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2013年8月

2013.08.30

■感想 特別展 陶芸の魅力×アートのドキドキ@岐阜県現代陶芸美術館

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特別展   陶芸の魅力×アートのドキドキ 岐阜県現代陶芸美術館

"■会 場 : 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリー
■会 期 : 2013年5月25日(土)~2013年8月25日(日)"

 既に終了した展覧会で申し訳ないのですが、最終週の週末に行ってきたのでレポートです。
 展示会のポスター等のメインビジュアルとして紹介されている、奈良美智《White Riot》(2010年)を観たくて行ってみたのだけれど、これが素晴らしい作品だった。
 冒頭引用した公式HPのトップ画像ではとても表現し切れていない、この作品の質感は素晴らしいものであった。

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 展示会場のちょうど中心付近に位置する《White Riot》は、会場を歩く途中の通路から突き当たりに観えてくるのだけれど、遠くからでもその質量感が伝わってくる、まずその大きさに圧倒される。
 初出の奈良美智 セラミック・ワークス展の情報によるとその身長は2.8m。実物は4mくらいあるのではないかと体感されたが、きっと陶器の土の重量感故の迫力が伴っているからではないだろうか。

 もともと奈良氏の造形作品は発泡スチロールやFRPで作られていたとのことだけれど、最近の陶器での作品制作の素晴らしい成果は、この重量感であると思う。
 白い色のため、写真でその質感が伝わりにくいのが残念だけれど(ネット写真を検索してもなかなかこの質感を的確に捉えた写真はない)、何回か個展でも展示されている作品の様なので、どこかで機会があれば、是非御覧下さい。

 《White Riot》について調べてみると、下記の様なパンクの名曲が。
 奈良氏作品は、これにそのタイトルを由来するのかもしれないですね。圧倒的な白の質量感は、まさに暴動の勢い(^^;)。

White Riot : 白い暴動 - Wikipedia

"白い暴動 (しろいぼうどう、White Riot)は、イギリスのパンク・ロックバンド、ザ・クラッシュのファーストシングル。アルバム『白い暴動』からの曲である。

この曲は短く激しく、ラモーンズの影響を受けて2つのコードを非常に速く繰り返す。ジョーンズが「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントして曲が始まるが、再録音版ではパトカーのサイレンで始まる。

詞の内容は、階級経済学と人種、立証された論争:多くの人はこれが「人種戦争 (race war)」への弁護と考えた。むしろ作詞のストラマーは若者に暴動に見合う原因(彼がイギリスの黒人が持っていると感じたような)を見つけるようアピールした。そして前向きなメッセージも含ませている。"

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 蛇足だけれど、この像の存在感に圧倒されたヤノベファンの僕はw、個人的にはヤノベケンジ氏の巨大作品で一度、陶器の質感による重量感のあるものも観てみたい願望にかられる。既にあいちトリエンナーレで、トらやんの「Cupid:クピド」とか「チャペル」に置かれた陶器の「サン・チャイルド」(右写真)とかの作品があるヤノベ氏なので、陶器巨大作品の可能性もないわけではない、と思うのだがいかがだろうか。
 6.2mの「サン・チャイルド」陶芸版、観たいのは僕だけではないはずw。

 奈良氏の作品では、もうひとつ《おたふく1号》という頭部のみの作品も、巨大な存在感を醸し出し、《White Riot》と並べられた展示空間が圧巻だった。

 その他の作品では、冒頭の写真にある小出ナオキ《cloud (theater)》。これは雲の内部に奇怪なデフォルメされた人物が住んでいる像で、こちらもとても興味深い作品だった。

 ギリアン・ローンデス《フックのかたち》のシュールレアリスティックな造形、キム・シーモンソン:Kim Simonsson《エイリアンのタトゥー》の日本アニメ風のキャラクターも興味深かった。いずれもネットに写真がないので、残念である。

 陶芸作品はその存在感を示すのに、立体映像が最適だとかねがね思っているので、こういうのは3Dハンディカムで是非撮影させて頂きたいw。このBlogぐらいの閲覧数ではプレスとして認めて頂いて撮影許可はもらえないのだろうな〜、、、と誰にともなくつぶやくw。

 他には、岡本太郎の《犬の植木鉢》《座ることを拒否する椅子》6点も観ることができたのでなかなか満足の展示会だった(^^)。

◆関連リンク
陶芸の魅力×アートのドキドキ(兵庫陶芸美術館)
 2013年9月7日(土)~11月24日(日)。次は兵庫へ巡回とのことです。
奈良美智 セラミック・ワークス展@小山登美夫ギャラリー|奈良美智カタログレゾネ・プロジェクト.

"「White Riot」は、なんと、高さ280センチ近くもある、とても大きな作品。 神殿にたたずむご本尊のように、圧倒的な存在感をはなっています。 中は空洞ですが、陶器でできているので、相当な重量感です。 首の部分で、胴体と頭の2パーツがつなげられています。 奈良さん曰く、「チェ・ホンマンさんに来てもらいたい!」 土曜ドラマ「怪物くん」にフランケン役として出演しているホンマンさんは、 身長2メートル以上。 並んだら、きっと目のあたりまで届きますね。 すいこまれそうな、強い眼差し。"

asahi.com(朝日新聞社):奈良美智、陶芸に挑む - 文化トピックス - 文化.

