テクノロジー

2009.11.11

■Virgin Galactic:ヴァージンギャラクティック
 SpaceShipTwo:スペースシップツー

Virgin_galactic
Virgin Galactic Virgin Galactic – Press FTP(公式HP)
Space.com : SpaceShipTwo Revealed
 スペースシップツーのデモビデオCG

Virgin_galactic_girl_2スペースシップツーのデザイン発表
 (sorae.jp)

 ホワイトナイトツーは幅42m、2つの胴体に4基のジェットエンジン(PW308)を搭載するデザインに変更され、中央にスペースシップツーを載せる形となった。(略)
 乗客を乗せてのサブオービタル宇宙旅行は2009年末から2010年にかけて、ニューメキシコ州のスペースポート・アメリカ(Spaceport America)で開始する予定。

 昨日の宇宙ホテルに続いて、ヴァージンギャラクティックのスペースシップツーの話題。
 既にホワイトナイトツーは建造され、スペースポート・アメリカも着工。着々と民間企業による宇宙旅行が実現に向けて動いている。
 ヴァージンギャラクティックはロケットはじめスペースポートもデザインにかなり力を入れていて、未来感溢れていて、素晴らしいです。機体に描かれた右上のイラストも最高。

 ちょっと前までは、こうした話もSFの中の話だったのに、、、、21世紀に感謝。

◆関連リンク
ヴァージン、2機目の日本人向け貸切り宇宙旅行フライト | ヴァージン・ギャラクティック | sorae.jp

スペースシップツーは12月7日の午後(現地時間)、カリフォルニア州モハーベ空港で披露される予定となっている。

ヴァージン・ギャラクティック - Wikipedia
史上初の宇宙港「Spaceport America」ついに着工開始! : Gizmodo Japan
ヴァージン・ギャラクティック、有人宇宙旅行用の宇宙船模型を公開 写真17枚 国際ニュース : AFPBB News.

宇宙旅行用の宇宙船「スペースシップ・ツー(SpaceShipTwo)」とその母艦「ホワイトナイト・ツー(WhiteKnightTwo)」の模型を発表

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2009.11.10

■ギャラクティック・スイート:galactic suite
 宇宙ホテル 2012年スタート

Galactic_suite galactic suite (公式HP)
Blog Archive »
ギャラクティック・スイートの宇宙ホテルは予定通り、2012年にオープン

 ギャラクティック・スイート(Galactic Suite)は(略)予定通り2012年に最初の宇宙旅行者を 迎える予定があると述べたようだ。 同プロジェクトは「ギャラクティック・スイート」と呼ばれる宇宙ホテルを高度450kmに打ち上げ、宇宙旅行者は約18週間の訓練を経て、カリブ海の宇宙港から宇宙船に乗り、宇宙ホテルで3日間滞在するという内容。宇宙ホテルは2012年までに打ち上げられる予定で、宇宙ホテルまでの移動にはロケットが使用される。(略)
 サビエル・クララムントCEOが 「ある富豪から30億ドルの出資を受けた。15年以内に、子どもたちが宇宙で週末を過ごすようになると考えるのはごく自然のこと」だと説明した。(略)
 なお、「ギャラクティック・スイート」の宇宙旅行代金は一人あたり300万ユーロ(約4億円)である。

YouTube - Space Hotel On Schedule To Open

 欧米の宇宙業界は民間のベンチャーが元気。
 今までも宇宙ホテルというと、ホテル王が起業したビジロウ・エアロスペース社あったが2015年を目指していた。
 今回のギャラクティック・スイート社は2012年。なんとあと3年である。
 ロケットはVirgin Galactic社のスペースシップツーに似ているが、それを使うわけではないようだ。ホテルの形態もビジロウ・エアロスペース社のものに似ているが、競合するようなのでもちろんそれとは別。上のリンク先ビデオによるとロシアのロケットでホテルを打ち上げる予定という。4億円で誰が行くのか、ビデオではホテルの安全性が結構、きびしそうに見えるのだけれど、、、。

◆関連リンク
Galactic Suite - Wikipedia
宇宙ホテルに新勢力?「GALACTIC SUITE」2012年開業予定 - 宇宙旅行を知るサイト☆宇宙観光企画-uk2-
ビゲロー・エアロスペース - Wikipedia.

ビゲロー・エアロスペース(英: Bigelow Aerospace)は、膨張式の宇宙ステーションモジュールを手がけるアメリカ合衆国の宇宙ベンチャー企業である。ネバダ州ノースラスベガスに本社を持つ。1999年にホテル王のロバート・ビゲローにより設立された。

当Blog記事
世界初の民間宇宙ステーション   ビジロウ・エアロスペース社 ジェネシスⅠ

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2009.10.29

■メガネ型網膜走査ディスプレイのモバイル化に成功

Photo_3 「電脳コイル」の世界が近づく
ブラザー、メガネ型ARディスプレイ
  (CNETジャパン ニュース)

ブラザー|ニュースリリース

光走査モジュールおよび接眼モジュールは、レーザープリンティング技術開発の中で蓄積された光学システム技術を応用し、既に小型化に成功しております。また、インクジェット方式のプリンティング技術を通し、圧電方式(ピエゾ方式)のMEMS*2技術の開発を行ってまいりましたが、従来試作機にて世界最高速レベルの周波数を実現した光MEMS(高速ミラーデバイス)の自社開発に成功し、鮮明な画像の再現を実現しております。

 インクジェットプリンタのマイクロマシン技術で、網膜へ光を投影するディスプレイを成功させたということです。これはテキサス・インスツルメントのDLPとはどう差別化されているのだろうか(特許の回避は?)。

 網膜に直接光を当てるということで、なんだか怖い気もするのだけれど、現実の光にこのディスプレーの光を透過的に上書きすることになるから、AR技術としては最適なのかも。グラスではなく、直接光で映し出された映像がどのように透明感を持っているのか、体感してみたいもの。

 ブラザーだったら近いので、当Blogでモニターさせてもらえると嬉しいのだけれど、、、。

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2009.10.19

■BMW Lovos Concept : 気流コントロールカー

Bmw_lovos BMW Lovos
(うろこカー(BMW Lovos Concept)
  : monogocoro ものごころ
経由)

魚のウロコの様に車体全体に配置された小型翼を、ブレーキング時の制動力を増すための空気ブレーキとして活用したり、走行時の空気の整流装置として機能させたりするアイデア。

 東京モーターショーが近づいているが今年は海外メーカの出展はほとんどなく、寂しい状況。そんな中、海外から新しいBMWの奇抜なコンセプトカーの情報が入ってきたので、ご紹介。

Bmw_lovos_2  うろこのような整流板は、気流コントロールのうちの境界層制御という技術を狙ったものであろう。車と空気の境界の流れを制御して走行抵抗を低減しようというもの。

 走行中の風の向き、車速によって、この細かな羽根が自在に動く様は、壮観であろう。だけど残念ながら模型は完成しているようだが、その風洞試験のビデオ映像は探したが見つからない。実物、もしくは模型でもいいので、作動する様を見てみたいもの。

 でも境界層制御の究極は動物の体毛。実は猫バスが気流制御上は理想なのですよね(^^;)。

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2009.10.12

■光るブロック 3Dブロッククラスター LEDUBE(レデューブ)

Ledube [世界一受けたい授業]

3Dブロッククラスター(光るブロック)
4cm角のブロックで、ブロック一つ一つに赤青緑のLEDが内蔵されているとのこと。 様々な色が出せて、文字や映像も出すことが出来るとのこと。

 テレビで見かけたLEDを用いた新しい組立型立体ディスプレー(立体視でなく立体的なディスプレーに2D映像表示)。調べたら下記のような商品でした。

3dblockcluster 山晃株式会社 | LEDUBE(レデューブ)

(株)ステラアーツ製品
ブロックピッチ 40mm 入力電圧 DC9V 消費電力 450mW
クラスター 表示色数 約210万色(RGB各色7bit)
■3D LED(レデューブ)形状認識システムソフト
■映像キャプチャー変換システムソフト

 4cm角のキューブを組み合わせて自由な形状にLEDディスプレーを構成できる。
 組み立てる時にプロックのつなぎ部分に接点があって内部配線も同時にできるようだ。詳しいことは説明が書いていないため、よくわからないのだけれど、上の「形状認識システム」というソフトの存在から想像すると、自動的にディスプレーの画像コントローラで組み立てた形状を認識する仕組みのようだ。各キューブにICが組み込まれていて、それをコントローラでとらえるような仕組みかも。
 これにより全体の配置を認識して、映像をそれに合わせて表示コントロールしているようだ。こういうの個々にデバイスを組み込まれたスマートディスプレーとでも言うのでしょうか。

 開発したのは、(株)ステラアーツという長野県岡谷市のベンチャー企業。とてもいいアイディアなので、ヒットしてほしいものです。いろんなところでこんな立体ディスプレーが光っていたら、街が楽しくなると思うのだけれど、、、。あ、ラスベガスに売り込むのがいいかも。そうか日本だとパチンコ店かー。なんか夢がしぼむ(^^;)。
 リンク先にある見積もり金額だと、レンタル100個で、一週間694万円、一ヶ月1188万円(含む映像変換費用)。まだ展示会向けなのでしょうね。

◆こんな領域へも進化してほしい

3d_display_cubeJames Clar - Lighting Design
 [3D Display Cube - White]
 [3D Display Cube v3]
 当Blog記事 ■3D Display Cube

1000個のLEDを立体的に並べて、PCによる制御で、マウスに合わせて光が動いたり、文字や立体CGが表示されたり、なかなか素晴らしい作品。

 以前紹介したアーティストの3Dディスプレーキューブ。実は先日東京の科学未来館で右の写真の実物を観てきた。
 こちらは透明キューブで単色。透明にしていることで平面でなく立体に構成したLEDが奥行きを持った立体映像を構成できる。
 光の点灯で動く立体物を表現できて、なかなか面白い。
 ただよく見ると、LEDの配線がむき出しだったり、手作り感たっぷり。
 これに前述の3Dブロッククラスターを使用したらどうだろうか。透明化すると内部が剥き出るので改良は必要だろうけれど、面白いコラボレーションがいろいろとできるのではないだろうか。

 さらにブロックの大きさを小さくして解像度を上げて、3Dカラー映像ディスプレーへと進化したら、きっと凄い感動製品になると思う(あ、感動するのは、我々ステレオ映像マニアだけか(^^;))。

◆関連リンク
[WBS]光るブロック!:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

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2009.10.09

■NASA 新型月面探査車:Electric Lunar Rover

Electric_lunar_rover Lunar Electric Rover(公式HP)

 すでにオバマ大統領就任パレード等で報道されているので旧聞に属するが、なかなかメカが面白いので、取り上げる。

 アポロ計画の時のムーンローバーは、フレームむき出しの無骨なスタイルだったのだけれど、今回は写真のようなデザインで、ちゃんと与圧部が設けられている。

 面白いのは、後部に取り付けられた宇宙服。この部分はスーツポートと名づけられ、服のバックパック部分がローバーの与圧部に組み込まれていて、内部から服の中に入り込むようになっている。

TechEBlog » NASA's Electric Lunar Rover

 この大統領パレードの時の映像の後半に、スーツポートから宇宙服の人間が歩き出す映像があるが、なかなか機能的。

Build It Bigger (Season 3): Lunar Electric Rover : Video : Science Channel

 そしてこのビデオに内部からスーツへ入っていく映像が収録されている。

 なかなか映像的に面白いこのローバーが、月面からの中継で映し出される日は、いつになるのだろうか。早く観てみたい。

◆関連リンク
拡大画像 002 | 【NASAからのおくりもの】新大統領にお目通りした新月面探査機 | マイコミジャーナル

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2009.09.22

■宇宙ステーション補給機:HTV、ISSにドッキング

Pict_htv_1j_l_2 宇宙ステーション補給機
 (HTV)概要
(JAXA)

 HTV とは 宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)は、国際宇宙ステーション(ISS)へ補給物資を運ぶための無人の輸送機です。 (略)
 ISSのロボットアームでHTV に装備されている持ち手をつかんで、 ISSに結合させます。HTVは自動結合ではなく、あらかじめ決められた位置に相対的に停止しているHTVをISSのロボットアームで捕獲しますが、この ようなランデブー手法をとる宇宙船は世界で初めてです。(略)
 HTVのハッチは1.2m×1.2mのほぼ四角い形をしており、 大型の実験装置などが運搬できます。スペースシャトル退役後にこの大きさのものを運搬できるのは今のところHTVのみとなる予定です。 (略)

 HTVは直径約4メートル全長10メートル弱、観光バスが収まる大きさです。機体は大別して3つの部分から成り立っています。

 先ごろH-ⅡBロケットで打ち上げられたHTVが、国際宇宙ステーションにドッキング。
 観光バスほどもある宇宙機を自前で打ち上げて、そして有人宇宙施設にドッキングというのは、日本の宇宙技術の進化として素晴らしいことだと思います。
 そしてJAXAの内部構造図がまるで少年マガジンの大伴昌司氏の図解のようにかっこいいので、掲載しました(^^;)。

 そして最近の例にもれず、これだけの画期的な日本の技術力の進歩を示す素晴らしい映像だというのに、ろくにテレビは放映しない。馬鹿な薬中の芸人のニュース流す暇があったら、こっちの映像流して、子供たちの夢を育まんかぃ!!と本気モード。
 まさに日本のマスコミの終焉(もしくはビジネス規模の縮小)は近いのでしょうね。

 というわけで、NASA TVの映像は、今回もやはりYoutubeがしっかりフォロー。
 (JAXAの動画は小さいので、こちらがお薦め)

YouTube - HTV Grapple and Berthing (Docked with Space Station).
 ロボットアームがグラプルフィクスチャーをつかむシーン

YouTube - HTV Docking with Station.ISSとのドッキング

ビデオライブラリ: 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA.

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2009.09.15

■非結晶非シリコン系生物ロボット: Plasmobot
 世界初の菌類を使った生物ロボットの開発

Slimemouldphysarum_polycephalum2303 世界初の菌類を使った
生物ロボットの開発
(MAKE: Japan)
(Tumblr:Ultimate Future Image Lab経由)

 ウエスト・オブ・イングランド大学の研究室では、世界で初めての菌類を使った生物ロボットを開発している。(略)彼らが研究しているのは、変形体、つまり、イギリス国内の森や庭や湿った場所で普通に見られる粘菌変形菌モジホコリカビの増殖状態を使った、非結晶非シリコン系生物ロボットPlasmobotだ。(略)狙いは、完全に生物学的な(シリコン部品を使わない)非結晶大規模並列ロボットを最初に作ることにある。

 Adamatzky教授によれば、(略)遠い将来においては、変形体を人体の内部で動かすことも可能になるでしょう。たとえば、(略)変形体で作られた無数の微少コンピューターを我々の皮膚の上に棲息させて、機械的な思考作業を任せることで脳の負担を軽減させるとも可能になるかもしれません。

 これって、なんか凄いSFマインドを刺激する。特にこの引用文の後段のフレーズは素晴らしい。考える皮膚を装着する未来。粘菌ウェアを纏った未来人って、センス・オブ・ワンダーに溢れてます。

 というわけでちょっとだけ調べてみました。

Prof Andy Adamatzky Home Page
  Plasmodium of Physarum polycephalum: illustrations to papers
  ウエスト・オブ・イングランド大学アンディ・アダムスキー教授のHP。
  粘菌デバイスの写真多数。こんなマッド・サイエンスティックな研究、やってみたいものです。

◆ルディーラッカー『フリーウェア』訳者あとがき
   (大森望氏のRudy Rucker fan site: All is One)

人類側は、チップに感染してバッパーの知性を破壊する{素子黴{チップモールド}}の開発に首尾よく生硬。これによってバッパーはみごと全滅したものの、つ いでにコンピュータ文明も崩壊して、人類社会は大打撃を受ける。さらに、イミポレックスと呼ばれる新素材の樹脂にチップモールドが感染した結果、プラス チックの肉体を持つ新たな人工生命が誕生する。これがすなわち、{カビ{モールド}}から生まれた{モールディ{カビイ}}というわけだ。

 何故、我々のSFマインドを刺激するか、その理由は思い出したらこれでした。
 ルディー・ラッカーのバッパー4部作で登場するモールディそのものではないか!
 BPの名は、ルディ・ラッカーのBopperからもらっているので、このネタは取り上げないわけにはいきません(^^;)。

 ラッカーはセルラ・オートマトンの学者なので、どこかでその研究成果を見てアンディ・アダムスキー教授の研究がスタートした、なーんて考えるとワクワクしますね。今のところ、検索した限りではラッカーとアダムスキー教授の接点は見つかりませんでした。

◆関連リンク
Dr.Adamatzky 2006年に来日しているようです。
 教授のHPには日本の酒の写真が多数あるので、日本ファンなのかも。南方熊楠の研究成果も参照していたら、楽しいですね。

Dr.Adamatzkyはセルラオートマトン、反応拡散計算機、分散人工知能そして ロボットの研究を行っている。

Scientists design first robot using mould.

Professor Adamatzky has recently edited and had published by Springer, 'Artificial Life Models in Hardware' aimed at students and researchers of robotics. The book focuses on the design and real-world implementation of artificial life robotic devices and covers a range of hopping, climbing, swimming robots, neural networks and slime mould and chemical brains.

Plasmobot Amorphous Biological Robot: Science Fiction in the News.

SF fans may be thinking of the 'moldies' from Rudy Rucker's 1997 novel Freeware: The exact appearance of her humanoid head and arms was something she could tweak...In [her] alternate "pelican" mode, Monique became a set of great flapping wings attached to a tapered big-eyed body... (Read more about Rucker's moldies)

ルーディ・ラッカー - Wikipedia
Rudy Rucker's Home Page ・Rudy’s Blog
ルーディ・ラッカー『フリーウェア』

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2009.08.04

■国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」
  ISS Japanese Experimental Module Kibo

Iss_jem_kibo

きぼう広報・情報センター
フォトライブラリ 船外パレット

 船外実験プラットフォーム
             (JAXA)
 

 先週、若田宇宙飛行士の2ヵ月にわたる宇宙滞在からの帰還についてはTVニュースになっていたのだけれど、ほとんどこのきぼうの建造については見かけなかったので、写真やビデオを探してみた。

 まず右の写真は、「宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供」とクレジットすれば、誰でも使える画像。上記リンクより引用。

 既に稼働している居住区に、大物の船外パレットと船外実験プラットフォームが搭載されて、いよいよ日本モジュールきぼうの完成である。

 下の関連リンクにググったニュースへのリンクを掲載したが、ネットではそれなりに記事が出てくるが、僕が観たテレビニュースや新聞では、この完成について、詳細に取り上げたものはなかった(実は先週もテレビニュースはろくに観てないので、特集したものもあったかもしれないけど(^^:))。

 というわけでどうしても観たかったビデオ映像であるが、JAXAがまとめたものが以下に掲載されている。

 船外パレットと船外実験プラットフォームの搭載状況も映し出されている。

 ロボットアームが取り付けられて、いかにも宇宙基地然としたかっこいいデザインだと思う。映像のテレビ映りも素晴らしい。

 アポロ月着陸40周年の今年、こうして日本の有人宇宙施設が完成したのは、偉大な進歩だと思う。アポロの時代に少年時代を送った我々王立科学博物館世代にとってはビッグニュースのはずなのに、このマスコミの静けさは何なのだろうか。

 上のビデオにある様に、このきぼうは、日本の重工メーカの持つ宇宙技術、潜水艦技術等で構築されたもの。宇宙技術は信頼性・安全性が最も重要で、地上である程度、枯れた技術が使われる傾向にあるにしても、日本の先端技術のひとつであることは間違いない。もっと技術立国としては騒いでもいいと思うのだけれど、どうだろうか。

 最近は環境問題を中心にハイブリッドカーだとか、EVだとか、そうした技術のみが持てはやされているけれど、なんかそれらはネガを消す技術であって、昔の宇宙開発のようにフロンティアスピリットをくすぐるようなワクワクするテクノロジーと思えない。

 かつての宇宙少年は、もっと国際宇宙ステーションのニュースは大々的に取り上げてほしいのだけれど、マスコミ各社殿、いかがでしょうか。暗い景気と政治のニュースばかりでなく、子供たちをワクワクさせる話題を盛り上げて、未来の素晴らしさも体感させてあげてほしいと思うのは僕だけだろうか。

◆関連リンク
国際宇宙ステーション:実験棟きぼう完成 - Google ニュース
SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第67号
 ビデオライブラリ - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA
.

今回は、7月16日午前7時03分にNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打上げられたスペースシャトル「エンデバー号」(STS-127(2J/A)ミッション)の様子を、「きぼう」日本実験棟 第3回組立てミッションの話題を中心にダイジェストでお届けします。

NASA - ISS Assembly Mission 1J 
 NASAのミッションとしては、ISS Assembly 2J/Aということになるらしいのだけれど、まだデジタルのアーカイブが立ち上がっていないようです。

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2009.06.02

■神山健治監督『東のエデン』 「第7話★ブラックスワン舞う」
 演出:河野利幸 作画監督:近藤源一郎

「第7話★ブラックスワン舞う」

脚本:神山健治/福島直浩 絵コンテ:吉原正行/河野利幸/柿本広大
演出:河野利幸  作画監督:近藤源一郎 美術監督:竹田悠介

 大杉救出で、テンポのいい活劇を見せてもらいました。

 セレソン同士の対決。マネー履歴から相手の手の内が見える前提での戦いが緊迫感あふれる描写になっている。

 「迂闊な月曜日を演出した」のが○○だというコメント。ここは今後の展開に影響しそう。
 しかしどうホワイトハウス前の行動につながっていったのか。凄く気になる。

 ラストで咲の眼前に展開する幻想的光景。映像としてワクワクしたけれど、2800万円使う目的は? (あ、視聴者サービスかな(^^))

 11日間の物語も既に7日終了。あと4日でどうこの国の空気を変えられるのか?
 この展開では、とてもそこまで話が及ばないのではないだろうか。神山監督がどう自分に課した制約を突破していくか見守りたいものです。

◆関連リンク
・当Blog記事
 第6話「東のエデン」
 第5話「今そんなこと考えてる場合じゃないのに」
 第4話「リアルな現実 虚構の現実」  第3話「レイトショーの夜に」
 第2話「憂鬱な月曜日」 第1話「王子様を拾ったよ」感想
 竹田悠介美術 HDR(High Dynamic Range)写真タッチの映像
 神山健治 『映画は撮ったことがない』刊行予定 小説版『東のエデン』

東のエデン(アニメ)まとめWiki - トップページ
東のエデン 聖地巡礼 思ったより六本木なのね - ローリング廻し蹴り

『東のエデン 第1巻』Blu-ray DVD

◆100億円でできること
 TVでこんな横浜の取り組みが紹介されていた。ノーベル賞を目指したサイエンス高校の設立。これにかかる費用が94億円。セレソンが100億円でできることの参考(^^;)。
 こういう若い人の意識改革につながるようなお金の使い方が最も効率的な気がします。
 番組に出てきた内田茂開設準備担当部長は、セレソンに適任かと。

エチカの鏡ココロにキクTV - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表].

