チェコ

2018.08.31

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督が引退を表明

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 ヤン・シュヴァンクマイエルがついに引退を表明しました。本当に新作『蟲』が最後の作品になってしまうのでしょうか。まだまだ作って欲しいものです。

 チェコの映像配給等されているアットアームズさんのチェコチェコランド ブログにおいて詳細記事が発表されているので、ご紹介します。(右の引用画像は今回の引退表明の画像ではなく、最新作にして最後の作品になる『蟲』のポスターです)
 

" 世界のシュルレアリスト ヤン・シュヴァンクマイエルが 引退を表明しました。 新作の「蟲」が 完成したとは 聞きましたが、 それと ともに”引退表明”と ネットで見つけましたので、 私の代理人を通して 事実かどうか シュヴァンクマイエルに確認しましたら、 「It is true.」と 返信がございました。

 シュヴァンクマイエルも 来月 9月4日で 84歳になられます。 私は 10年以上のお付き合いがございますので、 彼の性格は 少しは理解しているつもりですが、 力が尽きるまで 創作をされる方だと勝手に 思っていましたが、 やり尽くしたのでしょうか。"

 アットアームズの チェコアニメ事業部の記事になります。この記事自体がどなたの執筆になるものか、忌明がないためよくはわかりませんが、文面からシュヴァンクマイエルの著作の翻訳、来日時の通訳等をされていたペトル・ホリーさんが関係されているように思われます。あくまでも推測ですので、間違っていたら申し訳ありません。

シュヴァンクマイエルさんという人… | チェコチェコランド

"(ヤン・シュヴァンクマイエルが)ミクロネシアのある国に招かれたことがあったそうです。

そこで初めてカヌーを経験されたそうです。楽しんで遊んでいたら、引き潮であっという間に沖に流され、島は見えなくなったそうです。

喉が渇き、どうしようもなく、”死”を意識したそうです。
しかし彼が感じたのは、”恐怖”ではなく、こう思われたそうです…。

「しまった!カメラを持ってくるべきだった!

人間の体が干からびて、ミイラになる過程が撮影できる絶好のチャンスなのに!大きなミステイクだ!

…でも、カメラが合っても誰が撮影するんだ?
…助手を連れてくるべきだったか?
…いや、こんな映像自分で撮影しなければ意味がないぞ!
…でも、さすがの私も自分がミイラになる過程を自分で撮影はできやしない!絶好の撮影素材なのに!」"

 そして引退に関係して、チェコチェコランドブログの執筆者の方が語られたシュヴァンクマイエルのエピソード。
 シュヴァンクマイエル自身が、カヌーで沖へ流された際に、人間がミイラ化する過程が撮影できる絶好のチャンスと考えた話。凄まじい映画魂。

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2018.07.18

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督『蟲』公開決定! @イメージフォーラム・フェスティバル2018

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イメージフォーラム・フェスティバル2018
 プログラム IFF2018_tokyo.pdf

蟲 ヤン ・ シュヴァ ンクマイエル/デジタル/9 8分/2 0 1 8 (チェ コ) 現代随一のシュルレアリス トの巨匠、 最新作にして “最後の” 長編劇映画。 「ある小さな街で、 劇団の俳優たちがチャペッ ク兄弟の戯曲 『虫の生活』 のリハーサルを行っている。 その最 中、 俳優たちの人生が、 劇の登場人物たちの運命と混ざり合っていく」 ̶̶シュヴァンクマイエル カフカの 『変身』 よろ し く、 劇中に出演する監督本人も含め、 人が虫に、 虫が人に変容する。

”ヤン・シュヴァンクマイエル監督の新作長編映画『蟲』 イメージ・フォーラムフェスティバルで上映! 上映は8月6日と8月12日の2回、表参道のスパイラルホールにて。 詳細は公式サイトをご覧ください“

