« 2012年7月8日 - 2012年7月14日 | トップページ | 2012年7月22日 - 2012年7月28日 »

2012年7月15日 - 2012年7月21日

2012.07.20

■感想 京極 夏彦『百鬼夜行 陽』

京極 夏彦『百鬼夜行 陽』
 この本の装丁も京極の改行と同じくかっちりした読後感のイメージ生成に役立っていそう。京極のデザインマジックの一端であろうか。

 久々の京極読書だったが、相変らず構成がかっちりして小気味のいい短篇10作。
 榎木津礼二郎の視覚の謎を幼少期から描いた「目競」の奇想視点が白眉。でも、他も味わい深い妖怪達である。

京極夏彦作品人名事典 - 京極夏彦作品人名事典
 こちらの人名事典で読解が深まる。既に<百鬼夜行>シリーズも『姑獲鳥の夏』の1994年から20年近く経ち、最新作の『邪魅の雫』からも既に6年。随分と登場人物とかストーリーも忘れているが、この人名事典で追いかけるとまざまざと記憶が蘇る。それにしても凄い労作。感謝です。

◆関連リンク
作品紹介|京極 夏彦『定本 百鬼夜行 陰』『定本 百鬼夜行 陽』|文藝春秋|特設サイト
 京極夏彦による作品の朗読動画あり。

『定本 百鬼夜行 陽』 (京極夏彦 著) | 著者インタビュー 人の世の哀しみを妖怪に托して - 本の話WEB

"榎木津の一人称は書けないんです。内面のありようが常人とはかけ離れ過ぎていて、そのまま書いたらおそらく意味が分からないものにしかなりませんね。"

大沢オフィス-公式ホームページ- 大極宮

講談社:電子百鬼夜行シリーズ(京極夏彦)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.07.18

■感想 スタジオジブリ小冊子『熱風』2012年7号 特集「館長 庵野秀明 特撮博物館」

Photo

小冊子『熱風』2012年7号の特集は「館長 庵野秀明 特撮博物館」 - スタジオジブリ出版部

"昭和の時代から生き残った小道具たちを見てもらいたい (西村祐次(M1号代表。コレクター))

これだけすごいミニチュアを見られて、君たち幸せだろう (宮脇修一)

特撮作品で演じること (佐野史郎)"

"ルーツとしての特撮、原点としてのウルトラマン(庵野秀明)"

" 巨神兵は宮崎さんの中で一番特撮に近いキャラクターだと僕は思っています。今はなんだか否定しているそうですが、もともとは宮崎さんも特撮が好きだと思うんですよ。現在の特撮にはまるで興味ないと思いますけれども、最初の『ゴジラ』は見ていて、以前はそういう話もしてくれましたから。東宝だと最初の『ゴジラ』『ラドン』『モスラ』までは「映画館で見た」と言ってましたね。『ゴジラ』もすごく褒めてたし『ラドン』に出てくるお座敷怪獣を気に入っていて「それをラドンが食べるんだ。きちんと生態系も描いているし、あれを食べているところがいい」なんて話をした"

" 大学のときに僕がつくった自主映画の『ウルトラマン』は、すごく気に入ってくれてましたから。"

" 宮崎さんの中で実写はすごくハードルが高くて、昔「実写じゃ、自分の作りたいものはできない、だからアニメをやる」って言ってたことがありましたね。"

◆宮崎駿の特撮感
 ジブリ『熱風』 「特集 館長 庵野秀明 特撮博物館」入手。
 ネットで何度も観た巨神兵の写真だけど、印刷物として手にとると、やはりデジタルとは違う。本の表紙の写真物として、物としてそこにあるという現実感。これが記事でも述べられているミニチュアとCGの質感の違いに繋がるんだろうと思うw。

 冒頭の引用は、庵野氏が語る宮崎駿監督の特撮感。
 今までに、あまり表に出て来ていない宮崎の特撮評がこのように記述され、公にされるのはある意味とても貴重ではないだろうか。

 引用以外にも、息子の吾郎氏と観ていた『仮面ライダー』の宮崎さん評とか興味深い記述がいくつか。

◆他の記事
 西村祐次氏のコレクターとしての歴史がたいへん興味深い。
 子供時代のウルトラのスタッフが自分の家の旅館に泊まっていた様子とか、その後、古谷敏氏の会社で怪獣ショーの仕事にたずさわり氏から初代ウルトラマンの台本やヘルメット等を譲り受けるくだり。

 この方のような地道なコレクションがなければ、ほとんど残されていなかったであろう特撮の現場の品々。今回の特撮博物館における展示品の数々が、今に残されている経緯として貴重な記録である。

