現した巨大円筒形物体“SS”の正体は? 超AI開発プロジェクトの研究員遠藤秀夫は、完全自立型人工知能の開発中に、AI(人工知能)に魂を与えたAE(人工実存)という新しい概念に到達していた。やがてSS探査に送り込まれた“AE”が遭遇したのは、複数の地球外知的生命体の姿だった。日本SFの巨匠が広大な宇宙を舞台に、「生命」「知性」「文明」「進化」の意味を 問いかける、本格SF巨篇。"

 小松左京最後の作品にして、SFの想像力を極大まで飛躍させようとした野心作。
 本書は、未完に終わった
『虚無回廊1〜3』を合本にしたもの。

 センス・オブ・ワンダーを極めた本書は、未読の方には強くおすすめです。

 僕も久しぶりに小松王道作品を再読してみようかと思った次第。最近、「人口意識」について強い興味を持っているので、その観点で「AE(人工実存)」に挑んでみたいと思う。

小松左京『日本・未来・文学、そしてSF (文藝別冊)』

"日本を代表するSF作家にして、大阪万博他各界で八面六臂の活躍をした知の巨人・小松左京の全貌に迫る。貴重な初公開資料・講演録から、追悼対談・座談会、小松左京論、詳細な資料まで。"

 この本は7割方、読了。
 山田正紀氏の小松作品論が白眉。山田氏は映画評とか、こうした批評の切れも素晴らしい。この小松論を長文化したものも読んでみたいものです。
 というか、山田先生には、『虚無回路』の続篇で人間の想像力の限界に挑んでいただきたいかも。

小松左京『小松左京セレクション 1---日本』

"小松左京生誕80年記念/追悼出版。代表的短編、長編の抜粋、エッセイ、論文を自在に編集し、SF作家であり思想家であった小松左京の新たな姿に迫る、画期的な傑作選。第一弾のテーマは「日本」。"

 そして思想家でSF作家の東浩樹氏が編集した、小松の思想をダイジェストした本。小松左京という深いSFのイドに、これらの書物で潜ってみたいものである。

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2011.11.22

■Director : A.T. "source" A.T.監督 自主映画「ソース」

source from A.T. on Vimeo
 (Twitter / @pacchii さん経由)

"AD 2044, Japan's once strong prestige in the international community has
tarnished after years of economic stagnation.
In order to reclaim its prestige, the National Strategy Bureau has resorted to an extravagant series of mass media psyops. 
This program is called "Source".

Independent Short Film
Director : A.T.
Producer : Miyo Koya
D.o.P : Yuichiro Otsuka
Visual Effects : finitto inc.
Production design : Hideo Gunji
Lighting design : Katsumi Nakayama
music : Reiji Kitazato/BACKSLASH
sound design : Kazushi Miyakoda
costume styling : Kyohei Ogawa
grip : RISE GRIP Ltd.
Location coordinator : Sun Planet
Production : TYO productions"

Twitter / @sfuruta:古田 彰一氏

"攻殻機動隊SACの他、サザンオールスターズ等のMVも手掛けていますね。 RT @kixyuubann:神山健治氏 攻殻SACのDVD版のOPを作ったA.T.の作品です。@sfuruta 映像作家・演出家のA.T.が自主制作映像をVimeoにアップ。 vimeo.com/32069039"

 CGの都市とドラマの違和感のない融和。未来感覚溢れ、それでいてリアルなドラマを構築されている。
 これは自主制作の短篇ということだけれど、このまま長篇か、ドラマシリーズとして、この世界の全貌を観てみたいものです。

 ところでタイトルの"source"、根源って意味なのでしょうか。
 ドラマの奥に潜んだ謎の"source"を早く知りたいものです(^^)。

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2011.11.21

■情報 総天然色ウルトラQ リターンズ 怪獣絵師 開田裕治とTOYの世界@名古屋パルコ

Ultra_q_returns

総天然色ウルトラQ リターンズ 怪獣絵師 開田裕治とTOYの世界 - 名古屋パルコ -

"期 間 : 2011年11月17日(木)~11月27日(日) 10:00~21:00 ※最終日は18:00まで 場 所 : 名古屋パルコ西館7F連絡通路 特設会場 入場料 : 無料

◆展示内容
【ART of ULTRA Q】
子供から大人までを魅了したプラモデルやレーザーディスクなどの“箱絵”【ボックスアート】を、躍動感あふれる緻密な描写で“BOX ART”へと変貌させたのが、開田裕治。今回は『ウルトラQ』作品だけを額装展示。

開田裕治 ウルトラQ怪獣直筆イラスト付きサイン会

11月27日(日) 15:00~ ゲスト:開田裕治 ※イベントへの入場には、招待券が必要です。

5,000円以上ご購入の方先着100名にサイン会参加券を配布致します。"

 東京で開催された展示の名古屋巡業がはじまったので、御紹介。
 開田アートを直に観られるチャンス。カネゴンやナメゴン、カネゴンのTシャツ等も販売されている。限定のフィギュア、肉筆画、ジークレー複製原画というのもファンにはたまらない。

 特に冒頭に引用させていただいた展示のキービジュアルが素晴らしい。
 眠い眼のウルQ怪獣の不気味さの表現に痺れます。週末に一度、是非、原画を観に行きたいものです。

◆関連リンク
開田無法地帯TOP

"大好評だった渋谷パルコでの「ウルトラQリターンズ」ですが、今度は名古屋パルコでの開催が決定しました。 最終日にはサイン会もありますので、私も名古屋に行きます!"

『総天然色ウルトラQ Blu-ray BOX I』
『総天然色ウルトラQ Blu-ray BOX II』
『キャラクター大全 総天然色 ウルトラQ 上巻』
『総天然色 ウルトラQ 酒セット 300ml×5』

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