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2015年12月13日 - 2015年12月19日

2015.12.16

■動画 ラナ・デル・レイ「ブルー・ベルベット」


Lana Del Rey - Blue Velvet (Official Video) - YouTube
 2012年のラナ・デル・レイ「ブルー・ベルベット」。
 映像はちょっとリンチテイスト。映像よりも、歌がいいですねw。
 この歌にも関連して、リンチとのコラボレーションについて、ラナ・デル・レイがインタビューで答えています。

A Letter From Lana Del Rey - The Full NME Cover Interview | NME.COM

"David Lynch is making a new series of Twin Peaks – a show that seems to have had an impact on your music. Are you excited?

“I would love to do anything with David Lynch. I don’t know too much about what’s going on but I certainly love the original TV series and his movies since then.”"

 ラナ・デル・レイの発言は、「リンチと何かを一緒にしたい。(『ツイン・ピークス』について)私は何が起こっているのか知らないけれど、私は確かに、オリジナルのテレビシリーズと彼の映画が大好きです。」と発言している。
 これをもってコラボレーションが実現するということはないかもしれないが、あのボーカルはリンチとの相性は抜群なはずなので、バダラメンティが作曲した曲で『ツイン・ピークス』において、ラナの歌声がテレビから響いてきたら素晴らしいでしょうね。

◆関連リンク
Lana Del Rey open to David Lynch collaboration: 'I would love to do anything with him' | NME.COM.

"Lynch has previously spoken highly of Del Rey, saying: "She's got fantastic charisma, and this is a very interesting thing. It's like she's born out of another time. She's got something that's so very appealing to people, and I didn't know that she was influenced by me"."

 リンチのラナに関する発言です。

LANA DEL REY - BLUE VELVET (FULL VERSION) - YouTube

ラナ・デル・レイ『ウルトラヴァイオレンス』
ラナ・デル・レイ『ハネムーン』
ラナ・デル・レイ『 ボーン・トゥ・ダイ ザ・パラダイス・エディション Deluxe Edition 』

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2015.12.14

■感想 『スター・ウォーズ』 エピソード4-6


「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」トレーラー - YouTube
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 - Wikipedia
 反乱同盟軍の輸送船とスター・デストロイヤーから始まる冒頭のタトゥイーン上空のシーケンスは圧巻。もうこのシーンからC3-PO, R2-D2が砂漠で彷徨うシーンまでは古典の風格。
 いずれも実写で、自身の思い描いたイメージを撮り切ろうとするルーカスの気概が映像に漲っている気がする。ある意味、このような気概が古典的な風格をはじめからもたらすのでしょうね。

 なので、新たに特別篇で追加されたタトゥイーンでのCGは違和感がある。フィルムの持つ、実物の出す存在感にCGが馴染んでいない。明度の違いとか、あくまでも技術的な不備の問題かもしれないが、明らかに浮いているこの特別篇での映像はいただけない。
 
 ドラマとしては、タトゥイーンでのルークと叔父叔母、ケノービとの関係が、ep.1-3を観た後だと、アナキンとパドメの悲劇を背負っているだけに、感慨深く感じる。
 あとで作られたep.1-3の続きで観ると、ダース・ベーダーのセリフとか、いろいろとこの流れだと、ツッコミを入れたくなるところはあるけれど、そこはあまり気にしないでw観るのがいいのかな、と。

 ハン・ソロとチューバッカの登場、そしてデス・スターによるオルデランの破壊と、ルークらによるレイアの救出劇。あれよあれよと物語が進み、あれ、こんなにシンプルで短い話だったっけ、と感じる。ep.1-3での政治劇と人間ドラマ部分の複雑さ(?)に比べると、ep.4はまさにアクションに次ぐアクション。ルーカスが全体のシリーズ構成を持っていながら、ep.4から作った理由が非常によくわかる。ここから始めたことによりこれだけのヒットになっただろう、というのは10人中10人が感じることだろう。

 クライマックスは、ヤヴィン第4衛星の同盟軍秘密基地からのデス・スター攻略戦。星の影に入った衛星が出てくるまでの30分、という時間制約が緊迫感を盛り上げている。
 攻略隊が物量的にこれだけでいいのか、というくらい小規模な編成なのは気になったけれど、映画としてはパイロットのドラマもそれなりに観せていて、このシンプルさがいいですね。
 SFXは合成の荒れとかさすがに気になるけれど、物語がストレートで勢いがあるのでほとんど気にならない。やはり映画は、画面ひとつづつの仕上がりでなく、ドラマと映像の連鎖から生まれるものですね。破壊シーンから一気に大団円に至るシーン、タイトルバックのジョン・ウィリアムスの高らかに鳴り響くオーケストラ。この陽性な盛り上がりが『スター・ウォーズ』の熱狂の源であったことがとてもよくわかる。

 1977年(日本では翌78年)初上映当時、アメリカでの盛り上がりがSF関係者から凄まじい勢いで(当時はSF雑誌、映画雑誌が唯一のルートだったけれど)僕らに伝わってきたのだけれど、その熱気の理由は今観てもこのクライマックスとタイトルバックであることは明らか。

 クライマックスまでに積み上がっている、精緻な宇宙機のディテイルとスピーディな映像、そしてタトゥイーン砂漠の民とカンティーナ酒場に代表されるSF的ガジェットの頻出。SF映画を復権させたルーカスとILMに、僕らは本当に感謝しないとなぁ〜とため息つきながらの再見となりました(おそらく僕は少ないけれど4回目くらいか...)。

