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2012年11月

2012.11.30

■情報 特撮カメラマン 桜井景一氏の「虫の眼レンズ」撮影

NHK ディープピープル[DEEP PEOPLE]「特撮映画」(12.11/25)

 NHKで特撮を特集した番組を観た。
 その中で、興味深かったのがカメラマン桜井景一氏の虫の眼レンズ撮影。
 パースのつき方とか視点の低さ(人の視点の模擬)とか、マクロとミクロが融合した様な映像が面白い。仕事ではなく趣味で撮られたという作品「地底怪獣大襲来」が番組内で紹介されていた。
 調べてみたら、Youtubeに動画が御本人からアップされていた! youtubeのokegonさんのチャンネル。
 他にも動画が何本もあり、いくつか「虫の眼レンズ」他の特撮テスト映像があるので、ファンの方は必見です。特に僕は以下の二本が御気に入り。

・虫の眼レンズ 大小逆転テスト Big things and small things reversal - YouTube
・RC TANK 地底戦車2 BOTTOM OF THE EARTH TANK-2 - YouTube

◆関連リンク
虫を撮る。---ボードレンズで虫の目 1 ロングタイプ
 T.Urabeさんの虫の眼レンズの作り方とそれによる昆虫写真のサイト。
館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
 「ミニチュア特撮課外講座」

"ご自分でも自作の特撮実験映像を作ってはネットにアップされているという桜井カメラマンからも、「ミニチュア撮影をしていると、世界が自分の手に入ったよう」とナイスなコメントも。"

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2012.11.27

■感想1 個展『デヴィッド・リンチ展 ~暴力と静寂に棲むカオス』(DAVID LYNCH "CHAOS THEORY OF VIOLENCE AND SILENCE")


David Lynch at TILTON GALLERY - YouTube
David Lynch: Paintings & Sculptures at the William Griffin Gallery in Santa Monica, CA.- YouTube

基本情報・アクセス|ラフォーレミュージアム原宿 イベント情報|デイヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲むカオス|株式会社ラップネット

"絵画29点、ドローイング9点、写真33点、計71点のアート作品(このうち68点が日本初公開)と実験的な短編映像11本(本展のためにデヴィッド・リンチがエディットした日本初公開映像)を展示・上映。"

 「デヴィッド・リンチ展〜暴力と静寂に棲むカオス」@ラフォーレ原宿、行ってきた。作品はその大部分が2012年の新作で、デヴィッド・リンチ「DARKENED ROOM」展@コムデギャルソン大阪 Sixで展示されていたものも数点あるが、カルティエ財団のThe air is on fire展の作品とも別のものなのでそれらを観られた方にも御薦めw。

 モノクロ作品とアナログテレビのリンチ映像の光の中、展示会場の最終コーナーを廻るとそこに現れる巨大な陥穽(^^)。
 4〜5mの巨大な油絵作品5枚が圧巻!塗られた油絵具の厚みは立体視の至福w。
 今までもこれらの巨大作品のいくつかは、上にリンクした動画等で観ていたが、これだけの大きさとは思わず、まさに驚嘆の迫力であった。

 そして、これらの絵に囲まれて、リンチアートそのものと化した会場でショートムービーを観る愉悦(^^)。僕がこの空間にいつまでも居続けたいと思ったのは当然ですw。

 冒頭に引用した2本の動画は、それぞれアメリカのニューヨークとカリフォルニアで開催された2011年と2012年のリンチの個展の模様を撮った動画である。
 僕が強い印象を持った巨大絵画作品は、動画の前者に"NO SANTA CLAUS", "I HAVE A RADIO"、後者に"LIGHTS FIRE BOY"が映っている。

 いずれの動画も絵画をアップや周り込みでとらえているのだが、まさにこれらリンチ作品の立体造形的な印象をうまく映し出しているため、お薦めです(ちょっとカメラワークはつらいけどw)。

 作品集だけではわからない、この立体的なリンチの造形を御堪能下さい。
 (それにしても海外はこうした動画撮影がOKになっている様なのだけれど、日本も許可されないのかな〜。民度が低いから節操なく撮る人が現れて駄目なのだろうか、、、あ、自分のことか。今回も3Dハンディカムであの絵の厚みをとらえたかったww)。

 今回会場で売り切れのため、図録を買うことが出来なかった。
 会場で予約したので、一週間くらいで送られてくる(送料無料だった)はずなので、それを観て、再度、しっかりした感想は書きます。
 今回は、あと映像作品のリストと、そのリンク集です。

◆動画作品リスト
 会場で配布されたチラシよりタイトルと内容を抜粋。(⇒映像プログラムチラシはこちら)
 いずれも大阪のデヴィッド・リンチ「DARKENED ROOM」展@コムデギャルソン大阪 Sixの映像作品とはダブっていない(と思う)。

1. "16MM Experiment" (1968) 21'40"
 ペンシルベニア州フィラデルフィア市で撮影されたもの。

2. "Mystery of the Seeing Hand and Golden Sphere" (2009) 00'42"
 北京市で開催されたショート・フィルム・フェスティバル「One Dream Rush」のために制作された作品。映画監督42人が「how do we dream?」というテーマのもとに42秒間のショートフィルムを作成。(そのフェスティバルの紹介ビデオ)

3. "3R's" (2011) 01'00"
 ウィーン国際映画祭のための予告編。

4. "Crazy Clown Time" (2012) 07'00"
 リンチのファースト・シングルのPV。

5. "Out Yonder - Chicken" (2003) 17'12"
 davidlynch.comのウェブシリーズ作品「Out Yondere」最終話。
 2人のCWANTUM FIZASISTの織りなす物語。
 ※CWANTUM FIZASIST:量子物理学者(quantum physicist)をもとにしたと思われるリンチの造語。

6. "Out Yonder - Teeth" (2001) 13'27"
 「Out Yonder」の第二話。「Teeth」口の中に病理的変性が見られると訴える若い男。正体不明の男の子と一緒に治療を試みた男の葛藤の結末は?

