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2015年2月1日 - 2015年2月7日

2015.02.04

■情報 樋口真嗣監督 尾上克郎特技監督『進撃の巨人』公式サイト

Poster_visual

映画『進撃の巨人』公式サイト

" 今回の実写版では、“超大型巨人”の大きさが超ド級の120mと設定されていることも明らかになった。この大きさは、今年公開され、歴代最大のゴジラと言われた『GODZILLA ゴジラ』の108mさえも超える大きさとなっている。
 本作の公開月が2015年「8月」・「9月」での2部作連続公開という事が発表され、来夏の超大本命作として、日本中に強烈なインパクトを与えることは間違いない"

 なんとギャレス・エドワーズ版ゴジラを超える120m。
 8頭身として顔の大きさが15mとすると、エレンの身長の約8倍。このポスターくらいの迫力の巨体ということなのでしょう。

 樋口真嗣監督と尾上克郎特技監督による、超絶ビジュアルが期待されます。
 そんな中、最近、特技監督 尾上克郎さんの特撮,SFXに関するスタンスを、以下の本で拝見した。

『別冊映画秘宝 新世紀特撮映画読本』
 切通理作さんの "けれども「ゴジラ」はそこに居た! レジェンドゴジ批判派に応えます"という論考に紹介された尾上特技監督の言葉(P32)。

"昔は空をホリゾントに描いて、ミニチュア飾って、ゴジラが歩いてくるのを撮るのが<特撮>だったんだけど、今はそれで一般のお客様が納得する映像を撮るのは難しい"

 そして、切通理作さんのTwitterでの発言。

"特撮博物館特別イベント『ミニチュア特撮課外講座』。参加者がその場で巨神兵を動かし中央線を走らせビルを倒す実演と、一転して「ミニチュア=箱庭」的思い 込みを払拭する最先端の映像表現を目の当たりにしながら特撮の未来が語られる。「どの手段を使うかは俺が決める」という尾上克郎氏が頼もしい。"

オタクな一口馬主: ミニチュア特撮課外講座 第2部

後編はの特技監督の尾上克郎さんをゲストに、マーブリング岩崎夫妻さんとの間でパネルトーク。 「シャッターアイランド」や「私は貝になりたい」でのミニチュアの使われ方を映像で解説する部分では、現在のCGとの棲み分けを興味深く見る事が出来ました。 シャッターアイランドはミニチュア合成が多かったんだなぁ… 尾上さんの話はどれもこれも面白かったのですが、 「新しい事に挑戦し続ける。というのが特撮だったはずがいつの間にか伝統芸になってしまった」 「伝統工芸に胡坐をかいて、世の中が違うところに行っていた」

 尾上特技監督が監督補を務められ樋口真嗣監督と組まれた前作「巨神兵東京に現わる」について、以前書いた記事 (感想(2) 「館長庵野秀明 特撮博物館」 ミニチュア特撮の未来)と重複するけれど、まさに同感。ミニチュア特撮はワンダーを描く一つの手段であり、伝統工芸になった「手段」が先行して、逆にワンダーが減退したら本末転倒。
 極限映像を描く手段として、ミニチュア特撮の偶然性と、CGによる細密デテイル描写の融合等、尾上特技映像を本作で是非見せていただきたいと思う。

 人間の動きをモーションキャプチャし、ゴジラのCGの動きに、特撮のメリット(円谷英二のワンダーのコアの一つ)を取り入れたギャレス監督のレジェンドゴジラ映像を超える巨人映像を日本のスクリーン(そして世界のスクリーン)に描き出してほしいものです。期待!!

■関連リンク
『Cinefex No.34 日本版 −GODZILLA ゴジラ−:』
 日本のゴジラ特撮の魂をどうレジェンドゴジラ映像に取り込んだかについても記述されていたら読んでみたい本です(すみません、まだ買っていないw)。

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2015.02.02

■感想 松岡錠司監督『深夜食堂』


▶ 映画『深夜食堂』予告編 - YouTube
映画『深夜食堂』公式サイト

 正月休みにTV3シリーズをイッキ見w、これ、まさに半村良の人情物(特に同じ新宿を舞台にした『雨やどり』)にダイレクトにつながるドラマですね。そして西岸良平の懐かしい昭和の漫画世界(僕の好きなのは、西岸SF短篇『地球最後の日』『魔術師』 『ヒッパルコスの海』等)。

 半村良&西岸良平ファンの僕は、必見ではないか、と観に行きました。
 いつもの奇想映像の紹介とは毛色が違いますが、今回はご容赦ください(^^;)。通常、クールなというか冷徹な映画に惹かれるのだけれど、何故かそれとバランスするかの様に時々こんな昭和人情物なドラマを愛してしまうのです。昭和生まれの体質は変えられませんw。

 観た映画館は各務原イオンシネマ。
 松岡錠司監督の出身地、愛知県一宮市ではこの映画の公開劇場がなく、愛知県で公開されているのは、一宮から一番近いのが名古屋市。実はそれよりも岐阜県の各務原が一宮に近いので、もしかしたら監督の故郷に一番近い映画館で見たのかもしれないw。

 映画は、もっとウェットかと思ったら、意外とドライな感覚。
 映画版なので、常連の登場人物 忠さんとかのエピソードを腰を落ち着けてやるのかと思っていたけれど、今回の3話構成のオムニバスタイプ。
 新しい登場人物を各話配して、いつものテレビシリーズの各話演出と近い感じで、肩の力が入りすぎていないところが深夜食堂。
 3話とも、テレビ同様、いい味を出している。そしていつもより凝ったセットと演出、カメラワーク。まさに本篇感覚でグレードアップされた「めしや」がそこに存在した。

 特に田中裕子のエピソードは笑いました。「カッチワリィ〜イカガッスッカ〜〜」ってw。

 やはり半村良人情物ファンには必見の映画でした(^^)。ちなみにSF、ミステリー、奇想成分はゼロですので、ご注意ください。

◆関連リンク
深夜食堂 - Wikipedia

 福原希己江 - できること [Live] - YouTube
 『深夜食堂2』第一話「再び赤いウィンナー」挿入歌。
 TVシリーズの中でも屈指の出来であったこの回、松重豊演じる「竜ちゃん」の過去と現在の交差とこの挿入歌が描き出した世界は、深夜食堂の世界をまさに結晶化したような素晴らしい出来でした。
▶ 主題歌「思ひで」鈴木常吉 - YouTube
 福原希己江の挿入歌に並んで、この主題歌のペーソス、最高ですね。
 この二人の音楽で、西岸良平の以下の作品を映像化してほしいのは、僕だけでしょうか。
西岸 良平『名作合本2 地球最後の日&魔術師』

"西岸良平の名作集『ロマン劇場 地球最後の日』と『新生活読本 魔術師』の超豪華合本登場!!
平凡なサラリーマンの本田健に銀河連盟より下された、とんでもない指令!!"

西岸 良平『ヒッパルコスの海』

"両親を亡くし、小さなアパートで肩寄せ合い暮らす兄妹と、歳の離れた幼い弟。そう言えばむかし、お父さんが月の土地を買ってくれたっけ。
そこは“ヒッパルコスの海"を臨む100坪の土地。「ほら」と指差し、兄弟は儚い夢を見る…"

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