映画・テレビ

2019.04.08

■情報 大須シネマ オープン

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大須シネマ(公式HP)

 名古屋人が昭和を体感できる町、大須に映画館ができたので、簡単にご紹介します。
 大須シネマ、3/31のオープニングは、粟津順監督作品「惑星大怪獣ネガドン」「プランゼット」も上映されたようです。
 4月の公開作品はリンク先に詳細がありますが、主要作品は以下の4作品。レトロな大須に似合う映画から、最新作でなかなか映画館でみられない作品まで、まずは4月はバラエティに富んだラインナップになっています。
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 新しい映画館ということで、ワクワクします。
 この映画館、「世界の山ちゃん」が併設されているということで、手羽先を食べながら映画が観られるという新機軸もあって、近いうちに一度、見にいく予定ですw。

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2019.04.01

■感想 トラヴィス・ナイト監督『バンブルビー』

 

『バンブルビー』日本版予告

 トラヴィス・ナイト監督『バンブルビー 』IMAX 3D@109シネマズ名古屋、3本目のレーザーIMAXで鑑賞。

 主人公とバンブルビーの成長物語として、とても気持ちの良い作品。物語はトランスフォーマーと人類の出会いでバンブルビーが人間と関わる話なので、どこか第1作を思い出させる。

 トラヴィス・ナイト監督、あのライカのCEOで、『コララインとボタンの魔女』のリードアニメーター、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の監督等、的確な人物描写でファンタジー作品を作り上げてきた手腕は、この初実写作品でも健在で、荒唐無稽のオモチャ的世界であるトランスフォーマーワールドを、アメリカの80年代にうまく着地させ、地に足のついた物語として描き出している。
 
 そして3D映像がとても良かった。

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 人間とバンブルビー の大きさの差が適度で、両者がワンカットに収まるショットの立体感が素晴らしい。いくつもその臨場感にため息をつくシーンがあった。

 3本目のレーザーIMAX、今回はいつもの前から1,2列目(E,F列)でなく、5列目(I列)で観たのだけれど、音響は今まで以上に良かった。この辺りに音空間はチューニングされてるんでしょうね。巨大金属体のぶつかり合う硬質音が素晴らしい臨場感。今度からこの辺りの席かな(^^)。

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2019.03.27

■感想 アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督『キャプテン・マーベル』 3D

 アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督『キャプテン・マーベル』 3D @109シネマ名古屋、IMAXレーザーで観てきました。
 エキサイティングなマーベル・シネマティック・ユニバースは今回も健在、素晴らしいエンタテインメントを見せてくれます。
 ネタバレするのはまずいので、ぼんやりと書きますが、クライマックスへ向けての結構が今回も素晴らしい。主人公の成長度合いとしては、今作、MCUの中でも屈指かも。それだけにラストへの盛り上がりカーブが急峻で観ていて気持ち良い。
 映像について言うと、今回の3Dコンバージョンは、STEREO DとLEGEND 3Dの2社がクレジットされていたけれど、冒頭の宇宙シーンでの宇宙機の立体視映像が、ミニチュア然として、いささかリアリティに欠ける描写だった。何が良くないのかわからないけれど、そうしたシーンが前半特に目立って、そこは残念。
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 とは言え、迫力のCG映像はいつもながら素晴らしくシャープで、物語と相まって満腹感は保証されています。3Dのイマイチ感なぞ映画全体のほんの微かな瑕疵に過ぎず、映画の総合芸術感にため息を付いて、劇場を後にしました。
 前回、初IMAXレーザーは『スパイダーバース』だったので、実写作品は今回初めてだったけれど、以前のMCUと比べて映像の鮮明度が上がった感覚はほとんどなし。やはり凄いといっても、たぶん劇場で開幕後示されるIMAXレーザーの画像が鮮明だというCM映像と同様に、横に並べて見比べないとわからないレベルの違いかもしれない(^^)。

