2008.04.22

■Hyundai IT、46型3D LCDテレビ 立体映像デモ

Hyundai_3d 46型3D LCDテレビを日本で予約販売
Hyundai IT(公式HP)

 韓国のディスプレイ・メーカであるHyundai IT社は、46型の3D立体LCDテレビを開発、日本での予約販売を開始すると発表した。解像度はフルHD。現在、ビックカメラに展示している。(略)
 12月1日に放送を開始した新しいテレビ局の日本BS放送が3Dを試験放送を行っており、08年4月から世界で初めて本放送を実施するためである。Hyundai ITは08年中に46型だけでなく、32型、37型も製品化する。

BS11│エンターテインメント │3D立体革命

 現在、BS11で、6分程の立体映像の放送が実施されている。

 このHyundai3Dモニタのデモをビッグカメラ店頭で観てきた。3D映像の方式はSide-by-Sideフォーマットとのこと。
 立体視は偏光式のメガネをかけてみる。店頭で観ているのは怪しい雰囲気(^^;)。映っていたのはサッカーとバスケットの試合。

 正面から観ると、かなり鮮明な立体視が可能。スポーツの各シーン、なかなかの迫力だ。しかし残念ながらフルハイビジョンの鮮明な画質とはちょっと異なる。たぶん右目と左目へ映像を分割してるため、分解能が半分ほどになっているのが原因だろう。縦方向に縞々な映像になっていた。

 アメリカで立体映画が普及する傾向にある中で、いずれは家庭へも立体視TVが普及していくだろう。このテレビは46型で49万円程度で、通常の液晶テレビと比べると割高だ。けれど、家庭で買えない額ではない(うちはまだとても買えません(^^;;))。

 これから放送時間がどう増え、受像機がどれだけ登場してくるか、楽しみである。
 願わくば液晶シャッター式で、フルハイビジョンのポテンシャルをしっかり引き出してほしいものである。

◆関連リンク
・Side-by-Sideフォーマット方式のゲーム用モニタ
 ::: Zalman, leading the world of Quiet Computing Solutions :::. (関連資料PDF)
・当Blog記事 BS11開局 立体視TVへのアプローチ 『3D立体革命』

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2008.02.16

■『スターウォーズ・エピソード3』と『エピソード4』の3D映像公開
  BIFCOM 釜山フィルムコミッション

Titanic

BIFCOM 釜山フィルムコミッション

07年10月8日―11日@海雲台グランドホテル2階。

- 3D立体映像の技術実演会 ‐
ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ジェームズ・キャメロン監督らが称賛した3D変換特許技術

マシュー・ディゾン In-Three社オペレーションマネージャー
2D映像の3D映像への変換

In-Threeは、現在ハリウッドのメジャー スタジオで立体映画に変換するテストを行っている。同社は「スターウォーズ・エピソード3」と「エピソード4」の3D映像を公開する。特に「スターウォー ズ・エピソード3」の立体映像は世界初の公開だ。

2007年3Dリスト (大口孝之氏の特殊映像博物館:Special Movie Museum)

 その出来は極めて自然で、最初から立体映画として制作されたものと変わりがなかった。

 具体的な手順は、①オリジナルのフィルムを元に、奥行きを設定したデプス・ストーリーボードを作成。②各映像のレイヤーを分解。③見た目で3Dのジオメトリーをモデリング、もしくはペイントによるデプスマップを作成し、オリジナルの映像をテクスチャマッピング。④左右の視差を与えて、映像の欠けた部分をペイントで修正…というものである。被写界深度によるピントのボケた個所は、他のショットから焦点の合った映像を移植してきたり、そっくり別の映像に置き換えたりという方法で対応している。

 CGWORLD 2008年3月号 vol.115の大口氏の記事「いよいよ本格的になってきた立体映画ブーム」で、STAR WARS EPISODEⅢの立体映像の初公開情報を初めて知った。韓国で世界初というのはどういう意味があるか分からないけれど、このニュースはもっと報道されてもいいはず。昨年10月に公開。何分くらいが3D化されたのか知らないけれど、05年のハリウッドでのテスト映像の公開時(以前の記事
スターウォーズを立体映画にする技術  In-Three Dimensionalization®」参照)には本来07年に映画一本が3D化されて公開される予定とのことだったので(ルーカスの発言)、計画は随分遅れているようだ。

 以前の記事で紹介した時は、3D化の手法が不明だったけれど、今回の大口氏の情報でやっとわかってきた。

◆3D生成手法

In_three

The Process  (In-Three社)

uses its patented software tools and techniques to create a second view from any two dimensional image. For example, each frame of a movie can remain the left eye view and In-Three can create a right eye view. The result, an In-Three dimensionalized film, can be shown using any 3D projection system.

 詳細はDepth Grading in 3D Creationというpdfファイルで公開されている。
 IN3D : In-Three Depth-builderという自社製ソフトウェアが立体映像化のツールとのこと。

 このソフトの使用の様子が冒頭の写真だけれど、2Dの映像に深さ情報を追加して、実写映像をテクスチャーとして貼り付けるというのは、繊細で根気のいる作業になりそう。

 本来episode Ⅲは、多くのSFXシーンが3Dで作られていて、そこからダイレクトに立体映像は作れるはず。そこらへんの連係がどうなっているかは、このpdfの記述だけでは不明。釜山では技術実演があったそうなので、こういったところの解説もあったのかも。

