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2020年10月

2020.10.26

■見学記 藤森照信氏 建築「ラコリーナ近江八幡」

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 滋賀へ日帰り旅行。藤森照信氏の建築「ラ コリーナ」を堪能。茅野市で見た作品群より広大で素晴らしい。

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 バームクーヘン「クラブハリエ」と和菓子「たねや」を運営する、たねやグループさんのショップと工場の施設なのだけど、本社社屋の宮崎駿 悪役メカ感が素晴らしい。まるでレプカか、ムスカの悪の要塞(^^)。

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 藤森氏と宮崎駿氏の関係、「ジブリの立体建造物展」では、藤森氏が解説を担当されているという。藤本氏は長野県茅野市の出身で、茅野の「縄文ふるさと大使」を勤められているという。もちろん建築を見てもどこか縄文を想起するところがあるのは皆さん、わかるかと思う。
 そして宮崎氏も、縄文の影響はあちこちで述べられている。縄文経由でお二人の作品には、通底和音の様なものがどこか流れているのだと思う。

 そして最後に、たねやグループの本社屋「銅 屋根」の勇姿を見よ!(^^)
 (自分のFacebook 3D写真引用ですが、ちゃんと観えていますかね)

Akira Kieiさんの投稿 2020年10月24日土曜日

◆関連リンク
琵琶湖へ、藤森建築+バームクーヘン
会員公開講座 藤森照信「縄文のこころと建築」(伊東塾)

"藤森さんは、自身が影響を受けるのは縄文以前かモダニズムであり、どちらも「普遍性」があると指摘します。モダニズム期にはインターナショナルスタイルという言葉が使われましたが、縄文期の建築も地域性を感じさせない、もう一つのインターナショナルスタイルとしてみることができる。"

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2020.10.19

■感想 ヴァーツラフ・マルホウル監督『異端の鳥: Nabarvené ptáče / The Painted Bird』


映画『異端の鳥』日本版予告/10月9日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国公開

 ヴァーツラフ・マルホウル監督『異端の鳥: The Painted Bird』、名古屋伏見ミリオン座で観てきました。

 これはどすんと腹に堪える映画。『ニューシネマパラダイス』の主人公トトに似た少年がたどるこの世の地獄。戦争の冷徹な悲劇を描く映画は数あれど、これはその中でもかなりの悪夢。物語性を排した語り口が、ずしりときます。

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 画像は原作『Nabarvené ptáče / The Painted Bird』の表紙。

 チェコ・ウクライナの映画とのことだけれど、インタースラーヴィクという人工言語が使われているとかで、異世界感があるが、美しいモノクロの見事なカメラワークで切り取られたのは、紛れもないこの地上の地獄。

 同じく地獄めぐりということから、ストルガツキー兄弟「神様はつらい」を原作とした、アレクセイ・ゲルマン監督『神々のたそがれ』を想起。モノクロ、ドキュメンタリータッチという共通点がある両作、観客の追体験性としての狙いが恐らく近似だからなのだろう。

 この人生の地獄、体感したい方は是非劇場で。僕はこの映画、万人にはとてもお薦めできませんが、年間ベスト級の傑作と思います。
 今年、コロナで新作を映画館でほとんど観えていないですが、僕は『パラサイト』より(こちらも大好きでしたが)良かったです。タルコフスキーが撮った過酷映画的面持ちです。

 

 以下、ネタバレを含む、監督による本作へのコメント。観終わってから、読んでみてください。

『異端の鳥』監督が語る、発禁書を映画化した理由 ( i-D )

"「映画の少年は、あらゆる子どもの象徴なんだ。苦しみ、殺され、虐待されている子どもたちの。わたしはユニセフで働いていたから、そういった子どもたちを実際に目にしてきた。この映画にはいろいろなメッセージがあるが、もっとも大切なのは『二度とこういうことを起こすな』ということだ。残念ながら、今もこういった状況は続いている。だが、この映画を見た人が、それを知って、彼らを救おうと思ってくれれば、この映画を撮った意味がある」"

 ヴァーツラフ・マルホウル監督、ユニセフに勤められていたことがあるのですね。そうした視点での映画と見ることもできます。

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 僕は後半の少年が変容して行ってしまうところ、なぜか浦沢直樹『MONSTER』のヨハン・リーベントの少年時代を見ている様な、悪魔の誕生の様に観えたのですが、一瞬ラストで光の様なものが見えるので、気のせいなのかもしれません。

 『MONSTER』のヨハンが、絵本『なまえのないかいぶつ』の怪物と自分を重ねるわけですが、確かチェコ出身ということで連想してしまったのかもしれません。

『異端の鳥』監督が語る、作品に込めた思い 「深いところで心に触れるようなものにしたかった」

"アートというものは本物の感情を喚起させることができるもの全てだ。映画に限らず、音楽も、本もそう。本作がそういうものになれば嬉しいね。"

◆関連リンク
Václav Marhoul ヴァーツラフ・マルホウル監督(IMDb)

イェジー コシンスキ / Jerzy Kosinski 『ペインティッド・バード』 (Amazon)
 原作の翻訳本は、2011年に出版されていますが、現在はプレミア価格が付いていて、何と5千円超。映画で高騰してしまっているのかも。

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2020.10.12

■情報 デイヴィッド・リンチ自伝『夢見る部屋』翻訳 ! Room to Dream

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鬼才デヴィッド・リンチ初の自伝『夢見る部屋』翻訳版発売! 研ぎ澄まされたセンスに迫る!? (BANGER)

