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2012年10月

2012.10.31

■情報 『009 RE:CYBORG』3D-CG メイキングについて

0093dcgアニマティクス『009 RE:CYBORG』メイキング - YouTube

Photo

 公式にPH9 -  YouTubeで公開されている映像メイキングから、上記の画像を整理してみた。
 3Dモデリングがセルライクにシェーディングされて、その絵を元に、モデルが改良されているのがわかる。
 その時の映像の変化点を記したのが、Youtubeから同様に切り出した右の画像。
 徐々にモデルが改変されていく様子が分かる。

 ここでCGに手描き原画的なニュアンスが追加されていくようだ。
 立体視映画である場合、そのフォルムに連続的に奥行きが必要になるのだけれど、そこのところがどのようにアニメータによって追加修正されていくのかの実際がよくわからない。

 2D画の作監修正とは明らかに別の奥行きの3D修正が必要のはずで、そこについても是非知りたいものです。

◆参考 メイキング記事
 (Twitter / pacchiiさんの情報より。いつも教えて頂き感謝です(^^))
 上の文章は以下を参考にさせて頂きました。

劇場アニメーション長編『009 RE:CYBORG』 神山健治監督&サンジゲン中核スタッフインタビュー | FEATURE | CGWORLD.jp

"日本のアニメーション独自の魅力でもある「(現実には存在しない)漫画絵で作るリアルさ」を 3DCG で表現しよう、という試み" (神山監督)

神山健治監督&サンジゲン中核スタッフインタビュー 2

"2Dアニメの原画を描く人が見ても判らない......というレベルを目指しています。これまで10年かけてやってきたのは、3DCG を 2D の作画アニメに近づけるということ。これからの2~3年は、新たな映像表現の扉を開くための時期だと思っています" (サンジゲン代表 松浦裕暁氏)

神山健治監督&サンジゲン中核スタッフインタビュー 4

"アニメーターによるレタッチ作業が行われ、最終的にセル調のルックが作られていく。 「例えば PV の中でレタッチしたのは、003のゴーグルが持ち上がる場面。女性キャラの表情が綺麗に見えるよう、このカット用にアニメーターが表情をレタッチしていま す。他にも、005の頭のサイズを変えたり、筋肉を強調したり......アニメーターがカットに合わせ、モデルを調整していくのが、僕らの持ち味ですね"(サンジゲン 鈴木大介氏)

"3D作業の最終段階。変形作業(レタッチ)、表情付け、芝居・エフェクト・質感・背景美術などの最終確認"

◆関連リンク
アニメ制作ワークフローセミナー 劇場版アニメ『009 RE:CYBORG』メイキング

"デジタルでのアニメ・映像制作に携わるすべての方々、またはアニメ制作に3DCGツールなどの導入をご検討中の方々を対象に、 Autodesk 3ds Maxを中核とするデジタルアニメ制作のワークフローご紹介するセミナーを開催いたします"

 というセミナーもプロ向けには実施される様です。聞きたい。
Silencio『CG WORLD (シージー ワールド) 2012年 11月号』

"第2特集 映画『009 RE:CYBORG』速報ー制作が佳境のサンジゲンを訪ねたレポート"

石森プロ(監修)、プロダクションI.G(監修), ポストメディア編集部『009 RE:CYBORG デザイン&マテリアル(仮)』(Amazon)

"神山健治監督最新劇場アニメーション「009 RE:CYBORG」の設定資料集が登場! キャラクターデザインやメカデザイン、絵コンテ、美術など、作品を構成する素材(マテリアル)を、スタッフコメント付きで大紹介。神山監督のインタビュー 記事やフル3Dアニメーションのメイキングも収録!"

 

【設定原画集】009 RE:CYBORG デザイン&マテリアル(仮) | アニメイトオンラインショップ

 11月下旬発行予定のこちらの本がメイキングも入っているようで充実しているかもしれません(発売前なのでどこまで詳細かは不明)。

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2012.10.29

■感想 神山健治監督『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009)


【本予告編】 『009 RE:CYBORG』 PH9 公式 - YouTube
PH9 神山健治監督作品(最新作『009 RE-CYBORG』)(公式HP)

■素晴らしい3D映像のエポック
 『009 RE:CYBORG』+初日舞台挨拶を名古屋109シネマズで観た。
 まず、期待していた3D映像が凄い(^^)!このような刺激的な映像を観せて頂き、プロダクションI.Gと3Dを担当したスタジオ サンジゲン、サブリメイション、ラークス・エンタテインメントに最大限の感謝を捧げたい(^^;)。我々観客のために、素晴らしい仕事をありがとうございます。

 立体映画としては『アバター』と同様に大きなインパクトがあり、そして日本アニメのセルの手法(リミテッドアニメーション)を正統進化させたエポックメイキングな作品だと思うので、まずその点から感想をまとめる。

 まず結論を書くと、3D CGなのだけれどセルライクな2Dの絵に描き割りでなく、スムーズな奥行きが付けられた不思議な映像空間が現出している。
 実写3Dやピクサー3Dは元々立体であったものを3D空間で両眼視差を持たせたカメラで撮ってきてるけど、この映画は平面絵画を立体化したような観たことのない映像、それが「RE:セルアニメ」(^^;)といったエポックを達成している。

 セルの2Dキャラが、その塗られたセルのテクスチャーそのままで、そこに立体物として肉体を持ってしまった不思議な映像。絵画が立体視化したような、そしてそれによってもたらされた奇妙な実在感。

 セルアニメで育った僕ら世代の日本人と、そうでない世界の映画鑑賞者ではこの実在感を受け取り方は、もしかしたら大きく変わるのかもしれない。
 ある約束事/記号として、その画面の中の実在を認識しているキャラクター達の受容の仕方の差。
 これは想像にしか過ぎないけれども、この約束事が脳内の認識回路に生じていない人間が観たら、別の感触を持つかもしれない。だが、セルアニメで育った僕らは、この映像に間違いなくある種異様な実在感を持ってしまっていると思う。これが、不思議な映像の第一点。

 そしてもう一つ、映像の中で特筆すべきは、立体視による高高度の空と海上の船舶の波の透明感。息を飲む美しさ(^^)。
 名アニメーターが雲や海を動画で表現した時、2Dが立体的な空間の映像を脳にもたらす事があるけど、この映画の映像は元々立体であるため、その透明感、空気感が凄い。奥行きを持った眼の前の空間として、映像が存在している。

 まさに手描きで表現される絵画的な平面世界とコマの数を自在にコントロールするリミテッドアニメーションの立体化は、日本アニメの正統な進化型である。
 端正なイラストレーターの画が立体で動いているような息を飲むシーンが幾つもあった。『アバター』の3Dの魅力とは明らかに異なる立体映像のエポックと言えると思う。
 クライマックス付近の壮大な空の映像は、美術の竹田悠介さんの功績がでかいと思う。素晴らしい背景画。