 いずれにしても手法の効率化がはかられて、早い時期に公開されるのを待つばかりである。がんばれ>>In-Three社。

◆関連リンク
(amazon)
IN3D 調べたらニュージーランドのCG会社が同名だけれど、これは別物。

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2007.12.06

■デジタル3Dシネマ方式比較
  リアルD:REAL D
  v.s. ドルビー3Dデジタル:Dolby 3D Digital Cinema

デジタル3D CGシネマ 立体映画 REAL D
ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ/呪われし勇者』
(当Blog記事) 

 先日の記事でお約束したデジタル3Dシネマの方式比較。
 主に下記のサイトを参考にさせていただきました。その情報から比較表をまとめました。

注目の3D対決--映画館を支配するのはREAL D?それともドルビー?(CNET)
Real D方式、ドルビー方式(インフィティック:Infitec方式)等、各種解説
                          (大口孝之氏の特殊映像博物館)

          Projector_zsscreenhorz_3

  REAL D Dolby 3D Digital Cinema
(インフィティック(Infitec)方式)
左右画像生成 Z-Screenを使用し光を2方向に円偏光 RGBの波長が異なる映像を交互切替
フレームレート 144Hz 144Hz
3Dグラス方式 円偏光タイプ カラーフィルタ(50層)
3Dグラス値段 5セント 50ドル
スクリーン 特殊なシルバースクリーン 従来の映画用スクリーン
スクリーン値段 5500ドル -
最大投影サイズ 47フィート(約14.3m) 38フィート(約11.6m)
スクリーン欠点 2D時「ホットスポット」現象  

 表の青部分が二つを比較して優れているところ、赤が劣るところになる。
 残念ながら画質について明確に比較して記した情報は今のところ見つからない。

 仕組みから考えると、どうなるのか。フレームレートは同じ144Hz、144コマ/秒の画像が投影され、その半分の72コマ/秒の情報が左右の各眼球に見えることになる。
 REAL Dは偏光、Dolby 3Dは色の波長をずらすことで、左右の画像を分離しているところ。これによる色と光度の違いが、映像の質を決めることになる。投影された絵を写真で比較できると、ここの質の差があきらかになるはず。どこかで比較画像が発表されることを期待。

 REAL Dをワーナー・マイカルで観た感想としては、チラツキはほとんど気にならない。
 左右で各72コマ/秒というのは、かのダグラス・トランブルが開発したショー・スキャン方式の謳っていた60コマ/秒というリアルな映像にとって理想的なコマ数を超える数字なので、違和感にはつながらないのだろう。

 あえていうと、画像が少しだけ暗いような気がした。これは偏光版に対する光量の課題なのだろうけれど、普通の映画でも映画館によってバラつきがあるので、その範囲内くらいで問題はないように思う。さてDolby 3Dの絵も観てみたいものだ。

 あとこの比較表でいえるのは、劇場の投資と、メガネのランニングコストの違い。
 映画館で採用するのであれば、このスクリーンの値段なら、むしろランニングコストの方が観客数から考えて大きいので、REAL Dに軍配が上がりそうだけど、どうなんでしょう>>劇場業界関係者殿

 一方、家庭用の展開では、上と逆の理由で、DOLBY 3Dの可能性も。

 いずれにしても、こうした技術の進化は、とても素晴らしいことですね。

◆関連リンク
最新技術で迫力の立体映像を堪能できる3Dシネマ「ベオウルフ」が公開
ドルビーの新3D上映技術が「ベオウルフ」で国内初採用-12月より新宿バルト9など8館で3D上映

米Dolby Laboratoriesは28日、12月1日より全国公開される映画「ベオウルフ/呪われた勇者」を、国内8カ所の劇場において「ドルビー3Dデジタルシネマ」で3D上映すると発表した。

ITmedia +D LifeStyle:ドルビー、立体映画技術「Dolby 3D Digital Cinema」を公開
Real D(公式HP)
wiki Real_D
Real Dに関するニュース (Youtube)
REAL D社方式の立体上映劇場リスト
 (大口孝之氏の特殊映像博物館)
・・3-D無料体験イベント ~ “3-Dエクスペリエンスin WM” ~
デジタル3Dシネマ Real D (ワーナーマイカル)

 デジタル3Dでは、フィルム映写機では無くデジタルプロジェクターを用いて左目・右目のデータを1フレームにつき各3回(合計6回)を投影します。通常、映画は1秒間24フレームですが、デジタル3Dでは1秒間になんと合計144フレームでスクリーンに投影されます。これにより、実写、アニメ作品共に従来のフィルム映写機ではなしえなかった今までに経験した事が無い驚くほど鮮明な3D映像を、専用のメガネをかけるだけでご覧いただく事が出来ます。(略)

現在アメリカをはじめ、世界各国でこのデジタル3Dを導入する映画館が急激に増えています。

(略)2009年以降のドリームワークスのアニメ作品については全て3Dで製作・公開すると発表し、さらに、ジェームス・キャメロン監督は「タイタニック」以来の次回作、「Avatar」(2009年公開予定)も3Dで製作しています。

Dolby 3D
Stereographics Projection ZScreen® 

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2007.12.04

■BS11開局 立体視TVへのアプローチ 『3D立体革命』

3d_kakumei 3D立体革命 (BS11)  提供:3Dコンソーシアム

12/2(日) 17:45
 BS11では、テレビで鑑賞できる出来る「3D立体放送」の普及拡大を目指し、3Dの解説やコンテンツを紹介します。(3D立体放送を見るには専用受信機が必要です)

■オンエア情報
毎週月~金
 15時30分~15時45分 17時00分~17時15分
毎週月~木
 0時00分~0時15分
毎週土曜日
 10時15分~10時 16時00分~16時15分
毎週日曜日
 12時45分~13時00分 16時45分~17時00分

BS11広報マン&ウーマン日誌: 3D立体テレビに挑戦!

