テクノロジー

2020.08.17

■映像 ロボマインドプロジェクト、遂にロボットの心の第一歩が実装され、CG動画が登場 !

70.【マインド・エンジン】絶対不可能といわれていたコンピュータによる言葉の意味理解。ついに成功したので公開します。
 ロボマインド・プロジェクト
(公式動画)

"人が話す言葉を、コンピュータに理解させることは、長い間、絶対に不可能といわれていました。
60年以上前から挑戦してきて、いまだに出来ていません。
AIスピーカーやチャット・ボットと会話にならないのは、意味を理解せず、決められたシナリオで会話しているからです。

絶対不可能といわれてきた自然言語の意味理解。ついに、成功したので、今、発表します。

なぜ、言葉の意味理解は難しいのか。60年間、どんな方法が取られていたのか。
第三次AIブーム、ディープラーニングで成功したといわれる意味理解は本物なのか。

世の中をひっくり返すかもしれない革新的な技術が、日本から生まれました。"

 昨年秋くらいにウェブで、ロボマインドプロジェクトのことを知り、興味深くサイト記事とYoutube動画を見ています。

 今回の動画は、言葉と3D CGワールドを紐付けて、いよいよその実装が第一歩を生み出したメルクマール的瞬間の記録です。

 関西弁の口調とユーチューバ的映像で、真面目な方々には誤解を与える恐れがありますが(^^;)、平易に語られるこその(平易に語られるというのはより本質的なのだと思います)、画期的なアプローチ、是非ご覧下さい。

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 心を言葉だけでなく、言葉以前の部分を含んで解析し、コンピュータにモデル化して入れ込んで行くアプローチ、とても斬新で面白いと思います。

 人が感覚器から受容した情報を俯瞰して、言葉で名付けて他人とコミュニケーションしようとしたことから自身の頭の中に"世界"が生まれた。その"世界"認識が"意識"だと思うのですが、ロボマインドプロジェクトのアプローチは、それをまず手始めに3D仮想世界をコンピュータの中に作り、言葉と紐付けることで、心を生み出そうとされています。

 これは3D仮想世界を俯瞰する構造をコンピュータの中に作り、言葉というオブジェクトに紐付けて、意識を生み出し、人とコミュニケーションを取らせる試み。

 意識の分析としては、こうした概念は視覚を中心に意識を研究されている認知心理学者 カリフォルニア工科大学教授 下條信輔氏とか研究者がいらっしゃるけれど、これをエンジニアリング的にコンピュータに実装しようという試みは、まさに斬新で素晴らしいと思います。

 また、ベンジャミン・リベットや、下條氏らが意識と無意識を分析し、人の自由意志というものがほとんど存在していないのでは、と論考されているのに対して、言語との関係については多く語られていないという認識です。
 それに対して、この田方篤志氏の考えは、自由意志の問題にはほとんど触れられていないけれど、意識と言語について考察されている。

 この二つの融合が、今のところ、意識を持ったロボットの実現には有効なアプローチと思うけれど、いかがでしょうか。
 つまり、ロボットの自立制御系をここでいう無意識領域の脳の活動として構築し、それを内観し他社とコミュケートするための"言語"としての意識を実装するという方法。これが人に近い人工知能ロボットを作る際の、現在の最短アプローチになるのでは、と夢想するのは僕だけでしょうか。

 今回作られた仮想世界は、3D空間の把握のための縦横高さ空間だけですが、今後、ここに時間軸が加わり、さらには人の五感情報とか、無意識領域の情報かと思います。意識の生成には、広大な仮想世界のモデル化が必要ですが、一歩一歩広げられて進化していくこと、期待しています。

 例えばベンジャミン・リベットが実験で明らかにし、そして下條信輔氏が著作で述べられている様な、人に自由意志はあるのか、といった無意識的な活動とその自己認識としての意識の問題、そうした知見も交えて、まずはコンピューターへの実装、その後身体を持ったロボットへも実装されていった時に、どの様な人工知能がこの地上に(まずはこの日本、関西にw)生み出されるのか、今後も興味深く拝見したいと思います。

 世界初の本当の「人工知能」は関西弁を語るのかもしれない、なんちゃって(^^)。

◆関連リンク
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2020.06.24

■感想 SpaceX クルードラゴン有人宇宙船 ミッション成功

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Elon Musk Fans (facebook)
SpaceXのCrew Dragon宇宙船がISSとのドッキングに成功

