チェコ

2012.02.29

■ヤン・シュヴァンクマイエル:Jan Švankmajer監督 新作『昆虫:Hmyz(Insects)』

Ze_zivota_hmyzu_2

Jan Švankmajer se vrhne na Hmyz
"ヤン·シュヴァンクマイエルは、昆虫に落ちる" (Google 翻訳)

"「化身は永遠に彼の人間の形を残して、に非常に説得力のあるカブトムシに管理します。 テスト中に生まれ、死んでされている、時間は関係ありません。 すべてが昆虫は昆虫のような人と人と同じように動作し、バックグラウンドチャペックの戯曲で行われ」Kalista、映画プロデューサーは言った。
「昆虫の厭世的なゲームは。 私の人間嫌い文明の蟻塚と人間と昆虫との類似性として、このシナリオが深まると深まる。 また、カフカの変身のメッセージを忘れてはならない」シュヴァンクマイエルは言った"

 いきなりシュールな文体ですみません。
 これ、Googleのチェコ語翻訳をそのまま引用(^^;)。でも、どんな映画か、なんだかこの文体の方が雰囲気でますねw。
 またまた、ぶっ飛んだチェコシュルレアリストによる映画の予感。
 もう少し丁寧に訳されたもので意味を追うと次のようなものの様です。

Hlavní strana > Kultura > Film Mistr chystá nové dílo Hmyz: Švankmajer se obul do Čapka昆虫:シュヴァンクマイエルは、キャップに置かれGoogle 翻訳
Švankmajer si vybral nový projekt, natočí film ze života hmyzuGoogle 翻訳

 シュヴァンクマイエルは、カレルとヨゼフのチャペック兄弟の戯曲作品『虫の生活から』を基に映画を作る、新しいプロジェクトに取り組んでいる。というわけで冒頭のイラストは、チェコのチャペック兄弟の本の表紙。

 次回作『昆虫』(仮題)は、チャペック兄弟の戯曲『虫の生活から』 (リンク先にあらすじ有)を稽古する素人劇団が舞台。そしてそれを目撃する"「浮浪者」がいろいろな虫たちの生活を目の当たりにしていきます"とのこと。
 劇団の芝居の稽古を描くメタフィクション的な作品になるのだろうか。
 昆虫ブラックコメディは、2015年にリリースされる予定とのこと。予算4000万コルナ(1.8億円)とか。
 とりあえず、氏の健康を祈りつつ、首を長くして待ちましょう!

◆関連リンク

Ze_zivota_hmyzu

Těšínské Divadlo
 こちらはチャペックの戯曲『昆虫』を舞台化したもの。リンク先の芝居の写真がなかなかいいです。さて、シュヴァンクマイエルのイメージはどんなビジュアルを構築するのか。
カレル・チャペック - Wikipedia

    "『チャペック戯曲全集』(八月舎, 2006年)     ,『愛の盗賊』,     『RUR』     ,『マクロプロス事件』 ,    『白い病気』     ,『母』,     『愛・運命の戯れ』(ヨゼフ・チャペックとの共著)     ,『虫の生活から』(ヨゼフ・チャペックとの共著),     『創造者アダム』(ヨゼフ・チャペックとの共著)"

『チャペック戯曲全集』(Amazon)
 上のwikiの記述によると、この本に収録されているようです。

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2011.10.28

■感想 『ヤン・シュヴァンクマイエル&エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー展〜映画とその周辺〜』

111022

ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展〜映画とその周辺〜
 @京都文化博物館 別館 後期展
(京都精華大学HP)

 『ヤン・シュヴァンクマイエル&エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー展〜映画とその周辺〜』を会期ギリギリの週末10/22(土)に観てきた。
 会場は、平日に行った前期展に比べて、凄く大勢の観客で賑わっていた。
 今回も若い女性がやはり多いが、高齢の方々も含め年齢層も幅が広がっていた。一般的な美術展へ参加する方も、随分と来られていた印象。京都の街のそんな方々が、チェコのシュルレアリストの奇妙な美術をどう受け止められたのか、とても興味が沸いた。
 
◆作品鑑賞
 総論としてまず書くと、1F入り口 ヤンの立体オブジェ作品と2Fのエヴァのメディウム・ドローイング系の作品が僕には圧巻だった。

 ファウストの2m近い人形や「黒魔術」「拷問されるフェティッシュ」「飛翔するフェティッシュ」(凄い名だw)等のオブジェ!
 そしてエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーのドローイング「チェコ国における狼の再繁殖」等、毒々しい赤い色が印象的な絵画の前に、ずっと佇んで離れられなくなってしまったw。