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2019.03.25

■感想 デヴィッド・リーチ監督『デッドプール2』

 デヴィッド・リーチ監督『デッドプール2』、WOWOW録画初見。いやぁ〜、笑いました。一人で観ていたのだけれど、バカみたいに笑わせてもらいました(^^)。これは、アクションコメディとして傑作ですね。R指定の気合の入ったブラックジョークも切れ味鋭くお薦めです。
 中でも予告で出てくる「Xフォース」の扱いとか、某キャメロン監督作の秀逸なパロディ部分、ケーブルという新登場人物とミュータント施設から暴走するラッセルというキャラクターをめぐる物語が最高。Xメンの世界のひとつの大きな可能性が示されていて、MCUならぬマーベルのこちらのシリーズもまだまだ進化する気配濃厚。
 21世紀フォックスがディズニーに買収され、今後はマーベルスタジオがXメンの制作も担当するということで、ケビン・ファイギのMCU構想の中へどう組み込まれていくか、ますます今後の展開に眼が離せませんね。
"マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長は、以前から「X-MEN」シリーズをマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に引き入れることに意欲的と報じられていたが、「『X-MEN』シリーズは今後ファイギの指揮のもと、マーベル・スタジオが製作することになるのか」という問いに対し、アイガー会長は「それが自然の成り行きだと思う。誤解を招くといけないので断言することは避けたいが、フォックス側もそれが筋だと理解しているはず。単一企業がマーベル作品の製作を統合的に管理するのは道理にかなっているし、“2つのマーベル”が存在していたことの方が、むしろ不自然」と見解を述べた。"

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2019.03.13

■情報 ジョセフ・ステファノ監督『シェラデコブレの幽霊』 "The Ghost of Sierra de Cobre"


探偵!ナイトスクープで有名なアレ【冒頭7分】 - YouTube

 今までに何度か記事にしてきた幻の映画、ジョセフ・ステファノ監督『シェラデコブレの幽霊』、北米ではブルーレイとDVDが去年秋に出たのに、日本語未対応。

 早く観たいんですが、英語版ではヒヤリングが心もとないので観ることができません。上記リンクで雰囲気のみ味わって日本語版発売を待ちます。 冒頭7分の恐怖体験が待っています。

◆関連リンク
シェラデコブレ 当ブログ関連記事 Google 検索

ジョセフ・ステファノ監督『シェラデコブレの幽霊』ブルーレイ
 日本のAmazonでも北米版のブルーレイ、DVDが売られていますが、残念ながら日本語字幕が入っていない、リージョンが日本のプレイヤーで合わない等の課題がありますので、購入は自己責任でお願いします。ヒアリングがしっかりできれば、僕も買うのですが、、、。

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2019.03.04

■感想 ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン監督『スパイダーマン : スパイダーバース』Spider-Verse


SPIDER-MAN: INTO THE SPIDER-VERSE - Official Trailer (HD) - YouTube

 ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン監督『スパイダーマン : スパイダーバース』109シネマズ名古屋 IMAXレーザー 3Dで観てきました。

 素晴らしい、3Dアニメーション映画の革新!
 アニメーションのヒップホップというか、アメコミサンプリングの3Dワイドスクリーンバロック映像というかw、とにかくぶっ飛んだ立体空間に暴力的に連れ込まれます!(^^)。

 この映画、IMAXはともかくw、3Dで観られることを是非ともお薦め。
 メイキングについては、なかなか日本語の記事は見つからず、関連リンクにスタッフが語る動画を引用したので、ご覧ください。

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 3D CGをベースに手描きでリファインされているという映像、3D立体視と相まって独特のスピード感と没入感があります。欲を言うと、ステレオ化が奥行きをつけるタイプで、画面からガンガン飛び出て劇場空間にどんどん侵食してくる様にしてたら、さらに凄まじい映像体験になったはずなのに、残念でなりません(^^)。

 あと残念ついでに書くと、物語はワクワクする起承転結の効いた楽しいもので映画としてエンタテインメントとして素晴らしいことはまず大前提として、、、もしこの映像に追いついた飛んだ物語だとしたら、と思わずにはおれません。

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 今回、僕は昨年末109シネマズ名古屋のリニューアルしてから初めてのレーザーIMAX体験でしたが、2Kから4Kへの映像の進化がどのくらいなのか、今までこの劇場で観た他の作品と映像の比較が出来ないくらいぶっ飛んだアニメーションだったので、比較は次回まわしになりました。

 音響は以前近所のミッドランドスクエアシネマが上かな、と思っていたんですが、並んだくらいの迫力でした。

 『スパイダーマン:スパイダーバース』の映像の秘密の一端が、SONYの特許として出願されているそうです。以下の記事に詳細。Patent検索してみましたが見つからず、たぶんまだ公開されていないものと考えられます。