総工費94億円本気でノーベル賞候補者育てる秘公立高校開校に密着

横浜を舞台に、2年近くにわたり取材を続けた「横浜サイエンスフロンティア高等学校」誕生物語をお送りする。1人の公務員の男性が高校開設のために呼び寄 せられる。彼は公務員としての常識を超える働きをした。彼はさらに、常識はずれの人呼んで「サムライティーチャー」教師を集め、力を合わせ今までにない学 校を誕生させるべく奮闘するのだった。

地域が取り組む教育改革~横浜サイエンスフロンティア高校・開校へのカウントダウン - 学びの場.com

 

 外部との連携づくりにおいて重要なのは、地域の力と学校をつなぐしかけです。この点に関しては、内田茂・開設準備担当部長が“プロデューサー”として大学や企業を繰り返し訪問し、参画を呼びかけてきた経緯があります。

・(新)横浜サイエンスフロンティア高校 :: 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 掲示板 | 受験 教育情報サイト : インターエデュ・ドットコム

・実録 危機意識がカリキュラムを作る 横浜サイエンスフロンティア高校の開校(日経エレクトロニクス

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2009.05.20

■究極の高速度撮影 STEAM:serial time-encoded amplified microscopy
  UCLA合田圭介氏ら 連続時間符号化振幅顕微鏡法

Steam 世界最高速の撮影を実現
:UCLAの合田圭介氏ら(動画)
(WIRED VISION)

科学者たちが世界最速のカメラを開発した。毎秒610万コマの撮影が可能で、シャッタースピードは440ピコ秒[ピコは1兆分の1]を誇るという。これは、光でさえ1センチメートルの数分の1しか進めないほど短い時間だ。(略)

「serial time-encoded amplified microscopy」(連続時間符号化振幅顕微鏡法)の頭文字をとって『STEAM』と呼ばれるこの技術では、撮影対象となる物体に、波長がさまざまに変動する赤外線レーザーを照射する。これらの波長は、センサー上の1画素ごとに対応している。

物体が反射した光をカメラのセンサーが受けると、各画素はそれぞれに対応する波長を拾い、波長は電子的に強化される。ほんの数個の光子から構成される、元々の暗い画像信号が、鮮明になるまで増幅される。従来のデジカメでは、センサーが元の波長を認識していないため、こうしたことは不可能だ。[Natureの記事によると、光の伝送には特別な光ファイバーケーブルを使い、異なった波長が異なった時間で到着する時間を記録。このデータから画像を構成する。UCLA newsの記事にも説明がある]

 なにやら物々しい名前の究極高速度映像装置。
 これによって何を撮影するのか書いていないけれど、たぶん自然科学現象を光学的に捉えるために開発されているのでしょう。
 光が数mm/コマしか進まない高速度で映像を捉えられるとしたら、光そのものの動きは写るのだろうか。波動であり粒子である光を粒としてとらえた映像が観てみたい(リンク先のYoutubeの映像のように)。んなもん、とれるわけないって??

◆関連リンク
Optoelectronic Circuits and Systems Laboratory @ UCLA
Access : Serial time-encoded amplified imaging for real-time observation of fast dynamic phenomena : Nature Nature論文

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2009.04.15

■フィギュア二題 「国宝 阿修羅像」「モビルスーツ型五月人形」

Asyura_movile_suit_satuki
阿修羅像フィギュア「阿修羅展」公式アイテム(株式会社 海洋堂)
 興福寺創建1300年記念 「国宝 阿修羅展」(東京国立博物館)
 海洋堂「阿修羅像フィギュア」、1週間で8千個売り上げ-残り7千個(上野経済新聞)

 フィギュアは海洋堂(大阪府門真市)が同展に合わせて15,000個限定で製作・販売しているもので、価格は2,980円。初回店頭販売分は同展初日3月31日の午前中に完売した。4月2日の再入荷分も即完売し、その後は予約販売のみとなった。4月7日朝の時点で残数は約7,000個となっている。

 日本の国宝にフィギュアが接近。
 フィギュア技術もここまで昇華してきたということでしょうか。これぞ現代の日本文化。

「モビルスーツ型」五月人形登場-飾台左右にガトリング砲とミサイル(上野経済新聞)

千葉県鎌ヶ谷の五月人形ブランド「壱三(いちぞう)」のモビルスーツ型五月人形。重厚な質感のロボットに、手の平サイズの五月人形が搭乗しており、胸のライト部分が点滅する。高さは五月人形搭乗時で約70センチ。ロボット部分(126,000円)と五月人形(189,000円)は別売り。

 これが無敵の厄除けだぜ!【壱三創作人形工房】-雛人形も五月人形も楽しむ♪
 こちらに写真多数。これは既に完売とか。
 日本文化の破壊のような気もするが、これも今の日本でしょうか。

◆関連リンク
『わんぱく 子供大将 鎧飾り 平飾り 伊達政宗』
夢は宇宙(そら)を駆ける!【壱三創作人形工房】-雛人形も五月人形も楽しむ♪
 こちらは竜のメカ。

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2008.10.22

■未来技術遺産
 噴水型ジュース自動販売機, Philco Television

Oasis_2 電卓、自販機、ロケット
…「未来技術遺産」に23件登録
     (朝日新聞社)

 懐かしい噴水型のジュース自動販売機、「答え、一発、カシオミニ」、純国産ロケット――。国立科学博物館は、科学技術の発達史で重要な成果を示した重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)の登録制度を始め、第1回として23件を登録した。

もう一度食べたい:
噴水ジュース 舞い踊るオレンジ(毎日新聞)

 噴水型の自販機は本社工場敷地内の記念館1階、それも展示場中央にデーンとあった。名称 は「オアシス」。白い箱形の本体にヤシの木が描かれ、「Oasis」の文字は涼しげな水色。上部にはジュースが入っていた透明ガラス製の容器

 一般紙に載った記事なので改めてここで掲載するのも何ですが、このレトロフューチャーなメカはどうしても載せたくて、、、。

 子供の頃、デパートの屋上やゲームコーナーで、ベルトコンベアー型の自動車ゲームと並んで、この自販機に随分未来的なテクノロジーを感じたものです。噴水で湧き上がるオレンジジュースがどんなにかおいしそうに見えたことか、、、。

Philco_television

 というわけで自販機だけではあんまりなので、もうひとつレトロフューチャーな技術遺産の紹介。PHILCO社製のTVとそれを利用/模したPC。

 薄型大画面TVにはなんだかちっとも未来を感じません。
 やはりフューチャーなTVはこうでなきゃ。噴水ジュースを飲みながら、こんなTVで60年代のSF映画を一日のんびり観てたいもんです。(<<じじぃか!)

◆関連リンク
山 田 屋 レトロな自販機の情報サイト
 ここの情報でも稼働しているものはすでにないみたい。
 朽ち果てた写真はこちら→ 噴水ジュース自販機
こちらキッズ自販機研究所 未来自販機の絵やアイディア大募集!
国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 特別企画展.

世界最古の自販機とされているエジプトの「聖水自販機」(復元)、日本最初の「自働郵便切手葉書売下機」(レプリカ)をはじめ、昭和初 期の発声映写装置付きグリコ自販機(複製)、60年代初頭から中頃に大人気を博した「噴水型ジュース自販機」や現在の飲料自販機とは形状がまったく異なる 初期のびん入りコカ・コーラの自販機が展示されます。

 こんな展示会も開催されていたみたい。「聖水自販機」とは凄い。
Onomy Labs Resources for Press and Proposals
Philco Television、いくつかの写真
One Mod Predicta パソコン
The Official Predicta Television Site!. Gallery
 Telstar Electronicsという会社が作ってるレトロフューチャーなデザインのテレビ。
Dark Roasted Blend: Coolest Retro Devices.
 Weird & wonderful things
 レトロフューチャーなものたち。ラジオやロケットその他。

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2008.10.21

■核融合科学研究所 オープンキャンパス 2008

Herical_coil
核融合科学研究所 オープンキャンパス 2008 10/25(土)

LHD見学ツアー「最先端!LHD装置を近くで見よう」
* 核融合(フュージョン)発電のしくみと運転シミュレーター
* 霧箱工作 ~放射線がつくる飛行機雲~ 先着順
* 放射線測定体験 ー放射線をはかってみよう
* なに?なぜ?重水素実験コーナー

 昨年行った核融合科学研究所の見学会が今年も開催されます。
 ここは岐阜県土岐市、地上に太陽を生み出すための基礎研究が実施されています。

 石油の算出がピークに達したといわれ、20世紀に花開いたテクノロジーの時代がピークを向かえた現在。エネルギの石油からのシフトがどのような形でか成立するのかどうか。人類の未来の一端はこの研究所(とか)が担っています。

 我々の孫の世代が、安全性を確保した上で、現在と同じ安価で取り扱いやすいエネルギを豊潤に使えるかどうか。その鍵を握るかもしれないのが、トップに掲載した写真のような<巨大オヴジェ>。なんとSFチックなエネルギの未来でしょう。(注. 写真の装置は既に真空チャンパの中に格納されているので、見学会では観られません。念の為)

 核融合発電所の実現は、昨年の29年後から一年、時計を進めたかどうかが気になります。、、、、と思ったら、今年は核融合の講演会がない!!もしかして一年時計の針が進まなかったのかぁ??

◆関連リンク
社会科見学とイベント情報ナビ核融合科学研究所 - ウェブリアルバム
 迫力ある写真が掲載されています。
世界最強のレーザー核融合実験施設、動画レポート | WIRED VISION
ILC リニアコライダー計画
社会科見学とイベント情報ナビ

当Blog記事
・核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開
 (1)LHDそのテクノロジーとアート
 (2)夢の核融合発電実現まであと29年(目標)
 (3)大平貴之講演 メガスター開発ストーリー
核融合科学研究所 大型ヘリカル装置LHD

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2008.10.06

■David Portelaデザイン
  『The Future of Citroen 2CV:未来の新型シトロエン2CV』

Future_2cv_full

This Could Be The Future of Citroen 2CV Car | Future Technology.

This Citroen concept car has just entered from future for all Citroen 2CV lovers. This concept is designed by David Portela to present a classic model. You will get what you can expect from Citroen 2CV such as the same curved bonnet, hunk sides, roofed rear wheels and much more.

 パリオートショーのマツダのコンパクトカー「清:KIYORA」の情報を集めていて、ネットで見つけた未来のシトロエン2CVのカーデザイン。なかなか面白いデザインなので「清:KIYORA」から切り替えてこちらをアップ。

 デザイナーはDavid Portelaという人。
 graphiste-Designer David Portela 公式HP PDI1b

 他にもPSAやVWのデザインがあるけれど凡庸。この2CVが特に良い。
 最近の車は、どれも体積効率重視で四角を基本としたデザインで面白くないのだけれど、これはクラッシックカーのように四輪が出っ張って主張するフォルム。

 加えて面白いのがキャビンのタンク形状。これは新しい。
 デザイナーのページにも走行のCG映像はないけれど、走っている映像も是非観てみたいものです。2CVはファンが多いので、賛否両論でしょうね。否定派の方がきっと多いでしょうが僕は2CVのネーミングを付けるかはともかくこんなカーデザインも現実に観てみたい。

◆関連リンク
Citroen's 2CV is back! | Auto Express News | News | Auto Express
 これは2CVのスクープらしき記事。信ぴょう性は不明。
祝還暦! 「シトロエン2CV」の特別展が本国で開催中
 「2CV EXPO SHOW

場所:LA CITE DES SCIENCES ET DE L'INDUSTRIE
(科学・産業シティ博物館)
開催:2008年4月15日~11月30日

・同じデザイナーのConcept Hydroxというのも面白い。
 →Maroc Automobile Actualité VoitureAuMaroc.com Concours Design Peugeot.

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2008.09.23

■ダニエル・サイモン『COSMIC MOTORS
   -遥か彼方の銀河系の宇宙船、車、パイロット』

Daniel_simon 架空世界の超リアルなビークルたち
  :画像ギャラリー | WIRED VISION

 われわれに未来の車を約束する自動車メーカーが、口先ばかりで何も行動しない今、Simon氏の著作『COSMIC MOTORS――遥か彼方の銀河系の宇宙船、車、パイロット』は、われわれの未来への欲望を、超リアルでフェティッシュな乗り物で満たしてくれる。

 3D-CGによる未来の車のデザイン。われわれが夢に見た流線型の未来がここにあります。
 各イラストに物語が付随していてなかなか楽しめる。

 デザイナーのダニエル・サイモン自らの手による3D-CGのプロモーションムービーがYoutubeにアップされているので、こちらも楽しめる。

Daniel Simon - Car Designer Daniel Simon's Work.各種作品(ダニエル・サイモン公式HP)

COSMIC-MOTORS. The spaceships, cars and pilots of another galaxy.
(COSMIC MOTORS公式HP)

ダニエル・サイモン『COSMIC MOTORS -遥か彼方の銀河系の宇宙船、車、パイロット』(amazon)

 でも僕の一番好きな未来の車はコレ→未来の車 GM Firebird Ⅲ(過去記事)

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2008.09.10

■池谷 裕二, 木村 俊介『ゆらぐ脳』 レビュー・2
  脳の自発活動と意識

池谷 裕二, 木村 俊介『ゆらぐ脳』
 前回、脳の先端映像と音響について触れたのだけれど、今回は後半で述べられている脳の自発活動と意識と無意識について。

 仮説を立てずに実験データの生の解析を重視する、と言う池谷氏だけに踏み込んで書いてはいないが、読みようによっては『進化しすぎた脳』からさらに突っ込んで脳と意識について述べている。

「意識」といえば、今は花形の研究です。(略)私は「自発活動は、意識の源泉じゃないんだなぁ。がっかりし たなぁ」とは思いませんでした。むしろ、自発活動は意識なんていう表層的なものであってほしくなかったので、よかったなぁと思いました。(略)意識は人間 の活動の本の一部の現象で、意識を重要視すぎることは、いわば滑稽と言ってもよいくらいのものですから。(P200)

 これ、かなり凄いことを指摘しているのではないか。「意識」を重視して、その謎が解明できればノーベル賞ものと自分たちで言っている脳科学への批判であるとともに、デカルトの「我思うゆえに我あり」、近代そのものの否定ですらある。(にしても「意識なんていう表層的なもの」とは凄い挑発(^^;))

 この本ではさわりしか触れられていないが、脳研究の過程で池谷氏が得たデータの蓄積から自然に彼が認識している世界観がこうしたところに如実に出てきているのだろう。ここで意識の正体について、仮説を語ることを池谷はしていない。しかし、この後述べられている以下のような部分で、だいたいどんなイメージを持って、彼が「意識なんていう表層的なもの」をとらえているかはぼんやりとわかる。

「ノイズ」と言われていた自発活動に重要な役割があるのかもしれないように、脳を考察する上では無意識の世界にこそ重要な役割が隠されているのではないかと思われるのです。

人の「もの思い」のゆらぎは特に脳の言語野の活動を活発にしたという結果が出ていて興味深いのです。人は言葉がなければ深く考えたり、物思いに耽っ たりもできないのかもしれない。そのくらい私の心には言語は深く影響を与えています。一方、チンパンジーの「もの思い」(外見でボッーとしている時)の脳 の活動は言語野だけではなく情動や欲情をつかさどる部位が活発になったそうですから、ボッーとしているにしても人間と動物は根本的に異なることをしている のだなぁと推測できるのです。

自発活動は、脳の活動全体の七割や八割を占めています。(P201)

 意識と言語野の密接な関係。
 自発活動が大部分で人間のみが持っている(かもしれない)意識。科学的に書けないから、言っていないけれど、意識の正体をどう考えているかは、明確なのではないか。

 これらのバックデータの一つとして挙げられているのがP212。

 脳の自発活動を観察していると、ボタンを強く押すか弱く押すかは、意識が決めているのではなく、その前三十秒から二十秒前の自発活動の「ゆらぎ」によって決定されているという研究(2007NEURON誌)が紹介されている。

◆非エルゴード的神経細胞ネットワーク

 脳の神経細胞のネットワークは非エルゴード的(恒常的な多重安定性が成立しない)」と主張した論文は受理されませんでした。(P217)

 ここで書かれているのは、その成り立ちから科学が必須でその再現性を必要とするのに対して、観測したデータが語る以下のこと。

 生命の活動は、「一回性」と「不可逆性」に彩られています。(P218)

 ここから「「再現性がない」ということが再現するというアプローチ」しか、非エルゴード的(再現性のなさ)な神経細胞のネットワークを科学として記述する手段はないのではないかと記している。

 宇宙と同じくらいの広がりを持った脳の神経系の組み合わせが、再現性を持たないビッグバンや進化といったものと同じ振る舞いを持つ。
 科学ではアプ ローチがもしかしたらできないかもしれない、それでもデータを取り続けることで挑み続けて行くという強靭な意志。

 そこからデカルトの否定という前段で引用したような認識が生まれてい るのでしょう。まさに科学との先端での戦いの記録がここにあります。

 科学の限界性とか、脳と意識と言語の問題に関心がある方にお薦めの一冊。
 哲学ではなく、実験重視の生命科学からこうしたアプローチが開花しようとする瞬間に立ち会いたい方も、是非。

◆関連リンク
・今後の出版予定

 『進化しすぎた脳2』 (仮題)
 発売日未定 母校での脳科学講義録。前作『進化しすぎた脳』を超える興奮です!

・視覚+触覚情報が生む新しい「境界」:「ゴムの手を自分と感じる錯覚」 | WIRED VISION
 前半に書かれていた「ラバーハンド幻覚」とその進化形の実験ビデオ

・東京大学大学院薬学研究科・薬品作用学教室の公式ホームページ

回路活動は数十秒間は一つの活動状態に安定にとどまるが、しだいに新しい安定状態を生み出し、内発的に新しい状態へと移行する。 我々はこの特徴的な動態を、非平衡熱物理学の観点から「非エルゴード的なメタ安定性」であると考察し、新しい回路オペレーション・モードとして紹介した。

自著を語る|脳を「分からない」から照らしだす
 木村俊介(きむらしゅんすけ  インタビュアー)

  脳とタイトルにつく本にダマされてきたという人も、多いのではないでしょうか。「セロトニン」「ノルアドレナリン」などと用語はサイエンスっぽいけど、結 論は、「脳はこういう性質だからあなたがサボってしまうのはしょうがない」(なぐさめ)「脳はこういう性質だから小さいことからコツコツがんばりましょ う」(はげまし)

(略)「したり顔で、何でもかんでも『脳の性質からすれば……』と解説をしているけど、こんなにたくさん発言していて、この人、ほんとうに脳の研究 をしているのかなぁ。本業の研究の成果は何?」……と、「脳を語る人」を「うさんくさいんだよなぁ」と感じている人にこそ、本書はカユいところに手の届い た「あぁ、こういう本が読みたかったんだよなぁ」と思えるものになっているのではないでしょうか。

 これって、某脳科学者批判では?? 意識に関する挑発的な言説といい、一度対談したら面白いのでは。でもそんなことで実験の時間を割いてほしくないというのが本当か。
『ゆらぐ脳』特設サイト|文藝春秋
 ここはつまらない。
ScienceDirect - Neuroscience Research : Watching neuronal circuit dynamics through functional multineuron calcium imaging (fMCI) 
多ニューロンCa2+画像法(functional multineuronal  calcium imaging、fMCI)
フルフレーム高速共焦点スキャナ

 ニューロンの細胞体の一過性Ca2+上昇がスパイク出力を反映していることを利用して、光学的にスパイク時空パターンを再 構築する手法である。fMCIは数百個のニューロンの活動を同時にモニターできるため、神経ネットワーク研究に有用な知見をもたらす新世代の大規模記録法 として注目を集めている。

・高速カメラが捉えた生命の神秘.

私たちの研究室では世界最速の共焦点レーザー顕微鏡で生命の働きを撮影しています 百聞は一見に如かず 2000分の1秒の衝撃  ミクロ世界をご覧ください

◆当Blog記事 関連リンク
意識を持ったロボット
『進化しすぎた脳』レビュウ
中沢新一『森のバロック』レビュウ
茂木健一郎 『プロセス・アイ』Process A.I.

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2008.09.09

■池谷 裕二, 木村 俊介『ゆらぐ脳』 レビュウ・1
 脳回路の映像 fMCI:functional Multineuron Calcium Imaging

池谷 裕二, 木村 俊介『ゆらぐ脳』
 『進化しすぎた脳』がとても刺激的だった脳研究者 池谷裕二氏の新しい本。
 まずはインタビュアーと構成/文を担当した木村俊介氏の言葉から。

◆脳の先端映像  fMCI
自著を語る|脳を「分からない」から照らしだす
            木村俊介(インタビュアー)

 「世界最初の撮影範囲」を「世界最速の撮影速度」で捉えた、まだ、誰も見たことのない、どうしても発見が生まれて しまうという風景――。

 その前人未到の地に辿りついて、著者は呆然と立ちつくしてしまうのです。

(略)そして、「脳の自発活動の『揺らぎ』に柔軟で強靭な『自分で自分を書きかえる生命活動』の根本があるのでは?」という今のところの研究の到達地点は、ほどほどのフラフラしたムダや余裕がいかに生命に不可欠なのかを教えてくれるのです。

 池谷氏とその研究室メンバーで開発され、脳回路の可視化を実現した多ニューロンカルシウム画像法(fMCI:functional Multineuron Calcium Imaging)の狙いが面白い。

 今までの脳の解析が、「組織」(0.1m単位)と「細胞」(10μm)という、マクロとミクロの画像だったのに対して、fMCIが狙ったのはその間の「回路」(1mm)。そして時間分解能は、神経細胞の活動時間千分の1秒に対して2000コマ/秒。

Ca3_movieratio_2池谷氏のHPより引用
 多ニューロンCa2+画像法(functional multineuronal  calcium imaging、fMCI)

 これによって世界で初めてとらえられたメタミクロな世界。
 この映像から解析されたのは、Synfire chains and cortical songs: temporal module...[Science. 2004]という論文にまとめられた「神経細胞のネットワーク活動には何回も同じ組み合わせが見られる」という従来の常識を覆す学説。

 ここを起点にして語られる刺激的な言説が今回もとても面白い。
 途中、科学に対する池谷氏のあり方とか、学者にとってのコミュニケーションの重要性(池谷氏のあとがきでは「ボヤキ」と書かれているが、それも十分面白い)

神経細胞の活動パターン分析

神経細胞一つをピアノの鍵盤一つに割り当てて、 その活動を音に置きかえると、なんとも不思議な音楽ができあがります。 神経ネットーワークが紡ぎ出す「自然の音楽」をご鑑賞下さい。

 この先端映像の解析方法のひとつが、神経細胞一つ一つが別の音を奏でるとして、音楽として聴いて分析するという独自の手法。時間分解能に優れた聴覚を利用する手法として、本書で紹介されている。

 これ、是非聴いてみたいと思ったのだけれど、上記リンクにMP3データが置いてある。確かに繰り返しの音楽に聴こえる。この不思議な音響が脳内の誰も聴いたことがない声なのだ。論文はリンク先でも読めないけれど、この音でなんとなく、論旨の一部に触れられたような気がする。

(長文につき、次回に続く)

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2008.09.08

■空中撮影 摩天楼 ブルジュ・ドバイ  Skyscraper : Burj Dubai

Image2 Burj Dubai Skyscraper (公式HP)
Photos page 2008 September August
             (Gizmodo経由)

 地上162階建、尖塔高818m、軒高643.3m。09年竣工予定の世界一の摩天楼。

 何も言うことはありません。圧倒的な未来感覚に溢れた写真が全てを物語っています。公式HPに膨大な建設中の写真があるけれど、とにかく右の一連のシリーズで撮られた空中撮影の映像が圧倒的に素晴らしい。

 この俯瞰は世界のどこでも観たことのない光景。600mの上空から下のフロアへ移っていくパースの変化と、霞む背景の高層ビル群。

 センス・オブ・ワンダーに溢れた、SFイメージ画の数々のアーティストの名品にも相当するこの光景をお楽しみください。

◆関連リンク
ブルジュ・ドバイ - Wikipedia
もうひとつの公式サイト(写真は上のが良い)
・YouTube各種ビデオ
 Burj Dubai Animation
 TV Commercial 
 video from 155th floor
 Dubai Tower(サムスン建設)
The Dubai Life | Blog | 建築現場からのリポート
世界一高層のホテル、建設中でも高すぎ(動画)(Gizmodo

ディスカバリーチャンネルで建設中のビルを取材してくれていました。(略)200億ドルの建築費をかけ、てっぺんには展望台、800室のマンション、4つのプール、175室のアルマーニホテル、144室の超高級スイート、ボールルームなどが完備。

・Chicago Tall, Dubai Supertall | Archinomy
 各種高層ビルの比較
アル・ブルジュ - Wikipedia
 さらに高いBurj Al Alam。ドバイはどこまで神の領域へ近づくのか?