■ハリウッドエンターテインメントへの挑戦
 Twitter / kixyuubann(神山健治監督) (shamonさん経由)

"自分の中に、日本人が撮った、日本人主役の洋画と言う裏コンセプトもあったので、これは嬉しい感想です。ありがとうございます。続編作りたいですw~"

 ここで神山監督が語られたコンセプト通り、洋画まさにハリウッドエンタテインメントと同様の規模感と迫力を持った作品として仕上がっている。
 緊迫感のある引きつけるドラマも、畳み掛ける様なアクションも素晴らしく楽しめる。同じドバイのブルジュ・ハイファのシーンがあるので敢えて比較すると、『M:i:III』を超える超高速のアクションにドキドキする。
 この予算で(幾らか知らないけどw。数十分の一?)、ハリウッドの一級エンタメに張り合えてる。

 さらにそれに加えて、いつもの練りこんで高密度な神山ドラマの展開が加わり、一級の知的アクションエンターテインメントになっている。

 ただ海外では009自体が知名度ないだろうし、アベンジャーズより映画だけでわかるようにキャラの説明が丁寧にされているわけではないので、北米で闘うのは難しいだろう。なので、まずサイボーグ戦士9人の能力とか設定さえ理解させるPRをすれば、米国公開でもかなりヒットするのではないだろうか。
 
 ひとつ心配なのは知的すぎて(^^;)、次で述べるテーマ部分がエンタメとしては過剰なため受け入れられるかどうかの心配は残る。なにしろミルチャ・エリアーデですから。

--------★★★★★★ 以下、ネタバレあり ★★★★★★-------



■テーマ “全人類の正義とは何か?”

 石ノ森章太郎が遺した“問い”に挑む。神山健治監督が語る『009 RE:CYBORG』 (ぴあ映画生活)

"  神山監督は冷戦が終わり、正義が乱立し、国家の枠組みが溶解しようとしている2012年に…「かつて石ノ森先生は“全人類の総意が悪を生み出すわけだから、人間がいくら頑張ったって悪が滅びることはないのだ”という結論を出してしまっている。でも、そうであるならば、人類と対決するのか? そもそも神とは何なのか?そういったことを描いて行く中でエンターテインメントとしての落としどころを喪失したのではないかと思うんです。だから僕なりに そこに挑戦してみようと」。

 映画の舞台は2013年。世界各地で起こる無差別テロ事件はみな“彼の声”と呼ばれる謎の指令に従って行われ、009こと島村ジョーの耳にも“彼の声”は届く…「グローバル化していく中で“多国籍
軍”のような009が必要とされなくなり、有史以来、最も個人主義が台頭している。だからこそまず“悪”ではなく“全人類の正義とは何か?”を考えたんで
す。それは現実に照らし合わせるとありえないこと。でも、人類が危機に瀕し、それを守ろうとする状況を描くことで、石ノ森先生が考え抜いて、棚上げした問題をみんなで改めて考え直そうということに立ち返ったわけです」"

 神山健治作品としては、まさに『SAC 2nd』『東のエデン』に繋がる社会的なテーマ性が高い。そして上に述べられている様な石ノ森章太郎の原作が持っていた社会性と解かれなかった問題の、現在的な神山監督の解答のアプローチ。

0093

 舞台挨拶では「国家、個人が優先される現在、シンプルにこれが正義と言えない中、どう正義を描くのかに注力した」と語られた。

 その部分については、まず上の石ノ森009の“全人類の総意が悪"という認識から、ある意味、一度すべてが滅んでしまっても良いのではないか、というような視点が前半で映画として提示されている。

 ここは神山監督作を見続けてきたファンとしては、まずえっと思った。まさかそんな視点が神山作品で提示されるとは思っていなかったから。
 ただここで引用した神山インタビューにあるような、石ノ森作品から出発したことによる部分が強く出ていたのでしょう。映画を見てから、これを読んで少し納得した。(観賞後は、ここまで監督の世界認識が暗く重くなってしまった理由に想いを馳せていたのだが、、、w)。

 そしてその後、描かれるのは、神山監督らしいわずかな希望へ掛ける登場人物達の死闘。「水は低きに流れ、人もまた低きに流れる」この認識との戦いと垣間見える可能性。

■神山健治の『神狩り』
 SFとして観ると押井守の「天使の化石」コンセプトと、「彼」の解釈部分が上の問題と絡み合って興味深かった。
 これも未完の石ノ森作品にひとつの決着を付ける位置づけなのだろうけれど、従来の社会派な神山作品にはなかったアプローチ。

 「SWITCH」2012年11月号Vol.30 No.11の神山健治監督インタビューで、押井とコンセプトの話をしている時に、山田正紀『神狩り』の話も出ていたという。
 僕が想起したのは、まさにこの『神狩り』。この009の物語も、神山健治によるまさに神との戦いなのである。

 山田正紀は、この映画ほど神の正体をズバリと書いていない。
 ただ読み込んでいくと、書かないけれども(書いてしまうと詮無いw)、まさに同等のことを言っている様に読める。

 神山監督は、この神の解釈について、論理的に納めすぎている様な気もするけれども骨太なコンセプトが映画を刺激的にしている。(押井守の衒学趣味が神山監督に乗り移ったかの様な高密度のセリフ、あれは加速装置がないと聴き取れませんw)

 ラストの美しい宇宙と西欧の崩れかけた水の都市の光の光景。
 映画的には、特に水の都市の意味がストーリー的に疑問を残しており、観客の想像力に大きなきっかけを残しているあのラストをどう受け止めるかで、神の問題もふくらみを持ってくる。僕自身はそこにある齟齬をまだ解釈出来ずにいるので、もう一度観た時はその解釈をどう考えるか、という視点になると思う。

■その他 初日舞台挨拶 他

Photo_2

 舞台挨拶において、映像面で石井プロデューサーからビッグニュースがあった。
 10/27に、アメリカの立体3D映像協会の会長が日本で『009 RE:CYBORG』を観て「ハリウッドの3Dに負けない作品。是非、来年2月の3D映像協会の大会へ正式出品を」とコメントしたとのこと。

 この会長は、Twitter / 3d3d3d_infoさんの情報によると、この週に開催された国際3D協会 ルミエール・ジャパン・アワード2012 授賞式で、来日していたI3DS:International 3D Societyの会長 ジム・チャビン氏のことではないかとのこと。国際的な3D映像の研究者、開発者に新しい日本の3D映像がどう受け止められるか、たいへん興味深い。

 舞台挨拶でスカイウォーカーサウンドについて。
 アカデミー賞受賞経験のあるサウンドデザイナー トム・マイヤーズが、神山版『009』のPVをYoutubeで観たことから採用されたということらしい。
 当のマイヤーズから「まだサウンド担当が決まってないならやらせてほしい」とオファーがあったそうなのだ。
 もともと押井作品『イノセンス』や『スカイクロラ』はスカイウォーカーサウンドなので、関係は深いがこのオファーも素晴らしいなぁとファンとして感慨w。

 まさに、本格的な映画の香りにあふれた作品になっていたのは、舞台と物語の規模感に加えてサウンドの充実が貢献度大でしょう。厚みがあって迫力がすごかった。

 加速装置シーンはまさにそれ。
 舞台挨拶では氷河の下の音を流して、加速シーンであることを、観客に無意識に理解させる試みとのことだったけれども、その試みは成功している。

 最後に蛇足だけれど、、、今回の3D映像のもう一つの大きな可能性について。
 ある意味、2次元萌えが欲する理想型がそこにあったのかもしれない(^^)。
 『009 RE:CYBORG』の切り開いた進化したセル立体視映像の金脈の一つは、2Dキャラ萌えの世界のオタクに、眼の大きい娘の理想的立体像を提供できることなのかもしれない。それは眼の前に立体として存在してしかも動くのであるw!

