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2014年6月8日 - 2014年6月14日

2014.06.11

■動画 ヴィヴィアン・キューブリック「メイキング・オブ・シャイニング」The Making of THE SHINING


The Making of THE SHINING paget76
(【貴重画像】ヴェールに包まれた「父・キューブリックとの生活」27年間の写真を、愛娘・ヴィヴィアンが公開 | DDN JAPAN経由)

"当時17歳のヴィヴィアンに、キューブリックが撮影を許可したBBCのドキュメンタリー「The Making of THE SHINING」"

 キューブリックの愛娘ヴィヴィアンによって撮られた35分のメイキング映像が上の動画。
 あの斧でドアを破る狂気のシーンを撮る日のジャック・ニコルソンを撮影前から、撮影時まで追いかけた映像からはじまっている。
 そしてキューブリックの撮影現場の光景。ニコルソンの眼の前の床に寝転んで下からのショットの画角を決めるキューブリックとか、雪の迷路のシーンでステディカムカメラの後ろを付いて走って演出するキューブリック…。スタイリッシュな映像からは想像できない泥臭い舞台裏も自身の愛娘だから撮らせたのだろうか。割と無防備なキューブリックが観られますw。

 あとリンク先DDN JAPANさんが紹介されているスチル写真も貴重。2001年のお猿とヴィヴィアンのツーショットとか、『時計仕掛けのオレンジ』のセットに横たわるヴィヴィアンとか。こちらもお薦めです。

◆関連リンク
Vivian Kubrick (ViKu1111) Twitter
Vivian Kubrick - Wikipedia, the free encyclopedia
 そうか、この娘さん、フロイト博士の娘役で『2001年』にも出てるんだ!

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2014.06.09

■感想 源孝志 脚本・監督「バルテュスと彼女たちの関係」 @NHK BSプレミアム

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バルテュスと彼女たちの関係 - NHK

" 20世紀最後の巨匠、天才画家バルテュス(1908-2001)の人生と美学を「男と女の物語」としてドラマティックに描く異色の美術エンターテインメント番組。俳優・豊川悦司が、“Cadre(額縁)”という名のパリ在住の美術調査員に扮して、バルテュスがモデルとして描いてきた女たちについて調べる旅に出る。
 若き日に暮らしたパリのアパート。少女と隠棲したフランス中部・田園の城館。絵を遠ざけルネサンス期の建築修復に打ち込んだローマのヴィラ・メディチ。ついの棲み家となったスイスの山荘。それぞれの場所で出会うバルテュスの痕跡を前にして、Cadreはどんどんバルテュスの人間くささを嗅ぎ、次第に肉付を帯びていく巨匠の人間的魅力に惹かれてゆく。
 事実を追いつつも、フィクションの形を借りて、ミステリータッチで進む巨匠バルテュスをめぐる調査。Cadreが垣間みるバルテュスと女たちの愛の生活。それが画家をどうインスパイヤーし、作品が生まれて来たのか?
 賞賛と非難、誤解に満ちた20世紀最後の巨匠の魅力をリアルに浮かび上がらせ、絵を見る喜びを直観的に体感する、新しい美術番組。"

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 源孝志 脚本・監督「バルテュスと彼女たちの関係」録画観。監督は映画『東京タワー』『大停電の夜に』を撮った源氏。物語も凝っていたし何より映像が素晴らしかった。

 バルテュスと「少女」たちの物語。
 フランスとローマとスイスの光景が見事に切り取られ、バルテュスの作品となった少女とヨーロッパの古い館の光と影が素晴らしい色合いでハイビジョン映像として再現されている。
 「アートファンタジー」という安っぽい冠を付けられた番組ですが、バルテュスの核心を、映像と「彼女たち」の肉声で語った得難い貴重なドキュメントになっていたのではないか、、、とバルテュス初心者の私が語っても意味ないですが、、、(^^;)。

 上の画像は豊川悦司を前面に出しているのだけれど、本篇はバルテュスを巡る女性、アントワネット・ド・ワットヴィル、テレーズ・ブランシャール、フレデリック・ティゾン、出田節子、アンナ・ワーリーを中心に描いている。

 そしてもう一つの主役が欧州の建造物。バルティスのアトリエであったフランス中部・シャシー村の城館、そしてローマのヴィラ・. メディチのバルティスによる芸術的な修復、終りのアトリエとなったスイスのグラン・シャレ。
 とりわけ義理の姪フレデリック・ティゾンと生活をともにして絵画を量産したシャシー村の城館が素晴らしかった。以下の関連リンクの情報によると、この城館の取材は世界初とのことで、アトリエの光景が観られたのはまさに貴重な映像(ネットで画像がないかと思ってフランス語で検索してみたのだけれど、残念ながら画像が出てこない)。

◆関連リンク
BSコラム:「バルテュスと彼女たちの関係」by 倉森京子

"中でも注目いただきたいのが、バルテュスが40代後半にアトリエを構えたフランス中部・シャシー村の城館です。ここに暮らした時期は、バルテュスの画家としての絶頂期。画面全体が淡い光を放っているような静謐(せいひつ)で穏やかな作品は、あらゆる種類の光が差し込む田園の館で生まれたのです。今回、この重要な館の撮影が、世界で初めて許されました。"

・「神聖なエロス描いた」 バルテュスの妻節子さんに聞く:朝日新聞デジタル.

"〈節子・クロソフスカ・ド・ローラ〉 東京生まれ。1962年、上智大の学生時代にバルテュスと京都・智積院で出会う。バルテュスはパリで開催する古美術展の出品物を選ぶために、京都を訪れていた。バルテュス54歳、節子さん20歳だった。"

 節子さんがバルテュスを語る動画あり。

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