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2019.12.16

■情報 庵野秀明 企画・脚本、樋口真嗣監督『シン・ウルトラマン』初ヴィジュアル公開

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空想特撮映画『シン・ウルトラマン』公式HP NEWS

"庵野秀明(企画・脚本)コメント全文
「シン・ウルトラマン」の「ウルトラマン」について

成田亨氏の描いた『真実と正義と美の化身』を観た瞬間に感じた「この美しさを何とか映像に出来ないか」という想いが、今作のデザインコンセプトの原点でした。

我々が『ウルトラマン』というエポックな作品を今一度現代で描く際に、ウルトラマン自身の姿をどう描くのか。
その問題の答えは、自ずと決まっていました。
それは、成田亨氏の目指した本来の姿を描く。現在のCG でしか描けない、成田氏が望んでいたテイストの再現を目指す事です。
世界観を現代に再構築する事は挑戦出来てもあの姿を改める必要を感じ得ず、成田亨・佐々木明両氏の創作したオリジナルへの回帰しか、我々の求めるデザインコンセプトを見出せませんでした。

その為に―――

『真実と正義と美の化身』と成田氏が当時から後年にかけて描いていた様々なウルトラマンのイメージを踏襲し融合し再構成させた新たな体表のライン。
成田氏が監修した、佐々木明氏制作によるマスク。
成田氏が望んだ、古谷敏氏の体型データをベースとした体躯。
成田氏が望まなかった、眼の部分に覗き穴を入れない。
成田氏が望まなかった、スーツ着脱用ファスナーに伴う背鰭を付けない。
そして、成田氏が望まなかった、カラータイマーを付けない。

と、いう作業を行った結果が今回のデザインです。
ウルトラマンの美しさに、少しでも近づきたいという願いから生まれた姿です。
この想いが、わずかでも観客の皆様に伝わる事が出来れば、幸いです。"

 「空想特撮映画」、いい響きですね〜〜(^^)。そしてウルトラマンの造形を創造した成田亨さんの原点への回帰。円谷プロと成田さんのウルトラマンのデザインを巡る見解の違いも今回の件で、見事に解消されたとの事で、ウルトラファンにとっては本当に嬉しい出来事になりました。

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 画集『成田亨作品集』を見ると、絵画『真実と正義と美の化身』は1983年の作品。そして画集には上の写真に引用した、制作当時 1966年のウルトラマンの水彩画も掲載されています。『真実と正義と美の化身』で表現されたウルトラマンの原点の姿が、まさに66年の最初期の姿に近いことがよく分かります。
 そして写真中央は、同画集から立体造形家として、成田デザインをマスクに具現化した佐々木明さんの原型写真。画集には成田氏によるウルトラマンの立体時の造形に関して、佐々木氏のアトリエを訪れて、自身が手を加えた詳細についても記載されています。立体造形にも成田氏の想いが直接練り込まれていることが窺えます。
 このマスク、本当にシンプルでいい顔ですね。

 『シン・ウルトラマン』の描く成田亨デザインの「空想特撮映画」、どんなモノになるのか、今からとても楽しみです。

◆『シン・ウルトラマン』ロケ地探索

 今回、公開されたウルトラマンの新ビジュアルは、湖畔に立つマンの姿です。
 公開されてから、twitterを見ていると、多数の人が集合知を発揮して、そのロケ地探しが展開されました。

風上旬📖ウルトラ怪獣擬人化計画発売中 @kazakamishunさんのツィート

 最初、多数リツィートされたのが、このリンク先で、『ウルトラマン』第一話の竜ヶ森湖が、猪苗代湖がロケ地だったことから、福島県説。
 しかし『シン・ウルトラマン』の立っている場所に確かに赤い屋根の家があるけど、全体の景色が違っていました。

まるぞー@maruzo0717 さんのツィート他で、群馬県榛名湖説。

 こちらはまさに赤い屋根の建物(榛名湖畔 旅館レストランふじやさん)がよく似ていて、さらにGoogleストリートで歩くと街の様子がそっくりであることがわかる。これでほぼ間違いない、ということになりました。

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 そんな中で探して見ると、湖からのずばりの景色の写真が見つかりました。

【ご当地ライター】8月開催・榛名湖で開催される親子スワンボートレースが面白い!(ねぎこさんのレポート)

 上の比較写真の下は、このリンク先のねぎこさんの写真を引用させて頂きました。2018年の写真ということで、ごく一部の建物が異なりますが、ほとんど『シン・ウルトラマン』と同じ景色であることがわかります。

 猪苗代湖とすると、円谷英二氏の故郷の須賀川が近いこと。そして『エヴァQ』『シン・ゴジラ』で描かれた福島原発からのクリエイティブへの影響が今回ももしかして描かれるのかな、とか想像させました。
 しかし群馬県榛名湖となると、今のところ、ウルトラシリーズ、庵野/樋口作品との関係は今のところ、思いつきません。

 この湖を舞台に、『ウルトラマン』第一話の竜ヶ森湖シーンが再話されるのか、それとも全く別の新しいウルトラマンが描かれるのか、興味は尽きません。

 このようなヴィジュアルが最初に公開されたことから、まさに日本のどこにでもあるような町の光景の中に光の国から(?)の異質な存在が現れるというワンダーを描こうとされているのではないかという雰囲気が感じられて、ワクワクが拡大します(^^)。

◆関連リンク
フカフカ @fukafuka_9 (twitter)
『シン・ウルトラマン』では当初のデザイン通りに消えた「カラータイマー」はそもそも何故装着されてしまったのか?当時の美術担当に聞いた時の話 (togetter)

"【ウルトラマンのカラータイマーについて】
当人ももう亡くなっていて、聞いたのもかなり昔で、もう確認する方法もないので、話半分で読んでもらいたいのですが、父(深田達郎)にウルトラマンのカラータイマーについて何回か聞いた事があります。"

 リンク先の一連のコメントを全部読んでいただきたいですが、円谷プロで成田亨さんと同時期に美術スタッフを務められていた深田達郎さんがカラータイマーのデザインをされたのかもしれない、という歴史的なお話。興味深いです。

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