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2018年6月17日 - 2018年6月23日

2018.06.20

■感想 ロン・ハワード監督『白鯨との闘い In the Heart of the Sea』


In the Heart of the Sea - Final Trailer [HD] - YouTube

白鯨との闘い - Wikipedia

 ロン・ハワード監督『白鯨との闘い』ブルーレイ、初見。
 Dolby Atmosを試したくてヤフオクで購入。映画自体は評判がイマイチなようなので期待していなかったのだけれど、かなり面白かった。

 物語は『白鯨』の作家 ハーマン・メルヴィルが鯨によって沈没させられた捕鯨船エセックス号の生き残りの元船員に、その後の漂流の顛末を聞きに行くところから始まる。これはある程度史実らしい(実際にメルヴィルが聞き込んだのは船長のポラード船長らしいけれど、この映画ではキャビン・ボーイのトーマス・ニッカーソン)。『白鯨』のモデルにこうした事件があったことも知らなかったという状態(すみません、『白鯨』も読んでない...)。

 マイティー・ソーのクリス・ヘムズワースが主演。この人の演技で映画が引き締まった感じ。

 そして試したかったドルビーアトモス、捕鯨シーン、帆船の帆を上げるシーン等、確かに立体的な音響に感じられたが、まだうちのオーディオが7.1chまでで頭上スピーカがないためか、縦方向の音の変化はイマイチな感じ。

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 それにも増して素晴らしいと思ったのが、3D映像。
 捕鯨シーン、帆船のシーン等々、立体視に気を配った演出、カメラアングルが最大限の効果を上げている。
 同じ海の漂流ものでは『ライフ・オブ・パイ』も良かったが、今作は幻想的な描写はないけれど、この立体視を徹底して意識した海洋描写が白眉。

 手前に物を置くレイアウト、海上、海中、帆船の帆、そして鯨の巨大な体表を舐めるようなカメラアングルによる視線から画面奥までの連続的な立体視映像。これによる画面の躍動感が本作の一番の見所だった。立体視マニア、垂涎の映像と思うがどうだろうか。

 ステレオスコピックスーパーバイザーとしてクレジットされているのがBen Breckenridge (IMDb)。『ゴジラ:Gojira』『Maiti Sô: Dâku Wârudo』『Iron Man Three』『Alice Through the Looking Glass』等々、26作品もの作品の3Dスーパーバイザーとクレジットされている。

 インドのスタジオ、プライムフォーカスにより2D-3D変換らしいが、一体あの海面、帆、船上等々の精緻な3Dをどう2D世界から引きずり出したのであろうか。凄いテクニック/丁寧な職人芸としか言いようがない素晴らしい映像に感謝したいと思います。

◆関連リンク
捕鯨船エセックス号の生き地獄は小説『白鯨』よりキツい!? 本当にあったクジラと漂流の恐怖
3D3D3D -ステレオ3D情報ブログ- : 「白鯨との闘い」 3D初見レビュー
【NEWS】インドプライムフォーカス社、ダブルネガティブを吸収合併 4,500人規模、世界最大のVFXスタジオに | Inter BEE Online
Prime Focus Limited (PFL)(プライムフォーカス公式)

・当ブログ関連記事
 ■感想 アン・リー監督『ライフ・オブ・パイ: Life of Pi's』3D

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2018.06.18

■動画 TX社、遠隔操作ロボット「MODEL H」の量産型プロトタイプ プロモーション映像 TELEXISTENCE INC.


VR Robot Telepresence - MODEL H mass production prototype - YouTube
KDDIが出資するTX社、遠隔操作ロボット「MODEL H」の量産型プロトタイプを開発 | ロボスタ

"TX Inc.は併せて、テレイグジスタンス技術を活用したロボットの遠隔操作体験を、一般のお客も体験できるイベントを今夏に実施する予定であることを発表している。小笠原返還50周年記念事業の一環として、東京都小笠原諸島における観光資源のロボット旅行体験「TELEXISTENCE TRAVEL」を、KDDI、東急不動産、鹿島建設、一般社団法人CiP協議会と共同で検討しているという。 "

TELEXISTENCE inc.(公式HP)

"TX Incは、Telexistence、VR、通信、クラウド、触覚伝送技術を活用した空間を超える遠隔操作ロボット、量産型プロトタイプ MODEL Hを開発しました。今後の商業化を見据え、Model Hは、製品化前提に使いやすさ、耐久性の向上、起動・使用開始時間の短縮、デザインの洗練、独自クラウドインフラ、移動体通信・インターネット対応を実現しました。"

 まずは冒頭のテレイグジスタンス インクの公式プレゼンテーション動画を観てください。

 R^3(アールキューブ:リアルタイムリモートロボティックス)コンセプトで描かれたどこへでも瞬時に移動できる遠隔操作ロボットによる移動体験が見事に表現されている。

Model_h

 家に居ながらにして、サーフショップでボードを自分の手で確かめながら通販したり、桜の花見を息子としたり、そしてついには宇宙ステーションでの宇宙遊泳を体感できるテレイグジスタンスるによる超絶体験。

 舘東大名誉教授が描き続けてきた、SF的な未来があと少しで手に届くところに来ているような感覚を感じられます。この動画のような未来がこれから5年くらいで家庭に広がることを祈りたいと思います。

 まずは小笠原からのようだけれど、いずれ、僕らも月にいけるかも(^^;)。

◆関連リンク
移動をなくす、「幽体離脱」のテクノロジー | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン).

"富岡が提案したのがTELEXISTENCE TRAVEL。「MODEL H」はKDDIグループの伝送技術を活用。ロボットを自分の「分身」として、遠いところで活動させることを可能にした。つまり、距離や空間を超えて、分身のロボットを通じて、視覚・聴覚・触覚などの「体験」を自分に伝えることができるのだ。2018年夏、このロボットを使って小笠原諸島の体験ツアーを始めるという。"

 スタートアップとしてのテレイグジスタンス社の可能性を感じさせる記事です。
MODEL H テレイグジスタンス- Google 検索

・当ブログ テレイグジスタンス 関連記事 Google 検索

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