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2012年1月15日 - 2012年1月21日

2012.01.18

■動画 Eugenio Recuenco:ユージェニオ・レクエンコ "UTERO - SEX ME"


UTERO - SEX ME - YouTube.

"Directed by Eugenio Recuenco
Art direction by Eugenio Recuenco and Eric Dover
Actors: Javier Botet, Kura and Utero
Make-up by Lewis"

 Facebookでメトロギャラリー飯田・Metro Galleryさんが紹介されたスペインマドリード在住の写真家 Eugenio Recuenco のPV作品"UTERO - SEX ME"。
 刺激が強いので自己責任で観て下さいw。
 特に冒頭のカット割りと細身の男の動きが素晴らしい。冒頭1分30秒まではエグいシーンはないので大丈夫(かもw)。ここに本領があると僕は思います(^^;)。

 明らかにディヴィッド・リンチの影響下にある作品だが、スピーディなカット割りがリンチ作品と異なるテイストを創り出している。シャープで退廃で破壊的。僕はあの細身の役者の動きだけで一本の映画を作ってほしい(^^;)


Uno de 50: campaña publicidad 2011 - OVNI - YouTube

 そして Eugenio Recuenco の他の作品を探索。
 これはファッション写真のロケ風景の動画だと思われるが、UFO撮影のフェイク感とハイセンスなファッションの融合が何とも言えない魅力を醸し出している。
 先ほどと作風が大きく異なるが、才人ですねぇ。
 このキッチュな感覚!
 しかし休日に自分ちの茶の間でこんな探索が出来る時代に感謝。上映会廻ってても一生出会えないです、普通w

◆関連リンク
Eugenio Recuenco - Wikipedia, the free encyclopedia
.: Eugenio Recuenco :. Online portfolio
 Film作品 (公式HP)
UTERO | ミュージック(My Space)
 上の動画のミュージシャンの公式ページ。たぶんにこのグループの作風の影響がPVに出ている様です。

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2012.01.17

■情報 「鴻上尚史と第三舞台~復活から解散までの100日間」, 封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」放映

Wowow

鴻上尚史と第三舞台~復活から解散までの100日間|ドキュメンタリー/教養|WOWOWノンフィクションW

"1/27(金) よる10:00〜、1/29(日) 午前11:00〜
 10年ぶりの復活公演にして最終公演「深呼吸する惑星」に取り組む劇団・第三舞台に密着する。作、演出を担当する主宰の鴻上尚史は、「“故郷”に別れを告げ、クリエイターとして次の地平に向かうため」と解散を決意した。10年ぶりの復活を前に、かつての劇団員たちに「あなたは今でも第三舞台のメンバーですか?」という手紙を送った鴻上。大高洋夫、筧利夫らの、思い思いの答えをうけ、最終公演の準備をはじめる。
 80年代には近未来のハルマゲドンをテーマにするなど、“同時代より先”を描くことで“同時代”を気づかせるのが第三舞台の作品。2010年代の今、時代をどう描いていくのか、そして、若い世代に何を伝えようとするのか。脚本の執筆の様子、稽古や本番中の舞台裏にまで密着し、彼らの思いをあぶり出していく。"

第三舞台・封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」|ステージ|WOWOWオンライン

"2012.2/4(土) よる9:00〜
 遠い未来、地球人の支配下にある惑星アルティア65では、アルティア人のマギエル首相(小須田康人)らが、地球防衛軍長官の歓迎式典の準備を進めてい た。長官より一足先にやって来たサクラギ研究員(長野里美)は、世話役のニシダ(山下裕子)とともにアルティア65で地球人の自殺が多い原因の調査を開 始。迎えたナカイド大佐(大高洋夫)は、この惑星で地球人が悩まされる不思議な幻覚について説明する。
 一方、過去についての記憶がないカンザキ(筧利夫)は、自分にしか見えない謎の影(高橋一生)を話し相手にアルティア65の墓守をしていた。そんな中、 カンザキのもとに以前自分を助けた奔放な女性レイ(筒井真理子)が数年ぶりに現われる。
 地球人を襲うリアルすぎる幻覚、キリアスと名乗る革命家…。惑星に不穏な空気が漂う中、地球人たちとアルティア人たち、それぞれが見失っていた過去の真実が浮かび上がってくる…"

