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2018年2月18日 - 2018年2月24日

2018.02.21

■感想 ティム・バートン監督『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』:Miss Peregrine's Home for Peculiar Children


映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」予告 - YouTube
 ティム・バートン監督『ミス・ペルグリンと奇妙なこどもたち』WOWOW録画初見。

 ティム・バートンは僕にとって当たり外れの幅が大きい監督。で、本作は◎! とても素晴らしい映画でした。
 『バッドマン』『アリス・イン・ワンダーランド』はNGだけれど、『ビッグ・フィッシュ』『シザーハンズ』はOKな方にはバートンベスト3級の作品です。

 あと見てる間、ティム・バートン版『Xメン』かと思っていたら、脚本は『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』『X-MEN: フューチャー&パスト』『キック・アス』のジェーン・ゴールドマンなのですね。原作のランサム・リグズ『ハヤブサが守る家』は未読ですが、映画向けのストーリーはこのジェーン・ゴールドマンの成果なのでしょうか。

 こどもたちの異能ぶり、その造形と能力の奇想がとても心地いい。こどもたちの造形から能力の描きかたがとってもティム・バートン。特にイーノックの降霊術による無生物生物化で描かれたストップモーションによる怪物の戦いとか、キッチュで不気味な映像はバートン監督の独壇場。

 海底のあるものが復活したり、まるでニューヨークのコニーアイランドのような遊園地で描かれるクライマックスなど、見どころ満載。
 劇場の3Dで観なかったことを悔やむことしきり。3Dブルーレイが中古で値落ちしてきたら是非とも購入したいものです。

 ティム・バートンの次回作は2019年の実写『ダンボ』らしいけれど(Dumbo (2019 film) - Wikipedia)、どんなにサイケでシュールなダンボが観られるか今から楽しみです。シナリオは再びジェーン・ゴールドマンにお願いしたいものです。『アリス』『ダンボ』とディズニー作の実写化を進めているわけですが、このあとは是非とももう一つのバートンの原点である『ゴジラ』の映画化も手がけてほしい。観たくてたまらないバートン版『ゴジラ』。どんな奇妙なゴジラ映画になるのか、観たくてしょうがない(^^;)。

◆関連リンク
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 3枚組3D・2Dブルーレイ&DVD(初回生産限定)』


Miss Peregrine's Home for Peculiar Children, Making of...ScanlineVFX - YouTube
 リンク先、ネタバレです、ご注意を。あの素晴らしい船のシーンのメイキング。

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2018.02.19

■感想 宮部みゆき原作 松浦善之助演出『荒神』


スペシャルドラマ『荒神』予告篇 - NHK

 松浦善之助演出『荒神』NHK BSPリアルタイム視聴。
 予告ビジュアルと宮部みゆきということで、かなり期待して観たけれど、NHKのCGスタッフによって描き出されたらしい怪物の映像以外はいまひとつでした(正式なスタッフ構成はネット検索でも不明ですが、CGに『シン・ゴジラ』の白組とかのクレジットはなかったです)。

 物語の構成は割と面白いのだけれど、脚本の細部が弱い。そして役者の演技が方に力が入りすぎで気になって仕方なかった。あと実写の映像がなぜか白っぽく映像の締まりがなく、ハイビジョンが得意とする自然の鮮明な風景描写が台無しで残念で仕方がなかった。

 一方の怪物造形はあきらかに『シン・ゴジラ』以降のCG怪獣を見事に描写していた。一部、テクスチャの荒いところもあったけれど、テレビドラマでこのレベルのVFXが観られるのは眼福です。
 動きのリフリティ、表面の質感。素晴らしい完成度であると思う。CGスタッフによるメイキング談義が是非とも聴いてみたいものです。 

 役者では、住職役 品川徹が素晴らしかった。『野のなななのか』での熱演を思い出させるいぶし銀の演技。クライマックスの迫力への貢献は何と言ってもこの役者さんあってのものだったと思う。

◆関連リンク
荒神 宮部みゆき こうの史代 - Google 検索
 新聞連載時のイラストは『この世界の片隅に』のこうの史代。上のリンクでいろいろとイラストを見ることができるけれど、すずさんが、怪物と戦っていたのか、という感じ。怪物の姿は以下の引用画のようなものらしい。

Eva_yugenn

NHK初の怪獣時代劇!宮部みゆきさん原作『荒神』 人間の怨念や愛憎が生み出す巨大な怪物と人々との死闘 : 変身速報 上記画像はこのリンク先から引用しました。
こうの史代, 宮部みゆき『荒神絵巻』
 新聞の挿絵403点についてはこの本に掲載されているとのこと。一度、しっかり見てみたいものである。

・荒神 - Wikipedia

"家庭の台所で祀る三宝荒神と、地域共同体で祭る地荒神とがある。地荒神の諸要素には三宝荒神にみられないものも多く、両者を異質とみる説もあるが、地荒神にみられる地域差はその成立に関与した者と受け入れ側の生活様式の差にあったとみて本来は三宝荒神と同系とする説もある。ただし地域文化の多様性は単に信仰史の古さを反映しているにすぎないとも考えられるので、必ずしも文化の伝達者と現地人のギャップという観点を持ち出す必要はない"

 宮部みゆきの創作とは別の話だろうけれど、wikiには荒神は台所の神とあったりする。

 

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