文化・芸術

2009.11.12

■Martin Amm:マーティン・アム<超絶 昆虫水滴 マクロ写真>

Martin_amm Macro photos of insects by Martin Amm (64 photos) | FreakyMartin.com

 写真家マーティン・アム氏の水滴昆虫究極映像写真。(上のリンク先、NTT光ネットだとセキュリティに引っかかるサイトです。もしNGの際は、下の関連リンクのサイトへ)
 これもTumblr経由(browneyes' scrapbook)で知った超絶画像。

 たぷん朝、霧が下りた日の昆虫を接写したものだと思うが、観たこともないような素晴らしい色彩と、散乱する光の写真になっている。

 写真家の着想は偶然の写真から生じたものではないかと思うのだけれど、この超絶な映像に気づいて撮り続けていることが、我々にこんな観たこともない世界を提示していることに感謝。

 特にこれら写真で美しいのは昆虫の複眼。
 普段何気なく目の前を通り過ぎていく虫達が、まずマクロ撮影でその視覚センサの体表における比率の高さを示し、さらにそれを水滴が拡大表示して強調している。彼らの生存にとっての視覚の重要度がよくわかる。そしてその自然の造形物の不思議と美。
 この美しさは宝石の美しさを超える。そしてまさに機能美。

 これ見て、本気で一眼デジカメと高倍率のマクロレンズがほしくなりました。ただの田舎である、うちの周りの畑にもこんな超絶映像がミクロな世界で日々展開されているのだろうか。すげぇ。

40 Greatest Insect Macro Photographs! | Zhoogs top Lists
 Martin以外の昆虫マクロ写真。
 
 これを見てると、もはや我々は異星の生物を見たいと思う必要はないのでは、と思ってしまう。充分に異世界を覗いている気分になる。

 映画のSFXが進化したが、これら昆虫群に勝てる異星生物を空想映像が描いたかというと、描けていないのではないか。ジェームス・キャメロンの『アバター』も予告を見る限り、例外ではない。まだまだ進化の余地がある。たぶん触毛などのディテイルによるのだろう。

 SFXアーティストも、こうした写真を観たうえで、これに勝てるディテイルをCGもしくはメーキャップ/着ぐるみ(?)で実現してほしいものである。

 以前の魚の写真の時も同じように思ったのだけれど、、、。

◆関連リンク
Photos by Martin Amm - photo.net
struller on deviantART
 昆虫以外も。マーティンの写真ページ
Martin Amm - Google 画像検索
SeaWayBLOG: Insects in the morning dew.
 昆虫の頭部 水滴。
78381 » Dropular - Media Bookmarking
 虫の頭 水滴写真。
-------ここまでMartin Amm

当Blog記事
デヴィッド デュビレ『魚の顔図鑑』 David Doubilet "FISH FACE"

 ここに出てくる現実に地球上に存在する生物たちの方が、映像クリエータが作った異星生物よりもずっとイマジネーション豊か。それはディテイルと色彩に秘密があると思う。  SFXのクリエータは現実のこれら奇想な生物に学んで、さらに奇怪な生き物を生み出してもらいたいものです。

北村 雄一『深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち』
幻想植物シリーズ リトープス:Lithops 他

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2009.10.07

■Maya Bloch:マヤ・ブロッホの絵画

Maya_bloch

ST-ART (Tumblr Quotes / Unquotes Ultimate Future Image Lab経由)

 イスラエルのテルアビブ在住の女性アーティスト Maya Bloch:マヤ・ブロッホの描く油絵がとてもいいので、御紹介。

 最近、Tumblrにハマって、通勤電車で毎日数百枚の写真や絵画を凄いスピードで閲覧している。
 Tumblrは、自分の趣味に合うメンバーをFollow設定することで、自動的に自分の趣味に合う映像の閲覧が可能となる。これだけ大量の自分の好みに合う静止画芸術を、高速のスピードでいつでもどこでも観られるようになったのは凄い現実ではないかと思う。

 これもそこから見つけた画家の作品。Tumblrがなかったら、テルアビブの画家の作品と出合うなどということは、きっとありえなかったでしょう。
 この画風、以前、紹介した日本人画家加藤泉氏のタッチに近いところがある。
 幻想的でとろけるような表現が素晴らしいです。

◆関連リンク
・当Blog記事
加藤泉「人へ」 : KATO Izumi - Dear Humans
  (ARATANIURANO(アラタニウラノ)こけら落とし)

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2009.09.29

■la machine:ラ・マシン『La Princesse:巨大クモ』@開国博Y150

La_princesse_01
巨大スペクタクルアート「ENEOS ラ・マシン」(「開国博Y150」公式サイト)

日本初上陸となるフランスの巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」。この革新的なチームは、アーティスト、 デザイナー、制作スタッフ、技術スタッフの 約50名で構成されており、フランスのナント市*とトゥールーズを拠点に、“生命のある機械”という世界観をコンセプトに活動しています。

La_princesse_02  本業の出張にくっつけて、閉幕ギリギリの09.9/26(土)に横浜へ行ってきました。
 2006年にネットでジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女を知って以来、是非この巨大機械の実物を観てみたいと思っていたので、やっと念願が叶った。

 正確には下記wikipediaによると、ジャイアント・マンモスはロワイヤル・ド・リュクスの作品。そこのスタッフが設立したラ・マシンが今回の巨大機械グモを制作したということである。

 僕が本当に観たかったのは、ジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女のゴシック感に溢れるパフォーマンスであるが、今回の蜘蛛も細部の作り込みがなかなかゴシックしていて、やはり実物は素晴らしいものであった。

 メカニズム的には、これらは巨大な油圧駆動機械であるようだ。蜘蛛の下のアームが巨大な台車につながり、台車には巨大な油圧コンプレッサが仕込まれている。そして特筆すべきはこのメカ、どうやらコンピュータ制御は使われていなさそうなところ。大勢のパイロットが台車とアームと蜘蛛の各脚を手動で操っている(もしかしたら油圧コントロールには一部使われているかも)。

 この手動操作により、巨大機械のフェールセーフは完璧だ。これだけ複雑な装置をコンピュータで制御しようとしたら、恐ろしく複雑なフェールセーフ機構が必要になるだろう。NASAお得意のFMEAなぞやろうものなら、機械はたいへんな冗長構成を要求されて、このように人の近くで駆動することは安全上きっと不可能になるだろう。

 多脚がそれぞれ別々の意志によって動かされているところから、蜘蛛の不可解さを演出しているのだろう。青空の下で蠢く巨大生物は、複数のパイロットの脳により操作され、複雑な動きを作り出し、異質な知性体を見事に演じていた。

 下記リンクにパイロットの方たちのBlogがあるが、メンバーはI.S.O.Tという京都の劇団のメンバーであるらしい。長い期間、お疲れ様でした。
 今回のパフォーマンスがきっかけになって、できたら日本でもこのような巨大機械芸術が発展するといいですね。京都には巨大機械彫刻で有名なヤノベケンジ氏がいるわけで、コラボレーションが実現したら、素晴らしいでしょうね。(参照:ヤノベケンジ×古田貴之  街を歩く巨大ロボット構想スタート!の企画とか)

◆関連リンク
Compagnie LA MACHINE / Accueil (公式HP)
ラ・マシンパイロットブログ.

最初は気色悪いクモも長い時間を触れ合うことによって、愛される存在へと変わっていく。 最初は意味嫌われた外国人も付き合っていく内に共存していくことができる。 国境・人種を超えた愛。 それがドラロジエールがこの『クモ』に託した思いでした。

ロワイヤル・ド・リュクス - Wikipedia

La Princesse (巨大な機械のクモ、2008)は、ロワイヤル・ド・リュクス設立初期(1987-)からのメンバー、フランソワ・ドゥラロジエール(Francois Delaroziere)が設立した別の劇団「ラ・マシン」(1999-)が製作、演出をした。La Princesseは、イギリス・リバプール(2008)、日本・横浜(2009)で紹介されている。

ラ・マシン - Wikipedia

# 2008 初めて独自で動かすパフォーマンス、'Les Mecaniques Savantes'をイギリス・リバプールにて発表。 # 2009 'Les Mecaniques Savantes'を日本・横浜にて開催される「開国博Y150」において発表。 # 2009 5月30日から6月1日まで、パリで機械ライブ・パフォーマンス'La Symphonie Mecanique'を開催。

ラ・マシンによるパフォーマンス、横浜に巨大クモ襲来! - Biting Angle
 青の零号さんのレポート。横浜市街で暴れる巨大蜘蛛

ロワイヤル・ド・リュクス『巨人の神話』
ロワイヤル・ド・リュクス『スルタンの象と少女』

当Blog記事
SF作家ジュール・ヴェルヌの没後100年パレード  ゴシック 月世界 ジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女
新刊メモ 『映像+ 7 ラ・マシン特集』他
巨大スペクタルアート劇団「ラ・マシン:La Machine 」  巨大な生命のある機械 日本上陸!
巨大ロボット2点 La Machine 15メートルの巨大クモ

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2009.09.07

■ヤノベケンジ アート船《ラッキードラゴン:lucky dragon》

Lucky_dragon
YouTube - ラッキードラゴン

 (当Blog記事へのpsyさんコメントより)

 水都大阪2009で公開されたヤノベケンジの新作のムービー。
 ジャイアントトらやんに続き、巨大な作品が火を噴く。この迫力は実物で是非観たいものです。できたら船に乗船して、上を見上げるようにして間近で火炎を眺めたい。(でもきっと乗船してのファイアーパフォーマンスは安全上無理なのかも)

水都大阪2009のアート船プログラムラッキードラゴンいよいよ出動開始!!
 プレスリリース

いよいよ平成21年9月5日(土)に航行を開始します。
9月11日(金)には八軒家浜前で火を噴いたり、水を噴いたり、首を持ち上げたりなどのパフォーマンスを午後3時過ぎから午後8時過ぎまでの間、計4回、皆さんの前で披露いたします。

 11日のイベントがラッキードラゴンを観るのには最適のようです。でもなんで平日。有休を取る以外、サラリーマンには参加できません。残念。
 その他、さらに詳細な運航計画は上のリンク先へ。

◆関連リンク
絵/文:ヤノベケンジ『トらやんの世界 ラッキードラゴンのおはなし』(Amazon) 
火を噴くドラゴン なにわの川に出現 - MSN産経ニュース 写真

 美術家のヤノベケンジさん(43)がデザイン。船体は全長約15メートルで、首を伸ばすと頭の部分は水面から約8メートルの高さに。夜には目が赤く光る。

 素晴らしいアングルの写真7枚
京都造形芸術大学ULTRA FACTORY 公式HPがオープン。
 2009 ウルトラプロジェクト 「水都大阪2009」 ラッキードラゴン制作風景
・当Blog記事 ヤノベケンジ『トらやんの世界ーラッキードラゴンのおはなし』出版

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2009.09.04

■トーマス・ヘザウィック 巨大金属彫刻 "B of the Bang"
 リアル使徒、マンチェスターに現る!

Image6 Thomas Heatherwick studio
- B of the Bang
(公式HP)
B of the Bang (Wikipedia)

  (ひろぶろ経由)

 これは3D-CGと合成された写真ではなく、巨大な芸術作品の実景写真。
 まるで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』「第6の使徒」か、ヤノベケンジ「ウルトラ-黒い太陽」か、といったセンス・オブ・ワンダー溢れる光景である。

 この作品は、2005年にイギリスのシティ・オブ・マンチェスター・スタジアムの外に作られた高さ56mの巨大金属彫刻作品。
 165トン、25mの5本の長い脚で支えられ、基礎のコンクリートが1,000トン(面積400m2、基礎は深さ20m)とのこと。
 こんなものが世界にあるのなら、是非観に行きたいもの(イギリスじゃいけないけれど)と思ったが、残念ながら2009年に既に取り壊されたという。

The_b_of_the_bang
 制作の様子は上の写真の通り。
 溶接をしている人から大きさを想像してください。凄い作品であることがよくわかります。

◆関連リンク
BBC NEWS | UK | England | Manchester | 'Bang' sculpture to be taken down 2009.2/11 BBCニュース動画
In pictures: The short and difficult life of B of the Bang | Art and design | guardian.co.uk 建築から完成までの写真
B of the Bang sculpture to be scrapped | Art and design | guardian.co.uk
B of the Bang - Google 画像検索
PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン » Archive » トーマス・ヘザウィック:お寺のスポンサー募集
 トーマス・ヘザウィック氏のお寺のデザイン。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 - Wikipedia 第6の使徒

テレビ版の第5使徒ラミエルと同じデザイン。全身が水晶のようになっており、薄らと奥にある背景が見える。

 記憶では第6の使徒の最後のシーンが、本当にそっくりだったと思ったけれど、さっきDVDを見直したら随分と違います。"B of the Bang"の方が使徒っぽい(^^;)

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2009.08.21

■Aida on the floating stage on Lake Constance in Bregenz

Aida_on_the_floating_stage
Aida on the floating stage on Lake Constance in Bregenz as seen in Quantum of Solace - Telegraph(Tumblrより)

 海辺の浮きステージで開催されるオペラの写真。
 他にもリンク先には各種巨大造形物のステージが掲載されている。

 舞台の人の大きさから推定すると、このガイコツは15mくらいの巨大さではないだろうか。
 このダイナミックな舞台、そしてこの海のオープンスカイで、どんなオペラが繰り広げられているか、興味津々。これは一度観てみたいものです。

 
 巨大な足のシーンのビデオ。雰囲気を一部味わうことができます。

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2009.08.03

■岐阜県現代陶芸美術館 企画展 ゆかいなかたち

Q
岐阜県現代陶芸美術館  企画展 ゆかいなかたち

 土の可塑性を生かして自由で豊かな表現を試み、興味深い形を見いだして作られた作品が あります。人間や自然そして人工物などをモチーフにした作品や、硬さや柔らかさを感じるようなオブジェ、うつわの名をもちながら使い方に困ってしまうよう な形の作品など、いろいろな形の作品が生み出されてきました。

■会 場 岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリー
■会期 2009年7月11日(土)〜2009年9月23日(水・祝)

 先日紹介した林茂樹氏の作品「Q.P」他、71点の作品を集めた企画展「ゆかいなかたち」を観てきた。「ゆかい」というよりも僕が興味を持ってみたものは、みな「きみょうなかたち」と言った方がぴったりとくるものだった。

 冒頭に引用している「Q.P」はまさにアニメかSFアートの世界から登場したような造形。これが陶器である、というのがまずは驚く。写真ではきっとプラスチックのフィギュア的な質感しか伝わらないと思うけれど、しっかりと実物は陶器のセラミックな輝き。ひとつづつ部品を焼き上げて組み合わせたものだと思うけれど、従来の陶器作品のイメージからいくと随分とぶっ飛んでいる。昨今首相がアニメの殿堂を作ろうという日本らしい作品かもしれない。面白いとは思うけれど、この形状とテクスチャーを狙うんだったら、わざわざ陶器でなくてもいいような気もしてしまう。

2  一方で陶器の質感でしか表現できないような作品がいくつも展示されている。
 僕が特に圧倒的な存在感に喜んだのは、右の秋山陽氏の「境界・系Ⅱ」と名づけられた巨大な作品。(約3m)。これは陶器でしか表現できない質感を見事に活かして、しかも何か強く訴えかけてくるものがある。このゴツゴツとした感触がなかなか鮮烈。

3  左の作品は、杉浦康益氏の「ひまわり3部作-うつりゆく時間(ひまわりの花)」。陶器でひまわりの成長を三段階で描いてあるうちの「花」。
 花弁や種子の質感が陶器で味わい深い表現になっている。

 こうした作品は正統的な陶芸の世界では、明らかに異端なのだろうけれど、現代アートの側面からは独特の質感が眼に嬉しい、異形の奇想作品となっていて興味深い。

 会場はまさに箱もの行政が作り上げた贅沢な美術館。
 僕たちが行った時には、土曜というのに、客はほかにいなくて貸し切り状態。
 陶器というと若い人はあまり観に来ていないのだろうけれど、こういうアプローチが増えて来たら、もっと若い人にも開かれた陶芸の世界が広がるのかもしれない。陶芸のポップは必要か否か、というような議論も出てくるのでしょうけれど、、、。

◆関連リンク
Shigeki Hayashi The Entertainment Ceramics.(公式HP)
当Blog記事
「中島晴美展:NAKASHIMA HARUMI」@多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
 今回の企画展には、以前紹介した中島晴美氏の作品も展示されています。

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2009.07.31

■陶芸作家 林茂樹:Shigeki Hayashi
 The Entertainment Ceramics

Shigeki Hayashi The Entertainment Ceramics.(公式HP)

Image4 第8回国際陶磁器展美濃 陶芸部門 銅賞

KOZ-O D:30.0×W:30.0×H:60.0
幼 児を月から地球に搬送するKAGUYA-SYSTEM(2004)、QP(2006)と続く、幼児とスペーススーツをモティーフとする作品である。陶磁器 独特のガラス質の釉肌がもたらす光沢は、その独自のサイエンス・フィクションに相応しく無機的な光を放つが、幼児の肌は19世紀のアンティーク・ドールで あるビスクドールのように、視覚的には人肌に近い質感をもっている。

 雑誌で見かけた現代アートな陶芸品。
 一度是非、観てみたいと展覧会を探してみたら、なんと隣町でやってました。他はパッとしないけれど、陶芸には強い地区なのでこういう時は嬉しい(^^)。

 まず下記の展示を週末に観に行く予定です。

岐阜県現代陶芸美術館-contents 企画展

会 場  岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
TEL 0572-28-3100  FAX0572-28-3101
会期 2009年7月11日(土)~2009年9月23日(水・祝)
林 茂樹 「QP」 2006年

Shigeki Hayashi News

へうげて、暮らすか
 会期 2009/7/31 - 8/16
 場所 クラスカ (東京都目黒区中央町1-3-18)
CAMARD オークション
 開催日 2009/10/9
 展示会 2009/10/8
 場所 Drouot会場9,rue Drout 75009 Paris FRANCE
ART OSAKA 2009
 会期 2009/8/21 - 23
 場所 堂島ホテル 8F、9F、10F、11F
 (大阪市北区堂島浜2-1-31)

◆関連リンク
ART YARD Informer: 林 茂樹.

林さんが影響を受けたアーティストを教えて下さい。

数え上げればきりがないのでとりあえず…、陶芸では深見陶治、リチャード・ノトキン、伊村俊見、彫刻では高村光太郎、三木富雄、細川宗英、天野裕夫、造形家では竹谷隆之、絵画ではシュールレアリスム全般、ピカソ、クリムト、岸田劉生、イラストレーターは、永野護、出渕裕、プロダクトデザイナーは 深澤直人、吉岡徳人、音楽はミスチル、小説は村上春樹、映画はキューブリック、お笑いはラーメンズ、現代アートは榎忠、ヤノベケンジ、…多すぎてまとめき れません。

◆関連リンク
当Blog記事
「中島晴美展:NAKASHIMA HARUMI」@多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
 陶芸で以前紹介した作品について。これも異次元怪獣のようでいいです。

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2009.07.09

■予告篇ムービー「YANOBE KENJI 2009 SUITO OSAKA」
  ヤノベケンジ2009 水都大阪

Photo

YANOBE KENJI 2009 SUITO OSAKA 水都大阪
 C.I.V.production制作
 (YANOBE KENJI ART WORKS)
artsen.pdf (application/pdf オブジェクト)

 大阪の歴史や文化を伝える近代建築など、水辺のエリア各所に. “ジャイアント・トらやん”をはじめとしたヤノベの作品を設置(大阪市役所、府. 立中之島図書館、京阪なにわ橋駅アートエリアB1、名村造船所跡地)する

 以前紹介したヤノベケンジの「水都大阪2009アート船《ラッキードラゴン》」のプロジェクトの詳細がムービーで公開されている。
 「ドキュメント・ウルトラファクトリー」展でもこの予告編ムービーが上映されていた。ヤノベ氏の講演によると、このムービーもウルトラファクトリーの学生さんが作ったとのこと。テンポもアニメーションも素晴らしい出来です。
 この予告篇によると水都大阪でのヤノベアートプロジェクトは下記の5点。

 大阪市役所 ジャイアント・トらやんが入り口ホールで火を噴く(!)
 中之島図書館 子供の映画館"森の映画館"登場。
 アートエリアB1 京阪線に繋がるヤノベの妄想電車と2台の瞑想タンク。
 名村造船所跡地 テスラコイル(もしかして「ウルトラ黒い太陽」?)。
 そしてそれらを巡るアート船。

 ここで注目は、アート船ラッキードラゴンのドラゴンが火を吹いているところ。ついにジャイアント・トらやんに続き、ドラゴンが火を噴く(<<キングギドラか!!)。イメージスケッチからそのドラゴンは、首がロボットマニュピータになっていて、縦横無尽に首が動き、四方へ火炎を放射するようである。

◆関連リンク
ULTRA TODAY: 水辺の作戦会議
YANOBE KENJI ART WORKS /// ヤノベケンジ アートワークス
・ヤマダタツヤ氏のBlog dubdish*blog
当Blog記事
ヤノベケンジ 「水都大阪2009 アート船《ラッキードラゴン》」始動
京都造形芸術大 ウルトラ・ワーク・イン・プログレス 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・1

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2009.07.07

■豊田市美術館 ヤノベケンジ-ウルトラ展 ファイナル・イベント

Photo_2
ヤノベケンジ-ウルトラ展●ファイナル・イベント

◇ヤノベケンジ・アーティストトーク
日時:6月21日[日] 15:00-16:00 会場:講堂

 ヤノベ氏と豊田市美術館キュレーターの都筑正敏氏が登場、ウルトラ展の準備段階から展示会開始までのエピソードを、PCによる映像とともに約1時間紹介。
 もともと自動車不況で豊田市の予算が厳しい中、しだいに大きな個展となっていく様がリアルに語られる。絵本原画展の予算規模ではじまり、ここまでの大規模展が実現したのも、ウルトラファクトリーの学生たちによる協力があったからだろう。展示会のそこかしこで手伝う学生さんたちの姿が映像で流されたが、彼らなしには成立していなかった展示会かも。
 僕たちヤノベファンは、この京都造形芸術大ウルトラファクトリーの面々に大きな感謝を捧げなければなりませんね。本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
 このあと、水都大阪のプロジェクトも大変な労力が必要なのでしょう。体に気をつけて頑張ってください。

Photo_4  準備段階のエピソードでは、冒頭に引用した《ウルトラ-黒い太陽》の稲妻発生装置:テスラコイルのテストで、ウルトラファクトリー内で火災報知機へ"落雷"し警報機がなってしまったとか、ジャイアント・トらやんの前でのテスラ・コイル実験風景スライドとか、面白かった。

 《ウルトラ-黒い太陽》については前回の講演と同じスタンスで、ヤノベ氏は今もパフォーマンスのたびに心臓が鼓動が止まらない。まだ解釈は自分で語りたくない、とコメント。
 この作家の無意識の中に蠢いているものが、今後どんな形で意識化され芸術として表現されていくか、楽しみに待ちたいと思う。

◇ヤマダタツヤ・ライブパフォーマンス
日時:6月21日[日] 会場:展示室8 作品《ウルトラ-黒い太陽》にて 
タイムスケジュール: ①11:30- ②13:00- ③14:00- ④14:30- ⑤16:30- ⑥17:00-

Photo_5  パフォーマンスが最終日6回、開催された。
 僕はそのうちの2回を観て、初日に加えて、計5回の《ウルトラ-黒い太陽》を体感。
 今回は、ヤマダタツヤ氏のパフォーマンスも加わり、巨大なスピーカー群から初日とは違った音楽がさらに大音響で響く。
 スピーカー直前に座ると、スピーカーコーンの振動がダイレクトに体を低周波で揺さぶり、体の内部の共振により凄まじい体験となる。テスラ・コイルの青い放電と同期した振動はまるで畏怖すべき存在が自分の内部に侵入しようとするかのようなイメージを喚起。この体感の芸術が自分の無意識に何を残したかは、いまだアートの神のみぞ知る、である。

◆関連リンク
YANOBE KENJI ART WORKS /// ヤノベケンジ アートワークス
・ヤマダタツヤ氏のBlog dubdish*blog
当Blog記事
感想 『ヤノベケンジ―ウルトラ』展@豊田市美術館 作品「ウルトラ-黒い太陽」起動!!
京都造形芸術大 ウルトラ・ワーク・イン・プログレス 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・1

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2009.07.06

■「ドキュメント・ウルトラファクトリー:ULTRA FACTORY」展@豊田市美術館

02_2

ULTRA TODAY:ドキュメント・ウルトラファクトリー展開催
「ドキュメント・ウルトラファクトリー」展   豊田市美術館
   (Toyota Municipal Museum of Art)

2009年6月9日[火] ~ 6月21日[日] 会場:展示室6-7
作品「黒い太陽」が学生達と共に作り上げられる制作ドキュメントを公開する他、「ウルトラファクトリー」で実施されてきたプロジェクト「ガリ バー&スウィフト」舞台装置制作、「ULTRA x KNA」名和晃平アートプロジェクト、「クリティカルデザインラボ」「ウルトラファクトリープレス」で展開されてきた軌跡を紹介することで、ウルトラ教育 機関の全貌を明らかにします。

And 多彩な展開をはかるヤノベケンジ-ウルトラ展に、新しい展示が追加。京都造形芸術大学の超越的芸術工房ウルトラファクトリーのドキュメント展。
 昨年京都造形芸術大へ行ってウルトラファクトリーを観てきたので、ウルトラファクトリーに親近感があり、この展示、なんだかとても嬉しい。
 ファクトリーの成果である「ウルトラ 黒い太陽」の咆哮が木霊する会場で、その製作のベースとなった図面と模型を眺める。ひとつひとつにヤノベケンジ他アーティストと学生たちの熱いやりとりがあったんだろう。
 特に「ウルトラ 黒い太陽」の制作は、ヤノベ氏の講演によると、材料が揃ってから2ヶ月の期間で作られたとか。
 あれだけの大きさのものを精度を出しながらこの期間で作るというのはきっと大変な作業だったと思う。
 実践と実戦、この工房の体験から新たなアーティストがたくさん輩出されることを願ってやみません。

 右は会場で何本か上映されていたムービーのうちの一本。劇団パパ・タラフマラ「ガリ バー&スウィフト」用の舞台装置の晴れ舞台。
 ヤノベ独特のデザインの巨大オブジェの登場シーンの引用。この芝居の映像、是非、DVDで出してほしいものである。

◆関連リンク
YANOBE KENJI ART WORKS /// ヤノベケンジ アートワークス
当Blog記事
京都造形芸術大 ウルトラ・ワーク・イン・プログレス 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・1

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2009.06.26

■ヤノベケンジ 「ジャイアント・トらやんの大冒険」展@銀座 BLD GALLERY
 ミニ・ジャイアント・トらやん1/10スケール 限定発売 !!

