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2017年7月30日 - 2017年8月5日

2017.08.02

■情報 小松左京『日本沈没』 「決定版」電子書籍

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発行総数460万部超! 日本SF最大のヒット作小松左京『日本沈没』、著者の七回忌に合わせて電子書籍で「決定版」を発売|

" 価格:800円(税込)
8月8日までの期間限定で500円(税込)

"1.世界的なアーティストの生頼範義氏の作品を用いたオリジナル表紙

「ゴジラ」シリーズ、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」国際版などの映画ポスター、ゲーム「信長の野望」「三國志」のカバーアートも手掛け、幅広い層から今も熱い支持を受けている生頼範義氏が、1973年末の映画「日本沈没」公開時、「週刊少年マガジン」(講談社)の特集用に描きおろした作品を表紙に使用しております。

2.電子書籍としては初の上下一体版
 現在入手可能な『日本沈没』は文庫版、電子書籍版ともに上下二冊に分かれていますが、今回は読者にとって便利な上下一体版。超大作をスマホ等で持ち歩いて、いつでも読むことができます。

3.オリジナル図版を収録
 ストーリーをたどりやすくするため、次々と発生する地震、噴火などを時系列で記録した地殻変動マップを制作。また他の電子版ではカットされている原作の図版もとに、カラー図版を制作。小説の科学的なバックボーンであるプレートテクトニクス理論などが分かりやすくなっています。

4.小松左京氏ご遺族による初公開資料などを含めた解説を収録
 小松左京氏のご遺族による、約50,000字におよぶ詳細な解説を収録。『日本沈没』が著者の人生と密接に結びついたものであるばかりか、小松一族の百五十年にもおよぶ歴史が作品誕生に大きく関っていることが明らかにされました。 また初公開となる執筆メモや未採用の草稿など、特典画像も多数収録されています"

 これはファンには嬉しい! (僕は『日本沈没』マニアだったのでw、ハードカバーで出た定本『日本沈没』も持ってたりします)。

 ご遺族の解説というのは、御次男の小松実盛氏。小松家の歴史、小松左京の育ちと絡めた解説、漫画家 小松実作品の紹介執筆当時の各種のメモ等、貴重な資料になっている。
 まだ拾い読みしかしていないが、中には富野由悠季が1995年に、小松の代表作『果てしなき流れの果てに』のアニメ化を企画していたとか、新情報もある。

◆関連リンク
小松 左京『日本沈没 決定版』
日本沈没 当ブログ関連記事  Google 検索

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2017.07.31

■感想 デイヴィッド・リンチ監督『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』『もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間』と『ツイン・ピークス』シーズン3


Twin Peaks: The Missing Pieces - Phillip Jeffries (Video Clip) HD - YouTube

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間 - Wikipedia

"『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』(Twin Peaks:Fire Walk with Me)は、1992年のアメリカ、フランス合作映画。 テレビドラマシリーズ『ツイン・ピークス』の前日談として映画化された作品。 ドラマ版には登場しない、キーファー・サザーランドやデヴィッド・ボウイが捜査官役で出演している。

 シーズン3製作が発表された2014年には未公開カットをリンチ自身が再構成した"Fire Walk with Me - The Deleted Scenes"が発表。4K修復ブルーレイBOXに映像特典として付属している。WOWOWプライムでは2017年7月1日に「もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間」のタイトルで無料放送された。"

 最近『ツインピークス』の記事ばかりで、シーズン3を観てない方には申し訳ないです。自分としてはリンチ新作の素晴らしい出来に(以前の『ツインピークス』に対して数倍のリンチ映像としての切れがあります。リンチ映画作品と比べても上位に来るのかも)、ひさびさに脳髄がピーカーというか、リンチ脳となって侵されているため(^^;)、しばしお付き合い願えると幸いです。

 今回は、先週までの旧作29章全部再見に続き、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』と『もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間』を観たので、その感想と、WOWOWの正式放映開始第二回、『ツインピークス』シーズン3 第2章を観た感想です。