 そうした記事にも増して、僕にはこの表紙だけでも、ずっしりと重く嬉しい小冊子であった。

◆関連リンク
庵野監督作「マットアロー発進命令」
 引用にも出てくる庵野監督の自主映画、宮崎駿も賞賛したという『帰ってきたウルトラマン』の映像。久々に冒頭観たけれど、やっぱグっと来るw。
朝日新聞 庵野秀明インタビュー
 こちらのBlogで紹介されている、ミニチュアの中に佇む庵野ウルトラマンもとてもいいw。
庵野秀明の特撮博物館で「巨神兵東京に現わる」が上映 -AV Watch
 多くの記事の中で、この記事は写真も充実して読ませます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.07.16

■情報 ギレルモ・デル・トロ監督『パシフィック・リム』Guillermo del Toro "Pacific Rim"

Pacificrimhorzvert

Pacific Rim(Legendary Pictures Official)

"From acclaimed filmmaker Guillermo del Toro comes Warner Bros. Pictures' and Legendary Pictures' epic sci-fi action adventure "Pacific Rim."

When legions of monstrous creatures, known as Kaiju, started rising from the sea, a war began that would take millions of lives and consume humanity's resources for years on end.  To combat the giant Kaiju, a special type of weapon was devised: massive robots, called Jaegers, which are controlled simultaneously by two pilots whose minds are locked in a neural bridge.  But even the Jaegers are proving nearly defenseless in the face of the relentless Kaiju.  On the verge of defeat, the forces defending mankind have no choice but to turn to two unlikely heroes-a washed up former pilot (Charlie Hunnam) and an untested trainee (Rinko Kikuchi)-who are teamed to drive a legendary but seemingly obsolete Jaeger from the past.  Together, they stand as mankind's last hope against the mounting apocalypse.

Oscar® nominee Guillermo del Toro ("Pan's Labyrinth") is directing "Pacific Rim" from a script by Travis Beacham ("Clash of the Titans") and del Toro.  Thomas Tull, Jon Jashni and Mary Parent are producing, with Callum Greene serving as executive producer.

The film stars Charlie Hunnam (TV's "Sons of Anarchy"), Idris Elba ("Thor"), Rinko Kikuchi ("The Brothers Bloom"), Charlie Day ("Horrible Bosses"), and Ron Perlman (the "Hellboy" films).  The ensemble cast also includes Max Martini, Robert Kazinsky, Clifton Collins, Jr., Burn Gorman, Larry Joe Campbell, Diego Klattenhoff, and Brad William Henke. 

Del Toro's behind-the-scenes team includes Academy Award®-winning director of photography Guillermo Navarro, production designer Andrew Neskoromny, editor Peter Amundson, and costume designer Kate Hawley.

Slated for release in Summer 2013, "Pacific Rim" is a presentation of Warner Bros. Pictures and Legendary Pictures.  The film will be distributed by Warner Bros. Pictures, a Warner Bros. Entertainment Company.

(Google翻訳)怪獣と呼ばれる巨大な生き物の大群が海から上昇し始めたとき、戦争は何百万もの命を奪うと最後に長年人類の資源を消費することを始めました。巨大なロボット、Jaegersと呼ばれる、その精神神経ブリッジでロックされている2人のパイロットによって同時に制御されます。巨大な怪獣、武器の特殊なタイプを考案したと戦うために。しかし、たとえJaegersは、執拗な怪獣の顔のほぼ無防備立証されています。敗北の危機に瀕して、人類を守る力は選択肢はありませんが、2つのほとんどにオンにする英雄·元パイロットを洗浄し(チャーリーHunnam)とテストされていない研修生(菊地凛子)誰が伝説的な一見時代遅れのジャガーを駆動するためにチーム化されている過去から。一緒に、彼らは取り付け黙示録に対する人類の最後の希望として立っている。"

 公式HPのSynopsis。
 「Kaiju」という表記が素晴らしい(^^;)。やはりここは「Monster」では駄目ですね。ということでエンドロールのスタッフリストは「Special Effects」ではなく「Tokusatu」にしてほしいもの。

 ロボットの名 Jaegerは「猟師, 狙撃兵」の意。ポスターのイメージからすると、わりとかっちりした真面目な人型ロボットのようだ。『ヘル・ボーイ』でみせたまるでベクシンスキーのようなあのデザイン感覚で描かれた暗黒のロボットも観てみたいものw。

 『ノルウェイの森』の菊地凛子が出ているのも少し期待。やはり怪獣と巨大ロボットには日本人が似合うw。(でもオタクのイメージは決して菊地凛子ではないと思うww)
 ヘル・ボーイに続くロン・パールマンの出演も期待である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年7月8日 - 2012年7月14日 | トップページ | 2012年7月22日 - 2012年7月28日 »