ア ル・ブルジュ(英:Al Burj)は、ドバイに建設される予定。地上228階建、尖塔高1,400m・屋上1,250m・軒高850mと なる予定であり、現段階で着工時期は確定していない。施工者として交渉中の建設会社には、日本の清水建設やブルジュ・ドバイを施工中のサムスン建設など名 が挙がっている。

『The New Urban Giants: Ultimate Skyscrapers』(amazon)
『Skyscrapers』(amazon)
『The Guardian Building: Cathedral of Finance』(amazon)
『Skyscraper Cinema: Architecture and Gender in American Film』(amazon)

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2008.09.06

■巨大ロボット2点 La Machine 15メートルの巨大クモ
  & Festo 空中をゆっくり浮遊するクラゲ

Huge_spider_vertビルの壁に巨大クモが出現 - GIGAZINE

  このクモはリバプールの文化祝典で展示されたものであり。今月の7日(現地時間)まで展示されるとの事。このクモの大きさは50フィート(約 15メートル)で、重さは37トンあり、かなり巨大なものになっています。このクモはフランスの会社によって制作され、輸送費だけでも180万ポンド(約 3億 4500万円)もかかったとのこと。

LA MACHINE
 このロボットを製作したアーティスト集団、フランスの公式サイト。

La Machine – Liverpool 5/6/7 September 2008 Gallery  
 今回のリバプールのイベントのHP

 1枚目の画像は、まるで『攻殻機動隊SAC』のタチコマ。
 フランスのアーティストグループLA MACHINEがまたやってくれました。以前のジュール・ヴェルヌの没後100年パレードのジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女もインパクトがあったけれど、今回のも異様な迫力。

 人間は、巨大なものに畏怖の感覚を覚える心理的メカニズムを持っているのですね。

 ロンドン在住の方は、明日まで展示されているらしいので、是非このセンス・オブ・ワンダーを体感下さい。

 ムービーはあまり良質なものがないです。
 この2本が少しましです。
YouTube - La Machine - giant spider causes traffic chaos in Liverpool.
YouTube - La Machine on Lime Street

・http://www.forshawdemolition.co.uk/
 ビルの横断幕はビル解体業者のCMみたい。

Image3空中をゆっくり浮遊するロボット・クラゲ
      WIRED VISION

 Festo社によると、(略)バッテリーで動く、直径約1.35メートルのAirJellyの設計では、クラゲの動きをできるだけ真似ることになった。  
 8個の平歯車から8個のシャフトに力が伝えられ、「各シャフトによってクランクが動き、この動きがクラゲの8本の触手を動かす。それぞれの触手は 『Fin Ray Effect』に従って設計されている。Fin Ray Effectとは、魚のひれを機能的に分析して導き出された構造だ」

 これはドイツの会社の気球を利用した巨大クラゲ。
 この会社は空気を利用したアクチュエータを用いたロボットを得意としているようで、下記にヒューマノイドとか、ロボットマンタとか、なかなか素晴らしい映像があります。
 Festo - AirJelly  Festo - AquaJelly Festo - Humanoid

◆関連リンク
ロワイヤル・ド・リュクス『巨人の神話』
ロワイヤル・ド・リュクス『スルタンの象と少女』
・当Blog記事 SF作家ジュール・ヴェルヌの没後100年パレード  ゴシック 月世界 ジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女

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2008.08.05

■『超SF的 社会科見学 DVD BOX』

『超SF的 社会科見学』(amazon)

  「超SF的」な世界が、子供から大人までを惹きつけてやまない…今、社会科見学が密かなブームだ。
 まるで、古代の神殿のように地下深くに存在するインフラ設備、最先端の技術を駆使して構築された研究所、そして人が作ったとは思えないほど複雑な配管を持つ工場、英知を集めて作られたメカニックな食品工場…
 一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは近未来、「SFの世界」だ。実はこうした施設や工場は、私たちの生活に深く関係しているものが多い。

○全編新規撮影・NHKエンタープライズ制作オリジナルDVD
 このDVD、かなり興味深い。面白い時代になったなー、これもネットで「社会科見学」やら「工場萌えな日々」やら出てきたおかげでしょうね。草の根からこうしたものが立ち上がっているのが、ネット時代の建設的効果ですね。いいなー。

 できればDVDでなく、臨場感ばっちりのハイビジョン放送でNHKにはやってほしい。

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2008.07.21

■My iPhone & BigCanvas PhotoShare

Tousan_belca_02  iPhoneとSoft Bankのお父さんのツーショットからスタートします。おそまきながら iPhoneの記事です。

 先週、けっこうバタバタしましたが、何とか日曜に入手。それ以来、楽しくて、余暇の時間ほとんどをiPhoneに獲られています。んで、記事が遅れてます(^^;;)。

 右の写真、ベタなチョイスで申し訳ない。でも白のiPhoneに黒いベルカの壁紙は結構気に入ってます(^^;)。

Photoshare
Life is beautiful: App Storeついに開店、
 そしてBig Canvas PhotoShareも世界にデビュー

masuidrive on rails - BigCanvas PhotoShareリリース!
PhotoShare(公式HP)

 そしてリリースされたアプリの中で、とても気に入っているのが、このPhotoShare。
 以前の記事「iPhone 3G App Store、iPhone SDKの可能性 他」を書いた時に、検索で知ったBlog Life is beautifulを書かれている、Windows95他にたずさわられたプログラマーSatoshi Nakajima氏がリリースされたのがPhotoShare。

 現在、App Storeでも人気のSNSソフトで、いつでもどこからでも手頃に自分の撮った写真をその場で全世界に公開できる。

 今日初めて家族と出かけた先で、iPhoneで撮った写真を、その場で5分くらいで10枚ほどアップロード。その後すぐ10分もたたないうちに世界のどこかの人から英語でコメントが付いて感動。おおげさに言えば、国境を越えて一般の人々の日々の営みと思考が画像を通して交換される快感の一端を体感。このネットワークのフットワークはとても気持ちいい。

 今までこの弱小ブログでも海外で記事が引用されたこともあって、ネットの広さは体感できていたのだけれど、それでもわずか10分ほどでのこの体験は新鮮だった。やはり言葉の壁を越えた画像によるダイレクトコミュニケーションが手軽にできるところが最高。ここからどんな究極イメージが生み出されてくるのか、まずはワクワクして参加したい。

 ちなみに僕のIDは、BP@UFIL(Ultimate Future Image Lab.)と、このBlogまんまのネーミングです。世界のどこかで観ていただければ幸い。

◆PhotoShareのちょっと先の未来
 少しだけうちのBlogの視点で書いてみます。
・動画対応。iPhoneが動画(そしてその先のハイビジョン)を扱えるようになるのも直ぐでしょう。そんな時代に瞬時に我々は衛星中継を越えて、手軽に映像のコミニケーション手段を持ちます。民間ジャーナリストによる特ダネのオンパレード。そしてプロパガンダ映像とフェイク映像の世界への氾濫の未来。
・溢れる映像情報に対して、重要なのは映像検索技術。東芝がCELL技術を使ったSpursEngineで顔deナビ(なんてネーミングなんだ!)を世に出しましたが、この延長線上に強力な画像検索のエンジンが登場し、氾濫する映像の選別を実現するでしょう。その時、偽装映像を難なく抽出できる技術が進化しているといいですね。
・動画によるコミュニケーションが現在のケータイ並みに発展した社会を想像してみる。
 人はケータイで音声のテレパシーを実現した。視覚がここに加わった時に、国境の壁と脳の壁がどれだけ溶融していくか見ものである。

 現時点最高のダイナブックであるiPhoneの未来がこうした延長線を持っていることが我々をワクワクさせているのだと思う(と無理やりまとめてみる(^^;))。

◆関連リンク
・当Blog記事
 視覚/聴覚/触覚 19世紀と20世紀の夢 iPhoneに至るロードマップ

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2008.07.15

■直径7m、遠隔操作で飛ぶ独自設計「UFO」の正体
  『UFO Project with Peter Coffin at Cinimod Studio Ltd』

UFO Project with Peter Coffin at Cinimod Studio Ltd
直径7m、遠隔操作で飛ぶ独自設計「UFO」の動画 | WIRED VISION

Peter_coffin_ufo  すごい、お見事だ。2008年7月、ニューヨーク在住の芸術家Peter Coffin氏と、ロンドン在住のインタラクティブな建築家Dominic Harris氏とが手を結び、独自設計の「UFO」を飛ばしてみせた。

 この謎の飛行物体がポーランドはグダニスクを浮遊すると、小さな街の市民たちのあいだに衝撃と畏怖が広がった。

英Cinimod Studio社を率いるHarris氏によると、『Peter CoffinのUFOプロジェクト』製作になるこの円盤は、直径約7メートルのアルミニウム製で、ソリッドステート・ドライブ(SSD)搭載コンピューターが制御する発光ダイオード(LED)を約3000個装着している。

 なんかまたフェイクにひっかかっている気がしますが、これはWIRED VISIONが日本に紹介したネタ。とにかくYoutubeの動画がかっこいい。
 最近「米フロリダ大学准教授、「空飛ぶ円盤」の基本飛行技術で特許申請 - Technobahn」なんてニュースも読んでいたので、もしやついに空飛ぶ円盤の実現か!?と思ったわけです。しかし真相はあっけなく、WIRED VISIONの元記事で訳されなかった部分に書いてありました。人騒がせなWIRED VISION。

『Peter CoffinのUFOプロジェクト』(pixelsumo)

It is suspended from 8 points to a single 50m strop line attached to the Mi2 helicopter above.

 なんだ、ヘリコプターで吊ってやんの(^^)。
 エンジニアでもサイエンティストでもなく、「ニューヨーク在住の芸術家」というのがポイントでした。これ、何かのショーですね。

 でも観てみたい。こんなの小学生の時に自由研究で「世界の七不思議」を調べて発表してから、今も大好きなので、、、(^^)。

◆関連リンク
・Peter Coffin (artist) - Wikipedia, the free encyclopedia.
 人騒がせな人はこんな人。
・Youtube - オンボードカメラの映像
・YouTube - Gdansk UFO flight - onboard camera
 あなたもUFO搭乗を疑似体験できる!?

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2008.06.26

■クレイジー・ヘリコプター/モノ・ティルトローター
    Crazy Copter / Mono Tiltrotor

Mono_tiltroter

Mono Tiltrotor (MTR) Rapid Vertical Deployment System

 ヘリコプターと翼を組み合わせた不思議な飛行機を開発している会社のHP。
 CGでカーゴを拾い上げて輸送する様子が観られます。

 まるでトンボのような機体の愛嬌はなかなかのもの。
 しかしこれだけダイナミックに翼が動いて信頼性とか、動的な飛行特性は大丈夫なのだろうか。とりあえず物理シミュレーションとして機構解析的なところは大丈夫だろうけれど(それにしてもあの長さの翼のモーメントはプロペラの揚力に相当影響しそう)、空力の流体解析がちゃんとなされているか素人目にも不安感いっぱい。

YouTube - Baldwin Technology Mono Tilt Rotor. 3D-CG

YouTube - Baldwin Mono Tiltrotor RC model tests.
 こちらはラジコンによるテストの実写映像。まだまだヨチヨチ。
 プロペラの駆動で前進飛行すると、羽が横に広がって揚力を生じているよう。

YouTube - Crazy Copter Wind Tunnel Test.
 翼の風洞テスト。前方からの風速の変化により翼が広がる様子。

◆関連リンク
Aerocopter :: Virtual Simulation.

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2008.06.25

■視覚/聴覚/触覚 19世紀と20世紀の夢 
    iPhoneに至るロードマップ (2/2)

Parc_alt_2■アラン・ケイの描いたマルチメディアの夢

スティーブ・ジョブスは、スミソニアンの「コンピュータの歴史」のインタビューで、 ALTOの重要な3つの機能を指摘している。
GUI(Windowsとメニュー、マウス)
オブジェクト指向(Simula言語とSmalltalk)
ネットワーク(LANで使われているEthernetという仕組み)

 アラン・ケイと言えばこのMACの源流となったALTOと、ダイナブックのコンセプトが有名である。iPhoneが出た時に僕がまず思ったのが、ついに理想のダイナブックが現れたっていうこと。

ダイナブック - Wikipedia

ケイの構想したダイナブックとは、GUIを搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、(略)文字のほか映像、音声を持つ「本(book)」のような存在であり、それを扱った人間の思考能力を高める存在であるとした。

 「手」の中で視覚と聴覚を拡張し「人間の思考能力を高める存在」としてのiPhone。

Parc_alt_mause  アラン・ケイのALTOで画期的だったのが、GUIに加えてマウスによるマン・マシン・インタフェースの実現があった。ダイナブック構想のロードマップの第一ステップとして構築されただろうALTOにおいて、ここで僕はマウスオペレーションによる触覚の利用に着目したい。

 ダイナブックが「手」の中に入る究極のモバイル機器として構想されたのであれば、当然将来「手」の感覚として重要な「触覚」と密接な関係を持たせようと考えるのは自然である。そして1973年時点で、ハードウェアとして手の中に入る大きさを実現できないALTOと手の関係をどう構築するか、というのがアラン・ケイのひとつの課題だったと想像してみる。

 手で直接オペレーションできないものを手とコンピュータの間に介在するマシンで解決しようとするのはごく自然である。そして生まれたマン・マシン・インタフェースであるマウスなのではないか。

 ALTOは、GUIによる視覚とマウスによる触覚を用いたインタフェースを特徴として、ダイナブックの源流として生まれたわけである。この時点でいずれ手の中に収めることを想定し、触覚を利用していこうということの自覚がどれだけアラン・ケイにあったのか、是非聞いてみたいものである。 

◆iPhoneの特徴は触覚インタフェース

 前日の記事で最後に書いた日本のハイテクケータイになくてiPhoneに明確に存在するのが、この触覚インタフェースである。

 ALTOを源流にもつMACはマウスがキーデバイスであった。そしてそこからダイナブックへ至る道筋の中にあるPowerbookとNewtonにおいて触覚の利用がどれだけあったか。Powerbookではトラックボールとトラックパッド、Newtonではペンによる手書きの利用とページをめくるようなタッチオペレーションがあった。これは触角の利用としてはまだマシンの介在がかなりある。

 そしてさらに集積化されて手の中に入っていくことで、触覚を自覚的に直接利用する形態がとられたのが、ALTO、MAC、Powerbook、Newtonの直系の子孫にあたるiPodである。

Etsuraku_kyouhan_sha_ipod_touch  iPodが画期的だったのは、iTuneによるビジネスモデルは別にして、指による直感的なオペレーションである。聴覚デバイスであるiPodなのだけれど、実はユーザに快適な感覚を提供していたのは、あの指の操作による高速の曲選択のインターフェースだったのだと思う。おそらく操作性のシンプル化を狙ってボタンを減らすことが直接的な目的であったのだろうが、あの操作の気持ちよさはそれだけで生み出せるものでない。

 あきらかに手の中に入るマシンであるから、触覚を快適に刺激することが自覚的に設計された成果がiPodなのではないかと思う。指を高速で機体に滑らせる触覚と、視覚に入ってくる曲名の高速スクロールの同期する感覚。これがiPodの操作感を気持ちよくしていた心理的な仕組みではないかと思う。少なくとも僕がiPodを初めていじった時の面白さのコアはそこだった。あの気持ちよさは癖になる(^^;)。iPodって愛着が沸くのはこの効果がかなりあるのではないだろうか。

 そして進化したタッチオペレーションの現時点の到達点としてのiPhone。
 iPodに対して直接スクリーンの映像を指で操作する感覚は、視覚と聴覚と触覚をよりいっそう密着させる。もともと人が作り出したマシンはどんなものも人の五感を延長した器官という意味合いを持つ。その延長された器官である手の中のマシンからダイレクトに三つの感覚器官に情報が同期して送られることで、マシンと人の結びつきはいっそう強くなってくると考えられる。

 僕はまだiPhoneは手にしたことがなく、電気店の店頭でiPod Touch(このダイレクトに触覚を表現したネーミングのマシン)を少しいじっただけである。でも手の中の映像が指の触覚に同期して、画像をめくったり拡大したりできるのはとても快適だった。

 長時間自分のマシンとして持ち続けた時にこの感覚がどこへ行き着くか、とても楽しみである。おそらく器官の延長として自分につながる愛着はiPodより強くなるような気がする。この愛着がアラン・ケイの構想したダイナブックの真の姿のような気が少しする。人とつながって知覚を拡張するデバイス。

Shokukakku_isu_3  電車の中でケータイをいじる人々をついマン・ウォッチングしてしまうのだけれど、それぞれが手の中の機器をとても愛でているように僕には見える。ある意味、なんであんなにずっといじっていられるんだろうという不可思議な感覚を持つこともある。
 今後、ダイレクトに手の中で視覚と聴覚と触覚につながるiPhoneが電車の中でどう人々に触れられていくのか、街にiPhoneが広がっていった時にどんな光景が見られるか、今から楽しみである。とか言ってて、自分の手の中のiPhoneに夢中で他人を見る余裕がなくなってたりして(^^;;)。ここまで長文を読んでいただいた方、最後なんだかへんな中毒的な情景をイメージさせてしまってすみません。

 やはり触覚は、ヤン・シュヴァンクマイエルが『悦楽共犯者』で描いたように、どこか淫靡。今のケータイを熱心にいじる人々に覚えるちょっと奇妙な感覚は、ここへつながっていたんですね。

※昨日掲載したロードマップを眺めながら、iPhoneと日本のケータイを比較して考えたのがこの分析。「触覚」に拘りすぎて論理的な構築が今一歩。直感的に感じている先進性をなんとか文章にしてみたかったのだけれど、かなり最後ジタバタしてしまった。
 「触覚」とか言わず、GUI含め単にマン・マシン・インタフェースの先端をリードしてきたALTO-MAC-NEWTON-iPodといったAPPLE DNAの開花がiPhoneの革新である、とまとめた方がしっくりくるかも。
 そう書くとあまりに一般論になりそうなのと、どっか直感が「触覚」が今後の革新のキーワードになるんじゃないかと訴えてくるので、僕は僕のゴーストに従ってこんな表現をしてみました。

 皆さんがiPhoneにいだく先進性について率直な意見がいただけると嬉しいです(^^)。

◆関連リンク
iPhoneに触覚フィードバック技術を採用? - CNET Japan
 既に触覚/視覚フィードバックは採用済。触覚/触覚フィードバック技術について。
 本記事の趣旨から考えると、ズバリロードマップにのっかってます。
携帯電話依存症 触覚の影響については書かれていませんね。
・当Blog記事
 触覚インタフェース「iPod touch」
 触覚インターフェースの進化 Apple iPhoneとNEWTON動画
 レポート 公開講座 シュヴァンクマイエル氏と語ろう触感と想像力 遠隔ニワトリ愛撫システム

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2008.06.24

■視覚/聴覚/触覚 19世紀と20世紀の夢 
    iPhoneに至るロードマップ (1/2)

Iphone_road_map
 iPhoneは人間がテクノロジーに夢みたもののうち、視覚/聴覚/触覚にかかわる機器を高密度に集積化したものである、とまずは大げさに本稿の趣旨をまとめてみる。

 この視点を表現したくて、夕食後の3時間を費やしてまとめたのが上の画像である。横軸を時間として(かなりいいかげんだけど)iPhoneが持っている機能を各機器の歴史として表現すると、このようなテクノロジーのロードマップが出来上がる(まったく何やってんだか(^^;;))。そして頂点に位置するのが、これらの機能を統合集積化したiPhoneである。

 人間の五感のうち視覚と聴覚は19世紀にテクノロジーによって、時間と距離を自由に飛び越えることが可能になった。
 まずニセフォール・ニエプスによりヘリオグラフィが1824年に作られて、写真という形で視覚の拡張を実現した。
 そして1860年フランス人発明家エドワードレオン・スコットが紙に記録する蓄音機を発明し音の記録により聴覚を拡張(最近、エジソンは蓄音機の発明者としてその席を譲ったとか)。続く1876年にベルによって電話が創造され、遠隔地との聴覚の交感が実現。
 さらに視覚は、1893年エジソンのキネトスコープによって動画像を獲得することになる。 

 20世紀は映像の世紀と表されるように、19世紀末までに作られたこれらテクノロジーの種を育てて、視覚/聴覚の高細精化と機器の小型化を実現した世紀であると記述することができる。

 ここで活躍したのが、もちろんデジタルテクノロジーによる高集積化技術である。

 上の画像で表現されるのは、この高集積化によってiPhoneに取り入れられた各種の感覚拡張機器のロードマップである。本来はその大きさを画像の大小で表現し集積化度合いも示したかったのだけれど、恐ろしく時間のかかる作業になりそうだったので今回は割愛。
 それでもこれら多くの機器を集約したことによる小型化の度合いは充分に表現できているのではないかと思う。直感的には機器として数百分の1くらいの高集積化。データの分まで含めるとおそらく、さらにそれより3~5桁上の規模になるのではないだろうか。

 我々は恐ろしく集積化したテクノロジーの未来を今、入手できるわけである(まだ半月ほど先だけれど)。

 ここまでで書いたのは視覚と聴覚の拡張についてである。
 実はこれらの集積化だけだったら、我々は日本のお家芸である小型化技術の成果で、既に携帯電話としてテクノロジーの成果を得ている。

 iPhoneの日本登場のニュースが出て以来、ネットを中心としてiPhoneが日本で売れるか売れないかという多くの予測が書かれている。その中で多くの評者が挙げていたのが、既に日本のケータイユーザはiPhoneより高機能なハードウェアを手にし、独自に進化した絵文字とかオサイフケータイといった機能に慣れているから売れないだろうという分析だった。

 でも売れるか売れないかの議論は置いておくとしても、何かやはり先進的な感覚に溢れているのであるiPhoneは。そこで考えていたのが以下。ここでは触覚がキーとなる。

★長文になったので、続きは明日へ。

◆関連リンク (参考サイト)
 今回の記事は下記を参考にさせていただきました。
腕時計 - Wikipedia.First OMEGA wristwatch, 1900.
やっぱりニッポン製 じっくりニッポン製「ニッポンはじめて物語」 1アストロン
ゲーム機の歴史 携帯ゲーム機の系統樹 - Engadget Japanese
SANYO|ポータブルナビゲーションシステム|ゴリラ|Gorilla History
ラジオ・ラジカセ博物館
 これを見て思い出したパナソニックのラジカセの名前が「MAC」。
 僕の「MAC」初体験はこれでした。マイクが分離して使用できるのがかっこよかった。

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2008.06.16

■iPhone 3G 最新情報のまとめ
   価格の噂とApp Store、iPhone SDKの可能性 他

 iPhoneの予約をしようか考えていて、ネットでいろいろ情報を漁ってみた。
 そのとりあえず現時点のまとめ。何かの参考になればと思います。

 結果としては、僕は、近所のショップに予約を入れました。もともとほしかったので、実は下記の情報が決めてになったわけではないのですが、、、(^^;)。これで来月には、ひさびさMAC OS回帰組となります(十数年ぶり)。

◆価格

Prise_iphone_bench_mark02

iPhone 3G  8GBモデル 契約概要 (真偽不明 情報)

 上の表は、現在ネットに流布している情報をまとめたもの。非常に真偽のほどは怪しいので話半分、どことも知れないS○○B○○社の架空の数字として見て下さい。データの判断は自己責任でお願いします。
 ただ上表のとおり、リンク先の数値データをAT&Tの公表している値段と比較してみると、現状為替レートではピッタリと実質合計額があうので、この点からはリンク先画像はフェイクにしてもなかなか的確な値段設定であることがわかります。ソフトバンクさん、参考にしたら(^^;)。

 僕はデータ通信を無制限にやるつもりはなかったので、できれば今のSOFTBANKの価格体系でパケットに応じて、もう少し安く使えるようにしてほしかった。

◆価格 参考

iPhone 3Gは月いくらで利用できる? AT&Tがプランを発表.
iPhone 3G, Exclusively from AT&T and Apple AT&T- News Room

# With a two-year contract, the price of an 8GB iPhone 3G will be $199; the 16GB model will be priced at $299. # Unlimited iPhone 3G data plans for consumers will be available for $30 a month, in addition to voice plans starting at $39.99 a month.

