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2014年10月26日 - 2014年11月1日

2014.10.29

■感想 ラース・フォン・トリアー『ニンフォマニアック vol.1』"Nymph()maniac"

Nymphomaniac Official Trailer from Zentropa on Vimeo
 ラース・フォン・トリアー『ニンフォマニアック』を伏見ミリオン座で観た。
 今回も痛切に素晴らしい映像物語。そしてメランコリックな、まさかのコメディ。
 主人公ジョーのエキセントリックだけど植物のように平常な感性と、ステラン・スカルスガルド演ずるセリグマンの会話の含蓄にヤられます。

Nympho

 vol.1における最高のシーンは、ユマ・サーマン演じるミセスHが、ジョーのアパートに3人の子供を連れて現れ演じられるシュールな痴話の直後、セリグマンに語る「オムレツを作るには卵を割らなきゃ」というジョーの傷付いた顔の表情と続いて映し出されるポーの本の稠密なイラストの映像と、かぶるセリグマンの幻想に関する独白。

 このシーンはトリアーの頭脳からしか生み出せ得ない、この世に彼だけが描き出せる奇想である。こういうところが、僕にとってのトリアーが全作百発百中な意味なんだろうと思ってしまう。ある意味、凄絶。

 冒頭の予告篇、コマーシャルとしてこうなるのは仕方ないけど、この映画の本質を全くとらえてないように感じるのは僕だけだろうか(^^)。

◆関連リンク
Rammstein - Führe mich - YouTube.
 『ニンフォマニアック』主題歌、劇場の大音響で痺れた。

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2014.10.27

■予告篇 ジャン=ピエール・ジュネ監督 初の3D映画『天才スピヴェット』"T.S. Spivet"


T.S. Spivet - Teaser Officiel (Jean-Pierre Jeunet) VOST - YouTube
『天才スピヴェット』予告篇 || 11月15日(土)公開(日本語版予告篇)

 ジャン=ピエール・ジュネ、『ミックマック』に続く4年ぶり、待望の新作。
 しかも今回は、ジュネ監督 初の3D! 彼のキッチュで奇想なあの世界が、立体映像で我々の前に迫ってくるということで、なんともワクワクするではないですか。

 そしてこの予告篇の素晴らしい出来。
 立体感もかなり考慮され、そして何よりジュネ監督らしい画面の気配。ストーリーもとても合ってそうで期待マックス。

20141026_103451

Gaumont T.S. Spivet メイキング.(フランス 公式HP)
 公式HPの雰囲気もとても良い。『ロストチルドレン』『アメリ』そして『ミックマック』なあの何とも愛らしい奇想の世界がそこに開陳されている気配。

◆関連リンク
ライフ・ラーセン, 佐々田雅子訳『T・S・スピヴェット君 傑作集』

" モンタナに住む十二歳の天才地図製作者、T・S・スピヴェット君のもとに、スミソニアン博物館から一本の電話が入った。それは、科学振興に尽力した人物に 与えられる由緒あるベアード賞受賞と授賞式への招待の知らせだった。過去にスミソニアンにイラストが採用された経緯はあるものの、少年はこの賞に応募した覚えはない。これは質の悪いいたずら? そもそもこの賞は大人に与えられるものでは?
 スピヴェット君は混乱し、一旦は受賞を辞退してしまう。だがやがて、彼は自分の研究に無関心な両親のもとを離れ、世界一の博物館で好きな研究に専念することを決意する。彼は放浪者のごとく貨物列車に飛び乗 り、ひとり東部を目指す。それは、現実を超越した奇妙な旅のはじまりだった。
 アメリカ大陸横断の大冒険を通じて、自らの家族のルーツと向き合う天才少年の成長と葛藤を、イラスト・図表満載で描き上げる、期待の新鋭による傑作長篇。"        

映画『天才スピヴェット』(公式Facebook)
ライフ・ラーセン, 佐々田雅子訳『L'Extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet - Edition collector 3D』
 すでに本国フランスでは昨年の公開のため、ブルーレイが発売され日本のAmazonにも輸入版があるようです。待ちきれない方は、リージョン等、確認をしてください。

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