7. "Rabbits - Episode 1" (2000) 14'50"
8. "Rabbits - Episode 2" (2000) 12'14"
9. "Rabbits - Jack" (2000) 6'26"
10. "Rabbits - Suzie" (2009) 7'00"
 「Rabbits」シリーズ。
 「名前のない街で降り続ける雨が大洪水をもたらす中、3匹のうさぎが恐怖のミステリーに包まれて暮らす物語」。

11. "Memory Film" (2012) 4'14"
 ロンドンのフリーズ・アート・フェア会期中にサーペンタイン・ギャラリーにおいて開催されたメモリー・マラソン2012のために撮影、制作。

◆動画作品リンク
 上記の各作品は以下のリンク先で観ることが出来る(タイトルの前のNo.がそれぞれ対応)。本来アップされていてはいけないものもあると思うが、まずは今回会場へいけない方のために御紹介。気に入った作品は、会場へ足を伸ばしてあのリンチの空間で観るか、是非DVDを購入しましょう。

1. David Lynch / The Alphabet 1 - YouTube
    David Lynch / The Alphabet 2 - YouTube
2. Dream #7 (David Lynch) - OneDreamRush - YouTube
 "David Lynch's 42 second short movie for the collective film  OneDreamRush"とあるが、会場で流れていた映像とは別だと思う。これは間違いか??
3. Viennale-Trailer 2011: The 3 R's (by David Lynch) - YouTube
4. David Lynch - Crazy Clown Time (Official Video) - YouTube

5. Out Yonderの展示されていたのとは別の作品
 Out Yonder (Neighbor Boy). - YouTube
7-10. David Lynch - Rabbits - YouTube
11. Serpentine Memory Marathon: David Lynch | The Space

◆関連リンク
ラフォーレミュージアム原宿 イベント情報|デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲むカオス|株式会社ラップネット

"デヴィッド・リンチとドン ペリニヨンのコラボレーション - 特別限定品 "ドン ペリニヨン BY デヴィッド・リンチ"の発売を記念して、ドン ペリニヨンを味わいながらリンチについて語り合うスペシャルトークの開催が緊急決定しました。このスペシャルトークに30名様を限定でご招待します。
「DARK NIGHT: 光と闇が織り成すミステリー」
Invitation to a DARK NIGHT: Mystery, Chemistry, and "The Power of Creation"
会期:2012年11月30日(金) 20:30~21:30
応募期間:11月10日~11月25日"

David Lynch @ Tilton Gallery | COOL -Creators' Infinite Links-

"「 No Santa Claus 2011」と題した作品は、赤いミニ電球7個をキャンバス内に埋め込んだ2メートル四方の大作。崖の中央に奇妙な赤い怪人が立ち、サンタなんかいらないと 言わんばかりに、サンタクロースは空遠くに飛ばされてしまっている。大作ながらも右上後方に小さく見えるサンタの細かい所まで丁寧に表現され、まるでリン チの小さい頃の思い出を紐解いたような作品だ。"

『デヴィッド・リンチ展』で日本未公開映像11本が上映中、本人出演コメント動画も到着 -art-designニュース:CINRA.NET

"現在 同展で公開されている映像作品は、1968年に撮影された『16MM Experiment』をはじめ、今年ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで開催された『メモリー・マラソン2012』のために製作された 『Memory Film』、リンチのオフィシャルサイトで発表された作品『Rabbits』『Out Yonder』など全11作品となる。なお、リンチ本人の協力のもと開催されている同展では、映像作品のほか日本未公開作品も含む絵画29点、ドローイン グ9点、写真33点も展示されている。"

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2012.11.21

■情報 デイヴィッド・リンチのドンペリニオンキャンペーンの日本語PV & "デヴィッド・リンチ展~暴力とDavid Lynch T 静寂に棲むカオス" Tシャツ


David Lynch Launches Dom Pérignon Limited Edition in Japan - YouTube

 デイヴィッド・リンチのドンペリニオンキャンペーンの日本語PV。リンチの日本語と英語によるメッセージが聴けます。

  "日本の人々は、芸術的感覚を持ち、成し遂げる物事は、全て深く知的なほど美しい。特に張りつめた緊張感、テンションが非常に美しい。"
 
 日本人への応援メッセージが美しい(^^)。

新たな出会い、新たなミステリー──デヴィッド・リンチ×ドン ペリニヨン « GQ JAPAN

"ドン ペリニヨンのジェロボアム ボトル(3L)の前にたたずむデヴィッド・リンチ。こちらはブラン、ロゼ、それぞれ世界限定10 本のみの貴重品。リンチが会場で記した直筆サイン入りで、日本ではブランのみ1本入荷。

リンチのデザインによるギフトボックスとボトルは、今冬だけの特別限定品 
ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2003(ブラン)¥21,000、ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2000 ¥43,050 で登場。ボトルもリンチのデザイン、ギフトボックスにはリンチのサインが光る。(※写真はロゼ)
公式サイト"

 生のサイン入りは、10本限定。誰が手に入れたのでしょう。 
 そして我々ファンにもなんとか手の届く値段で、リンチデザイン品が売られている。僕は残念ながら下戸なので、この価値はわからないと思うので、ポチりませんでしたw。

David_lynch_t

 

関連情報|ラフォーレミュージアム原宿 イベント情報|デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲むカオス|株式会社ラップネット

"クールネックTシャツ 3,675円(税込)
<展覧会オリジナル> カラー:オートミール
サイズ:XS S M L"

 デイヴィッド・リンチのTシャツ。
 マイティマウスTが特に欲しいです。(上の引用値段はそのマイティTのものw)