"70センチを超える立体が計5点、最も大きな立像「White Riot」は高さ約2.8メートル。どれも奈良が自らの手で粘土を積み上げ、制作したやきものだ。  2007年から、滋賀県立陶芸の森(滋賀県甲賀市信楽町)に繰り返し滞在し、やきものを学んだ。陶芸作品をメーンに発表するのは今回が初めてとなる。  奈良はこれまで、発泡スチロールを削って立体作品の原型を作り、繊維強化プラスチック(FRP)の作品として発表してきた。だが、陶芸は発泡スチロールと比べると格段に制約が多い。  作品は、ひも状の粘土を積み重ねる「ひも作り」。下の段が乾く前に積み重ね過ぎると重みで形がひしゃげ、乾かしすぎると今度はくっつかなくなる。しかも、焼成すると体積が6%ほど縮む。  だが作品からは、奈良がむしろ制約を楽しんでいるように見える。例えば、金彩の「おたふく1号」は、その名の通り顔が下膨れに。頭の部分が縮みすぎたためで、バンダナを巻いて味とした。プラチナ彩の「おたふく2号」では均整がとれ、技術の習熟を感じさせる。"

奈良美智『Ceramic Works』

"同じものは2度と作れるものではなく、なにかしら大地からの・・・ いや、宇宙からの贈り物みたいな気がしてくる。 どんな生き物でも死んでしまうような高温で焼かれたものなのに、 焼く以前には感じられなかった命をそこに感じることができるのだ。"

小出ナオキ | Tomio Koyama Gallery
・ギリアン・ローンデス フックのかたち
 こちらは検索しても画像が出てこない。
Kim Simonsson:キム・シーモンソン- sculptor ビデオもあります。
Kim Simonsson - Google 画像検索

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2013.08.28

■情報 「SFと未来像」展@米沢嘉博記念図書館

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2013-09-01 - 米沢嘉博記念図書館報

"米沢嘉博記念図書館 企画展「SFと未来像」展
■会場:明治大学博物館 特別展示室 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階 Tel:03-3296-4448
■期間:2013年9月1日(日)~2013年9月29日(日) 会期中無休
■主催:日本SF作家クラブ・明治大学 米沢嘉博記念図書館"

"【展示概要】
SFと社会的に 流布されてきた未来像との相関に焦点を合わせ、その時代ごとの変遷と、これから造られる現実の未来へのヴィジョンを、原画などにより展示いたします。みな さまの未来への想像力を刺激するとともに、フィクションと現実との関係に、多角的な視点を提供できれば幸いです。

・セクション1:進歩史観的/衛生的な未来像 直線的な進歩史観と、超音速・宇宙開拓・マザーコンピュータ・巨大都市計画管理社会などの中央集権的な技術観に特徴付けられる、1970 年大阪万博によって当時に幅広く共有された未来像。

・セクション2:ポスト進歩史観的/退廃的な未来像 オイルショックとベトナム戦争以降、進歩史観や国家の威信は失墜し、パーソナルコンピュータが身近になりました。そのような時代を背景とする、サイバネ ティックス、アジア的都市、コマーシャリスティックな多国籍企業の台頭、国家をおびやかすハッカーなどに特徴付けられる、ハリウッド映画やマンガ・アニメ などを通じて一般に親しまれた未来像。

・セクション3:新たな未来像 超大国間の第三次世界大戦のリアリティが後退し、ノストラダムスの予言が的中しないまま、われわれは21世紀の日常を生きています。初音ミクやツイッターのある日常。そんな現在に生きる今、SFはどのような〈未来〉を描くのでしょうか。現在のSFの試みを紹介します。"

 ということで、日本SF作家クラブ50周年記念の一環として(明記されていないが、たぶんw)、開催される展示会。

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 時代ごとにSFが描き出す未来が変化してきたのを展示から体感できる様です。
 行ってみたいけれど、遠いのでたぶん無理でしょうね(^^;)。どなたか開催後、行かれたら、この記事へのコメントでレポート頂けると幸いです。

 案内文のみから想像すると、やはりセクション1が一番ワクワクする、本来の我々の未来ですね。実現できなかった、懐かしい遠い未来(^^;)。

◆当blog関連記事リンク
■情報 "小松左京『日本沈没』-未来へのヴィジョン-展"@米沢嘉博記念図書館

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2013.08.26

■感想 地中美術館 ウォルター・デ・マリア「タイム/タイムレス/ノー・タイム」Walter De Maria "Time Timeless No Time"

20130816_224634 作品集 | ベネッセハウス ミュージアム | ベネッセアートサイト直島

 瀬戸内アートの旅、二日目に行った地中美術館の感想。
 安藤忠雄の建築の中に、地中から空に向けて佇むウォルター・デ・マリア「タイム/タイムレス/ノー・タイム」が圧巻。

walter de maria time timeless no time - Google 画像検索
 撮影禁止なので、Google画像検索へリンク、冒頭の写真はその検索結果ページのキャプチャ画像。これは、地中美術館の四角く切り取られた地表の穴から太陽光が入る地下空間の神殿の様な作品である。

 階段の上の祭壇に置かれた球体の不安定感。壁の金の柱。天から差し込む光によって表情を変える多面的作品。

 これは安藤忠雄の地中秘密要塞wのコアとなる神殿である。
 美の表現であるとともに、まるで何かの教義を伝えるような畏怖の感覚がある。白い美術館員の宗教的佇まいと合わせヨーロッパの教会とは別の異端の邪教(ベネッセ教? ^^;)がここに顕現。

 以下、主要なネット写真へのリンクとその視点からの感想。興味ある方はリンク先を御覧下さい。

 球体を見上げる位置 この不安定な浮遊感はどこから来るのか。
 固定されない天井の石/意志なのかw。この邪教の神は天の采配の不安定さを予め人に冷たい神殿で伝えようとしてる様に見える。

 下からの光景 右と左の端からでは天井からの自然光によって異なる様相を提示する。このリンク先の写真では光の柱が天井から球体に落ちている様に見えるが、時間によってその反対側から球は影の空間に居る。その時の全体の光が絶妙でした。撮影禁止が残念でならない。3Dハンディカムでこの空間を立体的に撮りたかった(^^;)

 こちらは上から見下ろしたイメージ この写真が切り取った時間は素晴らしいですね。光の落ち方が絶妙。しまった、このように漆黒の球体に青空が落ちる絵も見られたんだ! この角度からは見忘れた(^^;)。