 のちに動かない立体であるフィギュアは、過渡期の産物であったと呼ばれるのではないか(^^)と、萌えとは違う003を観ながら思ったので、究極映像研の予言として書いておく(ギャグギャグww)。

◆関連リンク
『アニメスタイル 002』
『神山健治 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)』
『SOUND OF 009 RE:CYBORG』
『009 RE:CYBORG THE COMPLETE』

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2012.10.26

■情報 ボストン・ダイナミクス社 軍事用運搬ロボット Legged Squad Support System (LS3) & 俊足の新型ロボット"チーター:Cheetah"

LS3 - Legged Squad Support System - YouTube

 米ボストン・ダイナミクス社の軍事用イヌ/ヤギ型ロボット"Big Dog"(蹴飛ばしても倒れない例の気持ち悪い奴w)の進化系ロボットであるLS3の動画。
 より実用に近づき腹に荷物を搭載出来るようデブ化。不気味の谷を少し脱して、今は子豚ちゃん状態(^^)

 今回は倒れた状態から立ち上がる動作をアピール。
 でも横から蹴飛ばすシーンは、入れてほしかった。やはり"Big Dog"のトレードマークはあのシーンでしょう(^^;)。

 頭の部分には、周辺監視用のセンサ類が搭載され、少し愛らしく周囲をキョロキョロ。
Legged Squad Support System (LS3)(DARPA公式HP)
 軍事用途で研究しているDARPAのHPはこちら。

 牧歌的な集団の牛的写真も掲載されているが、本当は怖〜い軍事用途の開発なのです。


Cheetah Robot runs 28.3 mph; a bit faster than Usain Bolt - YouTube
DARPA Builds CHEETAH ROBOT That RUNS FASTER Than Usain Bolt - YouTube
 同じく米ボストン・ダイナミクス社の俊足の新型ロボット"Cheetah"。
 なんと秒速
13.1m/s(時速47.2km/h)をマーク。

 上の引用映像は、スピード記録に挑み、停止状態から走り始めて、13.1m/sのところで大回転して転ぶまでの映像。頑張れチータw、でもDARPAの研究だからいずれ戦場で兵士を俊足で追いかけ追撃するんでしょうね…怖い。
 ボルトの世界記録が100m/9.58sなので秒速10.4m/s。
 これは、ロボットがついにオリンピック選手を抜いた脅威の記録映像である。

2012/09/05 DARPA’s Cheetah Robot Bolts Past the Competition(DARPA公式HP)
 そのロボット チータのメカニズム写真。
 これは電動モータによる油圧ポンプ駆動、直動ピストンを用いたアクチュエータみたいだ。油圧のパワーであの瞬発力を得ているのだろう。
 現在は、ワイアードで電力供給されているので、いずれこれが野に放たれるときは、大型の電池を積んで駆動されることになるのだろう。

◆関連リンク
・当Blog記
 ボストンダイナミクス 関連 Google 検索

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2012.10.24

■情報 シネスター・マルチローター・ヘリと3Dハンディカム、3D HMDによる高臨場感 立体映像空撮

Heli showreel late summer 2012 from Esben Nielsen on Vimeo
(monogocoro - Google+経由)

 ラジコンのシネスター・マルチローター・ヘリコプター(Cinestar multi-rotor helicopters)と3Dハンディカムによる立体映像の空撮。さらにはその映像を地上でHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)に映し出すことで、臨場感ある飛行映像を実現している(と思われる)。
 これは是非試してみたい。
 HMDの3D映像、ステレオ映像で自分が飛行しているような臨場感はどの程度得られるものなのだろう。こればかりはHMDを装着し、自分でラジコンを操ってみないとわからない。


Camera-Equipped Copter Beams FPV to Goggles for Beautiful Aerial Imagery
(公式HP)
 このプロジェクトの公式HP(と思われる)。
 ここに機材等の情報がある。これを元にすれば、自作できそう(^^;)。

Quadrocopter: Quadrocopter CineStar Kits
 まず
シネスター・マルチローターと名付けられたヘリコプターはこちら。$3200とのことである。

 そして映像から使用しているカメラはソニーの3Dハンディカムのようである。
 あとSONYの3D HMD:ヘッド・マウント・ディスプレイを使用すれば45万円ほどで実現出来そうなんだが、そんな金はない…(^^;)。
 どなたか御試しになって感想を御寄せ下さい。くそっ、退職したらやってやる!(^^;)

 それにしてもコンシューマ機器でここまで出来る様になったというのは、もの凄い。

◆関連リンク
SONY 『フルハイビジョン3D ハンディカム HDR-TD10』
SONY 『フルハイビジョン3D ハンディカム HDR-TD20』
SONY『3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1』
SONY『3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T2』

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2012.10.22

■情報 ヤノベケンジ「ザ・スターアンガー : The Star Anger」@NAMURA ART MEETING『臨界の創造論』

ザ スター アンガー。@名村造船所 byヤノベケンジ 1999tamatamaさん YouTube

ヤノベケンジ「ザ・スターアンガー : The Star Anger」点灯式 - Togetter

 大阪 名村造船所跡地で10/20(土)-21(日)に開催されているNAMURA ART MEETING『臨界の創造論』にて公開されたヤノベケンジさんと京都造形芸術大学ULTRA FACTORYの新作。
 10/20(土)の建造の様子から、点灯式までの記録を皆さんのツイートからまとめた。あ〜僕も行きたかった(^^;)

 皆さんの写真と動画とツイートのおかげで、ザ・スターアンガーを堪能出来た。
 光を当てる前、鈍く光るいぶし銀が渋い。ラッキードラゴンの鱗のキラメキがとても良い。またシャープに尖る棘は、「黒い太陽」のようにテスラコイルからの放電もあったら凄そう(^^;)。

 そしてThe Star Anger Right On !!
 銀色のシャープな輝きが良い。どこか禍々しい黒い円錐の突起。横たわる不安な感覚もあったりする。
 しかし遠景で見ると本当に白い光の塊。サン・チャイルドと対でもう一つの太陽が日本の地に現れた! というところでしょうか。

 写真の角度とまわりの光によって大きく表情を変えるヤノベケンジ "ザ・スターアンガー"。
 鱗や球体を覆う鏡のディテールの光が素晴らしい。立体写真の被写体としても最高な気がする! 僕も行って3D映像で新しい太陽を撮りたかった(^^;)

ヤノベケンジ オープニング トーク 1999tamatamaさん YouTube
 ミラーボールは主催者サイドから依頼された御題だったと語られている(^^;)!