 今週も申し訳ないですが、休日出勤とかヱヴァQとかいろいろあって、土日に時間が取れなくて、手抜きですみませんw。

◆関連リンク
“デビッド・リンチ”デザインのドンペリ2種類、数量限定で発売 : 映画ニュース - 映画.com

"「ドンペリニヨンヴィンテージ 2003」はブルー、「ドンペリニヨンロゼ ヴィンテージ 2000」はパープルを基調に、ボトル前面にメタリックのシールドを施した。ギフトボックスはSF世界をイメージした幻想的な模様に、リンチ監督のサイン が浮かび上がる。販売価格は「ドンペリニヨンヴィンテージ 2003」が2万1000円(税込み)、「ドンペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2000」が4万3050円(税込み)"

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2012.11.18

■感想(後半ネタバレ) 庵野秀明総監督・脚本、摩砂雪 前田真宏 鶴巻和哉監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 劇場版予告 - YouTube


 3年ぶり待望の新作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観た。
 映画を観終えて、宇多田ヒカル「桜流し」を聴きながら車で帰宅したのだけれど、この詩、冒頭の「私」はゲンドウ主観ですね。痛いなー。そしてシンジ…『破』のラストがあぁだったのは………。
 SFってぇのは残酷なものですねw。
 僕はサブカル系が騒いでいたTV版の内面グヂャグヂャ描写は嫌いだったけど、この映画、それをSF的に昇華させている。そこの凄みに強い印象を持った(詳細は末尾のネタバレで…)。

 そして横たわる311。
 現在ヱヴァを描く場合の、必然と感じられるズバリ二つの描写が劇中でなされる。
 宇多田の歌「Beautiful World」を含め明らかに311以前、『序』から『破』に至り企まれていた試みのはずだけれど、Qをこういう映画にしたのは、原発を放置した我々日本人自身かもしれない。

 物語は内に閉じるTV版からの延長の世界と、そしてEoEで昇華し/最後に落とし前も付けた宗教的な様相を呈してはいるけれど…。

 今回の映画は、その状況下の主人公を巡る人間関係と壮大な企みのプロセスを描くことで、繰り返すけれど、まさに内面のテーマが骨太のSFテーマに密接に結びついている。

 で、序の後半と破でアニメ映像の極北を切り開いたカラーのスタッフの今回の挑戦。
 完全リビルドされた『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 まごころを、君に』は、先に述べた企みにより暗黒の作家群に繋がる映像へ。
 奇想映像の完成度は、破に及ばないが、その映像の破綻さえ黒い印象に貢献していると思ってしまう。

 主人公の内面と共鳴する、決して黒くないかもしれない表象のアニメ二次元映像が痛くてたまらないという。これ以上はネタバレなしに語れないw。


【HD】エヴァンゲリヲン新劇場版Q 冒頭6分38秒 - YouTube

◆関連リンク
ヱヴァ特番の配信:Part2 (文化系トークラジオ Life)

"「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」公開記念  深夜の緊急鼎談
出演 竹熊健太郎(編集家)、氷川竜介(アニメ評論家)、宮台真司(社会学者)"

 ここで語られているのは(4分25秒あたり)、ゼーレが人類の贖罪、それに対して、碇ゲンドウがグノーシス主義的に人類の万能化を目的としているという解釈。
 まさに日本の技術が人々の首をジワジワと絞め続けている現在、このテーマでどう庵野監督がファイナルを描くのか、とても興味深い。

・当Blog関連記事
 ■ネタばれ感想 庵野秀明総監督 摩砂雪;鶴巻和哉監督 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破  YOU CAN(NOT) ADVANCE.』
 ■感想 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破 EVANGELION:2.0』
 ■庵野秀明総監督 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE』

 ★★★★★★ ネタばれ注意 ★★★★★★★

 以下はネタばれ全開レビュウで行きますので、未見の方は絶対に読まないでください。

続きを読む "■感想(後半ネタバレ) 庵野秀明総監督・脚本、摩砂雪 前田真宏 鶴巻和哉監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』"

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2012.11.16

■情報 ドキュメンタリー立体映画 松江哲明監督『フラッシュバックメモリーズ3D』Flash back memories 3D

フラッシュバックメモリーズ[3D]特報 - YouTube
 ニコニコ動画 藤津亮太さんの"アニメの門"にて大口孝之さんが最近のS3D:立体映画で凄かったものとして挙げられていた『フラッシュバック メモリーズ 3D』について、関連リンク集です。
 今週、ちょっと土日に記事を書く余裕がなかったので、手抜きですが御許しを。

映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』公式サイト

"2009年11月26日に首都高速で追突事故 に遭遇したGOMAは、記憶の一部が消えてしまったり新しいことを覚えづらくなるという高次脳機能障害の症状が後遺し、後にMTBI(軽度外傷性脳損傷) と診断された。一時はディジュリドゥが楽器であることすらわからないほど記憶を失っていたGOMAがリハビリ期間を経て徐々に復活する過程を、GOMAと 妻すみえの日記を交えて振り返りつつ、突然異なる映像が頭の中に飛び込んでくる症状「フラッシュバック」をアニメーションで表現。WWWで行なわれた GOMAのスタジオライブの模様と過去映像、そしてフラッシュバックが共存する、文字通り「全く新しい形の3D 映像作品」であり、まぎれもない「家族愛の物語」である。"

 ディジュリドゥ奏者GOMA氏のライブと過去映像、そして記憶のフラッシュバックの共存する3D映像ドキュメント。
 立体映画の可能性は、ハリウッド型ストーリー映画だけではないはすで、これは期待です。
 フラッシュバックメモリーズの公式twitterさんより教えて頂いたところ、名古屋での上映も動きがあるようで、楽しみにしたいもの。
 特に予告篇でみるディジュリドゥは、立体視に最適な素材の様にみえる。
 期待の一本です。(Youtubeの立体動画アップロードで、予告篇もS3Dにしてほしかった(^^;))

