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2018年9月23日 - 2018年9月29日

2018.09.26

■感想 Oculus Go の VR世界(2) アプリ、コンテンツ

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 前回のOculus Goの全体的な感想に続き、今回はアプリケーションとそのコンテンツの紹介です。

Samsung VR

 VRプレイヤーアプリの"Samsung VR"のコンテンツで気に入ったものをいくつか御紹介します。

The Spacewalker VR(Russian VR Seasons)

"VR short film lets you experience the first human walking in space The film immerses audiences in the experience of Leonov and his fellow cosmonaut Pavel Belyaev during their flight on the Voshod-2 on March 18-19, 1965
Site: www.cgfww.com "

 まず、このロシアの宇宙ものVRが素晴らしい。冬のロシア、ヴォストークの打上げをドローンから撮ったシーンが最高。このようなアングルでのロケット打上げの映像は観たことがないけれどVRの臨場感が素晴らしい。実写と見間違える程の立体視CG。右の引用画では燻んだように見えるけれど、まさにロシアのロケット基地(バイコヌール?)上空から神の視点でロケット打ち上げを見られる感覚はとても貴重。
 Oculus以外でも観られるようなので、なんらかのVR視聴環境がある方、必見です。リンク先で通常の2D動画としても観られますが、3D VRを絶賛お薦めです(^^)。

Mission: Impossible - Fallout - Behind The Scenes 360°
 『ミッション・インボッシブル フォールアウト』のトム・クルーズのアクロバティックなヘリ他のメイキングVR。手に汗握ります。

Amaze VR
 VRのバラエティチャンネルということだけれど、ポールダンスやお笑い、お色気ものも沢山あるけれど、ここでは究極映像研っぽいものを紹介します。毎週アップデートされているようでコンテンツの幅の広さが魅力のサイト。

The Giant from New Media Ltd on Vimeo

"The Giant" is this week's Staff Pick Premiere! Read more about it here: vimeo.com/blog/post/staff-pick-premiere-the-giant

Directed by New Media Ltd
Newmedialtd.co
Original Score by Jake Aron and Ludwig Persik
With support from Paul Horton Visuals, Neighborhood Watch Films, and Pulse Films"

 リンク先で動画を360° 2Dで観られるけれど、これも360° 3D VRでは圧倒的な迫力があるので、そちらをお薦めします。身体が異様に変形した女性の(雌型の)巨人が居並ぶ異世界の光景が素晴らしい。恐ろしい光景なのだけれど、何故か惹かれるVR空間。この異様さは良質な異世界ものSF短篇のレベルに迫っていると思います。

Waking up in the Universe VR from Julius Horsthuis on Vimeo.

"in 1991, professor Richard Dawkins gave the Royal Institution Christmas Lectures. I have taken some parts of it and weaved them through a wondrous journey through fractal time and fractal space. A Mandelbulbian homage to science.
Music: Asura - Le Dernier Voyage ultimae.bandcamp.com/album/360-24bits
for more on my work: julius-horsthuis.com"

 こちらはAmaze vrでは、"fractal journey" というタイトルになっていたが、これもリンク先では360° 2Dだけれど、Amaze vrの360° 3Dで観てください。
 フラクタルで描かれた広大な空間、幾重にも折り重なったフラクタル模様の世界の地獄めぐり的な様相を呈している凄いアート空間が広がっています。
 この手法なら、酉島伝法氏の『皆勤の徒のあのSFの極北にあるような奇想世界も映像化できるのではないかと錯覚するような異様さがヘッドセットを通して脳内に展開されます。
 VRの奇想映像空間として、アート空間としての凄みの一端を感じられる映像をまずは二つ紹介しました。


Amaze 3D: The Pact VR Video 360 - Supernatural, Kidnapper, Scary VR Short Clip (Oculus, HTC Vive) - YouTube

 こちらはサイコパスもののホラー短篇。臨場感もなかなかですが、女優二人が魅力的だったので掲載w。VRとしては180° 3Dの短篇映画VRという感じ。
 ハリウッド女優のわりに小柄な二人の存在感。通常映画の2D画面より二人の女優のコンパクト感(??)がそこに存在するように身近な感覚で、サイコパスの恐怖感も、メイクとかイマイチなのだけれど、見ている部屋に突然現れたようなリアリティ。

◆映画館アプリ CINEVR - The Movie Theater | Oculus
 アプリを立ち上げると豪華な劇場でスクリーンを観ている感覚に入り込める。
 しかも他のOculusユーザの観客がリアルにVRの劇場シートに、アバターの姿だけれどいるのである。話しかけることもできる。遠方の友達と一緒の時間にそこで映画を観て盛り上がることもできる。

 その際に工夫されているのは、映画の音声と観客席の会話のボリュームを自由に変えられるため、周りがうるさい時は劇場内の会話ボリュームを下げれば良い。発声して応援上映をする場合は、ボリュームを上げる。
 劇場で世界の人を相手にナンパもできるはず(英会話が必須だけどw)。そう考えて観てると、観客が近くにいる劇場へ本当に行っている感覚が生じてくるのでとても面白い。もちろん、声はかけていませんが(^^;)。