 今後、ジャイアント・トらやんの様に、是非、日本各地で展示いただきたいもの。アングルで表情の変わるディテールをいろんな光の下で…!

◆関連リンク
ザ スターアンガー点灯!ヤノベケンジ 1999tamatamaさん YouTube
 こちらの動画は、関西ウォーカー編集長 玉置泰紀氏撮影によるもの。
 リアルタイムに写真と動画でツイートいただき、遠方にいても臨場感ある新作発表の場に立ち会えました。この場で、深く感謝致します。ありがとうございました。
ウルトラの夏 | 京都造形芸術大学ULTRA FACTORY.

"こちらはヤノベプロジェクト。 ヤノベさんの新作制作中!"

 実際の制作作業が行われた京造大ウルトラファクトリーの制作現場レポ。
NAMURA ART MEETING '04-'34 vol.4 臨海の創造論 @名村造船所跡地

"「創造が単なる“新しさ”のみを生み出すのではなく、既存のモノや場の使い方などについて、複眼的に捉える想像力を意味しています」ヤノベケンジ,今野裕一,佐々木中各氏が参加。刺激的なイベント!"

・Twitter / yanobeAP: @sarahana1998 ....

"ご報告ありがとうございます!117はヤノベさんの新作のためのドローイングですね。NAMURA ART MEETINGで発表される予定です。お楽しみに。"

 こちらのツイートによると、サン・チャイルドドローイングの117番がそのイメージ画とのこと。 球体の黒い太陽とラッキードラゴンの共演!
ヤノベさんのミラーボール、良いなぁ!(YUMAHARADAさん動画)
 地上近くで回るミラーボールの動画がいい。表面の質感と黒い棘とラッキードラゴンの吠えるポーズが回転により3Dデータとして頭の中に展開される(^^;)。

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2012.10.19

■情報 バンド「シレンシオ」とアンジェロ・バダラメンティ公式サイト
 Silencio Releases Debut Album Inspired By The Works Of David Lynch & Angelo Badalamenti

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Silencio Releases Debut Album " Inspired By The Works Of David Lynch & Angelo Badalamenti "
 バンド「シレンシオ」公式サイト

 デイヴィッド・リンチとアンジェロ・バダラメンティにインスパイアされた音楽グループ「Silencio」のHP。
 ファーストアルバムの曲の冒頭をこちらで試聴できます。
http://www.delsilencio.net/listen/
 リンチ、バダラメンティをイメージすると、少しオーソドックスだけれど、なかなか良いです。

 右の素晴らしいポスターは、先週の日曜10/14にニューヨークのPoison Rouge : ポイズン・ルージュで開催されたライブ The Pink Room Burlesque : ピンクルームバーレスクのもの。
 この50年代な雰囲気に引込まれます。

Silencio

Silencio - Sycamore Trees - Twin Peaks - YouTube
 5/20/2012の同じくポイズン・ルージュでのライブ。Silencio At Le Poisson Rouge NYCライブの映像。
 照明と立ち姿の妖しさはまさにデビッド・リンチ(^^)。

◆Angelo Badalamenti(公式HP)

 知らなかったw、アンジェロ・バダラメンティの公式サイトがあるのですね。シンプルでいい感じ。

 このサイトで、HPの左側のスピーカーのマークをクリックすると、いくつかの曲が聴ける。デイヴィッド・ボウイとのコラボレーションなんてあるのですね!
 "Suite for a Foggy Day" featuring David Bowie


 また若かりし日の(というか子供時代の)バダラメンティのトランペットを持つ姿の写真も掲載されていて、とても可愛い。あの『マルホランド・ドライブ』に出てきた"This is the girl"のマフィアのボス風の容貌からは想像できないww。

◆関連リンク
Silencio『Music Inspired By the Works of David Lynch & Angelo Badalamenti』
 Amazon.jpでもこのアルバム、ダウンロードできます。

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2012.10.17

■情報 水道橋重工 倉田光吾郎氏の巨大ロボット「クラタス」 と 吉崎航氏のロボットOS "V-Sido" : 武士道


HOW TO RIDE KURATAS - Suidobashi heavy industry - YouTube
人が乗って操縦できる巨大ロボット「クラタス」、完成目前の勇姿を公開! « WIRED.jp

"クラタスへの熱い思いを語ってくれた水道橋重工のふたり。右が倉田光吾郎、左が吉崎航。 「巨大ロボは海外じゃなく日本が作らなきゃ!」 先にも軽く触れたとおり、このアートプロジェクトの目標は、クラタスを量産して販売することだ。では、なぜ量産することに、そして販売することにこだわる のだろうか? 実は、このプロジェクトのゴールは水道橋重工のふたりが思い描く「日本に巨大ロボ時代を到来させる」という夢を実現することにあるからだ"

 クラタスがTBS「情報7days ニュースキャスター」で取り上げられていた。
  紹介は山中博士のノーベル賞の話題にちなんで、次世代のノーベル賞候補を二人挙げる内容で、その一人として、産総研スタッフ、奈良先端大の(というより水 道橋重工の、と紹介してほしかったw)吉崎航氏が紹介され、クラタスの制御ソフト"V-Sido"について映像付きで放映。

 そしてWiredの記事のリンクにある3本のクラタスの動画が素晴らしい(未見でしたw)。
 プロモーションとして高レベル。アメリカのベンチャーキャピタルから資本が獲得できるレベルではw。いや、これは真面目な話で是非、出資話がまとまると良いですね。英語でプロモーションしているのも、そういうことを狙ったものと考えられる。アラブの石油王に一億円で売りたい、という話が出ているが、スーパーカーを買う感覚で購入する人はきっといると思うw。
 巨大ロボット産業のスタートまで、あと少しという、まさに夢を描いている。

◆ロボットOS "V-Sido" : 武士道
ヒューマノイドロボットのための演技指導ソフト「V-Sido」

"V-Sidoの特徴 ● マウス操作から"転倒しない動き"を自動生成 ● ロボットとCGモデルをリアルタイム同期 ● ARによるコクピットインターフェイス"

ヒューマノイドロボットのための演技指導ソフト「V-Sido」(公式HP)

