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2013年1月13日 - 2013年1月19日

2013.01.18

■感想 スタジオ・ザルツウェルツ編「「永遠に輝け」番外編 「金田伊功氏作画集・1」」

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COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 永遠に輝け番外編「金田伊功氏作画集・1」

"【作家】金田伊功 【発行日】2012/12/29
【サイズ】B5判 1050円 13.1/18現在 購入可

 ブライガーOPや劇場999、劇場ヤマト等の原画など、今はなき天才アニメーター・金田伊功氏の原画資料を満載した作画本です。"

 shamonさんに、コミケで購入頂き、送ってもらった同人誌の紹介。
 通販で上記サイトに取扱いがあり、一時在庫切れだったのが、現在、購入可能となっています。

 全46ページ。原画107枚。内容は以下の通り。
(1)『銀河旋風ブライガー』5ページ O.P.原画 30枚。
 あのオープニングの原画。主人公たちがジャンプして奥へ並ぶところの原画は、その筆致もダイナミックで、鉛筆のタッチに宿る金田氏の動きの息吹が伝わってきます(^^)。この作画集で最高の原画と言えます。上に引用した裏表紙、左上と中程右の絵のタッチを見て下さい。
(2)『銀河鉄道999 劇場版』1ページ 原画 3枚。
(3)『さよなら銀河鉄道999 劇場版』5ページ 原画 24枚。
 メーテル、黒騎士、ハーロック、鳥さんのシーン。いずれも体の向きを左右に斜に構え、手前と奥行き側で手を独特の位置に見せて、立体感と次への動きを連想させる絵。これも真骨頂ですね。
(4)『劇場版サイボーグ009超銀河伝説 』3ページ 原画 8枚。レイアウト2枚。
 これはあまり映像の記憶がないのですがw、ジョーの上半身を描いた絵。テレビ版のあのO.P.の009を思い出させる金田氏らしい細身の体つきが特徴ですね。
(5)『さらば宇宙戦艦ヤマト』6ページ 原画 27枚。
(6)『ヤマトよ永遠に』1ページ 原画 9枚。
(7)『ヤマトⅢ』1ページ 原画 6枚。
 ズォーダー大帝、古代、コスモタイガー、雷撃機と太めのヤマト。裏表紙右下のコスモタイガーのパースがいいです。パースについては以前書いた記事(金田伊功 の 作画解析-3 3D空間をいかに原画に取込むか)の左右の眼の視差を取り込んだ様な絵に僕には観えてしまいますが…。
(8)『魔女の宅急便』4ページ 原画 21枚。修正原画 2枚。
 地図を見ながら帚で飛んでいるキキの上半身。溌剌とした表情が良いですが、顔が似てなくてかなり修正が入っているのが、比較図でよくわかります。
(9)『プラレス三四郎』14ページ 原画 49枚。修正原画 14枚。
 ここは一番ヴォリュームがある。躍動的なキャラの絵が多数。女性キャラの眼はまさに金田タッチの透明感のある絵。修正でまつ毛の長い少女漫画タッチに修正がなされていますw。

 ほとんどが続きの原画を何枚か、連続して並べているので、どのような動きが設計されているか、鉛筆のタッチを含めて、描かれた時の金田伊功氏の筆致を想像しながら、稀有なアニメーターの仕事を伺い知る事が出来る貴重な作品集になっている。今後もこうした取り組みが続けられる事を祈って止みません。

◆idly(アイドリー)1982.10月発行 『THE ANIMATOR 1 金田伊功特集号』

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 こちらは1982年に同じく同人誌として出された金田伊功研究本。
 全142ページに評論、資料(作品リスト)、映像キャプチャされた写真と原画が収録されている。原画は約80ページと多数収録されているため、金田原画を知る上では貴重な一冊。
 いずれこの本の原画と、今回、上で取り上げた作品集の原画から、金田原画の3D的なキャラクタやメカのレイアウトについて述べてみたいが、今日のところは、紹介記事とさせて頂く。

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2013.01.16

■感想 石井岳龍監督『ネオ・ウルトラQ』第一話「クオ・ヴァディス」

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円谷プロ×WOWOW共同プロジェクト「ネオ・ウルトラQ」