 飛び出した映像を見るのには、ディスプレイの表面に工夫を凝らした専用テレビと、専用のメガネが必要です。

  いずれは、この映像を何とかして、お茶の間のテレビにお届けできないか、その普及の起爆剤になればという意図で、日本BS放送のチャレンジ・プロジェクトの一つです。

 ついにTVで立体視ハイビジョンの放送が試験的に始まりました!!

 と言っても今は、Xpol方式ハイビジョン液晶立体(3D)テレビがないと、ちゃんと立体映像は見えません。BS11:日本BS放送は、ビックカメラの子会社になるらしいので、デモをしている店舗があるらしい。

  Xpolは、(株)有沢製作所の登録商標で、子会社の株式会社アスナ立体フルスペックハイビジョン液晶テレビを発表(PDF)しているそうです。いずれ発売される予定とTVでは言っていました。

 今日の試験放送は、一般のハイビジョンテレビで観ると、上の写真のように二画面左右に分かれた映像として映し出されます。

 というわけで、これを裸眼立体視するのにチャレンジ。

 まず放送をDVDで録画。そしてPCで画面を小さくして静止させ、平行法で立体視状態に自分の目と脳を持ち込みます。
 そして再生ボタンをクリックすれば、OK。そこにはちょっと縦長だけれども紛れもないDVD画質の立体映像空間が現出します。

 今回、僕が録画したシーンは、バスケットと野球。
 バスケのゴールの様子はなかなかです。 PCの一角に物凄くリアルな奥行きのある映像空間が立ち上がります。そこの空気感、透明感が素晴らしい。
 しかし縦長と画面が小さく、本来のハイビジョンの威力を発揮できないのが辛い。でもこの試み、とても楽しみなのでこれからも影ながらこのBlogで応援していきたいと思います。

 こうなったら、今までの裸眼立体視の平行法、交差法から、今度からは液晶シャッターのように右目と左目を高速で交互に瞬きする能力を鍛えようか。(観える訳ないので試さないように(^^;;))。

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2007.12.02

■デジタル3D CGシネマ 立体映画 REAL D
  ロバート・ゼメキス監督『ベオウルフ/呪われし勇者』

Real_d_glassベオウルフ/呪われし勇者 3D劇場リスト
迫力の立体映像を堪能できるDOLBY 3Dシネマ「ベオウルフ」公開

 ワーナーマイカルシネマズ各務原で、東海地区唯一のデジタル3Dシネマ上映ということで、ワクワクして初日に行ってきた。

 ワーナーマイカルの3Dはデジタル3DシネマREAL Dという方式。アメリカでは既に多くの劇場でこの立体視映画方式が導入されているらしい。(DOLBY 3Dと比較した詳細は追って書きます→こちらの記事)

 右の写真は、持ち帰りができる偏光メガネ。眼鏡の上からは少し架けにくく、観てくる途中でずれてくるので、そこは対策を講じてほしい。

◆素晴らしい立体映像

 立体映画としての完成度は素晴らしいの一言。以前記事にしたUSJの立体映画『シュレック 4-D アドベンチャー』と同等の3D効果を獲得している。しかもこちらは通常の長編映画の全編が立体。
 そして長時間であるが、REAL D方式はチラツキがあったり目が疲れることなく、立体映像のリアリティを2時間しっかりと楽しめる。

 3D映画マニアとしては、こんなものがテーマパークでなく、街の映画館で普通に観られるようになったことに感動。

Grendelvert  特に冒頭から出てくる腐敗した巨人グレンデルとクライマックスのドラゴンの迫力!前者は相当におぞましい映像なのだけれど、その臨場感といったらその腐敗臭が劇場に漂ってきそうなくらい。

 ドラゴンも『シュレック 4-D』に比べ、リアル感と巨大感による迫力が素晴らしい。

 こんな映像でこれから数々のSFやファンタジーが観られるかと思うと、鳥肌が立ちます。本当にいい時代になったものです。

◆フルCG

3d_cinema_2CGSociety - Beowulf Effects CGメイキング
Angelina Jolie et Beowulf
 アンジェリーナ・ジョリーのモーションキャプチャー風景
    (Blog CGトラッキングさん経由)

 実は観る前、ネットの予告編とTV-CFで観た映像を実写と思い込んでいた(^^;)。観始めてビックリ、これ、モーションキャプチャーを使ったフルCGなんだ。

 お妃とか兵士の映像の質感に違和感を持って、それでやっと分かりました。ゲームのオープニングで観るようなCG。しかしゼメキスの前作『ポーラ・エクスプレス』と比べると随分人物のCGが進化している。

 建物と馬のCGはいまひとつ。そこは立体感も書割風。うすっぺらい立体感である。

 しかしアンジェリーナ・ジョリーが登場するあたりから後半は、本当に実写としてみまごうばかりの出来。これって、後半は実写が実は混じっているのではないかと本気で思う。

 すでにCGはここまでのレベルで人物を長編映画で表現できるまでに達したんだ、という感慨。あと5年もすれば、本当にCGで作られた俳優がアカデミーにノミネートという時代がくるのではないか。

◆CGとステレオ映画

 今回、でも何故CGにしたのだろう。ライブでも良かったと思うのだけれど、予算の削減(既にCGの方が安い!?)と、あとひとつ立体視のためのカメラワークの自由度の獲得が目的ではないかと推定。

 とにかくCG空間の中でカメラが縦横無尽に動き回る。特に最初の宴席の声が森の巨人グレンデルへと聞こえていくのを表現した砦から洞窟までを一気に移動するカメラワークとか、クライマックスの竜との死闘のシーンとか、CGにしたことにより立体感を見事に表現したシーンを観ると、何故ゼメキスが立体映画であえてモーションキャプチャーのフルCGに挑んだかが想像できる。