◆アプリケーションの配布によるビジネスモデル

・世界観が素晴らしい――ソフトバンク孫社長がiPhoneの魅力を熱弁:ITpro.

 オブジェクト指向のSDKも注目に値する。マウス操作で何10分と短い時間でアプリケーションが作成できるのは驚きだ。(略)作成したアプリケーションはAPP STOREで売れる。流通段階まで提供されている点が魅力だ。

 こうしたOSや流通段階のシステムを一から作るとなれば,5年はかかるだろう。(略)

 「世界観」って何だか凄い感じですが、実質ビジネスモデルが凄いと言っているのですね。確かにiPodで構築された音楽の流通モデルと同様にソフトウェアの流通でビジネスを構築しようとしているこの形態はなかなか凄い。

 加えて、APPLEとソフト制作者の取り分は3:7ということで、APPLEだけでなく、ソフトウェアのクリエータにも美味しいモデルになっている。これによりiPhoneに世界の知恵が集まる形になり、ユーザーにもAPPLEにも嬉しい好循環な環境が期待できる。

◆iPhone SDK:Software Developer's Kit

・YouTube - iPhone SDKのデモ@WWDC 2008.
・モバイルコンピュータに生まれ変わる「iPhone」--SDK公開が与える自由度:スペシャルレポート - CNET Japan.

週末になると地下の一室でソフトウェア開発に励む独立系開発者は、タッチスクリーン・インターフェースの長所を生かしてあっと驚くような素晴らしいことができる全く新しいアプリケーションを考え出し、そのソフトウェアを使って事業を立ち上げるはずだ。

・Apple Developer Connection - iPhone Dev Center - iPhone Developer Program.

Download the Free iPhone SDK The seventh beta version of the iPhone SDK includes Xcode IDE, iPhone Simulator with Open GL ES support, Interface Builder, Instruments, frameworks and samples, compilers, and Shark analysis tool.

・Life is beautiful: iPhoneがなぜそれほどまでに「革命的」なのか iPhone SDK

 Windows95他にたずさわられた日本人プログラマーSatoshi Nakajima氏のBlog。非常に刺激的な言説がいろいろと書かれており、たいへん面白い。

・HMDT HAPPY Macintosh Developing TIME!

iPhone SDKについて。その登場を確実視していた、iPhone SDK正式版は発表なし。なにー!そのかわり、SDK beta 7が登場していた。どこまでひっぱるんじゃい。

 Objective-cどころか、プログラムはBASICしかやったことがないという化石のような私ですら、iPhone SDKをいじってみようかと思ったり(でもMACのPCがないと使えない)。参考図書はこんなのがありますね。

荻原 剛志『詳解 Objective-C 2.0』(amazon)

木下誠『たのしいCocoaプログラミング』(amazon)

◆iPhoneデモ映像
操作性は本家Google Earth よりも上!? 「iPhone Earth」 が開発中 - iPhone iPod touch ラボ 
 本体を傾けることによりGoogle Earthの画像が自由に画面の中を動いている。
 この感覚は素晴らしい。タッチオペレーションによる地図のオペレーションとしては普遍的なものになるかもしれない。日本のナビメーカもこういうアイディアが必要でしょうね。

・Youtube - iPhone game @WWDC 2008
・YouTube - iPhone ad music using Pianist and Guitarist
.

 PSPやDS対抗機としての可能性はどうでしょう。
 この楽器のソフトはインストールしてみたい。

◆デヴィッド・リンチ iPhoneを語る
・YouTube - David Lynch on iPhone.

David Lynch talks about watching film on a cell phone. Clip from special edition of Inland Empire, with music and graphics by the super awesome xmas.

 ということでラストを飾るのはうちのBlogの常連(^^;)であるデヴィッド・リンチの言葉。
 聴き取りやすいリンチの英語すらまともに理解できていない私の英語力ですが、「Fucking telephone. Get real!」とのたまっているのはわかります。
 映画芸術を21世紀初頭に『マルホランド・ドライブ』により究極レベルへと到達させたこのカルト監督は、携帯電話で映画を観るという行為に強烈なNo.を投げかけています。

 Fucking telephone iPhone。まずはこれでリンチの映画を観て、その真価を評価してみたいものです。はたして、、、?

◆関連リンク
・メディア・パブ: App Storeのアプリソフト売上,2009年までに10億ドルを超えるか.

アナリストGene Munster は,App Storeでのアプリ売上が2009年末までに10億ドルを上回ると予測している。

・TechCrunch Japanese アーカイブ » 「iPhone App Storeの2009年売上は$1.2B」とGene Munster予想(なにを吸ってるのだ?).

Appleデベロッパ・カンファレンス(WWDC)で氏がiPhoneデベロッパを対象に行った非公式な調査では、iPhoneアプリの70%は無料で公開され、有料のアプリにしても価格はすぐ3ドル以下まで下がる可能性が高いことが判明している。

林 信行『iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり』(amazon)

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2008.06.08

■日本初の有人宇宙施設 ISS JEM
  国際宇宙ステーション 日本実験モジュール きぼう

Iss_kibou_mission_space
宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - 宇宙航空研究開発機構:JAXA
JAXAフライトデイハイライト「きぼう」組立ミッション
  飛行7日目ハイライト (NASA TVのアーカイブ)
ミッション概要 (JAXA)

NASA TV STS124きぼう他ビデオ イメージギャラリー (NASA)

 相次ぐ延期で間延びしてしまったISS計画であるが、日本にとって今回のSTS124フライトミッションはクライマックスである。船内実験室がスペースシャトルで宙へ上がり、先に打ち上げられていた保管庫と組み上げられる。これは日本が開発して運用する初の有人宇宙施設となる画期的なイベント。

 上記リンクをたどると、凄い映像がいっぱいある。
 しかし日本のマスコミは何故こんな凄いイベントを報じないのか。いつもならNHKが特集を組んでいたはずが、今回は通常ニュースでの放映のみ(NHKの番組表を検索してもこれから先も特番は予定されていない)。そしてニュースの大部分は、星出氏の同窓生によるあの自作の歌。既に日本人が宇宙へ行くのは、ニュースネタとしては新鮮味がないということなのだろう。それにしても、日本の宇宙開発にとってはこんな凄いイベントだと言うのに、この扱いはないだろう。

 宇宙という領域が人類の未来を切り開く可能性に満ちたものである時代に僕らは育ったのだけれど、昨日から今日のNHKの編成に象徴されるように、現在は環境問題の方が大きな関心事なのだろう。
 日本人が研究開発した「きぼう」が今まさに宇宙で日本人の手によって稼動し始めたというのに、報道のこの貧困は、現在のマスコミの科学技術に対するスタンスの象徴だろう。(野田大元帥が健在ならきっとどこかで日本テレワークによるドキュメント番組が今頃放映されていただろうに、本当に残念です)。NHKはISSにハイビジョンカメラを積んでいるはずなのに、なにしてんだろ。

 マスコミの視聴率の問題はどうでもいい。だけれども子供たちの科学や技術や未来への興味やモチベーションの減退は、今後ボディーブローのように技術立国日本の未来に効いてくるのではないか。
 JAXAは無理してでも今回のフライトで、日本人宇宙飛行士による船外活動を実現すべきだったかも。今後の自身の予算確保という生命線を考えると、もしかして必須だったかもしれない。日本の宇宙開発がここまで来たのに、あ、また日本人がスペースシャトルに便乗して何かしてる、くらいの印象しか残していないとしたら、本当に今後の宇宙開発予算の死活問題だと思う。

Iss_kibou_open
 で、きぼうの店開きの映像。のれんがなんともいい味を出している。
 でもどなたのアイディアか知らないけれど、この画像のリアリティはなかなか凄い。今どき、技術系の会社や研究施設で全く使われていないのれんの登場は、やはりどっか間違った外国に迎合したジャパネスク趣味そのものなのだろうけれど、でもなんか良い味出ている。

 SFが書いたり映像化してきた日本の宇宙ものの中で、この光景を予測した創作物はあっただろうか。寡聞にして僕は知らない。まさに現実は小説より奇なり。
 次に飛ぶ若田飛行士のコメントと記事。「「早くのれんをくぐって、きぼうに入りたい」と意欲を語った。」

◆関連リンク
このビデオにのれんの取り付けられる映像。
 この実験モジュールは、人類にとってのきぼうなのでこのまま暖簾は残す、とのこと。
NASA TV 最新スケジュール:1Jミッション - 「きぼう」組立ミッション(JAXA)
ISS KIBOU (Youtube)

 最期に蛇足。実は今の仕事の前に、このJEMに積まれた小さな部品の開発を僕もやってました(計画が長かったので既に10年以上前の話)。自分の設計した部品が宇宙で稼動し始める、というのが嬉しい!ちゃんと動き始めるかは、ドキドキものですが、、、(^^;;)。

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2008.06.05

■ iPhone 3G SoftBank写真
  ソフトバンク版のお手軽写真とニュースクリップ

Iphone_softbank

 写真、あまりに芸がなくてすみません。いっそ孫社長の高笑いの顔の方が面白かったかな??(^^;)。
 この写真くらいゆるい記事ですので、読み飛ばしてください。物欲に眼がくらんでこんな記事に一時間もかけてる元Newtonユーザな私です。

 有機ELになるという噂(下参照)なので、手の中のムービープレイヤーとして期待。

「iPhone」について | ソフトバンクモバイル株式会社

SOFTBANK MOBILE Corp. today announced it has signed an agreement with Apple® to bring the iPhone™ to Japan later this year.

 昨日のSoftBank夏モデル発表で、孫正義氏がノーコメントにした次の日、いきなりの発表。ということは、Appleとの契約がまさに今日、締結したということでしょうか。

 んで、6/9 WWDC08で、3G版が発表されるとしたら、なんともタイトな綱渡り的スケジュール。本来は昨日発表したかったでしょうから、ギリギリの交渉が続いていたということなのでしょう(担当者は随分胃が痛かったのでは?あ、社長自らがJOBSと交渉か??)。
 しかも本命視されていたdocomoでなかったわけで、AppleはSoftBankから相当良い条件を引き出したと邪推できます。

 auユーザーの僕はどうせauはありえないと諦めていたのでdocomoユーザーよりショックは少ないですが、あー、SoftBankへの乗り換え、なんか乗りきれない。でもメチャメチャほしかったりします(^^)。(ちなみに僕のauケータイメニューは既にiPhoneアイコン。馬鹿です)

 どこもBlogは大騒ぎで今さらなニュースでしょうが、ニュースクリップしてみました。
 海外のサイトも検索したけど、全く新情報はないみたい。孫社長に直撃するメディアはないのか?

【緊急取材リポート】「ソフトバンクがiPhoneを発売!」の舞台裏を探る - 日経トレンディネット.

 つまりソフトバンクとしては、アップルの3G iPhoneの発表時に、何が何でもソフトバンクの名前を出したいのではないだろうか。そのために契約を急いだことにより、突然の発表になったのだと思われる。

これがソフトバンク版iPhone仕様?米ガートナーが次世代iPhoneを予想:ITpro.

 米ガートナーのケン・デュレイニー コミュニケーション担当VP兼最上級アナリストは、日経コンピュータに対して、次世代iPhoneの仕様を以下のように予想した。

・UMTS(W-CDMA)/HSDPAへの対応
・有機ELディスプレイの搭載
・それによる薄型化とバッテリー寿命の長期化
・メモリーカードには非対応
・バッテリーの取り外しは不可
・企業向けアプリケーションの充実(ただしメインターゲットは一般消費者)
・価格は現行機種と同等
・米国で夏ころ発売(6月または9月)

日本の iPhone、なんとドコモからは“ナシ”:Sky's The Limit "CNET Japan EXTRA" - CNET Japan.

ソフトバンクモバイルの一ラインナップとしての発売なのか、それとも噂になったMVNO(Mobile Virtual Network Operator)としての参入もあるのか。

Cult of Mac » Blog Archive » Hot Tip: iPhone 2 Features Detailed — 3G, GPS, 2xRAM, Thinner, Better Battery and Only $200.

・3G
・GPS
・2 x memory (16GB and 32GB)
・22 percent thinner
・Better battery life

やはり林信行氏のコメントが気になります。さがすと、、、。

nobilog2: 3G版iPhone、今晩か来月か?そして日本では?.

ところで、3G版iPhoneが登場するとしたら、もう1つ気になるのが日本版iPhoneが出るか否か。そして、出るとしたら、どこのキャリアからでるか、という話題だ。  これについては、Prediction.jpというサイトで、仮想の通貨を使った賭場を用意したので、興味のある人は参加してみて欲しい

Prediction.jp | 6月、日本版iPhoneが発表される.

BETの方ですが、私は「ハズレ」ですが、「docomoとSBMの両方」にBETされている方も多いので、日本時間の来週火曜日までは、決着をのばそうと思っています(まるでヒラリー・クリントン)

 このコメントが「ゲスト」となっているけれど、林氏のコメントのようだ。
 火曜日までに貴方もdocomoの未来に賭けてみます?まずは明日の株価がどう動くか。

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2008.05.21

■スイスのフライングマン Yves Rossy "Fusion Man"

Reuters Quickcut: Flying man | Video | Reuters.com 

May 14 - Known as 'Fusion Man', a former pilot has stunned crowds by flying a jet-propelled wing for nearly ten minutes at a peak speed of 300 km/h (186 mph).

Yves Rossy, a Swiss former military pilot and Airbus commander for Swiss airlines completed an official demonstration on Wednesday (May 14, 2008) in the Swiss Chablais region, where he was released from a plane at 2438 metres (8000 feet) with his wing folded.

Yves Rossy - Fusion Man Part 1 of 2

 この飛行は凄い。映画じゃなくって生身の人間。
 姿勢制御とか、コンピュータの進化でこういうのが実現したんですかね。

 元軍人のYves Rossyさんの勇気に拍手。

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2008.05.20

■プレステ3:PS3 高機能ネットワークAV PC その2
  ARMORED CORE for Answer PV 3D-CGロボットの最高峰

Acfa PS3に関して続きです。

◆H.264/AVC再生

 Blu-rayに使われているH.264/AVCという映像圧縮フォーマットは、高圧縮でデコードに大きな負荷がかかる。

 試しに同フォーマットで圧縮された『アーマード・コア フォーアンサー』のPV(右引用画像)をPS3でプレイステーションストアへアクセスしてダウンロード、自分のPCで再生してみた。

 もちろんPS3ではスムーズに再生される映像が、自分のPCでは映像と音の飛びがすさまじくとても観られたものではない。(PCは東芝 QOSMIO F40/85C。いちおうIntel Core2 Duoプロセッサの1.8GHzマシンなのだけれど、全く歯が立たない。

・アーマード・コア フォーアンサー - Wikipedia 
YouTube - ARMORED CORE for Answer
 アーマード・コア フォーアンサー PV1
PV2

 このPVの出来が素晴らしい。僕が観た巨大ロボットもののCG映像としては最高峰。
 機体表面のリアルっぽさ、ディテイルの描きこみと演出。どれをとってもハイレベルでこの映像には奮えます。
 残念ながらPCでダウンロードできないみたいで、ネットではYoutubeに荒い画像があるだけ。 coldcupさんのコメントで下記に高解像度のPVがあります。これはお薦め。

Gametrailers.com - Armored Core: for Answer - Japanese Trailer 2 HD.

◆ゲームマシン

 長文になってしまったけれど、最後にゲームマシンとして。
 上で書いた『アーマード・コア フォーアンサー』PVに興奮して、すぐさま体験版をプレイステーションストアからPS3へダウンロードして試してみた。

 元々ゲームは飽きっぽくて僕はだめなのだけれど、あのPVを観た後のゲーム画面のチープさにガックリして、楽しめなかった。CELLの恩恵がどのあたりにあるのかが、よくわからない。

 他にもダウンロードして試してはみるが、いまひとつ乗り切れない。
 ただ『ラチェット&クランク FUTURE』の体験版はなかなか。まだCELLのパワーでも3DCGのリアルタイム計算としてはこうしたコミカルなものがむいていて、リアル路線のはきついのかも。

 PS6くらいで、『アーマード・コア フォーアンサー』PVくらいのリアルロボットゲームが登場するのかも。

 やはりPS3は僕にとってはAV PC。今までもゲームは、たいがい買ってきても最初の方をやってお蔵入りしてるので、PS3の体験版ダウンロードがちょうど適当で嬉しかったり、、、。

◆関連リンク 
x264(wiki)
・過去記事 プレステ3は映像処理スーパーコンピューターになれるか?  PLAY BEYOND SuperComputer PS3 
ダウンロード | x264 Codec rev.839 - H.264/AVC のビデオエンコーダ.
ise2 AVC Team - video - x264 (H.264/AVC) decoding. 
AVWatch PS3リンク 
本田雅一の「週刊モバイル通信」 Another Story of PS3 #2 成長するビデオプレーヤーを目指すPS3 
同 PS3をメディアプレーヤーとして使う人のためのTips.
同 Another Story of PS3 #1 “忘れ去られたプロジェクト”が生み出した大いなる成果

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2008.05.19

■プレステ3:PS3 高機能ネットワークAV PC その1

PS3 Blu-rayプレイヤーとして、プレステ3を買ったのだけれど、いろいろ遊べる。ゲームマシンというより無線LANを持った高性能AV機能PCといった感じ。
 既に語りつくされた感はあるが、このBlogの視点でいくつか書いてみる。

◆Blu-ray & DVD再生

 もちろんBlu-rayはハイビジョンの高精細な映像をしっかり再生してくれて、気持ちいい。
 ただしデジタル放送のハイビジョンカメラの臨場感のある画像に慣れていると、映画フィルムから取り込まれたBlu-rayのハイビジョンがなんだか鮮明さを一ランク落としたように感じるのは僕だけだろうか。
 フィルムのその質感がいい、というのもわかる。だけれど、もっとここは高解像度でリアルに観たいよな、と思うシーンがいくつかあるのも確か。
 今後、ハイビジョンデジタル放送に慣れた観客に対して、デジタル撮影された映画を、フィルム調に加工してディスク化するか、そのままハイビジョンのクオリティとするかは、映画業界が直面する課題なのだろう。(ハイビジョンとフィルムの解像度についてはこちらを参照)

 あとDVDのアップコンバート機能を期待していた。
 これもなかなか素晴らしい。今まで観ていた同じDVDがワンランク上の映像になった感じ。どう表現すると伝わるかよくわからないのだけれど、僕の感覚としてはプロジェクタで80インチくらいの大きさでDVDを観ていたものを、120インチの大きさに拡大して解像度が変わらない感じ。今までDVDは投影する大きさを小さくして観ていたのだけれど、PS3ではそれが必要なくなったというイメージ。さすがにハイビジョンにはかなわないが、、、(うちのプロジェクタについてはこちらを参照)。CELLの計算能力に感謝。

◆デジタル写真スライドショー

Ps3_slide_show  PCからメモリかDVDにディジタル写真を入れて、PS3で簡単に再生できる。プレステのコントローラで素早い操作感。

 特に素晴らしいのが、スライドショー再生。右の写真を見てほしい(直接PCでキャプチャーできず、テレビ画面を撮影したので、画質はご勘弁)。

 デジタル写真が、プリントされた写真として上から落ちてきて、左から右へ流れて行く。落ちてくる写真は紙の質感を持っていて、他の写真と衝突する様子や影がリアルタイムに再生される。そして時々アクセントとして、ネガフィルムやポラロイド写真の形態で表示される。

 これらの映像はリアルタイムでPS3のCELLにより計算(レンダリング)されていて、しかもコントローラでスピードや拡大率を自由に帰られる。これがなかなか驚異的、そしてすこぶる気持ちいい。僕がPS3で最も感動したのが、実はこの機能。

 家族のここ7年ほどの写真がこのように映像として表示されると、エモーショナルに訴えてくるものがある。マシンのパワーが人の感性に訴えるところが凄い。このソフトはひとつの有力アプリかと思う。(音楽を同時再生できるともっといいのだけれど、、、)

 PCのないお年寄り世帯へ孫のディジタル写真をDVDに焼いて渡すとか、インターネットをPCなしで簡易にやりたいそうした世帯へもPS3って結構手ごろにアピールできるのではないだろうか。

 この記事、明日へ続く。

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2008.05.06

■独SPELCO社 装着型操縦桿付きグライダー『Gryphon』

Gryphon_2装着型の、操縦桿付きグライダー
『Gryphon』:時速240キロで正確に降下
独SPELCO社 (WIRED VISION経由)

Dimensions: Span: 1.800 mm
Length: 1.500 mm Heights: 430 mm
Maximum jump weight: 225 kg (with TW9 340)
Empty weight: 15 kg
Payload: 50 kg

Attack Wing: Glider Makes Waves With Stealth and Speed (FOXNews.com)
 (動画は、Click here to see video of the Gryphon glider in actionをクリック)

 パラシュートと組み合わせて使用するグライダー。ビジュアルがなかなかいいので載せてみました。
 飛行機から発進するしかないけれど、飛んでいる姿は、まるで『ロケッティア』みたいです。

 軍用だけれど、いずれ観光旅行で一般人も飛べるようになるかも。その前にお笑い芸人の誰かが犠牲になるか??

