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2018年3月11日 - 2018年3月17日

2018.03.14

■感想 友井 健人編『1973『日本沈没』完全資料集成』

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1973『日本沈没』完全資料集成 - 株式会社洋泉社 雑誌、新書、ムックなどの出版物に関する案内。

"一億の民族を乗せ、ああ日本が沈む! 小松左京の大ベストセラー小説を、当時5億円の巨費を投じて、 豪華キャストで映画化した70年代パニック大作の金字塔 『日本沈没』(1973年)は、動員880万人以上の記録的ヒット作となった。 監督は『八甲田山』(77年)の森谷司郎。 特技監督はゴジラシリーズや『連合艦隊』(81年)の中野昭慶。 公開45年目を迎えた今も映画ファン、 特撮ファンを震撼させ続ける傑作の魅力を、 初公開含む写真と資料、600点以上の集成で明らかにする。

企画から公開までの流れ
藤岡弘、、小林桂樹、丹波哲郎、いしだあゆみ他カラースチール集
特撮カラースチール集
ドラマ写真ギャラリー
特撮写真ギャラリー
ポスター他宣材コレクション
登場人物紹介
巨大地震メイキング
潜水艇「わだつみ」デザインと図面
特撮美術資料
初公開・中野昭慶特技監督が描いたコンテ
製作スケジュール
原作と脚本と映画の比較
特撮セット図解"

 『日本沈没』完全資料集成、購入しました。
 当時チラシや雑誌の切り抜き、シナリオ等を集めていたファンとして、45年経ってこんな資料集が出るとは、感慨無量です!1ページづつ大切に読みたいものです(^^)。

 カラーとモノクロのスチール写真多数と、各種資料、そしてキャストとスタッフへのインタビュー等、全190ページの労作。

 ファンとしては見たことのないスチルと、さらに知らなかった制作エピソード等、たいへん嬉しい一冊になっている。

◆私のスクラップから
 いくつか本書に収められていない写真(雑誌記事)やチラシ、新聞の切り抜きがあるので、すでに45年前のSF文化資産ということで、掲載してみたいと思う。

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 似ているアングルの写真が本書のカラーページにも掲載されているが、残念ながらスチルの劣化で発色が良くないため、こちらの雑誌(たぶん当時さいとうたかおの漫画版『日本沈没』が連載されていた「少年チャンピオン」と思われる)の見開きページをご紹介。

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 こちらの二枚は特撮のレポート。たぶん上が「中一時代」、下が「テレビガイド」のもの。本書に衛星画像の日本列島の特撮シーンの海について、糊説とゼラチン説の両方が、スタッフの証言として掲載されているが、この雑誌記事ではどちらも糊と書かれている。「特撮で使ってきたカンテンの海では感じがでないと、研究をかさね、ついにのりの海を開発したのだ」「青い色をとかしこんだのりでできている」「海はのりに染料を混入」といった記述である。
 下画像の左上、わだつみがフロンガス噴射している様子がなかなか良く写っている。

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 映画館でもらえたチラシ。おもて面は本書に掲載されていたが、裏面がなかったので、ここに掲載。

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 こちらは割引券のおもてと裏。本書には横型の割引券は掲載されているが、こちらは未掲載。裏面に「みんなの科学」として地球物理を紹介している。これは学校の前で配られていたものだと思うので、勉強の視点が入っているのでしょうw。

 このスクラップの紹介が、45年前の特撮SF映画の記録として、少しでも役立てれば幸いです。

◆関連リンク
友井 健人編『1973「日本沈没」完全資料集成 (映画秘宝COLLECTION) 』

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2018.03.12

■感想 ライアン・クーグラー監督『ブラックパンサー』: Black Panther


BLACK PANTHER Final Trailer (2018) - YouTube

 3Dが近所で上映されていなかったため、2Dでまずは観てきた。素晴らしい傑作で、もう3D IMAX版も見に行かざるを得ない盛り上がり(^^)。

 『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては、第18作品目の映画。今作は特に主人公の生まれ過ごす、第三世界の秘めたパワーの象徴としてのワカンダ国 (Wakanda)の設定がとても良い。そして『マーベル・シネマティック・ユニバース』の描き続けている世界平和のためのヒーローと政治の真面目なアプローチ。第三世界 アフリカの黒人の知恵と世界観を導入することで、次のアウフヘーベンを見られるのではという、続くルッソ兄弟『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への期待。

 本作はそうしたアフリカの知恵の描写と合わせて、アフリカの原色を使った鮮やかな民族衣装等、ヴィジュアル的サウンド的にも第三世界的な視点にあふれていて、映画の映像と音楽の魅力に溢れた作品になっている。

 
 そうして大満足で見終わった後、気になったのは、この『マーベル・シネマティック・ユニバース』の大きな政治的なうねりのあるストーリーはいったい誰が構築しているのか。監督も脚本も別々のスタッフによるシリーズ。メインスタッフとしては、全作に関わるのは製作を務めるマーベルスタジオ社長のケヴィン・ファイギのみにみえる。

Kevin Feige - Wikipedia

・大ヒット作連発!マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギの仕事術 - シネマトゥデイ.