" V-Sidoは、 ヒューマノイドロボットをだれもが簡単に操作できるよう開発されたソフトウェアです。
 V-Sidoは、マウスで画面中のCGを動かすだけでリアルタイムに全身の動きを生成し、ロボットを動か すことができます。しかも、ロボットが転倒しないように動きを自動補正するため、従来のように手動でモーションを微調整する必要はありません。
 さらに、戦闘機のコクピットのような操作画面とARを応用した擬似3D表示技術 により、ユーザは実際にロボットに乗り込んだような感覚を味わえます。 V-Sidoは、あなたの"二足歩行ロボット"を"巨大ロボット"に進化させます"

 ロボットOS "V-Sido" : 武士道 ってネーミングも最高。
 確かにロボットに最もふさわしいOSは、背筋を伸ばした日本の武士道に則ったかもしれないですね。特に人に危害を及ぼす危険のある、巨大ロボットにおける倫理観(♪敵に渡すな大事なリモコン♪)は重要。

 ここに黒澤明が『七人の侍』『用心棒』『椿三十郎』といった武士映画で描いた素晴らしい日本古武士の、粋で襟元をただした佇まい、現在の日本に失われたあの倫理観がロボットに導入されたら、世界に認められるテクノロジーになるのではないか。

◆関連リンク
水道橋重工 | Suidobashi Heavy Industry(公式HP)
 こちらでまさに一億円で購入できる! 現在のレートで $1,350,500 !!
なんでも作るよ。 倉田光吾郎氏のBlog
 クラタス:WFその後のつらつら。: なんでも作るよ。

"反響    相変わらず、反響は続いていて、重工にはカスタムーダーのメールが2500件超え。    全部ホントに売れたら3~4千億円か、景気いいな、、"

 100件に1件の確率で、取引成立したら30台、30億円。本当にこの事業、立ち上がるのかも(^^;)。これは応援したいです。
武士道 - Wikipedia
『Web Designing (ウェブデザイニング) 2012年 09月号』

"特集2:特集2:量産型ロボット「クラタス」の774日 -世界を震撼させるアート+エンジニアリングプロジェクト-"

 26ページの大特集とか。クラタスのおかげか、Amazonでは既に売り切れ。

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2012.10.15

■情報 大口 孝之,谷島 正之,灰原 光晴,古賀 太朗『3D世紀 -驚異! 立体映画の100年と映像新世紀-』

3d_century
大口 孝之,谷島 正之,灰原 光晴,古賀 太朗『3D世紀 -驚異! 立体映画の100年と映像新世紀-』
(Twitter / ステレオ3D情報ブログ 3D3D3D ‏@3d3d3d_infoさん経由)

"発売日:2012年10月下旬 定価:3,990円
ISBN:978-4-86246-150-6 総頁数:632ページ(予定)
サイズ:A5版(148 x 210mm)
発行・発売:株式会社ボーンデジタル

第1章の3D映画史は、さまざまな3Dの技術方式が妍を競った草創期から始まります。

第1次立体映画ブームに快作・怪作が入り乱れた1950年代。セクスプロイテーション映画やピンク映画に活路を見出し、文化大革命前夜の中国にも飛び火した60年代。ポルノやホラー、カンフー映画までも3D化した、混沌の70年代。ビデオやケーブルテレビ等のニューメディアにも進出を果たし、映画の「パート3」を作るとなぜだか3D映画になってしまう80年代。3D映画にとっては冬の時代となったものの、テーマパーク映像として生き延びた90年代。

そして3D映画の歴史的転換点となった2009年の『アバター』を経て、現代につながる3Dの大ブームまで、筆者所蔵の豊富な資料を元に、3D映画史を読み解きます。

また、本書では映画史を過去から現在へ直線的に捉えるだけでなく、それぞれの時代に世界各地でどのような取り組みが行われていたのかについても解説し、3D映画史に面としての広がりを持たせた内容となっています。

・ナチス・ドイツと立体映画の関係は?
・旧ソ連で開発された裸眼立体映画とは?
・女王陛下の立体映画、英国祭のテレキネマ
・アチョー! ジャッキー・チェンだって3D!
・どうして70年代に「3Dポルノ」が量産されたのか?
・「アバター」による3D革命"

Twitter / ボーンデジタル出版事業部 ‏@bd_publishingさん

"大口氏担当頁は膨大な情報量で、索引だけで27ページにも及びました…。ちょっとした事典を編纂した気分です。あ、内容は堅苦しい本ではなく、一般読者から研究者まで楽しく読んでいただけます"

 大口孝之さん他による立体映画本!
 620頁の大部、これだけのボリュームで3D映像に浸れるのは凄い。立体映画ファンには、画期的な本!

 リンク先の出版元 株式会社ボーンデジタルさんの公式ページの「内容一覧」に目次全部の情報が掲載されている。
 また上記リンクのボーンデジタル出版事業部さんからいただいた情報によると、大口孝之さんによる「第1部 HISTORY : 3D 映画・映像史」がまず膨大な情報量とのことで、今は閉鎖されている大口さんのサイト『特殊映像博物館』にあった膨大な映像作品データのアーカイブの一部が書籍として甦るのではないかと期待している。
 「第2部 CREATIVE : 3D 映画・企画製作」は、『戦慄迷宮3D』のプロデューサーの谷島 正之氏がその立体映画の製作プロセスを、『戦慄迷宮3D』を例に語られているという。
 そして「第3部 TECHNOLOGY:3D 映画・映像技術」は、株式会社IMAGICA 技術企画室 3Dスーパーバイザー灰原 光晴氏による3D映像の技術解説。

 僕は2D-3D変換技術のテクニカルな情報が読みたいので、そうした内容も期待です(^^)。10月下旬の刊行がとても楽しみな一冊。

◆関連リンク
『戦慄迷宮3D』清水崇監督&谷島正之プロデューサー インタビュー  紀伊國屋書店 Forest Plus
『3D映像制作 -3D Movie Making日本語版-』
 書籍情報|株式会社ボーンデジタル
『3D映像制作 -3D Movie Making日本語版-』
 書籍情報|株式会社ボーンデジタル

・当Blog過去記事
 特殊映像データベース『特殊映像博物館』
 大口さんの素晴らしいサイトの情報。ただし現在は閉鎖されているので、この記事のリンクは、クリックいただいても残念ながら繋がりません。

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2012.10.12

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル展@プラハ
 Jan Švankmajer / Možnosti dialogu Mezi filmem a volnou tvorbou

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Jan Švankmajer / Možnosti dialogu Mezi filmem a volnou tvorbou
(Galerie hlavního města Prahy - Výstavy)(Twitter / _Haruka_K_経由)
"ヤン·シュヴァンクマイエル/オプションダイアログ - 映画とフリーの形成と"
Google 翻訳

"26. 10. 2012 - 3. 2. 2013
プラハ シティギャラリー"