 これらの作品が持つ圧倒的な存在感が、現在の僕にとってのヤン・シュヴァンクマイエル&エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーへ強く惹かれる部分である。以下、特に惹かれた作品について幾つか個別にとりあげて、簡単に感想を。

「飛翔するフェティッシュ」
 大きな馬の頭蓋。骨と肉の固まりと大きな足。昔の飛行機のようなフォルム。
 フェティッシュと名付けられた作品は、どれも表面に粉っぽいものが吹き付けられた独特の質感を持っていて、深い味わい。そこから離れたくないこの感覚は何なのだろう。

「食虫植物1」
 鳩,河豚,貝殻,木屑,蝸牛の殻。大きな足。展覧会のイメージ作品として取りあげられている作品。この不気味だけれど可愛らしい造形は、シュヴァンクマイエルの日本での(特に若い女性の)人気の源泉なのではないかと思う。気味が悪い死体の組み合せなのだけれど、どこか滑稽で稚気に溢れている。
 僕が他の退廃的なアート作品(ゴス系とか)にどこか一線を引いて構えてしまうのは、きっとこの稚気のあるなしが大きく関係していると思う、今日この頃なのである(^^;)。

「黒魔術」
 焼け焦げた鳥の骸骨,蛇,蝸牛の殻。図録ではとても小さい写真しか出ていないが、これは素晴らしい傑作だった。思わず上から下から後ろから、散々360度、眺め回した。僕の鞄の中には3Dハンディカムが、、、。カメラを取り出してこの造形の立体映像をどれだけ撮りたかったことかw! なんとか思い止まり、脳内立体映像アーカイブにしかと格納しました。

「触覚の詩」
 手で触る触覚作品。他にも何点か触れる作品があり、触覚のシュルレアリスム作品鑑賞の貴重な機会が与えられた。
 これら固まった粘土から、作家の手の触感が伝わってくる。
 前回のラフォーレ展の際にサイン会で握手させていただいたヤン・シュヴァンクマイエルのあの生暖かいポッチャリとした手の感触が思い出される。
 「触覚の詩」と名付けられた作品を丁寧にひとつづつの造形物を触って、言語的に読み取ろうとしたが、何が書かれているかはついぞ理解できなかったけれど…。
 我々は触覚を意識して言語として表現するスキルを、多く持ち合わせていないことが残念に痛感される。

「知られざる神の人形」
 1.3mほどの大きなオヴジェ。貝殻の眼と鼻。脚の骨。木屑。
 『ファウスト』の舞台装置もだけれど、人間大の人形の持つ迫力と魔力を存分に浴びて帰ってきました。自分の家にもしこれらがあったら、と想像するとどこか震え上がるのですが、、、。まさに死がうちにやってくる感覚があります。

「十字架」(『ルナシー』より)
 2m近いキリストの像。これも迫力が素晴らしい。磔の鋲と無数の釘に打たれた人形の身体が痛々しい。この禍々しさは宗教的なものに対するシュヴァンクマイエルの批判的意志、触覚的に最大限の痛みの皮膚感覚で表現した作品であるように感じられた。

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「チェコ国における狼の再繁殖」8点
 僕が好きな赤系メディウム・ドローイング的作品は14点。特にエヴァが亡くなる2005年の一年前に描かれたというこれら、最後の作品に満ちるチェコの戦闘的シュルレアリスムが凄まじい。
 これらの作品が1Fの目立つ部分でなく、2Fの狭い通路のようなスペースに置かれていたのが残念だった。近くからと離れて観るのと、両方の視点から眺めたいのであるが、通路的なスペースでは離れることが出来ない。
 何故、これらの素晴らしいシュルレアリスム作品がこのような扱いになったか、とても残念である。

 とはいえ、今、もっとも観たいメディウム・ドローイング系作品をこれだけの量、見せていただいたのは本当に貴重な機会だった。図録と記憶で反芻しながら、潜在意識がザワザワと騒ぎだす、これらの汲み尽くせない作品の魅力の言語化を少しでも続けてゆきたいものである(^^;)。

◆関連リンク
図録『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展―映画とその周辺』

当Blog関連記事
感想 ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 『the works for Japan』@京都文化博物館
感想 図録『ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 映画とその周辺』
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー「チェコ国における狼の再繁殖」とANALOGON エヴァ特集号

