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2012年2月5日 - 2012年2月11日

2012.02.10

■動画 サーカス・ポスタラス:Circus Posterus展 @ Stranger Factory

Stranger Factory: 2011 Winter Salon Part One - YouTube.

"Take a peek at some of the art in the Winter Salon show. Presented by Circus Posterus."

Artists | Stranger Factory(公式)

 オブジェモチャで有名なサーカス・ポスタラス:Circus Posterus が ストレンジ・ファクトリー:Stranger Factory で開催した"2011 Winter Salon" の動画。

 これは、眼の保養になりますw。この色彩と形態が眼の至福。
 眼福は、きっと眼球を活性化し、視力回復に良いはず。
 稚気に溢れたオブジェモチャたちを眺めていると、何故か心が落ち着き、Blogを書く活気をいただけるような気がする。
 キャシー・オリヴィス、ブラント・ピータース、クリス・ライニャックらの作品は、昨年飛騨高山の中子真治氏による『Monsters and Misfits展』で実物を拝見しているので、この動画であの時の質感の諸々が鮮明に脳内にイメージできる。

 中子真治氏によると、今年も春に同様の展示会が開催される予定との事で、ファンの方は、期待して待ちましょう。本当に楽しみですw。

◆関連リンク 当Blog記事
飛騨高山 留之助商店 & サーカス・ポスタラス・スタジオ提供 日下部民藝館『Monsters and Misfits展』4/13〜26 開催
Report 1. VIDEO "Monsters and Misfits展"
Report 2. Photo "Monsters and Misfits" Japan Exhibition

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2012.02.09

■情報 ヤノベケンジ新刊「KENJI YANOBE : SUN CHILD」 「サン・チャイルド」@銀座三越

Book_sun_child

YANOBE KENJI ART WORKS /// ヤノベケンジ アートワークス
「KENJI YANOBE : SUN CHILD」(ヤノべケンジ:サン・チャイルド)

ヤノベケンジ『SUN CHILD』 - BLD GALLERY STORE | 銀座ビーエルディーギャラリーウェブストア(購入はここで。今のところAmazonにも出てない)

"「KENJI YANOBE : SUN CHILD」 (ヤノべケンジ:サン・チャイルド)
初版:2012年2月1日 仕様:257×210mm/32ページ/日・英
定価:1,000円 (+tax) ISBN:978-4-904883-37-2 C0071
発行:Akio Nagasawa Publishing
◆サン・チャイルド展示風景
・万博記念公園, 大阪
・ 岡本太郎記念館, 東京(TARO100祭 ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子)   
・大阪府咲州庁舎(旧WTC), 大阪
◆ヤノベケンジインタビュー  
・サン・チャイルド 
・核と放射能防護服、人形と太陽の物語   
・太陽の神殿   
・The Cloud Tank Project
◆サン・チャイルドができるまで3.11以後の活動記録他

※出版記念サイン会(予定)
2/17 ヤノベケンジ講演会 @茨木市福祉文化会館
2/26 特別イベント・ギャラリートーク @岡本太郎記念館"

 ヤノベケンジの最新の活動記録が本として出版されるそうです。
 これはファンには必見。

 できればサン・チャイルドのULTRAFACTORYでの建造風景の動画とかも公開してほしいものです。

ヤノベケンジさんの震災復興モニュメント「サン・チャイルド」、銀座三越に巨大懸垂幕 - 銀座経済新聞

"復興を願う高さ6.2メートルのモニュメント「サン・チャイルド」を制作し各地で展示を行っているヤノベさん。黄色い放射線防護服を着た少年が、希望の象徴である太陽を右手に防護マスクを脱いで前方を見上げる作品で、「勇気と希望 の象徴になればという思いを込めた」(ヤノベさん)。三越ライオン口エントランスには、高さ60センチのミニ版サン・チャイルドに加え、サン・チャイルド が中央に立つステンドグラスも登場した。
ヤノベさんは「これまで批評性のある作品なども制作してきたが、震災を通して作品作りの意味が変わった。アートを通してポジティブなビジョンを提案し、勇気と希望を持ってもらうきっかけになれば」と話す。"

 三越に高さ60センチのミニ版サン・チャイルドに加え、ヤノベ作品をかたどったステンドグラスも登場。そして銀座の街に巨大懸垂幕。
 リンク先に写真があります。
 東京に原発事故の刻印を、誰の目にも触れる形で、示し続けてほしいものです。