 つい先日、SpaceXの宇宙船がISS:国際宇宙ステーションにドッキングし、大成功をおさめました。
 それに伴い、各種の写真が公開されていますが、冒頭に引用した画像が、なかなかクール。

 打ち上げブースターが地球に帰還し、その傍らに立ついーロン・マスク。
 この着陸後のロケットノズルの焦げ感に萌えます(^^)! イーロン、未来をグイグイ創造してますね!
 そして右のブースター全景も良いですね〜〜(^^) このお焦げがたまりません。

Does anyone remember these moments ? (facebook動画)

 リンク先に動画があるけれど、ここのロケットブースターの垂直着陸の動画も素晴らしいです。

 テスラで電気自動車の世界的なブームを創り、さらにはこうして民間宇宙産業をグイグイと自らの現場でのリーダーシップで創り出していく、この情熱。フューチャリストとしての姿勢に痺れます。

 今後も目が離せません。

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2020.05.11

■感想 マーク・チャンギージー、柴田裕之訳『ヒトの目、驚異の進化 視覚革命が文化を生んだ』THE VISION rEVOLUTION:How the latest research overcomes everything we thought we knew about human vision

Vision-revolution
『ヒトの目、驚異の進化』「視覚の進化革命」がここから始まった (文庫解説)
 進化神経生物学者のチャンギージーによる、人間の視覚の驚異についてのノン・フィクション。元の自身の学術論文から平易に図解含めて、分かりやすく不思議なヒトの視覚が述べられている。

 もともと視覚に強い関心があるので、4つの章立てで述べられる認知科学的な視覚の分析を、とても興味深く読みました。
 本書の興味深い観点は、以下の4章のタイトルに現れています。「感情を読むテレパシーの力」「透視する力」「未来を予見する力」「霊読する力」、ヒトの視覚が既に、テレパシー、透視、未来予知、霊視能力を持っていると書かれている、とだけ書くとトンデモ臭も感じられるでしょうが、本書はこの章タイトルで読者の興味をまず惹きつつ、丁寧にデータを挙げて、一つづつ視覚の不思議を説明していく。

◆ テレパシー
 視覚の色のスペクトル分析から始まり、ヒトの顔がその皮膚内部の血液量と酸素濃度によってフルカラーディスプレイとして感情等をコミュニケートする機能があり、それを繊細にとらえるために眼の3種の錯状体が進化して、黒白/青黄/赤緑の色彩を感知できる様になったと説明する。

 白人から黄色人種、黒人の色スペクトルが実はほとんど同一で、その微細な差を捉えるために、ヒトの眼はその周波数帯で繊細な感度を持っているとか、顔がディスプレイであるとか、刺激的。

◆ 透視
 眼が顔の前方に2つあるのは何故か。
 立体視のためと当然の様に思っていたが、そこに疑義を唱えながら(片眼でも風景の分析から脳が立体視は形作れる(つまり2D映画でも人は立体感を得られる))から真の2眼の目的(進化の淘汰圧)があるのでは?と問いかけて説明が始まる。

 森の中で行動するために、私欲仏の葉の間から前方を知覚するために、片眼の前にある障害物に対して、複数の葉の間隔からずれた位置でもう片方の眼が障害物の向こうの映像を捉え、脳内で2眼の複合された視覚を構成し、擬似的な透視能力を得ているのではないか、という論。

 この透視能力は今すぐ貴方も確かめられます。
 片方の眼の前に手の平を置いて、両眼で前方を観てください。手の平を「透視」して向こうの景色が見られますね(^^)。

 これもなかなかのコペルニクス的転換。
 頭の両側1mの位置にカメラを左右付けて、その映像を眼に映し出せば、車や街中の人々の姿も透視して、安全に前方の視野が得られるのではないかというアイデアも書かれていて、大変興味深い。

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 以前にヒトの目に上下を逆にした映像を映しても、人の視覚認識は少しの時間で慣れて、普通に行動できる様になる、という実験を観たことがある。この両側1mの、ペガッサ星人(上図左)かメタリノーム星人(右)という両眼が横に配置された様な新たなヒトの視覚形態も、すぐに慣れて、新たな「透視能力」がヒトに簡単に備わるのではないだろうか。(本書に従うと、ペガッサ星人とメタリノーム星人は、大きな葉の植物が群生している惑星の出身と推定できるw。)