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2011.08.17

■エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー「チェコ国における狼の再繁殖」とANALOGON エヴァ特集号

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◆「チェコ国における狼の再繁殖」

 エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー「チェコ国における狼の再繁殖」: Evy Švankmajerové "Vlci byli opět vysazeni v českých lesích" を表紙にした本がチェコで出版されているようなのでご紹介。

 これは昨日述べた図録『ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 映画とその周辺』にあった他の絵のような、印象的な鋭い眼を隠してる。
 こちらによると、チェコのシュルレアリストの詩人František Dryje:フランチシェク・ドリイェ(昨日紹介した図録に長文のシュヴァンクマイエル論を寄せている方)の詩集につけられたグラフィックのようだ。

Analogon46

◆Analogon 46 (2006/I) | Analogon.cz

 図録『ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 映画とその周辺』年譜にあった、チェコシュルレアリスム雑誌『ANALOGON 46:アナロゴン』Eva Švankmajerová:エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー特集号、特集タイトルは「複数のエヴァ」。

 Google翻訳でざっと目次が見れる。
 息子でシュルレアリストのヴァーツラフ・シュヴァンクマイエルの寄稿もあるようだ。
 勿論ヤンは寄稿してる。
 こうしたエヴァ特集号が今後日本で翻訳される可能性は、おそらくヤンの人気がだんだん上がっているにしても、限りなくゼロに近いのではないかと思う。
 そういう意味でも、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの魅力を、微力だけどここで紹介し続けたいと思う(^^;)。

 この特集号の表紙、おそらく(というか当然と言っていいのかな)エヴァの絵であろう。この情感に溢れたタッチは、好みの分かれるところだと思うが、僕はこうした部分に惹かれている。
 ヤンの本で、いくつかエヴァの文章を読むことが出来るが、いずれも相当に過激な戦闘的シュルレアリスムに溢れている。僕の興味は、その情感の深層にどんなものがあるのか、というところである。いくつかヒント的なことは、読んだこともあるが、もっとエヴァ本人の言葉として読んでみたいというのが、僕の希望である。

◆ANALOGON 公式HP

Analogon

 チェコシュルレアリスム雑誌『ANALOGON:アナロゴン』公式HPがこんなに充実しているとは知らなかったので、HPのタイトルページとバックナンバーのページを示します。
 バックナンバーの表紙(モノクロ+着色の紙への印刷)がとてもいい。
 ここから、面白いチェコの別のシュルレアリストを紹介できるといいのだけれど、いかんせんチェコ語が全くわからない。
 Google翻訳の能力向上を祈るばかりである(^^;;)。

◆関連リンク
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー 当Blog記事 Google 検索

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2011.08.16

■感想 図録『ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 映画とその周辺』

The_works_of_japan15Jan and Eva - Activities of Jan Švankmajer In Japan Website

"「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 the works for Japan」
会場 京都文化博物館
期間 2011年7月22日〜8月14日

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」
会場 ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
期間 2011年8月20日〜9月19日

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」
会場 京都文化博物館
期間 2011年10月7日〜10月23日"

 昨日、紹介した京都文化博物館で購入した図録『ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 映画とその周辺』の情報と簡単な感想をまとめる。
 これはタイトルからもわかるように、ラフォーレミュージアム原宿8/20〜「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」 と京都文博 後期10/7〜の図録を兼ねている。というより、むしろ図録タイトルからもわかるように、どちらかというと、8/20〜の「〜映画とその周辺〜」展をメインとした図録である。

 巻頭エヴァが生前、最後に手がけたという「チェコ国における狼の再繁殖」(2004)シリーズから「怪談」まで全173頁の図録である。以下、8つある各パートごとに内容の紹介を記す。(twitterでつぶやいた内容なので、各140文字以内となっているのは御容赦あれ(^^;))

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◆第1パート「エヴァの絵画」
 エヴァの絵画54点+陶磁器1点。僕が好きな赤系メディウム・ドローイング的作品は14点(うち「チェコ国における狼の再繁殖」8点)。最後の作品にも満ちるチェコの戦闘的シュルレアリスム。狼の鋭い視線たちが見つめていた物は何なのか、その奥底をとても知りたいと思わせる魅力的な絵。(右はショップで購入できるポストカードの絵「チェコ国における狼の再繁殖」引用)

◆第2パート「映画」
 ここでもエヴァさんの絵11点。ラテルナ・マギカの舞台のイメージ画、特に「オデュッセウス」のひとつ目の絵がいいです。あとヤンの『ルナシー』十字架のイエス、『ファウスト』の迫力の舞台装置! とか31点。この舞台装置は葉山の展示にもあったものではないか。実物の人間大の人形の迫力、これはとにかく見ものだと思う。