◆関連当Blog記事リンク 
当Blog ヤノベケンジ サン・チャイルド 関連記事 Google 検索

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2012.02.08

■感想 岩井俊二監督の小説『番犬は庭を守る』

Photo_3

『番犬は庭を守る』(岩井俊二映画祭)

" 原子力発電所が爆発し、臨界事故が続発するようになった世界では放射能汚染による精子の減少と劣悪化が深刻な問題となっていた。
 有料精子保有者である「種馬」の精子は民間の精子バンクが高額で買い上げ、その一家には一生遊んで暮らせる大金が転がり込んで来る。
 一方で、第二次性徴期を迎えても生殖器が大きくならず、セックスのできない不幸な子供たちは「小便小僧」と呼ばれていた。
 高校を卒業し、警備保障会社に就職をした小便小僧のウマソーは、市長の娘に恋をした罰として、使用済みの核燃料や放射能廃棄物で溢れる、廃炉になった原発を警備することになる。
 やがてウマソーの性器は徐々に失われ...。"

 岩井俊二監督の小説『番犬は庭を守る』。
 冒頭日本でない、存在しない国の異風景は、中井紀夫氏の<タルカス伝>の雰囲気がある。登場人物達のネーミングの感覚が近いからそう感じたんだと思う。

 各地でメルトダウンが起こり、放射性物質が漂う世界。日本でない架空の異国が舞台だが、主に生殖機能に被害が及び、まさにディストピアの様相を呈した物語。そんな場所でも人々は順応し、子供を作り生きていく…。

 物語は主人公のウマソーのほぼ一人称で進むため、読者はそのディストピアで不自由な生殖器官を持ち、底辺へ落ちて行く生活を擬似体験する。
 おぞましい日常と、それでも経験する異性との痛々しい快楽。

 
 岩井俊二氏らしい瑞々しいシーン/感覚もあるが、今回の筆はあくまでも徹底してディストピア的なウマソーの地獄のような日常を描き出すことに終始する。

 圧巻は我々の世界ではない物語の中で、後半、廃炉作業のシーンが巷で聞く東電原発の様子とラップするところ。
 核が舞い汚染水に溢れた場所の作業が日常になり、慣れることで危機感が鈍化していく職場描写。この異界が既に日本の一部になっていることに気づき逆照射され、前半のディストピアが日本の未来に重なってみえる恐怖。
 
 現在の日本への批判、原発対応策…そうしたことは何も述べられていないが異様な世界を体験した後、現在の日本が物語に重なることで感じる戦慄は、批判的に書かないで当たり前の日常として描写されることで鮮烈さを増す。
 これは、現在のまま、世界で原発が動き続けたら、あり得るかもしれない我々の未来である。

 
 奇想小説として読むと、先に書いた冒頭、中井紀夫氏の<タルカス伝>を思い出し、全体的にはテリー・ギリアムの描く悪夢世界を想起。
 ただ出てくるものは幻想でなく全てあり得るかもしれない核汚染したリアルな世界。滑稽さも合わせ持ち異世界異文化噺とも読める。

 
 
 『番犬は庭を守る』元々映画企画だったそうだけれど、岩井俊二映画になったとしたらどうだろう。話は陰鬱だが滑稽な悲劇。楽しみなのはビジュアルだ。Yen Townを見事に世界に現出させた手腕でギリアムを超える異様な未来を観せて欲しかった。
 資金がかかりすぎるという事で映画化されなかったそうだけれど、今こそ東電がスポンサードして映画化すべきではないか。
 
 ブラックかもしれないが、東電スポンサード『番犬は庭を守る』映画版。
 徹底的に異界として映像世界を描いた後に、一転、東電原発事故現場でのドキュメントロケに転調するのはどうだろう。
 全然違うけれど、山田太一の『終わりに見た街』を超える衝撃の再生…。

◆関連リンク
岩井俊二監督『番犬は庭を守る』前夜祭出版記念トークライブ - シネマトゥデイ
岩井 俊二『番犬は庭を守る』
岩井俊二映画祭 (公式HP)
バックナンバー|岩井俊二映画祭
 月刊の公式ビデオマガジン。ヌービーヌーボーというシナリオを音楽付で動画として観る試みが興味深い。

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2012.02.07

■情報 シースルーモバイルビュワー モベリオ : MOVERIO

Moverio

モベリオ | 製品情報 | エプソン
 エプソン"シースルーモバイルビュワー モベリオ:MOVERIO"シースルー型HMD。
 『スワロウテイル』のスナイパー、シェンメイ(春梅) のシーンが現実になる。
 家電屋で観てきたが、なかなか綺麗に見えた。けれどもこのような状態で、映画と現実が重なったような映画を見る気にはなれない(^^)。