 まず『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』は、前半のテレサ・バンクス事件と、そのFBI捜査官チェスター・デズモンド、そしてデイヴィッド・ボウイ演じる同捜査官フィリップ・ジェフリーズのシーンがなかなか興味深い。

 その後のローラの殺害前を描く本篇は、ある意味、テレビのシーズン1,2で視聴者が頭の中にイメージしていたローラの死を追体験するに留まり、それ以上の飛躍はなく少し残念。映画公開時の客の入りと低評価の理由もそんなところにあるのではないだろうか。

 そしてリンチがシーズン3の制作を発表した後に、自身で編集しリリースした『もうひとつのローラ・パーマー最期の7日間』。これについてはそのほとんどが、他の映画ソフトに特典として収録される未公開シーンと何ら変わるものではない。ほとんどカットされたシーンを羅列してあるだけで、新たなストーリーがそこで述べられているわけではない。

 ただし、ラスト数分だけは違う。
 ここで描かれるのは、シーズン1,2のラストである第29章のその後を描いていて、ピーカー必見。

 あのラストで、アニーが現実へ戻った後、病院での姿が描かれます。
 そして第29章のラスト、洗面所の鏡で頭を割ったクーパーのその後のエピソードが数分。ここで登場しているのが明らかにワイルドなクーパーで、ホークたちを騙すような様子が描かれている。

 これは1992年に撮影されていただろうシーンで、当初からの構想にあったかもしれないけれど、ここでシーンとして公開し復活させたのは、明らかにリンチがシーズン3に繋ぎやすくするための伏線を仕込んだものと思われる。

 ということで『もうひとつの最期の7日間』、重要な一本となるのだけれど、現在これは『 ツイン・ピークス 完全なる謎 Blu-ray BOXの特典としてか、WOWOWの再放映を待つしかない。

 WOWOWでは、ちょっと先ですが、再放送は17.9/5(火)午前7:30〜の予定。

★★★以下ネタバレ注意★★★★

 『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』において、現実から消えたチェスター・デズモンドとフィリップ・ジェフリーズの行方は? 果たしてシーズン3で何らか描かれるのか。シーズン3 第2章の感想を述べながら少しその点についてメモ。

 第2章は何と言ってもブラックロッジのシーンが長い(否定的にではなく)。
 登場するローラとマイクとそしてリーランド。「私は腕」だの「腕」もまさにリンチアート。彼が叫ぶ「存在しないーー」という言葉、そしてクーパーがニューヨークの箱へ転移するシーンが本篇の白眉。

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 『ローラ・パーマー もうひとつの最期の7日間』のラストのクーパーは、シーズン3の現実世界にいるワイルドなクーパーに続く。ここを続けてみるとこのワイルドなクーパーは「ドッペルゲンガー」であることは明白。おそらくシーズン2の第29章で現実へ戻り、ホテルの洗面の鏡にクーパーとして現れたのはドッペルゲンガーで本物?のクーパーは25年間赤い部屋に閉じ込められ、シーズン3 第2章で25年ぶりに外へ出られたのでしょう。

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 あと気になったのは、ワイルド・クーパーが変な通信機で喋る相手、フィリップ・ジェフリーズを名乗る男に、クーパーは「そっちは今も行方不明か?」と聞く。そしてその男が言う「ガーランド・ブリックス少佐にあったんだろ」「明日お前が戻るなら、俺はボブといる」というセリフ。

 フィリップ・ジェフリーズは『ローラ・パーマー 最期の7日間』でデイヴィッド・ボウイが演じたFBI捜査官の名前で、フィリップ捜査官とガーランド少佐でワイルド・クーパーが前作につながっていることがわかる。ここが今後、どんな展開になるか、ひとつの見どころだろう。

◆関連リンク
Twin Peaks: The Missing Pieces - Doppelganger Cooper (Video Clip) HD - YouTube
 『ローラ・パーマー もうひとつの最期の7日間』でのラストシーンのクーパー。
Twin Peaks: The Missing Pieces - Annie & Dale Cooper (Video Clip) HD - YouTube
 同、アニーの姿。
『 ツイン・ピークス 完全なる謎 Blu-ray BOX(数量限定生産)(10枚組)』

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