Mini_giant_torayan ヤノベケンジ 「ジャイアント・トらやんの大冒険」展|
銀座 BLD GALLERY ビーエルディーギャラリー

~ミニ・ジャイアント・トらやん発売記念~

会期 2009年6月19日(金) - 8月9日(日)
OPEN 11:00 - 19:00
休廊 会期中無休
入場料 無料
(C) BLD GALLERY
MINI GIANT TORAYAN
ミニ・ジャイアント・トらやん1/10スケール
フィギュア作品限定発売 !!
限定100体/サイン・ナンバー入り
予価¥262,500.- (税込)
お問い合わせ TEL: 03-5524-3903 
Email: info@bld-gallery.jp

webDICE - 骰子の眼 - ヤノベケンジ『ミニ・ジャイアント・トらやん』1/10スケールフィギュア登場!6/19よりBLD GALLERY.

BLD GALLERYでは、『ミニ・ジャイアント・トらやん』(限定100体/予価262,500円-税込)発売を記念して、次なる舞台に向かって旅立つための トらやん船団『ラッキー・ドラゴン』構想に基づくインスタレーションを中心に、これまでに行った壮大なスケールのアート・プロジェクトのアーカイヴや映像 など併せて展示をおこなう。

 これは素晴らしい。あのジャイアント・トらやんのミニチュア版フィギュアが登場。その名も『ミニ・ジャイアント・トらやん』、ミニなのに巨大というこの不思議な矛盾するネーミング。
 惜しむらくはこの価格。ヤノベ作品としてみたら、この大きさでこの値段というのは破格なのだろうけれど、それにしても所帯持ちとしては簡単に払える金額ではない。(特に今年はボーナスも大幅カットだし、、、、もう宝くじに頼るしかありまへん(^^;))
 ヤノベファンの方は是非、入手下さい。
 これでもし本当にファイヤー!したら、借金して買いに走ったかも(^^)

◆関連リンク
ULTRA TODAY: 「ジャイアントトらやんの大冒険」展が始まりました!!
 展示会準備の様子が観られます。アート船と船上のミニ・ジャイアント・トらやんも写っています

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2009.06.19

■MOMA:ニューヨーク近代美術館 ティム・バートン監督アート展

Moma_tim_burton

“奇才&多才”のティム・バートン監督がMoMAで芸術展(VARIETY JAPAN + PLUS)

 絵画からスケッチ、絵コンテ、模型、操り人形にいたるまで、バートン自身が生み出した700以上の作品がお披露目される。(略)

 「自分にとっての日記みたいなもの」と位置づけるバートン。「誰だってお絵描きはするものさ。ただ僕は、先生にしかられても描くことをやめな かっただけ。何を考えるにしても、話すより描いてみた方が楽なんだ」

MoMA | Tim Burton

Tim Burton
November 22, 2009–April 26, 2010

 MOMAでティム・バートンの個展とはなかなか粋な企画。
 アメリカではたしかデヴィッド・リンチのここまでの展覧会は開催されていないはずで、ティム・バートンの方が芸術性を認められているということなのでしょうか。僕はバートンもいいけれど、まずリンチでしょって思ったり、、、(^^;)。

 昨年パリにリンチ展をやられてしまったので、二番煎じは避けたのでしょうか>>MOMA。

 でも行けるものなら、バートン展も是非観たいものです(^^)。

◆関連リンク 当Blog記事
デヴィット・リンチ絵画展@パリ ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展  David Lynch "the air is on fire"
デヴィット・リンチの美術展 カタログ感想  『The air is on fire, David Lynch』
ティム・バートン監督『不思議の国のアリス』3D立体映画化

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2009.06.10

■ヤノベケンジ他「ドキュメント・ウルトラファクトリー」展
 & ヤノベケンジ-ウルトラ展 ファイナル・イベント

Photo_2「ドキュメント・ウルトラファクトリー」展
   豊田市美術館
   (Toyota Municipal Museum of Art)

2009年6月9日[火] ~ 6月21日[日]
 会場:展示室6-7

作品「黒い太陽」が学生達と共に作り上げられる制作ドキュメントを公開する他、「ウルトラファクトリー」で実施されてきたプロジェクト「ガリ バー&スウィフト」舞台装置制作、「ULTRA x KNA」名和晃平アートプロジェクト、「クリティカルデザインラボ」「ウルトラファクトリープレス」で展開されてきた軌跡を紹介することで、ウルトラ教育 機関の全貌を明らかにします。

ULTRA TODAY:
ドキュメント・ウルトラファクトリー展開催

現 在、豊田市美術館において「ヤノベケンジ-ウルトラ」展が絶賛開催中なのですが、そのクライマックスにあたる6月9日より21日までの期間、同美術館にお いて「ドキュメント・ウルトラファクトリー」展と題し、特殊教育機関ウルトラファクトリーの全貌をみなさまに紹介する展覧会を開催いたします。

 多彩な展開をはかるヤノベケンジ-ウルトラ展に、新しい展示が追加。
 京都造形芸術大学の超越的芸術工房ウルトラファクトリーのドキュメント展。ヤノベケンジをディレクターとして、名和晃平、明和電機等と学生たちとのコラボレーション。昨年京都造形芸術大へ行ってウルトラファクトリーを観てきたので、美術館でのこうした展示は一段と楽しみ。

ヤノベケンジ-ウルトラ展●ファイナル・イベント

◇ヤノベケンジ・アーティストトーク
日時:6月21日[日] 15:00-16:00
会場:講堂 *13:30よりチケットカウンターにて整理券を配布。
(先着150名)

◇ヤマダタツヤ・ライブパフォーマンス
日時:6月21日[日]
会場:展示室8 作品《ウルトラ-黒い太陽》にて 
タイムスケジュール: ①11:30- ②13:00- ③14:00- ④14:30- ⑤16:30- ⑥17:00-
*各回人数制限がございます。あらかじめご了承ください。
*ライブパフォーマンスの時間は約10分の予定です。

 ウルトラ展もあと2週間となってしまいました。最終日、イベントの開催が決まったようです。ヤマダタツヤ氏は今回の「ウルトラ―黒い太陽」の音楽も担当されたらしいので、あの重低音を生演奏で聴ける機会かも。さらに音楽とのコラボレーションで驚異の感覚を増幅した「黒い太陽」を再見!!

◆関連リンク
YANOBE KENJI ART WORKS /// ヤノベケンジ アートワークス
・ヤマダタツヤ氏のBlog dubdish*blog
当Blog記事
京都造形芸術大 ウルトラ・ワーク・イン・プログレス 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・1

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2009.06.09

■ヤノベケンジ-ウルトラ展 図録
Kenji Yanobe ULTRA Catalog

Photo
 ヤノベケンジ-ウルトラ展のカタログが送られてきた。
 先日豊田市美術館で観覧した時に、完成していなかった図録を会場で予約申し込みしてきたもの。
 この図録、BlogあるYoginiの日常さんによると、限定600部発売とのこと。

今回の図録は限定600部発売。まだ完成していないので、どんな内容なのかはわかりませんが、送料込みで920円だったので予約して来ました。

 30ページに渡って今回の展示の様子が紹介されている。
 超越的彫刻作品「ウルトラ―黒い太陽」をメインに据えた構成。冒頭から9ページが制作風景を含めた「ウルトラ―黒い太陽」のグラビアである。特に見開きで展開された上記引用写真の左から2枚目が圧巻。この写真はできれば中央の折り目なし、さらに巨大なポスターとしての販売を希望。

 図録には豊田市美術館キュレータ 都筑正敏氏による「ウルトラ―黒い太陽」の論評が掲載されている。

 20世紀になると、落雷という自然現象そのものを美術として見せようとする驚異的なアーティストたちが出現する。(略)

 それまでの"自分自身を守るための装置"といった装着可能な等身大の作品から、作家の身体性から脱却したシンボリックな存在を表す作品へ、さらにはヤノベの個人的な視点をもとにした作品から、遥か天空より我々の世界を見通すような俯瞰的な視座から生み出される作品へと移行する。(略)

 ヤノベは、作品制作で用いる鉄の溶接作業において、常に放電を目の当たりにしている。「鉄でかたちを創ったりするにしてもその形が出来上がる感覚に、ものすごくしびれるような美的体験ができる」と語る(略)

 トーク・イベント 「討議 ヤノベケンジ」で都筑氏が語られていた「俯瞰的な視座」に触れられており興味深い。また最後の溶接作業の放電との関係を述べたヤノベ氏の言葉も貴重な作家の証言である。
 即物的な感想を書いた僕は、こうした視点の提示にしばし考え込むのでした。

 ここで述べられている「落雷アーティスト」について、以下ネットでのリンク。

◆関連リンク
・ウォルター・デ・マリア:Walter De Maria
 ウォルター・デ・マリア - Wikipedia
  The Lightning Field movie Walter De Maria - Google 画像検索
 残念ながらムービーファイルは見つからない。
・池水慶一 THE PLAY 雷 三角錐の塔
 池水慶一 - Le Stanze

 印象的な作品は「雷」。山の上に櫓を組み、雷が落ちるのを待つ、というもの。櫓は、一定の期間が終われば解体し、また次の年に新たに作り直す。十年やったが、結局、雷は落ちなかったそうだ。

 池水慶一 THE PLAY - Google 画像検索

◆当Blog記事
「ウルトラ-黒い太陽」豊田に怪獣!? テスラコイル吠える!:
感想 『ヤノベケンジ―ウルトラ』展@豊田市美術館 作品「ウルトラ-黒い太陽」起動!!
『ヤノベケンジ - ウルトラ』展 チラシと予告篇ムービー
ヤノベケンジ展:ウルトラ最新情報(推測) 薬試寺薬師寺美津秀 テスラコイルとのコラボレーションの可能性!?
 日本のテスラ・コイルアーティスト 薬試寺薬師寺美津秀氏の「ヤノベケンジ-ウルトラ展」への協力についても本図録に触れられています。ただし奥付で謝辞として名前が小さく書かれているのみ。しかも美術館側の誤植で「薬師寺美津秀」とある。これは修正していただきたいものです。(09.6/17修正。正式には「薬師寺美津秀氏」が正しいお名前とのことです。薬師寺美津秀さんと、豊田市美術館、図録編集にたずさわれた方々にお詫び申し上げます)

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2009.06.05

■ヤノベケンジ 「水都大阪2009 アート船《ラッキードラゴン》」始動

Photo_2アート船プログラム│中之島公園・水辺会場│水都大阪2009.

会期中【2009年8月22日(土)~10月12日(月・祝)】の週末・連休に運航
アーティストが装飾した船が、中之島を拠点に、水の回廊を巡ります。

「トらやんの大冒険」 ヤノベケンジの作品世界を彩るメイン・キャラクター“なにわのトらやん”やオブジェ等で装飾したアート船「ラッキードラゴン」を制作。期間中、水辺の文化 座に係留し、内部では作品や映像を楽しむことができます。週末を中心に水の回廊を子どもたちの夢をのせた船がかけめぐります。

ULTRA TODAY: ヤノベプロジェクト「水都大阪2009」始動しました.

今回のプロジェクトで制作するのは全長18mにも及ぶアート船《ラッキードラゴン》。

 ことしの夏は大阪へ出向くことになりそう。
 「ウルトラ展」の討議の中で、ヤノベ氏によると今年は「トらやん最後の聖戦」とのことなので、締めくくりに向けて、いくつかのアプローチが実施されるようです。

 18mの船に全高17mのジャイアント・トらやんが乗船して火を噴いたらすごそうだけれど、これはないよねー(^^;)。

◆関連リンク
東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO.

ヤノベケンジ氏による、高さ7.2メートルの巨大ロボット 《ジャイアント・トらやん》が東京都現代美術館に出現します。
期 間 4月16日(木)〜8月2日(日) 休館日 月曜日
会 場 エントランス(常設展示室前)

『ヤノベケンジ - ウルトラ』展- *picnic* -厭世主義の子の日記-

ものすごい恐怖と、絶望感と、それから不吉な感じを受けて、展示室から退出したくなりました。 踏み入れてはいけない領域とか、創り出してはいけない造形物とか。 そういうものが一気に襲い掛かってきたようなショックを受けました。 脆い人間なんて、簡単にバラバラにしてしまいそうな。 造られたは良いが、その後制御されずに全てを崩壊させそうな。 そういう恐怖です。終末的な。そういう。

  稲荷紺狐さんの迫真の感想。
YouTube - 「ヤノベケンジ-ウルトラ」展 京都造形芸術大学
 展覧会の全貌を映像で的確にまとめられています。

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2009.05.28

■名和晃平のTシャツ

Uniqlo ユニクロ パックマン30THアニバーサリーT(半袖)

6人のアーティストが『パックマン』に挑みました。

名和晃平
ガラスビーズやプリズムシート、グルー、発砲ポリウレタンなど様々な素材を用いた作品により、国内外で最も注目を集める若手アーティストの1人。2009年はハンブルクでの個展、アジア・パシフィック・トリエンナーレへの参加などますますの活躍が期待されている。

 文化不毛の地に住んでいると、街でアートに触れる機会はごく少ない。週末のユニクロが今週の最アート体験だったりすることが時々あるBPです(泣)。

 というわけで、アーティストとのコラボレーションを展開するユニクロの店頭が眼に嬉しいわが町ですが、今週は現代アートの名和晃平氏のこのTシャツに眼を奪われ、買っちゃいました。

Kohei Nawa (公式HP)
名和晃平

PixCellシリーズは羊、鳥、卵、ナイキシューズなどをガラスビーズやプリズムシートで覆う作品群。

 このTシャツはまさにPixCellシリーズに位置する作品かと。
 画像ではいまひとつだけれど、Tシャツのガラス玉の質感はなかなかいい感じで仕上がっています。

 僕は京都造形大のウルトラファクトリーで初めて名和氏の作品を観たのだけれど、ガラス玉による光の不思議な造形は観る者を魅了する奥深い光景を形作っています。
 さすがにTシャツでは、あの不可思議な光を再現することはできないけれど、ユニクロの店内でも独特の異彩を放っていました。

◆関連リンク
現代アート作家・名和晃平氏にインタビュー | BEAMS
・ユニクロにはこんなものも。
 安藤忠雄 草間彌生 さすがにこれ、私は着れません(^^;)。

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2009.04.27

■感想 『ヤノベケンジ―ウルトラ』展@豊田市美術館
 作品「ウルトラ-黒い太陽」起動!!

Yanobe_ultra_kroi_taiyou_2
ヤノベケンジ-ウルトラ展
 豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

トーク・イベント 「討議 ヤノベケンジ」
出演:ヤノベケンジ、椹木野衣(美術評論家)
    天野一夫(豊田市美術館チーフキュレーター)
    司会:都筑正敏(豊田市美術館キュレーター)
日時:4月11日[土] 14:00-16:00

当Blog記事 「ウルトラ-黒い太陽」豊田に怪獣!? テスラコイル吠える!

 鑑賞してきた第一報を先日記事にしたが、少し考えて整理したので、トーク・イベントの紹介と感想をまとめる。

◆結論
 「ウルトラ-黒い太陽」は、僕らが子供の頃観た怪獣の持つセンス・オブ・ワンダーを、ヤノベケンジが表現した作品である。
 そしてその目論見は、アートとしては異例の作品となり成功しているかもしれないが、円谷作品を超える驚異には残念ながらまだ到達していない(^^;)。しかしいつか実物の怪獣を目の当たりにしたい、という子供の頃の、作家とわれわれ観客の願望は満たされている。
 現代アートファンだけでなく、奇想SFファン、円谷特撮/ウルトラシリーズのファンに是非現場へ赴き、体感してほしい作品である。

◆トーク・イベント 「討議 ヤノベケンジ」
 司会の都筑氏による展覧会裏話にはじまり、椹木野衣氏と天野一夫氏のそれぞれのヤノベケンジ論が語られ、そしてヤノベ氏が「ヤノベさんは○○○と思ってはるんじゃないでしょうか」と茶々を入れるという形態となったトークショー。
 二時間に渡って、討議というには各々の論がぶつかることは残念ながらなく、二人の批評家が溜めている分析の言葉を追うのにかなり集中力を要した。

 その日、東京からやってきてトークショーの1時間前に初めて「ウルトラ-黒い太陽」を観た椹木野衣は、まだ整理できていない状態で、慎重に言葉を選びながら、下記のように語った。(要約)

「何かとても踏み入れるべきではない大きなところへ踏み込んだような、美術を越えた不吉な印象。創造的に人に勇気を与えるようなものでない。しかし圧倒的な力で観た人の体に突き刺さる、人の生命を破壊しながら進んでいくような強さがある。
 ヤノベ氏の転換点になるのではないか。」

 天野一夫氏は本来ゲストとして迎える立場なのだけれど、近所にいるものを書いている人間として述べたい、と前置きして下記のように語った。(要約)

「80年代の無為の行為、巨大なものを作りたいという初期作品の過剰な表現、意味に回収できないところに興味があった。最近のヤノベ作品チェルノブイリとか核とか意味がついてきてから、興味を持てなかった。今回の作品は80年代の自分の作品を破壊するアイロニー。強烈に作っているが達成できない無為の造形の凶暴さがある。」

 そしてヤノベケンジ。

「心臓ドキドキする。パフォーマンスをしてきて何かおかしい感覚。
 本当はこの討議に参加したくなかった。今まで饒舌に語りすぎたので、言葉で語って限定したくない。作品を自分が語ってしまうほど、僕が満足する分析に出会えない。自分が喋らず、どう切り取られるか、みていたい。」

 「ウルトラ」という言葉から連想される怪獣については、最後にヤノベ氏から下記のように語られただけで、美術評論家からは言及がなかった。

「豊田市美術館の池に怪獣映画の卵のような悪夢の世界を描きたかった。四次元怪獣ブルトンのように。しかし図らずも今回は美術館の中に収監されてしまった。」

◆僕がヤノベ作品に感じるもの
 ヤノベ作品に僕が出会ったのは、名古屋港にあった現代美術館で観た「ルナ・プロジェクト− エマージェンシー・ショッパーズ」(1999年)である。
 それまでヤノベ作品を雑誌で見たことはあったと思うが、実物をはじめて観て、とにかくその場に居続けたいという感覚を強く持ったのを今でも鮮明に覚えている。懐かしいというか、そこにいると何かが満たされるというか、そんな感覚である。
 その後、その感覚が何なのか知りたくて、機会があれば観に行った。
 あまり実は言葉にしたくなかったのだけれど、今回の討議を聞いていて、自分なりに少し整理する言葉が見つかった感じがした。

 ヤノベ作品に僕が感じるのは、僕らの世界にいるべきものがいないという喪失感とそれを埋める作品ではないか、ということ。
 僕らが子供の頃にTVで圧倒的なインパクトを受けたのは、円谷英二他、円谷プロのクリエータが創造した怪獣やウルトラQの不思議な現象であり、横山光輝らの『鉄人28号』に代表される巨大ロボットの存在である。
 そして万博とアポロ計画を代表とする21世紀の未来である。僕たちの世代は、大人になった頃にそのようなものが街に存在していることを夢想して育ってきた側面がある。(そしてそれらによって僕たちの美的感覚・不思議感覚は圧倒的な刷り込みを経験している。)

 しかし現実の21世紀はどうか?
 当然であるが怪獣は存在しないし(あたりまえ(^^;))、巨大ロボットが街を破壊することもない。世界にあるべきはずのものたちが存在しない巨大な喪失感が自分たちの中に横たわっているのかもしれない。

 ヤノベ氏はその喪失感を埋めたくて、あの作品群を作っているのではないか。アート作品を作るという感覚よりも、自分の観るべきものを世界に物として存在させたいという感覚である。

 これはアートの範疇に回収できないものかもしれない。ヤノベ氏の子供時代のセンス・オブ・ワンダーの再現。
 そこが僕の「その場に居続けたいという感覚」を強く召喚したのかもしれない。

 だからこそ、この作品はアートとして語られるのではなく、「怪獣の出現」として語られ、美術館に赴くべき観客は怪獣ファン、SFファン、奇想なものを観たい人たちであるべきではないか。

 このことはナレーションを聴くだけで明らかであろう。

ただ今より作品「ウルトラ 黒い太陽」を起動します。 作品起動に大容量の電力が必要なため、展示室の照明を落とします。

 この言葉は、アート作品の紹介ナレーションだろうか。気分はほとんど怪獣退治の新型兵器の起動プロセスである(^^;)。美術館では女性のナレーションを使用していたが、本来気分的にはウルトラQの男性ナレーションでやってほしかったり(^^)

 「ウルトラ 黒い太陽」についてひとつ残念だったのは、怪獣としての弱さ。
 その作品は巨大であるがゆえに、制作上の制限もあったと思うが、あまりに整然と作られた工業製品然とした形状だった。いろいろと事情はあったと思うが、もっと不定形の形であったら、さらに異質なものに覚える畏怖心は増大されていたと思う。ここが冒頭に書いた「円谷作品を超える驚異には残念ながらまだ到達していない」部分である。

 アートの世界からヤノベケンジは、より広い世界に受け入れられ、それによってさらに巨大でセンス・オブ・ワンダーに溢れた作品を作れる環境を獲得できたらいいのではないか。(というか僕が観たい(^^;))

 本当に残念だったのは万博の企画が通らなかったこと。
 万博で広く世界に認められていたら、さらにとんでもないものを街に出現させることができていたかもしれない、、、。

09.4/18 デジスタ NEWS TOPICS
 六本木アートナイト ジャイアント・トらやんの大冒険
(NHK)
Photo ということを考えていたら、先週のデジスタで当のヤノベ氏が語っていた。リンク先にムービーがあるのでご覧ください。

「実はトらやんは今回、初めて歩くんですよね。いわば六本木の街の中に巨大ロボットが出現して街を破壊し尽くす、そういう特撮さながらの絵が現実に。そういう記念すべき瞬間が今回のイベントなんです」

「おー、おー、おぉーおっ」

「ありえへんわ。夢の中にいてるみたいな気分ですね。このビルの谷間に巨大ロボが現実にいてるっていうのがねぇ。」
 まさに街に自分が子供の頃にTVという仮想空間で見た驚異を現実の街に出現させて喜んでいる作家の姿がここにある。

◆関連リンク
六本木アートナイト
 ここのQuickTime VRによる大パノラマ写真が素晴らしい、必見です。
怪獣ブログ : バルンガ

なんとも不思議でシュールなデザイン、しかしどこか脈打つ生物感を感じさせもする。
巨大な風船生物がふわふわと空に浮かぶ、あまりにシュールな情景。
ブルトン (ウルトラ怪獣) - Wikipedia
ブルトン ウルトラマン - Google 画像検索
ブルトン : 怪獣ブログ

そう、不条理、シュール・・・・・・・これがブルトンのテーマである。
それは怪獣ファンには周知の事実であるブルトンの名が、フランスのシュールレアリズム芸術運動を引き起こした芸術家アンドレ・ブルトンから名づけられたことからもわかるとおり、怪獣ブルトンがシュールであるのは確信犯的なものなのである。

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2009.04.12

■『ヤノベケンジ―ウルトラ展』@豊田市美術館
 「ウルトラ-黒い太陽」豊田に怪獣!? テスラコイル吠える!


