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2011年12月18日 - 2011年12月24日

2011.12.23

■情報 パパ・タラフマラ+ヤノベケンジ DVD『ガリバー&スウィフト〜作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法』

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パパ・タラフマラ 過去作品DVD14本(公式HP)

"ガリバー&スウィフト〜作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法(2008年) No.49/55

ガリバー旅行記を書いた、奇人作家ジョナサン・スウィフトの生涯に焦点を当てた本作。パパ・タラフマラがヤノベケンジのオブジェと共に、観る者を小人の国からパラレルワールドへ、魅惑の旅へと連れて行く。"

 ヤノベ氏と京都造形芸術大 ULTRA FACTORY:ウルトラファクトリーによる多数のオブジェが登場する演劇のDVDがついに登場。
 ヤノベ氏の創り出した解体娼婦の奇想!
 京都造形大ワーク・イン・プログレスでリハだけ拝見した幻の舞台!楽しみです(^^)

 アーティストの芝居への参加は、いろいろと例があるけれど、かつて観たブリキの自発団+日比野克彦による『柔らかい肌』を超えるインパクトを実は期待しているのです。パパ・タラの芝居観るのは初めてだし、、、、。

★と言いつつ、現在、この芝居単体のDVD発売が何処でどういう形態でなされているのか、不明。twitterのパパタラさんに問い合わせ中ですが、まだ返事は頂けていません。

◆関連リンク
Pappa TARAHUMARA News Blog: 【本日解禁】パパタラDVD全14タイトル発表!(公式Blog)

"パパタラ ファイナルフェスティバル関連企画として、パパ・タラフマラの過去作品のなかから選りすぐりの14作品を一挙DVD化いたします。
12月3日(土)のパパタラファイナルフェスティバルオープニングパーティー にて、DVDの直売もいたします。
●作品タイトル; 
◇パレード(1989年) 
◇ストーン・エイジ(1991年) 
◇ブッシュ・オブ・ゴースツ(1992年) 
◇青(1994年) 
◇城~マクベス(1995年) 
◇船を見る~SHIP IN A VIEW(1997年)
 ◇島~ISLAND(1997年) 
◇青い頭の雄牛(2003年)
 ◇ストリート・オブ・クロコダイル計画2(2004年)
 ◇HEART Of GOLD~百年の孤独(2005年) 
◇トウキョウ⇔ブエノスアイレス書簡(2007年) 
◇ガリバー&スウィフト~作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法(2008年) 
◇パンク・ドンキホーテ(2009年) 
◇パパ・タラフマラの白雪姫(2010年) 

 ●単価/14本セット価格;
¥3,300/¥39,800
 ●発売日;
2011年12月3日"

 単体販売自体はここから察するに予定されている/会場では売られたようなのですが、、、。
パパタラフマラ ガリバー&スイフト - YouTube
 ヤノベケンジ公式Youtube掲載の予告篇。
【公演情報】ガリバー&スウィフト 予告編その1 京都造形芸術大学 - YouTube

◆当Blog関連記事
パパ・タラフマラ+ヤノベケンジ 「ガリバー&スウィフト 作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法」
 ワークインプログレスで観た稽古風景。
『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・3 パパ・タラフマラ「ガリバー&スウィフト」 ヤノベケンジの舞台装置と劇団リハーサル

 

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2011.12.21

■情報 第三舞台 封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』ライブビューイング 全国映画館で公開

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『第三舞台「深呼吸する惑星」大千秋楽ライブビューイング』公式サイト

『第三舞台「深呼吸する惑星」大千秋楽ライブビューイング』劇場予告編 - YouTube

「深呼吸する惑星」-第三舞台 封印解除&解散公演

"ごあいさつ

そんなわけで、福岡の大千秋楽をライブビューイングすることになりました。東京や大阪、福岡公演に行けなかった人、行きたくてもどうしてもかなわなかった人、もう一度見たいけど福岡は遠いとあきらめた人のために、いろんな人がわさわさと動いてくれて、この奇跡が実現することになりました。
どうか、リアルタイムで、「第三舞台」のラストをご覧ください。
スクリーン越しに会える日を楽しみにしています。
これが最後の「第三舞台」です。

鴻上尚史"

2012年1月15日の福岡公演大千秋楽を、全国のワーナー・マイカル・シネマズ 24劇場とTOHOシネマズ 6劇場、計30劇場で生中継いたします。(劇場リスト)

日時 2012年1月15日(日)18:00上映開始
   ※一部劇場では13:00上映回があります。
チケット 3,300円
   ※本公演を実施していない一部地域は2,800円となります。
         未就学児童はご入場いただけません。
一般発売開始
    12月23日(金・祝) 10:00~"

 素晴らしい企画が!!
 チケットも取れず、遠方で当日券に期待するわけにもいかない僕の様なファンに、本当に朗報です。
 これはチケット絶対に取らないと…。
 
 第三舞台旗揚げ時の名優、岩谷真哉氏の出身地 各務原で僕は観る予定!
 観たことのない岩谷氏の芝居を、各務原の幻影の第三舞台に想像してみたいと思います。

◆関連リンク
当Blog関連記事
メモ 第三舞台 封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」
第三舞台 関連記事 Google 検索

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2011.12.19

■黒澤 明,小國英雄,菊島隆三 シナリオ準備稿『虎 虎 虎』電子書籍 無料公開

Photo

シナリオ準備稿「虎 虎 虎」 [黒澤 明,小國英雄,菊島隆三] - 0円 : BinB-store.