 先日レポートした第三舞台『深呼吸する惑星』がWOWOWでTV放映される。
 そして注目は「鴻上尚史と第三舞台~復活から解散までの100日間」というドキュメント。芝居の稽古風景から劇場での最後のシーンまでを伝えてくれるのではと期待。

 WOWOWはかつて開局当時第三舞台の『天使は瞳を閉じて』イギリス版等を放映した実績がある。僕はその目的で、WOWOWに入った(^^;)。

 今回、またこのプログラムと黒沢清の連続ドラマ『贖罪』のために、まずは15日間無料体験に入りましたw。さて、この後、どうしようか。

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2012.01.16

■感想 第三舞台 大千秋楽『深呼吸する惑星』 板垣恭一監督 ライブビューイング

Photo

「深呼吸する惑星」-第三舞台 封印解除&解散公演(公式HP)
第三舞台ライブビューイング 公式HP
大千秋楽ライブビューイング』劇場予告編

 2012.1/15(日)18:00〜第三舞台最後の芝居の千秋楽@福岡。
 全国のワーナー・マイカル・シネマズ24劇場とTOHOシネマズ6劇場、計30劇場で生中継されたライブビューイングと呼ばれるイベントに参加したので、レポート。   

■ライブビューイングの様子

Photo_2

 僕は名古屋大高のワーナー・マイカル・シネマズで観た。
 (当初、各務原で観るつもりだったのだけれど、出勤の可能性があったので会社近郊に切り替えた(結局、休出は免れたけれど…))

 大高の映画館はほぼ満席、スタートは画面に福岡の会場の様子が映し出され、いつものRoxy Music ♪More Than Thisが流れ、客席に立った鴻上尚史がtwitterでどこから観てるかを書き込んでほしい旨のメッセージを映す。
 芝居はハイビジョンの鮮明な画像と、見事なカメラワークで、福岡の様子が克明に映画館の画面に転位される。生とは思えないカメラの切替で、ライブというよりも完成度の高い演劇映画の趣き。

板垣恭一のブログ sadsonghappystory@excite.co.jp : 第三舞台

"いま劇団は解散公演を しているところです この作品は テレビでオンエアされたり DVDになったりしますが ぼくはそのディレクターです"

 この素晴らしいライブビューイング映像を監督されたのは、第三舞台出身の演出家・板垣恭一さんとのこと。さすがに第三舞台とともに歩まれ、知り尽くされている板垣さんならではの的確な映像演出。

 本来演劇は、舞台の上で行なわれている演技を、観客が自身で注目点を変えて、心の中にひとつのイメージを創り出すのがポイントであると思うのだけれど、第三舞台ファンの壷を捉えたこの演出は素晴らしかった。(個人的には、会場のスモークの匂いが映画館で再現されていたら最高なのだけれど、、、。スモークの匂い、かなり好きなのでw。あ、今回スモークシーンなかったかもw)

 ラストの閉幕後の出演者あいさつ。
 当初大高の映画館では、観客も照れて(?)寂しかった拍手も、鴻上尚史がハーフアース姿(緑の髪の毛)で画面に出てきたら割れんばかりにw!