◆第3パート「ヤンのコラージュ」 5点。
 「天使のマクラクラン」って『ツイン・ピークス』の写真じゃないけれど、クーパー捜査官が切り刻まれているw。
 ここのパートはいまひとつかな(^^;)

◆第4パート「ヤンのドローイング、フロッタージュ、グラフィック」 28点。
 「移動式自慰マシーン"ダナ", "ロマン"」が圧巻(^^;)。巻末にはこの二点の詳細な解説もあり。
 「膝までの高さのハイソックス」って都条例下で展示していいのか? (嘘w)

◆第5パート「ヤンのオブジェ」 19点。
 やはりシュヴァンクマイエルの本領はここですね(個人的にw)。廃棄/腐敗した物ものが豊かなユーモアを身にまとい、冥界から復活する魔術的シュルレアリスム。葉山の展示と数点かぶっている様です

◆第6パート「触覚主義」 23点。
 触覚のオブジェ、コラージュ。京都で展示されていた「冬に全裸の人間」とかシュヴァンクマイエルのミニマリズム? このパートの作品は、やっぱ触れないとその神髄は解らない(^^;)

◆第7パート「日本での仕事」 120点。
 京都文化博物館の前期に相当する部分。ただし図録はその全部を載せているわけではない。特に「怪談」は3点のみ。まあ書籍が出ているのでこの省略は有ですが…。本を持っていなくて展示で気に入って図録を買った方は寂しいでしょうね。
 「妖怪木版画」の原画は載っているけれど、とても小さくて残念。

Prints_21_2011

◆特別展示パート「細江英公によるポートレート」 10点。
 京都文化博物館の前期相当部分。但し収録写真が物凄く小さくその真価は発揮できていない。素晴らしい写真なので、御待ちでない方は雑誌「プリンツ21」(大判の写真有。右引用)を御薦め。

◆図録『ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル展 映画とその周辺』寄稿文
 書いているのは、シュヴァンクマイエル(エヴァの思いにも準ずる)、巖谷國士、椹木野衣、赤塚若樹、フランチシェク・ドリイェ、ペトル・ホ リー、保坂健二朗、小宮義宏。年譜 阿部賢一。
 かなり読み応えあり。

 素晴らしい図録に感謝! あ、値段は2500円です。

◆関連リンク
当Blog記事
チェコ ラテルナ・マギカ:Laterna magika『ワンダフル・サーカス:Kouzelny Cirkus』
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2011.08.15

■感想 ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 『the works for Japan』@京都文化博物館

The_works_of_japan_horz_2

Jan and Eva - Activities of Jan Švankmajer In Japan Website

"「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 the works for Japan」
会場 京都文化博物館
期間 2011年7月22日〜8月14日

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」
会場 ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
期間 2011年8月20日〜9月19日

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」
会場 京都文化博物館
期間 2011年10月7日〜10月23日"

■前置き と まとめ

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 8/11盆休みに入るとともに、ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル&シュヴァンクマイエロヴァー展@京都文化博物館に行ってきた。その後、加藤泉 『はるかなる視線』@コムデギャルソンギャラリースペースSixもまわる(後日レポート予定)。電車往復7時間あまりの青春18切符デヴューの旅(^^;)。

 まず、今回の展示会のネーミング「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」は、本来「ヤン・シュヴァンクマイエル&エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー展」と名付けるべきではないか、と思うので、ここではこのように記しておきます。エヴァさんファンのこだわりですw。

 会場はレンガ造りで高い天井の洋館、京都文化博物館の佇まいに、シュヴァンクマイエル作品が見事に融合して和める空間が創り出されている。
 作品は、小説の挿絵のコラージュ中心で、壮観に並んでいる。
 中でも、やはり妖怪浮世絵と人間椅子の触覚感が圧巻。

 会場の雰囲気、レイアウトは良かったのだけれど、作品の額を照らす照明に工夫が必要かと思った。
 作品をじっくり見たいのに、一部の照明が観客の顔を向いている。これにより作品を見る時に、手で影を作る等の処置を取らないといけなくなっている。
 この部分は、是非、後期展では改善していただきたいものである。