 いよいよシュヴァンクマイエルの新作が日本でも公開されることが決定したようです。まずは東京のイメージフォーラムフェスティバルで 8/6 と 8/12 の2回。

 お盆休みなので東京へ遠征するかどうか、悩ましいところですw。

★★★★ 以下の予告篇は大変 刺激的ですので、ご注意を!! ★★★★★


Hmyz (2018) oficiální trailer [CZ] - YouTube

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2018.06.11

■情報 チェコのアーティスト ミラン・ツァイスによる「テメリーン原子力発電所の巨大な眼」


Velký noční hlídač na Temelíně - Milan Cais - YouTube

Facebook HNArt - 投稿(Facebook自動翻訳)

"Tata BojsのMilan Caisのアーティストと指導者は, temelínのプロジェクトに初めての歴史を持っていました. ナイトガードの目は冷却塔から, sauronovaの塔のように距離を照らしていた. (写真: ヤクブplíhal)"

チェコ蔵 CHEKOGURA - 投稿

"チェコのアーティスト、ミラン・ツァイスによるマッピング、「テメリーン原子力発電所の眼」、チェコ国内外話題に。"

 禍々しくも素晴らしい! チェコの原発でのプロジェクションマッピング。
 チェコのアーティスト ミラン・ツァイス氏によるものということだけれど、このダイナミックな迫力。原子力発電の本質的な課題の表象として、眼を使った畏怖感の演出が最大限の効果を表しているように見えます。

 リンク先の動画は遠目に撮ったもので今ひとつ全体感を写し撮れていないですが、実際にこの場で見たら、相当な衝撃度ではないかと思われます。生で観てみたいものです。

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 夕暮れから夜にかけて、黄昏時という光と闇の中間時間帯に行われたようです。
 ネット検索で見られる光景は、プロジェクションマッピングの映像としては、数字と眼。眼は瞬きをしていて、リアルに人間の眼を写したもののように見えます。

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Osmdesátimetrové oči Milana Caise rozzáří večer temelínské věže. Na počest obří jihočeské výstavy Google 翻訳

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" 6月6日と7日に、Temelin発電所の冷却塔がNight Watchmanと呼ばれるミラノ・カイセの壮大なインスタレーションを照らします (写真)。
 ギャラリーCeske BudejoviceとFlera Galleryが主催する第11回彫刻展「Art in the City」は、南ボヘミアの他の町や異例の場所に今年も成長します。 「今年は、ヴルタヴァ川に沿って彫像として実際に飛行したり、クレッメの頂上に登ることができます。"

 こちらに詳細記事があります。ここから読み取ると、80mの塔へのプロジェクション。一つの眼は80フィート(約25m)の巨大さとか。右の引用写真にあるように、地上の車(?)から投影されたようです。ぜひ、日本でもやっていただきたいものです。

◆関連リンク
Milana Caise (Wiki-pedia チェコ) Google 翻訳

"ミラノ・カイス (* 25 May 1974 Prague )は、 チェコの ドラマータタ・ボーズの 歌手

音楽活動に加えて、ミラノ・カイスは有名な彫刻家でもあります。 彼は芸術家であり、 p3D-01という名前で結成されています。 彼のインスタレーションは、例えば日本の愛知県で開催された世界展のチェコパビリオンに展示されました。"

 ミラン・ツァイス氏(正式な読みは私にはわかりませんが、チェコ蔵さんの書かれたこちらツァイスを使用)、音楽活動を主にするアーティストなのですね。そして、どうやら愛知万博でのインスタレーションが有名。チェコ館は僕も見に行きましたが、どの展示がミラン氏の作品だったのでしょうか。
チェコ館 | EXPO 2005 AICHI,JAPAN(愛地球博の公式HP)
万博ガイド:チェコ館: 愛・地球博blog -愛知万ブログ-

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2018.02.14

■動画 ロッテルダム映画祭 ヤン・シュヴァンクマイエル インタビュー IFFR Big Talk - Jan Švankmajer


IFFR Big Talk - Jan Švankmajer - YouTube

 ロッテルダム映画祭でヤン・シュヴァンクマイエル監督への、1時間23分に及ぶ長尺のインタビューが動画で公開されている。
 残念ながら内容は理解していないため、ぜひご自身の眼と耳と脳でお楽しみください。(本業で忙殺状態のため、最近、手軽な紹介ばかりで申し訳ないです)