ヤノベケンジ-ウルトラ展(豊田市美術館)

2009年4月11日[土] ~ 6月21日[日]
巨大ロボット《ジャイアント・トらやん》が火を噴いた!あの伝説的個展「キンダガルテン」から4年。
美術作家ヤノベケンジ(1965-)による最大規模の最新作《ウルトラ―黒い太陽》が、今まさに誕生しようとしています。
それは、天地をつなぐもの?それとも、神様の落としもの? 無数の突起物に覆われた巨大な球体の中で、テスラコイル(人工稲妻発生装置)の凄烈な火花が歌って踊る――。
ULTRA-BLACK SUN by Kenji Yanobe @ Toyota Municipal Museum of Art

  行ってきました待望の『ヤノベケンジ―ウルトラ展』。
 まずはムービーをご覧ください。百の言葉より、映像の力。音響も重要な要素になっています。ノートPCの方は、是非ヘッドフォンで御聴きください。
 もちろん動画では、《ウルトラ―黒い太陽》の全貌に触れられるわけではありません。実物の迫力を現場で体験下さい。
 詳細なレポートは、2時間の講演会の模様を含めて、追ってアップします。
 →★感想 『ヤノベケンジ―ウルトラ』展 作品「ウルトラ-黒い太陽」起動!!

◆関連リンク
大音響と火花稲妻のアート(YOMIURI ONLINE)
機械彫刻や絵本原画も 豊田でヤノベケンジ展(CHUNICHI Web)

当Blog記事
★究極映像研究所★: ■豊田市美術館 『ヤノベケンジ - ウルトラ』展 チラシと予告篇ムービー
当Blogヤノベケンジ関連記事

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2009.04.01

■愛知県アート2題 視覚の魔術 だまし絵
 アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―

Photo_3 特別展 視覚の魔術 だまし絵-Visual Deception

 奇想の宮廷画家・アルチンボルドの傑作(ジュゼッペ・アルチンボルド《ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)》スコークロステル城 Skokloster Castle, Sweden)。日本初公開。
 果物などを寄せ集めて顔を形作るダブルイメージ絵画で知られるアルチンボルドから、ダリ、マグリット、エッシャー、歌川国芳など古今東西の作家たちによる機知に富み、遊び心あふれるだまし絵の世界を紹介します。

 2009年4月11日(土)~6月7日(日)
 名古屋市美術館

 ヤン・シュヴァンクマイエルに大きな影響を与えたハプスブルク家お抱えの宮廷画家・アルチンボルドの絵が名古屋にやってくる!!

 この絵を生で見ることができるとは思ってもみなかったので、凄く嬉しい。
 他の作家については、どういった作品が並ぶかは、まだ公表されていない(もうすぐ公開なのに公式HPは更新なし)。

 どうせなら、展覧会自体をヴンダーカンマー化したらいいのに。

Photo_2 愛知県美術館 現在の企画展:アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年― 見どころ.

 本展では、中国に現代美術が登場した1980年代を出発点に、約20年間の中国現代美術の流れを包括的にたどります。

出品作家:
黄永砅(ホアン・ヨンピン1954-)/王広義(ワン・グァンイー 1956-)/張培力(ジャン・ペイリー1957-)/丁乙(ディン・イー1962-)/張暁剛(ジャン・シャオガン1958-)/方力鈞(ファン・リジュン1963-)/触覚小組(タクティル・アート1987-88) /新刻度小組(シンカドゥ・グループ1988-95)/顧徳新(グ・ダーシン1962-)/馬六明(マ・リウミン)/張洹(ジャン・ホァン1965-)/孫原+彭禹(スン・ユァン1972-+ポン・ユゥ1974-)/楊振中(ヤン・ジェンジョン1968-)/楊福東(ヤン・フードン1971-)/曹斐(ツァオ・フェイ1978-)/徐震(シュー・ジェン1977-)

 僕の知っている中国人は独特の感覚の持ち主だった。
 「アヴァンギャルド・チャイナ」、なんと底の深いアートを連想させる言葉だろう。
 各作家の名前に、Google画像検索のリンクをはった。

 度肝を抜く作品に出会いたいものである。

◆関連リンク
ART iT: 曹斐(ツァオ・フェイ) インタビュー
当Blog記事
小宮 正安 『愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎』

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2009.03.18

■東京に火炎を噴く巨大ロボット出現!!
 六本木アートナイト ヤノベケンジ ジャイアント・トらやん

「ジャイアントトらやんの大冒険in六本木アートナイト」(YANOBE KENJI ART WORKS)

Yanobe_roppongi_art_night 六本木アートナイト Roppongi Art Night
 ヤノベケンジ「ジャイアント・トらやんの大冒険」

体長7.2m! ヤノベケンジによる機械彫刻《ジャイアント・トらやん》が六本木ヒルズアリーナに出現。そして一夜限りのパフォーマンスを展開します。 「トらやん」が初めて表舞台に立ったのは、2004年に森美術館で開催された「六本木クロッシング」。その後、様々な場所で人やモノに出会う中で、多彩に姿を変え成長してきました。そして2009年、《ジャイアント・トらやん》として、六本木に“帰還”します。火を噴き、動く体長7.2mの巨大ロボットが、生誕の地・六本木でどのような衝撃のシーンを見せるのか。目撃者は、あなたです。

■日時:3月28日(土)18:00〜29日(日)18:00
■場所:六本木ヒルズアリーナおよびその周辺

 今週はヤノベケンジネタ三連発です。ご興味のない方には、ごめんなさい。
 私と同じヤノベファンは、今からイベントにワクワクしましょう!

 2月上旬に解体され、マイホームである京都造形大学からひさびさに世の中へ再登場することになったジャイアント・トらやん(解体作業の様子はBlog ULTRA TODAY)

 今度は東京に初出現!!

 トらやんの雄姿を今までWEBでしか観たことのない東京の方々は、一夜限りの巨大ロボットの出現を見逃すな!!

◆当Blog記事よりトらやんの写真
GiantTrayan_02

Giant_trayan_2

◆関連リンク
Movie /// YANOBE KENJI ART WORKS
ヤノベケンジ-絵本「トらやんの大冒険」原画展 
 -豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

◆当Blog記事
幻の愛知万博 YANOBE KENJI  『KINDER GARTEN』
ハイビジョン レポート KENJI YANOBE 1969-2005    ヤノベケンジ作品集出版記念イベント@豊田市美術館 トらやんファイヤー コマ送り画像有
『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・2   ジャイアント・トらやん と Big Flea
絵本『トらやんの大冒険』   & ヤノベケンジ展『トらやんの世界』
豊田市美術館 ヤノベケンジ他 秘密基地 Secret Base + 内なる子供

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2009.03.17

■ヤノベケンジ-絵本「トらやんの大冒険」原画展
  @豊田市美術館

Yanobe_ehonn_genga

絵本「トらやんの大冒険」原画展
 豊田市美術館
 (Toyota Municipal Museum of Art)

 開催1週目の週末に見てきた。
 今回の展示は、4月からの「ヤノベケンジ - ウルトラ」展の前哨戦。

 展示内容は、絵本「トらやんの大冒険」の全ページをそのままの順番で、写真と原画で構成したもの。写真はヤノベ作品の制作風景とその作品。ここは「トらやんの大冒険」へ至るまでのトらやんの作品史。
 原画は鉛筆と(たぶん)シャープペンシルによるもの。
 絵本と比べると、原画の鉛筆のタッチの柔らかい感じが、トらやんや象の顔を何とも言えない優しい表情にしている。これは収穫だった。

 あと原画としては、北海道での展示会で発表されたという特別エピソード「トらやん 雪の町へ」の 6枚。こちらは雪の中のトらやんと子象を描いている。そして登場する一つ目の男。一つ目の男の不気味さがなかなか。これは残念ながら単行本には未収録。

 原画以外の展示物は三点。「ミニトらやん」「宮の森の美術館」「Thievish Mouse lamp」。
 「ミニトらやん」は、ビリケン商会から売り出されていた「トらやん」ソフビフィギュア。これにガイガーカウンターを装備して、放射線を検知すると、トらやんが光る。
 「宮の森の美術館」は「森の映画館」の小型版。ヤノベ氏のお父さんと腹話術人形の「トらやん」が小さな映画館に映像で登場。
 「Thievish Mouse lamp」は、「トらやんの大冒険」に登場する悪役の「ネズミ」の造形作品。これは個人蔵のものを借り受けての出展とのことで、家にこういうものを飾っている幸せな方がいらっしゃるようで羨ましい。

 今回の展示は全体が小粒。やはり「ウルトラ」展の前哨戦かと。

◆関連リンク
ヤノベケンジ『トらやんの大冒険』(amazon)

Yanobe_trayan_no_daibouken_gengat_3 Yanobe_trayan_no_daibouken_taiyo__2

 これは展覧会の案内カードと、会場で観客が自分の太陽を描くためのシート。

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2009.03.16

■豊田市美術館 『ヤノベケンジ - ウルトラ』展 チラシと予告篇ムービー

Yanobe_ultra_chirashi_all02
ヤノベケンジ展:ウルトラ (豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art))

 2009.4/11(SAT) - 6/21(SUN)、豊田市美術館で開催される『ヤノベケンジ ― ウルトラ』展の詳細が判明した。まずは上のチラシをクリックして拡大画像で、とくとご覧あれ。

 巨大ロボット≪ジャイアント・トらやん≫が火を噴いた!あの伝説的個展「キンダガルテン」から4年。美術作家ヤノベケンジ(1965-)による最大規模の最新作≪ウルトラ―黒い太陽≫が今まさに誕生しようとしています。
 それは、天地をつなぐもの? それとも、神様の落としもの? 無数の突起物に覆われた巨大な球体の中で、テスラ・コイル(人工稲妻発生装置)の凄烈な火花が歌って踊る―。宇宙の誕生、生命の起源を想起させ、アートもサイエンスも突き抜けた創造のエネルギーが放出される瞬間を体感できる、まさに"ウルトラ 超越的彫刻作品"。

協力 京都造形芸術大学 ウルトラファクトリー
    Akio Nagasawa Publishing , 株式会社ミタテ工房

■トーク・イベント/「討議 ヤノベケンジ」
 椹木野衣(美術評論家)、天野一夫(豊田市美術館チーフキュレータ)
 4/11(土) 午後2時より 講堂にて
  当日正午よりチケットカウンターで整理券配布(定員172名)

■同時開催
 6/9(火)-6/21(日) 「ウルトラファクトリー」展

Yanobe_ultra_trailer Movie /// YANOBE KENJI ART WORKS

 上記リンクのヤノベ氏HPと、ULTRA TODAYにて、 『ヤノベケンジ - ウルトラ』展 予告篇ムービーが公開された。

 右がその映像からの引用。
 テスラコイルでイナヅマが放出される「黒い太陽」の球体は、球形部4.4m、突起部6.9mの巨大なものとなるようだ。

 予告篇では豊田市美術館の2F部分に広がる池の中に置かれるような映像もあるが、『トらやんの大冒険 原画展』会場で聞いたところ、池ではなく、展示会場8に設営されるとのこと。
 この会場はまさに4年前、世界最大の動く人型巨大ロボット ジャイアント・トらやんが火炎放射パフォーマンスをみせた会場。(当Blog記事 ヤノベケンジ作品集出版記念イベント@豊田市美術館 参照)

 今度は、どんなパフォーマンスになるのか、あと一ヶ月後が待ち遠しい。

◆関連リンク
ヤノベケンジ展:ウルトラ最新情報(推測)  薬試寺美津秀 テスラコイルとのコラボレーションの可能性!?
 先週雑誌とネットからの推定で記事にしたテスラコイルアーティスト薬試寺美津秀氏の名前は、チラシには記載されていない。コラボレーションとならなかったのか、それとも支援されているのかは今のところ不明。
木型とNC加工のミタテ工房 キングコング立体看板 木型製作例
 このリンク先にあるようなNCマシンで、ヤノベの妄想から「黒い太陽」の球体は、その姿を現実に現したのだろう。

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2009.03.11

■西尾康之 『健康優良児 [エロス編]』 『西尾家之墓[タナトス編]』

Photo_2 西尾康之『西尾家之墓[タナトス編]』
           (心斎橋アセンス)

死の香り漂うジャイアンティス作品集

生き物の外部(体表)と内部(内臓)を同時に見せる「リバーシブル」シリーズ、神殿を思わせる大型作品「オーガン」、女性の下着と花々を繊細に描いた「チェイサー」シリーズ、室内に浮かぶ巨大な美しい女性を描いた「幽霊」シリーズ、女性の腐乱した死体を思わせる「タナトティス」シリーズ、エラを持つ女性の溺死体「ドラウン(溺れる)」シリーズなど、今回も色濃い世界を展開しています。

西尾康之『健康優良児 [エロス編]』
           (心斎橋アセンス)

本書では、街を破壊する巨大な女性たちを油彩や水墨で描いたシリーズを収録。街を瓦礫の山に変えながら現れる肉体的な女性が次々と登場します。

また、2005年に開催された「GUNDAM」アート展の会場で一際目を引いた彫像「セイラ・マス」や、「トランスフォーム 変態」展で見せた昆虫、宇宙船のような「ミンスク」、1990年代に制作したジオラマも掲載されており、内側から盛り上がる独自のマチェールや、違和感を与えるサイズのギャップを活かして、「エロス」=「生きるエネルギー」を追求しています。

DROWNするリアル 東京・白金で西尾康之の個展
 - MSN産経ニュース

09.2月7日まで開かれている西尾康之展=東京・白金台の山本現代ギャラリー

 すでに終了しているが、この展示会の作品が凄いインパクト。
 これも『美術手帖』の今月号で観た作品。

 かなりグロいイメージなので、この手のが不得手な方はリンクを開かないことをお薦めします。

 2冊出ている作品集は、どこの本屋にでもあるというものではないのだけれど、どこかで一度観てみたいものです。

◆関連リンク
西尾康之 彫刻写真集  Skulptures by Nishio Yasuyuki(公式HP)
Artists 西尾康之 (YAMAMOTO GENDAI)
西尾康之 「健康優良児」 | TABlog | Tokyo Art Beat

ここでおもしろいのが、女たちに囲まれてただ一つ、ウルトラマンセブンを描いた作品が展示されているという点。ここで「あー、なるほど」と納得。ウルトラマンセブンが怪獣から人々を守るため巨大化された姿で地球に舞い降りるように、彼女らも巨大バージョンの”ジャイアンティス”として都会に出現した、という 比較が成り立つからだ。

YouTube - [GEISAI.TV] GEISAI ARTISTS 西尾康之 GEISAI#1で金賞 受賞他
西尾康之 - Google 画像検索

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2009.03.09

■ヤノベケンジ展:ウルトラ最新情報(推測)
  薬師寺美津秀 テスラコイルとのコラボレーションの可能性!?

ヤノベケンジ-絵本「トらやんの大冒険」原画展-|豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

2009年3月7日[土] ~ 3月29日[日]

 トらやんの大冒険」原画展がスタート。
 今週は行けなかったけれど、近々見に行く予定。

『美術手帖-2009年-03月号 日本のアーティスト ガイド&マップ』 (公式HP)

 この雑誌を立ち読みしたら、こんな記述があった。
 「ついに異端の科学者ニコラ・テスラまでを導入したヤノベケンジ」。そして掲載された絵はテスラコイルらしきイメージ。つけられたキャプションは「ドローイングウルトラより」。

 たしか今までに、このようなイベントは行われていないはず、、、。ということはもうすぐ開催される豊田市美術館ヤノベケンジ展:ウルトラ 4/11(SAT) - 6/21(SUN)で実現か。

 ネットを調べてみると、テスラコイルアーティスト薬試寺美津秀氏の言葉があった!

ハカセが行くよ Vol.6 薬試寺美津秀さん(イヌコン(犬山アートコンパ)実行委員会)

ハカセ:そういえば、今度ヤノベケンジさんとコラボレーションされるそうで!
薬試寺:うん、でもまだはっきりしたことは言えないんだ。
薬試寺:ヤノベさんと会って、最初に、テスラコイルって言うのは
    五感を刺激するものなんだよってお話させていただきました。
    まずはモーターの重低音・稲妻による光・放電による空気の振動・
    そして放電によってオゾンが発生して匂いも伝わってくる。
    人間の感性をダイレクトに刺激してくれる物なんです。
ハカセ:なるほどー。
薬試寺:そう説明したら、たいへん興味を持っていただいて!(笑)

 もしこの推測が本当に実現するとしたら、ヤノベ氏と京都造形大の学生とのコラボレーションとして完成するはず。

 ウルトラ・ファクトリーのBlog ULTRA  TODAY: IRON BLUEを見ると、「ヤノベケンジ展:ウルトラ」の造形物とおぼしきオブジェが、、、、。もしかしてこの鉄のアートがテスラコイルの火花とまみえるのか!?

■関連リンク
ULTRA  TODAY: 2月5、6日解体作業

二日間に渡って行われたジャイアント・トらやん解体作業。 業者さんの手によってあっという間に、消えてしまったトらやん。

次は、東京六本木。
あの大きな身体があばれます!!

 解体の様子が連続写真で掲載されている。
 ジャイアント・トらやんが六本木へ!! 東京のヤノベファンは心して待たれよ!!

◆ニコラ・テスラとテスラコイル リンク
・新戸雅章氏のHP 発明超人ニコラ・テスラ
テスラの著作特許(もしかして自筆の絵?)
 そしてテキスト "World System of Wireless Transmission of Energy"
薬試寺美津秀 日本唯一にして、最強のテスラコイル・パフォーマーとか。

 テスラコイルの研究を独学、自費で続け、2001年、人気ロックグループTUBEのツアーでは7m長の稲妻放電発生に成功。(略)
 2006年、世界クラス(東洋最大)のテスラコイルを製作。神奈川県川崎市で開催された「ニコラ・テスラ生誕150年記念イベント」で公開し、絶賛を博した。2007年には、映画「プレステージ」試写会イベントで、マジックとのコラボレーションに挑み、見事成功させた。

テスラ・コイル実演動画
Youtube Tesla coil 音と同期する火花
 映画ではたぶんSFXだったあのテスラ・コイルの実物映像がいろいろ見えます。
当Blog クリストファー・ノーラン監督『The Prestige:プレステージ』
 テスラ・コイルが登場する映画。

(09.6/17修正 薬師寺美津秀氏のお名前については、「薬師寺」という漢字が正しい表記です。今回の記事ではネットからの引用部分については、原文のままとしました)

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2009.02.09

■海外アーティストの画集紹介 『Structura: The Art of Sparth』

Sparth
Sparth, Scott Robertson『Structura: The Art of Sparth』

 先週、うちのBlogからのアクセスで、Amazonにて、この画集が売れました。
 購入された方、迫力のある画家の紹介、ありがとうございます(^^)。

 調べてみると、このアーティストのHPがあり、多数の作品が掲載されています。

sparth.com - illustration

 建築とメカ、そして手前に人を配置した絵が印象的。
 物体の巨大感の表現とメカのフォルムが素晴らしい。

sparth - Google イメージ検索
 グーグル画像検索でも、簡単に多くのイラストを観ることができます。

◆関連リンク
コンセプトアート.jp
 コンセプトアーティストを目指す学生6人のチーム
NDA そのチームに所属するDANさんのHP
 ここにも世界レベルのアーティストが!

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2009.02.05

■ヤノベケンジ ネクタイ & 絵本「トらやんの大冒険」原画展@豊田市美術館

Photo『ヤノベケンジ ネクタイ』(ラムフロム)

 核戦争後のサバイバルをテーマに、「アトム・スーツ」という名の放射線防護服を着てチェルノブイリを訪問し、写真作品などを制作するアーティスト、ヤノベケンジ。
 その「アトム・スーツ」のドローイングがネクタイに織り込まれています。 CULTURAL TIE ロンドンのギャラリーオーナーが企画したCULTURAL TIES PROJECT。世界的に有名なアーティストがデザインを提供。
 各300本限定製作で、特製アクリルケースにシリアルナンバー入りのカードが入っています。

 定例のヤノベ氏関連2題。
 まずはネクタイがAmazonに出品されている。

 アトムスーツがネクタイの中に閉じ込められて、なんだか窮屈そう。
 どうせなら、ネクタイよりTシャツでしっかりイエローなアトムスーツを描いてほしい。

 本当はアトムスーツフィギュアがとてもほしいのだけれど、、、。

スケジュール|豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art).

ヤノベケンジ展│絵本「トらやんの大冒険」原画展 3/7(SAT) - 3/29(SUN)

ヤノベケンジ展:ウルトラ 4/11(SAT) - 6/21(SUN)

 以前紹介した『ウルトラ』の開催期間が二つに分かれて、前半が『絵本「トらやんの大冒険」原画展』に変更されていた。

 『ヤノベケンジ展:ウルトラ』の準備が遅れているのだろうか。
 ULTRA TODAY: ヤノベプロジェクトキックオフミーティングによると京都造形大でプロジェクトはスタートしているようなのだけれど、、、。

 やはりウルトラの準備は、ウルトラ大変なのでしょう。

 ウルトラな衝撃を早く観たいけれど、でも「トらやんの大冒険」原画展も観られるので、一粒で二度おいしい!?