■『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』コラージュ

The_works_of_japan19

 まず入っていきなりは、映画『アリス』のエヴァによるポスター(原画ではない)。これはエヴァ作品もいくつか観られるかと期待したが、今回は残念ながら、ポスターが3枚と細江英公氏撮影のポートレートで使用されているだけであった。
 図録を観ると、ラフォーレと京都 後期にしっかり展示されるようだったので、そちらを待つしかない。

 会場の入り口から、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の挿絵コラージュが数十点並んでいる。いずれも本で見ていたのだけれど、原画の大きさは本の約二倍の面積で圧巻。コラージュ独特の写真の切り方、貼付けた時の浮きといったところが生々しく、じっくり観ているとシュヴァンクマイエルが辿った工程と思考をどこかで触れられたような気分になってくる。ペイズリー柄のようなグリグリは手描きになっていた。

■『人間椅子』 触覚のコラージュ

 ここはアリスの平面のコラージュとは異なり、立体的な造形物がイラストと組み合わされている。特に毛や布や石といった触覚を刺激する造形。
 もちろん触覚芸術である江戸川乱歩の『人間椅子』に敬意を評しているのと、もともとこの題材に、触覚のシュルレアリストであるシュヴァンクマイエルを惹き付ける必然。
 残念ながら当たり前だが、作品に触れることはできない。
 触れてこその作品であると思うのだけれど致し方ない。コラージュを眺めながら、その触覚を想像する。これがシュヴァンクマイエルの触覚のシュールレアリスムの楽しみ方であろう。
 目玉と手で表現された人間椅子くんの感覚をシミュレートして、そのゾクゾクする感覚を、展示作品の視覚刺激から得てみて下さいw。

■『サヴァイヴィング ライフ』 コラージュ、絵コンテ他

 新作映画の制作に使用された膨大な写真コラージュの一部と絵コンテ、イメージボード等が展示されている。残念ながら絵コンテは手描き原稿でなく、コピー。

Dommunehorz02 以下の写真は、DOMMUNE「ヤン・シュヴァンクマイエル、エルンスト、上原木呂展」放映時のスクリーンショットから。終了した展覧会の様子を知りたい方のために、会場の雰囲気を伝えるのに引用させていただきました。問題あれば削除します。
 興味深かったのは、クリップで留められて紐に吊るされていたコンテというか、制作のメモのようなもの。それぞれのシーンでPCとか書いてあって、制作の形態が想像できるようになっていた。かなりPCと描かれたものが多く、チェコの作家の工房にもディジタルは進出しているようだw。

 惜しむらくは、このコーナー、資料的価値があるのに、図録に掲載されたものは極僅か。『ヤン・シュヴァンクマイエル 創作術』にもしかしたら掲載されているのかもしれない。

■細江英公氏撮影のシュヴァンクマイエルポートレート

 雑誌「prints21」に掲載されたポートレートの大判の写真が休憩ソファのコーナーに置かれていた。このコーナーが実はとても落着く。高い天井の洋館の空間に置かれたソファで、細江氏のポートレートに囲まれて、図録をめくる贅沢は格別だった。

Dommunehorz01

 ひとつ欲を言えば、撮影に使用したようなプロジェクタを用意して、実際にシュヴァンクマイエルが裸の体にまとった白い布をそこにおいて、エヴァさんの作品他を投影しておいてほしかった。
 あ、そうだ、ソファの布が白だったのだか、そこにプロジェクタで映像を投影しておけば良かったのに。観客自身が作品の一部になれるw。
 ポートレートの成り立ちを立体的に表現できる構成だと思うのだけれど、、、。

■妖怪 木版画

 このコーナーが今回の展示の目玉だと思う。
 シュヴァンクマイエルの原画(下絵として展示されていた)を、江戸の浮世絵から伝統の木版画で表現。
 その下絵(一部)と版画の展示、そして版木の実物と一枚づつ色を付けていく過程の版画がプロセスを説明するように並べられている。

Dommunehorz03

 あわせて興味深かったのが、15分の木版画の茨城(渡部木版)と京都の工房(竹笹堂)を尋ねて、匠の職人さんと語り合う様子を撮影した興味深いビデオの上映。

 ビデオで京都の竹中木版 竹笹堂の職人さんが語られていたシュヴァンクマイエルが描いた時の筆致の想像とその再現、100枚にも及ぶ版木であの妖怪のぼんやりとした色彩を見事に写し取られているのには感心した。まさに神業。

 ただ展示されていた下絵とじっくり見比べると、わずかばかりだけれど、色の階調が荒い部分、細部の形状の違いがどうしても残されている。
 これは致し方ないところなのだろうけれど、あくまでも眼をさらのようにして(^^;)見比べないとわからない仔細なことである。なにしろ作家自身が版画を観て、自分の作品と間違えたと言っているくらいなのでw。