‘Spider-Man: Into The Spider-Verse’: Sony Seeks Patents On Animation | Deadline

以下引用(Google 翻訳)

"Spider-Verseはドット、思考の吹き出し、パネル、書かれた効果音、そして色分解におけるアライメントの欠陥の錯覚さえも含む、最先端の映画です。(4色漫画の読者には、オールドスクールの音楽ファンにとってのビニールレコードと同じように馴染むでしょう)"
"ソニーの特許出願のクレームの要約:

「定型化された量子化」によって表面の滑らかな陰影を芸術的に修正することができる独自のレンダリングおよび合成テクノロジ。これらのテクノロジは、肌に当たる光の分割に対する特定のパターン制御を追加できます。 「スクリーントーン」)。

ソニーからも提出されました。芸術家が基礎となる幾何学から解放されてそしてよりイラスト技術に類似している方法でキャラクター表面に描くことを可能にするインクラインソフトウェア。 キャラクターの顔の手描きの線はジオメトリに変換され、アニメーション制御のためにリグされます。

この特許出願には、 Spider-Verseアニメーションプロセスの機械学習コンポーネントも含まれています。これは、次のフレームのラインの位置を予測する自動機能としてプロセスを合理化します。 外挿された線はプロセスを合理化し、アニメーターに線を微調整するための利点を与えます。

この出願はまた、平らな表面上の奥行きの錯覚、建物の内部容積のエミュレーション、および図解されたグラフィックの反射を作り出すシェーディングツールで構築された「様式化された現実の抽象化」を引用した。 また、注目に値するのは:鮮明で硬い影を保ちながら、建物の大部分をインタラクティブに照らすアーティストフレンドリーな照明ツールです。"

 さらに素晴らしい2D-3Dについては、検索してみても特にメイキングの記事は見つかりませんでした。
 IMDbによると、ステレオスコピック・スーバーバイザーは、レイン(レイニー?)・フリードマンという方で、ソニー・ピクチャー・イメージワークスの所属とのこと。

Spider-Man: Into the Spider-Verse (2018) - Full Cast & Crew - IMDb.

"Layne Friedman ... 3d stereoscopic supervisor"

Layne Friedman - IMDb.

"Layne Friedman is known for his work on Spider-Man: Into the Spider-Verse (2018), Maleficent (2014) and Bad Boys II (2003)."

Layne Friedman - Stereographer / Stereo-3D Supervisor - Sony Picture Imageworks

 Stereo 3D Suoervisorとしては、『メン・イン・ブラックIII』『スパイダーマン ホームカミング』ほかを歴任されているとのこと。CINEFEX等で特集して頂きたいものです。

◆関連リンク
・制作者インタビュー 作画のポイントについても語られています。


Creating the groundbreaking style of Spider-Man: Into the Spider-Verse - YouTube.


A behind the scenes look at Spider-Man: Into the Spider-Verse | Adobe Creative Cloud - YouTube

Facebookの僕のページに、劇場の3Dポップの3D写真がありますので、よろしければご覧ください。

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2019.02.27

■感想 佐藤信介監督『いぬやしき』


オヤジVS.高校生!実写『いぬやしき』予告編 - YouTube
 佐藤信介監督『いぬやしき』WOWOW録画初見。

 これ、劇場で観ようかかなり迷ったのだけれど、行っとけばよかったと反省。ヒーロー映画としてなかなかの出来。

 細部の詰めをもう少し工夫して頂ければ、ハリウッドのスーパーヒーローものと十分戦える。というかネタバレなので後述するけれど、詰めていけばシャマラン『ミスター・ガラス』は超えられるんじゃないかと思った。制作費はかの映画の王国に比べて随分安いだろうから、コスパとしては相当なレベルかもしれない。

 論理で考えると少しぶっ飛んで入るけれど、『GANTZ』と同様 奥浩哉原作の持つ設定の面白さはかなりのもの。

 特にネットを介した悪役 佐藤健の日本人全滅攻撃とか、新宿の空爆シーンとか、物凄くワクワクして楽しめた。『亜人』にしても『GANTZ』にしても、日本の漫画原作の持つパワーは素晴らしいと思う。