映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』公式サイト

"松江哲明監督からのメッセージ ドキュメンタリーは「現在」しか記録することができない。そこが劇映画と決定的に違う点だ。GOMAは交通事故に遭ってから多くの過去を無くし、新しい記 憶を維持することさえ困難となった。現に彼は本作の撮影時のことを覚えていない。今を生きる彼をドキュメンタリーの手法で撮影することは必然だったが、彼 が無くした過去も「現在」として同時に表現しなければいけない、と僕は考えた。そのためには3Dをパーソナルな表現として捉え、立体感や奥行きをレイヤー として認識する必要があった。本作がジャンルとしてのドキュメンタリーに当てはまるかは分からない。だがGOMAと出会ったことによって生まれた「映画」 であることは間違いないと思う。"

東京国際映画祭コンペ観客賞に日本の「フラッシュバックメモリーズ3D」 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能.

"コンペティション部門で一般の観客から投票を募り、最も支持された「観客賞」は、追突事故で高次脳機能障害を負ったミュージシャンを描いたドキュメンタリー「フラッシュバックメモリーズ3D」(監督松江哲明)に決まった。"

第25回東京国際映画祭 | 10/28(日)観客賞授賞式―『フラッシュバックメモリーズ 3D』松江哲明監督、GOMAさん、高根順次プロデューサーからのコメント.

"観客賞が発表。 受賞作品は『フラッシュバックメモリーズ 3D』! 壇上には松江哲明監督、GOMAさん、そして出演者で奥様の森本純恵さんと長女の真陽路さん、プロデューサーの高根順次さんが登壇され、松江哲明監督、GOMAさん、高根順次プロデューサーからコメントをいただきました。"

第25回東京国際映画祭 | 「この仲間に出会えたことが光栄です」――10/21(日)コンペティション『フラッシュバックメモリーズ 3D』:Q&A.

"5.1ch.の音響 で、3Dでここで飛び出すというのを想定して作っていったので、これはもうスタッフの力です。3Dがこんなにディジュリドゥに合うというのも合成の現場で 初めて気づいたことで、3D眼鏡をかけて見ると、飛び出したところに焦点が合って驚いた。すごい立体感だと。"

THE PUBLIC|講座|フラッシュバックメモリーズ3Dができるまで ~松江哲明的 ドキュメンタリー映画の作り方~
松江哲明監督&制作陣が『フラッシュバックメモリーズ3D』の制作過程を解説 -movieニュース:CINRA.NET

"第25回東京国際映画祭コンペ部門に選出された「フラッシュバックメモリーズ3D」がいかにして作られたのか?
監督はもちろん、編集と音響の面からも掘り下げることで、その秘密に迫ります。 松江流のドキュメンタリー論にご期待下さい。

講座目的
通常のドキュメンタリーとは全く違う手法で作られたこの作品の全貌を明らかにし、「新しい形の映像作品」を目指す方々の参考になれば幸いです。

講義 『フラッシュバックメモリーズ3Dができるまで』には、松江監督に加え、動作の整音を手掛けた山本タカアキ、編集を手掛けた今井大介(JAY FILM)、プロデューサーの高根順次(スペースシャワーTV)も出演。GOMAのスタジオライブと過去映像に加え、アニメーションで表現されたフラッ シュバックシーンなどから構成された同作の全貌に迫る。"

ニコニコ動画 藤津亮太さんの"アニメの門"の大口孝之さんとの対談
 僕の実況ツイート(twilogまとめ)。断片的ですみません。

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2012.11.14

■情報 『タルコフスキー : フィルム、スティール、ポラロイド & ライティング』Andrei Tarkovsky, Hans-Joachim Schlegel, Lothar Schirmer "Tarkovsky: Films, Stills, Polaroids and Writings"

Tarkovsky_book

Andrei A Tarkovsky, Hans-Joachim Schlegel, Lothar Schirmer『Tarkovsky: Films, Stills, Polaroids and Writings』 (Amazon.co.jp洋書コーナー)

"This book collects film stills and documentary photographs from each of the films, exploring the cinematographic side to his oeuvre."

"ハードカバー: 320ページ
出版社: Thames & Hudson Ltd (2012/12/3)
言語 英語 ¥7954
ISBN-10: 0500516642 ISBN-13: 978-0500516645
発売日: 2012/12/3
商品の寸法: 31 x 25 x 4 cm"

Thames & Hudson Publishers | Essential illustrated art books | Tarkovsky(出版社公式HP)

"This book presents extended sequences of stills from each of the films alongside synopses and cast and crew listings. It includes reflections on Tarkovsky’s work from fellow artists and writers including Jean-Paul Sartre and Ingmar Bergman, for whom Tarkovsky was ‘the greatest, the one who invented a new language.’

Extracts from Tarkovsky’s own writings and diaries offer a wealth of insights into his poetic and philosophical views on cinematography, which he described as ‘sculpting in time’. The book also reproduces many personal Polaroid photographs that confirm the extraordinary poetic vision of a great artist who died aged only 54, but who remains a potent influence on artists and filmmakers today."