" 芸術的表現の普遍性 - 超現実主義的な用語として - この点でシュヴァンクマイエルの作品はシナジーの縮図か。 また、本質的なテーマを示す彼の妻エヴァ·シュヴァンクマイエル、との創造的な対話…
 展覧会は、彼の創造の絶えず更新するソースとして、作者の想像力を提示しなければならない。
 コンセプトは、個々のフィルムに基づいており、成果物やシーンアーティストのフィルムからではなく、ムービーの上に構築したり、それらを先行する彼の自由な創造(オブジェクト、コラージュ、フロッタージュ、グラフィックおよび触覚オブジェクト)…
 展覧会は、作家のインスピレーションの源と彼らは彼が個々の映画の芸術的感覚に彼の妻エヴァと協力のために持っていた重要性を明らかにする。
 この包括的な創造的なプロセスを見て、徐々に強迫テーマ(子供のころ、夢、食品、エロティシズム、人形劇など)を明らかにする。
展覧会は、フィルム(作業写真、フィルムについての映画、技術、漫画シナリオ、作業日誌、出版、評論家、ポスター等から抜粋)をカウントし、フィルムのスクリーニングのドキュメントが付属しています"

 2012年10/26〜スタートするプラハでの展示会。
 チェコ語の公式サイトをGoogle翻訳で読んでみると(上の引用文)、昨年、東京のラフォーレミュージアムと京都の文化博物館で開催された「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜映画とその周辺〜」と同様なコンセプトの様にみえる。
 サイトの作品写真も上に引用した様に、昨年の日本の展示と重なっているようである。

 もしこの時期、プラハに行かれる可能性のある方は、この展示会も行き先の候補にいかがでしょう。もし行かれたら、是非、コメント欄にレポートを御寄せ下さい(^^;)。

◆関連リンク
・関連のチェコ記事
 Jan Švankmajer MOŽNOSTI DIALOGU / Mezi filmem a volnou tvorbou - CityOut Prague Google 翻訳

シュヴァンクマイエル -当Blog記事 検索
感想 『ヤン・シュヴァンクマイエル&エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー展〜映画とその周辺〜』
感想 ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 『the works for Japan』@京都文化博物館
「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜映画とその周辺〜」

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2012.10.10

■情報 デイヴィッド・リンチ監督『デューン』 3D : David Lynch's Dune 3D

Dune3d

David Lynch's Dune Goes 3D. All 309 Minutes Of It

"It’s hard to believe, but a David Lynch movie is getting the 3D treatment. Amazon in Germany has listed an upcoming Blu-ray release of Dune that will include a 3D “anaglyph” version.

Dune – Der Wüstenplanet Extended Edition will be released in Germany on April 20th 2012 by a company called TB Productions (Intergroove) that has mostly horror titles in its catalog.  "

 なんとデイヴィッド・リンチ監督『デューン』の3D(アナグリフ方式)が出ていた!
 これはブルーレイに付属する特典DVDに収録されたものらしい。
 そしてこれは、どうやらTBプロダクションズという会社が、独自に制作し、ドイツで発売したようだ。本当なのか!!??

 冒頭の引用画像を赤青メガネで観てみると、一応立体感はあるが、それほど優れているとは思えない。以下のAmazonドイツサイトから購入できるようだが、どの程度の3Dなのかは、不明なので自己責任で御願いします。

 これぞ、人柱ってくらいのチャレンジです。
 もし実行された方がいらっしゃったら、感想を御寄せいただけると幸いです。ユーロ安の現在、8.32ユーロの値段は魅力です! (煽ってどうするww)
 あーだんだん、僕もギルド・ナビゲーターの立体映像が観たくなってきたw。 

『Dune - Der Wüstenplanet Extended Edition [Blu-ray]』 Google 翻訳

" 3 Dバージョンのアナグリフ(赤緑メガネ)、100,000ページを超える長い巨大なボーナス機能をを収録したDVD"

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2012.10.08

■感想 ETV特集「映画にできること 園子温と大震災」:『希望の国』制作ドキュメント
 情報 松江 哲明,モルモット吉田『園子温映画全研究 1985-2012』

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NHK【ETV特集】映画にできること 園子温と大震災
 9/30(日)夜10時
 再放送:10/7(日)午前0時50分

" 原発事故を映画にするため、園は試行錯誤を重ねた。目に見えない放射能をどう映像化するのか。被災地の人たちにふりかかった不条理な出来事をどんな物語にするのか。"

 NHK ETVにて、いきなり『冷たい熱帯魚』。
 あのシーンまで流すとは。NHKの挑発(^^)!…という園監督作の紹介から始まった『希望の国』の製作の現場を追った番組。

 2時間の映画のための5000万の資金がなかなか集まらない、と嘆くプロデューサー。みんなが見ない聞かない言わない空気。そして過ぎ去るのを待っている、というコメント。
 
 『希望の国』は長島県という架空の舞台の原発を扱ったSFだという。
 SFだけれども、みんながニュースで知っている現実を再度、映画で明確化。そして表現者として今描かなければいけない覚悟を語る園監督。

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 何度も被曝地に足を運んだ園監督。
 南相馬の20km圏、立ち入り禁止ゾーンのすぐ外の家。境界線で作物を作れない半分の土地。そこの取材が映画に繋がったという。

 『希望の国』で描かれる、認知症による主人公の妻の過去への旅と牛と山羊の町の映像。これはインパクトがある。
 誰もが見たけれど既に忘れようとしてる福島の現実の光景のリピート。
 そして『ヒミズ』で描かれた壊滅した街の長回しの意味について語られる。

 映画を撮った後も、何度も飯舘村他に足を運び、そこで何かを感じ取る園監督の背中の映像が印象的。

 完成した映画のワールドプレミアの様子。
 なんと会場は、南相馬のゾーンのすぐ外の民家、鈴木豊子さんの御宅の居間。そして観客はその家族と知り合い5人の方のみ。
 こうした場所での上映にのぞむ、園監督と神楽坂恵の凄い覚悟が伝わる。居間に居られなくなる二人。

 終了した居間のワールドプレミア。
 最後のシーンはなかった方がいいと言う男性に誠実に答える園監督。
 クランクアップ後も被曝した村に通い映像を取り続ける園監督。読みあげられる園の詩「数」。

園子温監督の詩「数」 NHK「かぶん」

" まずは何かを正確に数えなくてはならなかった。草が何本あったかでもいい。全部、数えろ。(略)

 「膨大な数」という大雑把な死とか涙、苦しみを数値に表せないとしたら、何のための「文学」だろう。季節の中に埋もれてゆくものは数えあげることが出来ないと、政治が泣き言を言うのなら、芸術がやれ。
一つでも正確な「一つ」を数えてみろ"

 このドキュメンタリーで、さらに興味がわいてきた『希望の国』。
 前代未聞のワールドプレミアから、どうこの映画の衝撃が伝播するのか/しないのか。しっかりと見定めていきたい。園監督の詩「数」のように観る側もいろいろなことを問われているのだと思う。まず早く観たいものです(^^)。

◆関連リンク
ETV特集 映画にできること 園子温と大震災 に関する反応(2012.9.30 22時から24時付近) - Togetter
園 子温『希望の国』
松江 哲明,モルモット吉田『園子温映画全研究1985-2012』 洋泉社