 そしてCGによるSFX。これも前述の新宿シーン中心に。空中戦の描写が早すぎて何が起きてるかわかりにくいのが少し残念だけれど、なかなかの迫力。カタルシスも相当なレベルだし、まさにドラマ部分の詰めがもう少しできていたら、まさに傑作になったと思う。そこは脳内補正しながら観ると、素晴らしいSFX映画。お薦めです(^^)。


★★★★★★以下ネタパレ 注意★★★★★★★






 ワクワクを減衰しているのが、主に人物描写、人間関係描写の詰めの甘さ。例えばいくつか挙げてみると、

・主人公 犬屋敷と家族の関係があまりにステレオタイプ。定年前の"老人"が家族から嫌われてる描写をここまで類型で書かなくもう少し抑えたリアリティを持たせて、特に娘救出のクライマックスを丁寧な演出で抑えて描いていたら、この映画、相当なレベルになっていると思うので残念。

・佐藤健の最初の一家惨殺、ここへ至る展開が弱い。一応、母親から女を作って逃げた父親の新しい家族との関係が描かれて、そこからのストレスが原因に描かれているけれど、もっと詰めて必然性を持って父親の家族を惨殺する描写に変えることができたら、『ミスター・ガラス』を超える傑作のレベルになっていたのでないだろうか。

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2019.02.25

■感想 原將人監督『双子暦記・私小説』ver. 2.5

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東京ドキュメンタリー映画祭2018

" 『双子暦記(れっき)・私小説』 上映時間110分 12月6日(木)19:00 上映

    63歳にして双子の姉妹の父となった映画監督原將人。
 双子誕生を紀元とし、双子暦の世界に分入った原は、自ずと「新たなる宇宙と地球の歴史」を辿り直すことになり、21世紀を生きてゆく地球人、とりわけ日本人にとって必要な世界観が、<双子暦記>シリーズで展開される。

 本作では、古都京都を舞台に、双子を育てる生活費を稼ぐため、原が人生初めてのフリーター生活を送り、現代日本のブラックな労働現場を点々とした<苦難の旅>が、私小説、プロレタリア文学へ傾斜しながら描かれる。

 さらに、原が詠んだ八十首の和歌が、平安以来の日記文学の伝統と交差しながら全編を織り成す。新生児の映像に重ねられる、4歳になった姉妹による和歌の朗読は、運動イメージとしての映像から、テキストと音の厚みのなかで時間イメージを生成させ、至福の映画体験をもたらす。

 本作は、<メタフィクション>として、真にエポックメーキングなドキュメンタリーの最尖端をさぐる。    
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【予告編16本 一挙見!】東京ドキュメンタリー映画祭2018最終選考作品 - ニコニコ動画
 リンク先に予告篇があります。『双子暦記・私小説』は一番最後の部分 31'36"からです。

 原將人監督の東京ドキュメンタリー映画祭 長篇グランプリ受賞作『双子暦記・私小説』をYoutubeの限定公開で全篇拝見しました。 今回は支援者への限定公開、制作プロセスを公開されているもので、バージョン2.5 (19.1/19,20 シネマハウス大塚でのライブ音源ミックスの音楽有バージョン)(グランプリ受賞は音楽なしのver.1.5とか)。

 限定公開版を観るには、以下のサイトで火災に遭われた監督への支援の呼びかけを読まれ支援された上で、原監督のtwitterもしくはFacebookで限定公開版の希望のメッセージを送られると、URLを原監督より教示頂けるはずです。

 原監督からのご返事にあるテキストを一部紹介させていただきます。

"『双子暦記』は、『双子暦記・私小説』と『双子暦記・星の記憶』の2部作を 予定しておりますが、『双子暦記・私小説』の方から、編集過程をオープンに することにいたしました。現代美術ではWIP (Work In Progress)という完成 までのプロセスを作品とみなす、展示方法が登場していますが、その映画版で す。"

 映画は、2013年に誕生した原監督の双子の娘さん マミヤちゃんとカリンちゃんの誕生から約半年間を中心に描かれている(一部4歳の御二人も登場)。

 そして前半は、原監督が古都京都を舞台に初めてのフリーター生活を経験された、現代日本のブラックな労働現場が語られている。特にその一部、「現代の蟹工船」として描写されている部分は、大変に過酷な内容。まさに現代の日本に生きていくということの重さを生々しく描きだされている。

