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2017年10月15日 - 2017年10月21日

2017.10.18

■感想 渡辺信一郎監督「ブレードランナー ブラックアウト 2022」(『ブレードランナー2049』前日譚)


【渡辺信一郎監督による前奏アニメ解禁!】「ブレードランナー ブラックアウト 2022」 - YouTube

"『ブレードランナー2049』へ至る、空白の30年間。2022年に起きた大停電<ブラックアウト 2022>とはー?"

 『ブレードランナー』の世界を見事に映像化。全篇に『ブレラン』へのリスペクトがあふれています。リドリー・スコットがあの映画で作り出したと言っても良い「サイバーパンク」というコンセプトを意識してすみずみにその魂を入れ込んだ様な映像が素晴らしいです。

 クレジットを観るまでもなく、日本最高峰のアニメーターによる映像になっているんだろうなと思っていましたが、実際エンディングで見られた名前は「沖浦啓之、磯光雄、大平晋也、田中達之、橋本晋治、橋本敬史」各氏ほか錚々たる作画陣。そして3D CGの増尾隆幸氏ほかスタッフ。日本アニメの一つの到達点のひとつと言って良いのではないでしょうか。以下に作画、CGスタッフを引用します。

ブレードランナー ブラックアウト 2022 - アニメスタッフデータベース

"作画監督  村瀬修功、作画監督補  寺田嘉一郎
原画 沖浦啓之 大平晋也  田中達之 新井浩一 橋本晋治 高橋裕一 名倉靖博 清水洋  久木晃嗣 BAHI.JD 橋本敬史 中谷誠一  山田勝哉 栗田新一  田中宏紀 堀元宣 磯光雄 吉邉尚希 角田圭一 村瀬修功
3DCGディレクター  増尾隆幸
3DCG クリープ  山田太郎 小川裕樹 島田義己 丹羽一希
SOLA DIGITAL ARTS  八木下浩史 竹内誠  橋本トミサブロウ"

◆前日譚 あと2本の短編が公開されています。
・ルーク・スコット監督
『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2036:ネクサス・ドーン」 - YouTube.

"『ブレードランナー2049』へ至る、空白の30年間。 デッカードが恋人の女性レプリカント《人造人間》と共に姿を消してから17 年後、2036 年の世界。そこでは、レプリカントの新たな創造主となる科学者ウォレス(ジャレッド・レト)が、<巨大な陰謀>を目論んでいた―― 『ブレードランナー』を監督した“SF 映画の巨匠”リドリー・スコットの息子、ルーク・スコットが監督を務めた短編を公開!"

ルーク・スコット監督『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」 - YouTube

"『ブレードランナー2049』の舞台である2049年の一年前、2048年の世界―。 ロサンゼルス市警は“ブレードランナー”組織を強化し、違法な旧型レプリカント《人造人間》の処分を徹底していた。軍から逃げ出し、この街にたどり着いた旧型の違法レプリカントであるサッパー(デイヴ・バウティスタ)は、トラブルを避け静かな暮らしを送っていたが…… 2022年=大停電(ブラックアウト)、2036年=新型レプリカントの存在が明らかとなったことに続き、空白の30年間を繋ぐ最後のエピソードを公開!"

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー 2049』の前に観ておくべき短篇を抑えたところで、いよいよの公開日を楽しみに待ちたい。

◆関連リンク
ルーク・スコット Luke Scott - IMDb
 リドリー・スコットの息子さん、少し遅咲きの様ですが、今後の活躍を祈りたいものです。
Alien: Covenant | Prologue: Last Supper | 20th Century FOX - YouTube
 『エイリアン コヴェナント』のプロローグも監督している様です。

『ブレードランナー』はアニメ界も変えた 渡辺信一郎&荒牧伸志が熱弁 - シネマトゥデイ

"渡辺監督が「いまは実写の世界がアニメでほとんど表現できてしまい、境目がなくなってきている。この作品では、日本にいる2Dの手描きのアニメーターのすごい才能を活かしたいという思いが強かった」とこだわりを語ると、荒牧監督は「世界的にファンが多い作品と言いましたが、一番の『ブレードランナー』ファンは渡辺監督です。とにかくこだわりがすごかった」と苦笑いを浮かべていた。"

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2017.10.16

■感想 『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第12話


CHROMATICS "SATURDAY" TWIN PEAKS: THE RETURN PT. 12 - YouTube

 第12話、いきなり前半で話される、青い薔薇。今回も物語が進んでいくが、サラとか奇妙な謎がまだまだ提示されて混沌も。

 一体どこへ我々は連れて行かれるか、予断を許しません。
 エンディング、再び登場のCHROMATICSの曲だけが心を落ち着けてくれます。

 



★★★★★★★ネタバレ、注意★★★★★★★★

 今回提示されたいろいろな謎のひとつに、まずラストで初めて登場したオードリー(S2の銀行での爆破の際に、生き残れたんだ! )と、オフィスデスクに座る謎の小人チャーリーの関係がある。会話からは夫婦の様に見えるが、何か変な感じ。

 エンドクレジットを見るとオードリーはホーン姓。チャーリーは姓不明です。オードリー、生きてて良かったが、いきなりの悪妻ぶりにタジタジ。

 オードリーは爆発で生き延びて、不思議ちゃんなところはどっかへ飛んで、リアルな生活者になったか、あの後に何かあったのか…。あんな息子を持てば、荒れるんだろうけど…。

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 そして一番の謎は、サラ・パーマーがスーパーマーケットのレジで見せた奇矯な行動の原因となったターキージャーキー。

 ビーフジャーキーとターキーが並べられ、それを見たことから不思議に怯え出し、自分の中の誰かと話しながら店から逃げる様に出て行くサラ。

 気になるのは、このジャーキーの袋に描かれた牛に似たキャラクター。よくビーフジャーキーに描かれているバファローにも見えるが少しデザインが違い、例のホークが前回示した変化する地図に描かれた「悪魔」のマークに似ているのだ。

 果たしてサラはあそこで何を見たのか。今後、この謎がどう展開し回収されるかも見守るしかない。 

 そしてついに冒頭で語られた青い薔薇の話。もともとFBIの中に軍と共同でブルーブック計画を探る「青い薔薇」特捜班が置かれ、ゴードン・コールの元、フィリップ・ジェフリーズ、チェット・デズモンド、アルバート・ローゼンフィールド、デイル・クーパーが選ばれたというのだ!

 ここから考えると、このチームのメンバーであるクーパーが、ローラ・パーマー事件でツインピークスに派遣されたということは、最初からこの町がブリッグス少佐の存在含めブルーブック絡みであったということになる。
 エピソード1と2、映画版をつなぐ壮大な設定が今明かされつつある、といったところでしょうか。

 そしてタミー・プレストン捜査官についても、ブルー・ローズに絡み、このチームがジョージ・ワシントン高校、MIT、クアンティコでの彼女の存在に注目していた、という謎の言葉も。

 異次元とブルー・ブックの関係。まさにストーリー最大の謎部分は、SF(というかムー的というか、、、(^^;))

◆関連リンク
Twin Peaks: FWWM - The Blue Rose - YouTube
 ブルー・ローズといえば、映画版でのこのシーン。リルという奇矯な赤い服の女と青い薔薇。ここもそんな謎につながっているシーンだったんですね。

◆関連 当ブログ記事
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第11話
感想『ツイン・ピークス The Return』(Season 3) 2017 第10話
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