◆関連リンク
ラムフロム インターネットストア ヤノベケンジ
  その他 現代アートグッズ 奈良美智他

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2009.02.04

■日本科学未来館 「岩田洋夫:博士の異常な創作」

Hiroo_iwata メディアラボ第3期展示
「岩田洋夫:博士の異常な創作」
 日本科学未来館

2009年1月21日(水)~2009年5月11日(月)
@未来館3階「情報科学技術と社会」
《ロボットタイル》
 歩行者は、位置を変えずに無限に歩き続けることができる。
《フローティングアイ》 (当Blog記事)
 頭上に浮かぶ飛行船の視点により、自身の眼が宙を舞う体験がもたらされる。
《メディアビークル》
 球形ディスプレイを搭載した小型ビークル。
 実世界とバーチャル世界を自由に動き回る。
《アノマロカリス》
 物理的な形や硬さが与えられるスクリーンに映像を投影。
《ハプティックユニット》
 バーチャルな物体の硬さや重さを人工的に合成し呈示する。
《ジャイロマスター》
 ジャイロモーメントを用いた空中力覚呈示装置。

メディアラボ第3期展示
~デバイスアートの第一人者、岩田洋夫教授による「博士の異常な創作」展レポート
(RobotWatch)

技術的な思想としては、現代の電子メディアが視覚と聴覚のみで、身体が経験する世界をすべて伝えられていないという点に端を発している。失われた身体性を獲得するため、体で感じる情報を人工的に作りだして表現することが重要ととらえているそうだ。

 メディアが持つ「失われた身体性」の獲得というのも面白い視点ですが、むしろ、失われた部分よりも、さらに拡張していく部分に興味を持つ。

Photo_3 一番は、やはり以前も取り上げたフローティング・アイ
 このマッドさは感動的。飛行船を空に飛ばし、カメラ映像をワイヤードで地上の歩行者へ送り、その頭部につけた球形ディスプレイに表示する。
 視点の拡張により、脳の感覚がどう変容するか。逆さメガネを付けても人間は数時間で慣れて普通に生活できるという。このフローティングアイに慣れた時の、感覚の変容は一度ぜひ体感したい。(もし関係者が読まれていたら、是非お願いします。声をかけて下され!)

 あとメディア・ビークルも素晴らしいアート。
 まず機能から組み立てられたこのデザインが秀逸。人間が座ってその頭部に球形ディスプレイを置いたデザインは、まさにその目的にぴったりで機能美としかいいようがない、っていうか機能コミック美(^^;;)としか言えないこの愛嬌あるフォルムが最高。

 これは観に行かないといけないでしょ。というわけで次回の東京出張があったら、お台場へ寄りたい。

岩田氏以外の作品として唯一展示されていたのが、アーティストのジェームス・クラー氏による、「3Dディスプレイキューブ」。メガネなどを利用した立体映像ではなく、格子状に1,000個の白色LEDを配し、ディスプレイそのものが立体的に作られているという作品だ。

 当Blog記事3D Display Cubeで紹介したJames Clar氏の作品も観られる。
 こういう3Dものはネットを通した画像で神髄はわからないので、実物を体験したい。

◆関連リンク
ドームシアターガイア | 日本科学未来館

立体視映像(デジタルプラネタリウム)番組 「バースデイ ~宇宙とわたしをつなぐもの~」

 未来館へ行ったら、rockwellさんにコメントで教えてもらったドームシアターガイアにも是非寄ってこないと。コンテンツは、国立天文台の4D2U Projectの映像。
メディアビークルの動画
DEVICEART.ORG.デバイス・アートとは

立体映像を手に持って楽しめるキューブ型3Dディスプレイの開発に成功 ~ 裸眼で複数の人と立体映像を共有 ~
 これはNICTによる別のキューブ型ディスプレイ。

当Blog記事
筑波大学 岩田洋夫教授 Floating EYE:フローティングアイ
James Clar - Lighting Design [3D Display Cube]

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2009.01.27

■見学記 『-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展』-2

Theo_jansen_animaris_ordis テオ・ヤンセン展 見学記 1から続く

◆Animaris Ordis体験

 BMW(BMW CF Defining innovation)のために制作されたというAnimaris Ordisという1.5mほどの手ごろな大きさのストランドビーストは実物に触れて動かすことができる。

 会場のスタッフの方によると、本来は両サイドに羽根が付いているらしいが、1/23に本機が貸し出されるため、この日は外されていた。
 この作品の中央部を持って、引っ張ると、わずかな力で10本の脚がスムーズに動く。
 その力は体感的には500gくらいと非常に軽い。自分の手で引っ張って動くこのスムーズさに感動。

Theo_jansen_material  構造をじっくりと見ると、ほとんどが白い塩ビのパイプで構成されている。パイプを熱で曲げて伸ばして、関節部はリング形状を付けて、パイプの材質同士ですべり軸受けを構成して摺動させている。一部はタコ糸を巻きつけて関節にしてある。

 てっきりボール軸受けか何かでころがり軸受けとして関節を構成してあるかと思ったが、この材料の塩ビにこだわった作りには驚く。図録によると、動物がタンパク質でその体を形作っているように、ストランドビーストはプラスティックで体を作るというこだわりがある、とか。

 通常こうした軸受けでは、各部の摩擦抵抗が大きくて、動かそうとすると大きな力がいるはずだが、わずか500gでこのメカが動くのに感心。

 たぶんリンクのスムーズさと関係があるのだと思う。
 極力最小の力でリンク機構が動くように長さの比が決められている。そのために軽く、そしてこれだけスムーズで優雅な動きが形作られているのだと思う。

 この軽さで動くから、構造材をアルミか何か金属で補強し、関節をころがり軸受に変えて、そしてモータで動かしたら人も乗れるかなり安定したロボットになるのではないか。
 機構的な完成度から、たぶん走ることも出来るのではないか。

Theo_jansen_pipe テオ・ヤンセン氏は、会場のパネルでも、生命を作ることのメタファーに執着しているようだ。体をひとつの材質で作ること、自律して動き、そして増殖させることすら夢見ているという。そのこだわりからペットボトルの圧縮空気アクチュエータ、水に触れた時のセンシング等も電子機器を使わずに、プラスチックのみで造形している。

 会場には右の写真のように工房も再現されている。
 まさにプラスチックのみで作り上げるように、いろんな太さの型と治具が用意されている。パイプをつなげているのもプラスチック(か木)のくい。

Theo_jansen_image_design  デザイン的にはプラスチックのみのものの質感も独特でいいけれど、僕は木材でつくられたものとか、パイプにカバーを付けたものの質感の方が、迫力があって好き。

 先に書いたように、アルミで構成し、モータでこういうデザインの物を動かせば、その機構のスムーズさからきっと軽快に動くのではないか。
 アートの枠からエンジニアリングの枠に移行するかもしれないけれど(テオ氏の志からは離れるかもしれないが)、どこかで乗用のものを作って見せてほしい。

 もともとエンジニアリングの祖先はアートと近い。
 テオ・ヤンセン氏の作りだしたDNAがエンジニアリングで世に増殖し溢れていったら素晴らしい街の情景が(ん?)、観られるかも。21世紀の新しい生物として、ストランドビーストはビーチから街へ進化して進出するだろうか。

◆関連リンク
-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 公式 スタッフBlog
YouTube - Phun tachikoma 2
YouTube - pochi.
 四国高専のミニロボ『Pochi』。これは金属の体とモータの駆動力とマイクロチップの頭脳を持ったTheo Jansenメカニズム。もう作っている若者がいるんですね。テオはそのDNAが日本の若者の手で進化しているのを知っているのか?
YouTube - Theo Jansen - Animaris Rhinoceros.

"The Animaris Rhinoceros Transport is a type of animal with a steel skeleton and a polyester skin. It looks as if there is a thick layer of sand coating the animal. It weighes 2 tons and it stands 4.70 meters tall. Because of its height it catches enough wind to start moving."

YouTube - Walking Machine at Burning Man '07.
 これはTJマシンでないパワーにまかせた歩行マシン。

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2009.01.26

■見学記 『-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展』-1

Theo_jansen_hall Theo Jansen:テオ・ヤンセン展 公式HP
展示作品 ムービー

日比谷パティオ特設会場に、オランダ、イップンブルグのテオのラボより、プラスティックチューブから作り出されたストランドビースト(strandbeest オランダ語“砂浜生物”の意味)がやってきます。

 先週紹介した-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展に行ってきた。

 出張の帰り、会場は東京駅からひと駅の有楽町駅北だったので、仕事が終わってから寄った。平日で空いていたので(同時にいた客は2~3人)、のんびりとじっくり1時間ほど堪能。
Theo_jansen_stuff_2 ◆Animaris Modulariusデモ準備

 しかも当日偶然にオランダから来たヤンセン氏が会場に!
 受付で聞くと、1/24(土)のデモンストレーションのスタッフとの打ち合せと、その後、帰国されるので4月の撤収時の段取り相談とか。御本人がスタッフへ説明されるのを横で少し聴かせていただいて、アーティスト自身の感覚に少しだけ触れられた気分。出張帰りの隙間に贅沢な時間が流れました(^^)。

 デモの準備をされていたのは、全長6mほどに及ぶAnimaris Modularius。
 ペットボトルに圧縮空気を詰めて、それにセンサとバルブが付いて間欠的に風が羽根に吹きつけられる。会場で売られていた図録によると、センサとなっているパイプの先端が水に触れるとバルブが開くらしい。それにより砂浜の機械生命体が海へ入りそうになった時に歩く方向を変えるらしい。
 ヤンセン氏は、それらの動作を熱くスタッフに語っていたのが印象的。デモ当日の氏の作品に関する説明については、青の零号さんに書いていただいた見学コメントを参照ください。
(この見学記は2へ続く)

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2009.01.23

■-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 開催

Theo_jansen
-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 公式HP 展示作品 ムービー
  (shamonさんより情報提供)

オランダ人アーティスト“テオ・ヤンセン”のアジア初の作品展示を行います。日比谷パティオ特設会場に、オランダ、イップンブルグのテオのラボより、プラスティックチューブから作り出されたストランドビースト(strandbeest オランダ語“砂浜生物”の意味)がやってきます。その骨格の様な外観と、風力を動力源として自ら歩き出す不思議なストランドビースト。

Animaris Modularius
風を動力とした巨大な構造体。風を受けると羽根が稼働し、ペットボトルに貯まる圧縮空気の力で歩き出す。

Animaris Ordis
本作品は、お客様に動かしていただくことが可能です。

 風によって歩行する機構が素晴らしい。もっと巨大なものと思っていたのだけれど、運搬中のビデオを見ると、案外小さいのがわかる。

 人って、動物や人間に似た動きをする物を観ると、生き物と認識するようなメカニズムがある。動きによって脳のどこかの部位が刺激されて、そのように認識してんだろうね。

 展覧会では図版やDVD『テオ・ヤンセン 砂浜の生命体』というのも発売される予定とか。割引クーポン券はこちら。

Strandbeest.com Film clips (公式HP)
 オランダのヤンセンの公式HP。

 ここに制作中のビデオがあるけれど、塩ビのパイプで組み上げられているみたい。これ、気合い入れたら自分でも作れるのかも。
 凧上げの代わりに地元でやったら、子供たちが喜ぶだろうなー。
 どっかに制作マニュアルでも置いていないだろうか?

 探してみたらこんな記事を掲載しているBlogがあったので御紹介。

テオ・ヤンセン(Theo Jansen)氏の歩行ロボット動作モデルを作りました.
テオ・ヤンセン氏の歩行ロボットの模型を作るときの参考動画まとめ
 遊んで学ぶお父さん

 オランダの芸術家テオ・ヤンセン(Theo Jansen)氏の歩行ロボットに触発されて、世界各地で同じ原理の模型が作られ、YouTubeに動画が投稿されてます。その中から、歩行ロボットの模型を作るときの参考になる動画をまとめました。

◆関連リンク
Theo Jansen - Google ビデオ
Dailymotion - TEDTalks_ Theo Jansen (2007), a video from tedtalks. www.ted.com, Tedtalks, biomechanics, Theo, creatures.ヤンセンが解説
Theo Jansen『The Great Pretender』

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2009.01.08

■巨大スペクタルアート劇団「ラ・マシン:La Machine 」
  巨大な生命のある機械 日本上陸!

La_machine_yokohama_trailer 巨大スペクタルアート劇団「ラ・マシン」
 横浜開港150周年記念テーマイベント

 (shamonさんより情報提供)

会場:1.Y150はじまりの森 (新港地区8街区)
開催:2009年4月28日(火)〜9月27日(日)

 高さ約12m(4階建てのビルに相当)の動く巨大生物オブジェが、2009年4月横浜に登場
 本件で日本初上陸となるフランスの巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」。彼らが表現する世界観=”生命のある機械”という世界初のコンセプトは、15〜20年ほど前に開発されました。 単なる”物体”としての作品ではなく、彼らの”生命のある機械”によって「街が劇場に変わる」という圧巻の巨大スペクタクルアートが実現するのです。

Vol.1 ラ・マシンが日本上陸
 (横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」公式サイト)

 こちらはラ・マシンの今までのアート作品の映像と横浜での開催告知の映像。
 ラ・マシンのプロデューサー・総合演出を務めるフランソワ・テラロジエール:Francois Delaroziere氏も写真で登場。

 今まで観たことのなかった、巨人,きりん,黒人の巨大オブジェの映像が楽しめる。

 開催告知の映像では、まだ横浜でのアートがどんなものになるかは説明されていないが、「横浜が劇場化」する「4日間」という記述と、「153日間続くスペクタクル」という表現がされており、メーンイベントを4日間、展示を153日という日程であることがうかがい知れる。

 本来はこの4日間のパフォーマンスを観るのが一番なのだろうけれど、なかなか横浜へは行けないだろうから、テレビの映像か、153日間の間に訪問するかして、是非この眼でラ・マシンの日本上陸に立ち会いたいものである。

◆関連リンク
ロワイヤル・ド・リュクス『巨人の神話』
ロワイヤル・ド・リュクス『スルタンの象と少女』

当Blog記事
La Machine 15メートルの巨大クモ
SF作家ジュール・ヴェルヌの没後100年パレード  ゴシック 月世界 ジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女

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2009.01.03

■ズジスワフ・ベクシンスキー関連映像ライブラリ
  DmochowskiGallery.net - film library

Dmochowskigallery DmochowskiGallery.net - film library 

 昨日に続いて紹介するベクシンスキーに関する"お年玉"情報。
 僕はこのページを見つけた時に、ネットの広大さを、センス・オブ・ワンダーの神(いるのか!?)に感謝しました(^^)。

 ベクシンスキー研究家/紹介者/蒐集家であるAnna and Piotr Dmochowski夫妻のヴァーチャル・ギャラリーにおかれた、ベクシンスキーにまつわるフィルム9本。(パリに氏のリアル・ギャラリーMusée-galerie de Beksinski' というのが1989 and 1995にあったようです。Galerie Dmochowski, Musée-Galerie de Beksiński, 43, rue Quincampoix Paris 4e, 1995)

 このドモコフスキー氏所蔵のベクシンスキーの絵を借り受ける形で、この動画とともにどこかの日本の美術館で展覧会を開催してほしい。どっかのキュレータさん、ここ観られていないかなー。

 以下、各作品へのリンクと内容紹介と感想。
 興味のわいたものをご覧ください。不安感をあおる映像と音楽にドキドキする。

“The tribute to Beksiński” Bogdan Dziworski’s film, 1985 20min

 ベクシンスキーの絵に雰囲気のある曲と実写映像がインサートされたPVというか、イメージビデオ。冒頭 タンゴのダンスの実写にあの重厚な絵が映し出される。

 ベクシンスキーのアトリエが映る開始5分のところからが素晴らしい。崩壊する街。音と映像の鬼気迫る雰囲気。ベクシンスキーの絵をオブジェ化した映像。

 楽しげな音楽を背景にポーランドの市民たちの踊りにインサートされるベクシンスキーの不気味な絵。

 食物を食べる音にかぶる死を充満させたベクシンスキーの絵。

Conversation_of_the_master_with_the“Conversation of the Master with the Death” Franciszek Kuduk’s film. 1973.

 これはベクシンスキーのインタビューと絵を音楽入りで紹介した映像。教会音楽のような荘厳な曲が絵に合う。そして墓場を歩くベクシンスキー。
 絵の細部の拡大がなされているのだけれど、映像が小さいため、残念ながら筆のタッチまでは読み取れない。ハイビジョン映像でこうしたフィルムが撮られれば、展覧会が開催されなくても、ベクシンスキーの絵の細部を堪能できるはずなのだけれど、、、。

“Gallery of 35 million” – an interview given to Franciszek Kuduk from Polish television 22分

 共産主義下のポーランドでこのような番組がTVで放映されていた事実。(国営TV局だよね?)
 幼児がこの絵をTVの前で偶然見てしまったら、、、。

 上のインタビューもだけれど、ベクシンスキーが自身の絵の飾られた部屋(アトリエ?)で自作について語っている映像が20分くらい続くのだけれど、何を語っているのか、ものすごく知りたい。ポーランド語の分かる方、是非訳してください。この孤高の作家がどんな脳内映像イメージを語っているか興味大。

The vernissage of the first exhibition of Beksiński in Paris, autumn 1985 12分

First_exhibition_of_beksinski_in_pa

 パリの個展の様子。
 街に張られたポスター。ベクシンスキーの絵が当時のパリの街に溢れたと思うと、凄い。

7 films shot by Beksiński about the process of creating his paintings. 1987 The work painted between 19.06 – 29.06.1987 4分

 制作プロセスを下絵から観られるメイキング。

An_interview_given_to_barbara_dyksiAn interview given to Barbara Dyksińska from Polish TV. 1991 19分

 女性によるベクシンスキーへのインタビュー。
 墓場でビデオカメラを回すベクシンスキー。そこにあるベクシンスキー家の墓。
 死の漂う彼の絵は、墓場からそうしたイメージを得ていたのかもしれない。

“Three voices on Beksiński” Polish TV, 1995 27分

 ポーランドではこれだけアート系の番組だろうが、ベクシンスキーをとりあげているということは、かなり著名だったのであろう。

 この番組には、3人の評論家(?)(Henryk Waniek,Tadeusz Nyczek氏)によるディスカッションが含まれている。
 そして18分くらいのところから絵のメイキング映像。最初描かれていたものが途中から全く違う絵に変わっていく様子が2作品で示されている。

 途中でインサートされたベクシンスキーの百面相。
Facehorz

Private Video. Beksiński. 1989

 ベクシンスキーにより自邸で撮られた家族のビデオ。
 緑色のカレーライスチックなものを食べるベクシンスキーとか生活感たっぷり。

Private Video. Beksiński. 1989 10分

 自邸の整頓されたオーディオセットとアトリエのビデオ。
 自作をカメラで撮影したり、絵のフレームを制作する様子。
 このあたりはベクシンスキーの生活が写されており、作家の存在に空想を残しておきたい向きは、視聴はお薦めできません。これをみると普通のお父さんです(^^;)。絵とのギャップ大。

 ということで以上、8本のフィルムでベクシンスキーの創作の秘密に触れられる!?(ポーランド語がわかればね(^^;))

 家族が正月番組をニコニコしながら観ている横で、陰鬱だったりするこれら映像を何本も観ている私っていったい??な気分。今年も思いやられます(^^;)。
 にしても自分としては偶然ながら、Blogとして最高のスタートが切れたと思っているから、たちが悪い。

 でもこのビデオがポーランドでかつて正月番組として流されていたら、その彼我の差は凄いかも。

◆関連リンク
・展覧会 Miejska Galeria Sztuki w Częstochowie - ZAPRASZAMY.
 ポーランドでの一周忌の展示会ミュージアム・ベクシンスキーを伝える記事と映像。
 端正なグレーのギャラリーに飾られたベクシンスキーのあの作品たち。
 作品のプロジェクタ映写もあり。シルバーのフレームに入れられた作品。
 映像は男性ボーカルの妖しい重厚な曲がぴったり。Horz
DmochowskiGallery.net - news. 2006.2/21- 没後1周忌の展覧会 個人所蔵の作品を次の年まで土曜と日曜に観られるとある。場所は、A hall of the City Art Gallery(Czestochowa: チェンストホーバ市)。今現在の開催は不明であるが、ポーランドへ行かれたら要チェック。Czestochowa - Silesian, ポーランド共和国 | TIXIK.com.

Muzeum Zdzisława Beksińskiego
DmochowskiGallery.net - shop.ポーランド?(もしかしたらフランス )の画集2つの通販
DmochowskiGallery.net - library.

My three-volume correspondence with Beksinski (in Polish).     * Volume 1. Years 1983-1995

 日本人(東洋人)らしき人物が100万ドルでベクシンスキーの絵をPiotr Dmochowski氏から購入したという記述がある。あとここに800ページにおよぶ研究書のPDFとかが置かれている。

“The tribute to Beksiński” Bogdan Dziworski’s film, 1985の監督Bogdan Dziworskiの関連リンク
 traveling with the ghost: Bogdan Dziworski.
 日本語で記述があるのはここだけ。Bogdan氏、写真家のようです。
 Bogdan Dziworski on artnet 

画集『ベクシンスキー』(楽天)
Zdzilsaw Beksinski 『The Fantastic Art of Beksinski』 (革装本)

当Blog記事
エディシオン・トレヴィル 画集  『ズジスワフ・ベクシンスキー』再復刻版 出版
画集 『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』  Zdzilsaw Beksinski  "The Fantastic Art of Beksinski".
ポーランド現代絵画孤高の巨人  ズジスワフ・ベクシンスキー:Zdzilsaw Beksinski.

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2009.01.02

■エディシオン・トレヴィル 画集
  『ズジスワフ・ベクシンスキー』再復刻版 出版

Photo

『ズジスワフ・ベクシンスキー』
editions treville - pan-exotica
- エディシオン・トレヴィル -

 (スジスワフ・ベクシンスキーを語るスレ経由)

 死、腐敗、損壊。言い知れぬ寂寥感と恐怖に支配され永遠の廃墟と化した時空。それでも画幅にはエロスの魂だけが虚ろに木霊している。先頃刺殺体で発見されたポーランド孤高の画狂ベクシンスキーの日本唯一の作品集、追悼復刻版!