 以前紹介したアンドレイ·タルコフスキー生誕80年 大規模回顧展:[Государственная галерея на Солянке]で展示されたと思しき、タルコフスキーの映画スチル、ポラロイド写真、随筆(?)が納められた美術書が出版される。

 上の出版社公式HPにある様に、タルコフスキーはこれらについて「時間の彫刻」と呼んでいたらしい。詩人タルコフスキーらしい表現であると思う。

Tarkovskij_schriften_648_neu_3

 Amazonの洋書コーナーでは、値段は現在のレートだと¥7954と表示されている。ロシアでの回顧展に行ったと思って買おうかどうしようか、思案の日は続く(^^;)。どなたか先に買われたら、是非、詳細を本記事へのコメントとして御紹介下さい。

 あとドイツ語版は何故か表紙が少し違う(左写真)。
 『ストーカー』好きの僕は、こちらもいいなぁ〜とw。

◆関連リンク

276pxtarkovsky_vgik

Andrei Tarkovsky - Wikipedia, the free encyclopedia
 Monument to Andrei Tarkovsky at entrance of Gerasimov Institute of Cinematography
 右の写真はジェラシモフ大学のエントランスにあるタルコフスキーのモニュメントとのこと。

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2012.11.12

■動画 デイヴィッド・リンチからのメッセージ for "デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲むカオス" "Greeting for audience of Laforet Museum exhibition 2012 by David Lynch"


Twitter / MaywaDenki

"デビットリンチ展なう。恐怖とファニーで、きょうふぁにー。"

 明和電機さんが11/9のオープニングパーティに参加されてつぶやかれた言葉通りのキュートなメッセージ。リンチアートを見事に表現していて、これは出色です。

Greeting for audience of Laforet Museum exhibition 2012 by David Lynch - YouTube

"2012年11月10日(土)~2012年12月2日(日)までラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6階)にて開催される「デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲­むカオス」のために制作されたグリーティング映像"

ラフォーレミュージアム原宿 イベント情報|デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲むカオス|株式会社ラップネット(公式HP)

"本展企画制作の過程で、当初発表した作品構成内容に変更が加わり、下記のとおりとなりました。 ・絵画、ドローイング、写真作品75 点→71 点(うち68 点が日本初公開) ・短編映画5本(うち1 本が日本初公開)→短編映像11 本(本展のためにデヴィッド・リンチがエィットした日本初公開映像)"

デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲むカオス|著名人のメッセージ

"フランス語読みでロベール・アンリと発音するのがリンチの好みだが、そのロバート・ヘンライの『アート・スピリット』、簡略な瞑想的自伝『大きな魚をつかまえよう』の二冊の邦訳が売れ続けた1年の締めくくりに、(ほぼ)新作揃いの作品展とは嬉しい。 (美術・映画評論家/編集者・滝本誠)"

 私も是非とも参加してみたいのですが、会期が短いため、行けるか微妙。

◆関連リンク
デヴィッド・リンチ展開催のお知らせ@ラフォーレミュージアム原宿 -11月10日(土)〜12月2日(日)- - AKAAKA(赤々舎HP)

"また、小社より本展公式カタログとなる作品集を11月下旬に刊行いたします。 会場にてカタログのご予約を承ります。"

 リンチ待望の日本語の作品集がついに刊行されるとのこと。詳報を待ちましょう!!

リンチ展開催を伝えるメディアのニュース
リンチ監督の精神世界に迫る展覧会…10日から原宿 : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

"入場料は800円(学生600円)、小学生以下は無料"

 読売新聞は、こんなものを子供に見せようと云うのか!(^^;)
映画界の奇才が見せる美術家の顔!『デヴィッド・リンチ展 ~暴力と静寂に棲むカオス』 | キャリア | マイナビニュース

" 本展では、絵画作品の展示スペースと仮設のシアターを入れ子構造に組み入れるという、迷宮のような構成がとられており、リンチ作品を観たときに感じるめまいのような感覚を本展でも感じることができるはず。"

 この入れ子構造はリンチ「DARKENED ROOM」展@コムデギャルソン大阪 Sixの時と同様のものなのだろうか。

◆当Blog関連記事
■感想1 デヴィッド・リンチ「DARKENED ROOM」展@コムデギャルソン大阪 Six
■感想2 映画 「デヴィッド・リンチ「DARKENED ROOM」展@コムデギャルソン大阪 Six
・その他リンチ関連当Blog記事 - Google 検索

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2012.11.09

■情報 ロリス・グロー監督「スノークス : クリーチャーのためのコンサート」LORIS GREAUD's THE SNORKS A CONCERT FOR CREATURES

TRAILER THE SNORKS : A CONCERT FOR CREATURES from GREAUDSTUDIO on Vimeo

THE SNORKS A CONCERT FOR CREATURES
 Trailer メイキング映像 (公式サイト)
 (FAcebook Lynchland - David Lynch - Roland Kermarec 経由)
プロジェクト(公式サイト 日本語版)

" スノークス: 深海に響く音楽 ロリス・グローによる長期的なプロジェクトおよび映画作品「スノークス:深海に響く音楽」は、深海という謎に満ちた世界にインスピレーションを受けたも の。
 誰も実際には見たことのない世界が姿を現す、壮大な作品となっている。タイトルは、深海にある「スノークランド」に住む、スノークと呼ばれる小さな生 き物たちを主人公とした人気アニメから取られている。

 「スノークス」プロジェクトは、「エイリアンとのコミュニケーション」の可能性が繰り返し生まれ続けるような「時空のカプセル」として構想された。アブストラクトなヒップホップを繰り出す革新的なグループとして知られるアンチポップ・コンソーティアム(Anti-Pop Consortium)、国際深海基地アンタレス(Antares)における信じられないような調査、マサチューセッツ工科大学シーグラントカレッジ (MIT Sea Grant College)による研究、グループF(Group F)による実験的な花火などの力を借りて、このコンセプトは具現化された。"

 デイヴィッド・リンチとシャーロット・ランプリングが協力したロリス・グロー監督の深海生物コミュニケーション短篇映画「スノークス : クリーチャーのためのコンサート」。日本語サイトと素晴らしい予告篇を紹介する。
 