◆関連リンク
The last film by Jan Švankmajer: Insects | Indiegogo
 クラウドファンディングのページ。

情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』完成
Jan Švankmajer - Hmyz ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』 関連記事 当ブログ Google 検索

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2017.12.27

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』完成

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チェコ蔵 CHEKOGURA - Facebook

"ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』は2018年2月19日にチェコ初上映を迎えることとなりました。その前に、ロッテルダム国際映画祭で世界初上映が行われます。乞うご期待。"

 シュヴァンクマイエルの新作がいよいよ公開!
 前作『サバイヴィングライフ』からはや7年、ひさびさにチェコのシュルレアリストの長篇を観ることができる。

 特に以下のクラウドファンディングのページにある男が虫に変容するシーンが素晴らしい出来なので、日本で観られる日が楽しみでならない。

Švankmajerův Hmyz kombinuje příběh ochotníků, dokumentární záběry a sny. Premiéru bude mít v únoru - Aktuálně.cz Google 翻訳

"この映画は複雑な構造をしています。 「オイディプスの複合計画の基本計画に基づく劇場のアマチュアの物語もあり、 ČapekBrothersの昆虫生存ゲームの第二の行為であり、最終的には製作からのドキュメンタリーショットもある」とŠvankmajerは言う。

「虫の人生の遊びは悪循環であり、私の脚本家は人間と昆虫との類似性が深まり、 カフカの変容のメッセージを忘れてはならない」と彼は付け加えた。

 彼は創造的なプロセスが最終結果よりも重要であると考えているため、シュヴァンクマイヤーはこの複雑な形を選んだ。

 「だから私はこのプロセスを開いて、ストーリーのドラマを乱さずに何が起こっているのかを視聴者に見させる」と彼は説明する。

 昆虫は2018年2月19日にチェコ初演を行う予定ですが、その前にロッテルダム国際映画祭のディープフォーカス:シグネチャーセクションで彼を見ることができます。"

New work by established makers | IFFR
 ロッテルダム国際映画祭HPでの『INCECTS』紹介ページ。
 映画祭は、2018年1月24日から2月4日までということでチェコでの初公開よりも半月ほど早く観られるということになる。

Google 翻訳

"83歳の映画監督と芸術家は、昆虫が彼の最後の長編映画になると述べている。

昆虫は、アニメーションとアクションの両方のセグメントを持っており、1921年にČapek兄弟によって書かれた昆虫の生命からの風刺的な人種的遊びの写真に基づいています。映画では、アマチュアの俳優たちは演劇の第2幕でリハーサルを行います。キャラクターは恐ろしい変形を経験し始めます。 Švankmajerは、2011年にIFFRのCineMartに選ばれた、この映画の準備に7年間費やしました。"


Insects: Last film of Jan Svankmajer - YouTube

◆関連リンク
The last film by Jan Švankmajer: Insects | Indiegogo
 クラウドファンディングのページ。

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 クラウドファンディングのHPに載っているこの蟲への変容動画が素晴らしい。期待です。画面をクリックすると、動画が見られます。
Jan Švankmajer - Hmyz ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最新作『蟲』 関連記事 当ブログ Google 検索

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2017.04.12

■動画 ヤン・シュヴァンクマイエル『蟲』撮影風景

ČT24 - Jan Švankmajer – surrealista, výtvarník a režisér –....(Facebook)

"Jan Švankmajer – surrealista, výtvarník a režisér – pracuje na svém sedmém celovečerním filmu. Vychází z dramatu Ze života hmyzu od bratří Čapků.
(Janシュヴァンクマイエル-シュルレアリスムアーティスト, 映画監督-彼の7番目の映画で働いています. チャペック兄弟の昆虫の生活に基づくものである.)"