3,990yen(税込)
155mm×216mm 104頁
A4判 ISBN 4-309-90638-9

 我ながら正月からいきなり黒縁の写真でスタートするのは気がひけるのですが、昨年のアクセス解析で、人気の高かったポーランドの孤高の画家ベクシンスキーから本年のスタートをきりたいと思います。本年もこんなBlogですが、皆さん、よろしくお願いします。

 今日と明日、ベクシンスキー関連で見つけた新しい情報を掲載します。(明日の記事はこれ→ベクシンスキー関連映像ライブラリ DmochowskiGallery.net - film library 貴重なフィルムのリンク集です。)

 まずは、「大吉」のおみくじをひいた後、ふとベクシンスキーネタをネットで探していて見つけた嬉しいニュースからです(これは僕にとっては最高のお年玉でした)。あの幻の(ネットでは2~3万円で古本が取引されていた)日本で唯一出版された画集が二度目の復刻発売されます。

 購入はこちらからです。
画集『ベクシンスキー』(楽天ショップ)
ベクシンスキー - editions treville online shop〈エディシオン・トレヴィル オンラインショップ〉。僕はしっかり先ほど発注しました。待ち望んでいた方は是非どうぞ。

◆関連リンク
ひねもすのたりの日々: 画集「ベクシンスキー」
 shamonさんによる本画集の詳細レビュー
ベクシンスキー画集(ちょい高画質)‐ニコニコ動画(ββ)
YouTube - Zdzilsaw Beksinski.スライドショー+音楽。
Amazon
Zdzilsaw Beksinski 『The Fantastic Art of Beksinski』 (革装本)

当Blog記事
ベクシンスキー関連映像ライブラリ  DmochowskiGallery.net - film library 
画集 『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』  Zdzilsaw Beksinski  "The Fantastic Art of Beksinski".
ポーランド現代絵画孤高の巨人  ズジスワフ・ベクシンスキー:Zdzilsaw Beksinski

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2008.11.29

■iPhone, iPod touchアプリ OilCanvas
   触覚インタフェース油絵アプリ

Oil_canvas_tachikoma_bp
OilCanvas(Appstore Download), OilCanvasのデモビデオ(Youtube)
OilCanvasの目標設定
 (制作者の中島聡氏のBlog Life is beautiful)
Big Canvas PhotoShare

 以前紹介したiPhone用の写真共有SNS PhotoShareのファミリーに、素晴らしい画像処理アプリケーションOilCanvasが加わった。
 (このソフト、残念ながらiPhone,iPod Touch専用。5万ダウンロードまで期間限定で無料なのでiPhoneユーザはAppStoreへお急ぎください。現在無料アプリのランキング1位!)。

 冒頭のタチコマは、このOilCanvasを用いて加工した僕の写真。
 このソフトは、撮影した写真を下敷きにして、ブラシの大きさを五段階で指定して、指で上からなぞることで、油絵が作成できるというもの。
 冒頭は、左から右へ徐々にブラシサイズを変えて指でなぞっていくことで、油絵風のタチコマ画像が完成する様子。指で写真にタッチしたそのポイントの色が絵の具の色となり、指定したブラシの太さで指の動きをiPhone画面のキャンパスにのせていくといった動作をする。(百聞は一見にしかず。上のYoutubeのPVをご覧ください)

 次にこの2~3日で僕が描いた稚拙な作品を掲載します。
 1枚作成するのに約5分。アプリのレベルの高さで油絵を描いたことのない僕でもそこそこのタッチが生成されています。よろしければ拡大してお楽しみ下さい。

Oil_canvas_bp

 自分でブラシの大きさを選び、指でなぞる向きと長さを変えることで、様々なタッチの油絵が簡単に描ける。従来、写真を油絵風に変換する画像フィルターはあったけれど、このアプリはiPhoneのタッチインターフェースを利用して、同じ写真を使っているのだけれど、自分で描き個性を表現できるところが特徴。

 自分の指の動きで絵のタッチが変わっていくのが何とも楽しい。そして自分が指を使うことで、自分が描いている感覚が体験できる。まさにこれは油絵制作支援ツール。

 そして完成した油絵は、PhotoShareとの連係で簡単に世界の人に公開できる。
 アプリの登場から3日ほどだけれど既に数百枚(千枚以上?)の絵が公開されている。

 将来は、さらに油絵の感覚を再現するため、是非ともAPPLEにiPhoneのスクリーンで触覚フィードバック機能を付加してもらって、絵具を触る触覚を再現してほしいものです(なんて^^;)。

Life is beautiful: OilCanvas作品集
Life is beautiful: OilCanvas 中間報告:3日半で3万ダウンロード達成.

 「日曜の夜中までに5万ダウンロードを達成」を目標に期間限定で無料リリースをしたOilCanvas、ダウンロード数も順調に伸び、3日半で3万ダウンロードを達成したところだ(正確には30,454)。あと二日で2万稼がなければならないのでぎりぎりの所

 中島氏のBlogでPhotoShareにアップされた作品が紹介されている。
 アイドルやマリオやガンダムのキャラも油絵に変換され公に掲載。
 写真共有SNSとして油絵という芸術アプローチを加えたことで、著作権的にも興味深いアプローチになるかも。ある事柄についてPhotoShareの仲 間にコメントしたい時、関連写真のそのままの掲載はもちろんまずい。それを油絵として表現することで、著作権問題はグレーゾーンへ入っていくように思 うけれど、いかがでしょうか。 

◆関連リンク
指で「油絵」が描ける、中島聡氏の新作iPhoneアプリ:動画 | WIRED VISION

[Big Canvas社(本社ワシントン州ベルビュー)は、中島聡氏が2008年4月に設立したソフト開発企業で、iPhoneを使った簡単な写真共有サービスPhotoShareを提供している。中島氏は、米Microsoft社勤務時代に『Windows』や『Internet Explorer』の開発に携わったことでも知られる]

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2008.11.24

■豊田市美術館 『ミシャ・クバル | 都市のポートレート』
  『不協和音―日本のアーティスト6人』

Mischa_kuball ミシャ・クバル|都市のポートレート
MISCHAKUBALL.COM
 (アーティストの公式HP)

 ドイツ・デュッセルドルフを拠点に活躍しているらしいメディア・アーティストの日本での初の大規模な個展、とのこと。

 加えて不協和音─日本のアーティスト6人 DISSONANCES-Japanese Six Artistという女性アーティストの展示があわせて開催されている。

 どちらもメディアアートに分類されるような作品展で、結構期待して行った、、、、のもだけれど、期待はずれでかなりがっかり。

■まずミシャ・クバル。
 プロジェクタとスクリーンを用いた光のアートということであるが、展示された作品で観る限り、はっきり言って全く刺激のない凡庸な作品。プロジェクタから映し出される映像は、コップを二つ並べてその底を通して見える街の光景。あれ?
 静かにいろいろな位置から眺めて、なんとか作家のイメージをつかみ取ろうと考えたのだけれど、、、。

 もともと光を用いたアートを街で展開する手法をとられている作家なので、こうした展示会場での作品に慣れていない?。街のビルを使ったりした作品は迫力があるのかも。

■美術館のこころ
 おまけに美術館側の対応の悪さが際立っていた。
 朝一番で行ったのだけれど、ある作品はプロジェクタが初期画面になっていて作品が成立していない。加えて何故か大きなクレーンのような重機が朝一番の会場でうるさい騒音をたてて作業。さらに美術館員たちが会場でおしゃべりしている!

 ここって美術館だよね。こんな酷い展示は初めてみました。作品自体の力もなかったけれど、この美術館の対応は、なんかおかしい。猛省をお願いしたい。

Photo不協和音─日本のアーティスト6人
 「戦後日本を代表する6人のアーティスト、オノ・ヨーコ、草間彌生、久保田成子、斉藤陽子、塩見允枝子、田中敦子」の作品展。うちオノ・ヨーコ、久保田成子、斉藤陽子、塩見允枝子の3氏は1960年代のニューヨークの前衛芸術運動「フルクサス」に参加したとのこと。

 面白かったのは斉藤陽子氏の作品で、無数の白い紙でできた立方体が糸で釣られている空間。大中小、いろんな大きさの立体が浮かぶ場所を、いろんなルートでくぐりぬけると、なかなか楽しい。立体をとらえる眼と、よける体の運動が気持ちいい。

 その他はまさに「前衛」。これらを受け止めて理解するのは、僕には少し辛かった。
 もしかすると、60,70年代の空気とかなりシンクロしている作品なのかもしれないけれど、残念ながら現在とのシンクロ率は低い。

◆関連リンク
フルクサス - Wikipedia
Fluxus - Google イメージ検索
YouTube - Fluxus

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2008.10.25

■アートディレクター森本千絵 CM「イロニンゲン」

Morimoto

CMライブラリー 「イロニンゲン」シリーズ | DIC株式会社

情熱的な赤、涼しげな青、陽気な黄色。
ひとつひとつの色には、性格や生まれた背景、
そして、その色のための名前があります。
それってまるで人間じゃないか。
そんな発想から生まれたキャラクターが
この「イロニンゲン」です。

今回のCMは、そのイロニンゲンたちが、自分を表現し、互いにつながり影響しあい、
あたらしい世界を創っていくまでの、三部構成のストーリー。
人と人との幸せな化学反応(=chemistry)がテーマの
カラフルで楽しい映像です。

 デジスタの審査員をされていたので、検索してみたらこんなCMを作られていました。

 これ、鮮烈な映像ですね。素晴らしい着想と鮮やかな色合い。
 たぶん実写とCGの合成なのでしょう。
 無数の「イロニンゲン」がマクロに表現する物の形象がダイナミックで暖かですがすがしい。この雄大な着想にまいりました。
(この着想で暗いトーンのイメージも観てみたい。なかなか凄まじい映像になるのでは)

goen (森本千絵 公式HP)
森本千絵 - Wikipedia
森本千絵(Amazon)

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2008.10.23

■豊田市美術館 ヤノベケンジ展 情報
  ウルトラ・ヤノベプロジェクト第二弾

◆豊田の街にヤノベケンジが帰ってくる !
 今後のプロジェクトについて(ULTRA PROJECT catalog)

ウルトラ・ヤノベプロジェクト第二弾の現場は美術館である。来年3月に開催する豊田市美術館での個展「ウルトラ」ではトンデモない新作を用意している。アート、デザイン、サイエンスをまさに融合させた極秘プロジェクト。その実験現場がこのウルトラファクトリーとなる。

 先日レポートしたULTRA FACTORYで配布されたパンフ「ULTRA PROJECT catalog」の中で発表されたプロジェクト第二弾の情報。
 ジャイアント・トらやんが三河の地に火を吐いた時から4年ぶりにヤノベケンジがモータウン豊田に戻ってきます。

 情報をあさってみると、公式HPに既に下記の広報がありました。

Ultra bloc: 豊田市美術館

2009/3/7(土) →2009/6/21(日) ヤノベケンジ展:ウルトラ 愛知【豊田市美術館】

スケジュール|豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

豊田市公式HP  市民文化

常設特別展:テーマを設定し、所蔵品を中心とする小規模な展覧会です。
ヤノベケンジ展: ウルトラ
平成21年 3月 7日(土) ∼ 6月21日(日)
美術作家ヤノベケンジによる待望の新作プ ロジェクトを初公開。ますます広がりを見 せる世紀のトリックスター「トらやん」の 世界。その活動を記した絵本作品の原画及 びドキュメントも併せて展示します。

 あと半年先。豊田は地元みたいなものなので、しっかり鑑賞できるので楽しみ。
 この広報文だと「小規模展」。「ウルトラ」プロジェクトなのに「小規模」じゃ駄目でしょう! と思わず突っ込みたくなります。京造大の学生さんとのコラボレーションで、ジャイアント・トらやんを超えるULTRAアートを期待します !

◆スタジオジブリ - STUDIO GHIBLI - 「西ジブリ」応募者募集中です!(いよいよ17日まで).

指導はジブリの作画部 門のリーダーでもある稲村武志とそのほか2名のベテランアニメーターが務めます。もちろん、宮崎駿監督も毎週、アニメーションに必要な知識とノウハウの講 義と指導を直接行ないます。宮崎監督自身の言葉を借りると「この2年間で、今後30年くらいはアニメーターとしてやっていける術を全部叩き込む」というこ とです。

ポッドキャスト

 おまけにもうひとつ旧聞ですが、豊田に絡むアートな情報。この「西ジブリ」スタジオが作られるのが豊田市。
 何故豊田なのかは上のポッドキャストでそれなりに語られています。んが、豊田でなくても郊外な環境ならどこでも良いように聞こえます。
 折しも自動車産業に影が差し、トヨタの大幅減益が予想される昨今。はやばやと豊田市が自動車の次はアートだ、と生き残りの手を打ちはじめた、、、わけはないでしょうが、モータウン豊田がこのような形でアートへのアプローチをしている/偶然かも??は、近郊に住む者には嬉しいことです。
 ポッドキャストによると、宮崎駿は週一で豊田に通い、ピシピシ新人育成に取り組むという(怖いけどあと20歳若かったら考えた鴨(^^;))。
 うちのBlog的には、豊田市での宮崎とヤノベの遭遇に期待したりして。ジャイアント・ポニョは観たくないけど、、、(^^;)。

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2008.10.18

■『ボックスアート ~プラモデルパッケージ原画
 と戦後の日本文化』青森県立美術館

Box_art_tenn ボックスアート ~プラモデルパッケージ原画
    と戦後の日本文化 | 青森県立美術館

併設企画「発掘された小松崎茂」展出品リスト

2008年9月20日 (土) – 11月3日 (月)
開館時間:9:30–17:00 (入館は16:30まで)

AFV、飛行機、船、スーパーカーからSF、ロボットまで…、僕らの夢と憧れをのせて、日本のプラモデルは今年誕生50年。

 これは東京どころか、はるか北は青森の展示会。
 とても行けませんが、ワクワクする感じなのでご紹介。

 併設展も小松崎茂で観てみたくなってしまう。

 これに合わせて下記の画集が出版。

『バンダイ ボックスアートコレクション 小松崎茂』予約開始! キャラアニ

昭和の遺産 小松崎茂の幻の原画満載!! 門外不出!幻の原画180作品・ここに画集初収録! それはボックスアートによって鮮明に蘇る昭和キャラクタープラモの歴史。 キャラクタープラモの第二の黄金期を築いたバンダイのプラモデルたち。 そのパッケージ・アート群がいま一冊に!!

Plastic_model_art この右の絵、小学生低学年の頃の僕のSFのコア(^^;)。
 今見ても、あの頃のワクワク感が蘇ります。
 特にゼロX号はお祭りで買って組み立てた時の感触のクオリアまで立ち上がります。

◆関連リンク
青森県立美術館関連企画
  開田裕治 展~怪物のユートピア~
 2008年9月22日(月)~10月4日(土) 11:00~19:00
 Welcome to SAG site/ようこそスパンアートギャラリーへ

 すでに終了してしまっていますが、こういうのも開催されていた。怪獣の絵が観たい。

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2008.10.15

■洋画家 遠藤彰子 Official Web Site

97Akiko Endo's Web Site 油絵

 日本を代表する洋画家 遠藤彰子。
 ネットで偶然見かけた絵が素晴らしかったので探してみました。とても充実した公式HPが運営されています。
 特に幻想的で夢のような油絵に注目。

 ウェブ上で多くの作品が観られます。夜の街が題材になっているものが多く、いずれも「夢」に似た肌合いの作品。本来、あまりよろしくないのでしょうが、この夢幻な雰囲気を紹介したくて、一枚だけ右に引用させていただきます。
 '97の「翳をくぐる鳥」という作品。
 歪んだ街と鳥の影がなんとも言えず素晴らしい空間を構築しています。

カット・イラストレーション
 篠田節子「讃歌」 久間十義「刑事たちの夏」

 これは新聞小説のカット。全話のイラストを観ることができます。新聞とともに毎日の一枚が消えて行くわけですが、このようにネットで全部観られるのはいいです。

彫刻作品 '94 ケンタウロス

 そして彫刻も味があります。

漫画エッセイ

 なんと全350回の素敵なエッセイと絵。画家の日常がユーモラスな絵とともに語られていて和みます。

満ちゆく生命 - 遠藤彰子の世界展 会場風景
          (池田20世紀美術館公式HP)

2008年10月2日(木)~2009年1月6日(火)
森の鳥や兎など自然との出会いは、喜びと驚きと 感動となり、『楽園』シリーズが生まれました。1975年、長男の急病を期に、日常が一瞬にして暗転してしまう予測のつかない現実であることを実感。社会 や人間をテーマに「街」シリーズを描き始めます。

 原画を観てみたくなったのですが、ちょうど展示会が開催中。でもまたもや関東。
 伊豆は遠い。

武蔵野美術大学 公開講座2008 10/22(水) 「絵と私」 18:45-20:15
 遠藤さんは、武蔵美大の油絵学科教授とのこと。
 この10月に作品を映像で紹介しながらの講演が予定されています。

 会場:武蔵野美術大学新宿サテライト(新宿センタービル9階)
  定員:100名 受講料:無料

私にとっての絵を描くことの意味。及び二十代から現在に至るまでの絵画における発見とその面白さ。人間や状況に対する世界観への変遷等。それらを絵画の紹介を交えてお話しします。

 

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2008.10.13

■パパ・タラフマラ+ヤノベケンジ
「ガリバー&スウィフト 作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法」

Tile
当Blog記事 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・3
         パパ・タラフマラ「ガリバー&スウィフト」
         ヤノベケンジの舞台装置と劇団リハーサル

 特筆すべきは、2mになろうかという巨大な女の変幻していくシーンの異様さ。
 芝居全体でのこの女の位置づけは不明であるが、呪縛された人工的 な肉体が、まわりの獣の面を付けた役者たちによって剥ぎ取られて行くシーンは普段着をまじえたリハーサル光景とはいえ凄みがあった。特に写真ラストのヤノ ベ氏独特の甲冑との絡みは、まさに異空間をそこに現出させていた。

 先週の時点で舞台の本公開中であったため、掲載を見合わせていたリハーサル光景の写真を掲載します(撮影は不肖BP。例によってハイビジョンビデオで撮影したものから写真を切り出しています)。
 できればクリックして拡大して観て下さい。リハーサルで普段着の役者もいるため、本来の舞台の雰囲気と異なる部分もありますが、アートが作られていく過程の映像として、生の迫力を体感いただければ幸い。このシーンはヤノベ氏が作った「解体娼婦」の解体シーン。

 本公演も是非観に行きたかったのですが、東海の地から東京は遠く、かなわぬこと。
 なので以下は観劇記へのリンク集です。

◆感想リンク集 (ガリバー&スウィフト | 演劇ライフ他 経由)
studio CAS/T cafe : 【ガリバー&スウィフト】お勧めです!.

開演前から舞台上に並べられたグロ 可愛いオブジェの数々が、どこか分からない不思議な世界へと誘ってくれ、次々に現れる奇妙な人々によって完全に彼等の世界へと引き込まれてしまいました。 僕は動きの専門家なので、音楽と動きがどう関わり合うのかに一番注目していたのですが、これが凄かった。いや、凄まじかった。偶発的にアクロバティックな 動きが続いているかと思いきや、全て計算され入念にリハーサルされた賜物だったのです。

~m-feliz~ blog パパ・タラフマラのガリバー&スウィフト.

本当にオブジェ凄いです。 ラストに登場するでっかいオブジェ・・・っていうのか? ・・・なんだこれ・・・・・

風の旅人 編集便り: パパタラフマラのガリバー&スウィフト.

 演出家の小池博史さんが敢えて”言葉”にこだわっているのだろうが、”言葉”が、ぐんぐんとした舞い上がりにブレーキをかけてしまう。広がりに枠組みを与えてしまう。 あちら側に行っている身体を、こちらに引き戻してしまう、と言ってもいいかもしれない。  それが現代の”言葉”の使われ方でもある。

 本公演の様子が少しだけ伝わってきます。是非今後各地での公開と、DVDビデオの発売を楽しみにしたいものです。

◆関連リンク
webDICE - 骰子の眼 - パパ・タラフマラ×ヤノベケンジ
 間違いなく面白い!新作公演『ガリバー&スウィフト』について語る

最初は自分のキャラク ターみたいなものをどんどん持ち込んでという気持ちもあったんですけど、やっぱりパパ・ラタフマラさんのパフォーマンス力がものすごく高いので、きちんと 融合していい形でエネルギーがぶつかるようなものにしていければと思ったので。4つの球体のオブジェが最初から最後まで出てくるんですけど、それは役者さ んが絡んでこそ、ものすごい力を発揮できるように、できるだけいろいろな変化ができるような要素を盛り込んでつくったんですけど、それを見事に料理してい ただいたっていう感じですよね。

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2008.10.06

■NHK 「ヒミツのちからんど」ヤノベケンジULTRA FACTORY
  「夢のひみつ基地をつくろう!」・・・アートのちから

Photo ヒミツのちからんど 放送予定

10月11日PM6:50-7:15
10月18日AM10:05-10:30

「夢のひみつ基地」を作るために、現代美術のアーティスト・ヤノベケンジさんが本当に作ったひみつ基地を調査。そこは、ヤノベさんの子供の頃の大切な思い出がたくさん詰め込まれた場所だった。これから生きていくために、自分にとって「大切なこと」とは何か、ヤノベさんと一緒に考えて、自分の大切な物を置いた「夢のひみつ基地」をつくりあげる。
【ちからマスター】ヤノベケンジさん。

ULTRA TODAY.(ULTRA FACTORY公式Blog)

そういえばちいさなこどもさんがファクトリーに入るのは初めてのことで、なんだか新鮮な感じがしました。ファクトリーの中はこどもたちの好奇心をくすぐるようなものばかりです。休憩中もトらやんフィギュアに興味津々の様子。

 先日のウルトラツアーに参加できなかったヤノベファンに朗報です。
 今週末、NHKで京都造形芸術大のウルトラファクトリーの様子が放送されます。
 好奇心いっぱいの子供たちによって「空前絶後の」アートプロジェクト、番組タイトルにぴったりの「秘密の地下ランド」がどうレポートされるか、大変楽しみです。

※写真は、ULTRA TOURの際に僕が撮ったファクトリー内の様子です。プロトタイプジャイアント・トらやん(かな?)。

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2008.10.04

■『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・3
 パパ・タラフマラ「ガリバー&スウィフト」
 ヤノベケンジの舞台装置と劇団リハーサル

Vert パパ・タラフマラ
ガリバー&スウィフト
 作家ジョナサン・スウィフトの猫・料理法

公演日:08/10/9(木)~08/10/12(日)
会場:東京グローブ座 (東京都)

作・演出・振付:小池博史  
舞台美術・オブジェ:ヤノベケンジ
作曲・演奏:松本淳一(エレクトーン)/デワ・ライ(ガムラン)  
オブジェ:田中真聡

 ウルトラツアーの白眉は、ウルトラファクトリーでヤノベケンジ氏と学生によって作られた舞台装置を用いた劇団パパ・タラフマラの小池博史氏演出のリハーサル潜入だった。

 リハーサルであるのだけれど、ウルトラファクトリーが作りだした装置の数々とパパ・タラフマラのパフォーマンスは素晴らしくインパクトがあった。
 事情があって舞台を撮ってきた写真はすぐ公開できないけれど、まずはヤノベ氏のスケッチの写真と、私のつたない言葉によるレポートでその迫力を感じて下さい(本公演が終わったら写真を公開します→08.10/13掲載記事)。

 僕が見学できたリハーサルは、約20分ほどだったのだけれど、東洋的な音楽(生演奏)に彩られたダンスと、ヤノベ氏デザインのギミックにあふれたオブジェ群と役者の迫力のある動きのコラボレーションが幻想的で熱いシーンを生み出していた。

 特筆すべきは、2mになろうかという巨大な女の変幻していくシーンの異様さ。
 芝居全体でのこの女の位置づけは不明であるが、呪縛された人工的な肉体が、まわりの獣の面を付けた役者たちによって剥ぎ取られて行くシーンは普段着をまじえたリハーサル光景とはいえ凄みがあった。特に写真ラストのヤノベ氏独特の甲冑との絡みは、まさに異空間をそこに現出させていた。

 ツアーには家族連れの中に3才くらいの男の子がいたのだけれど、彼がこのシーンを見て受けたショックはどんなものだったのだろう。僕ならトラウマが残ったかもしれない。この幼児期のインパクトが忘れられず、将来、彼が幻想的な芸術を生み出すことを期待したりして(^^;)。

 ツアーに同行し解説されたヤノベ氏に尋ねると、この女の繊細に動く機械的な指もウルトラファクトリーの制作物。ネコや球体も全てファクトリーで作られ、すぐ隣にある「春秋座」と呼ばれる立派な劇場へ運ばれたものとのこと。(搬入の様子)

 ファクトリーと劇場が近いことで、舞台と装置制作のコラボレーションに相乗効果が生み出されているという。

 舞台装置で一部(ネコとか巨大な女の顔つきとか)は今までのヤノベ氏の作品と少し様子が違うようだったので、ヤノベ氏デザインで学生制作かと尋ねてみた。しかしヤノベ氏の手が相当入っているとのこと。いずれ学生たちに任せることもあるだろうとはヤノベ氏の弁。そして装置を見に来た女優さんがウルトラファクトリーチームの熱い作品の想いに触れて涙を流されたとか。

 パパ・タラフマラ ガリバー&スウィフト blog : 稽古場レポートBlogによると、これを演じる女優は橋本礼さんとのこと。この女優さんのBlog そこなし日記 | ウルトラによると、

わたしが身を包む巨大な「解体娼婦」も完成を迎えつつあります。 一昨日は歩くのもままならなかったこの巨大娼婦。昨日は歩行がスムーズにできるようになり、今日は装飾も美しくされ、通し稽古でも使えるまでに改良されていました。ウルトラクルーのみなさんの仕事に大感動。

 「解体娼婦」! まさにイメージそのもののネーミング。
 きっと10月の東京グローブ座の本公開では評判となるでしょう。僕もなんとかしてできあがった芝居を観たいものです。東京かー、ちょっと遠いなー。ヤノベ氏によると2010年1月には大阪公演も計画されているとのことなので、ずっと先だけれど、大阪で見ようかなー。

 制作過程を追ったレポートとかビデオとかも公式Blog等で紹介されることを楽しみにしたいと思う。

 ウルトラファクトリーのULTRA PROJECT第一弾は、パパ・タラフマラのパフォーマンスと立体造形のコラボレーションとして素晴らしいものになろうとしている。今後の飛躍も期待。(ULTRA PROJECT第二弾についても情報があったので、後日掲載予定。乞うご期待)

◆関連リンク
・解体娼婦の写真はパパ・タラフマラの関連Blogにあります。ここここ
 巨大幼児他写真はここ(ULTRA FACTORY公式HP)その他の舞台装置
デジスタ・ラボ:NHKブログ
 ウルトラファクトリー潜入リポート!!