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2008.04.16

■HiRISE 火星の衛星『フォボス』 高精細写真とステレオ画像

Phobostile

HiRISE | Phobos Imaged by HiRISE (アリゾナ大)
             (WIRED VISION経由)

3月末、火星探査機『マーズ・リコネッサンス・オービター』に搭載されているHiRISE(High Resolution Imaging Science Experiment、高解像度撮像装置)が、2つある火星の衛星のうちの1つ、フォボスのこれまでで最も詳細な写真を撮影した。アリゾナ大学にあるHiRISETのウェブサイトでは、写真が立体的に見えるステレオ版の画像も入手できる。

 フォボスの写真が素晴らしい。
 この明るい映像、そして窪みとこの縞々模様のリアリティ、、ってCGに見えるけれど、、、(^^;)。

 宇宙の真空って、やはり写真のクリアさを引き立て、逆にCG的に見えてしまうのだろう。大気がないことで霞んだりするようなリアリティが欠如している。これも我々人類が地球の大気圏内でリアリティを育んだ生命だからなんだろーなー。

◆関連リンク
その他HiRISE 火星高精細画像(アリゾナ大) 
HiRISE Online Image Viewer 火星各地の写真にアクセス

 

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2008.03.08

■リアル・ジュラシックパーク:Restless Planet @ドバイランド

Image11 ドバイランド - Wikipedia 公式HP
Restless Planet 

 今朝、TVの経済番組でドバイの特集を観てたら、巨大アミューズメントパーク ドバイランドの計画映像を流していた。そこに出てたのが、リアルジュラシックパーク。もちろんDNAからの再生生物ではなく、残念ながらロボット。

Robotic Jurassic Park Restless Planet ジュラシックパークの紹介ビデオ
アニマトロリクスの実写 1 2 ダイナソー・ロボット映像

 プロジェクトチームの紹介ページによると、日本の株式会社ココロが100体の恐竜をアニマトロニクスで制作中とのこと。日本の技術がこんなところでも活躍。次は岐阜のDNAテクノロジーに期待したいもの。

 ここのページにココロが作った250体の恐竜を埼玉の「ダイナソーアドべンチャーパーク」で観られると書いてあるけど、どこ? 閉園したユネスコ村大恐竜探検館のことのようですね。

Image5

◆関連リンク
・イギリスのAnimatronic Dinosaurs in devon
産総研の二足歩行恐竜ロボット

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2008.03.04

■ライトクラフト:LightCraft

Light_craft近未来×予測テレビ ジキル&ハイド

2031年 誰でも宇宙へ行けるエレベーターが出来る!?
一体、どうやってエレベーターを宇宙まで上昇させるのか?その仕組みとは?

ライトクラフト - Wikipedia

レーザー光を宇宙船に装備された反射鏡で機体の後ろに収束し、その領域に極めて高い温度を発生させる。空気は激しく熱せられ膨張し、その衝撃は推力を生み出す。

 TV『ジキル&ハイド』で初めて飛んでいるところを観た。
 音がなかなか感動的。
 これ、もうアメリカではベンチャー企業が出来ているんですね。

 最近読んだ山本弘『アイの物語』でもこの推進方法が登場してました。

・Lightcraft Technology Incorporated 
LightCraft Launch Oct 2000 - laserbeam powered propulsion
Lightcraft part2 (Youtube)


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2008.02.29

■オリンパス 完全ワイヤレス化 眼鏡型ディスプレイ
  「モバイルEye-Trek-慧眼(けいがん)」

Olympusvert 完全ワイヤレス化した眼鏡型ディスプレイ
 オリンパスが開発 - ITmedia News

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の完全ワイヤレス化は世界初という。これを活用し、歩いているユーザーに自動的に地域情報を配信するシステムの実証実験を都内で始める。

ニュースリリース:世界初!完全ワイヤレス化
「モバイルEye-Trek-慧眼(けいがん)-」試作機

画面サイズ:50cm先に3.8型画面
解像度:11.3万画素(521×218dots)
LCDパネル画面サイズ:3.2mm×2.4mm
光学バーサイズ:2.6mm×4.0mm×22mm

2008年2月下旬よりインスパイア型ユビキタスサービス(以下、IUS)の実用化に向けた実証実験を行います。 この実験は、中央大学生約50人を対象に東京都文京区内で当サービスを利用することで、    
* 目的地を設定し、案内に従って移動する過程で、眼鏡型の小型HMDから提示される現在地の豆知識を得て、行動の幅が広がるか、またそれによって満足感が増す

HMLAB - モバイルパーソナル(中央大学・加藤研究室(ヒューマンメディア研究室)

モ バイルパーソナルチームでは、(略)個々の生活 者の感性の理解だけでなく、今どこで何をしているのかといった生活者それぞれの行動状態を理解し、生活者の情報が欲しいときに有益な情報を提供します。

 オリンパス(株)未来創造研究所と中央大学で実証実験が行われるという。
 これ、体感してみたい。が、東京の文京区での実験。今のところは文字情報中心のようだけれど、まさに『電脳コイル』の世界へ向かって第一歩を踏み出したという感じ。

 次はCG画像を複合現実として投影することになるはず。
 『電脳コイル』のように交通システム/自動車のNAVI/安全システムとの統合によって、ビジネスの規模が広がることが、広く世に普及するきっかけになるかも。この先、どんな展開があるか、2026年まで見守っていきましょう>>コイル・ファンの皆さん

◆関連リンク
・スカウター? オリンパスの強調現実インタフェース

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2008.02.28

■「電子」の150アト秒間の映像

Denshi スウェーデンの研究、「電子」の動画映像の
  撮影に世界で初めて成功 - Technobahn

 スウェーデンのルンド大学(Lund University)の研究グループが「電子(Electron)」の動画映像の撮影に世界で初めて成功していたことが22日、学術専門誌「Physical Review Letters」に掲載された論文により明らかとなった。
(略)
 今回撮影に成功したこの画像は原子核の周囲を回る電子の動きを150アト秒(1アト秒=10^-18秒=1/1000000000000000000秒)間に渡って撮影したものの視覚化可能な範囲でスローモーションとして再現したもの。

 理科の授業で習って以来(^^;)、いずれ見たいと思っていた電子の映像がついに撮られた。

 動画で見ると、全体が球状になっている(ように見える)のがわかる。

 論文の紹介はこちら。Electron Stroboscope | Physical Review Focus


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2008.01.28

■DRONE - STRANGE CRAFT musicvideo

Strange_craft_drone
YouTube - DRONE - STRANGE CRAFT musicvideo

 以前紹介した下記記事の謎の飛行物体を題材にしたミュージックビデオ。
 ・Strange Craftの正体やいかに?Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの

 歌はDRONEというグループ。なかなかいいセンスになっています。
 特にあの不思議な(「暗号屋」の「式」のような)文字と文様がシャープに決まっています。CGはちょっといま一つだけど、、、。

 で、Strange Craftの正体だけれど、このグループのPVのキャンペーンの可能性もあったとのこと。現象があって、それを真似たPVが登場したのでなく、逆に最初から曲とPVがあって、それを小出しにしたフェイクの事件が仕掛けられていた。、、、すみません、時間がなくて、海外のページを丹念に読んでいないので、真相が明かされているかも。

◆関連リンク
DRONEのページ 
Kaptive PVの映像制作者 Kris AveryのHP

Welcome to Kaptive.
Hi. I'm Kris Avery.
Welcome to my lil' website...
Things are a changing... little by little... second by second...

・Strange Craft 経過がまとめられているページ

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2008.01.13

■㈱PTP SPIDER PRO - テレビ多チャンネル同時録画
  TV番組を詳細メタ情報で検索&オンデマンド視聴

Spider_pro SPIDER - テレビ多チャンネル同時録画
 2.5TB ハードディスクレコーダー

(㈱PTP 公式HP)

林信行氏お勧めのガジェット5(Ascii.jp)

 同種の製品にソニーの「VAIO Xビデオステーション」などがあるが、Spider Proのほうが番組に埋め込まれたメタ情報が多いため、見たい番組を見つけやすい。

 番組だけでなく、なんとCMにまでメタ情報を埋め込んでいるため、どの会社のどの製品のCMかはもちろん、出演しているタレントや、流れているBGMの曲名や歌手の情報まで調べられる。(略)

 忘年会では、人々に今週見た面白いテレビ番組を聞き出し、その番組をEM・ONEから(Slingbox経由で)Spider Proを呼び出して再生してみせるという、ちょっとした手品を披露した。

 相手がちょっといじわるしてマイナーな番組をいっても、すぐさま番組が現れるため、多くの人が驚いてくれた。

 このマシンは2.5Tのハードディスクを持ち最長で8ch6.3日分のTV放送を録画できる。
 といってもそれだけの機能だったらどれだけ役に立つかは疑問。これが面白いのは、録画データに細かく分割して詳細にメタ情報が付けられていること(メタ情報はたぶんネット経由でこの会社から送られてくる)。CM含めかなり細かくデータを検索し、その部分のみ視聴することができるようだ。(検索についての詳細)
 つまり我々がインターネットで各種情報にアクセスし、自分に有効なデータを探すように、TV番組を視聴できるということ。これはかなり革新的なTVの使い方になる。

Spider_pro_search  提供されるメタ情報とその検索エンジンがこの装置の命だろう。TV番組の音声やテキスト、画像情報からいかに自動的に有効なメタ情報を生成するかが最重要なポイントだろう。
 それによりGoogleやYoutubeに匹敵するようなユーティリティが獲得できれば、まさに革新的だろう。㈱PTPの狙いはまさにこのTV視聴の革新の実現にあるということなので、かなりレベルの高いものになっているのかもしれない。一度試しに是非使ってみたいところだけれど、残念ながらこれはほぼ業務用みたいでそんなに手頃ではないようだ。(とは言ってもPC2台分くらいの値段らしいけれど、、、。)

 うちのBlog的に使い方を考えると、「ディヴィッド・リンチ」とか「磯光雄」とか監督、アニメータ別に映像をクリッピングできるのは素晴らしく嬉しい。各シーンの撮影のカメラマン、コンセプト画のアーティスト、アニメータのデータが全部検索できたりするならば、映像マニア、作画マニア的には究極の録画マシンとなるでしょう。政府の日本アニメ文化育成とかが本気なら、こういう録画検索マシン開発に国の金を使って、アーティストを重視するような風潮を作っていってほしいなーと思う。(この切り口で国から研究開発予算が取れそうな気がする(^^;))

 今後、TV局による番組アーカイブの公開やら、Youtube等によるインターネット動画アーカイブの充実やら、かなり敵は多そうだけれど、凄く面白いコンセプトなのでこの会社の活躍には期待したい。

 他と違うのは、基本的に個人の録画前提に組み立てられているところだろう。
 たぶん家電AV機器(ハードディスクハイビジョンレコーダー等)との組み合わせで、放送番組検索アクセスとそれを永久的に個人としてライブラリ化するところとの組み合わせで、最先端を行けるコンセプトじゃないかと直感的に思う。

 他のネットワークアーカイブとうまく差別化して、次世代のSONYみたいなベンチャーとして発展するといいですね。そんな究極の録画マシンがほしい今日この頃。(これはまだハイビジョン録画ではないようだけれど、いずれはハイビジョン対応になるはずだし、、、。)

◆関連リンク
NHK 有料で番組ネット配信 08年度にも 過去の作品など

 この有料サービスは、過去のドラマやドキュメンタリーなど名作の数々を視聴できる「アーカイブサービス」と、見忘れた番組を放送から一週間程度の期間、視聴できる「見逃しサービス」の二本立て。

 これを実行するのは、NHKアーカイブスということなのでしょうが、まだNHKにもこのアーカイブスにも公式情報はありません。

当Blog記事
ソニーのスーパーAVサーバー VAIO type X このVAIOが出た時は単なるタイムマシン機能では、たいして使い道がないと思ったのだけれど、Spider Proのようなコンセプトと組み合わされば面白い。

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2008.01.09

■NHK爆笑問題のニッポンの教養
  FILE022:「科学的分身の術~バーチャル・リアリティ学 舘暲」

Vr_image3 爆笑問題のニッポンの教養 (公式HP)
FILE022:
「科学的分身の術
~バーチャル・リアリティ学 舘暲」
2008年 1/8(火) PM11:00~11:30(30分)

 (略)舘が作ったロボットは、「ガンダム」とはちょっと違う。自分はロボットに乗り込まない。コックピットから遠隔操作でロボットを操縦する。かといって、「鉄人28号」とも違う。遠隔操作はするのだが、バーチャルリアリティの技術を駆使して、あたかも自分自身がロボットの中に入っているような、言い方を変えれば、自分がロボットになったかのような感覚で操縦する。(略)
 最先端のバーチャルリアリティ世界に何があるのか?爆笑問題がその驚異の感覚を体験する。

 撮影スタッフは収録の手順を確認するために、全員「テレイグジスタンス」を体験することになりました。装置を頭からかぶった瞬間から、目の前に広がるのは「別の場所から見た、『超リアル』な光景」です。そしてその中に、自分自身がいる・・・。あんまりリアルで、思わず「自分」から目をそらしてしまったほどでした。   この体験は、確かに人間に新たな「何か」を生む・・・。そう思いました。

 究極映像研あこがれの舘研究室の様子がハイビジョンで見られる!ということで、今日は朝からワクワク。

Vr_image2  まるでロボット特撮映画のスタジオのような舘研究室の雰囲気がまず素晴らしい。太田光はTWISTERの楽しげな感じを見て、TDL:東京大学ランドと呼んでた。
 いくらハイビジョンでもさすがにTVではTWISTERの立体映像は見ることができない。ものすごく観たい!

 ヘッドセットを付けた田中の顔と体の動きのままに最新のステレオカメラロボットとTelesar2が動くテレイグジスタンス操作の様子もしっかり見れた。これはまさに実際に体感してみないと本質はわからないだろう。爆笑問題二人の様子に感情移入して体感するしかないのが本当に残念。

 後半の対談部分では、人間の感覚の全てがもともとヴァーチャルであるとか、ラディカルな会話が交わされた。舘教授の本ではよく出てくる概念だけど、こうしたSF的な研究ガジェットを背景にして聞くこの話は、まさに空想科学空間を現出させている。
(人間の感覚のヴァーチャル性を説明するのには、以前書いた記事で紹介した池谷裕二准教授の本を参照すると非常によくわかる。我々の観ている映像はそのわずか3%が外の世界の情報で、それ以外の97%は脳が処理した別の視覚情報だということなので、これはもうヴァーチャルとしか言いようがない。この研究も東大ですね→東大薬品作用学教室)

 あと太田光はなかなか鋭くって、この技術による人間の感覚の拡大の可能性は充分理解した上で、なんか本当にここに未来があるのかな、という疑問を感じているようだった。

 彼の言葉で面白かったのが、ピカソの絵の方が写実よりも、現実の真実の姿をうまく伝えているのではないか、という指摘。
 これはヴァーチャルリアリティで現実の情報をできるだけ丸ごと遠隔地で再現しようと腐心している舘の研究に対して、逆説的なことを言っていることになる。ピカソの絵のように現実を何らか改変して伝えた方が、リアルが伝わるのではないか、と。情報量が多いと、解釈/情報の選択が多様になって、それは実は真実から遠ざかるのでないか、という指摘。

 ここについては、時間も短く、ちゃんとした議論にはならなかった。
 感覚情報としてマスター側の人間に何をどれだけ入力してやると、「そこにいる」という臨場感が得られるのか、という議論になるはずなのだけれど、、、。ここのディスカスをもっと見てみたかった。

 東大薬品作用学教室の池谷准教授と舘教授のコラボレーションが実現したら、脳の認識メカニズムに基づく画期的なヴァーチャルリアリティが開発されるかもしれない、なーんてことを考えてしまった。その時には上記太田光の指摘も有効なアイディアのような気がする。3%の現実映像で、残り97%を占める脳内映像情報を引っ張り出して、遠隔地の真実をどうやって再現するか。ここの工夫が知恵の絞りどころなのだろう。

◆関連リンク 
舘暲研究室 ・TWISTER ・Telesar2 
テレイグジスタンスマスタ・スレーブシステム テレイグジスタンススレーブロボット
(TELE-existence Surrogate Anthropomorphic Robot: TELESAR)
 残念ながら何故か最近は更新が止まっています。

当Blog記事
東大舘暲研究室   相互テレイグジスタンスの第二世代
  テレサ2とツイスター4に関する報告
 
東大舘暲・川上研究室  相互テレイグジスタンスロボット「テレサ2 (TELESAR 2)」

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2008.01.08

■隕石動画 「トヨタ タコマ」と「Case Tape 347」他

Toyota_tacoma_meteor_2Toyota Tacoma "Meteor" 
 (制作スタジオmethod公式HP スタッフ)

 トヨタ車に隕石があたるけれど壊れないというCM映像。
 日本では放映されてない(タコマは北米向けのSUVなので)。SUVのタフさを誇張するにはインパクトのある映像。

Case Tape 347 (Youtube)

 ビートたけしの超常現象(秘)ファイル(2007.12/30)で放映されていた隕石フィルム。なかなかリアルだけれど、作り物っぽい部分もあり。
 たぶん自主制作の映画だと思うけれど、今回ネットで検索しても、その確証はえられず。正体をご存知の方、教えていただければ幸いです。

 ・関連2ch スレ

隕石がビルに衝突する衝撃映像 CheeZ チーズ

 これはまさにプライベート特撮映像でしょう。

 隕石モノって、なかなか面白いですね。

 

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2007.12.19

■名古屋 スパイラルタワーズ 未来建築

Babel スパイラルタワーズ公式
      (三井不動産) 
 
 名古屋駅前のバベルの塔を再び撮ってきました。

 以前の鉄骨むき出しの姿の方がゴシックな感じだったのだけれど、ガラスが全面に入ってシャープ。素晴らしく未来的な光景。

 これは東宝特撮が放っておかないでしょう。このビルを最初に壊すのはどこの怪獣でしょう。
 まずガラスが細かく周囲に螺旋状に吹き飛び、そして巨大な力で捩じられて破壊される様が目に浮かびます。

 いっしょに見上げたうちの老親は、これをネジネジと名付けていました。今、名古屋人はこのビルをどう通称しているのでしょうか。

 気に入ってるので、以前にも掲載したけれど、バベルの塔と自分の撮ってきた写真を、またのっけます。現在の姿と比較あれ。
Nagoya_spiral_tower_babel

◆建築記録サイト
スパイラルタワーズのできるまで (その弐)
ビル成長記録

◆関連リンク
バベルの塔絵画集
名古屋駅前 モード学園スパイラルタワーズ(名古屋市・超高層ビルデータベース)

当Blog記事
名古屋モード学園スパイラルタワーズ と バベルの塔

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2007.12.18

◆触覚インタフェース「iPod touch」

Iphone_pro iPod touchをようやく電気店で触ってきた。というわけでなにを今更な記事ですが、ご容赦を。(ヤン・シュヴァンクマイエル好きで触覚のシュルレアリスムを標榜する(ん?)究極映像研としては、触覚ツールとしてのiPodをレビューしないわけにはいきません(^^;))

 Wi-Fiで店内のネットワークにつなげたので、safariやYoutubeも体感できた。
 この感覚ははまりますね。指でスライドさせて直接画面が動くのがとても気持ちいい。映像と音を指であやつるこのインターフェイスの体験は新しい感覚。

 電子書籍がなかなか普及しないのは、本をめくるあの質感とスピードが得られないからではないかと思っていたけれど、iPod touchの感覚なら、もしかして電子書籍も成功するのではないか。本のページをめくる質感にはかなわないかもしれないが、たとえばスクロールのスピードによって、ページがめくれる速度または量が変わることでかなり本の感覚に近づけられるのではないか。
 さらに、ズーム機能とか別種の機能があり、これにより本の簡便さを超えられるかも。本にはない何らかのページの新しいめくり方とかが追加できたらさらにいい。

 僕はたいがい電車で本を読んで、気に入ったフレーズはページの端を折ってマークしておいて、家で地道にPCにタイピングしてこのBlogでテキストの引用をするのだけれど、もし電子書籍から気軽にコピーペーストできればどんなに楽か。そんな機能とこの触感が合体したら、本気で紙の書籍はいらなくなるかも、と思った。

 ついでに電車にWiFiが普及して(いまだにそういうのは、つくばエキスプレスくらいらしい)、映像と画像と音の引用も楽チンにできたら最高のウェブツールになるのに。Appleにはそんなツールへの進化も期待したい。

「Apple製タブレットPC」想像図コンテスト : Gizmodo Japan
 上のiPhone Proはこのサイトのコンテストの写真の引用。こういうものを触ってきたわけではないのでご注意を。
 iPhoneやiPod Touchは画面が小さいので、こんなものが出たら、Blogツールとして理想かも。

◆関連リンク
新ラインアップに“iPod”の真髄を見た(前編)  中編 後編 林信行(ITジャーナリスト) (ASCII)
【触ってきました】驚きの滑らかさ! 直感的なマルチタッチインターフェース搭載の「iPod touch」 (デジタルARENA)

2本の指で、間隔を広げたり、狭めたりすることで、表示の拡大や縮小もできる。後述するWebブラウザー「Safari」を使ったWebページの閲覧の際もこの機能を使う。

・iPod touchの投入で狙っていること
・Pod touch、厚さ8mmを実現できた理由--アップルStan Ng氏に聞く

ビデオ:「iPod touch」レビュー--「iPhone」との類似点や相違点を速攻チェック (CNET JAPAN)
iPod touchでiPodはどう進化したのか~米AppleのスタンiPod担当シニアディレクターに聞く(AVWatch)
asahi.com:ジョブズが魅せたiPod――使うこと自体が楽しい「touch」に触って - e-ビジネス情報(提供:BCN) - デジタル
『Apple iPod touch 8GB』(amazon)
『Apple iPod touch 16GB』(amazon)

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2007.11.23

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(3)
  大平貴之講演 メガスター開発ストーリー

Megastar02 自然科学研究機構 核融合科学研究所
2007年度のオープンキャンパス

特別講演:メガスター開発ストーリー
 一日所長 大平貴之さん  13:00-14:00

◆メガスターの投影

 一度観たいと思っていたメガスターを核融合科学研で観た。一日所長に大平貴之氏を招いての講演に付属するイベントとしての上映である。
 会場は1億℃のプラズマを生成する大型ヘリカル装置の制御ルーム。ドームではなく広い部屋の天井にメガスターⅡ(フェニックス)による星が映し出される。部屋の広さはTVでみるJAXAの管制室より広い感じ。ただし操作用のPCモニタが無数にあり、星の光はその画面に散乱して、微妙な投影状態。

 これではとてもメガスターを本来の形で観たとは言えないだろう。ただその散乱するさまがだんだんなかなかいい感じに見えてきたけど、、、。

Megastar_2  そして核融合についてのプレゼンテーション。メガスターの描く星の光の正体を、核融合研の研究員の方が解説してくれる(写真)。新エネルギ研究の最先端で観るメガスターは、こうしてなかなか味なイベントになったのでした。

◆特別講演 メガスター開発ストーリー

 プラネタリウムマニアを極めて自分で世界一のプラネタリウムを作ってしまった大平氏の小学生の頃から現在に至るまでの講演。

 起業家としての気負いはなく、とにかくプラネタリウムとものづくりが好きな氏の人柄で終始会場は和やかな雰囲気。ひとつのものにのめり込んで極めた人の姿がなかなか感動的。世の中でそれ以上のものはできない、と言われているものでも志で革命的な飛躍をできることを子供たちに伝えているのが好印象。最近は講演依頼が多く、ホリプロに登録されているというのがご愛嬌。

 核融合科学研の一日所長としてあるまじき発言もラストで飛び出ていた(^^;)。

 いずれ1kmにおよぶドームの中に壮大な規模のギガスターと呼ばれるプラネタリウムを建造したい。そこの光源の電力は、大平氏の計画ではレーザー核融合で発電するという計画。ヘリカル式の核融合を目指す研究所の一日所長としてはまずいのですが、、との一言もあったけれど、笑ってしまった。でもこの夢も遠い未来で自身の手で実現されることを影ながら祈っています。

 人間の眼ですでに視認識できないメガの星を超えた、神の眼だけが観ているギガの星の情景。想像しただけでクラクラする究極映像です。

◆関連リンク
メガスターホームページ
メガテクノロジーの結晶 「スーパープレシジョンスターマスク」

 メガスターのリアリティの原動力。それは独自の超精密技術により生み出された恒星原板です。直径わずか5センチのプレート上に、肉眼では全く見えませんが、多いものでは1枚で22万個、メーカー製大型プラネタリウム10台分以上に相当する数の孔が、大きさと位置を正確に分類してあけられているのです。

メガからギガへ- ウルトラプラネタリウム「GIGASTAR」構想
全天映像システム「OGDS」の開発
ホームスター ポータブル
『ホームスター ポータブル』(amazon)
大平 貴之『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星』
大平 貴之『家庭用プラネタリウム ホームスター プロ』