"『夢見る部屋』デイヴィッド・リンチ、クリスティン・マッケナ=著|山形浩生=訳・解説
発売日:2020年10月24日
A5判・上製|704頁|予価:4,500円+税|ISBN 978-4-8459-1829-4
フィルムアート社

2018年の刊行以来、世界的ベストセラーとなり邦訳が待たれていた映画界の鬼才デヴィッド・リンチ監督初の自伝「Room to Dream」が、「夢みる部屋」として2020年10月24日(土)に発売されることが明らかになった。
本書は、比類なきビジョンを追求し続けてきたデヴィッド・リンチの映画、アート、音楽その他さまざまな「創作人生」や、彼が直面してきた苦悩や葛藤も明かされ、リンチにとって初めての伝記と回想録を融合させている。"

デイヴィッド・リンチ『夢見る部屋』 (amazon.jp)
原書(kindle)"Room to Dream"DAVID LYNCH & KRISTINE MCKENNA (amazon.jp)
 kindleでは、なんと原書は1200円と約1/4の値段 !

 ついにデイヴィッド・リンチの自伝『夢みる部屋』が山形浩生訳で10/24に発売!全704頁、4950円という大部の本になるという!期待です!

David Lynch pitches a film from Canongate Books on Vimeo.

"Room to Dream"DAVID LYNCH & KRISTINE MCKENNA (CANON GATE)

 この本のオーディオブックの、リンチの声による広報用動画です。いつもながらのこの木訥な声、僕は大好きです。

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2020.10.07

■お願い 京都市 ふるさと納税★ 火事で焼けた 原 將人監督 伝説のフィルム『初国知所之天皇』復活、上映プロジェクト

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京都市ふるさと納税×アーティスト応援|創作を途絶えさせない
#10 火事で焼けた伝説のフィルム『初国知所之天皇』を復活させ、上映する!
https://sites.google.com/site/haramasatoxmovie/home
 映画監督 原 將人

"■プロジェクト紹介:
 1969年代、アメリカのベトナム戦争に加担し、大学はそのような国家の養成員を育てるだけになってしまった国家と社会に、全面的に異議申し立てた全共闘運動が、国家権力によって終焉した後、1970年代、22歳の原將人は映画において既成の映画に対して全面的に異議申し立てをし、国家というものを根底から考える映画『初国知所天皇』を製作した。

 2018年猛暑の夏、自然発火とも言える漏電で自宅の火事でフィルムのすべてが燃えた。このプロジェクトは現像所に保管してあったネガから『初国』の2面マルチバージョンとデジタルリマスター、4時間のリフレイン版のデジタルリマスターを復活、そしてお披露目上映するプロジェクトである。

■メッセージ:
 私は映画が好きで好きで、好きがこうじて、作りたくて作りたくて、高校の時、友人たちと作った映画がフィルムアートフェスティバル東京という映画祭でグランプリを獲った。でも、好きな映画の真似をしているみたいで、ほんとうに私が撮りたい映画を求めて『初国知所之天皇』を撮った。

 京都から北海道、九州まで、日本という国を作った天皇を探しての旅だった。でも、カメラを回す、撮るという行為のなかに日本という国は出現した。だから終われなかった。最後に鹿児島で初めて映画を撮った夏に自殺してしまった少女に出会った。私は少女を追悼し、私は映画の力を信じてそこで映画を終えた。

 『初国』には私の映画との出会い、映画への情熱のすべてのつまった作品だ。それが火事で焼けてしまったのは本当につらい。何とか復活させたい。ぜひぜひご支援お願いします。"

 原將人監督の『初国知所之天皇』の2面マルチバージョンとデジタルリマスター、4時間のリフレイン版のデジタルリマスターを復活、そしてお披露目上映するプロジェクト。これは京都市のふるさと納税によるアーティスト支援企画として、他のアーティストのプロジェクトと共に開催されているものです。

 10/5現在で、目標金額 9,560,000円に対して、支援額はおよそ1/12の820,000円という状況です。
 原將人監督ファン、『20正規ノスタルジア』ファンのみなさま、応援、宜しくお願いします。(私も一口応援させて頂きました)

◆関連リンク
・当ブログ関連記事
 ■感想 原將人監督『初国知所之天皇(はつくにしらすめらみこと)』DVD
 私はフィルムでなく、原監督がネット販売されていたDVDでこの映画を観ています。その際の感想がリンク先です。
 是非ともマルチ画面でのフイルム上映という原初の姿でこの映画を観てみたいものです。

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2020.10.05

■動画 クリストファー・ノーラン監督『TENET』 公式と非公式(多分)メイキング映像



TENET- Behind the Scenes Exclusive 公式メイキング

TENET - Behind the Scenes 非公式メイキング

 クリストファー・ノーラン『TENET』の公式と非公式(多分)メイキング映像。非公式はロケ地の近くの住人が撮ったものと思われます。
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 冒頭のハイウェイのシーンは、なんとなく予想していた通り、車を逆走させて撮っていたのが、分かります。

 公式メイキング動画を見ても、人対人の戦いのシーンとか、大規模な戦闘シーンがどう撮られていたかは分かりません。
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 流石に後者は、ブルーバックスクリーンを使って、デジタル合成しているとしか思えなかったけれど、そこは公表されていない。あくまでも公式ではIMAXフィルムの直接撮影に拘ったと言っていますが、あの戦闘シーンの撮影がリアルフィルム撮影だけでできるとは信じられないのです。
 真相は高額のメイキング本にはあるのでしょうか。
 

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