東京のアート情報を発信 立川直樹責任編集"TOKYO ART PATROL"~東京アートパトロール~ : 世界中を魅了するパパ・タラフマラの舞台が現代美術作家ヤノベケンジとコラボレーション!.

(略)それに応えたヤノベケンジのコメントが観劇 気分をさらにそそってくれる。 「スーツマン、小人猫、高級娼婦、そして巨大幼児…。ドキドキするよなキャラクター満載の脚本を受け取った途端に作家魂に火がついた!あたかもそれは小池 さんが私につき出した恋文?いや挑戦状?ならば返す刀で刺し違える心意気で渾身の舞台装置を突き付けよう!料理されるのは猫か私かパパタラか?演劇も美術 も破壊するごった煮劇場。舞台のラストを飾るは驚きの再生ビックバンとなるに違いない」とのたまうヤノベケンジは今回が初めての舞台美術への挑戦。(略)

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2008.09.30

■『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・2
  ジャイアント・トらやん と Big Flea

Bigflea02

Top_2
 ひさびさにジャイアント・トらやんと再会することができた。
 これはウルトラファクトリーで組み立てられ、京都造形芸術大に常設展示されているヤノベ氏現時点最大の作品。

 以前豊田市美術館で観て、既に3年が経過している。
 3年の間、各地を巡業したトらやんは、若干どこか疲れた風情(気のせい?(^^;))。

 そして今回の展示で素晴らしかったのが、京造大1年生が制作しオープンキャンパスで公開された京ねぶた祭の「BIG FLEA」との競演。
 全高7mの巨大ロボット ジャイアント・トらやんと全長約5~6mの巨大蚤のねぷた。この巨大感威圧感はかなりの見もの。写真で少しでもそれが感じてもらえれば幸い。

 特にホールの横に設けられた階段の上から、トらやんを俯瞰した眺めが新鮮だった。
 まるで巨大蚤に先導させたパレードのように観える。蚤とトらやんの関係??、これは想像力を働かせるしかない。
 そしてウルトラツアーでトらやんはヤノベ氏の指示で、その巨体を動かした。
 さすがに火炎放射は今回ない。ねぶたが炎で燃えるようなパフォーマンスもありだと思うけれど、さすがに消防法上、不可能(^^;)。

 ノミに続き、来年はどんなねぶたが並んで展示されるか、期待したい。
 ここのホール、広いので、いっそヤノベ氏の巨大作品を並べて展示するなんてのも嬉しいけど、、、。

◆関連リンク 当Blog記事
幻の万博 YANOBE KENJI  『KINDER GARTEN』
ヤノベケンジ作品集出版記念イベント 火を噴くトらやん @豊田市美術館
絵本『トらやんの大冒険』&ヤノベケンジ展『トらやんの世界』
「キンダガルテン」、卒園式
『トらやんの大冒険』
本格的作品集『ヤノベケンジ 1969 - 2005』ついに刊行
豊田市美術館 最後の「トらやん・ファイヤー」
「絶対孤独の表現者たち アウトサイダーアートの世界」
 新日曜美術館 KPO閉館現代アート発信の20年

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2008.09.29

■京都造形芸術大 ウルトラ・ワーク・イン・プログレス
 『ULTRA FACTORY ウルトラファクトリー展』探訪記・1

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ULTRA  TODAY: 26日~28日ウルトラファクトリー展の様子

   (公式Blog ULTRA TODAY) (公式HP)

 ウルトラファクトリー展では普段は工房として使われている場所が展示空間となっていて、まったく違う雰囲気です。ちょっとだけ様子をお見せ致します。

Img_0080_2 開催される3日前にネットで知ってしまったのが運のつき。観たくてたまらなかったヤノベケンジがディレクターの京造大『ウルトラファクトリー』に、はるばる東海地区より行ってきました。
 もともと公式BlogであるULTRA TODAYで知って、どんなイベントかもよく知らないで行ったわけだけれど、受付で吃驚。大学祭かと思っていたが実は「オープンキャンパス」。
 「通信講座ですか?」と聞かれつつ、入学案内をまさかこの年でもらうとは思わなかった(^^;)。ついでに食券までいただいて学食でカレーを食べてきました。本当にいいのだろうか?、、、というわけで一飯の恩義のためにも(^^;)、しっかりウルトラファクトリーのご紹介。

Photo  ウルトラファクトリーは京都左京区の丘陵に建てられた隈研吾氏設計の京都造形大学至誠館の地下深くに存在する。エントランス(右)がまず素晴らしい。

 ULTRA WORK IN PROGRESSと書かれた案内表示を辿って地下へ進む通路から秘密基地感覚たっぷりでワクワクする。

 高橋匡太氏のインスタレーション作品が観客を道案内する。
 怪しい緑の光の中、天井のプロジェクターから映し出された女と男の影。最初は自分の影かと思ったのだけれど、どうやら撮影された幻影のようである。

 配管とコンクリートの冷たい空間と、影の映像がマッチして、工房へ入る前から期待は高まる。

 そして受付でウルトラツアーの登録を済ませ、チラシと素晴らしいヤノベデザインのネコエコバックをもらい工房の中へ。

 工房は今まで観た写真では、ヤノベ作品が所狭しと構築中で雑然としたイメージだったのだけれど、今回はウルトラファクトリー展と銘打たれており、工房を会場とした展示会としてすっきりとまとめられていた(トップの写真)。

 なかでも嬉しかったのは『THE POWER OF JAPANESE CONTEMPORARY ART』の表紙で知って一度観たいと思っていた名和晃平氏の作品が観られたこと。
 「PixCell」と名付けられた彫刻概念は下の写真のように透明のガラスビーズで物体(時には剥製)の表面を被覆したもの。 
Horz

「物体のテクスチャーや色は、無数の小部屋(Cell)の中に取り込まれて解体され、イメージの要素(Element)の集まり、つまり「映像の細胞」(PixCell)という新たなビジョンにおいて提示される」(ULTRA PROJECT catalogより)。

 今回の作品は豹。無数のガラス球の大きさのバランスとか、透明感を持って映し出される周りの光景であるとか、いつまでも観ていたくなる奥深い映像美である。まだ制作途中で裏面に回ると元の物体が生々しく見える。
 ガラス球からウルトラファクトリーを眺めるPixCellな豹の視点が、観る者の想像力をいたく刺激する。冷徹な視線はファクトリーの熱い現場をどのように観察していたのだろう(って豹はその現場にいなかったのかも)。この現場で制作されたパパ・タラフマラ『ガリバー&スウィフト』のヤノベの舞台装置については、この後のトピックで書きます。

 次回はジャイアント・トらやんと巨大なノミについて(^^;)。

◆関連リンク
山口 裕美『THE POWER OF JAPANESE CONTEMPORARY ART』(amazon)

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2008.09.27

■京都造形芸術大学 《ウルトラ・ファクトリー》
  ULTRA TOUR/ウルトラツアー

Ultra_factory_tour ウルトラ・ワーク・イン・プログレス
ULTRA TOUR/ウルトラツアー
 (ウルトラファクトリー公式Blog ULTRA TODAY)

ウルトラツアーとは、ウルトラファクトリー展~ジャイアント・トらやん~パパ・タラフマラ「ガリバー&スウィフト」ワーク・イン・プログレスを巡るツアーで、ウルトラファクトリープレスのスタッフがファクトリーやワーク・イン・プログレスの見どころをご案内します。

そしてそして、9月28日(日)は特別です!13:00~の回はヤノベさんがガイドをつとめ、16:00~の回はヤノベさんとパパ・タラフマラ舞台監督の大谷地力さんガイドによるスペシャルパッケージツアーとなります。

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ULTRA TOUR/ウルトラツアー
開催日時:2008年9月26日(金)~28日(日) [1日2回 13:00-/16:00-]
出発地点:ウルトラファクトリー
定員:各回15名(※要予約)
参加費:無料 所要時間:約40分 *受付はメールかお電話にて
TEL:075-791-8482/
MAIL:contact@ultrafactory.jp(藤井・宮崎)
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ULTRA TODAY: ウルトラ・ワーク・イン・プログレス

パパ・タラフマラガリバー&スウィフト」公開リハーサル
【入場無料】 日 時:2008年9月29日(月)18:30~20:00
場 所:京都芸術劇場・春秋座(京都造形芸術大学内)
18:00 開場     
18:30~19:00 小池博史×ヤノベケンジ トークセッション     
19:00~20:00 リハーサル公演

 以前から注目の京都造形芸術大学 《ウルトラ・ファクトリー》
 今週末(紹介が遅れて既に今日じゃないかぁ!)開催されるのが、この心躍る『ウルトラツアー』!
 引用した写真の秘密基地感覚、凄いでしょ。でも実はこれは偶然、停電で撮られた写真。停電により怪しさが増して、まるでマッドサイエンティストの地下秘密工場。ここでヤノベケンジ氏と学生たちが何をたくらんでいるのか、探索のツアーのお申し込みは今すぐ!

◆関連リンク
ウルトラファクトリーの魅力を学生(ULTRA STUDENT)が語る(Youtube)
YANOBE KENJI ART WORKS /// ヤノベケンジ アートワークス
 ウルトラファクトリー ムービー1,2はこちらから。
・劇団 パパ・タラフマラガリバー&スウィフト」(公式HP)
対談 演出家 小池博史×舞台美術 ヤノベケンジ
『Birds on Board: パパ・タラフマラ: DVD』(amazon)

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2008.09.20

■デヴィッド・リンチ監督の新作は資生堂リバイタルグラナスCM
  DAVID LYNCH REVITAL GRANAS

Gucci_cm_by_lynch リバイタルグラナス(資生堂公式HP)
資生堂:鈴木京香ら新高級ブランドCM
          (出演者会見写真)
綾戸智恵、表参道ヒルズでバースデーライブ

資生堂の新スキンケアブランド「REVITAL GRANAS(リバイタルグラナス)」の10月21日発売を記念

 ネット某所での噂。リンチの新作は、資生堂の新ブランド リバイタルグラナスのCMフィルムらしい。公開は商品の発売のタイミング10/21頃になると思われる。

 音楽は綾戸智恵、出演は女優鈴木京香、バイオリニスト諏訪内晶子、モデルのマイコとのこと。リンチの演出でどんなフィルムになっているか、とても楽しみ。

YouTube - Commercial Gucci by Gucci - David Lynch
YouTube - Gucci by Gucci Behind the scenes - David Lynch(メイキング)
 リンチの化粧品のCMというと、昨年発表されたグッチの香水のCM。音楽がいまいちだけれど、映像はまぎれもなくリンチ。(冒頭の引用写真はこのメイキングより。)

 リンチの評価はアメリカよりもフランスや日本で高い。
 CF撮影でしっかり各国のスポンサーとの関係を築き、本編製作の資金調達につなげてほしいものです。

★09.1/11追記
YouTube - David Lynch "REVITAL GRANAS" SHISEIDO.
 これがリンチの撮ったCF。

◆関連リンク
David Lynch Commercials リンチのCFをまとめてある。
YouTube - Georgia coffee ad by David Lynch
 リンチの日本でのCFというと、『ツイン・ピークス』のヒットにあやかったカイル・マクラクランのジョージアコーヒー。
YouTube - デビット・リンチ作品 vol.1
  当Blog記事。タバコのCM、プレステPS2、Nissan Micra(日産マーチ)のCM他へのリンク集。
Gucciはデイヴィッド・リンチで対抗! “Gucci by Gucci” 海から始まる!?
David Lynch - Page 2 リンチの絵を販売しているサイト。

YouTube - ソフトバンク ブラピCM 
 ここの噂では、自動車が飛んでいる奴、デビット・フィンチャーが監督だったらしい

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2008.09.11

■美濃市造り酒屋小坂家 こめぐらギャラリー『林真作品展』

Hayashi_shin_2 小坂家住宅 -美濃市

 近場の美濃市へふらふらとドライブ。
 普通の旅行ならここで取り上げることはないのだけれど、期せずして、個性的な画家の展示を独特な空間で偶然見ることができたので、簡単にレポートです。

 美濃の古い町並みが残る一角。
 国の重要文化財に指定された小坂家住宅。造り酒屋で奥に深い家屋の屋内に広い土間が続いている。そしてその先にかすかに土蔵が見える。

 ひんやりとした空間、人は他にはいない。
 土蔵には「こめぐらギャラリー」の文字。

 暗く沈んだ土蔵の中に入っていくと、まず見えるのは、「バスルーム」と名付けられた作品。コンクリートの土間に冷え冷えと並べられた丸椅子との組合せのイメージがまず素晴らしい。

 こんな土蔵の中で冷えた風呂に入る寂しげな女。

 そしてその右にかけられた「駱駝」と名付けられた個性的な陰鬱な絵。異様な迫力に思わず息を飲んで、明るい方へ出ていきたくなる。どこか引き込まれそうなこの雰囲気は一級でした。

 これは、岐阜県土岐市出身の画家林真氏の作品展。

 残念ながらネットには林氏の詳しい情報は見つかりませんでした。

 美濃へ行かれる方にはお薦め。
 開催期日は明記されていなかったので、電話で予め確認下さい。

◆関連リンク
林氏の切手デザイン ずいぶん雰囲気の違う絵です。

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2008.07.28

■「中島晴美展:NAKASHIMA HARUMI」@多治見市文化工房ギャラリーヴォイス

Nakashima_harumi gallery VOICE 最新イベント情報

多治見市文化工房ギャラリーヴォイスでは平成20年7月12日(土)~8月17日(日)の会期で「中島晴美展」を開催致します。

鮮やかな水玉模様 立体造形作家・中島晴美さんが個展:岐阜(CHUNICHI Web)

 会場には新作を含め14点が並ぶ。いずれも白地に青の水玉模様が鮮やかで、内が外に、外が内にと、生きたメビウスの輪のようにくねる形が、見る者のイメージを触発する

 200m2の静かな空間に、陶芸の立体的な球体作品が14体並んでいた。このギャラリーのある「たじみ創造館」という陶芸中心の複合施設はいつも空いている。そしてこのギャラリーも土曜なのに観客は数人のみ。静かで人のいない空間で、奇妙な立体造形を堪能できた。

 白い空間に浮かぶ水玉の球体が、展示スペース全体に奇妙な浮遊感をもたらしている。
 薄く焼いたセラミックが形作る内と外が奇妙にねじ曲がった空間。異界への門がそこに開いていそうで、不思議なものが好きな人にはお薦めです。

中島 晴美(公式HP) 各種作品がここで観られます。

Nakashimatile

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2008.06.19

■『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』

『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』(amazon)

「記憶スケッチ」とは、提示されたお題を記憶のみに頼って描くこと。「カエル」「パンダ」「鉄腕アトム」「ランドセル」など、お題は一見簡単に描けそうなものばかり。ところが全国から寄せられた大量のサンプルが、「人間の記憶」のあやふやさを暴き出してしまう。

NANCY SEKI's FACTORY『ボン研究所』:記憶スケッチアカデミー

 このナンシー関のHPで、本の一部を見ることができます。加えて、アントニオ猪木カッパパイナップルとか本に入っていないお題も楽しめる。

 この「記憶スケッチ」って、うちのBlogのテーマに直結。脳の記憶の映像をスケッチという形で取り出したサンプルがここに一堂に会している。
 抱腹絶倒な超画伯な絵から、哲学的深淵を覗きこむような震撼するようなイメージまで、ナンシー関のコメントを読みながら、いろいろと考えさせられる一冊。

 また最後に記された分析が面白い。
 たとえば年齢と連続直線の関係。これは年齢と一気に引ける直線の平均距離が反比例するというグラフを示した分析。凄い。脳の構造と何か関係があるに違いない。

 そして最後に置かれたいとうせいこうと押切伸一との対談も面白い。この中に人間は物を二次元の絵としてではなく概念(例えば「カエルは緑」とか「パンダは目の周りが黒い」とか)で記憶しているのではないか、と分析している。

 では皆さん、ちなみにカマキリの絵を、今、記憶だけで描いてみてください。

お題の「カマキリ」は記憶スケッチ界において「伝説のお題」と呼ばれているほどの大ネタです。ソツもスキもなく、人から「アイツはデキる」と言われる人に、カマキリを描かせてみましょう。その人がそれまでに積み上げてきたものが、一瞬にして崩れるかもしれません。カマキリを描くというのはそれほど危険なのです。

 そのうち脳-コンピュータインタフェースが発達して、3D-CGソフト(アニメーション可)とダイレクトに繋がったら、21世紀記憶スケッチアカデミーを開催してほしい。ダイレクトに脳内記憶が眼前に現れた時、我々はどんな驚愕を覚えるのか(^^;)。

◆関連リンク
テレビ朝日|『ぷっ』すま 記憶力絵心クイズ!
 実はこのTVの絵心クイズのネタはこの本からのパクリ。
 でも草彅画伯の傑作にはいつも笑かしてもらいました。
眞鍋かをりのココだけの話 画伯ゲーム: バカボソパパ
 これも同じですね。

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2008.06.11

■Kazuhiko Nakamura - Mechanical Mirage -

Kazuhiko_nakamura

CGSociety - The Making of Metamorphosis

 昨日のEdoardo Belinciの絵を探している過程で、ネットで見つけたKazuhiko Nakamura氏のMetamorphosisと名付けられた絵とその制作プロセスの記事。

 アルチンボルトの絵をCGでやってみたらと着想し、カフカの『変身』をモチーフに作成されたのが右の絵。サイバーパンクなアルチンボルト。ガジェットな感覚とパンクな雰囲気が見事。この記事で、シュールレアリスムとサイバーパンクに影響を受けたと語っている。

調べてみると、Kazuhiko Nakamura氏は、1961年兵庫生まれの日本のアーティストでプロではなく、アマチュアとしてCGをHPで公開されている方らしい。

- Mechanical Mirage -(公式HP) Kazuhiko Nakamura (Google Image)

 CGによる数々のアルチンボルト(?)な作品が素晴らしい。CGのコンテストでの受賞、Galleryでの展示等についてもHPで触れられている。

Kazuhiko Nakamura (ALMACAN)

 作家についてはこちらが詳しい。しかし名前の日本語表記がわからないので、ご存知の方、ご一報ください。

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2008.06.10

■イタリアの幻想画アーティスト エドアルド・ベリンチ : Edoardo Belinci

Edoardo_belinci_00

Edoardo Belinci ARTWORK Gallery

 『独白するユニバーサル横メルカトル』の表紙画のアーティスト エドアルド・ベリンチ: Edoardo Belinci氏のギャラリー。それにしてもまだそれほど著名でない(ようにネット検索ではみえる)こういう若手のアーティストを表紙に起用しているのは、光文社の編集者の成果なのか作家の平山氏なのか、興味のあるところ。

 『ミサイルマン』のベクシンスキーも素晴らしかったが、このEdoardo Belinci氏も好きです。

 表紙のイメージで、ギーガー風の絵かと思ってGarallyを覗いてみると、ずいぶんイメージが違った。CGによる上のような幻想的な画。

 僕が気に入ったのは、下記の作品。端正なイメージがいい。
 "NUCLEAR" 2002 "an old power pump" 2003
 untitled "untitled" 2003 
 TBIRD LNURK255 TM

CGソフトのチュートリアル  Showreel2007

 上の右の絵を作成したCGソフト<3D JUICE>のチュートリアルとPRムービー。説明はイタリア語で書いてあるので全部がBelinci氏の手になるものかは不明。かなりポップ、画風が違う。

tropical lamborghini video clip

 2Dのポップなキャラクターが3D空間を動き回る

 

◆関連リンク
Edoardo Belinci Google Image検索
・Edoardo Belinciも参加した展覧会 Body Metamorphosis 
Edoardo Belinci Home Page なぜか何もコンテンツがない。

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2008.06.03

■辻 惟雄『奇想の江戸挿絵』

辻 惟雄『奇想の江戸挿絵』(amazon) 試し読み(集英社公式HP)

(略)北斎・馬琴の『新編水滸画伝』『椿説弓張月』から無名の作者、絵師の作品に至るまで、幽霊や妖怪、異界のものたちが跋扈し、生首が飛び、血がしたたる、残虐とグロテスクに満ちた「奇想」のエネルギーが横溢しており、斬新な技法、表現、意匠の実験が絶えずくりかえされている。

・はじめに 江戸後期挿絵の魅力
・第1章 「異界」を描く ・第2章 「生首」を描く
・第3章 「幽霊」を描く ・第4章 「妖怪」を描く
・第5章 「自然現象」を描く ・第6章 「爆発」と「光」を描く
・第7章 デザインとユーモア

 日本人は静的でなく、動的な絵を描くことを昔からしていた、という言説とその例示としてのダイナミックな奇想画のコレクション。随所に現在の漫画、アニメの文脈へとつながっていくイメージが散らばっている。

 特に「自然現象」、「爆発」と「光」とか人物のクローズアップとか。
 大友克洋『AKIRA』の絵との比較にも触れられている。当時の読者へのインパクトが、現代人が大友漫画を見たのと同じものだったのではないか、と書いているところがさもありなん。江戸の町で、和紙に印刷された浮世絵で、大友漫画と同じサイバーパンクな感覚を江戸人が楽しんでいたかと思うとリアル。

 よく日本人は平面(2D)、欧米人はかたまり(3D)で事物をとらえていて、工業デザインにその嗜好が表れている、という記述はみたことがあり、事実自動車デザインにそれが顕著なのも実感していたのだけれど、ここに動的/静的という対立項を持ち込むと、もっと面白い分析になるかもしれない。本書でもそれほどこの部分は記述されていないが、今後、折に触れ考えてみたいと思った。