 正式な日本語タイトルは「スノークス:深海に響く音楽」ということなのだけれど、僕はどちらかというと原題そのままの「クリーチャーのためのコンサート」の方が良いイメージなので、この記事のタイトルはこちらでw。

 デイヴィッド・リンチとシャーロット・ランプリングは、本作において、独創的なナレーションを提供。予告篇でもその効果はしっかりと確認出来る。

 この映画は、ロリス・グロー監督の深海における生物のコミュニケーションを題材にした短篇映画とのこと。そしてタイトル通り、深海生物のためのコンサートということである。
 なんのこっちゃ、ということなのだけれど、公式ページや予告篇で流れる不思議な音響を聴くと、なんとなく納得出来る。
 リンチの好きそうなコンセプトである。

◆関連リンク
Loris Gréaud - IMDb
 ロリス・グロー監督、映画作品はこの一本だけの様です。
リンチ スノークス - Google 検索
 こちらから日本語プレスリリースにリンクしています(PDF)。

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2012.11.07

■情報2 大口 孝之、谷島 正之、灰原 光晴『3D世紀 -驚異! 立体映画の100年と映像新世紀-』

3dvssf

3D世紀|書籍情報|株式会社ボーンデジタル.

" 人類がこれまでに作った700本以上の3D映画を画像資料882点とともに総まくり! 3Dまみれの632ページ。

 2009年に衝撃をもって迎えられた『アバター』以降、もはや当たり前となった感のある「3D映画」。 しかし、3D映画は『アバター』によって突如生まれたものではありません。 そこには「立体的に見える映像」を追求しつづけた、100年に亘る先人達の挑戦と挫折があったのです。
 映画という技術の誕生直後から始まった「3D世紀」。その足取りを黎明期から現代に至るまで追い続けた、3D映画史の集大成です。 本書は3つの章から構成されており、3D映画(映像)史、国産3D映画を製作したプロデューサーによる製作記、3D映像の技術解説という切り口で、3D映画という広大な世界を明らかにします。"

 大口孝之,谷島正之,灰原光晴3氏による大部の研究書『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』がついに出版された。
 大口孝之氏のパートでは、ここ100年間の3D映画の歴史、全世界(ロシア、中国、インド他網羅)700本以上について、みっちりとした小さな字ではち切れんばかりの情報量で語られている。
 このボリュームは凄い。映像研究書としては、かつて中子真治氏が書いた『超SF映画』に匹敵する情報密度。まさに偉業と呼べる画期的な一冊。

 並べて比較してわかったのだけれど、まさに、この本は『超SF映画』ならぬ『超立体映画』だ(^^;)!

 つい、興奮してしまったがw、冷静に比較してみると『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』は扱っている作品が700本以上、図版882点、A5判型で全632ページ(大口氏パート 立体映画の歴史は348ページ)。
 対して、中子真治著『超SF映画』は、作品900本、図版1000点、A4判型で全450ページ。

 並べてみると、まさに両雄合いまみれるといった壮観な映像研究のページェントが眼前に展開する。
 これから丹念に『3D世紀 驚異!立体映画の100年と映像新世紀』を堪能していこうと思う(字が小さいので、老眼入りはじめた眼が着いてゆくか少々心配(^^;)ってくらい過密に情報が圧縮封じられている)。

 最後に気づいた両著に関するチップスw。
 大口孝之氏が岐阜県岐阜市、中子真治氏が岐阜県下呂市と共通して、同じ岐阜の北と西の御出身。
 岐阜は何か映像研究のホットスポットなのだろうか(^^;)。同郷として大変誇らしいものがあります。

◆関連リンク
[CGWORLD 2012]“3D映像の盛衰とこれから”が語られた大口孝之氏の講演「3D世紀 立体映画の100年」をレポート。3D映像の歴史を俯瞰できる資料の数々も一見の価値あり(4Gamer.net)
 『3D世紀』に納められた図版の一部が使用され、ステレオ3D映画の歴史が語られています。
大口孝之氏の新刊『3D世紀 -驚異! 立体映画の100年と映像新世紀-』(Amazon)
・超SF映画ついでに。 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

"思えばむかしむかし、はるかかなたの(でもないけれど1980年の夏)世田谷区三軒茶屋で“超SF映画”は生まれました。 明治大学SF研究会の菊島、大沼、杉本という三傑SFマニアを助手に、およそ6カ月でものにした450ページ。 映画が誕生したばかりの1897年から1980年5月21日アメリカ公開された“スター・ウォーズ/帝国の逆襲”に至る外国SF映画のすべて(全900作品)を、日本未公開作品も含めて、製作国公開年度順、同一年度原題アルファベット順に並べた事典みたいなものです。 使用した図版は1000点以上あったかと。"

藤津亮太のアニメの門チャンネル - ニコニコチャンネル:社会・言論.

"藤津亮太のアニメの門生放送!第3回「2012年は3DCGアニメ元年となるか!?」"

 大口氏が出演されたニコニコ生放送。
 実況は僕のTwilogのこちら11/2 22:00〜を御覧下さい。
 そこで大口氏が今年一番のS3D映画の収穫として挙げられていた一本が下記のドキュメンタリーです。
『フラッシュバック メモリーズ 3D』(公式HP)

"一時はディジュリドゥが楽器であることすらわからないほど記憶を失っていたGOMAがリハビリ期間を経て徐々に復活する過程を、GOMAと妻すみえの日記を交えて振り返りつつ、突然異なる映像が頭の中に飛び込んでくる症状「フラッシュバック」をアニメーションで表現。WWWで行なわれたGOMAのスタジオライブの模様と過去映像、そしてフラッシュバックが共存する、文字通り「全く新しい形の3D 映像作品」であり、まぎれもない「家族愛の物語」である。"

 予告篇、良いです。
 11/4(日)『フラッシュバックメモリーズ3Dができるまで ~松江哲明的ドキュメンタリー映画の作り方~』という講座が渋谷で18:00からあったとのこと。ドキュメンタリーでしかもアニメーションも使った3D映像とのことで大変興味深い。

・当Blog関連記事
 ■情報 大口 孝之,谷島 正之,灰原 光晴,古賀 太朗『3D世紀 -驚異! 立体映画の100年と映像新世紀-』
 ■大口孝之氏の特殊映像データベース『特殊映像博物館』

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2012.11.05

■情報 押井守監督 新作『The Last Druid - GRM Wars ( ザ・ラスト・ドルイド : ガルム・ウォーズ )』(『ガルム戦争 最後のドルイド』(?)) 幻の『ガルム戦記』がついに実写英語映画として実現!

