■古川日出男『中国行きスローボート』
これは数人の若手作家が村上春樹の小説にインスパイアされて書いてるトリビュート
というやつなのですが、古川の原点に村上春樹がいたというのは、実は知らなかったの
ですが、言われれば、さもありなんって感じ。
古川のでは『アビシニアン』に近いほんわか/クールな恋愛小説で、疲れた時の一服
の清涼剤には、とても気持ちのいい小品でした。
昔は「けっ!」と思ってた村上春樹の小説もなんか、少しなじんできていし、年くったのか
なーーと思ってしまったり、、、、。『海辺のカフカ』も良かったし。
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