◆ベオウルフの物語

 ゼメキスの描いたベオウルフ(wikipedia)の物語。
 wikipediaによるとほぼ語り継がれた物語どおりに今回描かれているようだ。

 しかしこの映画で良かったのは、伝説の捏造の現場をリアルに描いていたこと。
 英雄譚がどうリアルな現実から作られていくか。そしてそれをうそと認識しつつ、語っていくベオウルフ他の登場人物たち。

 こうしたシーンがたんなるヒロイックファンタジーでなく、生身の人間を実感させるドラマの質感を獲得させていた。往年のゼメキスの緻密な伏線は今回ほとんどなかったけど物語りも堪能。

◆関連リンク
グレンデル(googleイメージ検索)
 この映画ほどおぞましいイメージは今まで描かれていないようだ。この映画の、人を罵詈罵詈と食らうグレンデルを観て、エヴァンゲリオンの拘束具が外れたシーンや諸星大二郎を思い出したのは僕だけではないはず。ゼメキスもこれらを観てるんじゃないかと想像する。
REAL D社方式の立体上映劇場リスト ベオウルフのCGについて
 (大口孝之氏の特殊映像博物館)

 従来のパフォーマンス・キャプチャーでは、眼球の動きが拾えないという大きな欠点があった。そこで、新技術の開発を担当したソニー・ピクチャーズ・イメージワークスのバラグ・ハヴァルダーは、EOG(Electro-Oculo-Graph)と呼ばれる手法を導入してこの問題を解決した。

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2007.11.21

■ティム・バートン監督『不思議の国のアリス』3D立体映画化

Tim_burtonティム・バートン監督が「不思議の国のアリス」を3D映画化!(eiga.com)

 バートン監督は「ベオウルフ」同様のモーションキャプチャー・アニメーションと実写アクションを併用させて、白ウサギに誘われてウサギの穴に落ち、人間の言葉を話すチェシャ猫や帽子屋やトランプの札ハートの女王様らのいるファンタジーの世界に迷い込む少女アリスの物語を描くという。

 また、ティム・バートン監督は、84年の自身の短編映画「フランケンウィニー」を、ディズニーの長編の3D映画として自らリメイクすることに正式決定。

 ディズニーの3D映画というと、最近は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』とか旧作の立体映画化(メガネ式)を思い出す。最近のハリウッドはこの記事でも取り上げた様に、ホームシアターが登場して映画館の付加価値をつけるために、3D化が進んでいる。

 ティム・バートンによる極彩色のアリス世界が飛び出てくる新作に期待。こんな相性のいい取り合わせも珍しいかも。

◆関連リンク
スターウォーズを立体映画にする技術 In-Three Dimensionalization®
映画『チキン・リトル』 ディズニー デジタル 3-Dシステム

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2007.10.22

■バーチャルな立体映像投影装置
  Cheoptics360:キオプティクス360

Cheoptics360 Cheoptics360_index(日本公式HP)
http://3dscreen.ramboll.dk/
http://www.vizoo.dk (デンマーク公式HP)

キオプティクスはリアルな立体映像を投影するのですか?

キオプティクスはバーチャルな立体映像を投影します。
逆ピラミッド形状のガラス・スクリーンに映像を投影する事で、スクリーンを見る人は、ピラミッドの中心付近に立体映像が浮かび上がった様に感じます。
投影される映像を回転あるいは拡大縮小する様な動作を与える事で、より強い立体感を持った映像が得られます。
キオプティクスのピラミッド形状スクリーンはガラス製ですので、スクリーンの裏側も透けて見えます。 そのため、立体感を持った映像と現実の背景が重なり、非常にユニークな映像をお楽しみいただけます。

 これ、ネットでは理想的な立体映像ができたと書かれていますが、どうもただ擬似的な立体映像のようです。公式HPのFAQを読むと、要するに透明な逆ピラミッド型のスクリーンに四面同じ映像を投影。透明スクリーンであることから、立体感が得られるということのようです。

 コマーシャル映像としては、人目を惹いていいのでしょう。が、立体映像ファンにとってはちょっと寂しい映像。ムービーがネットでいくつか見えるけれど、やはり3D-CGとか立体感のある2D映像であるのが、よーく観ると分かってしまう。

 実物を観られたことのある方、コメントいただけると幸いです。

 なかなかいい立体映像は登場しないようです。やはり今のところ、究極はiMAXの液晶シャッター式メガネを用いたシステムなんでしょうね。富士通のユニバース2を超える映像はなかなか登場しませんね。

◆関連リンク
Cheoptics360 show Holographic Ads (Youtube)
Cheoptics hologram (Youtube)

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2007.08.29

■三菱電機 立体映像機能付きAV機器を開発中(?)
  2D-3D映像変換機能をPS3に装備(?)