Garm_war

 ついに『ガルム戦記 G.R.M. THE RECORD OF GARM WAR』として知られた押井守監督15年来の待望の作品が2014年完成を目指して動き出した。関連情報をまとめた。

Ghost in the Shell's Oshii to Helm His 1st Live-Action English Film - News - Anime News Network(12.10/30)
 『攻殻機動隊』の押井守監督が、初の実写英語映画に舵をきった Google 翻訳

Ghost in the Shell Director Mamoru Oshii Trades Cyberpunk for Steampunk in The Last Druid: Garm Wars - Anime News Network(12.10/29)
 攻殻機動隊』の押井守監督 サイバーパンクからスチームパンクへ 最後のドルイド : ガルム戦争 Google 翻訳

『ガルム戦記』が“The Last Druid: Garm Wars”として復活。押井守が監督、英語の実写映画として制作 - 押井守 情報サイト 野良犬の塒(上記の翻訳有)

"かつて企画されていた『G.R.M. Record of Garm War(ガルム戦記)』が『The Last Druid: Garm Wars(邦題未発表)』と名前を変えて、ついに復活する模様です。まだ何もありませんが、公式サイト予定地もあります。"

The Last Druid - GRM Wars, Mamoru Oshii (公式HP 工事予定地)

押井守の「世界の半分を怒らせる」。第4号:押井守の「世界の半分を怒らせる」 - ニコニコチャンネル

" 国内独占情報解禁! あの『G.R.M』が再び動き出す!
 押井守監督最新作『The Last Druid: Garm Wars』製作決定!!
 1995年『攻殻機動隊』を作り終えた押井監督が次に挑んだのはまだ誰も見たことのない新たなる映像の創造だった。デジタル技術を駆使し、3DCGと実写と アニメーションを融合させる壮大なプロジェクト、それが『G.R.M. THE RECORD OF GARM WAR(ガルム戦記)』。しかし『G.R.M』は1996年に ふたつのパイロット映像こそ作られながらもその後、凍結。その映像技術の片鱗 はのちの『アヴァロン』へと受け継がれていったが、作品としての『G.R.M』は 陽の目を見ることなく、一部のファンの間だけで語り継がれる存在となっていた。
 だが『G.R.M』は死んではいなかった。押井監督のなかでその命は消えること なく、育まれ続けていた。そしていま再び動き出す。その名を替え、さらにかつ て以上にスケールとなって――!
 押井守監督最新作『The Last Druid: Garm Wars』、ついに製作決定です。
 押井MMではその日本語版プレスリリースを独占公開。その全文と押井監督の 独占コメントをご覧ください。"

 今のところ、国内の公式リリースは、このリンク先から申し込める押井監督の有料メールマガジンのみで公開されている様です(僕は未購読w)。詳細を公式情報として知りたい方は購読下さい。

 上のリンク先、Anime News Networkによると、この映画で VFXスーパーバイザーを務めるのは、企画当初の特技監督:樋口真嗣氏から変更されて、ハリウッドのSFXスタジオ Intelligent Creatures | Visual Effects for Feature FilmsのCEOであるロン·モルナール : Lon Molnar (IMDb) 。

 このインテリジェントクリーチャーズの公式HPにある作品リストによると、手がけた作品は "Watchmen" "Ra One" "The Bang Bang Club" "Battle: Los Angeles"等。有名なところでは『ウォッチメン』が筆頭。各リンク先でそれぞれの映画のSFXメーキングの映像が見られるが、『ウォッチメン』ではロールシャハの顔の模様のメタモルフォーゼシーンが紹介されている。

 インテリジェントクリーチャーズの映像、今まで公開されている『G.R.M.戦記』の雰囲気とは少々違うが、 「キャラクター・甲冑デザイン:末弥純、メカデザイン:竹内敦志・今掛勇・前田真宏・清積紀文」(そして造形原型:竹谷隆之鬼頭栄作(?)八王子市夢美術館「押井守と映像の魔術師たち」の『ガルム戦記 G.R.M. THE RECORD OF GARM WAR』の造形物展示からの推定)といった、もともと予定されていたスタッフによるあの美術世界を、最新のハリウッドVFX技術で映像化してほしいものである。

 Anime News Network記事のロン·モルナール コメント。 

  "押井守『攻殻機動隊』は、世界中アーティストに、最も影響力を与えた作品の一つです。そのようなマスター・フィルムメーカーとプロダクションI.Gの有能なチームと一緒に仕事ができるというのは素晴らしく名誉なことである"

Intelligent Creatures // News
 SFXスタジオ Intelligent Creatures Inc.の公式HPでも『ガルム戦争』について、ANIME NEWS NETWORKの記事をリンクして紹介しています。

SITE [ou] - a mamoru oshii netsite : simplified version
 こちらは、今は亡き当初の企画を立てたデジタルエンジンのサイトのインターネットアーカイブ。かなり多くの記事がまだこちらで発掘できます。