 後半、時間が遡って2013年の双子ちゃん誕生シーンからの成長の記録になるが、ここは映画で語られている通り、原監督の傑作『20世紀ノスタルジア』のラストで主人公チュンセとポウセの間に生まれた双子のその後を描くという、『20世紀ノスタルジア』続篇の趣もある。

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 特に素晴らしいのは、双子の記録に挟まれる原監督による80首の和歌と、日本の美しい自然の風景。
 この三重県名張市,津市シーンは、『20世紀ノスタルジア』で都市と対比して瑞々しく描かれたポウセ(遠山杏)による身の回りの自然の光景を捉えた映像の数々を思い出させる。自主映画を撮るチュンセ(片岡徹)の姿で象徴的に描かれた、人類の脳の進化の果ての姿とその苦悩。

  まるで地球のアウフヘーベンの様な、ポウセの撮った映像で、回復していくチュンセの姿が映画の映像の力を見事に描いていたように、本作でもこれらの三重県の山村の映像が、双子ちゃんの生き生きした姿とともに地球の希望の姿として描き出されている。

 『20世紀ノスタルジア』の続篇として、ファンとしてはこうしたシーンに胸躍らせながらも、前半含む原監督の家族が遭遇する過酷な現実に、日本の現在の辛い姿をいろいろと想起しながらいろんな複雑な思いで観終える、1時間47分の地球の旅の記録となっていました。

◆関連リンク
21世紀を音楽の世紀に! 『20世紀ノスタルジア』の原 將人監督の最新作「双子の星」始動! - クラウドファンディングのMotionGallery
【News】自宅が火災! 原將人監督への支援の呼びかけ | neoneo web
hara masato Official Site 原監督オフィシャルページ
 今までの作品のDVDやサントラCDが購入できます。

原将人監督作品 当ブログ関連記事 Google 検索

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2019.02.20

■情報2 デイヴィッド・リンチ監督 構想作品『ロニー・ロケット』関連 David Lynch "Ronnie Rocket"


Ronnie Rocket de David Lynch / générique de Pierre Albanèse, Hanne Son et Maud Zaba - YouTube
 デイヴィッド・リンチ監督の映画かされていない構想作品『ロニー・ロケット』に関して、以下の情報が日本語で出たので、ご紹介します。
 その前に、上のリンク先動画は、ファンメイドのOPフィルムです。なかなかいい感じです。

スター・ウォーズを断ってもデヴィッド・リンチが作りたかった映画:幻に終わった傑作映画たち - シネマトゥデイ

“ 脚本の出だしはこうだ——。
 「暗闇……巨大なステージがフェイドインし……とてつもなく大きな黒い幕が引かれている。と、やおら幕が開く。ステージ全体に60メートルの火柱が立ちのぼっている。炎の中で、何千もの魂が音もなく叫び……聞こえるのは炎の咆哮(ほうこう)のみ。(中略)

 映画の舞台は、暗く抑圧的な工業都市で、工場から煙がモクモクあがり、電気に満ちた空気に低音のハム音がブーンと鳴る。探偵が路線の終点であるこの町にやってくる。立ち入り禁止になっている町の中心部に関わるあいまいな事件に巻き込まれる探偵。彼は一本足で立つ能力を持ち、出会う人々から一種の天才扱いされる。町の深部へ旅するうち、探偵は美しく純粋なダイアナと恋に落ち、不吉な“ドーナッツ男”と悪い電気に殺されないためには苦痛を感じ続けなければいけないと学ぶ。(中略)

 一方、妄想に取りつかれた二人の科学者ダンとボブは、妻であり母でもある存在のデボラの後押しで、異形のロナルド・デ・アルテを実験にかけ、「標準的なハンサム」に作り替えようとする。だが、ハンサムにする代わり、彼らはロナルドに電流変換器を取りつけ、その結果、15分ごとにコンセントにプラグを差し込まなければ電力を失うようになる。(中略)

 ストーリーは『フランケンシュタイン』(1931)、ロックンロールの寓話(ぐうわ)、昔ながらの善対悪の物語が少しずつ混ざる。奇妙な出来事(靴ひもが悪人の破滅を証明する。女性たちが探偵に裸身をさらす。円に関する意味不明な仮説、閉回路、宇宙)と、リンチ的なモチーフ(ミステリー、官能、愛、暴力、抑圧的な産業、ポンパドゥール、シュールなミュージカル・パフォーマンス)の詰め合わせだ。探偵とテリーが交わす哲学的な掛け合いのような軽妙な瞬間と、発作で倒れたり、生き続けるために自分を刺して流血する人々といった、極端な暗さの間で、大きな振り幅を見せる。大衆受けするにはあまりに変わっていて、ファンにはリンチワールド全開の天国だが、それ以外の者には訳がわからない。(中略)