 個人的な想い出を書くと、当時アメリカでの評判から観たくてたまらなかったのだけれど、学生の身で当然海外なんて無理。「スターログ」で知り合った方から『スター・ウォーズ』の予告篇(?)8mmをお借りして学校の文化祭で上映会をしたのは良い記憶。あの冒頭のスター・デストロイヤーが頭上を行き過ぎるシーンが学校のスクリーンに映し出された時の感動は今も忘れませんw。


「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」トレーラー - YouTube.
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 - Wikipedia

 氷の惑星ホスのシーンからスタート。ここのストップモーションアニメがなかなかの味わい。現在のCG技術からするとリアリティは物足りないが、この独特の動きの手作り感が、まさにある種の味わいを画面にもたらしている。(僕は初見の1980年当時も少し古いなぁ、と思った記憶はあるけれど、、、w)

 その後、物語はルークがヨーダを探して惑星ダゴバへ、レイアとソロが帝国軍に追われて小惑星帯へ。この展開がたぶん初見時、あまり僕が乗り切れなかったところ。物語の緊迫感と臨場感が、特にルークのヨーダとの修行シーンで損なわれているように思えたのだろう。またヨーダの登場シーンのヘロヘロぶり(後半シャッキリするので演技ではあったのでしょうか、、、)も良い印象を持てなかった理由かも。

 世間的には評判の良い『帝国の逆襲』だけれど、僕はここに書いたような理由からか、何故か乗り切れないですね。やはり『スター・ウォーズ』はep.4,6のような大団円がないと(^^;)。


「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」トレーラー - YouTube
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 - Wikipedia

" エンディングの曲が「イウォーク・セレブレイションとフィナーレ」から「勝利のセレブレーション」に替えられた。"

 今回観たのはNHK-BSで放映された「特別版」なので、残念でしょうがない。このラストの大団円、イォークの歌が一番盛り上がるのに、何て仕打ちでしょう。イォーク派の私としてはこの改悪は残念で仕方ありません。『ジェダイの復讐』版を観ないと今夜眠れませんw。

 タトゥイーンのジャバのシーケンスも好きだし、ep.4の再話的にも見えるけれど、デス・スターという作劇上のクライマックスが設定されているのも大団円向き。さらにイォーク、この風貌が大好きな僕はエンドアシーケンスもお気に入りなのです。

 ルークに対する暗黒面への引き込みはep.3のアナキンへのそれと比べると余りに迂闊でこれでは普通落ちないでしょ、という感じでイマイチ。もっと迫真してたら、とも思うけれど、陽性で全体を組み立ててある『スター・ウォーズ』においてはこの程度が良いのかもしれません。ダース・ベーダーの再びの転向も、ep.1-3からすると行き過ぎの気もしますが、これも『スター・ウォーズ』らしさからすると正解かも。やはりファミリーパルプムービーとしての仕上がりがSWらしいですよね(^^)。

 あと蛇足だけれどもルーカスがep.6をデイヴィッド・リンチに監督依頼した話を聞いているので、今回、リンチがこのストーリーでもし撮っていたら、、、なんてことも考えながら観た。ルーカスは暗黒面を描くためにリンチに声をかけたのかもしれない。あのラストもリンチが撮っていたらこの感想は随分変わっていたかもしれない。

 前半のジャバのシーン、リンチが撮っていたら、エイリアンの艶かしい歌とか、怪物のメラメラした不気味さとか、雰囲気的にはある意味、リンチ的テイストで素晴らしい仕上がりになったかもしれない。
 ただし後半のイォークは、、、リンチには無理でしょう。熊的生物でなく、ただの小人たちの群れになっていたかも。その際にあのクライマックスの愛らしさは消え、もっとフリークスな感じの後味の悪〜い感じになっていたかもw。

■ep.1-6を続けて観て。
 『フォースの覚醒』に向けてのep.1-6一気観、完了しました。これで迎え撃つ準備は万端です(^^)。
 先週のep.1-3に続けてep.4-5を観て、感じたのは深刻でなく陽性な話でないと、SWらしさが減殺される、ということ。ep.1-3のテイストは深刻、特に政治劇はスターウォーズに本来似合わないですね。ジャージャーの失敗で批判が出て、ルーカスの手元が狂ったかも。

 本来は古き良きパルプ雑誌の冒険活劇か。映画の時代的な進化で、物語のリアリティを求める方向、映像もフォトリアルな志向になっているのだけれど、もともとのパルプ的なスペースオペラの肌合いがそれと合わない。

 比較して観て、僕のお気に入りはあえて書くと、ep.4、3、6、2、5、1の順かな。
 全体を通して観た陽性のエンターテインメントということとと少し矛盾するけれど、このお気に入り順は、自分の好みだけで選びました。

 さあ、来週の21世紀についに作られた『スター・ウォーズ』旧三部作の未来は、どんな世界を僕らに提示してくれるのか。みなさん、お祭りを楽しみましょう! 

Original Star Wars VI ending - YouTube
 ep.4-6の締め括り、『ジェダイの復讐』はやはりこの「イウォーク・セレブレイションとフィナーレ」のラストでないといけない。陽性の『スターウォーズ』の象徴のひとつと思うので。
 今度の作品が、アナキンの悲劇を描いたep.1-6に対して、どのような暗黒面と本来の『スターウォーズ』の持ち味を描くのか興味津々。もちろんそこにイウォークが重要な位置で登場するのを望むものです(^^)。

◆関連リンク
スターウォーズでナイト!/新たなる希望<特別篇>解説
スターウォーズでナイト!/帝国の逆襲<特別篇>解説
スターウォーズでナイト!/ジェダイの帰還(復讐)<特別篇>解説
 特別版、DVD版等の変更点が画像付きでまとめられています。

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