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2011年2月13日 - 2011年2月19日

2011.02.18

■新刊メモ 三島浩司『ダイナミックフィギュア:Dynamic Figure』

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ダイナミックフィギュア 上:ハヤカワ・オンライン

"刊行日:   2011/02/18
太陽系外からやってきた謎の渡来体が地球上空に建設した軌道リング・STPFは、地球の生物に"究極的忌避感"と呼ばれる肉体的・精神的苦痛を与える作用があった。
 リングの一部は四国の剣山に落下し、一帯は壊滅する。そこから発生した謎の生物・キッカイは特殊な遺伝メカニズムにより急速に進化し、駆逐は困難 を極めていた。日本政府はキッカイ殲滅のため、圧倒的な力を持つ二足歩行型特別攻撃機・ダイナミックフィギュアを開発、栂遊星(とがゆうせい)は未成年ながらそのオペレーターとして訓練を続けていた。
 しかし、巨大すぎるその力の使用には世界各国との不断の政治的駆け引きが必要とされ、遊星の人生もまた大国のパワーバランスや思想の対立に翻弄されていく——"

三島浩司氏HP ネルカレー

"ダイナミックフィギュアとは人型の巨大ロボット兵器。本作品は既存のアイデアに手を伸ばさずにかなりひねっています。
 渡来体(地球外知的生命体)の襲来から人類の存続を維持すべく、ダイナミックフィギュアを中心とした要撃行動が展開されます"

 近々刊行される期待の巨大ロボットSF。
 四国の具体的な土地を舞台に、リアルなロボットSFが展開される予感。

加藤直之のブログ: ダイナミックフィギュア.

"「上下巻を書店で左右に並べたときに二冊で横長の大きな絵になる」だけでなく、「カバーが本の内側に折り込まれる部分」にも絵を配置し、 読者が本をめくったときにビックリ。ついでに「帯をめくってその下に隠れている部分」にもビックリ。そのような演出を入れてほしいという・・・。"

 そしてイラストは、加藤直之氏。
 HPで『ダイナミックフィギュア』のイラストメイキングが連載されていて、なかなか興味深い。まだネットには早川書房の公式HPに小さな表紙イラストが掲載されているだけで、トップに上げたような少しボケた画像しかないのが、残念。
 発売に向けて、このイラストの姿も、鮮明に、そしてその他の絵も出てくることを期待したい。

◆関連リンク
三島浩司『ダイナミックフィギュア 上』
『ダイナミックフィギュア 下』

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2011.02.17

■マイケル・ウィンターボトム監督ジム・トンプスン原作『内なる殺人者:The Killer Inside Me』予告篇

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『内なる殺人者』 - 公式サイト
 4月公開予定。
 サイトのデザインと、予告篇がとてもいい。(ただデザイン上なのか、それとも米人がこの日本のサイトも作っていて、単に間違えているのか、何故かタイトルが「殺人者 内なる」になっている)

 ノワールの傑作を期待したい。

 あっさりとした記事ですみません。
 実はマイケル・ウィンターボトム監督は『CODE46』のみ、ジム・トンプスンは『ポップ1280』のみしか観てない/読んでないという状況でして…。
 勉強して出直してきま〜す(^^;)。

◆関連リンク
ジム トンプスン, 三川 基好訳『おれの中の殺し屋』

"テキサスの田舎町のしがない保安官助手、ルー・フォード。愚か者をよそおう彼の中には、じつは危険な殺し屋がひそんでいた。長年抑えつけてきた殺人衝動 が、ささいな事件をきっかけに目を覚ます。彼は自分の周囲に巧緻な罠を張りめぐらせるが、事態はもつれ、からみあいながら、加速度的に転落していく…饒舌 な語り口で、おそるべき人間の姿を描ききった、現代ノワールの金字塔!ジム・トンプスンの最高傑作と賞されるあの名作の新訳決定版、ついに登場。 "   