 地中美術館は4人のアーティストの作品を恒久展示しているということだけれど、そのうちの一人、ウォルター・デ・マリアってこの7月に亡くなったとのこと。
 素晴らしい空間をありがとうございました。黙祷。
 …直島の地で永遠に生きて下さい。

 あと他では、クロード・モネ「睡蓮」も良かった。
 靴を脱いで履き替えるスリッパとそれで踏みしめるダイス状の大理石モザイクの触覚を含めた展示空間デザイン。まるで蓮の葉の様な優しい、触覚の芸術。加えてチケットセンターまで戻る時の歩道の蓮の池との空間の共鳴。灼熱の瀬戸内に涼しい風が吹いて…。

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 上の写真が、クロード・モネ「睡蓮」を模した歩道横の景色。あの灼熱を忘れさせる絵画の魔力は凄い(^^;)。
 こういう景色が地中美術館手前の歩道脇に100mほど続いています。モネを観る前は、暑くて景色が全く眼に入ってなかったが、帰りに気づいたw。

 あと蛇足です。
 予約券とって2時間待たされ宗教服の人から時間も位置も制限される窮屈な鑑賞にジェームズ・タレルを観る時、不満が最高潮w、iPodで菊地成孔粋な夜電波#70キラー・スメルズをがんがんかけて観たのは僕です。
 なんとキラー・スメルズのラテンが、安藤建築に合ってたw!

 そして青の光を使ったタレル作品は、まるでアニメ(ヱヴァ?)のセットのような様相でした。

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 あと、今回、片道7時間半の青春18切符旅ゆえw、直島では時間がなく、ベネッセハウス ミュージアムしか行けなかったのだけど、ブルース・ナウマン「100生きて死ね」の置かれた安藤忠雄空間は凄かった。まるで未来世紀ブラジルw。
 掲載したのは、そのネットで見つけた写真。天井までの高い空間がギリアムしていました。御好きな方は是非(^^)!

◆関連リンク
ブルース・ナウマン「100生きて死ね」 - Google 検索

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2013.08.23

■感想 滞在型アートスペース「クマグスク - kumagusuku - 熊・楠・城」

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クマグスク - kumagusuku -

"小豆島坂手港からすぐの観音寺の宿坊を利用した、『滞在型アートスペース』を瀬戸内国際芸術祭2013の期間限定でオープン。遍路が人々の心と絆をつなげてきたように、お寺という場所で人と島を美術によってつなぐ壮大なプロジェクトが始動します。
期間 : 7/20〜11/4"

Yazu Yoshitaka website - 矢津吉隆

"■kumagusuku クマグスク
企画: 矢津吉隆(現代美術作家)、井上大輔(現代美術作家)
企画アドバイザー: 椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
出品作家: 土屋信子(現代美術作家)
後援: 小豆島町坂手地区自治会、小豆島町
共催: 坂手んごんごクラブ
空間構成 :dot architects(建築家)
デザイン: 原田祐馬(UMA design farm)
作庭デザイン: ZZZ(京都造形芸術大学ウルトラファクトリー/服部滋樹+原田祐馬)

協力: 観音寺、SCAI THE BATHHOUSE、京都造形芸術大学ウルトラファクトリー、 ビートたけし × ヤノベケンジ、Takuro Someya Contemporary Art、藤本寛、多田智美、 おかひろし、小鐵裕子

    ※「kumagusuku( クマグスク )」という名前は南方熊楠の “くまぐす” と沖縄の方言で城を表 す “グスク” を併せた造語です。そこには “熊” という動物的象徴と “楠” という植物的象徴、 “城” という人間的象徴がひとつになっています。熊楠のように宇宙的な視座からものごと を捉えることで「kumagusuku」が新たな人と美術の関係を築く “城” になれるようにという思いからそう名付けました"

20130816_1711tile_2 小豆島の宿は、滞在型アートスペース"クマグスク"というところに一泊。
 滞在型アートスペースとは何か。そのコンセプトは上の引用文を読んで頂くとして、何と言っても凄かったのは、美術作品の鑑賞形態。

 土屋信子"ace of heart vol.7"と名付けられた個展の会場は、なんと宿のシャワールーム!

 シャワーで汗を流しエアコンの効いた浴室で(裸で)美術鑑賞。
 プライベートビーチならぬ専用アートスペース!w。樹脂が融解したような造形品は時間の表現なんでしようか…。とても不思議で他では全く経験したことのない得難い体験だった。

 こんな体験を作り上げて頂いたスタッフの方々、特に主催の矢津吉隆さんに感謝です。
 小豆島坂手地区でヤノベケンジ作品を鑑賞するのにベストの宿、皆さんにもお薦めです。

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2013.08.21

■レポート 「瀬戸内国際芸術祭2013」小豆島坂手地区 ヤノベケンジ×ULTRA FACTORY×ビートたけし「ANGER from the Bottom」「ジャンボトらやん」「Star Anger」「小豆島縁起絵巻」

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瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島坂手地区

" ジャンボ・トらやん 作家:ヤノベケンジ
  場所:ジャンボフェリー「こんぴら2」「りつりん2」屋上デッキ!

 瀬戸内国際芸術祭2013のメインステージは小豆島・坂手港。 その坂手港と神戸を結ぶ小豆島ジャンボフェリーには、ヤノベケンジの代表作、トらやんが巨大な船長となって登場します。
 トらやんは、バーコード頭にちょび髭、ポーランド民謡を歌う世紀のトリックスター。 子供と大人の融合の象徴として作品へと取り入れたヤノベケンジ実父の腹話術人形が原型。巨大化、増殖しながら世界観を拡げていきます。

 ジャンボフェリーを「ノアの箱舟」に見立てて、失われた太陽を取り戻すため、神戸港から希望の島・小豆島を目指して、みんなで、ジャンボ・トらやん船長と一緒にさあ船出!"

