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2017年12月24日 - 2017年12月30日

2017.12.27

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』完成

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チェコ蔵 CHEKOGURA - Facebook

"ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』は2018年2月19日にチェコ初上映を迎えることとなりました。その前に、ロッテルダム国際映画祭で世界初上映が行われます。乞うご期待。"

 シュヴァンクマイエルの新作がいよいよ公開!
 前作『サバイヴィングライフ』からはや7年、ひさびさにチェコのシュルレアリストの長篇を観ることができる。

 特に以下のクラウドファンディングのページにある男が虫に変容するシーンが素晴らしい出来なので、日本で観られる日が楽しみでならない。

Švankmajerův Hmyz kombinuje příběh ochotníků, dokumentární záběry a sny. Premiéru bude mít v únoru - Aktuálně.cz Google 翻訳

"この映画は複雑な構造をしています。 「オイディプスの複合計画の基本計画に基づく劇場のアマチュアの物語もあり、 ČapekBrothersの昆虫生存ゲームの第二の行為であり、最終的には製作からのドキュメンタリーショットもある」とŠvankmajerは言う。

「虫の人生の遊びは悪循環であり、私の脚本家は人間と昆虫との類似性が深まり、 カフカの変容のメッセージを忘れてはならない」と彼は付け加えた。

 彼は創造的なプロセスが最終結果よりも重要であると考えているため、シュヴァンクマイヤーはこの複雑な形を選んだ。

 「だから私はこのプロセスを開いて、ストーリーのドラマを乱さずに何が起こっているのかを視聴者に見させる」と彼は説明する。

 昆虫は2018年2月19日にチェコ初演を行う予定ですが、その前にロッテルダム国際映画祭のディープフォーカス:シグネチャーセクションで彼を見ることができます。"

New work by established makers | IFFR
 ロッテルダム国際映画祭HPでの『INCECTS』紹介ページ。
 映画祭は、2018年1月24日から2月4日までということでチェコでの初公開よりも半月ほど早く観られるということになる。

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"83歳の映画監督と芸術家は、昆虫が彼の最後の長編映画になると述べている。

昆虫は、アニメーションとアクションの両方のセグメントを持っており、1921年にČapek兄弟によって書かれた昆虫の生命からの風刺的な人種的遊びの写真に基づいています。映画では、アマチュアの俳優たちは演劇の第2幕でリハーサルを行います。キャラクターは恐ろしい変形を経験し始めます。 Švankmajerは、2011年にIFFRのCineMartに選ばれた、この映画の準備に7年間費やしました。"


Insects: Last film of Jan Svankmajer - YouTube

◆関連リンク
The last film by Jan Švankmajer: Insects | Indiegogo
 クラウドファンディングのページ。

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 クラウドファンディングのHPに載っているこの蟲への変容動画が素晴らしい。期待です。画面をクリックすると、動画が見られます。
Jan Švankmajer - Hmyz ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』 関連記事 当ブログ Google 検索

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2017.12.25

■感想 大林宣彦監督×檀一雄原作『花筐/HANAGATAMI』


大林宣彦監督×檀一雄原作『花筐/HANAGATAMI』予告編 - YouTube

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 大林宣彦監督『花筐』を名古屋シネマテークで、観てきました。『この空の花 -長岡花火物語』『野のなななのか』に続く高密度イメージ圧縮映画第三弾。

 今回も冒頭の絨毯爆撃のようなセリフと音楽の密度は圧巻。

 前作よりはその過激さは少しセーブされ、後半で大林劇映画に回帰する感じであるけれど、それでも大東亜戦争直前の学生達の生活を活写し、まるで現実と幻想と夢が記憶の断片のように描写される筆致は素晴らしい。

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 デジタル技術を駆使する、この生涯アマチュア映画魂を失わない作家の凄みの結実。
 戦前の学生生活と病床の美少女、まるで吸血鬼のように描写されるその義姉。反戦への意志と戦争に向かう高揚、そして血と性。佐賀県唐津市の「唐津くんち」と呼ばれる極彩色の山車の祭りの映像で描かれる、美しくも混沌としたクライマックスは本篇の見事なクライマックスである。

 夢のような映画の中で、リアルな重い現実を体現していた、門脇麦と長塚圭史(とても学生とは見えないがw)の存在感が素晴らしかった。

 そして映画館で買ったパンフレットに書いてあった右の記述。

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 大林監督が2018年に次の新作を予定中とある。次の作品でも映画の革新を先に進めてほしいものです。次回作、期待しています。


◆シナリオ 「花がたみ」

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 上の写真は、DVD『HOUSE』の特典映像に入っていた、大林宣彦による商業映画デビュー作『ハウス』の映画化成立までの道のりを語った中で、紹介されていた初期『花がたみ』のシナリオ。
 商業映画第1作としてこの『花がたみ』を撮りたかったが、東宝からこうした文芸作は東宝の社員監督でも撮れるが大林さんにはもっと斬新な映画を(スピルバーグ『ジョーズ』なような作品を)提案してほしいと言われて、当時11歳の娘 千茱萸(ちぐみ)さんのアイデアを元に『HOUSE』の企画に至る過程が語られている。
 そのプロセスについては、以下の最新の大林監督の語りでも聴くことができる。

 『HOUSE』の冒頭。檀一雄の娘さんの檀ふみが先生として登場。そして女生徒の手にはカメラ。本作『花筐』との連続性を感じないわけにはいかない。


【宇多丸×大林宣彦】映画について『リビング・レジェンド』と語りつくす!《サタデーナイトラボ》 - YouTube

"サタデーナイトラボ「<最新作『花筐(はながたみ)』公開記念!>大林宣彦 監督 再降臨!!この際だから、巨匠ともう一度、ざっくばらんに映画駄話特集!」"

◆関連リンク
・当ブログ感想『この空の花 -長岡花火物語』『野のなななのか

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