" 松江哲明 1977年、東京都生まれ。1999年、日本映画学校(現・日本映画大学)の卒業制作として『あんにょんキムチ』を制作。以後…ドキュメンタリーの枠では括り切れない刺激的な作品を発表。
 モルモット吉田 1978年、兵庫県生まれ。映画評論家。『映画秘宝』『別冊映画秘宝』『キネマ旬報』『映画芸術』等に執筆。"

 興味深い本が出版される。
 まだ本の内容を紹介した情報はないので、まずはこれだけ。今後は著者松江哲明 (tiptop_matsue)氏のTwitter等の情報に注目。
園 子温さんサイン会 リブロ | 池袋

"リブロ池袋本店では映画監督・園子温さんの新刊3点の刊行を記念してサイン会を開催いたします。
〈サイン会対象書籍〉=整理券発券枚数予定:各100枚 ・『希望の国』〈映画最新作『希望の国』原作小説〉(リトルモア刊 税込1,575円 発売中) ・『非道に生きる』〈アイデアインク04〉(朝日出版社刊 税込987円 10月2日発売予定) ・『カオスの神、園子温』(フィルムアート社刊 税込2415円 9月下旬発売予定)
(略)
日時:10月8日(月・祝) 午後6時~
会場:西武池袋本店 別館地下1階 リブロ児童書前特設会場
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2931(文芸書売場)"

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2012.10.06

■情報 若手アニメーション作家30名の作品上映会 TOKYO ANIMA! 2012 AUTUMN@新国立美術館

Tokyo_anima

TOKYO ANIMA! 2012 AUTUMN 公式HP
TOKYO ANIMA! 2012 AUTUMN
上映プログラム

"アタマの中は、フィルムに撮れない。
だから人は、アニメーションを作る

10/7(日)12:30~17:40、10/8(月) 11:20~17:30
若手作家30名の作品上映。
新国立美術館 入場無料"

 上に引用した特設サイトの画像が素晴らしい!
 と思ったら、この画像は昨年2011版のものでした。下記のアーカイブでアクセスできます。2011年アーカイブ

 今年の30作品のリストを掲載したかったのですが、残念ながらテキストで公開されている情報がありません。
 作品名はこちらのプログラムを御覧下さい。各作品、スチルを1枚づつ観ることが出来ます。

 ということで簡単ですが、明日からの上映なので、速報情報としてご紹介。
 御近くの方はいかがですか。

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2012.10.05

■情報 アンドレイ·タルコフスキー生誕80年 大規模回顧展:[Государственная галерея на Солянке]

ТАРКОВСКИЙ. SPACE / 12 апреля - 27 мая from solyanka_vpa on Vimeo

[Государственная галерея на Солянке]
"Первая большая ретроспективная выставка к 80-летию Андрея Тарковского アンドレイ·タルコフスキー生誕80年 大規模回顧展12.4/12ー5/27"公式HP。

 ここにある冒頭に引用した動画を観ると、この回顧展は、映像はもとより、絵画、イメージスケッチ、衣装、小道具、撮影機材は言うに及ばず書簡やプライベート写真、愛用品等、凄い数の展示!観たかった!
 日本での回顧展は、残念ながら、さすがに難しいでしょうね。

Жертвоприношения Андрея Тарковского / 2012 / - YouTube

"Google翻訳
オリジナルタイトル:アンドレイ·タルコフスキーのサクリファイス

年:2012
発行:ロシア、MTCの"マイルビス"チャンネル
監督:デニスTrofimov
 映画について:監督の80周年。タルコフスキーは、彼の一生の間に伝説となった。…フィルムはすぐにカルトになったが、長い時間がワイドスクリーンで外に出なかった。国家映画館の経営者によって嫌がらせの年のに疲れて、タルコフスキーは西に行きました。ユニークな展示品が含まれている庭で"ノスタルジア"を主演した彼が住んでいたとタルコフスキーがその博物館ですフィレンツェ、場所バニャ·ヴィニョーニ、珍しい家イタリアの脚本家トニーノ·ゲラ
 フィルムは、イタリアでの生活·ディレクターの年に関連するユニークな材料を使用しています。フィルムは珍しいアーカイブ映像、トニノ·ゲラとイタリアアンドレイ·タルコフスキーで撮影されたドキュメンタリー"タイムトラベル"の断片の集合に若いタルコフスキーが含まれます。初めての視聴者がEstonii.Zhertvoprinosheniyaで"ストーカー"のロケ撮影が表示されます。"

 僕もまだ全部観ていませんが、興味深い『サクリファイス』の約一時間のドキュメンタリー。

◆関連リンク
タルコフスキー生誕80周年記念映画祭 | pandora films

"東京 渋谷ユーロスペース…12年8月4日(土)~8月17日(金)  
大阪 梅田ガーデンシネマ…9月8日(土)~14日(金)
横浜 ジャック&ベティ…9月22日(土)~10月5日(金)
名古屋シネマテーク…10月13日(土)~10月26日(金)
◆上映作品◆ ローラーとバイオリン /僕の村は戦場だった(D.R.)/アンドレイ・ルブリョフ / 惑星ソラリス(D.R.)/鏡 /ストーカー(D.R.)/ノスタルジア /サクリファイス "

 D.R.はデジタル・リマスターとのこと。特に『ストーカー』に想いの深い僕は、これだけは是非観たい。というかブルーレイで出して欲しいものです。
ANDREY TARKOVSKY INTERNATIONAL INSTITUTE - OFFICIAL PAGE
 (Facebook タルコフスキー公式サイト)
 たくさんの映画や撮影時スチルが公開されています。

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2012.10.03

■情報 "ヤノベケンジ『サン・チャイルド』光臨プロジェクトin福島現代美術ビエンナーレ"のサポーター特典ドローイングと杉瀬陽子「太陽の子」

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"ヤノベケンジ『サン・チャイルド』光臨プロジェクトin福島現代美術ビエンナーレ"のサポーター特典ドローイング - Togetter

 ヤノベケンジさんが、208名のサポーターに想いを込めて描かれたドローイング。
 208枚、全て異なるドローイングを一枚一枚丁寧に想いを込めて描かれたヤノベ氏にまずはお疲れ様でしたと言いたいです。サポーターの一人として素晴らしい絵を御送りいただき、本当に感謝です。

 そしてリンク先は、ヤノベ氏がTwitterに掲載されたドローイングの画像と、届いたドローイングの画像をTwitterで公開されたサポーターさんのつぶやきをまとめました。Togetterにて、検索キーワード「ヤノベケンジ」「ヤノベ」「サン・チャイルド」「サンチャイルド」の結果で探索し、掲載しています。
 皆さんのご協力で、12年9/30AM現在67枚のドローイングについて、写真を集約できました。冒頭の引用画像はそのうちの一部。
 いずれもアイディアと想いのこもった味わい深いドローイングです。

 この後、果たして208枚の絵をコンプリートできるのか!?
 もしサポーターの方で、まだ掲載されていないドローイングを御持ちの方は、twitterで「ヤノベケンジ」「ヤノベ」のキーワードか、「#yanabe」のハッシュタグを付けて画像をアップいただけると幸いです。
 Twitterに入られていない方は、Eメール「butfilpアットマークgmail.com」かもしくは僕のFacebookページ宛に連絡いただければ、掲載するように致します。
 コンプリート目指して、頑張りましょう(^^)!!