 瀬戸内国際芸術祭2013、小豆島坂出会場に展示されているヤノベケンジ×京都造形芸術大 ULTRA FACTORYによる作品を観てきたので、写真レポート。

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 まずは冒頭とすぐ上の写真、神戸三ノ宮から小豆島へ向かうジャンボフェリーの屋上デッキで操舵する「ジャンボトらやん」船長の勇姿(^^)である。
 そしてオリーブの島 小豆島を目指す船長の前のデッキの壁には、ヤノベ氏の絵本「トらやんの大冒険」の各シーンが飾られている(太陽光が強烈に当たるため、原画ではなくコピーである)。デッキ自体が「トらやんの大冒険」空間として構成されており、陽光の中でヤノベファンには嬉しい空間。

 それにしても輝くばかりの光の中で、放射能防御服を着たトらやんの眼の真っ直ぐさがとても印象的。このトらやんの大きな顔を観ていると、腹話術人形の口から、あのポーランド民謡の歌とかダミ声が聴こえてこないのが逆に不自然な気がしてくる。
 フェリーのデッキで、トらやん船長が子ども達にあの声で何か語りかけて欲しいと思ったのは僕だけだろうか(^^;)。

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 次にヤノベケンジ×ULTRA FACTORY×ビートたけし「ANGER from the Bottom : アンガー・フロム・ザ・ボトム」。僕が行った8/12は残念ながら故障により、本来の動作はできていなかった。
 動き出して最初のところで口から水が出てしまい、一番立ったところでは少量の水しか残っていない為、ダイナミックな落水は観られなかった。

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 という状態だった為に、スタッフの方の計らいで格納時に途中で体が止められて、大撮影大会(^^)。通常、井戸の中に隠れるため充分な撮影時間は取れないが、しっかり3Dハンディカムとデシカメ(iPhoneですが)で撮影することができたので、ある意味ラッキー。(それにしても酷暑の中、ミストと扇風機だけでメンテ作業含め対応されているスタッフの方々の御苦労には頭が下がります。本当に御疲れ様です。皆さんのおかげでしっかり堪能させて頂きました) 展示は9:00〜17:00までの毎時00分に立ち上がる姿が実演されている。

 それにしても「ANGER from the Bottom」、こうして写真で観ると、なかなか怖い顔ですね。真夏のピーカンの青空に対して、光った様な赤い眼が鋭くこちらを睨んでくる。
 深い小豆島の緑の山から、何か強い想いを持った存在がそこに現れている感覚、怒りの表情がしっかりと観客に対して、強い印象を残している。
 イドの怪物の存在感は強烈なものであった。

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 続いて坂手港のフェリー乗り場に展示された「Star Anger : スター・アンガー」について。
 こちらは「ANGER from the Bottom」と異なり、常にその姿を港の広場に現している。約2分でミラーボールは回転し、ドラゴンの姿が360度で鑑賞できる。
 そして光の反射、空の様子によって、この造形は表情を大きく変える。
 特に夕方のマジックアワーの黄昏の光が、怒りのドラゴンの表情にマッチして、印象深かった。
 そして夜の光景。
 下から2つの照明で照らされたミラーボールは、港の広場を光の空間に変え、銀色の球体に取り憑いた龍の姿と合いまみれて幻想的な光景を作り出していた。
 怒りの赤い眼は、山の上の「ANGER from the Bottom」の眼と共鳴し、小豆島の空間を怒りのフィールドに変異させている(って感覚w)。1157488_578963975478985_1221813000_

 小豆島坂手港、フェリー乗り場の待合所/売店の建物の壁に描かれたULTRA FACTORY(の卒業生)絵師 岡村美紀さんのヤノベ作品壁画「小豆島縁起絵巻」。
 これも山と海の存在する両アンガーと共鳴し、怒りの表象がダイナミック!
 特に写真下段右、この"ANGER FROM THE BOTTOM"は、その造形作品よりもたくましく、そして凶暴で、まさに地底からの怒りの大怪獣の迫力である!
 絵にある様に、その口から吐く水が、坂手地区の山から海へ向けて怒濤の様に流れていたら、相当の迫力と現実の写実となっていただろう。
 この絵には実現不可能なコンセプトも含めて、ヤノベ作品の本来のイメージを表現していて、造形作品にも広がりを持たせていたと思う。

◆関連リンク
ANGER from the Bottom 2013 - YouTube
ヤノベケンジさん「瀬戸内芸術祭2013」小豆島会場 作品制作ドキュメント - Togetter
 このリンク先は、ヤノベケンジ氏らがツィッターでつぶやいた、設営風景のドキュメントをまとめたもの。特にヤノベ氏自ら撮られたたくさんの写真がとてもいいので、興味のある方は是非御覧下さい(^^)。
《小豆島縁起絵巻》 はじまりはじまりの巻 | 京都造形芸術大学ULTRA FACTORY

" ウルトラファクトリーは、来月3月20日(水・祝)にオープンする瀬戸内国際芸術祭2013に関わっています。 先日東京都現代美術館での公開が終了した、ビートたけし×ヤノベケンジ《ANGER from the Bottom》、そして昨年10月のNAMURA ART MEETINGにて展示された、ヤノベケンジ《THE STAR ANGER》。
 あともうひとつ(ふたつ?)、海にまつわる秘密兵器をファクトリーで制作中なのですが、その紹介はまた後日。 これらの作品は、すべて同じ場所で展示されます。瀬戸内海で、淡路島に続いて大きな島である小豆島。なかでも、神戸港からジャンボフェリーで約3時間の坂手港エリアです。 そんな坂手港で、フェリーを降りてすぐにご覧頂ける巨大壁画《小豆島縁起絵巻》の制作に立ち会ってきました。"

・小豆島に大移動! | 京都造形芸術大学ULTRA FACTORY.