3D映像機能を備えたPS3が2008年に登場?
3D-enabled PS3 coming in 2008? (原文)
そしてその情報ソース↓
 Mitsubishi planning 3D Blu-ray player for early 2008 | Crave : The gadget blog

 数人の他の科学技術のジャーナリストと共に、私は今日、ウェスチェスターCountry Clubで2,3時間を過ごしました。(略)それぞれの1組の高級3D眼鏡を手渡して、会社が扱う何らかの新しい3D画像技術のデモを我々に示しました。

 この記事、とても興味深い。
 ある人たちが三菱電機からDLPプロジェクタで3D映像のデモを受けた時の様子が細かく述べられている。そしてBlue-Rayプレイヤーを搭載したゲーム機で、既存の2D映像を3Dへ変換する技術が開発されているらしい。もちろん記事では、そのゲーム機はPS3だろうという可能性も書かれている。

 これが本当だとしたら、ハリウッドはあせるだろう。
 詳細は関連リンクの記事を見てほしい。ホームシアターのハイビジョン映像がどんどんレベルを上げていく中で、ハリウッドは映画館がホームシアターに勝るために、アメリカの劇場を立体投影の映画館へシフトしつつある。
 そんな中で、DLPのフルハイビジョンで家庭でも手軽に、立体映像がみえるようになったら、映画館には脅威だろう。

 おまけに、PS3で2D映画を3D映画に変換するような技術がもし出てきたら、、、。

 きっとその技術は、PS3の映像熟成機能を用いて実現されるのだろう。
 ゲーム機を人が使っていない時に、その高速のCPUパワーで、2D映像の動きから、物体の奥行き方向の情報を解析し、3D映画として左右の眼に別々に写すCGで加工して立体映像へ変換する。そういうのがPS3の熟成機能のひとつになる。

 その際には奥行きの強弱とか色合いとか、きっと自分の好みで3D変換のモードをいくつか選べるようになっているだろう、あたかもサラウンドのモードを選ぶように。

 立体映画好きには素晴らしい時代を予見させる技術。記事では来年の登場について触れている。こんなのが出たら、PS3間違いなく、買います。でも当面、きっと三菱としては新型DLPプロジェクターとのセット販売を目論むんだろうなー。

 僕もプロジェクターは三菱なので、是非旧型機への対応をお願いします。>>三菱殿。

 あと願わくば、ここのBlogでしっかり分析/記事にして宣伝するので、是非試写かデモ機貸し出しを!!こんなBlogじゃしょうがない、なんて言わずにもし読んでみえたら切に希望!(^^;;)とにかく早くそんな立体映像をこの眼で観たいのです。


◆関連リンク 当Blog記事
ジェームス・キャメロン3D『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ:Alien of the Deep』と新作情報
スターウォーズを立体映画にする技術 In-Three Dimensionalization®
PS3は映像を熟成する究極映像装置か?!

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2007.08.14

■日立 立体映像ディスプレイ Transpost 
  小型で持ち運び可能な360度立体映像ディスプレイ

3d_display_transpost
ニュースリリース : HITACHI

 このディスプレイ装置は、液晶ディスプレイの画面上に多角錐(すい)形の鏡を逆さまに置いた単純な構造を特徴としています。複数方向から撮影した被写体の映像を、一枚の画像に合成して液晶ディスプレイに表示し、その映像を多角錐形の鏡を通して見ると、まるで目の前に物体があるような立体映像を見ることができます。 (略)

 日立が開発済みの撮影システムと併用することによって、収集品を立体映像でデータベース化できるようになるなど、これまで大型で据付タイプの装置のため展示用途などに限られていた360度の立体映像ディスプレイを、身近なところで気軽に利用することが可能になります。

過去のリリース レイア姫をめざして(ITmedia News)(動画あり)

 上の写真はプレスリリースから。
 左二枚が今回のコンパクトタイプ。まだとても持ち運びが簡単にできるという雰囲気ではないけれど、以前と比べるとかなり小型化が進んでいるようだ。

 リリースの文章でも構造はわかりにくいけれど、どうも多角錐形の鏡が上部中央に置かれ、液晶ディスプレイの映像がそこに映しこまれている構成のようだ。そして鏡に立体像が結ばれる。

 右二枚の過去のリリースのものと比べると、多数のミラーとスクリーンを回転させるモータ機構を省いたのが、小型化の肝のようだ。フィンを置いたのが工夫点か。でもなんか視野をふさがれているようで、そこは残念。

 実際にどう観えるかの動画は、探したけど古いバージョンのものしかなかった。一回観たいものだ。

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2006.12.29

■東京駅前 直径6m球体スクリーン ビデオバルーン
   フランス カザール・ビジョン社 シティスフェアー360°

City_sphereLIGHTOPIA - シティスフェアー 動画有
 (アムニス㈱ビデオバルーン公式HP)

直径6m 東京駅前に巨大な球体スクリーン

 イベント「光都(こうと)東京・LIGHTOPIA」の一つ(略) 映像装置はフランス製で、空気で膨らませた直径6メートルの球体に360度映像を映し出す(読売新聞)

光都東京・LIGHTOPIA - シティスフェアー (公式HP)

 光の予兆の象徴的な企画として、世界最新技術を駆使して作られた直径約6mの大型球状プロジェクター「シティスフェアー」を東京駅前に設置し、日本の四季をテーマに映像と音をシンクロさせながら上映します。
2006年12月26日(火)~12月30日(土) 17:00~21:00

 TVニュースで見て、球体スクリーンというのが面白そうだったので、調べてみました。

 これは、アムニス㈱というところが代理店をしているフランス カザール・ビジョン社のビデオバルーンVideo-balloons(公式HP)というもののようです。ギャラリーには下のような写真がいっぱい掲載されており、そちらで観る限りなかなかよさそう。
 CITY SPHERE 360°(movieあり)というのが今回使われたシステムで、巨大な風船にプロジェクタで投影するタイプのもののようです。

Video_baloon

ビデオバルーン:強烈なビジュアル・インパクト
 (在日フランス商工会議所 ニュースレター)
 