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 ということで、僕に送られてきたドローイングも御紹介します。
 右がそれ。なんとあのTシャツにもなった『ンガーッ!』が送られてきました! もうこれは研究所の宝としかいいようがありません。所長室にしっかと額に入れて飾ろうと思います。
 この絵に込められたものに想いを馳せて、毎日眺めて大切にします。

◆杉瀬陽子さんによる「サン・チャイルド」テーマソング「太陽の子」

ようこそ!サン・チャイルド // SUN CHILD / TALK&LIVE EVENT “おとどけもの“

"今年の3月11日、 大阪・茨木市に恒久設置された「サン・チャイルド」。 茨木出身のアーティスト・ヤノベケンジ氏によるこの彫刻作品の設置にあわせて、一曲のテーマソングがつくられました。 「太陽の子」というタイトルのこの曲は、大阪在住のシンガーソングライター・杉瀬陽子さんの作詞作曲によるものです。 やわらかい声にのせてうたわれるそのメロディーはとても優しく、 未来をみつめるサン・チャイルドに寄り添うような暖かい曲になっています。"

 杉瀬陽子が歌うサン・チャイルド公式テーマソング「太陽の子」。
 リンク先に、杉瀬さんのライブと、ヤノベケンジさんのトーク動画があります。
 ヤノベ氏は、サン・チャイルドの208枚のドローイングを前に、その経緯とドローイングに関する楽しいお喋りをされていますw。


3.11歓迎祭「ようこそ茨木へ!サン・チャイルドがやって来た!」 - YouTube

 上のイベントをサポートされた茨木芸術中心さんが作成された傑作動画。
 サン・チャイルドのメイキング映像が素晴らしい。まさにサン・チャイルドの建造が、ヤノベさんとULTRAFACTORYの学生さんのコラボレーションであることがよくわかる。

 そして、オカケンタ氏の勢いのあるかけ声wの後、12:40〜杉瀬陽子さんの「太陽の子」がBGMに流れるドキュメント風景。
 サン・チャイルドが市民によって応援され、こうして福島の地に温かい気持ちとともに建てられたことが伝わる、素晴らしい歌と動画です。

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2012.10.01

■情報 ブラザーズ・クエイ「読唇術用の人形への薬剤師の処方箋を解読することについて」Quay Brothers 'On Deciphering the Pharmacist's Prescription'

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"Quay Brothers: On Deciphering the Pharmacist's Prescription for Lip-Reading Puppets"(MoMA HP)

"August 12, 2012–January 7, 2013
Theater 2 Gallery
Theater 1 Gallery
First floor
Second floor"

 12.8/12〜13.1/7まで、ニューヨーク近代美術館で開催されているクエイ兄弟の回顧展。
 リンク先に回顧展のPVがあります。これだけでも必見w。

 すぐにでも飛んで行きたいが、そんな資金も時間も当研究所にはない(^^;)。
 なので、例によってインターネットに放った当研究所出張特派員の皆さんのレボートです(嘘w、ただのネットリンク集です。リンク先の皆様、ありがとうございます)。

8.17.12: Jill Krementz covers the Quay Brothers at MoMA | New York Social Diary
 詳細記事。のちほど述べる図録にもなかったパペットの写真とか、全40点程と会場に訪れた方達の多くの写真で、素晴らしく充実している。お奨め。
 作品写真観るだけなら図録でなくてもいいかもw(図録は違う作品の写真も、2〜30点以上あります)。

Quay Brothers 'On Deciphering the Pharmacist's Prescription' Debuts At MoMA (PHOTOS).
 海外のレポート。こちらも作品写真がいくつか掲載。

Quay Brothers: On Deciphering the Pharmacist's Prescription for Lip-Reading Puppets|NEWS -ART-|honeyee.com Web Magazine(NEWS/ART)

"クエイ・ブラザーズの回顧展は未公開の初期作品を含む映像作品、それに使われた人形やセット、彼らが初期に手がけていたドローイングやペインティング、グラフィック デザイン、カリグラフィからインスタレーションに及ぶ広範囲なもの。うなされているのにいつまでも見ていたくなる奇妙な悪夢のようなクエイ・ブラザーズの 世界へトリップできる。"

ニューヨークMoMAにてブラザーズ・クエイの展覧会が開催 | メディア芸術カレントコンテンツ(土井伸彰氏)

"近年、ブラザーズ・クエイの両氏は、アニメーションに限らず、舞台美術を担当したり、ダンス映画を監督するなどますます活動の幅を広げており、この展覧会は、そういった活躍についても取り上げる。また、未発表の映像やドローイング作品なども展示"


The Quay Brothers at MoMA - YouTube
 MoMAが制作した本回顧展用のクエイによる動画。上のPVとは別。
 彼らの最新作ですね。 

Brothers Quay, Ron Magliozzi, Edwin Carels『Quay Brothers: On Deciphering the Pharmacist's Prescription for Lip-Reading Puppets』
MoMA発行の回顧展の図録(Amazon.jp)

Vert

 20×25cm、全64頁とちょっと小振りの図録。
 こういう物がAmazonで洋書として注文できて、しかも日本に在庫があり、二日程で自宅に届くとは何とも便利です。さっそく購入しましたw。

 評論とクエイ兄弟のテキストが27頁(もちろん英文)。細かい字でびっしりは嬉しいのだけれど、眼と翻訳脳が付いていきません(^^;)。
 残りの頁に作品の写真が54点。コラージュや舞台美術、映画のパペット、ブックカバー等多彩。
 今まで日本で知られている映画作品の他に、バレエの舞台や本のイラストレーション等、多彩なクエイ兄弟の作品群の一端に触れられる。先ほど上で紹介したNew York Social Diaryの詳細写真レポートにそんな作品写真が多数紹介されているので、そちらをまず観て、さらに追加20点ほどを観てみたい方、27頁のテキストを読みたい方にお奨めです。

◆関連リンク
・MoMAの公式頁の図録紹介→Quay Brothers | MoMA Store
Search | MoMA Store(MoMA公式サイト)
 ブラザーズ・クエイ ノート( ! ) やポスター、ポストカードが売られている。
 ノートは悪夢を記録する夢日記に最適ですねw。
MoMA「ブラザーズ・クエイ回顧展」日本語レポート ニューヨーク・アート・ジャーナルさんの写真とレビュー。

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