 ヤン・シュヴァンクマイエルの新作について、新しい情報としてチェコのTV局のニュース映像がネットで掲載されていたので、紹介する。

Švankmajer pozoruje život Hmyzu ve svém posledním celovečerním filmu — ČT24 — Česká televize(公式)

彼の最新長編映画で昆虫の生活を観察するシュヴァンクマイエル(チェコ語 Google 翻訳) (Google翻訳を 一部、改訂)

"シナリオは、70年代にすでに書いて、それの一部は、チャペック兄弟のドラマ昆虫の生活から来ています。

撮影はシュヴァンクマイエルのプラハ近くのプライベートスタジオで。この場所で、チェコのシュルレアリストは、九十年代から動作します。最初のショットは『ファウスト』。 実写とアニメーションを組み合わせた世界的に有名な6つのタイトルを作った。

このプロジェクトでは、財政的にチェコのテレビでサポートされている。それだけでなく、 世界中からのファンのファンドからなっている。 ほぼ30万米ドル。

映画館では昆虫は来年紹介します。"

 Google翻訳のチェコ語日本語変換によると撮影はプラハ近郊のプライベートスタジオで行われているようで、今回も映画の形式は実写とアニメーションの融合。
 冒頭に引用した映像からは、実写の撮影と切り絵の2Dを動かす手法のアニメーション撮影の様子をわずかにうかがうことができます。
 そして期待の公開は、今回、来年2018年と書かれています。

 できるだけ早い完成と日本での公開を望むものです。

◆関連リンク
当ブログ記事
■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル監督『蟲』ファーストテザー & クラウドファウンディング Jan Švankmajer - Insects 2018 first teaser & Cloud Faunding
■ヤン・シュヴァンクマイエル:Jan Švankmajer監督 新作『昆虫:Hmyz(Insects)』
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2016.07.11

■情報 古都プラハの若手作家展 Mladí umělci ze staré Prahy @パペットハウスギャラリー

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Mladí_umělci_ze_staré_Prahy / パペットハウスギャラリー
(マリオネット・腹話術人形・指人形-Puppet House / パペットハウス)

"古都プラハの若手作家展 「Mladí umělci ze staré Prahy : ムラディー ウムニェルツィ ゼ スタレー プラヒ」
JR飯田橋駅東口改札から徒歩2分

7/9(土)- 7/16(土)
※会期中無休
11:00 AM ~ 7:00 PM

佐久間奏多
バーラ・フベナ
テレザ・コマールコヴァー
アルジュビェタ・スカーロヴァー
フランチシェック・アントニーン・スカーラ"

 チェコの若手作家のパペット展示会。Facebookのチェコ蔵さんのページで知りました。僕は不勉強でこれらの作家さんたちを知らなかったのですが、このHPや下に紹介したBlogのページに紹介されている作品写真がとても良いので、機会さえあれば(会期が1週間とは行ける機会は難しいのですが)、是非会場へ足を運びたいものです。

◆各作家のGoogle検索 作品等 画像リンク
 Sota Sakuma
 Bára Hubená
 Tereza Komárková
 Alžběta Skálová
 František Antonín Skála
 各作家の作品をネットで検索してみました。参考にしていただければ幸いです。

Ph100424

まもなく初日。古都プラハの若手作家展 | Puppet House Keeper's Blog Ⅱ

"日本ではじめてのパペット専門店"パペットハウス"を、店主と二人で営んでいます。ハウスキーパーとして、新作の紹介や作家さん情報など、ここから発信していきたいと思います。"

 実はパペットハウスさんのことも知らなかったので、この会期中に行けなかったとしても、一度、東京出張の折にでも寄らせて頂きたいと思っています。

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2016.05.09

■動画 ヤン・シュヴァンクマイエル エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーについて語る


On Eva - YouTube
(Jan Švankmajer - YouTube ヤン・シュヴァンクマイエル公式チャンネル)

ヤン・シュヴァンクマイエル、亡き妻エヴァを語る。 - simonsaxon.com

"彼女の創作活動に関するどんな指示も受け入れてくれなかったから。彼女はこどもだからね。指示なんて理解できるわけがなかった。でも、彼女にまかせたものは、わたしがやるよりももっと本質的なかたちで表現される"

