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2018年9月16日 - 2018年9月22日

2018.09.19

■予告篇 ルカ・ハルゴヴィック監督「スライス・オブ・ライフ (人生の一コマ)」"Slice of Life"


Slice of Life - Official Trailer - YouTube

""Slice of Life" is an original short Science Fiction film inspired by the Blade Runner universe."

 "Slice of Life" ブレードランナー風未来都市を描いたインディーズフィルム!
 『ブレード・ランナー』にインスパイアされたルカ・ハルゴヴィック(Luka Hrgović)監督による短篇映画。

 リンク先の予告篇を観てもらうとわかるが、「強力わかもと」ならぬ「吟徳門」と名付けられた商品(日本酒か?)のCMガールのふんどし美女が凄い(^^)!

 そして手作り特撮と思えぬ完成度の映像。後述するメイキングの映像を見るとわかるが、いずれも手作り感のあるミニチュアによる特撮である。
Slice Of Life Film(公式HP)


Creating the miniature sci-fi city in a garage - from junk! - YouTube.
 こちらにミニチュアの手作りシーン、それを利用した特撮シーン撮影のメイキング記録映像。

 『ブレード・ランナー』インスパイアは、その制作スタイルにまで徹底している。全篇見てみたいものです。

◆関連リンク

Solposter_web_big

Creating a sci-fi city in the garage
 特撮シーンの模型制作等のメイキング映像。
Slice of Life (Facebook)
 メイキング映像ほか、最新情報が語られています。
Slice Of Life - YouTube.
 こちらにも多数のメイキングが掲載されています。
Slice of Life - original short film homage to 80's SCI-FI by Julius Film — Kickstarter
 キックスターター、すでに受付は終了しています。ファンディングゴール $25,000に対して、$81,756の資金が集まったようです。
ファンが作った「ブレードランナー」のサイドストーリー動画「Slice of Life」のクォリティが高すぎる - DNA.

"クロアチアのLuka Hrgovićを監督に、極少人数のグループが自主制作している短編動画。完成すれば30分程度の上映時間になるそう。 現在、実写パートの撮影は終了し、ミニチュアなどを使った特撮パートの撮影に入っているとのこと。今後はKickstarterで3万ドル(約340万円)の出資を募り完成を目指すとしています。"

『ブレードランナー』へのラブレター、80年代SF映画への愛を込めた短編SF作品『SLICE OF LIFE』。 - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。.

ちなみに本作品では、80年代のSF映画における特殊技術、ミニチュア、リアプロジェクション、マットペインティングなどの、今となっては旧式だと言われる技法がフル活用されているとのことで、「You won't find any CGI here!!!」と豪語している、それは本当にすごい!

Luka Hrgovic - IMDb
 4本の短篇映画の制作実績が記載されています。

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2018.09.17

■感想 フアン・アントニオ・バヨナ監督『怪物はささやく』"A Monster Calls"

 フアン・アントニオ・バヨナ監督『怪物はささやく』、WOWOW録画初見。
 少年のリアルとファンタジーの交錯。

 裏の巨大な古木が巨人として少年の前に現れ、人間の3つの物語を語り、悪夢に絡む4つ目の物語を少年に語らせる。
 巨人の語る物語を映像化したイラストレーション風の3D CGアニメが素晴らしい。絵本の中から立ち現れたような水彩風のCG。このシーンを観るだけでも、大きな満足が得られる映像。この映画は3D上映はなかったようだけれど、3Dでこの水彩の映像が動くところが見たくてたまらない。

 巨人の現実との重なり合い、伝える善悪の併存というメッセージの少年への影響、母親との関係。そしてラストで示される映画だけの、この巨人のエピソード。
 アメリカではヒットしなかったようだけれど、なかなか素晴らしい映画。どこかで観られる機会があれば、お薦めです。

 最後、蛇足ですが、少年の悪、自分の周りのものへの暴力が罰せられることがないところは少し違和感。通学路のごみ箱、祖母の居間、そしていじめっ子への逆襲。いずれも誰からも否定的な言葉は出ず、母親からはラスト付近で、怒りは自由に出しなさいと逆に肯定的に言われるところ。

 ある意味、この主人公の「悪」部分が本人にとって肯定的とも受け取られかねない描写が取られている。決してハッピーエンドではないこの映画のラストにこの映画はある意味、少年の将来が暴力に彩られるのではないか、という不安な余韻をもたせているように感じた。この後の祖母との生活、学校での生活がどんな展開になるかで、少年の未来は決定されていくのだろうけれど、そうしたダークなイメージを残したのも人の善悪の並存を描いたこの映画のテーマに沿って、そうした余韻は意図的なものなのかもしれない。

■3Dアニメーション部分のメイキング

Making of A Monster Calls (Animation Sequence)
  from GLASSWORKS VFX on Vimeo
 こちらにメイキングがある。
 やはり3D CGを水彩風に描き出した手法。こういう手法で撮られたアニメーション立体映画を是非制作いただきたいものです。短編でもいいので(^^;)。

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