« ■情報 あいちトリエンナーレ2013 PV ヤノベケンジインタビュー | トップページ | ■感想 いとうせいこう『想像ラジオ』 »

2013.03.04

■予告篇 オムニバスアニメーション『SHORT PEACE』大友克洋,森田修平,安藤裕章,カトキハジメ監督 「武器よさらば」について

SHORT PEACE特報 - YouTube
SHORT PEACE || A KATSUHIRO OTOMO FILM(公式HP)

"2013年 7月20日より全国公開
『火要鎮』(ひのようじん)
脚本 監督:大友克洋/キャラクターデザイン ビジュアルコンセプト:小原秀一/音楽:久保田麻琴
『九十九』(つくも)
脚本 監督:森田修平/ストーリー原案 コンセプトデザイン:岸 啓介『GAMBO』
監督:安藤裕章/原案脚本 クリエイティブディレクター:石井克人/キャラクターデザイン原案:貞本義行
『武器よさらば』
原作:大友克洋/脚本 監督:カトキハジメ/キャラクターデザイン:田中達之
『オープニングアニメーション』森本晃司"

 大友克洋の9年ぶりのアニメ作品。『スチームボーイ』からもう9年も経った!
 下記の言葉からすると、この9年、大友監督でも企画がなかなか通らずに苦労された様子。

『火要鎮』大賞受賞 第16回文化庁メディア芸術祭

"大友克洋 受賞者コメント
素晴らしい賞をありがとうございます。やりたい企画もなかなか通らず、いろいろと厳しいことの 多い昨今でしたが、前向きに先を目指しています。若い人たちの作品も含め、革新的なオリジナルのアニメーション作品が世に出せる業界の環境がもっと整って くれるとよいと思っています。"

 7月公開というとまだ先だけれど、傑作と評判の『火要鎮』、絵の緻密さは予告篇からもよくわかり、期待の一本。
 そして僕がもう一本、大きく期待するのが、雑誌掲載時に熱中して見ていた大友克洋の短篇「武器よさらば」の映像化、あの作品がカトキハジメ監督によりアニメになる!

Farewell_to_weapon

 予告篇で観るとあの漫画が完全映像化される感じ。短篇漫画はかなりシンプルな話だったけれど、映画ではどんなところが膨らまされているのか期待。
 大友のデザインよりも、丸みを減らし、鋭角でディテイルを詰めた、田中達之氏のメカも楽しみである。

 個人的な想い出話になるけれど、この漫画は、雑誌掲載時に強化服を模写してたので懐かしいw。
 ちなみに僕が描いた絵は以下。
 当時、大友漫画に魅せられて、やっていたSF同人誌に三面図として見開きで掲載したもの。構造の説明の用語は、武器関係に強かった某K君のアイディアだったと思う。大友原作では、このような設定は書かれていないので、あくまでも想像図ということで理解下さい(^^;)。
 ディテイルはできるだけ、漫画に似せて描いたものなので、上の引用画像のスーツと比較してもらうと、田中氏デザインと大友オリジナルデザインの差が分かってもらえるかと思う。

Protect_suits_drawing_mini

 原作漫画「武器よさらば」は、短編集『彼女の想いで…』所収。
 この本は大友克洋が短篇漫画作家だった頃のSF作品が多く収録されているけれど、当時の代表作「Fireball」も掲載。
 今回のオムニバスで、「Fireball」も映像化されていたらと想像すると奮える。

 またオムニバスのタイトル『SHORT PEACE』は、大友克洋の初短編集『ショートピース』(奇想天外社刊!)が由来なのだろうけれど、この本からの映像化はない。
 「宇宙パトロール・シゲマ」や「任侠シネマクラブ」といった初期大友漫画の傑作のアニメ化も観てみたいものだ(^^)。

◆関連リンク
SHORT PEACE 公式 (shortpeacemovie) Twitter
大友 克洋『ショートピース』
Apple Paradise: OTOMO KATSUHIRO: Short Peace (1979)
大友 克洋『彼女の想いで…』
Apple Paradise: OTOMO KATSUHIRO: Memories (1990)
Apple Paradise: OTOMO KATSUHIRO: MEMORIES: THE COLLECTION (1994)

"Farewell to Weapons 4c (武器よさらば)

ヤングマガジン '81/11/16号"

|

« ■情報 あいちトリエンナーレ2013 PV ヤノベケンジインタビュー | トップページ | ■感想 いとうせいこう『想像ラジオ』 »

コメント

 あんまりようさん、コメント、ありがとうございました。

>>SFイズムという雑誌の大友特集が83年1月、この号にも確かパワードスーツ三面図が掲載されてました。

 イズムの大友特集は買っていないです。
 三面図、かすかに記憶にありますが、、、。

 こちらは50部ほどしか刷っていないコピー紙ですから(^^;)。でも気合いを入れて描いた記憶だけは鮮明だったりしますw。

>>大友デザインが如何に人体工学まで考えて描画されているか

 確かにリアルですね。
 大友版パワードスーツも観てみたいものです。

 HALのスーツとか、大友デザインを取り入れたらいいのに、とか思ってしまいますw。

投稿: BP(あんまりようさんへ) | 2013.03.05 22:55

おお、三面図を描かれてたんですね1!
武器よさらばヤンマガ掲載が81年11月、
SFイズムという雑誌の大友特集が83年1月、この号にも確か
パワードスーツ三面図が掲載されてました。
もしかしてBPさんの方が全然先??
スタジオぬえの「宇宙の戦士」のパワードスーツと比較して
「ぬえのデザインでは普通の人体では装着出来ない」と説明が
あり大友デザインが如何に人体工学まで考えて描画されているか
旨が(笑)。
同SFイズムでは童夢の映画化(アマチュアに寄るもの??)や
LPレコードの記事もあったような…。
武器よさらば、雑誌掲載時なぜか立ち読みすらしないで(いくら
単行本派だからって立ち読みくらい:)激しく後悔しました。
結局まともに読めたのは上記の単行本収録まで…(英語翻訳、
左右反転のは画集KABAに収録されましたが)。

投稿: あんまりよう | 2013.03.05 08:49

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24373/56869714

この記事へのトラックバック一覧です: ■予告篇 オムニバスアニメーション『SHORT PEACE』大友克洋,森田修平,安藤裕章,カトキハジメ監督 「武器よさらば」について:

« ■情報 あいちトリエンナーレ2013 PV ヤノベケンジインタビュー | トップページ | ■感想 いとうせいこう『想像ラジオ』 »