 やはりこのタイプの生きる道は、街中でのネット接続(SNS,メール,AR等々)ではないか。
 最近、街で歩きながらスマフォしてる人々を見てると、とても危なっかしい。
 常にネットと繋がっていたい人がこれだけ増えると、歩行等の危険を避けるためにも、携帯の形態がシースルー眼鏡型HMDになるのは必然なのかも(^^)。
 案外5年くらいで携帯/スマフォがこのタイプへ移行し始める。そしてARはその後を追って、世界は『電脳コイル』に(^^;)。現実への仮想の映像の上書きが一般化する可能性が、街中の携帯いじりから感じられるのは僕だけだろうか。

 iPhoneが踏み込むか、それとも日本が先行し世界のデファクトをとるか(電脳コイルみたいに福井発で(^^;)!)

 それにしてもこれはプロトタイプ的。たいへんまだ格好が悪く、そして重い。
 デザインはスマートでないと、広がる事はありえないでしょうね。

◆関連リンク
EPSON『MOVERIO モベリオ BT-100』

エプソン、背景も見えるシースルーHMD「MOVERIO」 -AV Watch
これぞ現代版スカウター! エプソンの「MOVERIO」で未来を感じよう! : ギズモード・ジャパン
価格.com - EPSON MOVERIO BT-100 のクチコミ掲示板
 

当Blog関連記事
オリンパス 完全ワイヤレス化 眼鏡型ディスプレイ「モバイルEye-Trek-慧眼(けいがん)」
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2012.02.06

■児玉幸子作「モルフォタワー:螺旋の渦」(MorphoTower Spiral Swirl) 「MEDIA GEIJUTSU Exhibition "Flow"」


Synchronized Ferrofluid Sculptures - YouTube

"About this piece: Morpho Tower / Two Standing Spirals (2007) Sachiko Kodama
Find out more about Ferrofluid: http://ferrofluids.info/ "

 磁性流体アート、児玉幸子さんのモルフォタワーが素晴らしい。
 ドリルの魂を刺激する、磁力線の美。ふたつのタワーの共鳴する様が美しい。

アートとテクノロジーがダイナミックに融合「MEDIA GEIJUTSU Exhibition」

"1月25日(水)からはじまる「Flow」は、磁性流体や非線形構造をベースとして、アート表現におけるダイナミズムを追究するふたりの女性メディアアー ティスト、児玉幸子と木本圭子氏にフィーチャー。新素材や独自のプログラミングを用いつつ、有機的かつ生物的なダイナミクスを表現する作品を紹介する。

MEDIA GEIJUTSU Exhibition -Flow & Bright-
会期|[Flow]2012年1月25日(水)~2月7日(火)"

 東京で開催されている「MEDIA GEIJUTSU Exhibition」にて、このモルフォタワーが展示されている。展示はシンクロナイズタイプでなく、一本だけの単体出品のようだが、ドリルの回転の磁力線の可視化アートは楽しめるようだ。
 会期ギリギリの紹介になり、心苦しいが、この美しいノワールな流体を楽しめるチャンス。僕は以前VR

◆関連リンク
MEDIA GEIJUTSU Exhibition-Flow & Bright- - シブヤ経済新聞

"表参道で文化庁メディア芸術祭15周年記念展。写真=児玉幸子さんは、磁性流体を使った彫刻作品「モルフォタワー」1点とパネル8点を展示する"

 モルフォタワーの展示写真あり。
表参道で文化庁メディア芸術祭15周年記念展-歴代大賞受賞者中心に - シブヤ経済新聞

"「Flow」では、新素材や独自のプログラミングを用いて「有機的かつ生物的」な表現を行う作品を紹介。児玉幸子さんは、磁性流体を使った彫刻作品「モルオタワー」1点と、同 祭デジタルアートインタラクティブ部門大賞を2001年に受賞した「突き出す、流れる」など8点のパネルを展示。"

モルフォタワーシリーズより モルフォタワー 螺旋の渦(MorphoTower Spiral Swirl)

当Blog関連記事
脈動する磁性流体アート  Magnetic Fluid Art Project "Protrude, Flow"
IVRC2004 第12回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト
 たぶん「モルフォタワー」の関係者が作成されたと思われる(どちらも電通大が関係している事からの勝手な連想です)「Spike Tree」(Team Spike Tree/電通大・東大)の鑑賞記。

 

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