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2020.11.16

■感想 「漫勉neo 諸星大二郎」

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 「漫勉neo (5) 諸星大二郎」(NHK公式HP) (動画はリンク先からNHK+で観られます)

"「マンガ誕生」の瞬間を同時体験する異色のドキュメント。第5回は伝奇ミステリーの巨匠「諸星大二郎」。執筆部屋には骨!?伝説的な奇才が紡ぎだす不思議な世界は必見!

普段は決して立ち入ることができない漫画家の仕事場にカメラが密着、その貴重な映像をもとに浦沢直樹が同じ漫画家の視点から切り込んでいく。▽第5回は伝奇ミステリーの巨匠・諸星大二郎▽重ねた線で描かれる独特の不穏な雰囲気▽漫画家が憧れる唯一無二のイマジネーションの秘密とは?▽「漫勉」史上最も無口な、驚きの素顔▽画業50年なのに「絵に自信がない」!?▽修正液、原稿の切り貼りと超アナログな執筆。永久保存版!"

 いやー良いもの見せて頂きました。初めて観る諸星さん御本人の動く映像とそのペン先と鼻歌w、最高でした。

 中高生の頃の漫画のスターは星野之宣、諸星大二郎の順でしたが、今は圧倒的に諸星。「はるかなる朝」「生物都市」の初登場のジャンプの衝撃は忘れられません。

 今回の慢勉neo はそのお二人の制作風景が観られたということで、もう至福ですね。

 その諸星回、浦沢直樹の推測する諸星漫画の秘密、こうでしょう?の質問をほぼ無言でスルーするところが、まさに諸星漫画そのものの底知れぬ魅力を表していました。

 浦沢曰く「下描きの鉛筆の線の様な確定しないペン入れで表現が固まらない魅力」はある面、諸星漫画の事を評しているのですが、それはどちらかと言うと、浦沢の漫画の限界(カッチリしすぎた絵で読後の広がりが限定されつまらない)を自ら語っているだけで、無言でスルーする諸星のコアには、何だか響いていない様だった。巨匠の秘密は?

 我々読者は、この諸星の無言とペン先の動きをヒントに、今日も諸星漫画の底知れぬ魅力を追いかけるしかない…という結末。
 これでこその諸星大二郎!

◆関連リンク

巨匠漫画家・諸星大二郎氏の、見逃せないTV出演。『エヴァ』『ナウシカ』にも影響

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デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉(北海道立君大美術館)

"本展では、諸星大二郎のデビュー50周年を記念し、代表作の原画約350点を中心に、作品世界に関わりの深い美術作品や歴史・民俗資料などをあわせて展示。読む者を「異界」へと導く魅力の原点へと迫ります。
会期 2020年11月21日(土)〜2021年1月17日(日)

前期:11月21日~12月13日
後期:12月15日~2021年1月17日
※会期中、一部展示替えを行います

会場 北海道立近代美術館"

諸星大二郎 デビュー50周年記念 異界への扉』図録(11/21発売Amazonで予約可)

"デビュー50周年記念の豪華大展覧会「諸星大二郎展 異界への扉」の公式図録。
名シーンの原画、作品に関連する貴重な土器や絵巻などの美術品・民俗資料、
10万字に及ぶ作品解説、諸星大二郎1万8千字最新インタビューを収録。
本書のための描き下ろしイラスト「アマビエ姫の上陸」も掲載。超永久保存版。

●諸星大二郎 描き下ろしイラスト3作品
「アマビエ姫の上陸」「展覧会メインビジュアル」「ご挨拶色紙」

●代表作の原画、作品に関わりの深い美術作品や歴史・民俗資料をたっぷり掲載。
1章 【1970年デビュー】 「異界」への出発点
2章 【日常/非日常】 異界への扉
3章 【民俗学/人類学/考古学】 再構築された「異界」
4章 【日本の神話/伝説/文学】 深遠にして身近な「異界」
5章 【中国の神話/伝説/文学】 長大な歴史の「異界」を描く
6章 【西洋の神話/伝説/文学】 異界の西洋 ―― もうひとつのナラティブ
7章 【博物誌/書誌】 諸星的「異界」の体系化
8章 【アート】 異界の扉の鍵

●諸星大二郎 50周年インタビュー
会場で展示する全作品について自ら語る、最新1万8千字インタビューを収録。

●特別寄稿 鎌田東二 「異形の神智学者」

●総論 「諸星大二郎世界の万博、あるいは旅行案内」
●評論1「異界の扉が開くとき、あなたは今のあなたですか?」
●評論2「世界夢の人」
●評論3「栞と紙魚子のはみだし書籍案内」
●評論4「童話と漫画」

●諸星大二郎 作品年譜
●展覧会 全出品リスト"

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