 ARやVRデバイスの持つ、新たなポテンシャルがこうしたところからも拡大するかもしれない。

◆ 予知
 ここで述べられるのは、錯視の数々とそれらを統合して説明できる統一理論。

 簡単に述べると、視覚の認知が持つ0.1秒という遅れを補正して行動するため、「知覚の神経的遅れを先取りして埋め合わせ、前方への動きにおい て現在時を先取りするメカニズムを備えている」ことにより、その能力の副作用として、数々の錯視が説明できる、としている。

 錯視というのは、視覚認識系の研究で数々古来から研究されている分野とのことだが、ヒトが自身の視覚認識能力の不備を補うために、長い期間でそれを補う脳内の情報処理メカニズムを創り上げてきた(淘汰圧で)、というのが錯視で証明できるというのが、なかなかの眼から鱗の知見でした。

◆ 霊読
 ヒトは何故これほど素早く文字情報を読み解けるのか、という謎に挑んだのが、本章。

 多様な言語ごとの文字の画数とその形態の特徴分析から、チョムスキーの普遍文法ならぬ、文字の生成原理分析(視覚言語学と名付けている)を試みているのが、とても面白い。

 自然にある事物の形から、普遍的な文字の形を導き出して、それによりヒトの文字読解が「霊的」な速度で実行される原理を解き明かす手並み(下条信輔氏との世界93言語の文字の平均画数と文字総数分析)が素晴らしい。

◆ 付記
 映画や文学による人間の脳内イメージの形成の観点で、おそらく今後この視点は、アニメや実写映画評、はては小説の分析に援用されるのではないだろうか。

 個人的にはヒトの視覚の立体視(両眼の視差効果だけでなく多様な認知による)と、言語と意識の関係とか、VR/ARへの援用とか、いろいろと考え続けている究極映像研究テーマがあるので、そことつなげてこの研究者の知見は今後も注視していきたいと思っています(^^)。

◆関連リンク
ヒューマンファクトリーラボ human factory lab
Mark Changizi HP

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2020.02.12

■動画 ジェームズ・キャメロンが協力したメルセデスのコンセプトカー "VISION AVTR" :ヴィジョン・アバター


Mercedes-Benz Vision AVTR Driving at the Las Vegas Strip(Youtube)

CES 2020 Daimlerが示す新たな方向性、“ゼロインパクトカー”とは?

"CES 2020の基調講演には映画監督のジェームズ・キャメロン氏(左)も登壇
VISION AVTRは映画「アバター」の制作会社と協力して開発した。"

メルセデスベンツと映画『アバター』が自動運転EV、カニのように横移動が可能…CES 2020

" ヴィジョンAVTRのリアには、全方位に移動可能なフラップ、「バイオニックフラップ」を33個装備している。33個のバイオニックフラップにより、前後に移動できるだけでなく、斜めに移動することもできる。従来の車両とは異なり、ヴィジョンAVTRはカニのように横へ移動できる。爬虫類のようなフォルムと高い敏捷性を備えているという。"

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 まさに惑星パンドラの生物圏を形象化した様なコンセプトカーの有機的造形が素晴らしい。
 このままではリアル空間に実車として登場することはないだろうけれど、メルセデスの今後のEVの旗艦的デザインとして、このコンセプトを生かした造形を世に出して欲しいものです。

 特に33個のバイオニックフラップ、これにより高速走行での微妙な空力コントロールで車両の運動性能が向上する電動車が出てきたら、素晴らしいと思います。

 今後の『アバター』の映画シリーズとともに世界にこんな車が拡散していくのを望むものです(^^)。

◆関連リンク
メルセデスベンツ 公式サイト

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2020.02.10

■映像論メモ 言語処理と映像処理 英語の脳と日本語の脳

Leftbrainrightbraintestsmall
英語の質問です、いつ「a/an」を、いつ「the」を使い、いつ何も付けないのでしょうか?

"大前提:英語は右脳経由で言語処理をするため、イメージ(絵)を描きながらことばを処理している。
よって、英語という言語は、絵が描きやすいような文法ルールでできているといえると思います。
(中略)
日本語は左脳のみで言語処理を行うため、ことばを絵にする必要がなく、冠詞や単数複数も情報として必要がありませんし、その他の文法ルールも英語とは大きく異なります。"

 これは面白い! こういう説があるのは知りませんでした。
 小説の、言語によるイメージ喚起というのを考えるにあたって、物凄く興味深いです。

 「SFは絵だ」という野田昌宏さんの名言がありますが、SF読みは言語から映像イメージを思い浮かべて小説を読むことが多いと思うので、そこにSFが生まれた英語圏の言語機能が働いているのかもしれません。