"「それぞれのプロジェクトにその作品に専念しているエグゼクティブプロデューサーがいて、彼らは毎日現場にいる。だから毎日『アントマン・アンド・ザ・ワスプ(原題)』のエグゼクティブプロデューサーだったり、『アベンジャーズ』のエグゼクティブプロデューサーだったりからメールがあるんだ」と携帯を取り出してみせたファイギ。「次のスパイダーマン映画もストーリーを練っているところだ。たくさんのことが同時に起きているがそれが全てうまくいっているのは、全ての場所に相応しい人がいるからだよ」と明かしていた。"

 今後、このケヴィン・ファイギの動静に注目していきたいものです。

◆関連リンク
◆TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」ブラックパンサー特集 3連発 
 以下3本のリンクは、通常文化,政治,社会ニュースを中心に放送しているラジオ番組での『ブラックパンサー』特集。とても面白いので、興味のある価値は是非!
『ブラックパンサー』で荻上チキ大興奮!▼2018年3月1日(木)放送分
「ブラックパンサー特集」▼▼中島かずき×荻上チキ 2018年3月2日(金)放送分」

中島かずき:今回の『ブラックパンサー』は次の『アベンジャーズ』につながる世界観の提示をしていると思います。『シビル・ウォー』までの世界は第二次大戦からずっと流れた南北問題の「北」、アングロ・サクソンを中心とする世界観。普遍主義。その中で、それが完全に行き詰った結果としてのアイアンマンとキャプテン・アメリカの対立があり、その体制が一度崩壊してしまった。で、さあどうなる? というところから今回の形が始まっている。そこに対して、次の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に向けて、「いや、こういう形があるよ」っていうのを『ブラックパンサー』で提示しているような気がします。だから僕は見終わった時にものすごく興奮して。「うわーっ、そうなんだ。映画でここまで描くんだ!」みたいな驚きがあったんですね。

【ネタバレ注意】「ブラックパンサー」が指し示した希望と可能性とは
 ▼中島かずき×荻上チキ 2018年3月2日(金)放送後

ブラックパンサー党 - Wikipedia.

"ブラックパンサー党(英: Black Panther Party, BPP)あるいは日本語で黒豹党(くろひょうとう)は、1960年代後半から1970年代にかけてアメリカで黒人民族主義運動・黒人解放闘争を展開していた急進的な政治組織。1966年、カリフォルニア州オークランドにおいてヒューイ・P・ニュートンとボビー・シールにより、都市部の貧しい黒人が居住するゲットーを警察官から自衛するために結成された。"

ブラックパンサー (マーベル・コミック) - Wikipedia.

"「ブラックパンサー」の名が考案されたのは、1966年10月のブラックパンサー党結成よりも先である。とはいえ、ブラックパンサー党に影響を与えたLCFO[† 1]はそれ以前から黒豹のロゴを用いていた。また、第二次世界大戦中に人種隔離政策によって作られた黒人の戦車大隊(第761戦車大隊(英語版))はブラックパンサーズと呼ばれていた[1][2]。 ブラックパンサー党を連想させることを避けるため、『ファンタスティック・フォー』第119号(1972年2月)へのゲスト出演からブラックレパードへの改名が行われたが[† 2]、同年の『アベンジャーズ』第105号(1972年11月)で取り消された[3][† 3]。 ブラックパンサーを創案した一人であるスタン・リーは、その名に政治的な意図は一切なく、LCFOのロゴを参考にしたこともないと述べている[4]。実際に着想の元になったのは、黒豹を連れていたパルプ冒険小説の主人公だという[5]。ジャック・カービーによるオリジナルのコンセプトアートではコール・タイガー (Coal Tiger) という仮の名が使われていた"

ブラックパンサー (映画) - Wikipedia 
ライアン・クーグラー
マーベル・シネマティック・ユニバース.

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