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2017年1月15日 - 2017年1月21日

2017.01.18

■情報 『TRIBUTE TO OTOMO: トリビュート トゥ オオトモ』 大友克洋リスペクト 展覧会と図録

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図録『TRIBUTE TO OTOMO』
講談社 公式HP

"2017年の「アングレーム国際漫画祭」開催日に、フランス版・日本版を同時発売!"

図録「TRIBUTE TO OTOMO」岸本斉史、貞本義行ら約80名が参加 大友克洋の世界を描き下ろし | アニメ!アニメ!

" フランスで開催される「アングレーム国際漫画祭」開催日である2017年1月26日に発売される。この「アングレーム国際漫画祭」は、フランスのアングレーム市で行われるバンド・デシネのイベントで、1974年より開催されている歴史あるマンガの祭典だ。

 浅田弘幸、江口寿史、五十嵐大介、上條淳士、桂正和、岸本斉史、松本大洋、望月峯太郎 村田蓮爾、弐瓶勉、貞本義行、士郎正宗、田島昭宇、高野文子、竹谷隆之、谷口ジロー 寺田克也、浦沢直樹、吉田戦車とマンガ家からイラストレーター、キャラクターデザイナーと幅広く、ジャンルも様々だ。B4サイズ168ページというボリュームで、価格は5,000円(税別)である。"

 フランスの「アングレーム国際漫画祭」にて展示される大友克洋のトリヴュート展について情報をまとめる。まず冒頭のリンクは、講談社で出版される日本版図録。
 そして「アニメ!アニメ!」のサイトには日本人の参加作家の紹介がある。
 全員で80名の作家が参加しているということだが、そのうちの日本人が上記引用。
 次に「アングレーム国際漫画祭」の展示会場風景とフランスを中心にした海外作家の紹介。

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【展覧会】TRIBUTE TO OTOMO 大友克洋オマージュ展
- アングレーム国際漫画フェスティバル 日本語ブログ【公認】

"参加作家リスト

Virginie Augustin, Bannister, Dominique Bertail, Matthieu Bonhomme, Aleksi Briclot, Francesco Cattani, Lorenzo Ceccotti, Merwan Chabane, Olivier Coipel, Luigi Critone, Simone D’Armini, Ludovic Debeurme, Benoît Feroumont, Manuele Fior, Juan Gimenez, Joël Jurion, Jean-Philippe Kalonji, Viktor Kalvachev, Nicolas Keramidas, 金政基(キム・ジョン・ギ ), Olivier Ledroit, Stéphane Levallois, Li-An, Liberatore, Julien Loïs, Vincent Mallié, Dilraj Mann, Stan Manoukian, Thierry Martin, Laureline Mattiussi, Hugues Micol, Timothée Montaigne, Nicolas Némiri, Vincent Perriot, Gloria Pizzilli, Victor Santos, Stan Sakaï, Otto Schmidt, Guillaume Singelin, 谷口ジロー, Lucio Villani, Vince

展覧会の図録『TRIBUTE TO OTOMO』シリアルナンバー入り限定999部、表紙は大友克洋による描き下ろしイラスト(27.5 x 32cm、88ページ、29ユーロ)がフランス版『AKIRA』発行元のグレナ社が出版、同社が運営するパリのギャラリー Galerie Glénat で2月2日から販売。 なお、出品イラストは6月8日〜28日、パリ・Galerie Glénat で展示・販売される予定。"

 図録はシリアルナンバー入りの999部限定版と普及版があるようだ。
 限定版はパリのギャラリーでの販売のみのようであるが、詳細はGalerie Glénat公式サイトあたりで探してみるしかないです。フランス語なので私はお手上げ(^^;;)。

 次に引用したのは、展示会の様子を紹介した公式動画。
 これは日本でもぜひ開催して欲しいものです。
 

FIBD2016 - Hommage à Katsuhiro Otomo - YouTube

 現時点でネットで観られるトリビュート作品は以下のギャラリーの絵画販売サイト(今は購入できないようです)と、Google画像検索で確認ください。
Votre recherche pour otomo - Galerie Glénat
 グレナギャラリー 絵画検索「OTOMO」。

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TRIBUTE TO OTOMO - Google 検索
 なかなか興味深い絵があります。

『TRIBUTE TO OTOMO』(Amazon)
 1/27の発売は、Amazonでも扱いがあります。

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2017.01.16

■感想 黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』


黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』予告編 - YouTube

 黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』ブルーレイ初見。
 日本のどこにでもある住宅街を舞台に、黒沢節が炸裂し、異常な不安感に満ちた映像描写が素晴らしい。

 ストーリー運びやキャラクタのセリフの不自然さ等、通常の作品批評の文脈で観ると荒く感じる部分がいろいろとある。しかし黒沢が描きたいのは恐らくそんなものでは決してない。この作品が描きたいのは冒頭で述べた異常な不安感を、映像として写し込み、映画館の観客を異次元に運ぶことだけである。そのために必然的にいびつに描かれる物語とキャラクターと映像演出、そして音楽。

 主要人物を描写する、その背景にいるエキストラの動きに顕著だけれど、隅々までその不安感を観客の無意識に対して叩き込むような映像描写になっている。照明と風とカメラの視点移動。恐ろしくスクリーンの奥から響いてくる音楽と音響。

 精神的に歪んだ隣人を中心にして、人間のいびつさをこれでもかと描くテーマの映画で、映像と音響が最大限の効果を発揮する様が見事にこのブルーレイに焼き付けられている。

 従来、安易な映像批評は、文学に対して映画は目の前に固定した画像を提示してしまうために、文学の想像力に及ばない、と言ってしまうことがある。だけれども文学が直接的に文字で表現する心象を、映画はこうした映像と音響で観客の想像力に委ねる比率が高いため、容易に文学を凌駕する場合がある。

 この黒沢映画は、まさにそんな一本である。

◆関連リンク
・当ブログ記事 黒沢清 関連 検索

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