 、、、とすると日本語のSFとは? という命題も出てきて、思考を組み立てていくのに、素晴らしく興味深いです。

 また映画を観る時の脳の映像処理、映画にテキストが挿入された時の言語イメージ処理は、どんな作用でどの様な映像の印象を創り出すが、、等々。考えだすととても面白いです。

◆関連リンク
浜松医科大学 植村 研一教授の「英語脳の研究について」

" 現在では上記の植村氏の英語脳の論文はもう検索できません。英語脳を植村氏の研究を引用しているのはもう業者だけになってしまいました。英語脳は最初からインチキを書いた訳ではなく、科学的の進歩により英語脳の存在が証明できなくなりました。

植村氏が自分の研究を取り下げたのは本人は何も言っておりませんが、英語脳が存在すると言うは正しくないと認めてものと思われます。英語脳はと言う単語は日本語や英語の辞書にも掲載されておりません。英語でも英語脳に当たる単語は存在しません。"

 という様なネットで流布する過去の研究についての否定的な文章もあります。上の日本語と英語の認知の構造とは別の話題ですが、関連する研究を調べていて出てきたのでこれもメモ。

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2018.12.12

■動画 空山基 クリスチャン・ディオール 11mの巨大ロボット


Interview de Hajime Sorayama pour Dior – Numero magazine - YouTube
 僕らはかつて、このロボットをいかに多くのSF的な雑誌で見たことか。
 20世紀の日本のロボットデザインをある意味、象徴していた空山基氏の女性ロボットがファッションショーのランナウェイに立った。しかも11mという巨大な姿で。

 表面はアルミニウムのミラー処理を施されて、まさにあの空山のロボットが見事に現出している。

 1日だけのショーのためのロボットのようだが、この造形は恒久的にどこかに残して欲しかった。本物をこの眼で見たくて仕方がない。

◆Dior 公式動画
 いずれも素晴らしい動画ですので、是非リンク先でご覧ください。
Dior Official Instagram 「For the #DiorPreFall 2019 show from @MrKimJones, the Japanese artist @HajimeSorayama_Official devised an idealized female metallic robot」
 ロボット建造中の動画。
・Dior Official Instagram 「The excitement of the unveiling of the #DiorPreFall 2019 men's collection by @MrKimJones in Tokyo didn't end with the show! 」
・Dior Official Instagram 「Discover the towering centerpiece of the #DiorPreFall 2019 men’s show from @MrKimJones, conceived by Japanese contemporary artist Hajime」
 上記2本は、ファッションショーの動画。ミラーペイントのロボットにショーの照明が当たり、流麗なロボットが見事に映えています。

◆関連リンク
・キム・ジョーンズ率いる「ディオール」の東京ショーに高さ11mの女性型ロボット像 空山基とコラボ│WWD JAPAN

" ランウエイセットの要となる高さ11mもの女性型ロボット像を手掛けるのは、日本人アーティストの空山基(そらやまはじめ)だ。

 空山は「本当に信じられない速さで全てが進んだ。時間がなかったからもっと小さなプロジェクトになると思っていた。こんな大きなプロジェクトになると知ってたら、もっと時間をかけたのに」と、コラボの実現の速さに驚きを見せる。

 キムが選んだのは、空山が1980年代に手掛けたイラストで、のちに彫刻作品になったもの。今回のショーではこれを高さ11mの巨大な像に仕立てる。「『ディオール』は35年かけてやっと僕に追いついたみたい」と空山は冗談を飛ばすが、富山の工場からアルミ部品が届いたのはショー開催のわずか2週間前のことだった。これをシルバーのミラーペイントで仕上げるという。"

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2018.12.10

■情報 ステファン・フォン・ブーレン監督『土星の輪の中で』Stephen van Vuuren "In Saturn's Rings 8K"


In Saturn's Rings 8K (Narrated by LeVar Burton) 2018 Trailer - YouTube

 Stephen van Vuuren監督のIMAX映画 “In Saturn's Rings” の8K予告篇。
 NASAの実写映像だけで作られた42分のドキュメント。息を飲む美しさです。IMAXの大画面で見てみたいものです。

 Youtubeでは、4K版で公開されていますので、4K環境のある方は是非、4Kで観てみてください。

 調べてみましたが、いまのところ、日本での公開予定は見つかりません。残念。

IMAXのHP
In Saturn's Rings | Film for Giant Screen, IMAX, Fulldome Planetariums

 これは、2014年に4Kで制作された同タイトルの作品の8K版(2018年)ということのようです。以下に詳細データがあります。

【魂が震える】CG無し。実際の100万枚に及ぶ画像から作られた「4K映像の土星」:DDN JAPAN.