 では、インパクトのあった絵の紹介(残念ながら図版はネットにはほとんどないので、興味がわいたら是非本書、ご一読を)。

P27 月霄鄙物語. [前],後談 / 四方歌垣主人 著 ; 柳々居辰斎 画

 この火車の映像の迫力が凄い。色を思わず想定して見てしまうダイナミックな絵。

P92 戯作者神屋蓬洲「天縁奇遇」の全身口だらけの妖怪野風。

 この描き込みは素晴らしい。水木しげるの緻密画にはかなわないけれど、この土俗的な感覚がとてもいい。この野風の絵が引用してある→Hugo Strikes Back!さん: 読んだ本「奇想の江戸挿絵」

P99 馬琴『十三鐘孝子勲績』の挿絵
 丸い目の妖怪のキャラクター性が際立っている。

P105 歌川広重『平清盛怪異を見るの図』

 多数の髑髏が庭に現われている図 夢幻なタッチがたまりません。

P121 蹄斎北馬『尼城錦』 

 陰影を利用したモダンなタッチの狐の絵。これ、結構怖い。

P152 北斎『新編水滸画伝』

 火山以外には当時見る機会のなかったはずの爆発を描いた迫力の一枚。 
 閃光の描写が素晴らしい。

P162北斎『霜夜星』 

 瓦の落ちるシーンにスローモーションの技巧が使ってある。当時の究極映像である。

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2008.05.27

■チェコ ラテルナ・マギカ:Laterna magika
   『ワンダフル・サーカス:Kouzelny Cirkus』映像

air artlog: #4 映像舞台芸術の粋、ラテルナ・マギカ。

知る人ぞ知る映像を使った舞台パフォーマンス、ラテルナ・マギカ。これはメディア・アートのルーツとも言われているそうです。今も、プラハの町にはラテルナ・マギカ専用のシアターがあるのです。

 昨日の『ラギッドガール』に関係して、ラテルナ・マギカの映像がネットにあったのでご紹介。
 ここに動画と解説があり、シュヴァンクマイエル制作の映像も後半に入っている。これはたぶん日本で初めて観られる映像。

◆関連リンク
当Blog記事
チェコプラハ ラテルナマギカ
ヤン・シュヴァンクマイエル他『ワンダフル・サーカス』予告編@ラテルナマギカ  Kouzelny Cirkus (Wonderful Circus) @ Laterna magika

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2008.05.24

■なんで??鴻上尚史脚本・演出
  舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』

 うぉー、吃驚したぁー。今年の最大級ビックリ。
 今朝、新聞を開くと、舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』の広告が眼に留まる。

 「ドラえもんの芝居? どうせ子供だましのいい加減な舞台じゃないの?」と思いつつ、のび太役の俳優の写真なぞ見ようとしたら、、、、何か違和感のある文字が眼に飛び込んでくる、、、あれ、なんだこれ?? 脚本・演出 鴻上尚史、、、えぇっつーー!!」

 この驚きは、第三舞台のファンの方なら、きっとわかってもらえると思う。
 SFで例えるなら神林長平が『忍たま乱太郎』のノヴェライズをするくらい、映画ならデヴィッド・リンチが『おばけのQ太郎』をTVシリーズでリメイクをするくらい、そしてアニメなら押井守が『空手バカ一代』をCG使いまくりで映画化するくらいの吃驚。(貴方も是非この驚きを自分の好きな作家で例えてみて下さい(^^;)) (でもリンチの『おばけのQ太郎』はちょっと観たい。凄まじくシュール)

Koukami_draemonthirdstage.com :

「イギリスに1年間滞在している時、どんなものでも演劇化するイギリスの演劇人の志に感動しました。

そして、それを受け入れ、楽しんでいるイギリスの子どもたちの姿にも感動しました。

国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ」から子どもも大人も楽しむことのできる演劇をと、求められた時、真っ先に『ドラえもん』が浮かびました。日本の演劇人の一人として、舞台ならではの魅力のある『ドラえもん』が創れたら、これほどの幸せはないと思っています。」(鴻上尚史) 

 古来、アニメの舞台化というのは仰け反るようなものが多かった。娘が小さい頃に連れて行って観たそれらのおぞましさを僕は忘れない。『セーラムーン』の着ぐるみのあの金髪の巨大な頭。そして蕪のような足。その他にも幾つか観たはずだが、あまりに辛い記憶で既に消去されている。これでも小劇団ファンだったのに、なんでこんな酷いものを観ているんだ、俺はって(^^;)。

 良い記憶としては大隈正秋氏の劇団「飛行船」のマスクプレイミュージカル。これは子供も喜んだし、大人も丁寧なつくりを楽しめた。

 、、、、しかしそれにしても、鴻上が、、、。

 あとはドラえもんの着ぐるみがどんなもので、誰が中に入るか(鴻上本人が昔、第三舞台で何かの着ぐるみを着てたので、もしかして、演出家本人!?)。今のところ、新聞広告には役者の名前はない。

◆関連リンク
『ドラえもん』初舞台化が決定! しずかちゃん役にすほうれいこ(オリコン) - Yahoo!ニュース 役者の名前はこちらに。

舞台『ドラえもん のび太とアニマル惑星』は7月の沖縄公演から始まり、熊本、北九州、富山など全国各地で行われ、東京公演は9月に行われる。

◆丸秘情報
 この芝居、ファミリー向けは19:00の回が最終だが、実はレイトショーで第三舞台ファンのための大人版がこっそりとあるらしい。

 今だベールに包まれているが、噂ではファミリー版と同じ展開で進んだ後、ラスト15分でトーンが一変。ドラえもんが舞台で着ぐるみを脱ぐと、そこから現れるのは大高洋夫。そして語られるドラえもんの隠された真実とは、、、、!乞うご期待! (というのはフィクションです。信じないでね。でもこんな嘘でも書かないとやってらんないほど、実はショックだったのさ)

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2008.05.22

■オスカール大岩展 夢見る世界

オスカール大岩展 夢見る世界 ー MOT 東京都現代美術館
  (ひねもすのたりの日々経由)

Ooiwa_oscarl shamonさんが紹介されたこの展示会、幻想的でハートウォームなオスカール大岩氏の絵が素晴らしい。

オスカール大岩(公式HP)

 公式サイトでたくさんの絵を観ることができます。一時間ほどで全点、しっかり楽しませていただきました。その中からいくつかリンクと紹介です。

 shamonさんも述べられているように『電脳コイル』との親和性も高い!

"Light Rabbit meet Shadow Cat 2" まさしくイリーガル どれか一匹がデンスケかも。

"Sleeping Man"(上の引用画) この素朴なタッチと題材の幻想性が好き。

"Rainbow" これ、天沢退二郎『光車よ、まわれ!』のイメージ。

"Whale 1 & 2" こんな巨大なクジラが街に、、、。

"Peace & War (War)" 素晴らしく幻想的な夜。

"Global Warming" この色が好き。

"Bean" (Summer/Winter) 彫像作品も複数ありますね。

"Green River" 緑の幻想的AKIRAの廃墟

"Urban Fossil" どこかの街にこんな生物がいるんですね。

"Ophelio" ロボットのオフェーリオ

◆関連リンク
Fuji-tv ART NET:大岩オスカール幸男展

メディアも映画のように、つまらない事件や出来事を特別なものにする、又は別のものにする力を持っています。メディアが何を報道したいかによって、別の現実を作ることができます。 肉眼で見た現実ではなく、カメラが見たドラマティックな現実を。

情報も商品化される資本主義のこの世の中では、世界の出来事を撮影された視線から見るしかありませんが、私達は現実と信じて一生ずれた“本当の現実”の反射を見続けているのではないでしょうか?

大岩オスカール幸男『はじめてアート』 (amazon)
『Art & ist―大岩オスカール幸男特集』 (amazon)

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2008.05.18

■チェコのアーティストグループ:ZTOHOVEN
  核爆発フェイクビデオとそのドキュメンタリー

Ztohoven_art02horz_2
YouTube - Fiktivní výbuch atomové bomby v Krkonoších (Zprávy ČT24)
                         (放映された映像)
Exclusive trailer: How to stage a mock nuke blast on live TV (Aktuálně.cz)
         (ハッキングを記録したドキュメンタリービデオ)

 チェコのアーティストグループZTOHOVENが、チェコの公共放送局:Czech Televisionのウェブ天気カメラにハッキングして放映された核爆発のフェイク映像。

 07年6/17(日)の事件。ZTOHOVENによる声明文は下記に要約されている。

お天気カメラが核爆発の瞬間を捉えて生放送 - GIGAZINE

 発表された声明によると、(略)社会を脅迫したり操作したりするためではなく、毎日の生活の根本が「メディア」によって成り立っていることを証明するためだったそうです。

 今回の活動によって、実際の我々が現実と思っている世界は単純にメディアが作った世界を見ているだけであり、我々がテレビで毎日見ているものが「現実」であるかどうかはわからない、としています。

 これを読んだ時は、凄いアートだ、と思ったわけです。
 チェコと言えばヤン・シュヴァンクマイエルを思い出すのだけれど、彼のコンセプトに「マニピュレート(不正操作)」というものがある。それを思い出して、まさにマスコミによる操作へのアンチテーゼとしてのハッキングアートだ、凄いと。

 しかし、ZTOHOVENが自作した上記リンクのドキュメントビデオを観て、その感想は脆くも崩れ去った。

 ドキュメントには、放映の瞬間の「大喜びする姿」が歓声とともに映っている。その歓声の音声が彼らの真の意図をしっかり示しているように思う。この卑しい感じの笑いを聴いたほとんどの人は、こいつらは面白半分にやっている、と思うだろう。作品と作者は切り離して考えるという考えもあるけれど、、、。

 テレビを使うことにより生々しいアートをある意味見事に表現したつもりでも、このドキュメントを映像として公開したことで、これも生々しくリアルに彼らの卑しい本質(たぶん)をさらけ出してしまった。

 映像の持つ怖さがここにある、と思う。そして顛末としては以下。

テレビで「キノコ雲」放送の6人を起訴、チェコ 国際ニュース : AFPBB News.

【08年1月4日 AFP】
チェコ・プラハ(Prague)在住の6人が2日、2007年6月、チェコ・テレビ(Czech Television)の番組放送中に、映し出されていた田園風景の映像を核爆発によるキノコ雲の映像にすり替え、虚偽の情報を流したとして起訴された。
 起訴された6人は、チェコ国内の美しい風景をウェブカメラで中継する早朝番組の電波に、何らかの方法で侵入。核爆発に続き、キノコ雲の映像を放送した。  チェコ・テレビによると、虚偽の情報を放送した6人には3年以下の禁固刑か高額の罰金が科せられるという。(略)

Ztohoven_art◆関連リンク
・彼らの過去のアート(右)。
 あまり大したことないなーと。
CzechTek WebLog: Statement made by art group ZTOHOVEN regarding their attack at the public service broadcaster in the Czech Republic. (English) 
CzechTek WebLog: Ztohoven vs. Czech Television (English). 受賞に対するTV局の批判

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2008.05.09

■アート雑誌 『HI-FRUCTOSE:ハイ・フルクトース
         アンダー・ザ・カウンター・カルチャー』

Hi_fructosevert_2

Hi-Fructose Magazine(公式サイト)

 飛騨高山 留之助商店 本店 訪問の記事で書いた『HI-FRUCTOSE:ハイ・フルクトース』という雑誌と、そこに掲載されていたアーティストの絵について紹介します。

店主55才、玩具道(オモチャミチ)の光と影:HI-FRUCTOSE

ハイ・フルクトース=高果糖という意味のこの雑誌のサブタイトルは、アンダー・ザ・カウンター・カルチャー=反体制文化の内側で。
ひとことでいうなら“最新ロウブロウアート情報誌”、というよりは“アートの秘境ガイド”、つまりオブジェモチャのルーツを探検するような心弾む内容なんだよ。
ギャラリーやモチャメーカーのグラフィカルなアドも多く、旬な情報はここらへんからも拾えるね。

 僕が購入したのは、留之助書店でネット通販もされているHI-FRUCTOSE Vol.7。表紙は趣味に合わず今ひとつなのだけれど、中身はとても刺激的。数々のアーティストの作品を大判のカラーで紹介してあってとにかく眼に楽しい。
 こんな刺激的な雑誌を教えていただいた留之助商店に感謝です。

 加えて、ギャラリーの広告がいくつも掲載されているのだけれど、そこで紹介されているアーティストも素晴らしい。

 このネット時代、嬉しいのは、アーティストの名前さえ情報として入手すれば、どんどん検索で探すとPCのディスプレイに美麗なイラストやオブジェの写真が高解像度で表示できること。

 もちろんそれで気に入った我執や雑誌は紙媒体としてもほしくなるのが人情で、ネットで厳選した上で購入できるのが嬉しい。留之助書店での通販もとてもありがたい。

◆こんなアーティスト、いかがですか。

 HI-FRUCTOSE Vol.7で気に入った絵から検索した結果が以下です。リンクの後ろに記載した丸付き数字が、右上の引用画像の上から順のNo.。どれも幻想的でポップでワクワクするので、しばし浮世を忘れて画像に見惚れていただければ、幸いです。
(注.引用画像はHI-FRUCTOSE Vol.7掲載作品とは別のものです。単なる僕の趣味に合ったもの)

Brian Despain(Google イメージ)
Mark Ryden
LUKE CHUEH.com
Elizabeth McGrath(Google イメージ) ③ ④
 Elizabeth McGrath 公式HP ギャラリー
Greg Simkins(Google イメージ) 
Chris Mars(Google イメージ)
Naoto Hattori (Google イメージ)
Edwin Ushiro(Google イメージ)
 WELCOME TO MRUSHIRO.COM
Brian Mccarty(Google イメージ) ⑥ ⑦
 McCarty PhotoWorks 公式HP
 Flickr: Brian McCarty's Photostream
  メイキング写真もある。ここは素晴らしい。
BEAUTIFUL MUTANTS Mark Mothersbaugh(Google イメージ)

◆関連書籍リンク
 以下、これらアーティストの書籍について、amazonと留之助書店へのリンクです。
Mark Ryden『Anima Mundi』
Elizabeth McGrath『Everything That Creeps』
Christy Kane『Tales of the Sisters Kane』 (留之助書店) 
Brian McCarty『Toys 2008 Calendar』 (留之助書店) Monte Beauchamp,Mark Mothersbaugh『New and Used Blab!』
Dot Dot Dash: Designer Toys, Action Figures And Character Art『Dot Dot Dash: Designer Toys, Action Figures And Character Art』 (留之助書店)

◆関連リンク
店主55才、玩具道(オモチャミチ)の光と影:SWINDLE.

SWINDLEと書いて、スウィンドルと読みます。意味は、ペテンとか、詐欺とか、ボッタクリといったところでしょうか。ロサンゼルスの先頭をいく超人気ポップカルチャー誌の名前です。

 もう一冊、留之助書店で扱われているアート誌。
Dot Dot Dash: Designer Toys, Action Figures And Character Art『Dot Dot Dash: Designer Toys, Action Figures And Character Art』 (留之助書店)

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2008.05.02

■現代陶芸アート カルロ・ザウリ:Carlo Zauli展
  アンディ・ナアシィス:Andy Nasisse

Carlo_zauliカルロ・ザウリ展
  -イタリアの現代陶芸の巨匠-

 (岐阜県現代陶芸美術館)

土の造形素材としての可能性を徹底的に追求しダイナッミックな陶による造形作品から、繊細で緻密な建築壁面の仕事まで多様なもので驚かされます。

 カルロ・ザウリ美術館
 carlo zauli - Google イメージ検索

 うちの地方は陶芸が盛ん。素晴らしく立派な美術館も整備されている。
 ここに住んでたら陶芸の鑑賞を楽しまない手はないのだけれど、あまり実は食指が動かなかった。

 この作家の展示はポスターを見ると、心躍るものがあったので今週初めに行ってみた。
 平日とはいえGWなのでそれなりに混んでいるかと思えば、なんと我々の貸し切り。京都、東京と巡回される大型の展示にしてこの惨状。陶芸って現代的な美術としては、アピールするものが弱いのだろう。

 展示は写真を引用した巨大な球体の陶彫がなかなかインパクトがあった。大きさは直径約1m。波打つ様がダイナミックに迫ってくる。球体のモチーフだけで10点近く展示されていた。この奇妙な球体を360°で眺めることが出来て、眼は幸せでした。

Sandro_lorenzini_the_other_the_sameイタリアの現代陶芸

 併設の常設展。
 こちらでよかったのは、展示の最後に飾られていたサンドロ・ロレンツィーニ氏の作品「他者、同一者」(1994)(右の引用写真)。
 高さ1.2mくらいの迫力のある陶芸で、ご覧のように赤い仮面のマペットのような作品。

 解説によると、ロレンツィーニ氏は舞台芸術にたずさわり、マペット制作や操り師も経験されているとのこと。その経験と陶芸の融合からこのような作品が生み出されているようだ。「物語性のある作品が多く作られているイタリア陶芸界の中でも、独特の世界を持つ陶芸家」と説明されている。

 Sandro Lorenzini :: Saatchi Online - Show your art to the world 
 ネットでもっと作品が観たいと思って調べたのだけれど、モール風の作品20点が見つかったくらい。もっと人形風の作品が観てみたい。

 Artist in Residence 2003-2004 Part3

 この作家、レジデントで瀬戸市へ訪日もされていたみたい。

 、、、ということで、現代陶芸美術館のネタはここまで。
 これだけでは寂しいので、もっと現代的な陶芸アーティストはいないかと、ネットで探索しました。そしたら、こんな作家が、、、。この写真、なかなか心躍ります。

---★ここからは現代陶芸美術館展示品ではないので要注意★---

◆アンディ・ナシィス:Andy Nasisse
Andy_nasissetile
 Andy Nasisse Pottery Covered Jars
 Andy Nasisse Ceramics Workshop at MudFire Clayworks in Atlanta-Decatur, Georgia
 Andy Nasisse - Google イメージ検索
 Sherrie Gallerie: Andy Nasisse

 愛嬌のある顔の陶器と奇妙な抽象的彫像。これ、実物を是非観たいものです。
 どこか怪獣みたいな造形、この奇想な感じがたまりません。 (僕の美術的感覚が幼児期に怪獣によって刷り込みされていることがわかるだけだったりして、、、(^^;))。

◆関連リンク
Sherrie Gallerie: Janis Mars Wunderlich Sherrie Gallerie: Andi Moran
 Sherrie Gallerie: Thomas Bartel
 ここのギャラリーでいろんな作家の作品が観られる。
 この3人の作品もなかなか。
熊倉順吉《ジャズの城》 1977年、岐阜県現代陶芸美術館蔵
 ミュージアムショップで過去の展示のパンフをめくっていたら、こういう面白い作品もありました。

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2008.04.28

■ヤノベケンジ 京都造形芸術大学 《ウルトラ・ファクトリー》
  Misia「Yes Forever」 PV

Yanobe_ultra_projectYANOBE KENJI ART WORKS ///
  ヤノベケンジ アートワークス
(公式HP)より

《ウルトラ・ファクトリー》
  ULTRA FACTORY in KUAD 予告編

Art! Design! Science!
空前絶後!ヤノベケンジが贈るウルトラ・アーティスト育成教育特殊機関プロジェクト。
2008年6月 全開始動!!

 京都造形芸術大学に建造中の《ウルトラ・ファクトリー》の構想がムービーで明らかになった。ダイナミックでセンセーショナルなこのヤノベ氏のコンセプトをご覧あれ。

 《ウルトラ・ファクトリー》から今後、どんな尖鋭的なアートが世に出てくるか、大いに期待したい。京都ならそれなりに近いから行けるし。

◆《ミニ・アトムスーツ出演》

Misia さん New Single「Yes Forever」(4月30日発売)
ミニ・アトムスーツがPVコラボレーション。

Yanobe_misiaMISIA OFFICIAL WEB SITE(PVの一部映像)

こちらで低画質だけれど、全編観える
(ここはたぶん無断掲載サイト)

 天体望遠鏡とプラネタリウム、ミニ・アトムスーツとロケットと、misiaの歌。ミニ・アトムスーツの風防に映る映像がいい。
 登場するロケットデザインがヤノベ氏かどうかは微妙。
 アトムスーツのコンセプトとこの歌の内容がいまひとつシンクロしていないように感じるのは僕だけか。

 にしてもジャイアント・トらやんをPVに使う歌手はいないのかなー。ファンキーな曲に合うと思うのだけれど、、、。

◆関連リンク
京都造形芸術大学BLOG. 春の顔見世展 映像
 ジャイアント・トらやんの勇姿 再び
Youtubeのヤノベ関連ムービー
当Blog ヤノベケンジ関連記事 

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2008.03.10

■「絶対孤独の表現者たち アウトサイダーアートの世界」
新日曜美術館 KPO閉館現代アート発信の20年

Yanobe_kpo 絶対孤独の表現者たち
 アウトサイダーアートの世界|新日曜美術館

2008年3月9日放送
出演 ヤノベケンジさん(美術家)
    林 容子さん(アートプロデューサー)

画期的だったのは、ジャンルを問わず、エンターテインメント性を追求したこと。お客の足を止めるようなインパクトのある作品を、20年にわたって発信し続けた。さらに、まったく無名の新人を発掘、ヤノベケンジや大島早紀子などを世界的なアーチストに育てた。

KIRIN_KPOキリンプラザ大阪 閉館のお知らせ
過去の展示会

 僕も10年以上前に一度だけKPOへ行ったことがある。既に誰の展示だったか記憶のかなたなのだけれど、なかなか刺激的な場所だったことだけは覚えている。

 番組は第一回のアワードでグランプリをとったヤノベの話を冒頭において、KPOの開拓したことと後年企業のコンプライアンスとアートの先進性の乖離によって運営にひずみが出たという内容で興味深かった。(食品会社のメセナで豚の血が溶けるところの映像を展示していいのか等々)

 ヤノベファンとしては、受賞によってヤノベがアーティストとなったことに感謝。番組で初めて見た1991年のKPOでの初個展の映像とその企画書が貴重だった。

 

 あと番組の最後で映し出された京都造形芸術大でのヤノベケンジ教授によるウルトラファクトリーというプロジェクトがまた楽しみ。
 招聘したアーティストの製作現場に学生を触れさせることによって、ものづくりの刺激を与えていく、というこころみ。建造中の巨大な工房「ウルトラファクトリー」でどんな作品が誕生するのか、今後に注目したい。

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2008.02.22

■日本科学未来館 「エイリアン展-モシモシ、応答ネガイマス。」

Alien 企画展「エイリアン展-モシモシ、応答ネガイマス。」
 (日本科学未来館 イベント)
 特設サイト

世界トップレベルの科学者が最新の発見と理論にもとづいて、エイリアンが存在する可能性を「科学的に」追求します。

本展は2005年にロンドンで"The Science of Aliens"という名称で初公開され、これまでに、フランス、スペイン、アメリカなど、欧米地域で巡回展示されていますが、アジア地域では今回が初めての開催となります。

会期 : 2008年3月20日(木・祝)~6月16日(月)
場所 : 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンb

 面白そうな展示会。
 写真のエイリアン、上はコウモリダコ。これは50-60年代SF映画そのもののヴィジュアルですね。観てみたい~。

 

Aliens_xmas_poster_copy ◆関連リンク
・ukでの展示会 The Science of Aliens
 ALIEN GAMEとか各種資料とか本展サイト、充実してます。そしてポップ。右は展示会のクリスマスポスター。
Clifford A. Pickover『The Science of Aliens』(amazon)
 これは展示会そのものとは関係ないみたい。

