« 2012年9月9日 - 2012年9月15日 | トップページ | 2012年9月23日 - 2012年9月29日 »

2012年9月16日 - 2012年9月22日

2012.09.21

■感想 杉井ギザブロー監督『グスコーブドリの伝記』

『グスコーブドリの伝記』予告編 - YouTube

 蒸気機関の飛行船の飛ぶスチームパンクな、過ぎ去った未来の都市 イーハトーヴ。加えて重なり合った幻想の都市の描写とか素晴らしかった。
 そしてテラフォーミングで、地熱発電な国書刊行会SF(謎)。
 杉井『銀河鉄道の夜』に思い入れのない僕は期待してなかったけれど、この映画、凄く良かったw。

グスコーブドリの伝記 - Wikipedia
 原作に結構、忠実なんですね(宮沢賢治版も読んでいないという…)。
 でもネリの物語とか潮汐発電とか杉井ギザブロー版でのアレンジがあるみたい。賢治版読んでみようかと(今頃!)。

◆関連リンク
宮澤 賢治『グスコーブドリの伝記』
ますむら・ひろし宮沢賢治選集 1 『グスコーブドリの伝記』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.19

■感想 バリー・ソネンフェルド監督『メン・イン・ブラック3』

映画『メン・イン・ブラック3』公式サイト 10.26 on Blu-ray & DVD

 3泊5日の海外出張の飛行機の中で観た映画について、いくつか紹介していきます。まずはその中で最高だった『MIB3』。

 今回、往復で『MIB3』『アベンジャーズ』『グスコーブドリの伝記』『宇宙兄弟』『ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ』(アードマンスタジオの新作人形アニメ)『メリダとおそろしの森』と六本。
 いずれも初見。わずか5インチの液晶モニタで勿体ないと思いつつ、ジェット・ラグ対策も兼ねて観まくりました(^^;)。

 そして良かった順に上記書き記しました。『MIB3』最高ですw。

 『MIB3』前作までおふざけ過ぎて嫌いだったけど、機内で観た中、最高点に(^^)。
 ウォーホールネタとかコニーアイランドに60年代SF映画の 宇宙人が歩いてるだけでメロメロ(^^)。特にグリフィンという未来の可能性を垣間見るプレコグ、性格とファッションが正にフィリップ・K・ディックの世界。

 そしてアポロに一輪バイク、エンパイアのアールデコ。
 レトロな未来感含め、これだけP・K・ディック世界のキッチュ感を表現した作品を僕は他に知らない。
 まさかMIB3 が、と驚く!
 監督のバリー・ソネンフェルドは前2作と同じなので、さらに吃驚。プロダクションデザイナーとか脚本の影響なのか。とにかく一押し(^^)。

 調べてみると、『MIB3』脚本のデヴィッド・コープジェフ・ナサンソンイータン・コーエン、マイケル・ソッチョは、前2作を手がけてない。
 なかでも筆頭の二人は、スピルバーグ作品の常連ライターの様で、キッチュなSF感は彼らの功績なのかも。

 グリフィン、もう一度言うけど、ディックファンにはたまりませんw!
 3Dの劇場で観てみたかったと後悔。

◆関連リンク
『メン・イン・ブラック3 スチールブック仕様3D&2D』 (3,000セット限定生産) [Blu-ray] 3D版も出るんですね。12.10/26発売。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.17

■情報 日本アニメーション文化財団 – Japan Cultural Foundation for Animation

 twitterで高畑勲・宮崎駿作品研究所叶精二さんと御話しさせていただいている中で、アニメの原画等の保存についての話題になった際に調べて、遅まきながら詳細を知った日本アニメーション文化財団のミュージアム構想について、まとめてみました。ほとんどリンク集です。御興味のある方は、是非、リンク先で詳細をご覧下さい。

設立趣旨 « 日本アニメーション文化財団 – Japan Cultural Foundation for Animation

"アニメーション創造のキーパーソンであるアニメーターの育成、生活環境の改善、貴重な制作資料の保存など次代を作る基本要素をないがしろにしたままでは、この芸術に未来はありません。 急速にデジタル化が進む変革の時期である今、私たちは広範囲な活動を通じて、アニメーション文化を学び、保存し、交流し、新しい世代に提供していく運動を進めることを決意しました。"