 これは興味深い。映画での共同作業についての証言。
 その絵画作品等で、ある意味、シュヴァンクマイエルの個性さえも超える形でチェコ・シュルレアリスムを象徴するエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー。彼女の絵画からうかがい知れる強い意志は、ヤンとの共同作業においても妥協のない、自己の世界の探究となっていたようだ。

 ふたりの共同作業によるヤン監督の映画と、エヴァさん亡き後のヤン監督作品では明らかに画面のタッチが異なる。代表的に言うと、『悦楽共犯者』等で顕著なエヴァさんの美術による「赤」のタッチが抜けているのだ。

 日本ではその一部が公開されただけのエヴァさんの絵画、もっと観たいですね。あのシュールな「赤」に魅せられているのは僕だけではないと思うので。

On surrealism - YouTube
 公式チャンネルには、他にも幾つかのヤンのインタヴューが掲載されています。例えばシュルレアリスムについても語られていて、とても興味深い。

◆関連リンク
『GAUDIA(ガウディア) 造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル』
 エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの絵画について。
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー 当Blog記事 - Google 検索
ヤン・シュヴァンクマイエル 当Blog記事 - Google 検索

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2015.11.16

■レポート チェコ共和国の味と香りの店「四季路とTři kočky」@岐阜県関市板取

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四季路 - 関市その他/喫茶店 [食べログ]

 岐阜県関市板取にあるチェコ料理の店、「四季路とTři kočky (チェコ語で "3匹の猫")」へ初めて訪問。美味しいチェコ料理ランチをいただきました。

 既に開店35周年ということ(チェコ料理を出し始めて二十数年とのこと)ですが、僕は先日までその存在を知らず、はじめて訪れました。店内はチェコのアート品等が満載、心地いい空間でした。

 店内に飾られたプラハのスケッチ画、ガラス工芸、人形と多彩なチェコの手工芸品。そしてチェコの書籍。

 特にチェコ人形ストップモーションアニメ好きの僕は、右写真の中央に小さく見える細い体の人形に興味津々。残念ながら木彫りのパペットはほとんどありませんでしたが、チェコアニメ好きの皆さんにもお薦めです。

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 お店前のディスプレーも素敵です。雨だったので、しっかり写真撮れず残念。実物はこの写真の数倍良い感じです。

 毎年1月頃は店を閉めてチェコに数週間行かれるという、板取出身のママさんからチェコの話をいろいろとうかがえました。
 チェコ料理がほぼ塩を使わないとか(最後に薄く振るくらい)、ハーブを多用した味付けとか、チェコへの格安航空券についてとか。

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 手前がポークランチ、奥がハーブコロッケ。ハチミツをかけたゆで卵と大麦とか、キャベツのピクルス?とか美味しかったです。ご飯は頼めばチェコのものに変えてもらえるそうです。

 ママさんがチェコの友人たちに教えてもらっているという味付けは、最初に出てくるスープがハーブと香辛料が複雑な味を作っていて、絶品でした。
 看板に書かれている「チェコ共和国の味と香りの店」の、まさに「香り」が特徴の店。ハーブはチェコのものをご自身でチェコから持ち帰るそうです。

 写真の箸袋はチェコ料理へ舵取りされる前の喫茶店的時代のものでしょうか。チェコと四季路というコントラストがいいですね。

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 さしてランチに追加してデザートで頼んだのが、手前のパラチンキというバナナとケシの実のお菓子。そして奥はリンゴのクレープのようなデザート。チェコの紅茶はハーブがしっかり効いていて、印象的でした。
 紅茶のカップはチェコスロバキア時代のものとチェコ共和国のものをそれぞれ出して頂きました。

 次は予約して、メニューにある本格的なチェコ料理である「チェココース」を狙います(^^)。これは事前予約が必要なので要注意です。そしてメニューに書かれている多様なスープ、いずれ全部飲んでみたいものですね。

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 チェコ料理店は東海地区ではここだけとか。
 興味があって食べログで検索してみましたが、東京でも専門店は2店(セドミクラースキー@代々木上原、だあしゑんか@四谷三丁目)、大阪府と京都府はゼロみたいです。あと全国ザクザクっと検索してみると、金沢にDUBという本格的な店があるようです。さすが古都金沢。
 なににしてもこの関市の「四季路とTři kočky 」凄く貴重な存在ですね。  岐阜の山々に囲まれた大自然の中のチェコ料理店、お薦めです。

