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2016年3月6日 - 2016年3月12日

2016.03.09

■情報 アーティスト 下田ひかり 絵画作品

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Home | Hikari Shimoda (公式HP)
Hikari Shimoda :Gallery: Archive(公式HPアーカイブ)
 とても魅力的な眼を描かれる画家 下田ひかりさんの絵をご紹介します。
 近作を引用させて頂きましたが、リンク先の公式HPにいろいろな作品が掲載されています。特にアーカイブで、年代ごとの絵の変遷が一望できますので、是非ともリンク先で御覧ください。

KURUM'ART contemporary|下田 ひかり(Hikari Shimoda)

"下田 ひかり(Hikari Shimoda)
短大卒業後、イラストレーターを目指し、イラストレーション青山塾で2年間学んだ後、2008年より現代アーティストとして活動を開始。 子どもをモチーフとしながら、現代社会の人々が抱えている問題をテーマにペインティングを制作。日本独自の「イラスト」表現をベースに、可愛いさと恐ろしさが同居する世界を展開。書籍の装丁に作品が使われるなど、10代、20代の若年層を中心に、ネットを通じて国内外にファンを持つ。
 2011年4月に ニューヨークのFoley Galleryにて個展を開催、好評を博す。東京を中心に、個展・グループ展に多数参加。"

 このプロフィールの情報によると、既に多くの国内外ファンがいらっしゃり、ニューヨークでも個展を開催されたことがあるという。
 まず、以下の素晴らしい瞳を御覧ください。

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Hikari Shimoda :Gallery

"“神様の行方2”(引用画 左)  Whereabouts of God 2 2012
727mm×727mm oil on canvas 個人蔵 Private collection
首の傷は、「チェルノブイリ・ネックレス」よりインスパイアされています。 The wound of a neck drawn on this work, it is done inspire by “Chernobyl necklace”. Posted 3 years ago with 266 notes Tags: 2012"

“神様の行方3”(引用画 右)  Whereabouts of God 3 2012"

 上の引用画は、"神様の行方"と名付けられたシリーズの2点。
 ガラス玉のような、カラフルな眼と独特の肌、そして首に刻まれた「チェルノブイリ・ネックレス」(リンク先 wikipedia参考)。眼だけ見ると希望にあふれた光を湛えているのだけれど、顔色と背景とそして首の傷跡が大きな不安を観るものに与えています。
 さらに頭のツノ。
 このツノと眼の光が人類ならざるものの雰囲気をたたえて、まるで我々がサルになって新人類を見ているような気分を誘発しています。

 このような感覚で見ると、僕らみたいなSFファンには、この絵はまさにシオドア・スタージョン『人間以上』を想起させ、新しい人類の子供達を想像させずにはおきません。
 本来、上の解説文にあるように「現代社会の人々が抱えている」テーマの表現なのかもしれないですが、この魅力的な瞳の絵に、我々は新しい人類の誕生と、そこに見えるほのかな希望というようなものを感じてしまう。

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Hikari Shimoda :Gallery.

"“神様の行方6”(引用画 左) Whereabouts of God 6 2013 727mm×727mm oil on canvas 個人蔵 Private collection

“神様の行方4”(引用画 右) Whereabouts of God 4 2013 727mm×727mm oil on canvas 個人蔵 Private collection"

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Hikari Shimoda :Gallery.

"“この星の子ども9”(引用画 左) Children of this planet 9 2013 530×455mm oil on canvas 個人蔵 Private collection

“この星の子ども12”(引用画 右) Children of this planet 12 2013 530×455mm oil on canvas 個人蔵 Private collection"   

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Hikari Shimoda :Gallery.

“この星の子ども6”(引用画 左) Children of this planet 6 2012 530×455mm oil on canvas 個人蔵 Private collection

Home | Hikari Shimoda.

"Whereabouts of God #7(引用画 中央)

Astro Boy(引用画 右)"

 ここに紹介した絵は、2012年から3年ほどの間に描かれた作品である。その前の絵は、作風がだいぶんと異なり、まだまだ進化発展する作家さんのようなので、今後とも当Blogでも注目していきたいものです。このまま、どこまでこの透明感ある人類の絵が進化していくのか、とても興味深いです。

◆関連リンク
下田ひかり『HIKARI SHIMODA ART WORKS この星のゆくえ』(Amazon)
 現在在庫切れになっていますが、作品集も出版されています。


下田ひかり個展「神さまの死んだ国で」 hikari shimoda - YouTube

2012年12月11日〜16日まで開催された下田ひかり個展「神さまの死んだ国で」の作品紹介動画です。

トークイベント 下田ひかり×TARTAROSJAPAN 「新世紀の救世主と悪魔 子供たちの神話的表現の可能性」 - YouTube

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2016.03.07

■感想 ティム・バートン監督『ビッグ・アイズ : Big Eyes』

Big Eyes Official Trailer #1 (2014) - Tim Burton, Amy Adams Movie HD - YouTube
映画『ビッグ・アイズ』公式サイト - ティム・バートン監督作品 2015.1 ROADSHOW

 ティム・バートン監督『ビッグ・アイズ』初見@W座 WOWOW。
 マーガレット・キーンの絵と、エイミー・アダムスの芝居と、そしてラナ・デル・レイの歌がとても魅力的な映画だった。エイミー・アダムス、『her/世界でひとつの彼女』も良かったですが、その後の作品がこれ。

 実話をベースにしているとのことだけれど、マーガレット・キーンの絵の魅力と、ウォルター・キーンのあざといアートディレクターとしての腕前がなかなかに興味深い。

 ウォルターのフィクションであるヨーロッパの戦災孤児たちに起源を持つわけではない、マーガレット・キーンのあの絵の源泉はなんなのだろう。前夫と娘にかかわるトラウマのようなものがあるのかもしれない。あの深く闇をたたえたような眼が一体何に由来するのか、とても知りたくなる。

 ウォルターを演じたクリストフ・ヴァルツの芝居がオーバーアクトすぎたのは残念。もう少し抑えて、彼なりの心の闇みたいなものをもう少し丁寧に描き出していたら、もっと傑作になっていたかも。

 最後に、ティム・バートンが描いたニューヨーク万博のシーンが、なかなかに魅力的だった。万博そのものを描く映画も、撮ってほしいと思ったのは僕だけだろうか。

◆関連リンク

20160306_184703

Margaret Keane - Google 画像検索
Margaret Keane, Painter Behind Tim Burton’s ‘Big Eyes’ | KQED Arts - YouTube
実物の、現在のマーガレット・キーンが自分の絵について語る動画。
・そして当Blogの次回更新は、日本の素晴らしいビッグアイズ画家の御紹介です。お楽しみに(^^)。

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