ジム トンプスン, 村田 勝彦訳『内なる殺人者』
ジム トンプスン, 三川 基好訳『ポップ1280』

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2011.02.16

■感想 スタンリー・キューブリック監督『スパルタカス:Spartacus』

Spartacus

スパルタカス (映画) - Wikipedia

 先週末、ミッシェル・ゴンドリー監督『グリーンホーネット』3Dを観に行こうと思っていたのだけれど、wikipediaによると、脚本がゴンドリーではない。そして撮影時は2Dで、それを3Dコンバートしたものだとのこと。
 不安になってきて結局観に行くのを止めて、HDレコーダーに残してあったスタンリー・キューブリック『スパルタカス』初見(^^;;)。

 キューブリックがこういう映画を撮っていたのには吃驚。
 このある意味、古典的手法の映画から、わずか8年であの『2001』を完成させたとは凄い。やはり天才の仕事である。

 基本的に古い映画の映像タッチで、カーク・ダグラス他スターはスタジオのライトとメイクが前面に出て、キューブリックらしくない作りものの映像。
 しかし奴隷(スレーブ)である民衆の描き方がドキュメントタッチで素晴らしい。その他大勢をとらえるカメラは、自然光とメイクなし(たぶん)で、報道カメラマンだったキューブリックの鋭いタッチが活きている。

 マットペインティングも、前半のローマの街は、良かったけれど、その後へたれな感じ。
 大平原での合戦シーンは、本当に数千人のエキストラで撮影したように見える。今だと、『ロード・オブ・ザ・リング』で使用されたMassive:マッシブ(自律型群衆シミュレーション)を用いれば、コストは抑えられるはずなのだけれど、この物量時代の画面の感覚は、(エキストラの動きの甘いところも含め(^^;))、なかなか捨てがたい味。

 これで、キューブリックの映画は、あと初期の6作品(〜『The Killing』)と『Lolita』『Barry Lyndon』を残すのみ。大事に観ていこうと思っている(^^)。

◆関連リンク
YouTube - Spartacus - Official Trailer [1960]
スタンリー・キューブリック - Wikipedia

"アンソニー・マンの解雇で代わりに監督した1960年の『スパルタカス』を、キューブリックは死ぬまで自分の作品と認めず、「あの映画には失望した」とまで言っていた。脚本やキャスティングに権限の無い「雇われ監督に徹した」というのが理由であるが、キューブリックが自己の流儀を確立するきっかけが『スパルタカス』であり、映画監督として知名度を上げたカーク・ダグラスの役割についてはあまり注目されていない。

実は、キューブリックの“功績独占”という問題は、『現金に体を張れ』と『突撃』の脚本(実質的な執筆者はジム・トンプスンだがクレジットはキューブリックに、『突撃』でもキューブリックとウィリンガムのものになった)、『2001年宇宙の旅』の視覚効果(多くの先駆的な効果を発案したダグラス・トランブルを含む視覚効果監督3名がアカデミー賞を受賞出来なかった)でも起こっている。

以降、キューブリックはアメリカ映画界と決別してイギリスへ渡り映画製作を続ける事になるが、『スパルタカス』以後は他人の脚本で映画作りをする事は無かった"

The Celluloid Highway: Stanley Kubrick - The Titles
 The Celluloid Highway: Stanley Kubrick Poster Gallery
 50-60年代の映画を紹介しているサイト。キューブリック映画のタイトルとポスターを掲載。このサイトのトップ画がいい。

・当Blog関連記事
 Massive:マッシブ 自律型群衆シミュレーション

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2011.02.15

■ヤン・シュヴァンクマイエル & エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー展示会 Exhibition - Jan Švankmajer

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Výstavy Jan Švankmajer (海外の展覧会サイト)
Exhibition - Activities of Jan Švankmajer In Japan Website
(ヤン・シュヴァンクマイエル公式 svankmajerjp)

"「ヤン・シュヴァンクマイエル/エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー」展覧会

2010年10月8日-2010年12月12日
La Alhondiga ギャラリー大広間展:対話の可能性
La Alhondiga ギャラリー(スペイン、セゴヴィア)

2010年10月22日-2011年1月23日
リュック・タイマン展:中央ヨーロッパの視点
Groeningeミュージアム(ベルギー、ブリュッゲ)