 会場は、古くからの第三舞台ファンはむしろ少なく、若いお客さんの方が多かった。これだけ新しい(と思われる)集客ができるのだから、来年ぐらいにこっそり復活してほしい(^^)!と思ったのは、僕だけではないはず。

■『深呼吸する惑星』感想
 そして『深呼吸する惑星』、10年振りだけれど、紛れもない第三舞台の芝居であり、あの笑いとラディカルな問いに満ちた濃密な時間を思い出した。

 第三舞台『深呼吸する惑星』ストーリーはSF(^^;)鴻上尚史の芝居は物語が主でないので割と骨格はどっかから持ってくるのが多い印象。で、今回は『アバター』+『ソラリス』(映画)+沖縄基地問題ですねw(+デューン?)。

 にしてもパンフにあるように筋は昔に比べ分かりやすい。もっと複雑に錯綜して早口で高密度に情報を重畳しても良かったのにw。

Photo_3

 物語は直線的に進み、昔の第三舞台に比べたらシンプル。理由として鴻上尚史がパンフの角田光代との対談で、95年の阪神淡路大震災とオウム事件で「世界が難解であることがむき出しになってしまったので、せめてわかるものを手に入れたい」という物語への欲求への対応が続いていると述べている。
 難解なSFより、きっちりと解決するミステリーが、その後、売れたことを指摘している。今回の東北の震災で政治含め現実の幻想性というか混沌を突きつけられた日本人はどんな物語を求めるか考えてしまう。

 ただ95年以降ミステリーが売れたことについては笠井潔がミステリー論として書いている不条理な大量死とミステリーの関係性の視点も重要でしょうね。不条 理な突然の死に対して、何か意味を付与せざるを得なくなる人間の心性ということもあの当時のミステリーブームの一因になっている感覚も…。

 「第三舞台は変わらない。そして変わり続ける」のキャッチコピーに対して『深呼吸する惑星』で感銘を受けたのは「変わらない」面が強かったかもしれない。 良くも悪くも予定調和的に観えたのが安心感。ただやはり凄いスピードで「変わり続ける」部分に期待していたのも確かで、そこが解散の理由なのかも。

 そして各役者定番の演技がファンには嬉しい。長野里美のカモメ姿が、最高にキュートで良かった!
 また幻覚の屋上シーン。着ぐるみのコミックと学生時代への追憶、絶妙のアンバランス/バランス。これ、第三舞台の真骨頂ですね。

 とにもかくにも、映画館で観たとはいえ、会場の拍手での一体感も手伝って、感慨深い幕引きでした。特に湿っぽくなくカラっとしていたのが第三舞台らしいラストだった。関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。
 今後の散開による新たな展開も楽しみです!!

 本当なら♪More Than This を聴きながら劇場を後にしたかったのだけれど、残念ながら(何故だw!)iPhoneには入っていなかった。そこで、今回も使用された楽曲、ブルーハーツの♪ラブレターをヘビーローテして帰宅。
 昨日のイベントだったのだけれど、今日一日、余韻にずっと浸っていた。

第三舞台 大千秋楽『深呼吸する惑星』ライブビューイング - Togetter
 大千秋楽当日のtwitterでの、第三舞台関係者とファンのツイートをまとめました。ファンの方には、第三舞台の締めくくりの熱い様子に触れられると思います。

◆関連リンク
第三舞台のこと again: 大高 洋夫さんBlog

"1981年の5月15日に旗揚げ初日を迎えた僕らは昨日2012年1月15日で解散しました。 封印期間はあるものの約11000日ほどです。"

第三舞台「深呼吸する惑星」backstage vol.2 - Togetter
 別の方がまとめられた、第三舞台関係者の大阪公演から福岡大千秋楽までのツイートまとめ。
第三舞台「深呼吸する惑星」backstage - Togetter
 同じく稽古開始から紀伊國屋ホール千秋楽まで。
・Blog ごめんね日常さんの第三舞台 大千秋楽レポート。カーテンコールの一部始終を見事に雰囲気含め書かれています。ファン必読。
劇団第三舞台サウンドトラック vol.1 : Thaks The Third Stage - YouTube
 第三舞台の芝居が、その同時代の音楽と切っても切れない関係にあることを見事に表現したビデオ。

ドキュメント 「第三舞台'81~'91」
第三舞台ドキュメント「BE HERE NOW アウトテイクス」
 (WOWOW開局当時で懐かしい)、'90年の映像、今から21年前、役者さん皆んな若々しいw。特にダンスの体のキレが違う。このスピードも第三舞台なんですねぇ〜しみじみ。

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