フランスでは6年前から市場に登場。
ビデオバルーンには、次の3種類があります。
へリオスフェアー180
 床に設置して、あるいは吊り下げて使用することが可能。サイズは最大10メートルまで。
空中で使用できるヘリオスフェアー180(ヘリウムガスを注入)
 屋外のイベントなどに。あらゆるタイプの映像の映写が可能。
シティスフェアー360
 360度の角度で映像の映写が可能。床に設置して、あるいは吊り下げて使用することが可能。

◆関連リンク
MY★RECORD: ★ 東京駅「シティスフェアー」-3
 こちらのブログに写真とレポート。強風で中止になったり、人が集まってなかったり、残念ながらイベントとしては不発との感想。
シティスフェアー360の映像(YouTube)
 火星とか地球の映像がなかかな素晴らしいです。観てみたいものです。日本の科学館でも導入すればいいのに。
・上の映像は、球体プラネタリウムScience on a Sphereのもののようです。この正体がシティスフェアー360だと思われるが、実は未確認。
OmniGlobe
 別の球体スクリーン。ビデオプロジェクター1台で実現しているらしい。

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2006.10.30

■モルフォビジョン Morphovision ゆがむ立体
  もしかして、新しい芸術ジャンルの誕生!!?

Morphovision
shamonさんよりおしえてもらった奇妙な映像作品
Morphovision 詳細 ゆがむ原理 岩井俊雄氏解説 (公式HP)

 「モルフォビジョン」は高速回転する物体に特殊な光を照射することで、目の前で硬い立体物が柔らかく変形したり、バラバラになったりといった視覚的イリュージョンを作り出すシステムである。ここでは、家のミニチュアを高速回転させ、タッチパネルの操作で、照射する光のパターンを選び、変形をさまざまに変えることができる。パターンの中には、物体をアニメーションのようにグニャグニャに変形させてしまうものもある。これらの効果は、物体の高速回転とシンクロして、物体上をスキャンする光を照射し、その光の形状をリアルタイムに変えることで実現している。

NHK放送技術研究所 News
NHK INFORMATION 立体像提示装置「モルフォビジョン"morphovision"」を開発

「モルフォビジョン」は、暗室の中で高速回転している物体に、回転するミラーを用いてスリット状の光をスキャン投影します。スキャンの間に物体が同期して回転するため、眼の残像効果により、物体そのものが変形しているように見えます。

 NHK放送技研とアーティスト岩井俊雄氏の共同開発品。

 原理はこちらで観ていただくとして、残像効果とプロジェクタを活かした新しい映像世界が広がっているようです。
 この例では、ゆがむ家となっていますが、これは相当奥の深い技術じゃないかと直感。
 プロジェクタで照射する映像は無限にあるわけだし、さらにそこにスクリーンに相当する立体造形物×回転速度コントロールが可能で、この組み合わせだけ考えても、もしかして全く新しい芸術ジャンルと呼んでも良いような広がりがありそう。

 アートとしての展開。広告媒体としての利用。コンピュータゲームとしての可能性。アニメーションの立体上映、、、、多種多様にアイディアが沸いてくるのではないか。岩井氏他、今後の展開がとても楽しみです。

 2006年10/中旬以降、放送技研のエントランスホールで実物が展示されるらしい。是非、観てみたい。こういうの大好きです。

◆関連リンク
・岩井俊雄氏のBlog TENORI-ON開発日誌より
 ・Morphovision at SIGGRAPH2006 シーグラフでの評判
 ・Morphovision in 360VR.com
  360VR.comに掲載されたモルフォビジョンの360°ヴァーチャルリアリティ映像
Emerging Technologies: SIGGRAPH 2006(シーグラフ公式HP)
デジタル・スタジアム「体験!デジスタ・ミュージアム2005」
岩井 俊雄著 『いわいさんちへようこそ!』(Amazon)
『岩井俊雄の仕事と周辺』(Amazon)
『どっちがへん?』(Amazon)

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2006.09.06

■2006世界3DフィルムエキスポⅡ
  World 3-D Film Expo II

2006 World 3-D Film Expo II presented by SabuCat Productions

3d_world_fess2005  2006 September 8 - 17。今週末、ハリウッドで、こんなイベントが開催されます。世界の立体映画マニアが集う素晴らしいイベント(^^;)です。左の写真の壮観な雰囲気をまずはお楽しみください、ってこんなの観て喜ぶのは僕だけか、、、、。

 行ってみたいー!!

FULL FEATURE LIST 上映作品のリスト

3d_robot_monster_1Robot Monster (1953)
CAST: GEORGE NADER, CLAUDIA BARRETT DIRECTED BY: PHIL TUCKER
RUNTIME: 63 mins.

 といったふるーい作品から、下記のようなバリバリの新作まで幅広く上映が予定されているようです。(立体視はできないが、リンク先に予告編:Trailerが掲載されています)

3d_night_of_the_living_dead_Night Of The Living Dead 3-D (2006)
CAST: BRIANNA BROWN, JOSHUA DESROCHES, SID HAIG
DIRECTED BY: JEFF BROADSTREET
RUNTIME: 80 mins. COLOR: color
GUEST LIST: Cast and crew of the film
SHOWING: Friday September 8, 2006 MIDNIGHT SHOW
WORLD PREMIERING AT THE FESTIVAL!