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2007.11.13

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(2)
    夢の核融合発電実現まであと29年(目標) 

Lhd_presentation02vert_2 ◆核融合の現状と29年後の未来世界

特別講演:
夢の核融合エネルギーの実現へ
小森彰夫 総主幹 14:00-15:00

 まったく不勉強だった。
 地上のミニ太陽である核融合発電の実現は、ずいぶん遠い将来の話だと思っていたのだけれど、どうやらそうではないらしい。

 今回この未来の可能性にワクワクする講演で語られた数字は、写真下チャートのロードマップにあるように29年後の発電所の実現。

 講演の中で言われていたのは、今までも30年後の将来という数字はたびたび語られていたらしいが、昨年核融合科学研究所の所長が実験の現状を踏まえて、30年後の実現を目標として掲げられたとのこと。

 そして一年後、この講演で語られたのは、29年後の実現。確実に今年一年間で目標に向けて進化したという宣言のように聞こえた。

 小森総主幹の発表はユーモアを交えながら淡々としていたが、その発言の節々からかなりの自信を感じたのは、僕だけだろうか。

 その裏打ちされたデータがチャートの上のグラフ。
 トカマク式との比較で示されているLHDの実力で凄いのは、その放電保持時間だという。発電所実現にとって重要になるのが、この放電保持時間。継続的な発電ができなければ、発電所としては役に立たない。ヘリカルの磁場でプラズマを保持するLHDは、プラズマに電流を流して保持するトカマクに比べて、保持の点で有利なのだという。

 ではまだ目標の「自己点火」レベルに到達していない核融合三重積の性能の到達可能性は? 講演では重水素の利用(いままでの実験は水素でのデータ)と、LHDの大型化で実現の目処はある、とのこと。

 重水素実験は現在地元との協定の途中で近いうちに実現できそうとのこと。放射能のレベルは低いがちゃんと理解してもらったうえで進めていく考えだとのことらしい。

 そして大型化は、13.5m径の現在のLHDを30m径に変えると性能的には「自己点火」レベルに到達する可能性がある。

 これらと後に述べる安全性について実機の見学場所で専門家に聴いた話から考えて、門外漢ではなはだあてにはならないけれど、29年というのは可能性のある数字のように思った。(自分が生きている間に実現してほしいという希望的観測も大)

 この技術は日本でそのほとんどが構築された技術であるという。海洋国である日本は、核融合の原料となる重水素とリチウムを海から取り出すことが可能で、海辺の発電所で30mのLHD一機あたり150~200万kWの発電が可能だとか。海水1Lで石油25Lのエネルギを取り出すことが可能で、これが実現すれば日本は将来発電エネルギ輸出で国を支えていくことができるという。

 なんという素晴らしい未来ではないか。ひさびさにテクノロジーでワクワクさせてもらった。

Lhd_systemvert◆核融合発電の安全性

 こんなに素晴らしい技術が日本でその最先端を切り開いているとしたら、マスコミ等でもっと取り上げられてもいいのではないか(暗い世相で子供たちに未来の可能性を感じさせるには、「亀田なんとか」とか「朝青龍」とかバカバカしいNEWSより、こういうことの報道が重要なのだと思うのだけど、、、)。マスコミであまり取り上げられないのは、核アレルギーの影響なのかもしれない。

 土岐で核融合の実験をしてて近所だから危険じゃないかと思っていたいいかげんな僕がレポートするのも変だけど(実はプラズマの高温化の実験だけで核の融合は実施されていない)、見学中に研究者の方と少し突っ込んで話して僕なりに理解したので書いてみる。(詳しくはWiki-Pediaとか原子力委員会がまとめた資料とかみてください)

 安全上のポイントは二つとのこと。①臨界事故が起きない ②核融合発電でできる放射性物質は100年で消失。

 ①はプラズマを太陽のおよそ6倍の高温1億度で維持しないと反応が起きないことと、燃料である重水素をガスコンロのように供給しながら「燃やしている」ため供給装置が破壊されたら燃焼が止まることの二点から。
 右上の絵で観てもらうように高温の維持のための電気エネルギ投入と磁場維持、重水素の供給に非常に複雑なシステムが組まれている。たとえば地震等でそのひとつが破壊停止したら核融合は停止する。ここが核分裂と違うところで、壊れることがフェールセーフにつながるのが核分裂より安全上優位。

 ②は核融合では中性子をあびてブランケットと呼ばれる部分が放射性物質に変化するらしいが、核分裂により生成される高レベル放射性廃棄物が一万年以上の管理が必要なのに対して、核融合の放射性物質は100年で放射能を消失し、随分と管理の負荷が軽減されるとのこと。(それでも100年の徹底的な管理は重要)

 特に僕は装置を今回見て、事故の際には①のフェールセーフが確実に働くだろうと思って、放射性物質の知識も少ないのに納得してしまった。いずせれにしても安全性については今後も十分な実験と議論が実現のためには必須だろう。(以上ネットでも調べてはみたがほとんどが研究所の語っていることからの記述となっているので、客観的にみた時の異論があればご教示ください。ここんところ本当に知りたい)

 ということで、テクノロジーの一端に触れて久々に明るい未来の兆しを感じたので、かなり固めの話になってしまったけれど、書いてみた。

 「工場萌え」ならぬ「未来テクノロジー萌え」の究極映像研としては今後もウォッチしていきたい。(ウォッチはここ→核融合科学研究所 LHD実験情報・速報)

 最後に上の黄色の装置写真は、超伝導コイルの巻線機。こういう映像が未来テクノロジーこごろを刺激する。
 見学中に聞いたのは、このコイルを装置内部で作動させる際に、液体ヘリウムの269℃の極低温に保つのが最も技術的にはノウハウが必要なのだとか。少しでも液体ヘリウムの流れが乱れるとそこで温度が上昇し、超伝導状態が壊される。核融合科学研究所の世界最大のLHDは日立の技術がこれを実現。その心臓部は企業秘密(もしかしたら国家戦略上の秘密)で職員も所長クラスでないと見ることもできないとか。

◆関連リンク
東大立花隆ゼミSCI 第3回 自然科学研究機構シンポジウム
  宇宙の核融合・地上の核融合
 徹底討論・核融合「点火&アフター」
 書き終わって調べてたら、この分野でも立花隆の活動が活発。
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
 アメリカの最新核融合拠点 国立点火施設「NIF」の全容

核融合科学研究所 本島修所長インタビュー LHDの歴史と日本のレベル
・Blog ☆星のかけら☆核融合☆さんの核融合発電の環境影響と安全性

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2007.11.12

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(1)
    LHD そのテクノロジーとアート

Lhdtile
土岐プラズマ・リサーチパーク 自然科学研究機構 核融合科学研究所
2007年度のオープンキャンパス
ヘリカル装置 (公式HP)

 以前記事(大型ヘリカル装置LHD)で紹介した、核融合科学研究所の一般公開に潜入。
 実は装置内部まで見学できるかと期待していたのだけれど、真空槽の中でクリーン度を保たれている内部には一般人が入れるはずもない。見学は装置外部と、そして試作機の置いてあるところにとどまった。

 上はその見学コースにあった大型ヘリカル装置の実物大試作品(全体リングの1/5部分試作)。だいたい外径3mくらいの大きな螺旋形立体構造物である。以前の記事の大型ヘリカル装置LHD内部の写真と比べると、螺旋部分の構造がイメージできると思う。このステンレスの螺旋は日立が製作したとのことだが、狭い空間での溶接技術に素晴らしいスキルを持った専門家の活躍があったとのこと。日本のテクノロジーはそうした職人技が支えているわけ。

 説明を聞いて、どんなことがこの装置で行われているかわかったのでここからレポート。実は核融合そのものの実験かと思っていたけれど、そこに至る過程として、一億℃(太陽の6倍強)の超高温で水素プラズマの作成実験をしているらしい。(まったく不勉強ですみません)

 合わせて核融合についての講演と、研究員の人としゃべっていろいろと教えてもらった。核融合の進歩が想像以上に進んでいて、新エネルギとしての未来の可能性を認識。科学装置の映像的センス・オブ・ワンダーを目的に行ったのだけれど、エネルギ革命のテクノロジーのセンス・オブ・ワンダーにしびれて帰ってきた。

◆LHDの構造と作動

 このステンレス製の構造物に超伝導コイルが螺旋状に巻かれ、真空容器に入れられる。容器は10^-10Torrの超高真空に引かれ、コイルは液体ヘリウムで-269℃に冷却され超伝導状態(抵抗値は35kmのコイルでわずか2mΩ)へ。

 そこへ電流が流し込まれ、3テスラという強磁場空間が作られる。そして内部には水素ペレットと巨大な熱エネルギが投入されて、高温のプラズマが作られる。プラズマは、この磁場によって螺旋内部に維持される。

 この時の電力は数字は聞き漏らしたが、冷却系まで含め、設置された土岐市全域の電力くらいが必要とされるらしい。

 構造について詳細は、超伝導ヘリカルコイルの完成と最終設置他。

Lhd02tile
 これは上のリンク先から引用した建造風景だけど、この雰囲気、まるでハリウッド映画の異星人の秘密基地(笑)。未来テクノロジーの脅威の映像がここに、って感じ。SFファンはこの光景にセンス・オブ・ワンダーを感じるはずです。

 なかでも美しいのは、右下のステンレスの光沢を湛えた螺旋状リング。世の中を革新するテクノロジーはこうした美しさとシンプルなダイナミズムを持っていることが、なんだかとても重要な気がする。未来のテクノロジーは魔法に見える、と言ったのはアーサー・C・クラークだけど、本当に革新のテクノロジーはアートとしても凄い、という気がする。
(残念ながらこの右下の写真は解像度が高くない。ネットで探してもこれしか見つからないのだけれど、もっと鮮明な写真をご存知の方、ぜひともご教示を)

 というわけで、見学で観たその他のLHD。大学でのこれらの試作評価が実をむすんで、大型のとてつもない螺旋のコイルが生まれたわけです。このアートの変遷をお楽しみあれ。

Lhd_old_tilt

 このテクノロジーに関する講演会のレポートは次回掲載予定。

◆関連リンク
プラズマ閉じ込め装置公開  岐阜の核融合科学研究所(動画)
・Blog ☆星のかけら☆核融合☆さんの 核融合実験装置の心臓部を公開
 こちらは核融合科学研究所に勤められている方のBlog。
プラズマ閉じ込め装置公開 岐阜の核融合科学研究所 (日経)
ライブカメラ プラズマが発生している映像 超伝導コイル 施設見学のご案内

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2007.11.09

■SELENE HDTV 探査機“かぐや”月の謎に迫る・史上初!
   月からのハイビジョン映像生放送

Selene_moon_2
JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による
世界初の月面撮影の成功について
(動画あり)

 撮影は「かぐや(SELENE)」に搭載されたNHK開発の宇宙仕様のハイビジョンカメラ(HDTV)によって行われたもので、上空約100kmからの月面のハイビジョン撮影は世界で初めてのことです。   撮影は10月31日に2回に分けて行われ、第1回目は「嵐の大洋」よりも北の位置から北極中心に向かって、第2回目は「嵐の大洋」の西側を南から北へ、それぞれ8分間を1分に縮めて収録しています。「かぐや(SELENE)」で撮影した動画画像をJAXA臼田宇宙空間観測所にて受信し、その後、NHKにおいてデータ処理を行いました。

探査機“かぐや”月の謎に迫る・史上初!月からのハイビジョン映像
                              (ザ・テレビジョン)

11月14日(水)夜8:00-8:43 NHK総合で放送
(再放送は11月25日(日)深夜1:10-1:53)

「月の謎」プレゼンター:稲垣吾郎
司会:桂文珍、與芝由三栄アナウンサー
出演:眞鍋かをり、市川森一(脚本家)ほか

稲垣吾郎が番組プレゼンターを務め、“かぐや”搭載カメラで撮影した映像を生放送で公開する。月から地球まで38万kmという遠距離でのハイビジョン映像伝送は史上初で、月の北極や地球からは見ることのできない月の裏側などロマンあふれる最新映像を見ることができる。

 ついにセレーネからのハイビジョン月面飛行の生中継がNHKで放映されます。
 すでに11/7夕方のニュースでNHKはハイビジョンの録画放映をしていたようですが、そちらは未見。あまり画像の大きくない上のJAXAのページでムービーは見られますが、それでもなかなか感動的。

 画像が小さいからか、まるでCGみたい、というつまんない感想を持ってしまうほどCGっぽいのが玉に瑕(^^;;)。でも11/14の放映はしっかりフルハイビジョンだろうから、その画像の質感が今から楽しみでしょうがないです。

 この日は会社をきっちり定時で終わって、生放送の電波をあびながら臨場感のある放映をDLPプロジェクタで楽しもうと思ったのだけれど、、、この日は定時後に自分主催の会議が一個!! 明日、朝一番で日程変更の案内をメールするか、、、。どうするBP!!

◆関連リンク
時論公論 「かぐや 月の謎に迫る」 (NHK)
NHK INFORMATION「最新!技術情報」 (NHK)

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2007.10.28

■NASA 宇宙軌道エレベーターコンテスト

Space_elevator

WIRED VISION / 強風の中、「宇宙エレベーター」コンテストが開催(Wired Vision)

 『Spaceward Foundation』が毎年主催する宇宙エレベーターのコンテスト『Spaceward Games』が、ユタ州で10月19日〜21日(米国時間)、開催された。
 全長100メートルの「リボン」をつたってクレーンの先端まで、秒速約2メートル以上で上昇するロボット機器を開発したチームは、米航空宇宙局(NASA)から50万ドルの賞金が贈られる。

Space Elevator 2010 Gallery Blog (各チームのビデオ等)
 エレベータから見た映像とか。

 まるで鳥人間コンテストのように宇宙エレベーターのコンテストが行われているアメリカ。そのダイナミックなチャレンジスピリッツをくすぐる企画に驚嘆です。こういうところがアメリカの凄いところですね。TV放映とかもされているのだろうか。

 動力は太陽電池、薄いリボンにどう駆動機構を設けて、早く登るかがテーマ。

 今は映像的に凧揚げのようでいまひとつだけれど、ここからA・C・クラークの『楽園の泉』のような世界を実現するビックプロジェクトをひきいるシステムエンジニアが生まれることを祈りたいと思います。あー、死ぬ前に軌道エレベータに乗って宇宙ホテルへ行ってみたい。日本の技術(カーボン・ナノチューブ)とアメリカのフロンティア・スピリッツが夢を結実させるのを楽しみに待ちたいと思います。

◆関連リンク
軌道エレベーター(wikipedia)  
Space Elevator International conference
『宇宙エレベーター・コンテスト』レポート 2007年05月10日

 NASAが40万ドルの賞金を提供、2006年10月に開催された第2回「宇宙エレベーター・コンテスト」をレポートする。レーザー光線から動力源を得て、長さ55メートルのテザーの一番上までロボットを登らせる、という課題をクリアしたチームも4つ登場した。

アーサー・C. クラーク『楽園の泉』(amazon)
Arthur C. Clarke『The Fountains of Paradise 』(amazon)
 ここで原書(一部)が読めます。すでにこの本を読んだのは30年近く前だけど、あの詩的な読後感は忘れられません。僕は地味だけど『宇宙のランデブー』より、まずこちらを映画化してほしい。
宇宙のランデブー:Rendezvous With Rama(映画化サイト)

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2007.10.20

■東京モーターショー マツダ 大気 : MAZDA TAIKI

Taiki_sassou MAZDA コンセプトカー 大気
  2007 東京モーターショー

マツダデザインの未来を探求する「Nagare」デザインの4作目であるマツダ大気。
エクステリアデザインは、「空気の流れが目に見えるデザイン」をコンセプトに、空から舞い降りてきた2枚の羽衣のイメージを具現化。

 「大気」は、これまで「颯爽(さっそう)」、「先駆(せんく)」、「鏑(かぶら)」「流(ながれ)」「流雅(りゅうが)」「葉風(はかぜ)」で追求してきた、マツダデザインの未来を探求するコンセプトカー。

 マツダデザインにいつも注目している。今回の東京モーターショーの「大気」のデザイン(右の一番上)のぶっ飛び度が素晴らしい。

 特にリアタイヤまわりと多層化したエクステリアデザイン。 
 ここまでやると市販車での実現はなかなかイメージできないが、こんなものが次期RX-7か何かで実現したら凄いだろう。どうせスペシャリティで、あるユーザー層にしか売れないのだから、いっそのこと実現してしまってほしい。

 それこそ、ZOOM ! ZOOM !
 

 右の写真はなかなかウェブでもマツダの先進デザインの進化をまとめたページがなかったので、新しいものから順に並べて示した。この進化は圧巻。
 僕は上から三番目の「流雅」がほしい(^^)。

◆関連画像リンク 右の写真の順
「大気(たいき)」 「葉風(はかぜ)」 「流雅(りゅうが)」 「流(ながれ)」 2 
「鏑(かぶら)」 「先駆(せんく)」 「颯爽(さっそう)」

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2007.10.14

■マイケル・ベンソン/檜垣 嗣子訳
  『ビヨンド:BEYOND 惑星探査機が見た太陽系』
  機械知性のみが知覚する宇宙の畏怖

マイケル・ベンソン,檜垣 嗣子訳
『ビヨンド 惑星探査機が見た太陽系
 BEYOND : VISIONS of the INTERPLANETARY PROBES 』

 新潮社HP 公式HP ギャラリー(一部閲覧可)

 カラー・モノクロ295点を収録した決定版。 燃えたぎる太陽、優美な土星リング、海王星の青き輝き…。惑星探査機が約40年にわたって送信してきた膨大なデータを厳選。

ベンソン,マイケル  作家、映画制作者、写真家。
 アメリカでは「アトランティック・マンスリー」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ネーション」、「ローリングストーン」に、またヨーロッパでも「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」をはじめとする新聞・雑誌に、記事や写真を発表している。
 長編ドキュメンタリー『Predictions of Fire』は、ニューヨークのフィルム・フォーラム・シネマで封切られ、アメリカ各地に配給、いくつかの国際映画祭でベスト・ドキュメンタリー賞を受賞した。
 現在は、世界各地をまわるロード・ムービー『More Places Forever』と、無重力状態での初めての舞台パフォーマンスを題材にした映画『Zero』を制作中。妻、息子とともにスロヴェニアの首都リュブリャナで暮らしている。

 この本は、宇宙機による探索の歴史をえがきながら、太陽系の星を順を追って大判の写真で紹介した本。

 図書館で見かけて、ただの宇宙写真集と思って観はじめたら、中に入っている著者と関係者の文章が哲学的で素晴らしく、写真とともにひさびさに宇宙の雄大さを感じて読み終わった。

Beyond_jupiter  まずアーサー・C・クラークの序文。
 全宇宙の大きさを地球大と仮定すると、人類の活動圏20億km^3はほぼ原子一個分の大きさに過ぎない。類人猿が道具を使うことを覚え、その道具が人類を生み出した。そして人類が生んだ機械知性が人類の到達できない宇宙へ進出してその活動圏を広げている(その活動範囲は最遠のボイジャー1号が130億km彼方で、活動圏は既に人類の4×10の20乗倍)。それを進化と呼ぶなら、既に人類から機械知性へのシフトが始まっているのではないか。
 この探索機の撮った写真に受ける感動は、彼らが既にして知性と創造力を獲得している証なのかもしれない、とクラークは続けて書いている。

 著者のマイケル・ベンソンもこのスタンスは同様である。長文だけれど、なかなか面白い視点なので、紹介する。

Voyager_1_looked_back_at_saturn_on_  もし私が事情に通じていなかったら、地球を取り巻く大気のはるか遠くで、一種のバトンタッチのようなものがおこなわれつつあるのではないかと思ったことだろう。血と肉でできた"私たち"から、ナットとボルトでできた"彼ら"へと。(略)

 時々、私は考えてしまうのだ。人間が作ったセンサーが天空から送りつづけてきた、眼を見張るほどの豊かさに、多くの人が気づかなかった、あるいはあえて眼を向けようとしなかったという事態は、私たちの文明についていったい何を物語るのだろうかと。こうした夢のような機械を作り出した非宗教的な時代が同時に、機械によって解き明かされたものに向けられるべき畏怖の念を多少なりと消し去ってしまう原因にもなっているのだろうか。機械にある程度の心と好奇心を与えたことによって、私たちはその分、自分たちの心と好奇心を失ってしまったのだろうか。もしかしたら、私たちにはもっと時間が必要なだけなのかもしれない。あるいは角度を変えれば、もっと空間が必要なのかもしれないのだ。

 僕はエンジニアとして実にアバウトな人間なので、直感的にテクノロジーが意識を持った人工体を作り出すのは、そう遠いことではないと思っている(以前書いた記事)。なのでこの本で述べられていることは、なんとなく実感できる。有機体では到達にすさまじいコストが必要になる距離でも、宇宙探査機のような機械知性体であれば、らくらくと活動を広げていける。

 知性体の進化を宇宙への活動範囲の広がりで計るとすれば、既に人類は次の世代へバトンタッチするその端緒に着いているというクラークのコメントは卓見である。そして彼らが直視した宇宙の脅威の映像の一端がここにある。

 この写真集で我々は、機械が直面した非宗教的だけれども、とても宗教的なそれらの光景の持つ畏怖をどれだけ感じとれるのだろうか。そんな感慨とも諦観とも感じられる感想が本書の読後感である。ウェブで探した本書の感想は、ただ写真の感想が多いけれど、著者のラディカルな思想をこころしてお読みください。

◆その他 メモ  映像研究的に面白いところ。

・ルナーオービター探査船は70mmフィルムを露光・現像し、それをスキャンした情報を地球へ送信していた。
・ボイジャーをはじめ探査機からは宇宙の写真が洪水のごとく送られてくる。ハッブル宇宙望遠鏡からは20億バイト/日。次世代宇宙望遠鏡は数百テラバイト/日に拡大する。
・既に天文学のある部分は、これらデータをヴァーチャルな空間で観察するデータマイニングの領域へ突入している。
・著者はスロヴェニアの首都リュブリャナからインターネットで探査機のデータアーカイブを探索し、NASAの画像処理技術者と協力して、マルチフレームの合成画像、データに基づいた着色作業を進めて、この写真集を構築した。
・ユークリッドは、人間の視覚は眼から出た光の反射により生じていると考えていた。
・火星の運河で有名なパーシヴァル・ローウェルが金星に車輪状の構造を見つけたのは、実は望遠鏡内部に映った自分の目の血管だった。これは2002年にある論文で明らかになった。

◆関連リンク
Michael_Benson(Wikipedia)
Beyond_more_places_for_everhttp://www.kinetikonpictures.com/
 マイケル・ベンソンのHP(?)
 ギャラリーや映画作品の紹介
 次回作 MORE PLACES FOR EVER(右写真)
 宇宙と人間のかかわりを描いていそうで期待。
・同HPの宇宙関係アーカイブへのリンク 

芸術としての宇宙写真が人類に伝えるもの(WIRED VISION)

 ベンソン氏の写真集の折り込みピンナップとされるだろう作品からは、宇宙の巨大なスケールが感じ取れる。それは、ボイジャー1号が撮影したエウロパの連続写真を融合させた魅惑的なモザイクだ。木星表面の旋回する渦、帯、荒れ狂う大気の「大赤斑」をバックに穏やかに浮かんでいるエウロパを、ベンソン氏は「宇宙に浮かぶ一粒の真珠」と描写している。