" 突然ですが、この度、京都造形芸術大学ウルトラファクトリーは小豆島にお引っ越ししました。 といっても、ほんの5日間ばかりですが。
 《THE STAR ANGER》の傍らで巨大壁画《小豆島縁起絵巻》も制作の佳境を迎えています。 「希望の島」小豆島を舞台にした壮大な物語が描かれます。 滞在制作をしている絵師、岡村美紀さんは今や島のアイドル!"

『新装版 ヤノベケンジ作品集 YANOBE KENJI 1969-2005』

◆当Blog関連記事
ヤノベケンジ トらやん - Google 検索
ヤノベケンジ star anger - Google 検索
ビートたけし×ヤノベケンジ×ULTRA FACTORY「ANGER from the Bottom : 地底からの怒り」公開!

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2013.08.18

■レポート ヤノベケンジ「サン・チャイルド」「太陽の結婚式」@あいちトリエンナーレ2013

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ヤノベケンジ | あいちトリエンナーレ2013公式

"東日本大震災後、希望のモニュメントとして、防護服のヘルメットを脱いだ6mの子ども立像《サン・チャイルド》を発表し、太陽の塔の広場や第五福竜丸展示館、モスクワやイスラエルなどの世界規模で巡回を続けている"

 8/10に始まったあいちトリエンナーレ、まず愛知芸術文化センターで、ヤノベケンジ「サン・チャイルド」「太陽の結婚式」を観てきたので、ヤノベファンとしてまずは写真中心のレポート(^^)。
 冒頭の写真は、地下鉄栄駅から愛知芸術文化センターへの入り口である地下2Fエントランスに展示された「サン・チャイルド」No.2。
 2011.11/23生まれw、「大阪カンヴァス推進事業2011特別展示」で大阪府咲洲庁舎で初展示され、モスクワとイスラエルを巡り、つい先日まで大原美術館で展示されていた個体が愛知へやってきた。

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 現在、三体ある「サン・チャイルド」のNo.2は、その手に持つ「太陽」は、チェルノブイリの保育園に描かれていた太陽の絵がモチーフになったものという。

 このつぶらな眼が、ロシアとイスラエルで何を見てきたか、しばし立ち止まって、その眼を観ながら想像してしまう…。

 以前、「サン・チャイルド」No.1を大阪万博会場で観た時と比較して、今回は立ち位置のすぐ下まで近づけるため、ヘルメットの内部から覗いたサン・チャイルドの顔が新しい視点で、その写真も掲載してみました(^^;)。
 No.1の「太陽」は初公開が「太陽の塔」の広場だったこともあり岡本太郎の太陽がモチーフ。このNo.2はやはりロシアで展示される事が前提となってチェルノブイリの太陽がモチーフなのでしょう。

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 そして「太陽の結婚式」会場に展示された新作「ウルトラ・サン・チャイルド」。銀色に輝く造形は、結婚式のハレの空間を演出するとともに、もともとのヤノベケンジのコンセプト"立ち上がる人々"(3.11震災直後のメッセージ) に通じる希望の光の表象なのだろう。
 そして手に持つ太陽は、地下2階に展示された「サン・チャイルド」のNo.2と共鳴するチェルノブイリの保育園に描かれた太陽のモチーフ。
 立体化されて、光をよりデフォルメされたその形態が、シルバーのボディとの対比で、より鮮明に我々の眼を射ってくる。

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 次に掲載した写真は、「太陽の結婚式」会場に飾られた作品群の一部。
 左上より「ウルトラ・サン・チャイルド」「チャペル」、ステンドグラス「Sun Child」、「クイーン・マンマ」。
 いずれも結婚式のコンセプトから集結したヤノベ作品。
 これらは下で紹介する「太陽の神殿」と名付けられた熊本の結婚式場建造という壮大なコンセプトからイメージが切り出されたもので、いずれこの世に現出するであろうw、壮大な「サン・チャイルド島」のイメージの一部が先行して愛知に現れたと考えるべき作品群。
 ヤノベファンは「太陽の神殿」の立体模型と、今回の「太陽の結婚式」の展示から、その壮大なコンセプトを頭の中の海に浮かべて、その美術作品としての巨大さに目眩を感じるだろうw。

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 そんな空想の目眩とは別に(^^;)、あいちトリエンナーレのヤノベケンジ作品の中で僕の一番のお気に入りになったのは、「太陽の結婚式」の入り口に展示された「幻燈夜会 有隣荘」というラッキードラゴンが硝子玉を抱いた作品(新作ではないが初見)。
 ドラゴンが抱える浮ぶ球体映像の眩惑に見惚れた(^^)。
 球体に映るはヤノベ作品映像とこのために作られたと思しきアトムスーツトらやんのコマ撮りアニメ(多分!w)。
 手作りの儚い浮遊映像と泡の浮く球体の立体感、幻の様な光に引き込まれる吸引力(^^)。3D映像に最適でした(3D動画はいずれアップ予定(^^;))。

13horz そしてこれが「太陽の神殿」プロジェクトの立体模型。
 詳細は以前の記事(レポート 愛知トリエンナーレスクール ヤノベケンジ「サン・チャイルドの誕生、そして結婚式」「太陽の結婚式」「太陽の神殿 《サンチャイルド島》」)を参考にして頂くとして、海の中に浮かぶモン・サンミッシェルの様な城とその地下への通路、そして地下のヤノベ作品群の巨大さに、模型を観てため息。
 今回、観客が一番写真を撮っていたのが、この模型の様に僕には見えたのだけれど、何故かネットに上がっている写真は少ない。
 ヤノベファンはともかくw、一般の観客にどうこのコンセプトがアピールしたか、興味深いところである。

 さて、続いて話は少しマニアックになって、会場で撮ってきた作品の立体映像についての感想w。

 3Dハンディカムで撮ってきたヤノベケンジ作品を、自分ちのプロジェクターで映して立体感を確認してみたのだけれど、大げさでなく凄まじい臨場感!(^^)。
 特にカメラを肉薄して撮った「太陽の神殿」ミニチュアと「幻燈夜会」のドラゴンと硝子球。そこに美術造形物が存在し触覚を錯覚するほどの臨場感w!