"40年間以上、消失してしまったとされていた黒澤 明監督の「虎 虎 虎」シナリオ準備稿が『大系 黒澤明』全五巻(講談社刊)の著者、東京大学大学院教授浜野保樹氏の調査により発見された。200字詰め原稿用紙で960枚という大部な脚本、この歴史的映画資料を電子書籍で完全公開!
 1941年12月8日、淵田少佐の零戦機上から打電された「我奇襲ニ成功セリ――トラ・トラ・トラ」。日本は真珠湾攻撃により太平洋戦争へと突入していく。 この真珠湾攻撃を日本サイドから、しかもハリウッド資本で描こうとした監督がいた。 黒澤 明監督である。
 黒澤 明監督は1967年、脚本家小國英雄、菊島隆三と共同で、このすべてのスタートとなるシナリオ準備稿「虎 虎 虎」、ペラ(200字詰原稿用紙)960枚にもおよぶ壮大な脚本を書き上げる。
 しかしこの準備稿は二十数回におよぶハリウッドとの改訂作業によって、意図に反して解体されていく。そして相次ぐ意見のぶつかり合いの末、黒澤監督は、この企画自体を降板するという結末をむかえてしまうのである。 今回電子書籍化されたシナリオ準備稿「虎 虎 虎」は、黒澤 明、小國英雄、菊島隆三3氏によって書き上げられた、解体される前の完全オリジナル版である。 戦後70年の今年、44年の眠りから覚めてよみがえる、シナリオ準備稿「虎 虎 虎」。この歴史的映画資料を是非ご一読ください。"

 シナリオ準備稿「虎 虎 虎」読了。
 開戦に向かう悲痛な政治状況と、開戦に備える訓練の前半。
 そして大戦闘・破壊・殺戮シーンの後半。人間の実態を、硬軟織り交ぜ、素の描写で描き出す筆致が見事。

◆名シーン引用紹介
 僕が感銘を受けたシーンをメモしておきます。シナリオ全部を読んでいただくのが一番良いので、これを読まれて惹かれたら是非に。

シーン166 長門艦上 "夕照を背にした山本の黒ずんだ姿は完全に一堂を圧倒する"

 山本五十六 連合艦隊司令長官の艦上の姿に、反対していた戦争に至る悲哀の感情が滲んでいる名シーンになったと思われる。

シーン173 小島 "霧雨のたれ込めた夜明けである。年老いた漁夫が一人、あばら家の雨戸のすき間から、そっと表をうかがって、おびえた眼を光らせ……霧雨に煙る暗い海上を巨大な鉄の建造物がすべって行く…
それは戦争を象徴する陰惨な悪夢の如く、置いたる漁夫を脅かして霧雨の中に姿を没する"

 戦艦大和の登場シーン。黒澤の映像で是非観たかった。
 (でも、船上の漁師から大和を見せた、まるで友永秀和が描いた『宇宙戦艦ヤマト』のモノクロ追想の名シーンを思わせるw。まるでこのシナリオを読んでいたかの様にピッタリの描写である。)

シーン176 長門艦上 長官公室 "山本、めずらしく投げ出す様な調子で「ふん! 勝手にしろ! やめた!」…と、急に、はにかんだ様な顔になり…"

 連合艦隊長官の公の顔と人間味が溢れるシーン、そして他に淵田の関西弁とか、こうした生身の人の描写が、戦争という巨大な愚行のベクトルの中に挟み込まれ、歴史と呼ぶのか何か得体の知れない人間によるマクロな事象の実像が描かれていく。

シーン412 赤城 飛行甲板 "村田機の輪止めを抑え込んでいる整備兵の眼の前のタイヤが、艦の動揺と腹に抱えた魚雷の重さに、歪む"

 戦闘シーンにおいて、こうしたディテイルの描写が派手なシーンのリアルを支えている。

シーン508 松村機 "それは地獄のシンフォニイの如く凄絶苛烈であり、非常の場合に直面した人間の一見ユーモラスな言動と奇妙な対比を示し、現実感を強調する"

 特に後半、もし映画化されていたら、黒澤明による大特撮映像となったはずで、物凄く観てみたかった。きっと大迫力の戦闘であるとともに、凄絶な戦争地獄絵図として描写されていたはずで、頭の中に一方的な奇襲による、血みどろの戦闘がイメージされた。

 この準備稿は、『七人の侍』に顕著な、黒澤が得意とする限定された空間を舞台にした緻密でダイナミックな、「悪魔のように繊細に天使のように大胆」なドラマと大きく異なる。
 歴史そのものを複数の神の視点で描くこのような大作が、黒澤の手でどのような映画となっていたのか、今はこのシナリオから想像するしかないのだが、市井の視点と、生身の人を超越してしまう政治そのものの描写がどのように成されたか、本当に映像として観たくてたまらなくなる作品である。

◆関連リンク
解説「虎 虎 虎」—— 根本的には悲劇であることが土台だ [浜野保樹] - 0円 : BinB-store

"『解説「虎 虎 虎」−−根本的には悲劇であることが土台だ』は、黒澤 明の研究で知られる東大教授浜野保樹氏が、このシナリオ準備稿「虎 虎 虎」の背景を、貴重な資料と写真とともに徹底的に解説した、必携の案内書です。
…当時美術を担当した村木与四郎氏と近藤司氏が所蔵する、今回初めて公開される貴重な撮影風景やセットの写真、黒澤監督直筆の絵コンテなどは、すべて資料集としてご覧になれます。"

 映画メイキング本好きとしては、こちらも見逃せません。

・関連当Blog記事
 田草川 弘著『黒澤明vs.ハリウッド 『トラ・トラ・トラ!(虎 虎 虎)』その謎のすべて』
 この映画の真相に迫った名著の感想。素晴らしい本なので御薦めです。
 黒澤明関連 当Blog記事 Google 検索

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