 コンテンツは3D映画の予告篇が数本置かれていたり、そこそこ観られます。まだコンテンツの充実はこれからですかね。

◆関連リンク
Oculus Go おすすめVRコンテンツ|VR版バラエティTV『Amaze』 | なるほど!いいね

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2018.09.24

■感想 Oculus Go の VR世界(1) ハードウェア中心に

20180630_224734Oculus Go | Oculus (公式HP)

"さまざまなストーリーの世界を楽しめる VRの世界に今すぐダイブ!
ゲーム、ソーシャルアプリ、360度エクスペリエンスなど、1,000本以上のコンテンツが揃っています。"

 スタンドアローンタイプで今最も手頃なVR専用ヘッドセットであるOculus Goを数日借りて体感したので、レポートします。
 PS-VRは1ヶ月ほど試してヤフオクで売ってしまいましたが、こちらは改めて自分で購入しようかと思っている次第。手頃さとコンテンツの豊富さがなかなか良いです。

◆画質
・PSVRは5.7インチ、1920×1080ドット有機ELパネル。それに対して、Oculus Goは5.5インチ,2,560×1,440ドットの液晶パネル。
・画像は映画を立体視で観るとさすがに荒く感じるが、VR専用コンテンツでは眼を凝らさないと画素は気にならなく、PS-VRよりも高精細な印象。
・後述する映画館の劇場空間の中でスクリーンに映された映画を見るコンテンツで言うと、体感300インチくらいの大きさで観えるが画質が荒く映画館感覚を減じているのが残念。
・時々レンズのグリグリが見えるのは愛嬌かw。

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◆コントローラ
・片手で操作する空中マウスのようなコントローラが付属している。これによって画面に映るインターフェーズ(ボタン等)を操作する。リモコン側のボタンは主にはトリガーで押す。
・画面上の指示は、このコントローラの前後の軸方向に光の矢が画面上に現れることで操作。Touchサーフェイスと呼ばれているパッド部分を指でこすると画面のページをめくったりできる。ここはスマホの操作感に近く、かなり直感的に使うことができてここにもお手軽感がある。

◆装着感と音質
・メガネの上へ被って、ヘッドバンドで頭に装着した感覚がなかなかいい。
・特にヘッドバンドとHMDの装着部分に設えられた左右のヘッドフォンの音が気持ち良い。耳の中に入れるわけでもなく、耳の近くに小さな穴が空いているだけなのに、なかなかの音質。
・耳が圧迫されず、自然にステレオ音。しかもVR空間で首を振ると、その音の方向が変化。空間の臨場感をあげている。別のヘッドフォンを使うことも可能とのことだが、特に支障を感じない出来だと思う。
・VR酔いはPS-VRより良いように感じたが、これはコンテンツによるのかもしれない。

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◆3D空間
・PS-VRとの大きな違いは、このOculus Goには、PS-VRにあるカメラのような、ヘッドセットの位置を外部のセンサで捉えるシステムが存在しない。
・Oculus Goはヘッドセットに装着されたセンサで頭の向きの変化を捉えるのみ。これにより頭の向きが変わることによる視界の変化を再現している。この再現のリアリティが見事で、ほとんど遅れを感じさせない自然な動作を実現している。これにより視線の変化による空間の広がりが的確に映し出されて、まるでその空間の中にいるような気分になる。
・残念なのは、頭の位置が動いても映し出されている対象物をその頭の位置から見られるわけでないところ。PS-VRでは目の前のCGモデル等の裏側に回り込むようなこともできる(コンテンツによる)が、Oculus Goは無理。
・このVR空間は、ヘッドセットを取り囲む360°の全天球球面スクリーンに映し出される3D立体視映像ということになる。コンテンツによっては3Dでなく2D、360°でなく180°のものもあるが、前述の頭の動きに映像がうまく追従するため、2D 180°のものでもなかなかのリアリティを確保している。

◆関連リンク
Oculus Go オキュラス 単体型VRヘッドセット スマホPC不要 (64GB) [並行輸入品] (Amazon)
 Oculus (公式HP)から購入すると、Amazonの並行輸入より安く買えますのでご注意を。
【西田宗千佳のRandomTracking】「Oculus Go」に見る“みんなのVR”時代。VRで実現するパーソナルごろ寝シアター - AV Watch.

"Oculus Go向けには、ハイエンドVR向けとして人気がある「Bigscreen」というアプリがあり、これを使うと、PC上の画面や音をなんでも転送できる。

 テレビ録画を見るには、著作権保護技術である「DTCP-IP」に対応したアプリが必要だが、日本以外ではマイナーであるため、現状、Oculus
Goから直接視聴はできない。しかし「Bigscreen」を介し、「PC上で再生した動画を見る」ならば対応できる。PC上でゲームを動かしてそれを楽しむことも可能だ。Oculus
Go内蔵ブラウザで対応できないサービスは、「Bigscreen」を使ってPC経由で楽しむ……という方法もある。"

Oculus Goは魅力的だが、やっぱPSVRの方が満足度高そう | More-interest.GAME.
 両者を丁寧に比較されていますのでご参考。
・当ブログ 関連記事
 ■感想 プレイステーションによるヴァーチャル・リアリティ体験 PlayStation®VR

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