 2012年5月に設立された日本アニメーション文化財団、設立時の理事・評議員は小田部羊一、古川 タク、森 淳(森やすじ氏の御子息)、野村辰寿、金子由郎、なみきたかしの各氏。
 これは元々アニドウで進められていた構想を、新しく財団という形で、再スタートされたという事のようです。 

ミュージアム設立運動 « ANIDO official website

"本計画は2012年5月に設立された「一般財団法人日本アニメーション文化財団」の事業に統合されます。このページの情報も順次、財団のホームページに移管されます。したがって記述の内容は、新しいページのものに改訂されます。"

完成構想図 « ANIDO official website.

"構想に基づいて企画書、完成予想図 (パース)を2点制作しました。ちょっとスケールが大きすぎてしまい、後ほど作り直します。そして企画パンフレット制作し、各自治体などに働きかけ、製作 準備委員会(完成後は<仮称>日本漫画映画文化財団)を設立いたします。完成目標を2020年に設定しています。"

 地上5F、地下2Fの壮大な構想が素晴らしいです。
 原画や絵コンテという、アニメーションのコアに当たる、アニメータの芸術性の神髄が示されている貴重な資料のアーカイブと展示が構想されている。
 資金が集まって、本当にこうした企画が実現してほしいものです。

アーカイブ « 日本アニメーション文化財団 – Japan Cultural Foundation for Animation.

"雑誌のバックナンバー、セル、背景、アフレコ台本、原画、動画、ポスター、ビデオ、おもちゃ、などなんでも収蔵いたします。
ただし、既に収蔵のものと重複する場合はご遠慮願う場合があります。
お手持ちの資料が場所ふさぎだなあ、と思われましたら、ぜひ当財団にご寄贈ください。"

 ということで、散逸してしまう前に、このアーカイブで収蔵される事を望みます。個人的には、宮崎駿のアニメータとしての原点である初期の原画、東映長篇漫画映画やTVなどの作品。金田伊功の原画等を是非とも収蔵いただきたいと思います。

◆関連リンク

Galerie

・ギャラリー « 日本アニメーション文化財団 – Japan Cultural Foundation for Animation

"収蔵された資料などは公開されなければなりません。出版、複製や展示、上映会などで多くの人の眼に触れることで資料は初めて生きてきます。海外の映画祭への資料提供や財団自体の 出版を積極的に行います。また、事務所に展示スペース「ギャラリィ・ゴーシュ」を併設し、連続した展示企画で収蔵物を公開します"

海外の展示 « ANIDO official website

"1937年のパリ万国博覧会のために作られたシャイヨー宮にある映画博物館(Musse du Cinema)は、伝説的なコレクター、アンリ・ラングロアが設立したシネマテーク・フランセーズと映像機器のコレクションが基になっています。

 中でも感心したものがフランスのアンリ・ラングロア記念映画博物館とイギリスの映像博物館MOMIです。

  一方、リサーチと建設に30億円をかけて1988年にオープンしたロンドンのMOMI映像博物館(Museum Of Moving Image)は映画だけでなくテレビをも範疇に入れ、映像の歴史を網羅したミュージアムです。マジック・ランタンやリュミエールやメリエスなどの古典もありますが、ハリウッドの誕生やスターの衣装、SF映画などの展示も多く、近代的な部分も強調しています。ミュージアム・グッズも充実していて立派なストアになっていますし、ガイドブックも日本語を含め各国語が揃っていました。

ここのアニメーション・コーナーは充実しています。クェイ兄弟の「ストリート・オブ・クロコダイル」とトルンカの「悪魔の水車小屋」のセットが並んでいた り、チャック・ジョーンズの原画、カナダのキャロライン・リーフ監督の砂アニメーションの原物とか、興味深い現代の物があります。"

 海外のフィルム関連アーカイブの情報。
 さすがに映像文化発祥の欧米では、既にこうした素晴らしい構想が実現してきているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年9月9日 - 2012年9月15日 | トップページ | 2012年9月23日 - 2012年9月29日 »