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 ある距離内にカメラを近づけ撮ると、投影空間にほぼ肉眼で見たのと同じ美術造形が立ち現れる。美術館関係者は20万円程度の予算を捻出し3Dハンディカム HDR-TD10と3D HDプロジェクタを揃え立体造形品を撮って100インチ程度のスクリーン投影を試してみて欲しい。彫刻等のアーカイブの革命になるはずw。

 と、大げさな物言いになったが、ハイビジョン3D映像の臨場感は肉眼で見てきた物の記憶を視覚的に100%近く再現出来ていると思う。
 現在、通常の3D映画は奥行き表現にシフトしているが、造形物をそこに存在として立ち上がらせるには飛び出し感が必須。
 美術館では、当然の規制で触れなかった物に、触る寸前までを体感できる映像の臨場感w。

 今、そこに飛び出して在る感覚は触覚を誘発する。
 立体映像を観てスクリーンから手前へ飛び出た物に対して子供が手を伸ばすアレ(^^)。3Dハイビジョンのそこにある艶かしさは、美術作品の輪郭をたどって触覚を確認する誘惑を持つw。

 「太陽の神殿」ミニチュアにレンズがズーミングして入る時、その空間への没入感は並でない。モン・サンミッシェルを模した城の地下へ伸びる割れた海の道を3Dでクローズアップしていくと、まるでその内部に潜入し、サン・チャイルド像を見上げているような感覚に陥る。
 確かに僕は、そこにある「ULTRA 黒い太陽」に僕は確かに触ったのだw。(この項、かなり電波が入っています(^^;))。

 電波ついでに主題からそれて妄想を進めるとw…。
 「触覚の芸術」を唱え、その解析を通して新しいシュールレアリスムの可能性を模索するプラハの作家 ヤン・シュヴァンクマイエル。彼に3Dハンディカムのこの臨場感を新しいオモチャとして渡したい(^^)。
 触覚を誘発し触れることを促す艶かしい映像で彼のシュール空間がどう歪むのか。造形への没入を観客にどう人形アニメ作家が提示するのか、物凄く興味深い。

Dsc00431tile 閑話休題。最後に「太陽の結婚式」での本物の結婚式について。
 8/10の一般公開初日に、ヤノベ氏の知人である増井辰一郎さん(ULTRA FACTORY御出身)と金澤韻さんとの結婚式がとりおこなわれた。

 あいちトリエンナーレのテーマ「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか: 場所、記憶、そして復活」。ヤノベケンジ「太陽の結婚式」で結婚された御二人&所縁の方々の幸せそうな御顔と、他作品の震災の刻印の対比が印象的だった。

 この「太陽の結婚式」と本物の結婚式のセットで、はじめて今回のヤノベ氏の作品が完成すると思うのだけれど、感想がまだちゃんと整理出来ない…。

 ストレートで幸せそうな結婚式はとても良かったのだけれど、臍曲がりな僕は新郎新婦がアトムスーツを着て入場、ウルトラ・サン・チャイルドの前でヘルメットを脱ぐような演出でも良かったのでないかとか邪念を想起している。

 例えば、入場音楽はガイガーカウンタの放射線検知音。腹話術のトらやん人形を持った神父姿のヤノベさんのお父さんが祝福するとガリガリという音が消え…ヘルメットを脱ぎ指輪を新婦の指にはめる為、防御手袋を外す二人…。

 これじゃ一般の方は申し込みませんねw。
 今回のヤノベ作品関係者の新郎新婦でもそのような奇をてらった様な結婚式は一生のものとして望まれることはないだろう。
 明日への復活をテーマにした今回の芸術祭では、この結婚式の形態がベストであったのかもしれない。ただ、ヤノベファンであり奇想アートのファンとしての僕は、結婚式の片隅に親族でも知人でもないのに参加して、ひとつの芸術作品として拝見させて頂きながらそんな妄想とも言えない何かを思っていたことだけ記しておきたいと思う。

Img_8002horz 最後に、会場に置かれていたビートたけしの新作 "ステンドグラスの為の版画「マリア」" の元絵と「太陽の結婚式」チャペルに飾られたステンドグラスを比較して掲載。
 結婚の神聖な場に飾られることは知っていながらの、ビートたけしのこの猥雑感はさすがだ(^^;)。黒いマリアと蟹は何を意味するのか!??
 これを見て「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」風と思ったのは僕だけだろうか(^^)?

◆関連リンク
ヤノベケンジ「太陽の結婚式」@あいちトリエンナーレ2013 - Togetter
 皆さんのtwitterでのつぶやきと写真を集めて紹介させて頂いてます。
 多視点での「太陽の結婚式」をこちらでご鑑賞下さい。
Interview: ヤノベケンジ、ステンドグラス「Sun Child」|イズムコンシェルジュ
 チャペルに飾られたヤノベ氏のステンドグラスに関するインタビュー。

・当Blog過去記事
 レポート 愛知トリエンナーレスクール ヤノベケンジ「サン・チャイルドの誕生、そして結婚式」「太陽の結婚式」「太陽の神殿 《サンチャイルド島》」
 写真レポート「ヤノベケンジ展 ようこそ! サン・チャイルド! 」@あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルショップ

 その他ヤノベケンジ関連記事 - Google 検索

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2013.08.09

■情報 加藤泉×毛髪花学研究所×リンデン「シャンプー&コンディショナー」Izumi Kato Shampoo

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加藤泉 シャンプー&コンディショナー - Izumi Kato Shampoo

"一点一点色が違い、ペイントも加藤泉が手掛けました。 100セット限定のエディションナンバー入り。 それぞれ桐の化粧箱に封入。秘密箱の様なギミックで、硝子窓がスライドします。"

 なんとあの加藤泉氏造形のケースによるシャンプー&リンスが発売される!

