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2015年2月8日 - 2015年2月14日

2015.02.11

■情報 ギジェルモ・クイッカ 企画展『住人』「デイヴィッド・リンチの《リビングルーム》」Lynch & Guillermo Kuitca

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Fondation Cartier pour l'art contemporain(公式HP)
カルティエ現代美術財団30周年(日本語公式HP)

"会期 2014年10月25日(土)~2015年2月22日(日)

  カルティエ現代美術財団の地下展示室で行われているのがアルゼンチン出身の画家ギジェルモ・クイッカ(Guillermo Kuitca/1961-)が手掛けた「住人」と題された企画展です。デヴィッド・リンチ(David Lynch/1946-)、ヴィヤ・セルミンス(Vija Celmins/1938-)、パティ・スミス(Patti Smith/1946-)といった財団の歩みに深く関わってきたアーティストの作品が、ギジェルモ・クイッカ独自の感性によってセレクトされ、新たにインスタレーション作品として再構築されました。

 2007年に開催された映画監督デヴィッド・リンチの個展「The Air is on Fire」を訪れたギジェルモ・クイッカは、その稀に見る感性に強い衝撃を受けたといいます。とりわけクイッカの心に強く刻まれた作品が、《リビングルーム》と題されたインスタレーション作品です。
20150207_132047 デヴィッド・リンチの同作品をクイッカが再解釈するという試みが本展の出発点となりました。アメリカのミュージシャン、パティ・スミスによる詩の朗読と、「生きた細胞」と形容されるクイッカによる赤と黒の幾何学模様の背景、そしてリンチの描いた絵画とソファー……。異分野のクリエイターの感性が絶妙に絡み合って響き合い、幻想的な空間が創り出されています。

(左上)「デヴィッド・リンチの《リビングルーム》」のもととなったデッサン作品《無題》(インテリアのためのスケッチ) "



Les Habitants - Une idée de Guillermo Kuitca - 2014 - YouTube

 アーティスト Guillermo Kuitcaによるデイヴィッド・リンチ他の絵画が佇むファウンデーション・カルティエの魔的空間。音響も素晴らしいので、動画を是非再生してみてくださいw。
 動画にはフランシス・ベーコンの絵も映し出されている。
 ベーコンとリンチの競演だけでも見てみたい。

 リンチの絵を基にした魔術的リビングルーム。赤い部屋に妖しく蛍光する椅子の禍々しさが冷徹に輝く。この空間で観る、リンチとベーコンの絵はどんなイメージを喚起しているのだろう。

Lynch land Facebook こちらに会場の写真が掲載されています。

"During this unique performance of music and poetry that brought the two artists together on stage for the first time, Patti Smith adapted a text written by David Lynch that told the story of an antelope who wanders through a city and observes its people. The phrase “I saw an antelope” returns again and again, like a litany. It provides an echo to Artavazd Pelechian’s film "Inhabitants", an ode to nature that depicts images of animals frantically trying to escape from an invisible threat."

 パティ・スミスはリンチの書いた、街を彷徨い人々を観察するカモシカについてのテキストを基に音楽と詩のパフォーマンスを演じているらしい。
 何だ、このカモシカってw。これも見てみたい。

◆関連リンク
・当Blog記事 デヴィット・リンチの美術展『The air is on fire, David Lynch』

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2015.02.09

■動画 荒牧伸志 監督・絵コンテ、松本勝 CGディレクター「evangelion:Another Impact(Confidential)」


予告篇
本篇 vangelion:Another Impact(Confidential) - 「日本アニメ(ーター)見本市」第12弾

"監督 荒牧 伸志、Another Eva デザイン 竹内 敦志
CGディレクター 松本 勝
制作 SOLA DIGITAL ARTS スティーブンスティーブン

別の場所、別の時、
決戦兵器 の起動実験が行われていた。
秘密裏に開発と実験が進められていた「Another No.=無号機」は、
ヒトの制御を受け付けず、突如暴走を始める──。"

 廃墟のビル街のリアリティーと竹内敦志氏デザイン「Another No.=無号機」の巨大感、素晴らしい迫力。CG空間で巨大感を表現する手法、細部の破片まで細かく作り込まれた世界。フォトリアルな世界は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のアニメならではの抽象的で誇張した迫力とは異なるけれど、実在感が圧巻です。このデテイルが作り込まれた表現は、アニメやミニチュア特撮ではできないCG独自のものでしょう。

 これ、劇場にて3Dで観たいな〜。長篇版制作も是非お願いしたい。

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 SOLA DIGITAL ARTSは荒牧監督の『アップルシード アルファ』の制作スタジオとのこと。『キャプテン・ハーロック』もCGのレベルが高く、白組,ポリゴンピクチュアズと並ぶ、日本のCG SFX映像を支えているスタジオなのだろう。

 ハリウッド作品と同等の予算をかければ、肩を並べるSFX大作は実現できるのでないだろうか。そこに特撮とアニメで磨いた伝統の技が加われば、大きく溝をあけられているCG SFX奇想映像で、超えることも夢でないかもしれない。

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 絵コンテも一部公開されているが、CGモデルがすでに先行して作られている部分は、そのショットが使用されているようだ。CGならではというか、視覚的にPCの中でアングルを試せるため、かなり有効な手法なのだろう。言わばCGワールド内のロケハン(当たり前ですねw)。

【出演:荒牧伸志・松本勝・石井朋彦】日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-「evangelion:Another Impact(Confidential)」 - 2015/02/09 22:00開始 - ニコニコ生放送

"<出演者> 氷川竜介(明治大学大学院 客員教授 アニメ特撮・研究家) 山田幸美(MC)
<ゲスト> 荒牧 伸志さん(監督) 松本 勝さん(CGディレクター) 石井 朋彦さん(プロデューサー)"

 もう今日の放映だけれど、石井朋彦Pも加わり、日本のCGの到達点の興味深い話が聞けそうで、見逃せません。

◆関連リンク
映画『アップルシード アルファ』(2014年公開予定)に詰め込まれた最新CG技術と、その中で活躍するeX.computer | マイナビニュース

"SOLAが 取り入れた技術に「リニアワークフロー」がある。現実世界の光はリニア(直線)に降り注ぐが、これを人間が見た場合生理的な反応もあって視覚的には自動調整された形で感じている。それをCGの世界に応用する技術がリニアワークフローで、簡単にいえば、より「自然な光」を見た人に感じさせることができるの だ。「フォトリアルにするのであれば、光の減衰の仕方や見せ方も大切になります。それを実現するには最適だと判断して選択しました」と松本氏。"

・Autodesk :: AREA JAPAN | ユーザ事例 | SOLA DIGITAL ARTS Interview『 Entertainment Creation Suite、 Maya、3ds Max、Softimage、MotionBuilderを駆使! フルCGで創るハリウッド映画人気シリーズの最新作』
 SOLA DIGITAL ARTSは、荒牧伸志監督『スターシップ・トゥルーパーズ:インベイジョン』制作の際に創設されたスタジオとのことです。CGプロデューサー河田成人氏とCGディレクター松本 勝氏ほかの談話が掲載されています。
 この機に『スターシップ・トゥルーパーズ:インベイジョン』を観ましたが、CG SFXはなかなか。宇宙戦艦シーンはハリウッドと差がないですね。人物はまだこなれていなく、これが完成度を上げていけば、、、と思わずにいられません。

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