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2012年8月19日 - 2012年8月25日

2012.08.23

■情報 テリー・ギリアム監督 新作SF『Zero Theorem:ゼロの定理』Terry Gilliam

Gilliamfish

テリー・ギリアム監督、クリストフ・ワルツ主演で新作SF映画製作へ : 映画ニュース - 映画.com

" ギリアム監督本人がオフィシャル facebookページで発表した。同監督は「人生の意味を教えてくれるはずの1本の電話を待っている男が主人公の、非常に独創的な脚本だ。もちろん、ほ かにもいろいろなことが起こる。深遠かつファニーな映画になるだろう。楽しくなりそうだ」とメッセージを残している。
 米Deadlineによれば、パット・ルーシンが脚本を手がけた「Zero Theorem」でワルツが演じるのは、エキセントリックなコンピューターの天才レス。「マネージメント」と呼ばれる影の存在の目となる監視カメラが設置 された、ジョージ・オーウェル風の企業社会が舞台となり、ギリアム監督の傑作「未来世紀ブラジル」を思わせる内容だ。"

Terry Gilliam Resurrects THE ZERO THEOREM With Christoph Waltz
Google 翻訳
 テリー・ギリアム監督の新作『Zero Theorem:ゼロの定理』こちらにあらすじが掲載されている。
 「仮想隠遁修道士」「タントラ生物遠隔インターフェース(バーチャルセックス)」とか「バーチャルリアリティ"インナースペース"スーツ」とか、、、VR : 仮想現実SF感バリバリで凄く期待できそう!

 写真はこちらのリンク先のものを引用させて頂きました。
 でも、何故にギリアムと魚?(^^;)。

◆関連リンク
Terry Gilliam Zero Theorem - Google 画像検索
 今のところ、映画のイメージは出ていませんね。

 

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2012.08.21

■情報 CALF 『変態(メタモルフォーゼ)アニメーションナイト』

Hentai_omote_bigtile

CALF | 変態(メタモルフォーゼ)アニメーションナイト 特設ページ

"あなたの心に突き刺さり、身体の奥底も震わせる、一生忘れられないくらいのインパクトを残す変態的な短編作品を集めた、一夜限りの饗宴。 水江未来と土居伸彰によるディープでライトなトーク付き。 昼間の広島国際アニメーションフェスティバルとあわせてお楽しみください。

日時:2012/8/24(金) 22:00-24:00
場所:サロンシネマ1
広島市中区大手町5-8-20 フェスティバル会場からの地図
料金:予約1300円/当日1500円
予約方法:件名に「変態アニメーションナイト予約」と明記の上、お名前、連絡先(TEL)、メールアドレス、人数をticket[at]calf.jp 宛にメールにてご連絡ください。8月22日(水)締切り。
※定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。"

"上映作品
『草上の朝食』2011 / 4分 ※追加上映決定!
 監督 : エリック・アルヌルム、ミケル・レーハ、マリ=リース・レバン、マリ・パッカース
『群れ』2011 / 7分
 監督 : ヨニ・マンニスト
『ボビー・イエー』2011 / 23分
 監督 : ロバート・モーガン
『ゲット・リアル』2010 / 12分
 監督 : エバート・デゥ・ベイヤー
『ラスト・バス』2011 / 16分
 監督 : マルティン・スノペク&イヴァーナ・ラウチコヴァ
ピーター・ミラード レトロスペクティブ 2009-2012 / 7作品上映 計13分
 監督:ピーター・ミラード
『CAS'L'』2010 / 45分 ※ジャパンプレミア上映
 監督 : ブルース・ビックフォード"

 間近のご案内となりましたが、素晴らしく変態な(^^;)企画のご紹介。
 とにかくポスターが凄い出来です。これを見て、本Blogの読者の皆さんが見たくなるのは確実w、ということで紹介させて頂きました。

 このポスターは、大山慶さんと橋本新さんの作品とのこと(大山さんのツイートからの情報)。特に正面中央の兎の造形が素晴らしいです。

◆関連リンク
CALF - Japan

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2012.08.20

■感想 リドリー・スコット監督『プロメテウス:Prometheus』

Prometheus

映画『プロメテウス』オフィシャルサイト
 ダン・オバノン成分の含有成分の低い(らしい)エイリアンがどうなってるか、しかと確認するため、観てきた。(本来、3D好きとしては、あの造形が立体視出来るだけでワクワクなんですがw)

 REAL D 前から3列目の真ん中。僕が観に行く田舎の小さいシネコンでは、でもこれくらいの席が最適だった。

 Twitter等で先行で観られた方々の感想から予想はできたのだけれど、たしかに物語としては突っ込みどころ満載。耳にしていた噂がよくなかったので、若干、頭の中でダン・オバノンならこうするだろう… な〜んて妄想で補強しながら観たためw、ほどほどに楽しめた。

 本当なら、ブラックなトーンで始まったわけだから、あの種族たちと人類の暗黒を、オバノン的なブラック趣味で、もっともっと深くえぐっていたら良かったのにと(^^;)。

 映像演出では『エイリアン』のコズミックホラーな雰囲気を、リドリーが『ブラックホークダウン』で描き出したような、リアルで神経がキリキリするようなアクションで漆黒の闇を見せて欲しかったと思うのは僕だけでないはずw。冒頭のドキュメントタッチの空撮とかは良かったのだけれどなぁ〜あとは…。