 脚本には、巨大な建築物と、クローンたちの音楽堂や、地獄に落ちた燃える魂のステージが織りなすサイケデリックなクライマックスが登場する。「あの世界に行って、しばらくの間暮らす時間が欲しいが、それには金がかかる。『ロニー・ロケット』では、通常のような11週間のスケジュールでの撮影はしたくない。少人数のクルーと一緒に、セットを建ててしばらくそこに住みたいんだ」とリンチは語っている。”

 デヴィッド・リンチの幻の映画『ロニー・ロケット』の紹介記事です。

 『ツイン・ピークス』の小人役 マイケル・J・アンダーソンが主役、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、ディーン・ストックウェルが出演者リストに挙げらていたとか。こんなに観たい映画は他にはありません(^^)。

 他のリンチ作品を連想させる言葉が並んでいる。
 リンチの潜在意識の顕在化、って感じで、どの作品とも通底しているのでしょう。

 それにしてもたのリンチ作品に、この映画のそのままの具像的な要素は、まだ使われていないので、リンチは映画化を捨てていないのかもしれない。是非、実現してほしいものです。

◆関連リンク
Ronnie Rocket Screenplay
 ネットで公開されている『ロニー・ロケット』シナリオ。
Google 翻訳 そのシナリオの機械翻訳。

・当ブログ記事
 ■情報 デイヴィッド・リンチ監督 構想作品『ロニー・ロケット』関連 David Lynch "Ronnie Rocket"
 以前にも記事にしています。その他のネット関連情報は、リンク先記事をご覧ください。

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2019.02.18

■感想 イ・チャンドン監督『バーニング』NHK放映版

 イ・チャンドン監督『バーニング』NHK放映版、録画初見。
 実は初イ・チャンドンなのですが、抑えたトーンと不可思議なテーマが昏く、でも心地よく凄く良かった。

 特に素晴らしかったのは、リンク先の予告篇サムネイル画像の、北朝鮮国境近く、主人公の青年 ジョンスの生まれ育った農家の庭の夕暮れのシーン。なんでもない農家の庭がマジックアワーの光の中で、なんとも不思議で心地の良い実存を探る空間に変貌する奇跡的な映画の時間を創り出している。特にヘミ役のチョン・ジョンソの舞う姿が素晴らしい。

 村上春樹の原作「納屋を焼く」のアウトラインとディテイル(パントマイム、アフリカ旅行、ジョンスの家での三人の食事、スポーツカー、フォークナー、ギャッツビー等々)を使いながら、そこにさらに追加されるイ・チャンドン監督と脚本のオ・チョンミによるマジカルなディテイル。

 例えば、アフリカの実存を希求するダンス、ヘミのアパートの存在するかわからない猫、前述の農村の庭でのダンス、幼馴染としてのヘミとジョンスの井戸にまつわる記憶の齟齬、、。とりわけ主人公ジョンスの設定がヘミと同年代で、韓国の職のない若者としての設定が、原作に追加したこの映画の大きな雰囲気を作りだしていて、独特のイメージとなっている。深みのある魅力は、この村上春樹的な不可思議な物語に、映画スタッフが追加した多層的な構造によるものだろう。

 村上春樹原作映画としては、トラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』も傑作であったけれど、こちらは村上独特の不思議物語として、素晴らしい高みに達していると思う。(『ノルウェイの森』は元々そうしたイメージを目指したものではないので。)

 『バーニング 劇場版』は、NHK版より52分長いとか。これだけでもかなり過不足なく描ききっている印象なのだけれど、吹替え→原語版でのイメージの違い含めて、体験したいものです。

◆関連リンク
イ・チャンドン「バーニング 劇場版」出演者が語るメイキング映像を入手 : 映画ニュース - 映画.com
古川耕『バーニング 劇場版』イ・チャンドン監督インタビュー書き起こし(アフタ−6ジャンクションより)
イ・チャンドン作品DVD (Amazon)

・当ブログ記事 ■感想 トラン・アン・ユン監督 村上春樹原作『ノルウェイの森』

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