"2014年にIMAXで公開予定の作品「In Saturn's Rings」より"

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2018.10.22

■感想 フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「超人類 ヒトか?機械か?」

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フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「超人類 ヒトか?機械か?」 - NHK

"小説「フランケンシュタイン」が出版されて200年。科学史の闇に迫る、あの知的エンターテインメントが3週連続の特集シリーズで帰ってくる!第一夜は、機械と人間の融合を目指してロボットに新たな命を吹き込んだサイボーグ研究の先駆者の物語!巨額の開発費は、すべて軍の資金だった!最先端のサイボーグ開発現場、そして衝撃の計画も登場!人間の能力を超えた超人類が生まれる時、はたしてそれはヒトなのか?機械なのか?"

 NHK BSプレミアのフランケンシュタインの誘惑、今回はパワードスーツで有名なGEのエンジニア ラルフ・モシャーの特集。まさにパワードスーツのコンセプトから、その実装まで、電子機器の発達していなかった50-60年代当時に、油圧機械中心でここまでのロボット技術を構築したマッドネスは凄い。自分の持つ未来イメージを形にしていく、創造するエンジニアの姿が眩しい番組だった。


GE's Walking Truck - ca. 1965 - YouTube
 上は、動画が紹介されたモシャーが開発したウォーキングトラックの動画。 ダイナミックさと繊細さを融合した油圧メカで燃えます。電子機器がどの程度使われたのか/使われなかったか、いまひとつ番組からはわからなかったが、、、。

Mosher-Handyman-to-Hardiman-1967.pdf

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 番組で紹介されたモシャーの論文「ハンディマンからハーディマンへ」のPDFがあった。

 ここに記載されている右図によると、やはり電子機器は関わっていなく、油圧を増幅する油圧回路によるもののように見える。このような仕組みで、人の動きの軌跡を拡大して、力の増幅を成し遂げているメカニカルパワードスーツ、エキサイティングです。

1965-71 - G.E. Hardiman I Exoskeleton - Ralph Mosher (American) - cyberneticzoo.com
 ハーディマンのさらに詳細な資料がここにあります。マニアのページみたいで、やはりこうしたものは人を強く惹きつける魅力があるのですね(^^)。

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2018.09.12

■写真レポート 【空宙博】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館


「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」イメージ映像 - YouTube

【空宙博】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館公式ウェブサイト

"航空と宇宙を同時に体験できる 国内唯一の本格的な専門博物館"

 今年の3月にリニューアルした空宙博:かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきました。実物の迫力、やはり良いです。
 今回は写真レポートです。

 まずは入館する前、博物館の前の広場に展示されている5機ほどの飛行機。
 こちらは入場料なしで観ることができます。下はそのうちの1機「川崎 P2-J 対潜哨戒機」、このスレンダーなプロポーション、魅力的です。

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 そして大人料金800円を払って入場。この手の入場料としてはなかなかリーズナブル。この値段でこれだけの展示物が見られるのはお得かと思います。
 まず冒頭には、今回のリニューアルの目玉になる太平洋戦争中の戦闘機「飛燕」の世界で一機という実機と、ゼロ戦試作機「十二試艦上戦闘機」実物大模型。
 「飛燕」はジェラルミンのボディが美しい。僕は零戦よりこのデザイン、好きです。 

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 そして次にメイン展示スペース。巨大な屋内(体育館3つ分位)に並べられた航空機各種。

Sora_haku10 戦闘機からSTOL飛鳥まで、壮観です。

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 その一角からはじまる宇宙コーナー。
 まずはH2のフェアリングとエンジン。フェアリングは近くの川崎重工岐阜工場で作られたものとか。

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 そして2階へ上がってNASAとJAXAの展示。
 火星探査機とISSに搭載された日本実験棟「きぼう」の実物大模型。
 きぼうには内部に入り、実験装置のラックやエアロックを見ることもできます。

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 次にはISSの模型とJAXAの衛星群。
 下は無人宇宙実験機 SFUの模型とパンフレットの展示。これに搭載された部品の開発を担当していたので、感慨深いです。

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 ということで、今回の写真レポートを終わります。
 実は今回、立体映像を撮るために3Dハンディカムを持って行ったのですが、何と充電がすぐ切れてしまい、ロクに動画が撮れなかったので、今回体験できなかったシミュレーター体験共々、再度来訪予定。家から車で40分ほどと近いのでいつでも行けるのです(^^)。