2011年3月-2011年5月31日
石鐘の家ギャラリーDům U Kamenného zvonu(チェコ共和国、プラハ)

2011年4月15日-2011年6月
Diafドイツアニメーション映画協会(ドイツ、ドレスデン)

2011年6月-2011年9月
カールスルーエ・ウィーン美術ホール(オーストリア・ウィーン)"

 上記のようなテキスト情報があったため、展示会のHPへのリンクを調べた。結果は、最上段の展示会公式サイトのリンクをクリックしてたどってほしい。

 作品としては、引用した写真からは日本での過去の展示作品と共通の物もいくつかあるようだ。ただし左上のように、未見の物もあり、新作であるのかもしれない。もし海外在住の方で、展示を見られたら、情報をお願いします。

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2011.02.14

■ヤン・シュヴァンクマイエル 2つの記録映像上映会 と 『不思議の国のアリス』刊行記念 サイン会

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ヤン・シュヴァンクマイエル 2つの記録映像上映会 -Two clues for Jan Svankmeyer- - VACANT-EVENT
 VACANT top
 VACANTさんのコメント

"待望の新作に期待が高まる中、VACANTではヤン・シュヴァンクマイエルの2つの記録映像を上映致します。
 また、今回の特別企画として来日中のヤン・シュヴァンクマイエル氏を招き、サイン会をいたします。

日時:2月22日(火)open 18:00~
18:30-19:30 ヤン・シュヴァンクマイエル サイン会
※先着順。上映会に入場された方のみご参加頂けます。"

News - Activities of Jan Švankmajer In Japan Website.

"『Two clues for Jan Svankmeyer』
上映作品:
「シュヴァンクマイエルのキメラ的世界 幻想と悪夢のアッサンブラジュ」(58min)
「2004年、プラハ城で行われた夫妻の大回顧展「フード」の記録映像」"

 シュヴァンクマイエルの新作『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』恵比寿映像祭上映と監督トークに合わせて、二本のドキュメンタリーの上映が開催されるとのこと。
 「シュヴァンクマイエルのキメラ的世界 幻想と悪夢のアッサンブラジュ」は観たことがあるが、もう一本は未見。なかなか地方での公開はないと思うが、東海地方でも上映会が開催されるのを望むものである。

◆『不思議の国のアリス』刊行記念 サイン会
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あなたの街の紀伊國屋書店-新宿南店-

"ヤン・シュヴァンクマイエル  サイン会
■日時:平成23年2月19日(土)17:00〜
■会場:新宿髙島屋5階 紀伊國屋書店連絡口特設会場
■参加方法:平成23年2月14日(月)午前10:00より、 紀伊國屋書店新宿南店 6階カウンターにて、『不思議の国のアリス』(¥2625税込) 『鏡の国のアリス』(¥2730税込)2点ともに国書刊行会刊のいずれか、又は両方をお買い上げのお客様のうち、整理券ご希望の方に先着順に配布いたします。
 配布枚数100枚限り ※誠に勝手ながら整理券は一種類一冊につき1枚で、各1枚合計2枚までとさせていただきます。
※お電話でのご予約も2月14日(月)午前10時よりお受けいたします"

 以前、エスクアイア マガジン ジャパンから刊行されていた二冊の、表紙刷新、新装版。今度は国書刊行会からの発行である。
 以前、買いそびれていたので、購入しようか悩みどころ。
 サイン会は、本日2/14予約ということのようなので、近郊の方はお急ぎ下さい。

◆関連リンク
Jan Svankmajer - IMDb 本人出演作(含ドキュメント)

"Self (6 titles)
2010 Prezít svuj zivot (teorie a praxe) Himself
2009 Kikoe (documentary)
2009 Presit svuj sen (Oralne variacie na sen/film Jana Svankmajera) (documentary short) Himself
2005 Sílení Himself
1995 L'amour fou - Ludvík Sváb (documentary) Himself
1990 The Animator of Prague (TV documentary)"

ヤン・シュヴァンクマイエル画, ルイス・キャロル著『不思議の国のアリス』
『鏡の国のアリス』  

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