 ベンソン氏は、『フォトショップ』を使って3週間作業を続け、高解像度の画像60点をもとにこの大作を作り上げた。この作品は、探検画家トーマス・モランの絵画『イエローストーンのグランドキャニオン』について、美術評論家のD・O・C・タウンリー氏が1872年が書いた批評を思い起こさせる。「巨大なキャンバスの使用を正当化する主題がもしあるとしたら、確かにこれが該当する」とタウンリー氏は述べていた。

探査機『ニューホライゾンズ』、冥王星に向かって出発
NEW HORIZONS NASA's Pluto-Kuiper Belt Mission
JAXA SPACE REVIEW MAGAZINE
 BEYOND プレビュー

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2007.10.12

■庄司道彦作 バーチャルヒューマノイド: Virtual Humanoid
  別名 汎用妄想補完端末 ばーちゃる☆ひゅーまのいど
  実体化するデンスケとヌル(『電脳コイル』)

Virtual_humanoid_system02 日本発、世界初
- ロボット技術がもたらす想定外のコンテンツ革命

ASIAGRAPH 2007 in Tokyo / アジアグラフ 2007 東京
Virtual Humanoid(wingover.jp)
横浜国立大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
制作総指揮: 庄司道彦   制作: NTTドコモ 総合研究所

 バーチャルヒューマノイドは、複合現実感と呼ばれる技術を用いて、ロボットに3DCGのキャラクター映像を合成するシステムです。(略)

 Virtual_humanoid_system普通のビデオカメラなら、目の前に置いてある緑色のロボットがそのまま見えるはずですが、画面の映像はコンピューターで加工してあります。(略)ロボットにぴったり重なるように3DCGのキャラクターを合成しているのです。
 ロボットの手を取って動かすと、CGのキャラクターもそれに合わせて動きます。相手は映像のはずなのに、自分は手で触れている… とても不思議な体験です。

 バーチャルヒューマノイドの技術を使うと、映画スター、タレント、スポーツ選手、アニメーションのキャラクターのような、本来は直接会うことのできない人を人工知能搭載の3DCGキャラクター化して、いつでも誰でも自宅に呼び出して触れ合うことができるようになります。(略)

 ここまで読まれたら、ぼんやりとした妖しさを感じるはずです(^^;)。
 ということで、下記のプレゼンテーションのビデオ(の前半)で笑ってください。これ、傑作です。

別名 汎用妄想補完端末 ばーちゃる☆ひゅーまのいど
Engadget Tokyo reader meetup(Youtube)

 今後の展開が楽しみ/心配です。やっぱヴァーチャルリアリティって、ここへ行くのかって、感じ。

 『電脳コイル』ファンなら、デンスケを実体化できたり、迷える謎のイリーガル「ヌル」に現実体を与えるとか、そんな使い方を想像してしまうことでしょう。 

◆関連リンク
ロボットが、話す相手に変身──ドコモのバーチャルヒューマノイド (ITmedia)

ASIAGRAPH 2007 in Tokyo その他も観てみたい。
先端技術展
 岩井俊雄+NHK放送技術研究所 モルフォビジョン
CGアートギャラリー、CGアニメーションシアター
テクニカルセッション
 2007年10月13日(土) 09:20~17:35
 TWISTER:相互テレイグジスタンス
 可能な没入型全周囲裸眼3次元ブース 舘暲

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2007.09.18

■X-48B 無人実験機
  ボーイング・ブレンデッド・ウィング
  Boeing Blended Wing Body(BWB)

X48b01X-48B(Technobahn ニュース)

 7月20日に初飛行に成功したブレンデッド・ウィングの無人実験機「Boeing Blended Wing Body(BWB)」

 こうしたブレンデッド・ウィングを商用旅客機に応用した場合、小型自動車並みの燃費効率を持つ商用旅客機を開発することも可能といった研究報告もでてきている。

 また、ブレンデッド・ウィングによるもう一つの効果が騒音の大幅な削減となる。 素晴らしく美しい機体。

 我々が子供のころに見た未来の飛行機はまさにこんなイメージ。僕は『ウルトラマン』でもジェット・ビートルより小型ビートルや、『ウルトラセブン』のウルトラホーク1号が大好きだったので、それらに似た形を素晴らしく進化させたこのX-48に魅せられた。

 こんなかっこいいデザインの飛行機で(しかも音が静か)、成層圏を飛んでミニ宇宙旅行ができたら、素晴らしいでしょう。底面を全部ガラスにして、旅客にパノラマで地球上空の飛行を楽しませてくれたらいいのに。(以前の記事 飛行機でできる宇宙旅行 参照)

 で、このブレンデッド・ウィングなるものについて、ちょっと検索。

Boing X-48(wiki) Blended Wing Body(wiki)

Blended Wing Body, or BWB, designates an alternative airframe design which incorporates design features from both a traditional tube and wing design into a hybrid flying wing configuration.

 ハイブリッド全翼機という表現になるのでしょうか。

全翼機 リフティングボディ(wiki)

 なお、現在研究の行われているボーイングX-48は胴体と翼を融合しつつ、全体で揚力を生み出す構造である。そういった意味では全翼機形態とリフティングボディの中間にある存在とも言える。

 うーん、中間というよりは全翼機と呼んだ方がしっくりきますが、専門家方面ではどう言われているのか、気になるところ。素人には下の透視図を見るとまさに全翼機に見えますが、、、。

X48b02

◆関連リンク
NASA PHOTO GALLARY
初期デザインとX-48A
・HP 航空史の片隅 全翼機の世界 古今東西の写真が豊富
飛行機の形を読んでみませんか? 【三菱重工業(株)名航】

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2007.08.11

■USBネクタイクーラー

Neck_cooler
究極のクールビズ!? USBネクタイクーラー現る!(ASCII.jp)

理解のある上司のいる職場でなら日常的に使うことも可能だろう。だたし、ネクタイはシリコンで一体成型されたものなので、普段使いとするにはオシャレを自認する人にとってハードルは高いかもしれない。

サンコーレアモノショップ (公式HP)

 このおかしさは、たまりません。
 でも、会社や客先で笑いを一度だけでもとれば、元が取れると思わせてしまうこの値段設定が怖い。買うな>>自分、バカ丸出し(^^;)。

 あ、楽天にあった。
 USBネクタイクーラー2,980円(楽天)

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2007.08.08

■<パスト・フューチャー> ドーム都市で観る夢
 ポーランドRMF FMラジオ局の建築

Rmf
some more photos of RMF FM HQ
 (昔のSF作品に登場しそうな、複数のドームがつながった建築物 - GIGAZINE経由)

 ポーランドのRMF FM :Radio Muzyka Faktyというラジオ局の建物が素晴らしい。
 こんな過ぎ去った時代の未来都市が今も世界に現存してしまっているのがとても嬉しい。ポーランドといえば、先日紹介したベクシンスキースタニスワフ・レムの国。ここには確かな未来のイメージがDNAに刷り込まれているのだろうか。

 こんな建物で働けたら、僕だって人類の未来に貢献できる仕事の成果を出せそうなのに。

 日本の企業も即刻ビルをこのような粋な建造物に変え、未来を作り出せるサラリーマンNEO(?)を産み出していくことを提言したい。

◆関連リンク
most bizarre radio station in the world?

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2007.08.02

■核融合科学研究所 大型ヘリカル装置LHD

Herical_coil
プラズマ閉じ込め装置公開 岐阜の核融合科学研究所 (日経)

 核融合発電の実現に向けた研究を進めている核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は31日、超高温のプラズマを磁力で閉じ込めておく大型ヘリカル装置の内部を公開した。(略)

 ドーナツ形の「プラズマ真空容器」(直径約8メートル、高さ約2メートル)の内壁には、直径約1メートルのステンレス製の筒がねじられて設置されている。

 筒の中には強力な磁石の働きをする超電導コイルがあり、ねじれの中心に1億度にもなるプラズマを閉じ込める。

 今朝の新聞で見た写真が素晴らしかったので、ちょっとだけ調べた。

 うちからそれほど遠くない場所にこういう施設があるのは知っていたけど、こんなかっこいい装置とは知らなかった。この螺旋のダイナミズム。そして超伝導コイル。まるで『グレンラガン』と『電脳コイル』が合体したかのような映像(んっ??)。(『電脳コイル』の「コイル」はいまだ謎だけれど、もしかしてあれだけのネットワークとサーバを支える技術として「超電導」の「コイル」を意味しているのかも)

 見学は平日ならいつでも下記要領で受け付けているようなので、一度覗きに行ってみたい。写真は撮らせてもらえるのだろうか。

◆関連リンク
ライブカメラ プラズマが発生している映像 超伝導コイル 施設見学のご案内

・当Blog記事 核融合科学研究所 大型ヘリカル装置一般公開(1)
         LHD そのテクノロジーとアート

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2007.07.31

■Strange Craftの正体やいかに?
  ドローンの裏に『電脳コイル』の「暗合屋」が暗躍??

 以前記事にした「Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの」の続報です。 
 てっきりフェイクということでけりがついたと思っていたら、まだまだネットでは盛り上がっているようです。

Drone_antigravity_generator_in_an_rsr Explanation of the Recent "Strange Craft" Sightings
 (BLOG Long Tail World
  「ドローンの謎:Explanation of the Recent
  "Strange Craft" Sightings
」経由)

 「Isaac」という人物が、多数の写真と内部資料でこの飛行物体を研究/製作(?)していたPALO ALTO CARET LABについて暴露記事を詳細に書いています。文書のそれらしさは、なかなかのもの。(経由先のLong Tail Worldさんの長文の和訳に感謝です。)

 全部捏造だとしても、その妄想力と手間のかけ方は尋常じゃない。ここまでやれば、敵ながらあっぱれ。乗せられてやろうじゃありませんか(^^)。

 写真の装置は、Fig 4.4 I-beam segments linked to the antigravity generator in an RSR.と記載され、「反重力装置」らしい。このデザインセンスとか、なかなか好きです。これCGなのかなー、そう見えないような気もするし、、、。でも左右の切断されたような部品は、自動車用のVベルトプーリーに瓜二つで嘘くさかったり、、、。

Drone_palo_alto_caret_lab

 そして問題は、この装置の仕組みを記した写真左の回路のような呪文のようなもの。まさにもうひとつのメタタグというか、『電脳コイル』の「暗合屋」の使う「式」のように見える。うーん、こんなところにも磯監督の伏線が、、、。(違う違う(^^;;)独自の文字が使われていて、これにより反重力が作動するということのようです。(何しろオーバーテクノロジーなので、我々には理解できない。世界は既にオーグメンテッド・リアリティに覆われているのだろうか(^^;))

 本国では、まじめに謎の文字の詳細研究他、膨大なコメントのスレッドが立ってたりします→Think tank for Isaac document。うーん、どこの誰が何の目的でこんな手の込んだことをしているのか?無性に知りたい。『トランスフォーマー』のキャンペーンでないことは確かだし、、、。これらの解明サイトには、アメリカ人の壮大な悪ふざけの正体にこそ、迫ってもらいたいものです。

◆関連リンク 当Blog記事
Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの 正体判明
 これがガセだったらすみません。

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2007.07.20

■大人の科学マガジン Vol.17 ふろく 『テルミンミニ』

TepmehVol.17 ふろく テルミンミニ
大人の科学マガジン|大人の科学.net

サイズ W80×D80×H120mm
スピーカー内蔵
単三乾電池4本使用

 高周波のうねりを利用して音を奏でるテルミンは、1920年、旧ソ連の天才物理学者・テルミン博士(写真)によって発明された。
 20世紀初頭、来るべき電化時代の幕開けを飾り、未来の楽器として欧米で旋風を巻き起こした。

A4変型判/100ペ ージ/2007年9月下旬発売予定

 こんなふろく、待ち望んでました!!
 一度でいいからやってみたかったテルミン。これはもう買いでしょう!

 テルミンの音を聴くと、まず『禁断の惑星』を思い出す。電子音といえば、往年のSF映画の世界です。

◆関連リンク
"Theremin Killed the Radio Star"(Youtube)
 The Buggles『ラジオ・スターの悲劇』とテルミンの競演
Google video Theremin
竹内正実『テルミン―エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男』
竹内正実『テルミンを弾く』DVD 映画『テルミン』
CD『The Art Of The Theremin』
ディレイ付きテルミンHIWATT ECHO THEREMIN

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2007.07.18

■時速200kmに挑戦する蒸気自動車
  British Steam Car Challenge『Inspiration』

British_steam_car_challenge_inspiration0
時速200kmに挑戦する蒸気自動車(WIRED VISION)

 写真に映っているのは、イギリスおよび世界の最速記録(ただし、蒸気駆動車両で)を目指すイギリス製の蒸気自動車『Inspiration』だ。

 この蒸気自動車は、チューブ状のスチール製シャーシを持ち、4基で出力4メガワットという、大出力ボイラーを搭載する。この出力がカーティス・タービンのエンジンに送り込まれ、(理論上は)時速320キロメートルで走行可能な225kWを実現している。

 Inspirationと『British Steam Car Challenge』プロジェクトを支えるチームの目標は、101年前の1906年に達成された、時速約205キロメートル(127.659マイル)という現在の記録を破ることだ。

British_steam_car_challenge_inspiration0_2  なにしろこのデザインで蒸気エンジンというのが痺れます。素晴らしい。
 詳細な仕様は下記を見ていただくとして、225kWという出力が頼もしい。ちなみにLEXUS LS(4.6Lエンジン)で最大出力283kWなので、ほとんどこれに迫る勢い。

 上の写真に開発チームの方々が写っているが、結構高年齢の方もいらっしゃる。この方たち、The Steam Car Club of Great Britainという蒸気エンジン愛好クラブのメンバーらしい。
 マニアックに趣味を突きつめてここまで実現された熱い情熱に拍手。

 あとは無事に世界記録を達成されることを祈るばかり。

British Steam Car Challenge (公式HP)より スペック

Overall length 5.25 m Wheelbase 3.80 m
Overall width 1.70 m Front wheeltrack 1.22 m
Overall height 1.10 m Rear wheeltrack 1.30 m
Frontal area 1.1 sq.m Drag coefficient 0.20    CD値 0.20

British_steam_car_challenge_inspiration0_1Engine
Two stage turbine on single spool.
Output: 300 b.h.p. at 12,000 r.p.m.
         (turbine speed) (225 k.W)
Output shaft gear ratio: 4:1
 or 4.45:1 to twin output shafts.
Differential: Epicyclic type with viscous couplings.

Output (each boiler):
Steam pressure 500 p.s.i.
Steam flow 284 kg/hr
Steam temperature 385 deg.C

Fuel
L.P.G. (Liquified petroleum gas). LPGガス

Design performance
Maximum speed 200+m.p.h. 時速320km
Initial acceleration: 0.52g   加速 0.52G

 この右写真が心臓部のタービン。ここで4000kWの蒸気パワーが225kWの駆動力として取り出される。効率5.6%だが、蒸気エンジンなのでいたしかたない。

The Steam Car Club of Great Britain

 歴代の蒸気機関の自動車や飛行機、そしてスチームバイク等の情報が盛りだくさん。
 『Inspiration』のボイラーのテスト風景のビデオとか、内部構造のスライドショーとかいろいろと楽しめます。
 クラブソングThe Stanley Steamerのコーナーには、歌詞とカラオケがあるので、あなたも歌えます。記録達成をこの歌で応援したいものです。

神林長平『魂の駆動体』(amazon) 僕の昔書いたレビュウ
 自分たちで車を一から設計する高齢のエンジニアを描いた工学SF小説。思わずこの本のことを思い出しました。これは傑作です。自動車が生まれる過程を描いた小説として出色。

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2007.07.05

■アメリカ Moller International社
 垂直離着陸 円盤型自家用飛行システム「M200G」

Moller_m200g
まるで空飛ぶUFOだ! - 8エンジン搭載の垂直離着陸飛行機「M200G」が発売

 米Moller Internationalは、8機のロータリーエンジン搭載の垂直離着陸が可能な円盤型の自家用飛行システム「M200G」の製造を開始した。このアダムスキー型UFOと見間違えそうな飛行システムの販売価格は9万ドルから。間もなく発売される予定だという。

 (略)小型乗用車のように陸上を走行できるほか、飛行モードにシフトすれば10フィート(約3m)の高度をキープしながら、空中にスムーズに浮き上がって移動できるという。

Moller International M200G詳細(PDF) 動画 (公式HP)Moller_200g_mov

垂直離着陸が可能な円盤型の自家用飛行システム「M200G」 (公式HP)

1989年以来、2人乗りのVTOL volantor(M200X)の200以上の有人/無人の飛行デモンストレーションが実施されている。

 リンク先のMoller社のHPでムービーを観ると確かに飛んでいる。クレーンのワイヤで上から吊ってあるようにも見えるが、ワイヤがたるんでいるシーンがあり、クレーンはあくまでも最悪のトラブルに備えて安全策として用意しているようだ。
 飛び方はふわふわと空中を軽やかにホバリング。音はきっとエンジン音がうるさいのだろうけれど、ムービーではしょぼいBGMのみで生の音が入っていないのでうかがい知れない。

Moller_400_1
 上級バージョンのSkycar M400という機体。
 こちらのは以下のリンクの動画で音が聞けるが、かなりエンジン音がうるさい感じ。

Moller SkyCar - Flying car 
ポール・モラー博士とM400、200X 飛行シーン 風洞試験

Moller_hystory

 右の写真が開発の歴史。
 なんと1965年から続けているのですね。もしこれで本当に今回発売されるとしたら、この開発の持続力と世に出す気概に、拍手喝さい。
 ほとんどホバークラフトレベルじゃないの、という批判は置いてといて、乗り物のこういう未来への進化には喝さいを送りたい。

 今日、TVで東京で飛行船の遊覧飛行がスタートするというニュースをやっていたけれど、近い将来、こんな空飛ぶ車のレジャーが日本に上陸するのを楽しみに待ちたいものです。

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2007.06.26

■名古屋モード学園スパイラルタワーズ と バベルの塔

Nagoya_spiral_tower_backスパイラルタワーズ公式リリース
           (三井不動産) 
 
 名古屋駅前の高層ビル建築ラッシュ(と言っても3棟だけど)、その中でも建築デザインとして眼を引くのがこのビル。特に隣にある地味なトヨタのミッドランドスクエアビルの、言葉通り直角な味気ない姿と比べると、異彩を放つ。

 ひさびさに名古屋へ出て、ビルの間にこの異様な風体が現れ、なかなか壮大な景観だったのでパチリ。

 むき出しの鉄骨とガラスのモダンさのコントラストがまずは素晴らしい。

 そしてどこかバベルの塔を想起させるようなたたずまい。
 バベルの塔と自分の撮ってきた写真のアングルが偶然似ていたので、並べてみた。
Nagoya_spiral_tower_babel

 特に建築中の各階むき出しの鉄骨が塔の螺旋を思わせる。これは完成後よりも現在の姿の方がゴシック的で見ごろかもしれない。今後も時々観にいってみよっと。

 遠方の方は、下記のサイトが定点観測されていて充実してますので、そちらでご覧あれ。

◆建築記録サイト
スパイラルタワーズのできるまで (その弐)
ビル成長記録

◆関連リンク
バベルの塔絵画集
名古屋駅前 モード学園スパイラルタワーズ(名古屋市・超高層ビルデータベース)

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2007.06.14

■Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの 正体判明

Drone_motion_study

 当Blog記事「Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの」で紹介した謎の飛行物体の正体が判明したので、お知らせします。

 まずはYoutubeの動画(一番上がお薦め)をごらんあれ。

CG. Motion study cross UFO/Drone 2(Youtube)
CG UFO Cross above house(Youtube)
UFO-cross(Youtube)

 右の引用写真にあるように、CGのMotion studyということのようです。人騒がせというか、確信犯でやっているのか、、、。
 以前の記事で紹介したように、複数の人が別々のデジタルカメラで撮影したかのような記事の出し方とか、結構真剣にフェイクしてますね。敵ながらあっぱれ。(と笑っていていいのかなー(^^;;))

 CG映像としては、カメラワークとか一番上の動画が結構いいです。願わくば、電柱とかをさりげなく写しこませたらもっといいのに。

◆関連リンク
Earthfiles.com Environment
 ここに飛行原理(?)と思われるNASAのメカニズムの記事。
不気味な飛行物体四度現れる in カリフォルニア
 さらにデコレーションが派手になっているようです。

◆当Blog記事 フェイクに騙された軌跡
イギリス発のすごいMINIクーパーロボット その真相 
薄暗闇の街を徘徊する巨大な操り人形 ジャイアント・パペット
 私を騙すのはたやすい!かかってきなさい(投稿歓迎)

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2007.05.31

■Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの

Fling_object03

 またこんなもの掲載すると顰蹙を買いそうですが、どうせフェイクだとわかっていてもワクワクしてしまうのだから仕方がない(^^;)。

Bizarre Thing in Sky(Flickr) rajman1977
(不気味な飛行物体三度現れる, Odd Aerial "Drone"経由) 

 カリフォルニア州カピトラで撮影した人がFlickrに掲載。
 4月と5/8(場所は不明)5/14カリフォルニア州レイクタホに続く3回目の目撃例。少しづつ機体が違うのもフェイクなら凝りまくり。 

 この撮影者の方は、マスコミにも写真を送ったがまだ何の連絡もないとのこと。で、自分でFlickrのアカウントをとったらしい。

 電柱とこの物体の位置関係から大きさを推測できそうですが、せいぜい数mのものなのかも。

Fling_object02
Fling_object04  Blogエルエルさんの記事 謎の物体?によると、「この物体は音はとても静かで非常にスムーズに動き、しかし加速して飛んでいくと瞬きをする間にも消えて見えなくなってしまった」そうです。

 機体に書かれた謎の文字も今回のものは以前のと微妙に違いますね。

 続報を待ちましょう。

 07.6/14追記
 Bizarre Thing in Sky 空の奇妙なもの 正体判明

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2007.05.17

■『電脳コイル』探索<1>  複合現実と強化/拡張現実
  ミックスドリアリティとオーグメンテッド・リアリティ
  MR(Mixed Reality) & AR(Augmented Reality)

Mixed_reality_augmented_realityMRとARの関係

MR(Mixed Reality)
AR(Augmented Reality)
       (wikipedia)

 『電脳コイル』に関連して、ミックスドリアリティとオーグメンテッド・リアリティについて、調べてみた。
(ややこしい話は不要の方は、下の◆ARの実例 (Youtubeより)へジャンプ。面白い映像有)

 まず上の関係図(ARのリンクより)。これで現実仮想の間に横たわるMR:複合現実AR:強化/拡張現実の位置づけはバッチリわかってもらえると思う(なんと楽チン(^^))。
 『電脳コイル』の世界は、(今のところ)MRのうちのARの技術が町に展開された世界であると捉えることができる。では、ARとは?