 こういう映画は、むしろ説明の少ないドキュメンタリーとして撮ってくれた方が…。全体の俯瞰なしにあの世界の闇に観客をたたき落としたら…w。

 3Dはかなり控えめに立体感を抑えていた。驚かす描写に使うのではなく、その世界のリアルを生々しく描く方に多少振っていたのかな〜と好意的に観れば言えないこともない。ただアップのシーンも俳優の肉体のリアルが浮き出てくるわけでもなく、監督の立体視への興味はきっと低いだろうと推測されるw。

 もちろん『ブラックホークダウン』のような手持ちカメラのリアル戦場描写で、しかもキツめの立体視が入っていたら劇場で気持悪くなる人、続出だろう。一番惜しかったのはあの操縦席シーンで周囲にホログラフィ的なものが展開するところ。あそこはもっとカメラが中へ入ってグリグリしてほしかったw。そうしていたら、全天周CG 3D映像「ユニバース2」のような夢幻の奥行き感が出せたシーンなのに、全くもったいない。これを観て、リドリーは3Dには大きな興味はないのだろうと思った次第。

 とは言え、これだけの宇宙シーンと異星描写。そしてギーガーのデザインを立体視できる3D映像はとても貴重。僕はこの映像を劇場で観れたことに凄く感謝。なんたってあのギーガーデザインのあんなんやこんなんが眼の前の空間に展開されるのだから…w。

 最後に3D映像ファンには悩ましい欠点をw。立体映像を楽しむには字幕が邪魔することのない吹替がお薦めなのだけれど、主演のノオミ・ラパス(なんでこん な色気のない女優を…これは置いといて…)声を当てているのが剛力彩芽とかいうへたくそ女優。声優には拘りがない方なのだけれどこれは最悪でした。日本の軽薄な女の子っぽい調子の喋りが耐えきれないほどに…。いくら話題作りとは言え配給会社の思慮がなさすぎ。

◆『エイリアン』再見
 そしてこの映画を観た後、『エイリアン』を観直したw。
 闇と光で緊迫感を演出。画面にみなぎる高レベルの緊張感。そして新しい映画を想像しようとする隅々の配慮、気迫の違いがはっきりしている。

 『エイリアン』の洗練は多くを観せないで観客の想像力へ委ねる演出だろう。
 特にギーガーのイマジネーションを最大限活かして、芳醇な恐怖映像空間を創出したこと。異星の骨で構成されたような巨大建造物とその中に化石化して佇むスペースジョッキー。これにより観客の脳内に展開される幻想の異空間…。
 ここで観客の想像力に委ねたことがひとつの大きな世界を感じさせる要因になっているだけに、そこをネタ割れするような設定の『プロメテウス』が、イメージの矮小化を招くのは必然だったのだろう。

 あと、ノストロモ号船内の生活感描写も緊迫感に大きく貢献している。
 SWにおける汚れた宇宙船内をさらに一歩進めた肉体労働の現場感w。ブラウン管モニタと機械系スイッチに埋まるコクピット。ここから醸し出されるリアリティと俳優達の緊張感ある台詞,身体の動きが恐怖感を高めている。

 『エイリアン』にあって『プロメテウス』にはない芳醇さの源泉、セクシャリティについても触れないわけにはいかない。特に顕著なのはエイリアンの粘液を滴らせる黒い造形とリプリーの下着姿の戦闘。造形が先か、これを描きたかったからギーガーに造形を依頼したのか…脱出シャトルの白い噴射も象徴的。
(あのラストの映像の存在感と美しさは、キューブリック『2001年』に迫っていたw。)

 こうして再見してみると、『プロメテウス』は少なくとも僕らのSFX第一世代(^^;)の好きなw『エイリアン』のプリクエルではない。
 新しい映画を創出する、という気迫が1/100くらいw。
 それがオバノンの鬼気迫る映像魂が欠けたことによるのか、リドリー・スコットの胆力の低下なのか…よくはわからないが…。

 とにかく『エイリアン』のように映画史を切り開いてきた作品は映像に気迫がある。
 アナログとデジタルにその原因を帰結させる論調もあるが、僕はそうは思わない。
 CGは単なる手段なので、もっとこうした『エイリアン』のようなアナログ映像が持っていた感覚をどんどん取込んでいくべき。
 そして必要なのは新しい映像を創造するという気迫(←なんだ最後、根性論か(^^;))。でも映像は正直にそうしたものを確実に写し撮る。

◆蛇足
 先日ヴィレヴァンで深海生物の写真集を立読みw、凄まじい造形力に感動したが、ネット画像検索では今一歩(^^;)。にしても地球46億年の進化が作り出したクリーチャーはやはり凄い。ギーガーのエイリアンの造形に迫る物もある。

◆関連リンク
プロメテウス (映画) - Wikipedia

"3D映画ではセットで高い照明レベルを必要とするため、3D機器を『アバター』後の技術に基づいて使う一方、『エイリアン』の特徴的な闇と影のある雰囲気はグレーディング・プロセスを通じてポストプロダクションで追加されている。"

 案外と、こんなところが、闇と光の演出を妨げた理由なのかも知れません。
「エイリアン」のデザイナーが設計した不気味なバー - GIGAZINE
 そうか、H.R.ギーガーのデザインした「ギーガー・バー」は既に東京には無いのか。スイスのグリュイエールには、まだ存在してるみたいだけど…。今年は『プロメテウス』なリニューアルしてるのかな?(^^)。誰か行かれてませんか。

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