 あの土俗的な彫像を、以前加藤作品のソフビを制作したリンデンさんが再度、トライ。そして今回は、その内蔵物は毛髪花学研究所によるシャンプー。

 このシャンプーを使うと、加藤泉作品からプリミティブな生命力に溢れたパワーが頭髪に与えられ…ということはないのだろうかw。
 少なくとも毎日こんなシャンプーが使えたら、豊かな発想が沸いてきそうで、入手したいものです(^^;)。

◆関連リンク
IZUMI KATO - 加藤泉 公式HP。ギャラリーが素晴らしい。
『加藤泉作品集 絵と彫刻』

 ・当Blog 加藤泉 関連記事 検索

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2013.08.07

■情報 「Monsters & Misfits III 怪物と不適応者たち」(飛騨高山 留之助商店 本店とサーカス・ポスタラス・スタジオ提供)プロモーション開始!

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Monsters & Misfits III、プロモーション開始記念 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ

" Circus Posterusのアーティストを招き、飛騨高山の国指定重要文化財日下部民芸館を会場に開催する恒例のMonsters & Misfits展も年々スケールアップしながら今年で3回目を迎える。
 期間は9月13日〜9月26日の2週間。
 前回来日のメンバー、Brandt Peters(ブラント・ピータース)、Kathie Olivas(キャシー・オリヴァス)、Chris Ryniak(クリス・ライニャック)、Amanda Louise Spayd(アマンダ・ルイーズ・スペード)に加え、Doktor A(ドクター・A)とAndrew Bell(アンドリュー・ベル)が大作をたずさえ初来高し、さらにCarisa Swenson(カリーサ・スウェンソン)、Ragnar(ラグナー)、Stan Manoukian(スタン・マヌキアン)らがオリジナル作品を提供、会場も前回の1.5倍以上に拡張される。"

 中子真治さんの飛騨高山 留之助商店 本店とサーカス・ポスタラス・スタジオ提供 "Monsters & Misfits III" 怪物と不適応者たちIII展の開催が、ついに発表されました!

 昨年まで春に開催されていた本展、今年は夏以降の開催と、以前書かれていたので、発表を待ち望んでいました。
 そして会場を1.5倍以上、作家数9名〜と規模拡大。

 今までの二回は、会場の日下部民藝館の2/3ほどを使った展示だったので、今回は、あの建物の和室全てを使った展示になるのでしょう。
 日本の古民家に並べられたアメリカのオブジェたちの奇想空間に、今年もワクワクします!

◆関連リンク
怪物と不適応者たち 3 : 飛騨高山 留之助商店 店主のブログ
 こちらに最新の作品情報。
・Art Event Calendar: MONSTERS & MISFITS III (TAKAYAMA, JAPAN) | Circus Posterus

"September 13, 2013
Kusakabe Folk Museum 1-52 Ojinmachi, Takayama, Gifu Prefecture 506-0851, Japan

This years, much larger Monsters and Misfits III group exhibition will be taking place in the Fall rather than the Spring (so check your calendars). Our line-up will be made up of both past original M&M artists and contributors as well as some new faces… Stay tuned for more info! SPONSORS: Kusakabe Folk Museum, Tomenosuke-syoten, Circus Posterus Studios and Tomenosuke+CP Toys"

サーカス・ポスタラス・スタジオ:Circus Posterus Studio公式HP
 サーカス・ポスタラス・スタジオのHPにも、上の様な告知が出ていました。
Twitter / 検索 - #MMIII
 アーティストとサーカス・ポスタラス・スタジオのツィートで、出展作品の制作風景がいくつか写真公開されています。ハッシュタグは「#MMIII」にてリンク先で検索できます。ノイズもありますが、御楽しみ下さい(^^)。

・当Blog記事 過去2回の感想と動画は以下です。
 ■感想と写真 "Monsters and Misfits" Japan Exhibition
 ■感想と写真『Monsters and Misfits II : モンスターズ・アンド・ミスフィッツ2 怪物と不適応者たち II 展』Japan Exhibition

 ■動画 "Monsters and Misfits展"
 ■3D動画 『Monsters and Misfits II : モンスターズ・アンド・ミスフィッツ2 怪物と不適応者たち II 展』 Japan Exhibition 3D movie
 その他関連
 "Monsters and Misfits" Japan Exhibition - BP UFIL - Picasa Web Albums
 参考まで。2011年の第一回の写真
 Monsters & Misfits site:bp.cocolog-nifty.com - Google 検索

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2013.08.05

■情報 『鳥の王~Král o ptácích~』刊行記念 マンタム“ジオラマ”展+サイン会

Photo

『鳥の王』刊行記念 マンタム“ジオラマ”展+サイン会 (TACO ché 公式HP)

"8月3日(土)12:00~8月21日(水)20:00
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3Fタコシェ
現代の錬金術師の異名を取るオブジェ作家、美術作家として活動するマンタムさんの初の
アートブック『鳥の王』を記念して、ジオラマをテーマにした展示とサイン会を行ないます。

17日(土)15:00からはサイン会をいたします。タコシェでお求めいただいた『鳥の王』についている銅のプレートにその場でマンタムさんがお客様のイニシャルを刻みます。(すでに同書のお求めの方も参加いただけます)"

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マンタムさんのFacebookページより

"現時点で アンモナイトや水晶 レンズ 実験用鏡 医療器具 壊れたカメラ 羚羊の足 眼底検査機 のほか 契約の指輪 スチームパンクの為の水晶を固着させたバングル 鳥の王プレート 等の錬金術師の為の装飾品もタコシェ入り口横のフェアコーナーに並んでいます。