AR:強化/拡張現実

コンピュータイメージフロンティア3 「電脳映像空間の進化」
  人工現実感から複合現実感へ 立命館大学 田村 秀行氏

Karma  典型的な例は,シースルー型のHMDをかけて現実世界をメガネ越しに眺め,そこへ仮想世界のCGデータを重畳表示して見るといった用法である。(略)AR研究の初期の著名な例で,コロンビア大学のKARMA:Knowledge-based Augmented Reality for Maintenance Assistanceと名づけられたシステムである。このシステムは,レーザービーム・プリンタの保守作業ガイドを対象とし,プリンタ内部の構造や可動物をワイヤフレームで重畳表示している。(略)利用者の視点位置からシースルー眼鏡をかけて実時間ARを体験させたシステムとして,記念碑的な役割を果たした。

 (略)ARについては,こうした視覚的なシースルーや重畳表示とは違った意味で使われることもある。ゼロックス社パロアルト研究所のM. ワイザーの提唱する「遍在型コンピューティング」(Ubiquitous Computing)もその1つである。

 どうです、まさに「メガネの子供たち」の元祖。
 この田村先生のHPは、解説が非常に充実していて、興味のある方は、じっくり読んでみることをお薦めします。(もともとキャノンのMRシステム開発センター長を勤められていたとか)

ARの実例 (Youtubeより)
Mixed_reality
Virtual face talking - Virtual Stormtrooper(写真左)
 顔の映像にドナルドやストームトゥルーパーが重畳される面白い映像。
Physics and Augmented Reality - Part 2 (写真右)
 車のCGがリアルな物体と干渉するのを物理シミュレーションしたもの。これはリアル。
Physics and Augmented Reality - Part 1
 上のシリーズで、建物にボールが当たって傾きにあわせて転がるシミュレーション。
Augmented Reality Encyclopedia
 こんな百科事典があったら子供は釘付け。「メガネの子供たち」は間違いなく使っている。
2D/3D Helicopter (Augmented Reality) 
 本から3D CGのヘリコプターが飛び出てくる。
ComputerTrend-TV Augmented Reality ARVIKA 1 of 2
 ドイツの研究機関ARVIKAを紹介するTV番組。車のホイールにタグをはってアルミホイールのデザインを確認できる。さすが自動車技術の国、ドイツ。
mobile service design in urban planning(mixed reality)
 2次元のバーコードのようなもので位置を特定してそこにCGのキャラクタや写真を配していく映像。

◆関連リンク

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  ミックスドリアリティとオーグメンテッド・リアリティ
  MR(Mixed Reality) & AR(Augmented Reality)"

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2007.05.09

■リアル板野サーカス
  航空ショーでの迫力ある赤外線フレア射出シーンの写真

Itano_circuse
惊险刺激的战斗机飞行表演 (赤外線フレア射出シーン)
C-130 Deploying It's "Angel Decoy" (天使の羽根を持つ戦闘機のムービー)
 (航空ショーでの迫力ある赤外線フレア射出シーンの写真 - GIGAZINE経由)

 いつも興味深い話題を提供されているGIGAZINEで見ました。
 まさにアニメータ板野一郎氏の板野サーカス(wikipedia)を地でいく素晴らしい映像。僕が稚拙な文で表現してもこの凄さは伝わらないので、とにかくリンク先を観てください。

ミサイル乱射シーン
ロケット花火遊びが活かされた板野サーカスの代名詞。ロックオンした標的へ一直線ではなく、複雑かつ立体的な軌道で迫る無数のミサイル。糸引く白煙の芸術的な航跡から通称「納豆ミサイル」と呼ばれ、それらを緊急回避する標的機の機動も見所となっている。従来のロボットアニメではサブウェポン扱いだったミサイルに着目し、破壊力よりも「弾数の多さ」でけれん味を演出している。

 中国の歌嘹亮さんという方の引用された写真なので、中国の戦闘機でしょうか。(どなたか詳しい方、コメントください。)

※5/13追記 STB-1さんの情報
 ロシアのスホーイ社製戦闘機Su-27「フランカー」でこれはアクロバットチーム「ロシアンナイツ」(ルスキーエビチャージ)の演技。

◆関連リンク
板野サーカス動画集
第3回 板野サーカスの神髄
(WEBアニメスタイル COLUMN アニメ様の七転八倒 小黒祐一郎氏)

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2007.04.30

■岡田斗司夫総監督 『図録 王立科学博物館』

Ouritsu_zuroku
図録 王立科学博物館(三才ブックス刊)

発売日 07年04月26日  シリーズ名 王立科学博物館
製品仕様 A4判 210ページ オールカラー
解説 総監督:岡田斗司夫 造形企画制作:海洋堂

2003年から2004年にかけてリリースされた「王立科学博物館」(発売:タカラ、企画:岡田斗司夫、フィギュア製作:海洋堂)。この人気食玩シリーズの、ファンから高く評価されたリーフレット23編をまとめて、愛蔵版の書籍として編集致しました。ハイクオリティな誌面を高解像度で再収録し、末永くご愛顧いただける豪華装丁にてお届けします。

 これ、今日、本屋で見かけました。凄くほしかったのだけれど、書籍部分の中身がみれなかったのと高価なので見送りました。下記リンクではプレミアが付いているようなので、買っとくべきでしたかね。

 上のリンクからたどると、スペースシャトルのフィギュアがなかなか素晴らしい感じ。
 これがアポロだったら僕は落ちていたでしょうね(^^)。お好きな方はお早めに。

図録 王立科学博物館(Amazon) 既に在庫なし。
 ユーズド\4980が出てるけど、暴利じゃないかぃ。
楽天検索

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2007.02.20

■未来技術3題 金田バイク似の3輪型のハイブリッドバイク
  商用の量子コンピュータ マイクロマシン・サイボーグ・ハエ

Ventureone
VentureOne 動画( VentureVehicles,INC 公式HP) 公式ブログ (写真多数)
  米ベンチャーワン社、アキラに登場する金田バイク似のバイクを発売へ(Technobahn)

 米ロサンジェルス州に本拠を置く米ベンチャーワン(VentureOne)は16日、3輪型のハイブリッドバイクを発表した。大友克洋氏によるマンガ「AKIRA」の主人公、金田少年が愛用するバイクに良く似た形のこのバイク、2人乗りで停止状態から時速60マイル(時速96キロ)までの加速が6秒という本格的なスポーツ性能を持つ。(略) ドイツのカーバー・エンジニリングが開発を行ったダイナミック・ビハイクル・コントロール・ティルティング・テクノロジー(Dynamic Vehicle Control tilting technology)を搭載することで、3輪車ながらもカーブでの走行時にはバイクのように車体を傾斜させて滑らかに走行することが可能となっている。(略)
 販売価格は最小構成モデルで18000ドル(約216万円)からの予定。

 公式HPを探したら、Technobahnの記事が間違っていることがわかった。正確にはベンチャーワン(VentureOne)はバイクの名前で、社名は、VentureVehicles,INC。走っているデモ機もコンセプト画(左)に比べると、色もデザインも未来感がなく、これからって感じ。

Ventureonedvc  公式HPでは動画も観えるはずなのだが、実は究極映像研として恥ずかしいことに現在QuickTimeが不調で観えない(^^;)。皆さん、楽しんでみてください。公式ブログによると、Discovery ChannelでFuture Carとして紹介されたとか。

Dynamic Vehicle Control tilting technology 詳細PDF →
以前の金田バイクの記事 電動バイク Axle EV-X7

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  商用の量子コンピュータ マイクロマシン・サイボーグ・ハエ"

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2007.02.18

■着ぐるみ巨大恐竜ライブショー
  Walking With Dinosaurs - The Live Experience

Walking_with_dinosaurs_02_1
workshop(YouTube)
 (「着ぐるみ恐竜の極致」岡田斗司夫のプチクリ日記経由)
動画1 動画2 動画3 (YouTube)

Walking With Dinosaurs - Tickets on Sale Now!(公式HP)
 動画TOROSAUR VS. UTAHRAPTOR 
 操演者(puppeteers)

Walking_with_dinosaurs_01_1Walking With Dinosaurs (チケット販売)

TOUR DATES:
From 10 January 2007 - Acer Arena
From 26 January 2007 - Brisbane Entertainment Centre
From 14 February 2007 - Burswood Dome, Perth
From 1 March 2007 - Adelaide Entertainment Centre
From 23 March 2007 - Vodafone Arena at Melbourne Park

 1200万ドルの予算をかけた着ぐるみの恐竜ショーがオーストラリアで公演されているようです。動画を観ると、スムーズななまめかしい動きが素晴らしい。
 35-40分のショー2種類を20分のインターバルを挟んで行われるとのこと。上記日程でオーストラリアへ旅行される方は是非観てきてレポートをお願いします(^^;)。

 クリエーティブスタッフリストを見ると、ディレクタのWILLIAM MAYARTISTICは、ブロードウェイミュージカルのディレクター。恐竜のクリーチャーデザインと製作のSONNY TILDERSは、"Star Wars Episode I", "Peter Pan", "Ghostrider" and "The Chronicles of Narnia",US sci-fi series of "Farscape"といった作品で、ジム・ヘンソン・クリーチャー・ワークショップのアニマトロニックを務めた人とのこと。

 動画では、着ぐるみにひとりの人間しか入っていないように見える。上の写真のトリケラトプスの内部構造を見ると、筋肉のように見えるのがゴム風船のようなもので(ブリヂストンのラバチュエータに似てる)、重量のある恐竜の手足をこれで吊り上げ操作力を軽減しているようだ。動画で軽々と動いているのは、この効果だと思う。

◆関連リンク
Walking With Dinosaurs このショーの元になったBBC番組
その番組のデータ(Imdb) Googleイメージ検索
DVD『ウォーキング with ダイナソー ~驚異の恐竜王国~』 
Walking With Dinosaurs本,DVD(amazon)

◆当Blog記事 <ジャイアント>シリーズ(^^;)
 こうして並べてみると、まさに壮観。
SF作家ジュール・ヴェルヌの没後100年パレード
  ゴシック 月世界 ジャイアント・マンモスと巨大アンドロイド少女

薄暗闇の街を徘徊する巨大な操り人形 ジャイアント・パペット
  Iceland Giant Puppet

ハイビジョン レポート 火を噴くジャイアント・トらやん(G.-T.R.Y)
  ヤノベケンジ作品集出版記念イベント@豊田市美術館

幻の万博 YANOBE KENJI  『KINDER GARTEN』

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2007.02.14

■世界初海中ホテル「ハイドロポリス:Hydropolis Hotel」
  & ドバイ衛星観光

Hydro_hotel_sateraite_1

Hydropolis Hotel Homepage(公式HP)
 ( ドバイに「海中ホテル」が誕生予定
       (ギズモード・ジャパン)より )

名前は「Hydropolis Hotel」。総工費5億9千万ドル、スイートの数220。全部屋、1泊30万円は下らないだろうとのこと。完成は今年の12月。

About Dubai ドバイ旅行情報:
 世界初の海中ホテル「ハイドロポリス」

(略)ホテルの部屋そのものが海面下に浮遊する形で造られる。フロントのある海上に浮かぶステーションへは、海中トンネルで向かいます。

Hydro_hotel_room7つ星のドバイ:世界初の海中ホテルが登場!

 ホテルの名前は“Hydropolis”(ハイドロポリス)
 総面積は2,600,000㎡。(略)

 このホテルはランド・ステーション、トンネル、客室という3つの主な施設から成り立っています。(略)(Source / www.dubaicitiguide.com

 まずゲストは水上に表れたランド・ステーションで歓迎を受けます。
その後は1700フィート(約520メートル)長さのあるトンネルを通って客室に。このトンネル内には電車が通っており、それに乗車(!?)しての移動となるようです。

世界初の海中ホテルが登場! About (Dubai ドバイ旅行情報)

 神戸のポートアイランドへ20年くらい前に初めて行った時に、その未来感覚にワクワクしたことをひさしぶりに思い出した。そのさらにスケールアップした21世紀のプロジェクトって感じですね。素晴らしいなー。行ってみたい。

 海中都市といえば、もちろんアーサー・C・クラークの傑作『海底牧場』が有名。あと星野之宣『ブルーシティー』。そんな海底都市が中東オイルマネーでまず構築されるというのは、どっかのSF作家が予測したかどうか?

未来都市ドバイ  ← こちらのページが全体像として充実
Hydro_hotel_extra_1・三日月形をしたホテル(ブルジュ・アル・アラブ)
 Google Map 衛星写真
ドバイ・ペルシャ湾に“月から見える”巨大リゾート 世界島「THE WORLD」
 Google Map 衛星写真

 “月からでも目視できる世界初の居住地”“世界の8番目の不思議”をうたい文句にしている「ザ・パーム」は2005年完成予定の「ジュメイラ」と、08年完成予定の「ジュベルアリ」の2地区からなる。ドバイ沖4キロに300もの人工島で世界地図を模した「ザ・ワールド」は08年に完成する。

 月からの映像を是非セレーネのハイビジョンカメラでとらえてもらいたいものです。この世界の形をした群島のうち日本に相当するところは、アラブの富豪が数十億円で購入したそうです。

世界一高いビル Burj Dubai 2008年竣工 800m
ドバイの摩天楼
秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ: 驚異のドバイ都市計画

◆関連リンク
・星野之宣『ブルーシティー』

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2007.01.30

■脈動する磁性流体アート
  Magnetic Fluid Art Project "Protrude, Flow"

『日経サイエンス 2007年 03月号』
脈動する磁性流体アート 児玉幸子氏
 (電気通信大学人間コミュニケーション学科助教授,メディアアーティスト)

黒い液体の正体は磁性流体という先端材料だ。磁力を感じて流動する。米航空宇宙局(NASA)のアポロ計画で生み出され,コンピューター関連機器やAV(音響・映像)機器,医療などに利用されている。私は磁場によって磁性流体を操り,それを作品として提示する活動を2000年から続けている。

私の作品については「従来のアートの概念とは大きくかけ離れた存在だ。アートと言えるのだろうか」との声がある。

 磁性流体というのは、NASAの宇宙開発のスピンオフ材料。宇宙関係では、真空と大気の密閉シールに使用されていたりする。乱暴に言うと、蹉跌が流体になったようなものをイメージすると近い。詳しくは→ここ

磁性流体のアートプロジェクト「突き出す、流れる」(Magnetic Fluid Art Project "Protrude, Flow")
 児玉幸子氏の磁性流体アートプロジェクトを紹介

 こちらのサイトに作品の紹介が多数。どれも観ていて飽きません。
『Protrude, Flow』(ムービー有)
 この映像絶品です。後半、音に合わせて動くインタラクティブな作品も素晴らしい。 
『Breathing Chaos』(ムービー有)
 流体が生きているように蠢く様が絶品。

◆関連リンク
児玉幸子 Sachiko Kodama's Home Page ギャラリー 磁性流体関係
・2007/1/21~2/4国立新美術館 文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」
 『モルフォタワー』
が展示されている。 
米Delphi,磁性流体サスペンション「MagneRide」を米GMの2車種に提供
 たぶん民生品で最も磁性流体をたくさん使っているプロダクト。
・当Blog記事 IVRC2004 第12回国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト 「Spike Tree」 
 僕もこのプロジェクトから生まれた作品を一度観ました。実物も素晴らしい。

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2007.01.11

■触覚インターフェースの進化 Apple iPhoneとNEWTON動画

Iphone03
Apple - iPhone - iPod  phone  Internet (各機能の動画) 
technology/specs Camera 2.0 megapixels

 既に見飽きている方も多いかもしれませんが、iPhone。
 手のひらの中でさくさくとGoogle earthが動くのは、なかなかクール。これだけでほしくなってきます。
 3.5inchの画面を2本の指で触って、直感的動作を可能にしているところは、さすがマン・マシン・インタフェースのApple。

 写真右は指を写真の上で広げると画像が大きくなるデモの様子。
 こういう直感的なインタフェースはまさに真骨頂ですね。iPodは、あの指で操作する感覚が、自分のマシンを何故か愛しく感じさせる絶妙の効果を持っていたように思います。
 iPhoneは実際に手にとってその触覚で操作し、画面がリンクして動く感覚を体験した時、どのような機械と人間の関係を生み出してくれるか、興味深いところ。

 iPhoneで動くMACのソフトウェアを作ると、触覚と密接に結びついた芸術が可能になるかもしれない。そんなところにチェコの触覚の芸術家シュヴァンクマイエルを起用して、単なる直感的インターフェースでない驚きの感覚を生み出してくれることも夢想してしまいます。

◆関連リンク
アップルのPDAといえばニュートンです。動画を比較してみてください。93年から07年での技術の進化は素晴らしいものがありますが、もしかしたらマン・マシン・インタフェースの進化はたいしたことがないのかも。
Iphone04_2Newton MessagePad & Media Part 1 Part 2
 Part 2は、映画"Lost in Space"が再生されている様子。
復活の噂が繰り返される『ニュートン』の秘密 2002年の噂

 先週、『ニューヨーク・タイムズ』紙が伝えた推測にもとづく記事は、米アップルコンピュータ社のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が、携帯情報端末(PDA)と携帯電話を一体化した新しい機器開発を、熱心に進めているというものだった。

 『iPhone』という名称のこの機器が、アップル社を危険な「ハンドヘルド機の国」に再び連れ戻すかもしれないという見解を述べていた。

 アップル社による前回のハンドヘルド機市場への参入は、ジョブズCEOの前任者ジョン・スカリー氏の失脚につながったという。

こんな情報もあります。
「iPhone mini」はこんな感じのものになる?(GIGAZINE)
シスコ、アップルを"iPhone"商標侵害で訴え

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2007.01.07

■地上へ落下するスペースデブリ(ロケットブースター)の映像
  Video of Space Debris

Spacedebris
Video of Space Debris 動画 (Sidebar Video) (GIGAZINE経由)
Denver Space DebrisDenver Space Debris 上の一部始終(YouTube)
 夜景を撮っていて、偶然、写されたようです。
 Space Debris over Colorado & Wyoming
 AMAZING: Russian Space Junk Falls to Earth(上と同一の動画)

CNN.co.jp : ロシアのロケット、米国に落下 破片は未発見 ?

 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は4日、ロシアの使用済み補助推進ロケットが、米コロラド州とワイオミング州の上空で大気圏に再突入したことを明らかにした。(略)
 ロケットの大気圏再突入と同じ頃、燃える物体が落ちてきたとする目撃証言は複数報告されている。(略)
 NORADによると、ロケットは昨年12月、フランスの宇宙望遠鏡打ち上げに使用されたソユーズSL-4で、米国の専門家らは落下を事前に把握していた。

Russian rocket dazzles Durango sky(Durango Herald Online) (要約)

実際に観た人のコメント
 午前6時15分、地平線からまっすぐ上昇するクリスマスツリーが出現。
 きらめきがこの物全体をとりまき, それは, 非常に明るくて, まぶしかった。
 それは満月より明るかった。

北米航空宇宙防衛司令部のスポークスマンSean Kelly中尉
 ロケットが12月27日にロシアのバイコヌール宇宙飛行ロケット発射基地からフランスのコローの望遠鏡衛星を発射した。望遠鏡は3年の任務の間、12万の星をモニタし、新惑星の発見を助けるものである。

NASAジョンソンスペースセンター天文学ソサエティのスペースデブリの専門家Paul Maley
 (起動計算上)午前6時17分頃に、コロラドから目に見えるのが当然であると言った。
 これらの捨て物のブースターがゆっくり地球の, より近くに滑るように, 長さ最大1,000マイルの壮観な火の玉を作成する。

 スペースデブリを落下する流星として記録した貴重な映像です。なかなかエキサイティング。
 僕も、20年近く前に、ロシアのスペースデブリが地上へ落下するのを、日本で西の空に見たことがあります。夕方でしたが、かなりはっきりと見えて、ちょうどこのムービーと同じような感じの1-2分の現象でした。
 その時は何が起こったのかよくわからず、何か凄いことが起きたのではないかと不安に駆られつつ、センスオブワンダーを味わった記憶があります。当時はまだ冷戦の時代で核の脅威が現実のものとしてあったので、世界の終末が迫ったような感覚もあり、ドキドキしました。もちろん次の日の新聞で真相はわかったのですが、、、。
 今回のこの現象を実際に目撃したアメリカの人々はどんなイメージを持ったのでしょうか。

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2007.01.06

■透明球(インビジブル・スフェアー:INVISIBLE SPHERE)
  215 Points of View

215_points_of_view

215 Points of View (動画あり)
jonathan schipper 215 points @ pierogi 2000

概要
5.5フィート径のスチールフレームに215のモニタと監視カメラが取り付けられている。

それぞれのモニタ表示は球の反対側に置かれたカメラから生中継ビデオが供給される。球は転がすことができる。

これは監視装置であるが、そのスケールとモビリティは秘密性を台無しにしている。

 モニタの近くにある突起がカメラと思われます。
 これにより、球の向こう側の視界がモニタに映し出されて、透明な球体を実現しているということのようです。観てわかるとおり、光学迷彩には程遠いしろものです。

 実用性は端から無視されていますが、その存在感がなかなか。リンク先のムービーは転がされている映像もあります。

 先日の記事 直径6m球体スクリーン シティスフェアー360°とともに、映像スフェアーシリーズとしてお楽しみください。

◆関連リンク
東大舘研究室 光学迷彩

 当Blog記事
メタ・マテリアルによる透明マント
東大舘暲研究室 相互テレイグジスタンスの第二世代

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2006.12.23

■プレステ3は映像処理スーパーコンピューターになれるか?
  PLAY BEYOND SuperComputer PS3

Ps3_flops_3
PLAYSTATION 3

 プレイステーション3が普通にうちの近所の家電屋でも在庫がある。60GBモデルで59,800円。楽天とか価格.comでみてみると最安価格はまだ6万円台だったりするけど、街では既に通常の価格体系。(楽天では20GBモデル31,500円という値段も)

 発売からまだそんなに経っていないクリスマス前でこの状態ということは、つまり端的に売れていない、ということなのだろう。となりでWiiは抽選販売の行列。
 大丈夫か?久夛良木健!CELLのコンセプトにはワクワク感を感じるので、スーパーコンピュータと比較して、少しだけPS3を応援してみます。

 左の図は、浮動小数点演算能力をスーパーコンピュータと比較したもの。単純にこれだけで性能は云々できないのだけど、それでも90年代後半のスーパーコンピュータと同等レベルのFLAPSのCPUが家庭へ簡単に導入できる現実というのはもの凄い。(ちなみに下記のリンク情報では、インテルは現在CELLの1/20の速度。2011年にCELLに追いつく計画らしい)

 CGの演算や物理シミュレーションで抜群の威力を発揮するこの速度は、高精細なゲームに当然有利なわけだけれど、PCとして使っても画像や動画、3D-CG処理に優れているわけで、Linuxで立ち上げて各種映像関係のソフトをビュンビュン動かせる環境ができるといいですが、、、(今Linuxは下のリンク先のような感じで動くようです)。
 ブルーレイともども、安価なスーパー映像マシンとしても使えるようになれば売り上げに貢献するか? (かなり限定的なユーザ対象か、、、ハイビジョンハンディカムのノンリニア映像編集機能+ブルーレイ録画マシンというのがコンシューマ向けのソリューションかもね)。

 しかし近所の家電屋で無造作かつ乱雑にプレステ3が床に放置され、横を客が見向きもしないで通り過ぎる光景を見て、本気で僕はソニーが心配になった。家電屋の床にスーパーコンピュータ放置してていいのかよ! って。CELLの5000億円に及ぶ投資をどう回収するか、きっと思案し続けるSONY社員はクリスマスイブでも休日出勤しているのだろう、、、頑張れ。
☆追記 次の日には全て売り切れていました。それなりに売れているようです。ただ同じ店でWiiは10倍の競争率で抽選してたからなー。

Playstation3でLinuxを起動させる様子のムービー - GIGAZINE
Fedora Core 5 on Playstation3(+cpuinfo meminfo)
 ブラウザがさくさく動いている映像
Open Platform for PLAYSTATION3 ダウンロードはこちら
・ソフトウェアリストには現在ゲーム以外アプリは挙がっていない
PS3でYouTubeは見れました。インターネットブラウザ編

久夛良木健さんインタビュー(HiVi web[ハイヴィ ウェブ])
 リンク先に詳細は書いていないが、今月のHiVi誌でスーパーオーディオとしてのPS3が語られている。

◆関連リンク 当BLOG記事
MAC OS on CELL 
PS3は映像を熟成する究極映像装置か?!

 以下、ネットの関連記事(長文)

続きを読む "■プレステ3は映像処理スーパーコンピューターになれるか?
  PLAY BEYOND SuperComputer PS3"

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2006.12.21

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