 シュルレアリスムと版画って実はピンと来なかったのだけれど、ビデオの中でシュヴァンクマイエルが語っていた話では、ダリが自身の油絵を日本の浮世絵の技術に惚れて、版画で再現したことがあるそうだ。これは詳細が知りたい。
 どなたか御存じないでしょうか。

■『怪談』 コラージュ

 そして最後のコーナーがラフカディオ・ハーンの小説の挿絵コラージュ。
 ここは、下にカラーの妖怪画(来日時に古本屋で購入されたという妖怪本からだろうか)を置いて、上にモノクロの印刷物をくりぬいた独特のコラージュ。明らかにカッターナイフによる切り口でこのような制作の様子が見て取れる。
 まるで表面上の人間の平凡な(モノクロの)生活の深層に、色あでやかな妖怪的世界が息づいているかのように……(^^)。

 それにしても同じコラージュでもこれだけいろいろな手法が取られていることに改めて感心。横並びに原画を一望できる展示なだけに、こうした部分が浮き彫りになっているのが、自分にとって収穫だった。

The_work_in_japan

◆関連リンク
ヤン・シュヴァンクマイエル、浮世絵木版画に妖怪画で挑戦。:上原木呂の目
 ビデオで紹介されていた版画の制作風景が写真入りでレポートされています。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督サイン会決定! - news

"『サヴァイヴィング ライフー夢は第二の人生ー』公開記念
ヤン・シュヴァンクマイエル サイン会
日時:8月27日(土)15:00スタート(14:30開場)
場所:タワーレコード渋谷店7F TOWER BOOKS"

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2011.08.11

■シュヴァンクマイエル × スズキコージ @雑誌『MOE (モエ) 』

『MOE (モエ) 2011年 09月号』 白泉社公式

"シュヴァンクマイエル×スズキコージ
夢幻へと誘うアニメーション サヴァイヴィング・ライフ
夢と現実が交錯するシュールなアニメーションで、いつも世界を驚かせるシュヴァンクマイエルさんが、新作の発表と展覧会のために日本にやってきました。長年のファンであり、絵本界で独自のシュルレアリスムを表現してきたスズキコージさんが、インタビュアーとなって日本文化を愛する氏に、夢の話、カッパの話、お化けや妖怪の話などユニークな質問をしました"

 雑誌「MOE」11.9月号、表紙にインパクトを受けながらw、スズキコージのヤン・シュヴァンクマイエルへのインタビューを読んだ。

 まず「シュヴァンクマイエル」という名字について。
 もともとはドイツ北部にある名前だけれど、今はドイツにもほとんどいないらしい。そして由来は、「シュヴァンキ」は「狂言」。「マイエル」は「○○○人」で、組み合せて「楽しませる人」という意味があると語られている。

 また日本への来日で浮世絵の作成の話になり、そのきっかけになった妖怪について。チェコの妖怪は日本より種類が少なく、子供の本ばかりで大人向けの本がないとか。以前の来日の際に、京都の古本屋で妖怪本を買った話が紹介されている。

 そしてチェコの河童の話。チェコのカッパは頭に皿がなく、手の水が乾くと大変なことになるらしい。ところ変われば随分と異なるものですね。京極夏彦氏に日本と中国の河童の関係に加えて、東欧との歴史的な経緯も調査していただきたくなる。
 
 最後は、スズキ氏がお土産にと持ってきた、竹の子の話。チェコでは缶詰しかない、筍とぬかをいっしょに煮ると柔らかく食べられるという情報に、喜んでタケノコをもらって帰るシュヴァンクマイエル。ホテルで食べたのであろうかw。

 日本のえほんシュルレアリストとチェコの巨匠の遭遇という貴重な記録。いろいろと今まで読んだことのない話題が興味深かった。でも全体はもっとあったはずで、さらに長い記事で読みたいものである。

 そして最後に気になるのは、スズキコージさんはシュヴァンクマイエルに本を渡したのだろうかw。スズキコージや片山健と、シュヴァンクマイエルの合作なんて、ファンにとっては夢のような企画である。

 

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2011.07.27

■新刊メモ トーキングヘッズ叢書 TH No.47「人間モドキ〜半分人間の解剖学」ヤン・シュヴァンクマイエル

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TH No.47「人間モドキ〜半分人間の解剖学」 | アトリエサード publication