"第1話 「クオ・ヴァディス」
監督:石井岳龍 脚本:いながききよたか
出演:田辺誠一(南風原仁) 高梨臨(渡良瀬絵美子) 尾上寛之(白山正平)  / 島田雅彦(屋島教授)"

 冒頭、不思議な老人と森の木々、太陽黒点とプロミネンスの映像。無駄のないワクワクする見事な異界の開幕である。

 心理カウンセラーの主人公 南風原仁が劇中で語る言葉。

"「怪獣は宇宙の謎の力そのものです。ただ、人間の心の怪獣は…。人間の心がわからないのに、怪獣の研究をするなんて、おこがましい」"

 この言葉に象徴される様に、物語はただ街中をある目的で歩き続ける怪獣を巡り、人間の凶暴化した姿を描いていく。怪獣の当たり前に存在する世界での、暴れない怪獣と、カルト/怨恨によるヒトの狂気の描写。怪獣の志向は不明のまま、物語は閉じていく。
 怪獣を異質なものとして描いた静かな怪獣映画のスタートである。

 石井岳龍監督は怪獣 爾流王仁恵(ニルワニエ)の眼を着ぐるみをくり貫いた穴から、ほぼヒトの眼の様に見せていた。これは明らかに『ウルトラQ』と異なるアプローチ。体は異形なのに脳に直結した眼はヒト。
 そして上で引用した南風原の言葉が余韻を残す。
 全13話のシナリオにいながききよたか氏がクレジットされている。各話単発のストーリーのようだけれど、全体としても骨格になる物語がある様に感じられ、今後の展開が楽しみである。

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 Facebookで感想を書いたら、石井監督ご自身から以下のコメントをいただいた。

"私の担当は四話や八話の方がより楽しめると思います。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。"

第四話「パンドラの穴」 第八話「思い出は惑星(ほし)を越えて」

"南風原のかつての研究者仲間、黒木が落ちた穴の中で見つけた蓋。どうやら人の心の中に潜む悪意や欲望を閉じ込めているらしい。黒木はマーラーと名乗る異形の怪物に蓋を開けるように迫られ……。"

 まだ第四話のストーリーしか公式HPに紹介されていないが、テーマは第一話からストレートに繋がる予感。

◆関連リンク
Twitter / ishii_gakuryu: 石井岳龍監督

"ワシは円谷英二師を深く尊敬している。匠の技術はもちろんだが、師の映像には霊感と魔力があった。ジミ・ヘンドリクスのフィードバックやセロニアス・モンクのリズムにも似て?「失われた永遠」へ入れる陶酔があった。ワシは特撮は素人だが優秀なプロに補ってもらい今回は総力戦に懸けた。恥じぬように"

cogitoworks.blog 201209(制作プロダクションの)

"今年のキーワード、「子供にトラウマを」は着々とカタチになっております。さあ、今日も始まります‼"

!!!!!!! ISHII SOGO-GAKURYU.COM !!!!!!!(石井岳龍監督公式)
「ネオ・ウルトラQ」の情報解禁 : 「金城哲夫研究会」公式ブログ 
映画『生きてるものはいないのか』公式サイト|石井岳龍監督約10年ぶりの待望の劇場用長編新作
 12年に公開された石井監督の作品。公式サイトの予告篇が物凄く興味深い!
石井岳龍監督『生きてるものはいないのか [DVD]』

"病院に併設された大学キャンパスを舞台に、いつもと変わらない日常を送っていた三角関係に悩む学生と喫茶店員、 再会を果たした兄妹、アイドル大学生ら18人の登場人物が、ある女子大生が倒れたことをきっかけに次々と原因不明の“最期"に伝染していく様子を描く不条理劇。"

生きてるものはいないのか - Wikipedia.

