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2016年4月17日 - 2016年4月23日

2016.04.20

■予告篇 庵野秀明 総監督, 樋口真嗣 監督/特技監督, 尾上克郎 准監督/特技総括『シン・ゴジラ』


『シン・ゴジラ』予告 - YouTube
映画『シン・ゴジラ』公式サイト
 ついに姿を現した庵野/樋口/尾上ゴジラ。これは庵野総監督自らが制作した予告篇第一弾。
 CGと言われているゴジラの映像、内部に核反応を邪悪をたたえた様な皮膚とどす黒い怨念の湧き出たような凶暴な容姿が素晴らしい造形。他にも書きたいことはありますが、観てない方のために多くは語りません。とにかくこの映像を観てください。

 そして、総勢328名と言われている俳優たちの芝居。未曾有な厄災に直面した人々のリアルな表情が画面に漲っていて期待を高めます。

 7/29の公開が待ち遠しいですが、「IMAX」「4DX」「MX4D」での興行も決定とのことなのでどれで観るか楽しい悩みも。僕は間違いなく、IMAXのつもりですが、、、。

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 「現実対虚構」に「ニッポン対ゴジラ」とルビを振ったコピーも期待させます。
 このコピーからはいろいろな想像を掻き立てられますが、おそらく「ゴジラという虚構」から照射する現在の我々の「ニッポンの現実」という意味なのではないかと。

 ここで言う「ニッポンの現実」は、311後の核汚染された現実の風景であり、それによりある底流を否が応でも埋めつけられた我々日本人の心的な世界のことであろう。
 映画の日本が、その世界での原発事故後の設定なのかはわからないが、おそらく原爆もしくは原発汚染後に、再度ゴジラによって核の洗礼を受けるというような描写が登場するのではないかと思う。

 そしてそこに登場する人々は、心的に現実のニッポンと同等の何かを背負っているはずだ。その人々に襲いかかるゴジラは、表面的には放射能汚染を既に忘れてしまった様な、現実の我々を直撃するかもしれない。直撃によって潜在意識下に押しとどめられた核汚染後という重い現実がどのように画面にオーバーラップして、ゴジラの脅威がリビルドされるのか。それを確認するのにはあと3ヶ月、待つ必要がある。

 大杉漣が首相役ということだけれど、予告篇の中でまるで免震重要棟のようなゴジラ対策本部(勝手に命名)の映像、黄色い安全ベストを身につけた姿が、つい先日のNHKスペシャルで吉田昌郎所長を演じた姿がダブる。日本の役者の中で吉田昌郎氏とどことなくイメージがダブるのは大杉漣を置いて他にいないように思うので、キャスティングの際に庵野総監督以下、おそらくそれを意図したものだろう。
 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に色濃く影を落とした福島東電原発事故。もちろん放射能怪獣ゴジラを今、映像化するのに避けては通れないテーマであると思う。

◆関連リンク
原発メルトダウン 危機の88時間 - YouTube
NHKスペシャル | 原発メルトダウン危機の88時間

"最新の解析結果から再現された原発を襲う津波の全貌。「まるでミサイルのような」と現場が証言した水素爆発の精細なCG。88時間を、時間軸に沿いながら、中央制御室や免震重要棟など現場が何を目撃しどう行動したのか、密室の緊迫したドラマを詳細に描いていく。"

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2016.04.18

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督『蟲』ファーストテザー & クラウドファウンディング Jan Švankmajer - Insects 2018 first teaser & Cloud Faunding


Jan Švankmajer - Insects 2018 - first teaser - YouTube.

""It will be a highly misanthropic film." J.Š."
"「これは非常に厭世的なフィルムになります」 J.Š."

 シュヴァンクマイエルの新作『蟲』のファーストテザー。残念ながら映画のシーンは入っていない、短いもので、シュヴァンクマイエルがカメラを覗く撮影風景が映し出されている。当初2015年と言われていた公開は大幅に遅れ、2018年とされている。そして遅れの原因は資金のようで、今回、クラウドファウンディングの募集が始まるという。

チェコ蔵 CHEKOGURA - ヤン・シュヴァンクマイエル氏から日本のファンの皆様へのお願いです。... | Facebook.

"ヤン・シュヴァンクマイエル氏から日本のファンの皆様へのお願いです。 長らくお待たせしております、カレル&ヨゼフ・チャペック兄弟戯曲「虫の生活」(1922年)を出典に、ヤン・シュヴァンクマイエル監督による待望の新作「蟲」(仮)の制作にあたり、クラウドファンディングにて資金調達のご協力を募っています。 ご協力の程どうかよろしくお願い申し上げます。"

Jan Švankmajer: Insects.(公式HP, クラウドファンディングHP)

 シュヴァンクマイエルの新作、クラウドファンディング。16.5/20からスタートと記されています。これはファンとしてぜひ協力しないといけないです。今後、詳細はこちらでも紹介したいと思います。

◆関連リンク
・当Blog記事
 ヤン・シュヴァンクマイエル:Jan Švankmajer監督 新作『昆虫:Hmyz(Insects)』

" 次回作『昆虫』(仮題)は、チャペック兄弟の戯曲『虫の生活から』 (リンク先にあらすじ有)を稽古する素人劇団が舞台。そしてそれを目撃する"「浮浪者」がいろいろな虫たちの生活を目の当たりにしていきます"とのこと。
 劇団の芝居の稽古を描くメタフィクション的な作品になるのだろうか。  昆虫ブラックコメディは、2015年にリリースされる予定とのこと。予算4000万コルナ(1.8億円)とか。"

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