 ジョージ・ロメロのクレジットは見当たりませんが、もしかして3Dリメイク作品でしょうか。

 Night Of The Living Dead 3-D(公式HP)には、赤青メガネで観るStereo 3D Galleryも用意されています。

 日本でもこんなイベントが開催されないかなーー。というか、そんなに観たいなら、お前、やれと言われそうだけど、、、そんな暇ないし。定年退職後にでも地元の公民館で主催しようかなーー(^^;)。究極映像研の夢のひとつとしておきましょう。

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2006.03.25

■ジェームス・キャメロン
  『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ:Alien of the Deep』と新作情報

alienofthedeep
Official Movie Site
Walkerplus - 映画 - ロードショー作品 - エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ(日本語吹替版)
映画よりロングバージョンのDVD詳細

 深海オタク ジェームス・キャメロンが贈るアイマックス3Dドキュメンタリー映画第2弾。すでに2005年に日本公開されたもの。情報が遅くてすみません。たまたまDVDが先週発売されたので、メモしておきます。

 深海とはいえ予告篇を観ると、宇宙探査の映像もあり、アイマックス3Dドキュメンタリー映画第1弾『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』(Ghosts of the Abyss)より凝ったつくりのような、、、。なかなか長編映画を作らないと思ったら、本当に自分の好きな道楽のようなものを撮っていたのですね。海洋冒険家を地で行っているいるわけで、深海オタクとしては本望の仕事なのでしょうね。

 IMAXとしては、メルシャン軽井沢アイマックスシアターで3/31まで公開中。

◆関連リンク
キャメロンの新作は3D映画の予定。でもどれが本当の次回作??
Avatar (Project 880) (2007)
The Dive (2008)
Battle Angel (Summer 2009)
ジェームズ・キャメロン、「銃夢」は後回し
ジェームズ・キャメロン、今度はダイビング映画に着手
映画館限定3D本格普及へ ハリウッド、DVDやホームシアターに対抗
・当Blog記事 スターウォーズを立体映画にする技術

DVD『エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ』(Amazon)

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2006.02.01

■『セサミストリート 4-D ムービーマジック』

cinema_4d
セサミストリート 4-D ムービーマジック(TM)/アトラクション/USJ

 Sesame Street 4-D Movie Magic,2003

SESAMI_ELMO 「セサミストリート映画フェスティバル」。カウント伯爵の「カウンティング・カウボーイ」が上演され、続いてプレーリー・ドーンの「スペース・ポニーズ」がいよいよクライマックスというときに、映写機が突然壊れてしまう。
 仲間たちががっかりして立ち去ろうとすると、エルモが「映画を上映するのに映写機は必要ない。本当に必要なのはイマジネーション(想像力)だ」とみんなに向かって呼びかける。

 『シュレック4-D』に引き続き、同じCINEMA 4-Dの劇場で公開されている『セサミストリート』のアトラクション。これも70mmの偏光方式の立体映画+各種体感アイテムによる4Dアトラクション。こちらはジム・ヘンソンの人形たちによる実写映像。『シュレック4-D』と異なり「オグリビジョン : Ogre Vision」とは書かれていない。実はググってもOgre Visionの正体は不明なのだけれど、こちらは3D-CGではないことと、クッキーの匂いが漂ってくるところが違う。

 シュレックに比べると、当然ながらほのぼのとしている。たぶん世界一アットホームな高臨場感映像でしょう。僕は『セサミストリート』の人形たちはそれほど好きではないのだけれど、今回のクリアな3D映画で少しはまってしまいそう。人形たちの毛並みや質感が素晴らしい臨場感で迫ってきます。
 ちょっと調べてみたらこのアトラクション、実はアメリカ本国のユニバーサルには存在しない。どうも日本オリジナルの作品のようです。元々セサミが好きな人には、最高のプレゼントでしょう。

SESAMI_cocky  特に良かったのが、左にあるクッキーモンスターが巨大化して、その頭上にクッキー型UFOが現われるシーン。
 ここではクッキーが観客席の頭上を飛ぶように見えるのだけれど、その時にUFOからのスポットライトが会場の観客席へ照らされる。この臨場感がなかなか。そして飛び散るクッキー。これは本当に手を伸ばせば取れそう。画像がこちらもとにかくもの凄くクリアで、ハイビジョン的な高精細画質×立体でとにかくため息が出る映像空間になっています。

 人形たちを観ながら思ったのは、これがシュヴァンクマイエルの人形たちだったら、、という想像。想像するだけで興奮してきますが(^^;)、どこかでシュールリアリスティックなテーマパークの建造を企てているようなところはないでしょうか。この際、あの怪しいエーリッヒ・フォン・デニケンが作ったスイスの遊園地(通称デニケンランド) のMystery Park(全景 GOOGLE画像)でもいいので、そんなアトラクションをどっかで作ってほしい。一番はチェコのアニメが世界的に大ヒットして、チェコのプラハにシュールリアリズムパークが出来ることなのだけれど、ありえんだろーなー、、、、(遠い目)。

◆関連リンク
特殊映像博物館立体映像作品リスト
セサミストリート 3Dウォーク(SHOCK WAVEによるコンテンツ)
IMDbでTitle Searchにも情報なし。よって監督名は不明です。

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2006.01.31

■サイモン・スミス監督 『シュレック 4-D アドベンチャー』

Shrek_3D
シュレック 4-D アドベンチャー(TM)/アトラクション/USJ Shrek's 4-D Adventure, 2003

 ドリームワークスのアカデミー賞®受賞映画「シュレック®」から誕生したシュレック 4-D アドベンチャー™。オリジナル3-Dムービーに新次元の特殊効果をプラスして、あなたを冒険のまっただ中へ。オグリビジョンの驚くべき映像で、シートに座ったまま、ストーリーを直接肌で感じることができます。
 ファークアード卿を迎え撃ちながら、火を噴くドラゴンとの空中戦や、約300mもの滝を一気に滑り落ちるスリルの数々を体験する大冒険に巻き込まれる。