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2008.02.07

■ヤノベケンジ×三宅一生 クィーン・マンマ
  Kenji Yanobe x ISSEY MIYAKE / Queen Mamma

Yanobe_queen_manma Kenji Yanobe x ISSEY MIYAKE / Queen Mamma.(Youtube)

 久々にYoutubeで「ヤノベケンジ」を検索したら、傑作Queen Manmaのメイキングムービーが公開されていました。
 造形作品もだけれど、青木兼治氏による映像作品としてみた場合も素晴らしい。

 特に右のカットが僕のお気に入りなのだけれど、こんなタッチで青木氏監督で、ヤノベ美術監督とのペアを組んだSF映画が撮られたら、と夢想してしまいます。

シェルター × サバイバル 
―ファンタスティックに生き抜くための「もうひとつの家」―

 2008年2月16日(土)~4月13日(日) (広島市現代美術館)

2008年3月2日(日) 14:00-15:30
【ヤノベケンジ アーティスト・トーク&絵本「トらやんの大冒険」朗読ライヴイベント】
本展参加アーティスト、ヤノベケンジが作品について語るほか、彼が制作した絵本「トらやんの大冒険」の朗読&生演奏を行います。
※事前申込不要 ※参加無料 ※会場/ミュージアム・スタジオ

 そしてヤノベ氏の次の展覧会は広島。広島はさすがに遠くて行けないでしょう。

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2007.12.25

■美術手帖 特集 松井冬子~絵画に描かれた痛みと贖罪~

美術手帖 2008年 01月号
 特集 松井冬子~絵画に描かれた痛みと贖罪
 (公式HP) 

かつて、幽霊画は一種の厄払いの装置として機能していたという。現代において、松井冬子の絵を一度でも観た者は、そこに描かれた「痛み」「恐怖」「暴力」に視覚神経から感染し、覚醒する。それは厄払いか、輪廻の環か?そして、彼女はなぜ、このような絵を描かなければならなかったのか。

 とても夢幻な感じの幽霊画の画家が美術手帖で特集されています。以前から少し気になっていたので、簡単ですが記事にしてみます。クリスマスムード一色の師走の街中とは相容れないイメージ。

 関連リンクを参照してもらうと、この松井冬子氏についてわかるかと思いますが、作品の妖しい雰囲気と画家の容貌のイメージのギャップの大きさ。

 淡い雰囲気だけれど迫力のある幻想画にはGoogle イメージ検索で触れることができます。思わずひきこまれて抜け出せなくなりそうなこの幽玄な世界観は素晴らしい。

 美術手帖、実はまだ購入していないのだけれど、「彼女はなぜ、このような絵を描かなければならなかったのか」というインタビューが読めるなら是非購入したいものです。

◆関連リンク
DUNE vol.31 特集:PACIFIC  
松井冬子(公式HP)
Yaso 復刊・夜想 第3号/特集#耽美 (公式HP)
YouTube - 松井冬子 自画像を語る
 『日本人と自画像 ~東京芸術大学 4800枚の証言~』より抜粋 (Aug.2007)
博美第181号 平19.3 松井 冬子 (マツイ フユコ)
 知覚神経としての視覚によって覚醒される痛覚の不可避  708/To46/181T

 博士論文のタイトルがとても興味深い。

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2007.12.05

■美術手帖2007.10月号 
  特集「ハリウッドの光と闇 デイヴィッド・リンチ」

美術手帖 2007年 10月号
        特集「ハリウッドの光と闇 デイヴィッド・リンチ」
(amazon)
                            (美術出版社 公式HP)

新作『インランド・エンパイア』をはじめ、数多くの話題作を放ってきた“ハリウッドの奇才”デイヴィッド・リンチ。この春には、ペインティング、ドローイングなどを多数紹介する回顧展が開催され、その勢いはとどまるところを知らない。光と闇、恍惚と狂気、知性と不条理が同居する「リンチ・ワールド」に迫る。

 こんな特集が組まれていたとは!?
 うちの町には美術手帖が入荷する本屋がなくて、全く知らなかった。不覚。

 先日名古屋の大手書店のバックナンバーコーナーでこの特集本を見つけた。危うく買い逃すところだー。いなかはいやだ。

 内容的には美術展カタログ『The air is on fire, David Lynch』から結構な枚数作品が掲載されていて、このカタログの購入を躊躇されていた方は、お得。

 町山智浩氏「私を縛るこの邪悪な夢から解放して」とか、読み応えがある論考も掲載されている。表紙もリンチの写真だし、かなりお薦め。

 他に石田徹也氏の小特集とかも嬉しい。

・当Blog関連記事 デヴィッド・リンチ監督 『インランド・エンパイア』

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2007.11.22

■ルービックヘッド : Rubik's Head

Rubiks_head Rubik's Head(joe-ks.com)

 写真一発ネタです。

 joe-ks.comという合成写真(?)サイトから。

 なんか映像で見せられたらちょっと凄いかも。

 というわけで、ルービックヘッドで検索してみると、こんなものもありました。Simpsonsのは、ほしい。

Rubiks_head_simpsonsSimpson'S Head Rubik'S ホーマーの顔がグジャメジャに、、、。

シリーズで、バート・シンプソンズのもあるみたい。

 あとRubik's Obi Wan® Head

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2007.11.05

■第6回 織部賞 授賞式
  岩井俊雄「メディアとアート」

Oribe07_jyushoushikivert GIFU WebORIBE/織部賞

平成19年11月4日(日)セラミックパークMINO
1:30 授与式 国際会議場
3:10 記念イベント 展示ホール・国際会議場
3:10~3:30 高橋睦郎 朗読会
3:40~4:00 岩井俊雄 プレゼンテーション
4:10~5:00 ビデオ「EMI WADA WORKS」上映
4:10~4:30 林屋晴三 座談会
4:40~5:00 山田脩二 座談会
5:10~5:30 ワダエミ 対談
5:30 交流会 ホワイエ

 昨年、押井守の講演会で知った織部賞、その授賞式が近所であったので、観にいってきました。

 2年ごと開催、6回目となる今回は、グランプリ ワダエミ氏、受賞者は高橋睦郎、岩井俊雄、林屋晴三、山田脩二の各氏。僕は岩井俊雄氏のメディアアートが楽しみで行ったわけ。用もあって、4:00までの分を観てきました。

 会場は審査委員長の磯崎新氏設計のセラミックパークMINO。なかなか凝った建築でこちらも一見の価値有。授賞式他展示やパフォーマンスが会場のいろんな施設を使って立体的に表現されているのも良い感じだった。授賞式の制作は、審査員でもある松岡正剛氏と編集工学研究所。写真を観てもらってもわかるように、ビジュアル的に丹精にまとまっていて、好印象。特に80年代に工作舎の出版物で洗礼を受けている我々世代には居心地のいい空間が構成されていた。

 展示会場では写真にある高橋睦郎氏の詩の朗読とかワダエミ氏の『利休』の衣装とかが観られた。詩人のパフォーマンスを生で観たのは、初めてでした。

 残念ながら岩井作品は、TENORI-ONというYAMAHAとコラボレーションしたLEDを用いた新感覚の楽器のみ(しかも残念ながら触れない、イギリスでは既に発売されている工業製品らしいので、数台用意して触らせてほしかった)。
 期待していたモルフォビジョンは、パネル展示のみでした。残念。

Oribe07_iwaihorz

 岩井俊雄のプレゼンテーションは、 「メディアとアート」と題されたもので、幼少の頃のアート体験にはじまり(引き出しの落書きとか図鑑とか教科書のパラパラ漫画とか。教科書のパラパラ漫画はムービーで紹介があり凝ってました。写真左はその一枚)、筑波大時代のコンピュータを用いたパラパラ漫画とか驚き盤や「時間層Ⅱ」、「映像としてのピアノ」の紹介。

 やはり僕は「時間層Ⅱ」とか立体驚き盤が好き。
 あと今夏の紹介には入っていなかったけれど、以前デジスタで紹介された遊園地の遊具を驚き盤のように見せる作品。そんなものの実物が本当は観たかったのだけれど、展示会場はとても残念だった。

 で、ラストは、TENORI-ONの岩井による演奏。
 手元をカメラでとらえて写真にあるように実演奏のうしろのスクリーンに拡大投影した趣向が不思議な音響とあいまって心踊る空間が演出されていた。わずか20分ばかりのパフォーマンスだったけれど、会場がこじんまりとしていたこともあり、充実した時間が過ごせました。

◆関連リンク
TENORI-ON | DESIGN | ヤマハ株式会社
岩井俊雄のTENORI-ON開発日誌
茶人・古田 織部(wiki)

当Blog記事
「21世紀のISIS:イシス ~想像力と映像~」
  織部賞が生んだ「縁」と「演」対談 押井守×松岡正剛

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2007.10.16

■デヴィッド・リンチ展覧会 ミラノ トリエンナーレ財団美術館
  『The air is on fire』 @ Triennale de Milan

The_air_is_on_firetriennale_de_mila  リンチの展覧会『The air is on fire』は、パリに続き、ミラノの「Triennale de Milan」(リンチ展公式HP)にて2007.10/9~2008.1/13まで開催中。

2008年01月13日(日)
デイヴィット・リンチ
〜ジ・エアー・イズ・オン・ファイアー展

David Lynch: The Air is on Fire
ミラノ トリエンナーレ財団美術館
Fondazione La Triennale di Milano 「ツインピークス」「マルホランド・ドライブ」など、抽象的なストーリーと幻惑的な映像が融合する映画作品で有名なアメリカの映画監督デイヴィット・リンチの特集。展示ではおなじみの映像作品だけでなくリンチが手掛けた絵画、写真、オブジェ、サウンドなどを公開、「カルトの帝王」独特の世界観に迫る

 パリの時とはポスターのイメージが違いますが、展示自体はどんな展開をしているのでしょうか。カタログはパリの時と少なくとも表紙は同じようです。たぶん中味も。

◆関連リンク

Pen_art雑誌 Pen 「一冊まるごと、現代アート入門」オフィシャルサイト

「いま」を表現する、注目すべき作家たち。
●加藤 泉 ●森村泰昌 ●ヤノベ ケンジ ●エルネスト・ネト ●やなぎ みわ ●デヴィッド・リンチ ●オノデラユキ ●李 禹煥 ●オラファー・エリアソン ●フセイン・チャラヤン ●ピピロッティ・リスト ●アドレアナ・ヴァレジョン ●ソフィ・カル ●ジグマー・ポルケ

 数人しか知りませんが、好きな作家の名前が並ぶと嬉しいですね。各作家1~2ページの紹介文程度で、もう少し突っ込んだ評論が読みたかったりします。

 この雑誌に「リンチの展覧会は世界を巡回予定」とあるので、是非日本にも来てほしいものです。

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2007.08.23

■ヤノベケンジ作 絵本『トらやんの大冒険』
  & ヤノベケンジ展『トらやんの世界』

Torayan_no_daiboukennトらやんの大冒険(予約)(赤々舎 公式HP)

※予約注文していただくともれなくヤノベケンジサイン入でお届けします!!
ヤノベケンジが初めて手掛ける絵本「トらやんの大冒険」。
小さな小屋にひとり住む主人公・「トらやん」が、
小さな太陽を拾い上げ、大きな太陽へと成長させていく冒険ストーリー。

Giant_trayan_2 ヤノベケンジ展トらやんの世界
     07.8/1(水)~9/24(月)
霧島アートの森
    広がる機械彫刻の世界

本展は、彼自身が初めて手掛ける絵本「トらやんの世界」のストーリーに従って、全長7.5mにおよぶ巨大ロボット「ジャイアント・トらやん」をはじめ、1990年代の作品群、霧島の神話からイメージして生まれた新作までが集結。ヤノベケンジのこれまでとこれからを一挙に展観できる、九州では初の本格的な展覧会となります。

札幌宮の森美術館 ヤノベケンジ展 「トらやんの大冒険」 07.9/7(金)~10/8(日)

バーコード頭にちょび髭、世紀のトリックスター、なにわの「トらやん」が宮の森にやって来る!

 ひさびさにヤノベケンジ情報。
 絵本と連動したふたつの美術展。

 赤々舎のHPで、絵本の中の複数の絵が見られます。たしかにトらやんの世界は絵本が似合うのかもしれない。

 ジャイアント・トらやんも各地で活躍してますね。物体の巨大さが持つアートとしてのインパクトを観たい方はこの機会に是非。(上の写真は、僕が豊田市美術館で撮ったもので、霧島と札幌での展示形態と火炎放射の有無は美術館公式HPでは今のところ不明。下記リンクの横須賀での展示は座った状態で火炎を噴いたようです)

◆関連リンク
・当Blog記事
 ・ヤノベケンジ ジャイアント・トらやん・ファイアー@豊田市美術館
  巨大ロボットが火炎を吹く、トらやんファイヤーはこちら。
 ・Antenna×ヤノベケンジ -ジャッピー、トらやん、そして第3の塔-
 ・ヤノベケンジ 『取手終末チネチッタ(CINECITTA)』 
 ・ヤノベケンジアートプロジェクト 「トらやん」フィギュア 

ヤノベケンジ『トらやんの大冒険』(amazon)
・Youtube ヤノベケンジ トらやん@横須賀 火を噴くムービー
EDELWEISSさんの 霧島アートの森・ヤノベケンジ展 レポート 

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2007.07.26

■生田萬 埼玉県富士見市民文化会館
  キラリ☆ふじみ芸術監督

続けて、雑誌「せりふの時代07年8月号」からの情報です。

特集 「公共劇場のこれから」
・生田 萬(キラリ☆ふじみ芸術監督)「地域のなかの劇場」

 ファンだったのに、最近は演劇での話題がなく、どうされたんだろうと思っていたブリキの自発団の劇作家&演出家 生田萬氏。
 最近、埼玉県富士見市民文化会館 「キラリ☆ふじみ」の芸術監督に就任されたということが載っていました。なんだかとても嬉しいので、ちょっとネットの情報を調査。

キラリ☆ふじみ 生田萬 芸術監督就任の弁

 芸術監督としてなにをしたいか。ありすぎるくらいいっぱいあります。(略) 町の外からパッとやってきて、公演だけして帰る芸術家ではなく、キラリ☆ふじみを根城として作品づくりに励む若い才能を探しだすことです。

選考過程について

 生田萬(イクターマン)は、ある時期、鴻上尚史と並ぶ僕の大好きな劇作家だった。「だった」ではなく、実は今でも生田萬が大好きである。僕の携帯にはブリキの自発団の芝居『夜の子供』の芝居の一部 セリフと音楽が入っていて時々電車の中で聞いている。そのシーンは、何度聴いたか数え切れず、ほとんど自分の血肉と化している(おおげさ(^^;))。

 そんな生田萬の仕掛ける文化会館事業。なんだかいいなー、任期は3年らしいけれど、一度くらいは「ブリキ」の復活公演をやってほしいなー、僕、観にいきますよ。

 あと今回検索したら、いくつかイクターマンニュースがあったのでメモ。
 ここに来てらっしゃる生田萬ファンの方は楽しんでみてください。(いるんだろうか??)

◆関連リンク

続きを読む "■生田萬 埼玉県富士見市民文化会館
  キラリ☆ふじみ芸術監督"

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2007.07.24

■鴻上尚史 「虚構の劇団」始動。劇団員募集!

Koukami_kyokou_no_gekidann_1「虚構の劇団」始動 劇団員募集 公式HP (thirdstage.com)

鴻上尚史が新劇団を旗揚げ(シアターガイド)

 「共に演劇を遊び、創造する虚構の劇団員を募集します。公演はたぶん、小さな場所から始めることになると思います」と述べ、一からの劇団づくりに意欲を見せている。公演形態、時期などの詳細は「劇団員が集まったところで決めたい」としている。

 雑誌「せりふの時代07年8月号」にこの新しい劇団の旗揚げに関し鴻上尚史のインタビューが掲載されていて知った。

 興味深いのは劇団名。鴻上尚史の芝居を観たことのある人なら、鴻上と「虚構」という言葉は非常に親和性の高いのをわかってもらえると思う。ある意味、当たり前すぎて意外性のなさがインパクトを弱くしていると言ってもいい(ポスターとか、なかなかかっこいいけど、、、(^^;))。

 もともと第三舞台は下記のような鴻上のコンセプトによって旗上げされた劇団であった。

「まず第一舞台がありまして、それはスタッフとキャストが力を合わせた舞台のこと。第二舞台は観客席。第三舞台は、第一と第二の舞台が共有する幻の舞台。劇団の自己満足に終わらず、お客さんが付き合いで来ているだけでもない、最上の形で共有する舞台、ということで第三舞台と名付けました。(thirdstage.com)

 「幻の舞台」と「虚構の劇団」。この似て非なるコンセプト。
 ポイントは「舞台」と「劇団」という言葉の使い分けだと思う。第三舞台で幻だったのは「舞台」、今度は「劇団」が虚構。作品ではなく劇団そのものが幻の存在というのは、でもなかなかワクワクするコンセプトである。

 10年間封印され「幻の舞台」となった第三舞台に代わって、この「虚構の劇団」がどんな芝居を見せてくれるか期待は高い。

◆関連リンク
鴻上尚史の『Trance』BLOG イギリスの俳優を使ったロンドンでの公演の模様。
「せりふの時代」の発行部数はわずか8475部
 という事実に吃驚。値段も手ごろで戯曲や記事も充実しているのに、これだけの部数とは。演劇って、かなり今、市場が小さいのだろうか。
雑誌『せりふの時代 2007年 08月号』(amazon)

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2007.07.22

■加藤泉「人へ」 : KATO Izumi - Dear Humans
  (ARATANIURANO(アラタニウラノ)こけら落とし)

Izumi_kato_0707
加藤泉「人へ」 : KATO Izumi - Dear Humans @ ARATANIURANO

2007年7月14日(土) - 8月11日(土)
11:00 - 19:00 日曜・月曜・祝日休廊
ギャラリー : ARATANIURANO
東京都中央区新富2-2-5 新富二丁目ビル3A

プレスリリース (PDF)より

(略) 始まりは、胎児とも昆虫ともつかないような原初の生命体のようでもあり、その後、その生き物は (略) 加藤と絵との相互作用によって、キャンバスの中でゆっくりと育てられ、形を整え、変態し、羊水をまとったような「人のかたち」を帯び始め、時に境界線のはっきりしない不安定な色彩の中から、時に眩しい程鮮やかな色彩の中から現れ、不気味さ、愛らしさ、空虚さ、暴力性、様々なものを感じさせながらも、その「存在そのもの」としか言い様のない、「強烈な何か」を観る者に投げかけてきました。 (略)

1. 無題 2006年 H223 × W40 × D45 cm  木、アクリル絵の具、木炭、シリコン
2. 無題 2006年 H116.7 × W80.3 cm     キャンバスに油彩
3. 無題 2006年 H227 × W181.8 cm     キャンバスに油彩
 (1~3 写真提供:東京都現代美術館 Photo by Keizo Kioku)

 雑誌で新しいギャラリーのオープニングイベントとして開催されている加藤泉「人へ」展の記事を見かけたのでご紹介。

 まずこの素晴らしい作品を(プレスリリースからの引用なのでお許しを)、クリックして拡大、じっくり見てください。どこかアフリカのプリミティブなアートと日本の不可思議な現代芸術が奇跡的に出会って融合したようなこの強烈な作品。

 1.は、写っているドアと比べるとかなり巨大な作品らしい。
 迫力は写真からだけでも強く伝わってくるが、実物を目の前にしたら、かなりのインパクトだろう。たたずまいがその空間を歪めてしまうようなそんな迫力が圧倒的。

◆関連リンク
・Blog石黒屋さんのARATANIURANOオープニングレポート
・Blog感動タンクさんの加藤泉
 ヴェネツィア・ビエンナーレで日本人Painterとして初めての招待とのこと。
SCAI THE BATHHOUSE | 作家情報 | 加藤泉 Izumi KATO
はてな - 加藤泉、ドイツの画廊 Murata&friends 略歴  
ART遊覧: 加藤泉展「裸の人」

当Blog記事
豊田市美術館 内なる子供

 圧巻だったのは、加藤泉という作家の作品。ここ(藍画廊 加藤泉展)とかここ(GALLERIA CHIMERA )で作品が観えますが、この凶暴さがなかなか凄い。

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2007.07.16

■ズジスワフ・ベクシンスキー
  画集 『ファンタスティック・アート・オブ・ベクシンスキー』
  Zdzilsaw Beksinski  "The Fantastic Art of Beksinski"

Zdzilsaw Beksinski 『The Fantastic Art of Beksinski』 (革装本)

Beksinski_2  先日記事で紹介したポーランド現代絵画孤高の巨人 ズジスワフ・ベクシンスキーの画集がAmazonから届いた。

レイアウト/デザイン
    James R. Cowan
出版社
 MORPHEUS INTERNATIONAL(@ラスベガス)

 全72ページで、絵画はカラー52、モノクロ9点、あとディジタル作品が5点。James R. Cowanの序文とベクシンスキー本人のコメントが英語で記されている。

 幻想的というひとことでくくってしまうわけにはいかない陰鬱な絵画群。
 たしかに"The Fantastic Art"と呼ぶにふさわしい幻想の国の物語が溢れてくる想像力をいたく刺激する絵であることは間違いない。しかし、、、。
 たとえばギーガーを比較に持ち出すとよくわかる。彼の絵は同じような骨や異界の生物を描いていても、どこか攻撃的で陰鬱なイメージは少ない。

 絵に漂う陰鬱さ/憂鬱さ/絶望といったようなものから、僕は30歳で夭折した北海道の幻想画家 深井克美のことをどうしても想起する。
 画文集『深井克美―未完のランナー』についての記事で触れた深井克美の絶望に彩られた幻想画、これとポーランドの画家の絵は幻想の地下水脈で通底し響きあって迫ってくるものがある。加えて『GAUDIA(ガウディア)造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル』展で観たチェコのエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーと。

 この三人の画家の合同美術展が開催されることを夢想してみる。
 会場の沈んだ空気。圧倒的なイマジネーションが観客に見せる絶望した脳がみる異界の光景。そして既に鬼籍に入られ、今はかなわぬ三人の「人類の絶望と想像力による・・・・」というタイトルのパネルディスカッション。「・・・・」の部分に入る文字を決められるのは、この異界を真に覗き込んだ三人のみなのだろう。皆さんだったらこの絵画群からどんな言葉を想像しますか? 

 さて、本書から気に入ったものをいくつか挙げる。ベクシンスキーの絵はいずれもタイトルが付けられていないため、どの作品を示すのかが、わかりにくい。本書のページと描かれた年号を示す。

・P43(1976) (上の絵 左)
 戦乱(テロ)の街から逃げ出す、血に染まった包帯に顔を包まれた昆虫のような手足の人間。

・P57(1985) (上の絵 右)
 布に覆われた死神と老人と狼。茶のトーン。迫りくる死の影。

・P54(1972)
 赤い布に包まれた小型生物を大きな骨のような手に持つオーバーを羽織った岩石のような逆五角形の頭の怪異な二足歩行生物。
 モノトーンな色使いが多いのだけれど、この絵の赤のように、色が入ると鮮烈。

P25(1985)
 ゴシックの大聖堂を思わせるが、さらにそれを陰鬱にしたアーキテクチャ。
 そしてまわりの黒い墓石群。

 本書では、ネット上の作品と見比べると、モノトーンの作品が多い。中身をみないでチャレンジで買ったので致し方ないが、もう少し幅のある選択が望みたかったところ