" 世界的に高く評価されている日本のアニメーション。アニメのみが可能にする素晴らしい世界観とデザイン、魅力的なキャラクターたちと、その動き。このイメージを余すところ無くリアルな実写映像として表現すること。これが映画「G.R.M.」の制作テーマです。 総監督、押井守。特技監督、樋口真嗣。デジタル監督、林弘幸。 世界に通ずる、日本屈指のクリエイターとスタッフが、ジャンルを越えて結集し、誰も見たことのない映画を創造します。アニメーション、実写、特撮、CGの融合により作られる、実写映画「G.R.M.」は、まったく新しいタイプの映画です。

 「G.R.M.」は、異世界を舞台としたファンタジー戦記です。
 彼方から降り注ぐ無形の化け物「セル」により破壊されていく惑星「ANNWN」(アンヌーン)。甲冑をまとって迎え撃つ、異形の者たち。彼らは自らを、「G.R.M.」=「ガルム」と呼んだ。 滅びゆく星を舞台に繰り広げられる壮絶な死闘、そしてそこに生きる「ガルム」たちの存在の秘密を探る、謎解きの物語。彼等は何と戦い、何を知ろうとするのか?壮大な世界観と生きる者たちの根源的テーマを描くファンタジー戦記。押井守の独創的映像美学と哲学によって生み出される壮大なイメージの物語は、観るものすべての人を感動へと導くでしょう。 映画「G.R.M.」は、世紀末に向かう現代の黙示録なのです。"

プロダクションI.G カナダに映画子会社設立 海外共同製作目指す

" アニメ製作・マンガ出版のIGポートは、2012年9月にカナダのオタワに合弁会社を設立する。新会社は海外での映画共同製作とその運用・管理を目指す。
 資本金は未定としているが、IGポートのアニメ製作子会社であるプロダクション I.Gが全体の66.7%を出資、カナダの映画会社The Nakamura Group Advantageが28.3%、日本の映画ビジネスのコンサルティング会社フィロソフィアが5%を出資する。
 プロダクション I.Gには子会社、IGポートには孫会社になる。また代表者にはIGポート、プロダクション I.Gの代表取締役である石川光久氏の就任が予定されている。

 IGポートは、現在、海外子会社として米国ロサンゼルスにProduction I.G.,LLCを持っている。Production I.G Canadian Bureauは、同社にとって2つめの海外グループ会社となる。
 Production I.G.,LLCが海外ビジネスの窓口を主に担当しているのに対して、カナダの会社は現地のビジネス開拓を目指しているようだ。それは共同出資会社のケ ン・ナカムラ氏がCEOを務めるThe Nakamura Group Advantageが、映画、テレビ番組など国際共同製作や配給を主に手掛けていることで分かる。"

 制作の母体はProduction I.Gの子会社 Production I.G Canadian Bureau ということなのでしょう。

IGポート
The Nakamura Group Advantage

フィロソフィア

◆その他関連リンク
Production I.G / ホットニュース
 こちらにはまだニュースとして未掲載。

 RoGW pilot film 投稿者 manuloz
押井守氏造形展。ガルム戦記頓挫。に対し、一見解。の、うた。 - YouTube
 kuro0425氏によるガルム戦記頓挫の無念を歌った唄(^^;)。珍品ですw。

当Blog記事
■八王子市夢美術館「押井守と映像の魔術師たち」『ガルム戦記 G.R.M. THE RECORD OF GARM WAR』
 ガルム関連展示が多数あったのですが、写真は禁止。
 恥ずかしながら、私がスケッチした展示物の絵が2枚だけあります。Google画像検索「ガルム戦記」でこの絵まで表示されるのは止めてほしいものですw。

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2012.11.02

■情報 紺野直幸監督「サイボーグ009 ビジュアルコンセプト(英語版) : Cyborg 009 Visual Concept」

 今週はサイポーグ009特集を御送りしています(^^;)。twitterほかで拡散している興味深い動画を紹介します。日本のお家芸のリミテッドアニメーションのひとつの成果。なかなか刺激的な良い映像です。


サイボーグ009 ビジュアルコンセプト(英語版) - YouTube

 紺野直幸監督/作画監督のパイロットみたいだけど、原作漫画の絵柄のまま小気味良い作画で動きまくる。必見です!
 これは、石ノ森章太郎ふるさと記念館のオープン時に限定公開されたものとのこと。
 "石ノ森章太郎萬画大全集 全770タイトル128000ページ、全12期合計617400円。完全受注生産" "サイボーグ009ビジュアルコンセプトは全期セット購入者特典!" ソフト化はこの特典のみだとのことで、超レア映像!

 そして素晴らしい原動画。原画スタッフが誰かtwitterでフォロー頂いているアニメータの方達にも訪ねてみたのですが、今のところ不明。作画監督は紺野直幸氏なのだけれど、もしかして原画も全て、ということもあるかもしれないが僕が思い浮かべたのは、おとなり工房の映像。

 以前に紹介したOTONARI KOBO:おとなり工房「手塚キャラ動かしてみました」の雰囲気を彷彿とさせる、原作漫画のまるっこい独特のイメージを見事に先進的でスピーディな手描きアニメーションで映像化している。

 おとなり工房は、その後の情報では名アニメーター吉成曜氏のペンネームだったようだが、あの雰囲気と繋がるこの009ビジュアルコンセプト、このPVも原画に吉成氏が入っているのだろうか。
 どなたか御存知の方、教示下さい。

 また、twitterで教えて頂いたのだけれど、TVシリーズ「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」(2001年版)が、キャラクター&メカニックデザイン紺野直幸氏なのはこの映像の成果からということのようです。

◆関連リンク
009-1_PV - ANIMEDIA DVD version - YouTube
 こちらも紺野監督のようです。良いけれど、サイボーグ009 ビジュアルコンセプトとは映像のレベル差が…。参加アニメーターがたぶん異なりますね。

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