 先週末にユニバーサルスタジオジャパンへ行ってきました。
 アトラクションで立体映像を体感してきたので、何回かに分けて、いくつかレポートします。まずは感動の「シネマ4D」 。これ、3D映画ファンなら絶対お薦め、3Dマニアならこれのために大阪まで行っても損はない(^^;)。ひさびさに立体映像で感動しました(去年の愛知万博では残念ながらこの感動がなかった)。

 「セサミストリート 4―D ムービーマジック」と「シュレック 4-D アドベンチャー」という偏光方式のカラー3D映画+触覚トランスデューサー、空気推進器、水噴射ノジュール、匂いといった特殊効果による4次元(どこがや(^^))の体感アトラクション。午後1時くらい(日によって違う)を境に、セサミとシュレックが交替で上映される。

 で、『シュレック』。
 ストーリーは映画の1本目の続編。そして映像はまさに3D-CGの世界に入り込んだような臨場感。CGもなかなかなので、まさに近くにシュレックとロバとドラゴンの質感がリアルに迫ってくる。
 そしてスピーディなドラゴンの飛翔シーンと敵ドラゴンとの対決。火球やヤリがまさにわが身に襲い掛かる。画面は70mm映画らしいが、その鮮明度はDLPのディジタルハイビジョンプロジェクタ並み。偏光メガネ方式なので、違和感のないカラーが素晴らしい。うーん、こういうのが観たかった。決して赤青メガネのアナグリフ方式では得られない実物感。『スパイキッズ3D』や『マグマガールとシャークボーイ』ではこのクリアな立体感は期待できない。

 そしてクライマックスで素晴らしかったのが、300mの巨大な瀑布映像。
 ここは『ロード・オブ・ザ・リング』の雄大な滝のシーンをはるかに凌駕した迫力の映像になっている。たぶん滝のショットはCGではなく実写(と思ったのだが、下記関連リンクによればCGのようです)。水面ギリギリのカメラが、飛び散る飛まつとかずっと画面の奥まで瀑布全体を、凄い臨場感で映し出す。そこを落下するシュレックたちと僕ら観客。手に汗握る度合いは、ピーター・ジャクソン版『キング・コング』の恐竜チェイスシーンに匹敵。しかもこれが立体映像なのだ。立体マニアならこの感動をわかってもらえると思う、、、。しかしウェブをさっきザッとググッたけれど、同好の士が見つからず、、。世の中って3Dファンは稀なのか!!??確かにうちの家族はシネマ4Dよりライド型の『スパイダーマン』に興奮してました。

◆関連リンク
・米国ユニバーサルスタジオのシュレック4D HP ハリウッド オーランド
 予告編も観えるけれど、画像が荒いのでお薦めしません。
Shrek 4-D (2003)(IMDb)
 Director Simon J. Smith等スタッフリスト。この監督、『シュレック』でヘッドオブレイアウト担当。
特殊映像博物館さんの立体映像作品リストより

河の流れや滝など、水の描写が素晴らしい。流体シミュレーション技術でCG業界のトップを走る、同社ならではの映像である。

Shrek 3D(米国 公式HP)
 アメリカ等で発売されているこのムービーのDVD。家庭では簡単に偏光版方式の上映は出来ないので(2台の映写機か液晶シャッターメガネが必要になる)、赤青メガネのアナグリフ方式。これでは迫力はおそらく1/1000でしょう。
・ロシアのサイトVirtual & Really.Ru :: Новости Really.Ruに上のDVDからスクリーンショットしたステレオ画像があります。少しだけ雰囲気を味わってください。赤青メガネを用意して、下記をクリックして見てください。Shrek_3D_stereo
Screen shots collection of stereo movie "SHREK 3D" ←もっと観たい人はここ。

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2006.01.17

■特殊映像データベース『特殊映像博物館』

特殊映像博物館 作成:大口孝之氏(映像クリエータ/ジャーナリスト)

 このWEBページ、凄い労作で、大画面映像(ジャイアントスクリーン)や立体映像のファンとっては素晴らしいデータベースになっています。
 大口孝之氏は富士通の全天周立体アイマックスCG映像『ユニバース』、NHKスペシャル「生命・40億年はるかな旅」等で有名なクリエーター。ジャーナリストとしても『スター・ログ』の連載「VFX analysis engine」等で活躍されています。僕はこの『ユニバース』の凄さが忘れられず、「究極映像」(吉本隆明『ハイ・イメージ論』より)という名をブログに付けたので、この方の作品にはいつも襟を正してしまいます。

 この特殊映像博物館のコンテンツは下記のようになっています。

立体映像作品リスト
 1952-現在までの緻密なリスト。こんなの他で観たことありません。必見。

立体映像システムの原理
 幅広い各種機材とシステムの紹介。ちなみに、大阪花博『ユニバース2』はIMAX-SOLIDO(アイマックス・ソリッド)というプロジェクターが使われたとか。

ドームスクリーンの歴史
 ドームスクリーンのルーツとして「ルネッサンス・バロック時代の天井画」紹介からはじまり、最新の技術と、ドーム映像作品のリストまで。これも凄い。

ワイド&ジャイアント・スクリーンの歴史
 連続写真装置“Chronophotographe”から、愛知万博のスーパーハイビジョンまで。またまた凄い。

 いずれも写真付きで詳細な解説が読めます。とにかく素晴らしいです。
 このデータベースを前にすると、私の「究極映像研究」はネットの隅っこへ退散するしかありません(^^;)。

◆関連リンク
「超IT社会を疑似体験できる 選りすぐりSF講座」(Smart Woman)というのの講師もされているみたい。
ジャイアントスクリーンのしくみ ローマン・クロイター(『ユニバース2―太陽の響―』監督)

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