"『生きてるものはいないのか』は、前田司郎の戯曲。2007年、京都芸術センターにて前田自身の演出で初演。翌年第52回岸田國 士戯曲賞を受賞している。2012年に石井岳龍監督で映画化された。 (略)
 岸田賞の選評では「『死』ではなく『死に方』に関する見事な不条理演劇」(鴻上尚史)「ベケットの言語からも、別役実の言語からも逃れえた不条理劇」(宮 沢章夫)と評された。"

・そして最新作『シャニダールの花』(公式Blog)

" 極めて少数の女性の皮膚に、謎の植物の芽が現れ、見たこともない美しい花が咲く。物語の舞台は、その花の成分をもとに新薬開発を進める製薬会社の研究室 で、主人公は研究員・大瀧(綾野)と、新人スタッフの響子(黒木)。研究を続けるうちに見えた真実、そして花の提供者が次々に身体に異常をきたすも、ひた隠しにする所長の真意が描かれる。"

 ここにも異界が…。

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2013.01.14

■情報 園子温監督 初期作品上映「ソノフェス」@名古屋シネマテーク

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Nagoya Cinematheque Monthly

"『希望の国』
2013.1/19(土) ~1/24(木)
12:40 18:10
1/25(金) 12:40
1/26(土) ~2/1(金)10:30

「ソノフェス」
1/19(土) 20:35 「ラブソング」(9分)&「俺は園子温だ」(30分)(PFF入選)&「愛」(31分)
1/20(日) 20:35 『男の花道』(101分) PFFスカラシップ獲得
1/21(月) 20:35 『自転車吐息』(93分)
1/22(火) 20:35 『決戦!女子寮対男子寮』(90分)
1/23(水) 20:35 『部屋』(92分)
1/24(木) 20:35 「風」(27分)&『桂子ですけど』(61分)"

 『希望の国』の名古屋での再映と、園監督の処女作「ラブソング」からの初期作品上映。そしてtwitterで「ソノフェス」について呟いたら、シネマテークの永谷直之さんから下記のコメントを頂いた。それによると、なんと今回オリジナルの8mmフィルムでの上映も予定されているという!

Twitter / naga_nao:永吉直之さん(名古屋シネマテーク)

"極端に状態悪い場合はデジタル上映になります。 RT @butfilp: 凄い!8mmでの上映なんですね! RT @naga_nao オリジナルの貴重な8ミリフイルムでの上映もあり、スタッフも緊張してます。"

 未だ観ぬ自主映画を含む初期作品群、特にフィルム上映というのにひかれる。
 中でも噂のみ昔から聞きつつも観る機会のなかった『自転車吐息』が是非とも観てみたいのであるが、残念ながら平日(^^;)。残念でならない…。
※注.引用した写真は、昨年の「園フェス」のものです。

◆関連リンク
園子温監督『園子温 監督初期作品集 DVD-BOX(SION SONO EARLY WORKS: BEFORE SUICIDE)』
 これ、本当に欲しくなってきた(^^;)。

"【収録作品】
■日本語字幕付き ●音声再編集&アフレコ処理作品
『LOVE SONG』★ (1984年、9分)
『俺は園子温だ!!』■ (1985年、36分) ※ぴあフィルムフェスティバル入選
『愛』★■●(1986年、31分)
『男の花道』★■● (1986年、101分) ※ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞
第一部「丸ごと一匹野郎」
第二部「斜線」
『決戦!女子寮対男子寮』★■● (1988年、102分)
『自転車吐息』(1990年、94分)
『部屋』(1993年、91分) ※サンダンス映画祭審査員特別賞受賞
『BAD FILM』★■ (1995年、161分)

[特典映像]
東京ガガガ記録映像(約33分)
『BAD FILM』フォトギャラリー(静止画)
『桂子ですけど』(1997年、61分)
『風』★ (1998年、27分)
『0cm4』★ (1999年、21分)

[特典映像]
『桂子ですけど』予告編(約2分)
『うつしみ』(1999年、108分)
『父の日』★(2001年、13分)

[特典映像]
「グレイトリッチーズMV 遠い夜空を~ディープ・イントゥ・ザ・デイ・ドリーム/余裕がない~ジャスト・シング・ブルース!」★(ミュージックビデオ、約5分)
「ヴァギナ&ヴァージン」★(約8分)"

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