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2017年9月17日 - 2017年9月23日

2017.09.20

■感想 『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第6話


Sharon Van Etten - Tarifa (Twin Peaks 2017) - YouTube

 前回の記事、なかなかの衝撃で8話をレビューしましたが、2話分飛ばしてしまったので、順番が逆になりますが戻ってまずは6話の感想です。
 



★★★★★★★★★★ ネタバレ注意 ★★★★★★★★★★




 

 今回の見どころは何と言っても、あのダイアンがついに画面に登場すること。
 シーズン1,2でクーパーの口述筆記の相手としていつも名前のみ登場(映画『ローラ・パーマー最期の七日間』ではクーパーが部屋越しにダイアンへ話しかけるシーンがあったが姿は見せなかった)、もしかしたら架空の存在じゃないかとも言われていた「ダイアン」がテレビ映像として現実化する。

 アルバートが 夜のMax Von’s Barで声をかけて振り向くその女性は、、、、。まさかのあの女優のこの役での登場に吃驚するとともに、確かにこの方しかないかもしれないという思いも。今後の彼女とクーパーの絡みもとても楽しみになりました。そしてダイアンが噂だけ聞いていたRRダイナーのチェリーパイとコーヒーを味わうことがあるのかどうかも注目(^^)。

 そして強すぎるお母さん、ナオミ・ワッツ!(^^) ギャングを叱り飛ばし、借金を半分に値切るしっかりものw。

 現在、ナオミ・ワッツ、48歳なんですね。カイル・マクラクランは58歳。役の上での年齢設定は不明だけど、少しぼやっとしてるっぽかった(クーパーに置き変わる前の)ダギーには、ひと回りくらい年齢が下な奥さんが合うのかも(^^)。
 結構母性本能をくすぐるタイプと推定(^^)。赤ちゃん化しても、全く別人と思われないのは、もともと頼りないタイプでないかとw。

 それにしてもダギー・クーパーはいつ元のクーパーに戻るのであろうか。
 RRダイナーのチェリーパイとコーヒーを食して元に戻るに1票(^^)。あるいはアニーとの再会か(と急に真面目になる)。

 先日惜しくも亡くなってしまった名バイプレイヤー ハリー・ディーン・スタントンの登場も嬉しい。そして『ローラ・パーマー最期の七日間』に出てきたファット・トラウト・トレーラハウスの謎の電信柱も出た。324810と6の番号の謎。

 そしてリチャード・ホーンとヤクの取引で揉めるバルサザール・ゲティ演じるレッドという男。この男の使う超能力の描写が今後どう活きてくるか。
 この超能力を見て僕はトレモンド夫人の孫かもと思ったんですが、どうなんでしょう。
 このバルサザール・ゲティの実年齢は42歳。『ロストハイウェイ』にも出てた役者らしいが、年齢から考えるとトレモンド孫には少し老けすぎかも。
 この2人の行っちゃってる噛み合わない会話がリンチ的で怖い。

 それにしてもこの後のリチャードの行動は、酷過ぎ。 ググるとリチャード役のEamon Farrenは、1985年生まれで32歳。ホーン姓から考えると、オードリーの子の可能性もあるが、年齢的には少し年で合わないか。年齢からは、ベンがよそで作った子という線もあるのかもしれない。

 冒頭に引用した今回のバンバン・バーの曲 Sharon Van Ettenの "Tarifa" ほんと、リンチの音楽趣味は良い! 僕はリンチのサントラ聴きすぎて、リンチ音楽脳に矯正されてて既に客観視点は持てないのだが…(^^;;)

 今回、さらに物語の展開より、情感質感の描写が増えてる印象。リンチのアート思考の強化と『ツインピークス読本』にあった老人化によるスピードの遅速化があるのかもしれない(^^)

  今回ラストが特に通常の連続ドラマ的でなく途中ぶつ切り感があった。フランク・トルーマン保安官と妻ドリスの息子に関するエピソードで終わるという途中感。最後のロードハウスでの歌 "Tarifa" がなかったら本当にブツギリ。

 このエンディングのアイデアも、全18時間あまりの大長篇を切り分けて放映するにはナイスな考えだったわけだ(^^)。

◆関連リンク
本エピソード wiki
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第8話
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第5話
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第4話
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 第3話
動画『ツイン・ピークス』ペンデレツキ「広島の犠牲者に捧げる哀歌」
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 第2話
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 第1話

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2017.09.18

■動画 オリビエ・デ・サガザンの新作「Gareth Pugh S/S 18」


Gareth Pugh S/S 18 - YouTube (★かなりショッキングですので自己責任で★)

" ‘This is not a show.’ Nick Knight and Gareth Pugh offer an exclusive visual insight into Pugh’s S/S 18 collection presented here as fashion film. In collaboration with philosophical artist Olivier de Sagazan, Pugh explores the extremities offered by the elements and the raw physicality of humanity."

 以前に紹介した粘土を顔や体に塗りたくって人体変容をパフォーマンスするフランスのアーティスト オリヴィエ・デ・サガザンの新作の衝撃。(冒頭1/3ほどがサガザン作品。サムネイルの赤い服のアートは別の方の作品です)。

 WOWOWでリンチ『ツインピークス』放映のない今週は、このシュルレアルで抜けた穴を埋めて下さい(僕だけか...(^^;))。

 今回の新しさは、二人の人間による粘土を用いた人体変容。
 ふたりの男の頭が融合し分離したり、合体した上で大きな口が開いたり、そして後半の腹部の拡大とその中へのダイブ。特にこの後半はなかなかの衝撃度。

 セクシャリティの問題と生命の根源みたいなものがゴチャ混ぜになった面妖さ。僕にはここのシーン、相当の衝撃だった。皆さんの感想も是非お聞かせください。

◆関連リンク
Olivier de Sagazan "performance O de Sagazan 08" オリビエ・デ・サガザン 人体変容パフォーマンス:Performance Transfiguration
サガザン 当ブログ関連記事 Google 検索

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