 場所は岐阜市から車で北へ1時間半くらい、岐阜の深い山並み、谷の間を板取川に沿ってどんどん奥深く入っていきます。そんな山の中に、チェコ料理店がと不安になるかもしれないですが、美しい山並みをドンドン進んでください。定休日はないようですが、チェコに行かれている間は店が閉まるということで、一度事前に電話してから行かれるのをお薦めします。

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 写真右は店内に置かれていたチェコ童話のコミックス本。シュヴァンクマイエルが映画化した「オテサーネク」も掲載されていました。撮ったはずのオテサーネクの姿が、撮れてませんでした!

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 店内の赤いシートがとても鮮やか、座り心地最高でくつろいで長居してしまいました。ママさんのチェコの写真アルバムを見るのも楽しいです。
 もうそろそろ店内はクリスマスの模様替えとか。クリスマスの時は、ホットワインも出されるとか。また12月にも来たいものです。

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 帰り道、四季路から南へ1km程の処にある、最近噂の「モネの池」も見てきました。ママさん、このおかげで観光客が増えて今年はボーナスをもらったみたいとおっしゃってましたw。

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 四季路のママさんによると、なんでもない池に、近くの花屋さんが睡蓮をいけ、近所の人がいらなくなった鯉を放流し、偶然にこんな池が出来たとか。実はご近所では、近いのにこの池は全く評判になっていなくて、どこかから来たカメラマン達が騒ぎ出して今回のネットでの評判になったとか。ママさん自身は、まだ見たことないと言われてましたw。

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  紅葉と透明度の高い水がいいですね。さすが板取の水です。

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 こちらはそのモネの池のすぐ上にある、根道神社の狛犬。とても凛々しい面構えに思わずシャッターを押しました。池に行ったら、階段登ってこちらもご覧あれw。

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2015.04.13

■情報 ヤン・シュヴァンクマイエル 『人形劇・虫・博物誌』Jan Švankmajer "Loutkové divadlo-Hmyz-Přírodopis"

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ヤン・シュヴァンクマイエル 『人形劇・虫・博物誌』.

"★カレル・チャペックとヨゼフ・チャペックの戯曲『虫の生活』を原作にした、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の新作映画「虫」のデザイン画を本書にて初公開!
★全面手彩色の色鮮やかな、『博物誌』シリーズの作品を本邦初掲載!
★人形・人形劇についての録りおろしインタビューも!

著:ヤン・シュヴァンクマイエル
訳:ペトル・ホリー 装幀:ミルキィ・イソベ
■発行:ペヨトル工房
■発売:ステュディオ・パラボリカ
■書名:ヤン・シュヴァンクマイエル 『人形劇・虫・博物誌』
■定価1,200円+税
■A5判/32ページ(カラー) 
■ISBN978-4-902916-34-8 C0090

★パラボリカ・ビス店頭とOnlineshopにて、先行発売中!
お電話:03-5835-1180"

 なんとシュヴァンクマイエルの新作『虫』が、日本の書籍でそのベールを脱ぐ。
 映画公開はまだ未定のようですが、当初2015年公開ということだったので、今年、劇場でお目にかかれるかもしれません。

 冒頭の書影、『ファウスト』のメフィストのパペットと近いイメージですが、どんな幻影を今回観せてもらえるか、期待が高まります。


▶ Interview with Jan Švankmajer / Rozhovor s Janem Švankmajerem - YouTube
 こちらは2014年の、シュヴァンクマイエルインタビュー。しかし、何を話されているか、残念ながらわかりません。「Jan Švankmajer Hmyz」で検索して見つけたため恐らく新作『虫』について語っているのでしょう。

◆関連リンク
ヤン・シュヴァンクマイエル『人形劇・虫・博物誌』(Amazon)

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ヤン・シュヴァンクマイエル:Jan Švankmajer監督 新作『昆虫:Hmyz(Insects)』
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