◆関連リンク

岐阜かかみがはら航空宇宙科学博物館リニューアルオープン記念番組~オープン前に博物館の中をまるっと見せちゃいます~ - YouTube.
Sora_haku11
「ひそねとまそたん」上映会|【空宙博】岐阜かかみがはら航空宇宙博物館公式ウェブサイト
 この9月には「ひそまそ」上映会も開かれるとのこと。
 聖地「自衛隊岐阜基地」のすぐ隣の空宙博会場での上映はファンには格別ではないでしょうか。ショップにはグッズコーナーもあります。

日本最大級! 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 - 3月24日にオープン! (1) 「飛燕」が里帰り - 幻の「Qロケット」の風洞試験モデルも公開 | マイナビニュース.

"空宙博最大の目玉となるのは、三式戦闘機「飛燕」の実機である。正確には飛燕の中でも、エンジンなどを改良したII型の、試作17号機という。 飛燕は1941年に開発された旧日本陸軍の戦闘機で、当時の日本軍戦闘機としては唯一、液冷式エンジンを積んでいるのが最大の特徴。空冷エンジンを積む「ゼロ戦」などとは異なり、液冷ならではの細くスマートな機首をしている。 飛燕を開発、生産したのは、岐阜県各務原市にあった川崎航空機岐阜工場(現在の川崎重工航空宇宙カンパニー)で、飛燕全体では約3000機、II型に限っては99機が生産されたという。空宙博での展示は、飛燕にとっては"里帰り"にあたる。

展示機体は塗装のない、ジュラルミンがむき出しの状態になっている。これは工場からの出荷時の姿でもあるものの、実際に配備されたあとも迷彩色などに塗らず、日の丸など以外は無塗装のままの場合もあったという。"

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2018.04.04

■情報 全日空による実時間遠隔ロボティクス「ANA AVATAR VISION」


THE VISION of MELTIN - YouTube

"MELTIN MMIは、生体信号を利用した医療機器やアバターロボットなどの研究開発・事業化を通して、生体信号処理技術やロボット技術を高度に発展させ、義体やBrain Machine Interface(脳と機械をつなぐインターフェース)に代表されるサイボーグ技術の実現を目指します。MELTINは、サイボーグ技術によって身体による限界から人類を開放し、誰もが自分自身に合った活躍ができる世界を創ることをビジョンとして掲げています。"

【森山和道の「ヒトと機械の境界面」】行きたい場所へ仮想瞬間移動する「ANA AVATAR VISION」始動 - PC Watch.

" アバター(化身)とは、遠隔地に操作者の意識を飛ばすことを目的とした技術。遠隔操作ロボットやハプティクス(触覚)、VRやAR、各種センサー、通信技術などを組み合わせて統合する「テレプレゼンス(遠隔存在感)」と呼ばれる技術を用いて、遠隔地からロボット等の機器をリアルタイムに操作することで、操作者があたかもその場にいるかのような臨場体験ができるようにすることを目指す。

 技術デモは、Suitable Technologies製のテレプレゼンスロボット「BEAM pro」を用いた空港内案内デモのほか、ANA独自運営のクラウドファンディング・プラットフォーム『WonderFLY』のプロジェクト(WonderFLY ANA AVATAR)で資金を集めているアバター関連技術を持つ3社のうち、「Re-al Project」と株式会社メルティンMMIの2社、そしてテレプレゼンス・ロボットを使った共同研究を行なっている、凸版印刷株式会社とNTTドコモ、東京大学大学院情報学環暦本研究室のIoA共同実証実験チームが行なった。デモについては後述する。"

 先週、ANAの遠隔操作ロボットのコンセプトが大々的にプレスリリースされ、あちこちのマスコミで大きく取り上げられ、テレビでもそのコンセプト映像が広く紹介された。
 特に詳細を記事にされているのが、科学ジャーナリスト森山和道氏のリンク先記事。的確に紹介されているので、興味がある方は、是非、リンク先を読んでいただきたいと思います。

 このANA のアバターヴィジョンって、通産省と東大 舘研究室でやっていたR3 (アールキューブ : Real-time Remote Robotics )コンセプトそのものですね。

 ここに舘 暲東大名誉教授らで起こされたベンチャー テレイグジスタンスInc.はジョイントしないんでしょうか。今こそ、日本発の未来コンセプトとして一大企画としてまとめるべきかと…。

◆関連リンク
Suitable Technologies Home - Beam

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