画像は今回のブックフェアの為に作り始め昨日上野骨董市テントで漸くカタチになった 「時間の為のdiorama」

このdioramaは時間のdioramaなのです。

解体され機械が剥き出しになった時計は本来在るべき風景の中に固着され時を刻む事でのみその存在を意味在るものに出来るのです。

時間は人間が作り出した観念そのものであり 本来ある世界 そこにある生態系や自然にとってなんの価値も意味もありません。

時間は作り出した人間以外には全く無意味な観念であるが人類が此処迄の文明を作り得たのもその時間と言う概念によるものなのです。

時間と言うものが内包する観念は他の全ての生命には理解する事も叶いませんが人類はその為に時計と言う機械迄をも作り上げますがこの時計と言う機械程時間と言う観念を此れ程明確にするものはありません。

つまりこのdioramaは人に依る時間という観念を現出させるためのdioramaなのです。

時計が止まった瞬間それは只のオブジェとなりますが一度振り子が触れ始めるとこれは時間と言うものを広げた傘のような肋骨に内包する観念の為のdioramaとなるのです。"

 長文になりましたが、マンタムさんの作品に込めたコンセプトが素晴らしいため、全文引用させて頂きました。

 "時間のdiorama"の文章、痺れます!
 人にとっての時計が廃墟的に描かれる、その外側にある生態系や自然の"時間のない"世界の静かな豊潤を想起させる素晴らしい奥行きのある世界…。

 半村良『妖星伝』で「時間は物質の変化だ」と刷り込まれているw僕は、このマンタムさんの作品写真を拝見しながら、そういう意味でオブジェは、時間を表現するのに最適なメディアかもしれない、なーんて事をつらつら考えていました。

 腐食やその後の骸骨を素材に作られるマンタムさんの作品は、確かに常に時間テーマが付随してるものなのですね。

 シュールレアリスムとは異なる、マンタムさんの物語のあるオブジェ。
 小説世界とオブジェ写真でその一端を垣間観れる『鳥の王』を未読の方は、この機会に是非!

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Mantam マンタム 鳥の王 聖遺物による防我面 | A STORY TOKYO

"このゴーグルはかつて鳥の王と一緒に人を滅ぼすきっかけとなった攻撃に参加した478羽のうちの一羽の頭骨である。 その鳥の気管を通じて空気を浄化し生き延びようとしたその時点での有力者の依頼で錬金術師が作った防毒面である"

 緑に光るゴーグルがカッコいい(^^)!
 "Mantam マンタム「鳥の王 聖遺物による防我面」"
 A STORYオンラインショップで予約受付されている「鳥の王」の世界を描いたオブジェが素晴らしい。

◆関連リンク
マンタム作品本「鳥の王 - Král o ptácích」 限定1500部 A STORY購入特典付き 晶文社|A STORY TOKYO

"A STORY TOKYO 購入特典 ポストカードセット 付き"

 こちらから購入されると、ポストカードが付いているという事ですので、お薦めです。

・当Blog記事
 ■感想 マンタム『鳥の王 ー Král o ptácích』& ■情報 「錬金術的世界の為のマテリアル」@三省堂書店神保町本店

続きを読む "■情報 『鳥の王~Král o ptácích~』刊行記念 マンタム“ジオラマ”展+サイン会"

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2013.08.02

■情報 杉瀬陽子「太陽の子」 茨木芸術中心「ようこそ!サン・チャイルド」プロジェクト 公式テーマソング

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TaiyonokoToriatsukai - 茨木芸術中心 -Ibaraki Art Centre-

"この、杉瀬陽子が歌う「太陽の子」という楽曲は、大阪・茨木市に恒久設置された彫刻作品「サン・チャイルド」の設置にあわせて、テーマソングとして作詞・作曲されました。

2012年3月11日に、サン・チャイルド設置除幕式イベントにおいて、初めて発表されました。

「ようこそ!サン・チャイルド」プロジェクト
公式テーマソング/太陽の子

作詞・作曲:杉瀬陽子

01. 太陽の子
02. 太陽の子(radio edit)
03. 太陽の子(demo version)
杉瀬陽子ウェブサイト http://www.sugiseyoko.com"

 昨日記したあいちトリエンナーレ公式ショップ(名古屋三越)で購入したCDの紹介です。

 ヤノベケンジ「サン・チャイルド」に無くてならないと言っていいと思うくらい、この立体造形作品にぴったりの曲。トリエンナーレ公式ショップの「ヤノベケンジ展」でも流れていたけれど、この曲がかかるとサン・チャイルドの居る空間がふわっと何か暖かいものに包まれた様な安心感に満たされるのがとても印象的だった。

 核の被災地に染み渡るような楽曲にしばし聴き入ってしまいます。
 冒頭のリンク先で一部視聴できるので、サンちゃんファンの方は是非。

 このCD、販売は限定された場所だけらしいので、今回のあいちトリエンナーレのショップでの販売は貴重な機会です。

◆関連リンク
杉瀬陽子『音画』

"奈良県出身、大阪在住。
クラシック、ロック、ポップス、ソウル、ジャズ等、 様々なジャンルのバンド活動を経て、現在ピアノ、ギターの弾き語りで関西を中心に活動中。 観る者を瞬間的に惹き付ける、独特の世界観に注目が集まっている"

杉瀬陽子『遠雷』

"2013年9/20発売予定
関西在住のシンガー・ソングライター杉瀬陽子が、ベースの伊賀航(細野晴臣、星野源)、ドラムの北山ゆう子(流線型、曽我部恵一)、Hicksvilleの 中森泰弘、ウナドスら、豪華メンバーを迎えて録音したアルバム。音源化が待たれていた「クジャク」、ライヴで人気の「遠雷」のほか、奇妙礼太郎がヴォーカ ルで参加した「ゆうげ うたげ」"

杉瀬 陽子 - YouTube こちらで幾つかのライブが聴けます。

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