"半分だけ動物、半分だけ機械…… 古来より人は、さまざまなキメラを夢想してきた。 人は不完全な存在だ。キメラになることによって、 欠落した部分を補おうとしているのか——。

■主な内容
ヤン・シュヴァンクマイエル×上原木呂
ヤン・シュヴァンクマイエル インタビュー〜シュルレアリスムとエロティシズム●取材・文=志賀信夫"

 トーキングヘッズ叢書とシュヴァンクマイエルの関係はおそらく近いところにあるように感じられるが、実は今まで特集的なことは組まれていない(と僕は記憶していますが、ゴスロリ系/耽美系(と言っていいのでしょうか)になってから、随分と購入していないので、間違っていたらすみません、ご指摘下さい)。

 そして今回2011年初の来日に合わせて実施されたインタビューを中心にしたミニ特集、キメラの視点での解剖がとても楽しみです。

◆関連リンク
上原木呂 | koten-navi.com

"1948 新潟生まれ 東京芸大・芸術学科と美学校細密画工房に学ぶ若くして滝口修造と出会い、シュルレアリスムの洗礼を受ける。"

Photo_3ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂 展 魔術★錬金術

"シュルレアリストたちが競う魔術的芸術 チェコの鬼才ヤン・シュヴァンクマイエル、ドイツの巨匠マックス・エルンスト、孤高の異才上原木呂。 シュルレアリストたちが競う魔術的芸術、約400点にのぼる作品が9月に集結します。
The Artcomplex Center of Tokyo(アートコンプレックス・センター)
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9
TEL/FAX.03-3341-3253
会 期 2011年9月1日(木)~9月30日(金)"

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2011.07.25

■ついに『怪談』の画像が登場! シュヴァンクマイエル夫妻の大型企画展@ラフォーレミュージアム原宿

Photo

ラフォーレミュージアム原宿 イベント情報|ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展~映画とその周辺

"再びチェコの第三世代のシュルレアリスト、シュヴァンクマイエル夫妻の大型企画展が再びラフォーレミュージアム原宿にて開催される運びとなりました。 本展では、さまざまな素材を使ったオブジェ、絵画、版画、ドローイング、コラージュなど、200点以上の作品を展示。いかにもシュヴァンクマイエル夫妻ら しい、多岐にわたる作品群を一堂に公開します(そのほとんどが日本初公開)…
ヤン・シュヴァンクマイエルが下絵を描き、茨城と京都の彫り師と摺り師が江戸時代から 伝わる伝統的な技法で制作した木版画(下絵や、木版画の制作過程を理解してもらうための版木と順序摺りもあわせて展示)、ラフカディオ・ハーン著『怪談』 のための挿絵など、日本のために制作した新作も世界に先駆けて公開します。
期間 2011年8月20日(土)~9月19日(月)
時間 11:00~20:00(最終日~18:00)"

 既報もしていますが、ラフカディオ・ハーン著『怪談』 のための挿絵がサイトに登場したので、再度御紹介します。
 日本の伝統的シュルレアリスム(^^;)である「妖怪」に浮世絵で挑んだシュヴァンクマイエルが、もうひとつの「怪談」に対してとった手法は、コラージュ。
 東欧の古いモノクロ写真に、たぶんシュヴァンクマイエルの手になる幽霊が組み合わされて、異様な世界が形作られている。チェコに次元の裂け目から江戸が漏れだしたような、何とも言えない独特のイメージが構築されており、しばらく見つめ続けてしまう魅力がある。

 全篇も既に7/21に国書刊行会から発行されているようなので、手に取るのを楽しみにしたい。

◆関連リンク
チェコの第三世代のシュルレアリスト、シュヴァンクマイエル夫妻の大型企画展、再びラフォーレミュージアム原宿にて開催決定!|最新ニュース|株式会社ラップネット

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)著, ヤン・シュヴァンクマイエル画『怪談』

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2011.07.13

■動画『展覧会「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲」‬‏』


YouTube - ‪ヤン.シュヴァンクマイエル氏への逆襲‬‏
(Twitter / @mantamu(田村秋彦)さん経由)

"ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲展がYou Tubeにありました。おそらくチェコセンターで作られたものだと思われます。観に行けなかった人必見です。"

展覧会「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲」
(会期: 2011.4.15.-5.25.) - Tokio

"展覧会「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲」
~日本人作家によるヤン・シュヴァンクマイエル監督へのオマージュ展~
清水真理+三浦悦子+綺朔ちいこ+マンタム+Neqro+山本タカト+建石修志
私たちはシュヴァンクマイエルに会っていなかったら今は何を見ているのだろう?
会期: 2011年4月15日(金)~5月25日(水)
場所: チェコセンター 入場: 無料"

 既に終了した展示会であるが、Youtubeにて、展示の模様が動画で紹介されたということで掲載。
 音楽もなかなか素晴らしい雰囲気で、展示品のムードを高めている。一見の価値あり。

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2011.07.06

■ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 『the works for Japan』『〜映画とその周辺〜』東京と京都で開催

20110701_svankmajerhorz

(引用写真:ヤン・シュヴァンクマイエル『不思議の国のアリス』、『アフリカの人形』、『アルチンボルド風原理』、『植物学』、映画『エトセトラ』より、の5点)
シュヴァンクマイエル展が東京と京都で開催、日本の職人との妖怪版画コラボ作も展示 -art-designニュース:CINRA.NET

"今年2月に国書刊行会から刊行された『不思議の国のアリス 新装版』と『鏡の国のアリス 新装版』の表紙のために描いた作品2点と、京都と茨城の版画職人との共同作業によって制作された版画作品および下絵を紹介する。この版画作品には、日本の『百鬼夜行絵巻』を意識した妖怪と、シュヴァンクマイエルが独自に創造した妖怪が描かれている。さらに、ラフカディオ・ハーンの小説『怪談』のための挿絵と、写真家・細江英公の撮影によるシュヴァンクマイエルのポートレートも展示される予定だ。"

Jan and Eva - Activities of Jan Švankmajer In Japan Website

"「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 the works for Japan」
会場 京都文化博物館
期間 2011年7月22日〜8月14日

本展では、これまで展覧会と同様、様々な素材を使ったオブジェ、絵画、版画、ドローイング、コラージュなど、いかにも、シュヴァンクマイエル夫妻らしい、多岐にわたる作品群をご紹介いたしますが、そのほとんどは、日本初公開の作品です。副題にもある通り、映画に関連したものが一つの核になるのですが、これらの作品は、映画館と美術館の境界を、事実上取り払ってしまった作家の、真骨頂とも言うべき作品群です。しかし、今回、特筆すべきは、これらに加えて、新たに日本のために制作したものが入っていることです。まずは、新装版の表紙のために描いた「アリス」が2点。そして、日本が、世界の美術史に大きな影響を与えた木版画。シュヴァンクマイエルが下絵を描き、茨城と京都の彫り師と摺り師が、江戸時代から伝わる伝統的な技法で制作した作品は、下絵が8点、その中から選ばれ制作された木版画が3点、加えて、木版画の制作過程を理解してもらうために、版木と順序摺りを展示します。日本の百鬼夜行絵巻を意識した妖怪と、彼が独自に生み出した妖怪からなる絵柄は、私たち日本人を魅了してやみません。さらに、現在制作中のラフカディオ・ハーンの「怪談」のための挿絵と、歴史的な事件と言ってもいいコラボレーションの産物、日本が世界に誇る世界的な写真家、細江英公が撮ったシュヴァンクマイエルのポートレートの展示も予定しています。

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」
会場 ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
期間 2011年8月20日〜9月19日

「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展  〜映画とその周辺〜」
会場 京都文化博物館
期間 2011年10月7日〜10月23日"

 展示会の詳細が発表になったので、改めて情報として掲載。
 展示としては、まず京都で『the works for Japan』展。
 そして東京『〜映画とその周辺〜』展→京都巡回。という流れになるようです。

 冒頭の作品は、CINRA.NETからのプレス資料の引用ですが、これらの作品が両方で展示される作品かは不明ですので、公式サイトJan and Eva - Activities of Jan Švankmajer In Japan Websiteの情報を注意して観ておく必要がありそうです。

 僕は京都が近いので、そちらの二つの展示会に行ってみようと思っています。

 特に僕の興味は、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーのメディアム・ドローイング作品がどの程度出品されるか。エヴァのあの奥深い精神の内奥に迫るような絵が好きなので、とても楽しみなのです。(という観点から今回の展示会のネーミング「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展」は、本来「ヤン・シュヴァンクマイエル&シュヴァンクマイエロヴァー展」と名付けるべきではないか、と思うのです)

 冒頭の引用写真、新作のオブジェの写真も出てて興味深い。
 なんか大怪獣ガッパみたいなシルエットw。

 そして、雑誌「prints21」に掲載された、細江英公氏撮影のシュヴァンクマイエルポートレートも展示される!

◆関連リンク
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